▼栽培カレンダー
目次
センペルビウムの基本情報
センペルビウムの水やりなどの育て方
センペルビウムの植え替え
センペルビウムの病害虫対策
センペルビウムの育て方|まとめ
センペルビウムの基本情報
センペルビウムはベンケイソウ科センペルビウム属の春秋型種の植物。ラテン語で「semper」(常に)と「vivum」(生きています)が由来。「常に生きています」という名の通り、とても強い品種のため育てやすいです。高山性の多肉植物なので耐寒性に富んでいます。
科・属 ベンケイソウ科・センペルビウム属英名 Sempervivum学名 Sempervivum原産地 ヨーロッパ中部・ロシア・モロッコなど育てやすさ★★★センペルビウムの良い株の選び方
葉が開いているものより、詰まって、全体的に締まっているものが良いでしょう。葉に虫が付いてなく、元気なものを選びましょう。
センペルビウムの種類■巻絹学名:Sempervivum arachnoideum 葉先に白い糸がかかってます。
■百恵(ももえ)
学名:Sempervivum ’Oddity’ 葉が円柱状で先端が黒く、変わった見た目。
■オクトポデス・アペタルム
学名:Sempervivum octopodes ssp.apetalum 細かい葉が密集していて幾何学的な見た目。
センペルビウムの水やりなどの育て方日当たり・置き場所
春秋型種になります。
夏は涼しく風通しをよく
なるべく乾燥した場所へ置きましょう。 明るい日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
水やり
成長期(春・秋)は乾いたらお水をたっぷりあげます。
季節で異なります
【春・秋・冬】
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
【夏】 休眠期。水は控えめに。。
夏・・・ほぼ断水します。
夏は夕方など涼しくなってから、葉水か、土が半日くらいで乾くくらいの水を与えます。高温多湿が苦手なので、下手に水を与えることで蒸れて株が痛んだり、根腐れを起こしやすくなりますので気を付けましょう。
温度
耐寒性があるので屋外でも可 高山性の多肉植物のため寒さには強いです。
センペルビウムの植え替え植え替え
植え替えをするならば春か秋がよいです。
用土
水はけのよい土がよいです。
市販の多肉植物用の土だと手軽です。栽培環境や水やりの頻度に合わせて選んでも◎。
肥料
成長期に緩効性肥料を少量施しても良いでしょう。
センペルビウムの増やし方
挿し木・株分けで増やせます
【挿し木】 切り口を3、4日乾かしてから用土に植えつけます。土に割り箸などで、穴をあけそこに挿します。
【株分け】
株を鉢から抜いて、株を分けます。傷んだ根はカットして整理してから、新しい土に植えつけます。3、4日後にお水を与えましょう。
センペルビウムの病害虫対策
センペルビウムに虫がついた、これって病気?
病害虫
カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ
カイガラムシ、アブラムシ、ハダニが付きやすいです。花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。
▼病害虫の予防や対策は?要注意したい天敵!カイガラムシの駆除方法ガーデニングの天敵!農薬を使わないアブラムシの駆除方法ハダニの駆除方法。予防が運命の分かれ道!?
センペルビウムの育て方|まとめ
・成長期(春・秋)は乾いたらお水をたっぷりと ・夏は涼しく風通しをよく ・害虫に気を付けましょう
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なセンペルビウムを育ててみて下さいね♪
※情報は随時アップデートする可能性があります。
多肉植物の関連記事 多肉植物の育て方や寄せ植えなどの記事を紹介します。
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チランジア・ドゥラティの基本情報
チランジア・ドゥラティの水やりなどの育て方
チランジア・ドゥラティの病害虫の季節の管理
チランジア・ドゥラティの育て方|まとめ
チランジア・ドゥラティの基本情報
「チランジア・ドゥラティ」は、中南米原産のエアプランツです。シルバーグリーンの細長い葉の先がカールしているのが特徴的です。まとめて束ねて吊るし、室内のインテリアのエアプランツとして人気があります。上手く育てることができたら、2,3年に一度、薄紫の花を咲かせ、香りも楽しめます。エアプランツなので、土は必要ありません。風通しのよい明るい場所で管理します。
科・属 ブルメリア科ティランジア属和名ドゥラティ英名 Tillandsia duratii学名 Tillandsia duratii原産地 中南米育てやすさ★★★★
チランジア・ドゥラティの良い株の選び方
葉の痛みが少なく、葉の緑がキレイなものが◎葉先が茶色かったり、くすんでいたりするものはできるだけ避けましょう。色がキレイでしっかりとした株を選びましょう。個体差があるので、気に入った形のものを選びましょう。
チランジア・ドゥラティの水やりなどの育て方日当たり・置き場所
直射日光を避けた明るい場所がよいです。室内の明るく風通しのよい場所に置きます。強い光を嫌うので、直射日光の当たらない場所に置きましょう。暖かい季節は屋外でも大丈夫ですが、その場合も直射日光が当たらない半日陰にしましょう。
水やりエアプランツのミスティング(霧吹きで水やり)
水やりの目安は週に2回以上。週に2,3回霧吹きスプレーで葉水をやりましょう。
エアプランツのソーキング(水につける)
月1~2回程度のソーキングと併用してもよいでしょう。ソーキング後は、しっかりと乾かしましょう。葉っぱの間に水が、ずっと溜まっていると腐ってしまう場合があります。逆さまにして、風通しのいいところで管理しましょう。
温度
冬場は温かい場所に置きましょう。冬場は5度以上の温かい場所に置きましょう。夏場の猛暑期は涼しい場所が理想です。適温は20度前後です。
肥料
ほとんど必要ありませんが場合によって施してもよいです。開花前と子株を付けたときに、液体肥料を薄めたものをスプレーするとよいでしょう。
チランジア・ドゥラティの増やし方
開花後に子株ができます。親株は枯れていくので、取り除きましょう。
夏越し・冬越し
夏は夕方の涼しい時間、冬は昼間のあたたかい時間に株全体に水をたっぷり与えましょう。湿気の多い梅雨~真夏や冬は控えめに。冬越しは、暖かい室内で管理します。低温時に水をやりすぎると枯れやすかったり、芯が腐ることもあります。水やりは少し控えめに行うとよいでしょう。
チランジア・ドゥラティの育て方|まとめ
・適度な湿度を与えること。
・風通しのよい場所に置くとよいでしょう。
▼その他のチランジア(エアプランツ)の育て方記事をもっとみるチランジア(エアプランツ)の育て方一覧
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なチランジア・ドゥラティを育ててみて下さいね♪
※情報は随時アップデートする可能性があります。
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チランジア・テクトラムの基本情報
チランジア・テクトラムの水やりなどの育て方
チランジア・テクトラムの病害虫の季節の管理
チランジア・テクトラムの育て方|まとめ
チランジア・テクトラムの基本情報
白いふわふわとした印象のエアプランツ。この白いふわふわした毛のことをトリコームと言います。銀葉種の中でも、トリコームが長いので特に乾燥に強い品種です。。
品種名 チランジア・テクトラム英名 Tillandsia tectorum学名 Tillandsia tectorum科名ブルメリア科ティランジア属原産地 エクアドル ペルー育てやすさ★★★★★
ロゼットタイプとステム(茎のある)タイプがあります。
こちらはロゼットタイプ。
大型ロゼット種のギガンティアもあります。
フワフワの秘密は白く長いトリコーム
この白いフワフワは「トリコーム」というチランジアが水を取り込む大事な器官のこと。
トリコームとは
雨、霧などで全体を濡らすことによりトリコームから水分を摂り込むことができるのです。
チランジアがほんのりと白っぽく見えるのはこの「トリコーム」が全体を覆っているから。トリコームが小さくて目立たない種類もあります。
イオナンタのトリコーム
テクトラムのトリコーム
他のチランジアとトリコームを比べると一目瞭然。テクトラムのトリコームは毛足が長いのです。
チランジア・テクトラムの良い株の選び方
葉の痛みが少なく、トリコームがキレイなものが◎
葉先が茶色かったり、くすんでいたりするものはできるだけ避けましょう。個体によって形が違うので、好みのものを選びましょう。
チランジア・テクトラムの水やりなどの育て方日当たり・置き場所
直射日光を避けた明るい場所がよいです。室内の明るく風通しのよい場所に置きます。強い光を嫌うので、直射日光の当たらない場所に置きましょう。暖かい季節は屋外でも大丈夫ですが、その場合も直射日光が当たらない半日陰にしましょう。
水やりエアプランツのミスティング(霧吹きで水やり)
置き場所の乾燥具合に合わせ、週に1回~程度、霧吹きで湿らせるなどでOK。お水のやりすぎはキレイな白い毛を痛ませる原因にもなります。トリコームが他の種類と異なり、長い分水分の保持も長いため、乾燥には強い種類になります。きっと、ペルーなど乾燥地帯生まれなの環境に耐えれるようにこの姿になったのではないでしょうか。
水やりの時間も季節で異なります
気温の高い時期・・・夜に水やり(涼しい時間帯で蒸れ防止)
冬場・・・気温の高い昼間(暖かい時間帯で寒さで痛まないよう)
エアプランツのソーキング(水につける)
月1~2回程度のソーキングと併用してもよいでしょう。ソーキング後は、しっかりと乾かしましょう。葉っぱの間に水が、ずっと溜まっていると腐ってしまう場合があります。逆さまにして、風通しのいいところで管理しましょう。
温度
冬場は温かい場所に置きましょう。冬場は5度以上の温かい場所に置きましょう。夏場の猛暑期は涼しい場所が理想です。適温は20度前後です。
肥料
ほとんど必要ありませんが場合によって施して。やるのであれば開花前と子株を付けたときに、液体肥料を薄めたものをスプレーするとよいでしょう。
チランジア・テクトラムの増やし方
株分けで殖やします。
生育が遅いため、子株が大きくなるまで数年かかることが多いです。
チランジア・テクトラムの病害虫対策・夏場、冬越しの管理
チランジア・テクトラムに虫がついた、これって病気?季節の管理で気をつける点は?
病害虫
ほぼ害虫はつきませんが、ハダニなどに注意。特に目立つ害虫や病気はありませんが、購入時に虫がついている場合があるので、水に漬けて取り除くとよいでしょう。ハダニは高温、乾燥で発生しやすくなります。こまめに霧吹きなどで濡らしていれば発生は防げます。
▼病害虫の予防や対策は?ハダニの駆除方法。予防が運命の分かれ道!?夏越し・冬越し
夏は夕方の涼しい時間、冬は昼間のあたたかい時間に株全体にお水をたっぷり与えましょう。湿気の多い梅雨~真夏や冬は控えめに。冬越しは、暖かい室内で管理します。低温時に水をやりすぎると枯れやすかったり、芯が腐ることもあります。水やりは少し控えめに行うとよいでしょう。
チランジア・テクトラムの育て方|まとめ
・適度な湿度を与えること。
・風通しのよい場所に置くとよいでしょう。
▼その他のチランジア(エアプランツ)の育て方記事をもっとみるチランジア(エアプランツ)の育て方一覧
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なチランジア・テクトラムを育ててみて下さいね♪
※情報は随時アップデートする可能性があります。
ソメイヨシノ(染井吉野)の基本情報
私たちが最も意識して見ることの多い花がソメイヨシノかもしれません。 水切れや病害虫に弱く、栽培難度はやや高めですが、自宅の庭で花咲くソメイヨシノは、あこがれの光景でしょう。 ソメイヨシノは明治に入ってから国策によって全国各地に植えられるようになりました。徳川幕府との違いを示したい明治新政府の意向もありまあしたが、何より開花が早く大輪で、葉が後から出る性質が人々に好まれたのです。 それまでお花見のサクラといえば「ヤマザクラ」のことでしたから、ソメイヨシノが日本の伝統を変えてしまったといえるでしょう。
ソメイヨシノ(染井吉野)の花言葉
花言葉は「優れた美人」。日本で最も植えられているサクラですから納得ですね。 後から葉が出るため、花の時期は樹がピンク一色に染まります。そこから「純潔」という意味もつきました。 サクラ全体には「精神の美」「優美な女性」という花言葉があります。 学名にある「イエドエンシス」は「江戸の」を意味します。「ソメイ」にする案もありましたが、より知名度が高く、情緒を感じさせる「江戸」が優先されたのです。 後に続く「マツムラ」は、命名者であり、小石川植物園の初代園長である松村任三にちなみます。
ソメイヨシノの基本情報科・属バラ科サクラ属和名ソメイヨシノ(染井吉野)英名Tokyo cherry、Yoshino cherry、Potmac cherry学名Prunus x yedoensis Matsumura原産地日本出回り時期11月~4月育てやすさ★★☆☆☆
ソメイヨシノの種類・品種
ソメイヨシノのルーツをさぐる研究は現在も続けられています。東京の小石川植物園には、その過程で作出された、極めてソメイヨシノに近いサクラが育てられており「伊豆吉野」「三島桜」「昭和桜」などと名づけられています。
ソメイヨシノの育て方用土
水はけのよい用土を好みます。鉢植えの場合は鉢底石を忘れずに。赤玉土5、腐葉土2に川砂をやや多めに3ほど混ぜます。
種まき
ソメイヨシノ同士では種をつけないので、接ぎ木で増やします。近くに別種のサクラがあると、交雑して結実することがあります。
苗の選び方
根まき苗のワラや布の外から触って硬ければ、根がよく張っている元気な苗です。植え付け直後は根を張るのに集中し、葉を落とすことがあります。
植え付け
植え付けの前夜、水につけておくと根張りがよくなります。成長が速いので、鉢植えの場合は苗よりふたまわりほど大きな鉢を用意しておきましょう。
水やり
一般的な育て方通り、表土が乾いたらたっぷりと与えます。過湿にならないよう、地植えの場合は天水のみで管理します。
追肥
元肥は化成肥料と堆肥。花期の前後に遅効性の肥料をまきます。根が弱いので、枝先の下あたりの地面にまくようにします。
剪定
ハサミを嫌う一方、よく枝分かれするので、若木のうちに幹となる枝を決めてしまい、あとは必要以上の剪定を避けましょう。
病害虫
枝の一部だけ花が咲かないのは「天狗巣病」。伝染するので、すぐに病部の枝を刈って処分します。アメリカヒロシトリにも注意します。
挿し木
挿し木で増やすこともできます。2月~3月に新芽のついた枝を切り取り、発根促進剤をつけてから赤玉土に挿します。病気にかかりやすいので、親木の切り口を消毒するのも忘れずに。
ソメイヨシノ(染井吉野)の育て方|まとめ
・水はけのよい土を好むので、川砂を多めに混ぜるのがコツです。
・根詰まりは枯れ死につながるので、水通しが悪くなったら植え替えをこころがけましょう。
ソメイヨシノのその他色々ソメイヨシノの由来
ソメイヨシノは江戸から明治にかけて誕生した改良品種。葉より花が咲きに出る「ヒガンザクラ」と、花の大きな「オオシマザクラ」を交配させたものと考えられています。当初は花の名所・吉野から「ヨシノザクラ(吉野桜)」と呼ばれていましたが、既に同じ品種名があったため、作出された染井村の名を取って「ソメイヨシノ(染井吉野」になりました。 染井村は現在の東京都豊島区駒込にありました。江戸期から植木職人の集まる土地として知られ、中でも有力な「伊藤伊兵衛」は歌舞伎役者のように代々、襲名制をとっていました。
日米親善の象徴
「ポトマック・チェリー」の英名は日米親善の証としてワシントンD.C.、ポトマック河畔にたくさんのソメイヨシノなどサクラの苗木が植えられたことから。その返礼として1915年、米国から日本に贈られたのがハナミズキです。サクラとほぼ同時期の4~5月に咲くハナミズキを、サクラ同様に愛してほしいという米側の願いが込められています。寄贈から100周年にあたる2015年には寄贈先のひとつである都立園芸高校で、ケネディ駐日大使を招いた記念式典が行われました。
ソメイヨシノが全国同時に枯れる?
ソメイヨシノは結実しないため接ぎ木で増やします。全国で咲くソメイヨシノは1本の原木から増やしていった「クローン」と呼べるのです。 長命を誇るサクラの中では例外的に、ソメイヨシノは70年を過ぎたあたりから衰え始めるといわれています。同じ遺伝子を持つため、ある時期になったら全国のソメイヨシノがいっせいに枯れてしまうと騒がれたこともありました。病害虫に弱く枯れやすいのは事実ですが、かつて考えられたよりは長生きすることが分かってきたのです。