文章
玲儿
2017年08月04日
スターチスの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。冬に霜柱で株が持ち上げられることがあります。放置するとひからびて枯死するので、見つけたら植え直しましょう。
鉢植えは、日当たりと風通しのよい場所に置きます。冬は強く凍らない軒下などの場所に置きましょう。
水やり
庭植えでは、特に必要ありません。
鉢植えの一年草種、シヌアタ種(L. sinuatum)は、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。宿根スターチスは特に過湿に弱く乾燥に強いので、乾かし気味に管理しましょう。
肥料
肥料は緩効性化成肥料(チッ素-リン酸-カリ=10-10-10など)を施します。
庭植えでは10月から11月に、鉢植えでは10月から11月と、さらに3月から5月にも施しましょう。
病気と害虫
病気:立枯病
9月から7月の間、過湿や根詰まり、肥料切れなどで下葉が枯死したとき、立枯病が発生しやすくなります。水はけと風通しをよくし、発生源となる枯れ葉はこまめに取り除きましょう。
害虫:アブラムシ
9月から7月の間の生育期間を通じて、アブラムシが発生します。見つけしだい、防除しましょう。風通しをよくすると発生を軽減できます。
用土(鉢植え)
赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜたものなど、水はけがよい肥沃な土を好みます。酸性土を嫌うので、用土1リットル当たり2gの苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から11月です。根を切らないように注意して植え替えましょう。寒さが本格化する前に植えつけて、しっかりと根を張らせて霜柱で株が持ち上げられないようにしましょう。植えつけが遅れた場合や寒冷地では、春までポット苗としてフレームなどの中で管理し、寒さが和らぐ3月から4月ごろに植えつけるとよいでしょう。
ふやし方
タネまき:適期は9月から10月です。覆土はバーミキュライトの細粒で、タネが少し見える程度にごく薄くします。
主な作業
枯れ葉取り:11月から7月の間、枯れ葉を放置すると病原菌が繁殖し、株を枯らしてしまいます。こまめに取り除いて病気を予防しましょう。
支柱立て:4月から6月の間、花茎が倒れないように支柱を立てましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。冬に霜柱で株が持ち上げられることがあります。放置するとひからびて枯死するので、見つけたら植え直しましょう。
鉢植えは、日当たりと風通しのよい場所に置きます。冬は強く凍らない軒下などの場所に置きましょう。
水やり
庭植えでは、特に必要ありません。
鉢植えの一年草種、シヌアタ種(L. sinuatum)は、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。宿根スターチスは特に過湿に弱く乾燥に強いので、乾かし気味に管理しましょう。
肥料
肥料は緩効性化成肥料(チッ素-リン酸-カリ=10-10-10など)を施します。
庭植えでは10月から11月に、鉢植えでは10月から11月と、さらに3月から5月にも施しましょう。
病気と害虫
病気:立枯病
9月から7月の間、過湿や根詰まり、肥料切れなどで下葉が枯死したとき、立枯病が発生しやすくなります。水はけと風通しをよくし、発生源となる枯れ葉はこまめに取り除きましょう。
害虫:アブラムシ
9月から7月の間の生育期間を通じて、アブラムシが発生します。見つけしだい、防除しましょう。風通しをよくすると発生を軽減できます。
用土(鉢植え)
赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜたものなど、水はけがよい肥沃な土を好みます。酸性土を嫌うので、用土1リットル当たり2gの苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から11月です。根を切らないように注意して植え替えましょう。寒さが本格化する前に植えつけて、しっかりと根を張らせて霜柱で株が持ち上げられないようにしましょう。植えつけが遅れた場合や寒冷地では、春までポット苗としてフレームなどの中で管理し、寒さが和らぐ3月から4月ごろに植えつけるとよいでしょう。
ふやし方
タネまき:適期は9月から10月です。覆土はバーミキュライトの細粒で、タネが少し見える程度にごく薄くします。
主な作業
枯れ葉取り:11月から7月の間、枯れ葉を放置すると病原菌が繁殖し、株を枯らしてしまいます。こまめに取り除いて病気を予防しましょう。
支柱立て:4月から6月の間、花茎が倒れないように支柱を立てましょう。
0
0
文章
玲儿
2017年08月04日
スターチスの基本情報
学名:Limonium
和名:ハナハマサジ(L. sinuatum)、ニワハナビ、ヒロハノハマサジ(L. latifolium) その他の名前:宿根スターチス、チース
科名 / 属名:イソマツ科 / イソマツ属
特徴
スターチスの仲間には、一・二年草、多年草、半低木になるものがあります。まず一・二年草として扱われるシヌアツム種(ハナハマサジ/Limonium sinuatum)は、ピンク、白、青のカラフルな萼が美しく、日もちもよいため切り花やドライフラワーとして人気で、多く栽培されます。
シヌアツム種とよく似た性質で黄色の萼をもつものは、ボンデュエリ種(L. bonduellei)ともされますが、シヌアツム種の一つとして扱うのが一般的です。
多年草として扱われるものには、ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)やラティフォリウム種(L. latifolium)があり、苗やタネで流通し、宿根スターチスと呼ばれることもあります。なお、切り花として流通する宿根スターチスは、ベリディフォリウム種やラティフォリウム種などを交雑して改良された品種です。
イソマツ属の植物は世界中の海岸、砂漠などに300種が知られており、日本の海岸にもこの仲間のイソマツ(L. wrightii)やハマサジ(L. tetragonum)が自生します。
いずれも高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土や場所に植えつけ、日によく当てて育てましょう。根を切ることを嫌うので、本葉が2枚程度の小さな苗のときに、根を切らないように注意してポットに鉢上げし、植えつけの際にも根鉢をくずさないことが大切です。
種類(原種、園芸品種)
リモニウム・シヌアツム ‘ソピア’混合
Limonium sinuatum ‘Sopia’
薄いピンクから濃いピンクで、それぞれ淡青色の萼をつける花色混合品種。
リモニウム・シヌアツム ‘ボンデュエリ・イエロー’
Limonium sinuatum ‘Bonduellei yellow’
ボンデュエリ種(L. bonduellei)としてシヌアタ種と区別されることもある。黄色い萼をもち、花茎につく翼が少ないのが特徴。
宿根スターチス‘ブルー・ファンタジア’
Limonium ‘Blue fantasia’
ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)とラティフォリウム種(L. latifolium)の種間雑種。四季咲き性で主に切り花用に栽培される。宿根スターチスの交雑品種の草分け。
イソマツ
Limonium wrightii
伊豆諸島、屋久島、沖縄の海岸の、海水がかかる岩に自生する。草丈10cm前後。
学名:Limonium
和名:ハナハマサジ(L. sinuatum)、ニワハナビ、ヒロハノハマサジ(L. latifolium) その他の名前:宿根スターチス、チース
科名 / 属名:イソマツ科 / イソマツ属
特徴
スターチスの仲間には、一・二年草、多年草、半低木になるものがあります。まず一・二年草として扱われるシヌアツム種(ハナハマサジ/Limonium sinuatum)は、ピンク、白、青のカラフルな萼が美しく、日もちもよいため切り花やドライフラワーとして人気で、多く栽培されます。
シヌアツム種とよく似た性質で黄色の萼をもつものは、ボンデュエリ種(L. bonduellei)ともされますが、シヌアツム種の一つとして扱うのが一般的です。
多年草として扱われるものには、ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)やラティフォリウム種(L. latifolium)があり、苗やタネで流通し、宿根スターチスと呼ばれることもあります。なお、切り花として流通する宿根スターチスは、ベリディフォリウム種やラティフォリウム種などを交雑して改良された品種です。
イソマツ属の植物は世界中の海岸、砂漠などに300種が知られており、日本の海岸にもこの仲間のイソマツ(L. wrightii)やハマサジ(L. tetragonum)が自生します。
いずれも高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土や場所に植えつけ、日によく当てて育てましょう。根を切ることを嫌うので、本葉が2枚程度の小さな苗のときに、根を切らないように注意してポットに鉢上げし、植えつけの際にも根鉢をくずさないことが大切です。
種類(原種、園芸品種)
リモニウム・シヌアツム ‘ソピア’混合
Limonium sinuatum ‘Sopia’
薄いピンクから濃いピンクで、それぞれ淡青色の萼をつける花色混合品種。
リモニウム・シヌアツム ‘ボンデュエリ・イエロー’
Limonium sinuatum ‘Bonduellei yellow’
ボンデュエリ種(L. bonduellei)としてシヌアタ種と区別されることもある。黄色い萼をもち、花茎につく翼が少ないのが特徴。
宿根スターチス‘ブルー・ファンタジア’
Limonium ‘Blue fantasia’
ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)とラティフォリウム種(L. latifolium)の種間雑種。四季咲き性で主に切り花用に栽培される。宿根スターチスの交雑品種の草分け。
イソマツ
Limonium wrightii
伊豆諸島、屋久島、沖縄の海岸の、海水がかかる岩に自生する。草丈10cm前後。
0
0