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笼岛 みどり
2017年05月28日
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鉢ものとしても切り花としても人気の球根花、ヒヤシンス。香りもとっても良いので、一輪飾ると部屋がほんのり春の香りになります。今回はヒヤシンスの生け方のポイントをご紹介します。
春の切り花の出回りは12月~3月
春の花が切り花として花市場に入荷してくるのは12月~3月。特にお正月が終わった頃から、たくさんの春の花が入ってきます。
みずみずしくて、香りも良いヒヤシンスは大人気。花は下から徐々に上に咲きます。花ひとつひとつのフォルムもかわいらしいです。
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ヒヤシンスを生けるポイントお水
・茎が柔らかいのでお水がつかっている部分が多いと茎が痛んでしまうため、少なめで大丈夫です。とても水をよく給水するので、水がなくならないようにチェックして、少なくなったら追加してください。水を全部吸ってしまうと、しんなりとしてしまいますのでご注意。でも早期に発見すれば大丈夫。切り口を数ミリカットして、お水に生ければ復活します。
・茎の切り口がぬるっとしているのと、切り口付近に泥がついていることがあるので、水が汚れやすいです。こまめに水を変えましょう。
茎と葉の形状・・・最初からたくさん茎を切らないで!
ヒヤシンスの葉と茎は写真のようになっています。
いきなり茎をたくさん切るとどうなるでしょうか?・・・葉っぱが全部取れてしまいます!
最初は、ほんの数ミリカットして生けて、葉っぱ付きのヒヤシンスをお楽しみください♪
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重みがある花です!
水分たっぷりで重量があるお花です。花瓶の丈が低すぎると、花の重みに茎が耐えられず、折れてしまいます。花の重さに耐えられるような丈の花瓶選びをしてください。
生けてからも茎が伸びます!
びっくりするかもしれませんが、ヒヤシンスは、花瓶に生けてからも茎が伸びます。花が全部開いてくるころになると、重みで茎が折れやすくなります。少しずつ茎を切っていくと、最後まで折れずに花を楽しめます。
最近はいろんな品種が!
こんなシックな紫色も♪素敵です。
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ライラック色と言ったらよいのか、青っぽいピンクと言ったらよいのか?
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右下のヒヤシンスは、縁取りタイプ。こんな複色もあります。
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番外編・花壇のヒヤシンスのつぼみから開花まで
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