文章
玲儿
2017年09月19日
ヘレボルス・フェチダスの基本情報
学名:Helleborus foetidus
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・フェチダスは、有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、ベル形のユニークな小花をたくさん咲かせます。葉は細かく分かれ、黄緑色の花とともに草姿の美しさを際立たせます。独特の青臭いにおいがあるものの、直接触れなければ気になりません。
寒冷地では草丈1m以上に育ちますが、関東地方以西では夏に生育が止まるため、それほど大きく育ちません。高温多湿に弱く、根腐れで株が傷むため、残念ながら関東地方以西では比較的短命です。茎や花弁が赤みを帯びる園芸品種や、斑入り葉や黄葉の園芸品種もあります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。寒冷地では問題ありませんが、関東地方以西では高温多湿で根腐れを起こしやすいので、庭植えにはあまり向いていません。関東地方以西で庭植えにする場合は、なるべく雨の当たらない場所を選びましょう。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿にすると株が突然枯れるおそれがあるので、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにします。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。根は軽くほぐす程度にします。
ふやし方
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。比較的短命なので、タネをまいて予備の株をつくり、2~3年ごとに株を更新しましょう。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、花がらごと花茎を株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
学名:Helleborus foetidus
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・フェチダスは、有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、ベル形のユニークな小花をたくさん咲かせます。葉は細かく分かれ、黄緑色の花とともに草姿の美しさを際立たせます。独特の青臭いにおいがあるものの、直接触れなければ気になりません。
寒冷地では草丈1m以上に育ちますが、関東地方以西では夏に生育が止まるため、それほど大きく育ちません。高温多湿に弱く、根腐れで株が傷むため、残念ながら関東地方以西では比較的短命です。茎や花弁が赤みを帯びる園芸品種や、斑入り葉や黄葉の園芸品種もあります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。寒冷地では問題ありませんが、関東地方以西では高温多湿で根腐れを起こしやすいので、庭植えにはあまり向いていません。関東地方以西で庭植えにする場合は、なるべく雨の当たらない場所を選びましょう。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿にすると株が突然枯れるおそれがあるので、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにします。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。根は軽くほぐす程度にします。
ふやし方
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。比較的短命なので、タネをまいて予備の株をつくり、2~3年ごとに株を更新しましょう。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、花がらごと花茎を株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
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文章
玲儿
2017年09月19日
ヘレボルス・ニゲルの基本情報
学名:Helleborus niger
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・ニゲルは有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、清楚な白い花を横向きに咲かせます。葉はやや肉厚です。有茎種として扱われていますが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもち、中間種として扱われることもあります。種小名の「ニゲル」は、黒を意味し、根が黒いことに由来しています。
本来、「クリスマスローズ(christmas rose)」はヘレボルス・ニゲルの英名ですが、日本ではヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んでいます。12月に開花し始める早咲きのものもありますが、多くはクリスマスには咲かず、1月になってから開花します。蕾を包む苞葉(ほうよう)がないので、蕾のうちから白い花弁を確認できるのが特徴です。咲き進むにつれてややピンクに色づきます。八重咲きや半八重咲きの園芸品種があります。
主な交雑種に、ヘレボルス・リビダス(Helleborus lividus)と交雑させたヘレボルス・バラーディアエ(H. × ballardiae)、ヘレボルス・ステルニー(H. × sternii)と交雑させたヘレボルス・エリックスミシー(H. × ericsmithii)、ヘレボルス・アーグチフォリウス(H. argutifolius)と交雑させたヘレボルス・ニゲルコルス(H. × nigercors)があります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。高温多湿を嫌うので、できるだけ涼しい場所を選びましょう。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病、モザイク病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。秋に入手した場合は、根を完全にほぐして古い用土と傷んだ根を取り除いてから植えつけます。冬から春に入手した場合は、根を傷めると生育が悪くなるおそれがあるので、軽くほぐす程度にします。根の数がやや少なく折れやすいので、できるだけ傷つけないように注意して植え替えを行ってください。
ふやし方
株分け:適期は10月から12月ですが、11月から翌年3月まで行うことができます。あまり細かく分けると株分け後の生育が悪くなるので、少なくとも3芽以上つくように分けましょう。
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。
古葉取り:秋に新芽が展開し始めたら、古い葉をつけ根から切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
学名:Helleborus niger
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・ニゲルは有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、清楚な白い花を横向きに咲かせます。葉はやや肉厚です。有茎種として扱われていますが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもち、中間種として扱われることもあります。種小名の「ニゲル」は、黒を意味し、根が黒いことに由来しています。
本来、「クリスマスローズ(christmas rose)」はヘレボルス・ニゲルの英名ですが、日本ではヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んでいます。12月に開花し始める早咲きのものもありますが、多くはクリスマスには咲かず、1月になってから開花します。蕾を包む苞葉(ほうよう)がないので、蕾のうちから白い花弁を確認できるのが特徴です。咲き進むにつれてややピンクに色づきます。八重咲きや半八重咲きの園芸品種があります。
主な交雑種に、ヘレボルス・リビダス(Helleborus lividus)と交雑させたヘレボルス・バラーディアエ(H. × ballardiae)、ヘレボルス・ステルニー(H. × sternii)と交雑させたヘレボルス・エリックスミシー(H. × ericsmithii)、ヘレボルス・アーグチフォリウス(H. argutifolius)と交雑させたヘレボルス・ニゲルコルス(H. × nigercors)があります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。高温多湿を嫌うので、できるだけ涼しい場所を選びましょう。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病、モザイク病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。秋に入手した場合は、根を完全にほぐして古い用土と傷んだ根を取り除いてから植えつけます。冬から春に入手した場合は、根を傷めると生育が悪くなるおそれがあるので、軽くほぐす程度にします。根の数がやや少なく折れやすいので、できるだけ傷つけないように注意して植え替えを行ってください。
ふやし方
株分け:適期は10月から12月ですが、11月から翌年3月まで行うことができます。あまり細かく分けると株分け後の生育が悪くなるので、少なくとも3芽以上つくように分けましょう。
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。
古葉取り:秋に新芽が展開し始めたら、古い葉をつけ根から切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月31日
クリスマスローズには園芸品種名がない!?
いつみてもクリスマスローズって綺麗ですね。クリスマスローズが大好きって方も年々増えているのではないでしょうか。
そんな皆さんが大好きなクリスマスローズのお花は、どのようにして私たちの元に届くのでしょう。
クリスマスローズは株分けで大量に増やすことはできません。そのため、種で増やしています。しかし、種で増やしても花色、花形、花の模様が安定せず、同じ花が咲かないのです。
それがクリスマスローズの最大の特徴であり、最大の魅力です。そのため、園芸品種をつけられないのがこのクリスマスローズなのです。 同じ花が咲かないからこそ、好みの花を見つけて、育て、新しく交配する楽しみができるクリスマスローズ。
まずはクリスマスローズについてのおさらいから…。
一般的に日本でクリスマスローズとして認知されているのはヘレボルス・ニゲルという原種です。
主にイギリスでクリスマスのフラワーアレンジメントなどで使用されている原種です。
この原種って何?…
まずは、クリスマスローズを語る上で是非知ってもらいたい用語の説明を致します。
原種
交配・選抜などにより改良された栽培品種のもとになった野生種や一般栽培用の種子を採るために育成した植物の種子のこと。
▼クリスマスローズのこと原種について同じ花が咲かない?クリスマスローズの原種7選
交雑種
異なる品種間の交配によって作り出されたもの。無茎種間の交配種はハイブリッドとして扱われています。
有茎種と無茎種
クリスマスローズは葉や花のつき方などによって有茎種と無茎種に分けられます。その種類によって栽培方法も違ってきます。
有茎種とは
茎が立ち上がって葉を展開し、その頂部に花を咲かせます。根茎は未発達で細い根が生えます。
無茎種
葉柄と花柄が根茎から別々に直接出ています。根茎は丈夫で太い根が生えます。
このように、クリスマスローズの花の色や形の違いには、原種と交雑種の違いがあり、又有茎種と無茎種の違いによっても差が出てくるのです。
交雑種
例えば…
主要な有茎種間の雑種には、種小名Helleborus・sternii(ヘルボルス・ステルニー)のように個別の名前があります。
Helleborus・sternii(ヘルボルス・ステルニー)交配親
種子親 ヘレボルス・アーグチフォリウス(有茎種)花色:黄緑
花粉親 ヘレボルス・リヴィダス(有茎種)花色:あずき色~緑色
リヴィダスの形質を強く受け継いだステルニーは花色がややピンクがかっています。
反対にアーグチフォリウスの形質を強く受け継いだステルニーは花色が紫緑よりになります。
ちなみに、ステルニーの特徴は…
耐寒性・耐暑性に優れ、強い日差しにも耐えられるステルニーです。水はけの良い場所で育て、株分けよりも更新用に種をとって増やすことが良いとされているクリスマスローズです。種から育てると、発芽後1~2年で開花するそうです。
株有茎種草丈25~60cm花径
1.5~2.5cm
花色紫緑、紫ピンク
ハイブリッド
一方…
無茎種の種間雑種である交配種には個別の種小名が無く、一括してハイブリッドとして扱われています。
では、ハイブリッドのクリスマスローズを見ていきましょう。
クリスマスローズのうつむきがちな視線に何とも言えない美しさを感じます。
清楚なんだけれども、贅沢で華やかさも感じます。
交配して、種をとって、花を付けるまで2年ほど育てて、ようやく交配したクリスマスローズが花咲く。長い時間をかけてようやく結果が分かるクリスマスローズ。改めて、育種家の方、生産者の方々の苦労を感じます。
自分だけのクリスマスローズを作ろう。どんな花を作る?
こうしてクリスマスローズがどんどん好きになってくると、自分だけのクリスマスローズを作りたくなってくるものです。
交配とは簡単にいうと…
種子親株
・シングル(一重咲き)
・バイカラー(花弁の表側が2色の花色)
・丸弁(花弁の縁の先端が丸くなっている)
花粉親株
・ダブル(八重咲)
・ホワイト(白)
・剣弁(花弁の縁の先端がとがっている)
上記のクリスマスローズを掛け合わせていくと…
ダブルのバイカラーで剣弁になったり、シングルでバイカラーで丸弁になったり…ということです。
この目標とするクリスマスローズを作り出すために、長い時間と労力を費やすわけです。
交配のイメージができたところで、自分だけのクリスマスローズを作るために、今の時期出来ることは元気なクリスマスローズを育てることです。可愛らしい蕾を作ってくれるようにしっかり育てていきましょう。
そして、クリスマスローズの花が咲いたら自分の目指すクリスマスローズの花をしっかりと見極めましょう。交配する花を決めたら次はいよいよ実行です。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月28日
ホームセンターや園芸店でクリスマスローズの苗がよく見られるようになってきましたね。古代のヨーロッパでは、クリスマスローズの香りが病人から病魔を除くと信じられ、ギリシアでは正気でない人を正気に戻すと考えられていたようです。
様々な花を咲かせるクリスマスローズの魅力についてご紹介!
クリスマスローズの話
クリスマスローズはキンポウゲ科クリスマスローズ属に分類される植物のことで、ヘレボラス(学名: Helleborus)といいます。
本来、クリスマスローズという名前は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル (Helleborus niger) を指した呼び方になるそうです。
薬用植物!?
クリスマスローズの根や茎などには有毒な成分が含まれていますので注意が必要です。
ヨーロッパでは、矢の先にクリスマスローズの毒を塗って鹿やなどの動物を狩っていたという歴史があるそうで、 中世では、有毒な効果から悪魔払いに使ったりしていたそうです。
日本には明治時代にクリスマスローズは入ってきたようで、そのころ日本では薬用植物として使われていたそうです。
預言の花
中世ヨーロッパでは、花の美しさや有毒から、悪魔払いに使われ、庭に植えられていたようです。また、ヘルボルスは「預言の花」としても知られ、天候予想などに使われていたといわれています。
神話の花
キリストが誕生したとき、祝福に訪れた貧しい少女が白い花(クリスマスローズ)をキリストに手渡したといわれています。
それ以来、クリスマスローズがキリスト誕生の象徴とも言われ、神話の花として語られているそうです。
同じ花は咲かない!?
クリスマスローズは株分けで大量に増やすことはできなく、種で増やすそうです。しかし種で増やしても花色、花形、花の模様が安定せず、同じ花が咲かないのがクリスマスローズ。そのため、クリスマスローズの種類は、園芸品種をつけられないほど増えています。育てていくと、自分だけのクリスマスローズを咲かせることもできるそうです!
*関連*同じ花が咲かない?クリスマスローズの原種7選
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文章
笼岛 みどり
2017年05月28日
群馬県高崎市にある、高崎クリスマスローズガーデンの最盛期は3月。
クリスマスに咲かないクリスマスローズの撮影に行ってきました。
1.高崎クリスマスローズガーデン
都内から北西へ約120km、渋滞に阻まれ5時間の道程でした。
なんとかクリスマスローズガーデンを経営されている、富久樹園にたどり着きましたが、そこからが迷いました。
富久樹園は国道406号(フルーツ街道)沿いなのですが、
公称7000株とも10000株とも聞いているクリスマスローズが咲き乱れる山の斜面は、ここには無さそうでした。
富久樹園に示されていた、シンプルな地図を頼りに、ガーデンを目指して移動を再開しました。
どんどん不安になるくねくね山道を登って行くと、思いのほか離れた場所に。。。ありました!
まさに最盛期。斜面一面にクリスマスローズが咲いていました。
ですが、この日はまさかの強風。
花がブンブン振り回されていて、見る分には見られますが、写真を撮るのが難しい。
そんな中で、風に負けずに捕まえられたクリスマスローズたち。
美しいゴールドも、山の斜面に植えられていました。
このような花が群植されているところを見るために、ここまで来ました。
風を避けて地面に這いつくばり、見上げてみると。
もっと見上げて、空まで。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月26日
何て美しい花なんでしょう。
これからクリスマスローズが咲き誇る季節です。
皆さんも何処かで目にしているのではないでしょうか。様々な表情を持つクリスマスローズの魅力にふれてみませんか?綺麗なのに愛らしくさり気ないのに、忘れられない。
窓辺を飾るクリスマスローズは凛とした空気感。
とても魅力的!
カラーリーフとしても!
絵画のような色合いに、ドキっとさせられます。
花の模様は花弁に斑点や網目状が現れ、多彩な個性を引き出します。
花びらは一重咲きや八重咲きで可憐にも清楚にもなります。
咲き方、花の形、花弁、咲く向きが株ごとに異なるところがまた媚びない美しさを感じます。
様々な表情を持つクリスマスローズ
本当に美しいですね。是非この機会にクリスマスローズの苗を買って育ててみませんか?
1月から3月。この時期はクリスマスローズの花を思いっきり楽しんで下さい。
こで手に入るの?
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