文章
笼岛 みどり
2017年05月28日
▼栽培カレンダー
時期
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8月
9月
10月
11月
12月
種まき
植え替え
剪定
開花
肥料
目次
コスモス(秋桜)の基本情報
コスモス(秋桜)の育て方
コスモス(秋桜)の植え付け
コスモス(秋桜)の育て方 まとめ
コスモス(秋桜)のその他色々
コスモス(秋桜)の基本情報
一年草で可憐な花をつけるコスモスは、初心者でも育てやすい花です。ピンクや白と言った優しげな桜に近い配色が多く、6~10枚の花びらと中心に雄しべ・雌しべがある花になります。
最近ではオレンジや黄色、茶色と言った豊富な色と八重咲き花びらの形が筒状の形も多く流通しています。花の大きさは5~8cmで、一年草では大きめの花になり群生で育てると見応えがあります。 群生でも鉢植えでも、コスモスは育てることが容易で、連作の障害も少ない品種です。秋の日の短さでつぼみをつける短日植物に該当します。そのため、夜中に街頭が灯るような場所で育ててはいけない花です。
コスモス(秋桜)の花言葉
コスモス全体の花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の真心」ですが、色によってそれぞれ花言葉があります。贈り物の際には注意が必要です。
色ごとの花言葉は、赤いコスモスは「乙女の愛情」「調和」、白いコスモスは「純潔」「優美」「美麗」、 ピンクのコスモスは「少女の純潔」、黄色コスモスは「野生の美しさ」「自然の美」、黒色のコスモスは「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」です。
コスモスの基本情報科・属キク科コスモス属英名Cosmos学名Cosmos bipinnatus Cav原産地メキシコ出回り時期4月~11月育てやすさ★★★★
コスモス(秋桜)の種類・品種
コスモスで一般的に見かける花はセンセーションと呼ばれる品種です。花の特徴は、一重の薄ピンク・赤紫・白の3色です。品種によって花びらや色が豊富にあります。花びらが筒状になっているシーシェルや八重の花びらのダブル・ダッチ・ホワイトです。早稲の品種は6月下旬から7月ごろに開花時期を持つ品種もあります。黄色やオレンジやチョコ色等、色が豊富なことも特徴です。
コスモス(秋桜)の育て方用土
原産地が乾燥地の植物のため、水はけが良い土壌(腐葉土多め)を選びましょう。元肥の量も控えめにし育てます。
種まき
プランターに種を播く場合は、種の上に5mm程浅く土をかぶせる程度でも十分育ちます。種をまく間隔は1cm以上あれば問題ないです。成長を見てから、苗同士の距離が近くなりすぎないように間引いていきましょう。
苗の選び方
苗の根本が太く、濃い緑色をしている苗を選びます。葉の裏に害虫がついていないかを確認する事が大切です。
コスモスの植え付け植え付け
不要。
水やり
乾燥地域原産の植物なので、土表面が乾燥してからたっぷり水を与えるようにして育てます。水はけが悪くなると生育が悪化し病害虫の原因にもなり、控えることが肝要です。
追肥
痩せた土地でも育つ植物です。基本追肥の必要はなく、十分育ちます。肥料を上げ過ぎると花つきが悪くなり、花の背丈だけが伸びてしまう原因です。
剪定
脇芽が出てきた部分までカットしても十分成長します。
収穫
不要
病害虫
水はけが悪いとウドンコ病になりやすくなります。また蕾にアブラムシが多く来ることがあり、見つけ次第駆除します。
コスモス(秋桜)の育て方 まとめ
・コスモスを育てる際には、水はけの良い土壌にしましょう ・肥料は控えめで、追肥はなしで問題なし ・苗を買う場合は濃い緑色で根本がしっかりしているものが良い苗 ・選定は脇芽が出てきた部分でカットすることが重要 ・水はけが悪いとウドンコ病や害虫のアブラムシの発生の原因になる
コスモス(秋桜)のその他色々コスモスの葉はどうして細いのか?
コスモスの葉は線の様に細く他の植物の葉の形とは大きく異なっています。その理由は原産国であるメキシコの気候と大きな関係があります。原産国のメキシコは乾燥地域であり、太陽の直射日光が強く降り注ぎます。そのため、面積の大きな葉を持つと、その葉から多くの水分が蒸発してしまい、花の生育に十分な水分量の維持が不可能です。それを防ぐために葉の形状を細くすることで、蒸発を防ぐといった効果があります。また、葉が細いことは、雨期に集中豪雨が降った際に雨粒によって葉や茎が折れないで済みます。コスモスがメキシコの原産国でたくましく生きていけるのはこうした工夫があるからです。
日本にコスモスはいつやってきたの?
コスモスは日本では江戸末期にやってきた比較的新しい花です。野生でも見ることが出来るため、日本が原産と思う人もいますが、一般人が育てるようになったのは明治時代になってです。これほどまで広まったのは、桜日本人が好きであること、コスモスが見せるピンクの色と花弁の形が似ていること、加えて育てやすいことから爆発的に人気が広まった結果です。また、日本は品種改良も盛んで、早生や花の咲く期間が長い品種等多くの種類が流通しています。
黄花コスモスの開発秘話
黄花コスモスには実は日本で生まれた品種があります。それが、イエローキャンパスと呼ばれる品種です。東京大学の佐俣農学部教授の研究を引き継いだ玉川大学農学部育種学研究室で、突然変異によって生また品種です。特徴はレモンイエローと呼ばれる淡い黄色の色です。レモンイエローの色味の突然変異の品種が出来てから、市場に出回るまでには20年間かかっています。可憐な淡い黄色の花には、日本人の品種改良の苦労が詰まった品種なのです。
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こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なコスモス(秋桜)を育ててみて下さいね♪
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