文章
玲儿
2017年09月21日
ロベリアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりを好みますが、真夏の強い西日は苦手です。鉢植えであれば、夏は風通しのよい半日陰で管理しましょう。また、水分が多くて肥沃な土壌を好み、水切れには弱いですが、停滞水は嫌います。硬く締まった土地では、植えつけ前に堆肥や腐葉土を施してよく耕しておきます。暑さに弱い一年草タイプはコンテナや花壇に列植するとよいですが、直立する宿根草タイプは水辺が向いています。
水やり
停滞水を嫌うので、鉢土の表面が乾き始めたら、鉢底から流れ出るほど、たっぷりと水を与えます。一年草タイプは、用土の過湿を嫌うので、蒸れに注意して水やりをしてください。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。一年草タイプは生育旺盛な春から夏に液体肥料を定期的に施し、宿根草タイプは新芽が出始める3月上旬と地上部が枯れる11月上旬に固形肥料を施します。
病気と害虫
害虫:ハダニ
梅雨明け後、葉裏にハダニがつくことがあります。夏に乾燥した日が続くようなときは葉裏にも水をかけて予防します。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば赤玉土小粒5、腐葉土4、川砂1の割合で配合した用土などを用います。
植えつけ、 植え替え
一年草タイプ、宿根草タイプとも3月または10月下旬から11月に、植えつけや植え替えを行います。株間は20~30cmとります。
ふやし方
宿根草タイプは春または秋に株分けやさし芽でふやします。植え替えの際に、地下の株を手で割れる程度の大きさに分割します。また、花後にタネが簡単にとれるので、10月上旬にタネをまいてふやすこともできます。タネは微細なので、まいたタネに覆土はしません。また、水はジョウロで上からかけたりせず、底面給水にします。2週間ほどで発芽がそろい、本葉が3枚くらいになったらポット上げし、春に植えつけます。
主な作業
花がら摘み:花が花茎の先端まで咲き進んだら、花茎のつけ根のところで切ります。
切り戻し:一年草タイプは高温多湿に弱く梅雨明け後に枯れることが多いのですが、梅雨ごろの花が一段落したころに切り戻しておくと、うまくいけば夏越しします。切り戻しをせずに夏越しできた株は、9月に切り戻します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりを好みますが、真夏の強い西日は苦手です。鉢植えであれば、夏は風通しのよい半日陰で管理しましょう。また、水分が多くて肥沃な土壌を好み、水切れには弱いですが、停滞水は嫌います。硬く締まった土地では、植えつけ前に堆肥や腐葉土を施してよく耕しておきます。暑さに弱い一年草タイプはコンテナや花壇に列植するとよいですが、直立する宿根草タイプは水辺が向いています。
水やり
停滞水を嫌うので、鉢土の表面が乾き始めたら、鉢底から流れ出るほど、たっぷりと水を与えます。一年草タイプは、用土の過湿を嫌うので、蒸れに注意して水やりをしてください。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。一年草タイプは生育旺盛な春から夏に液体肥料を定期的に施し、宿根草タイプは新芽が出始める3月上旬と地上部が枯れる11月上旬に固形肥料を施します。
病気と害虫
害虫:ハダニ
梅雨明け後、葉裏にハダニがつくことがあります。夏に乾燥した日が続くようなときは葉裏にも水をかけて予防します。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば赤玉土小粒5、腐葉土4、川砂1の割合で配合した用土などを用います。
植えつけ、 植え替え
一年草タイプ、宿根草タイプとも3月または10月下旬から11月に、植えつけや植え替えを行います。株間は20~30cmとります。
ふやし方
宿根草タイプは春または秋に株分けやさし芽でふやします。植え替えの際に、地下の株を手で割れる程度の大きさに分割します。また、花後にタネが簡単にとれるので、10月上旬にタネをまいてふやすこともできます。タネは微細なので、まいたタネに覆土はしません。また、水はジョウロで上からかけたりせず、底面給水にします。2週間ほどで発芽がそろい、本葉が3枚くらいになったらポット上げし、春に植えつけます。
主な作業
花がら摘み:花が花茎の先端まで咲き進んだら、花茎のつけ根のところで切ります。
切り戻し:一年草タイプは高温多湿に弱く梅雨明け後に枯れることが多いのですが、梅雨ごろの花が一段落したころに切り戻しておくと、うまくいけば夏越しします。切り戻しをせずに夏越しできた株は、9月に切り戻します。
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玲儿
2017年09月21日
ロベリアの基本情報
学名:Lobelia
その他の名前:ルリチョウソウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ミゾカクシ属(ロベリア属)
特徴
ロベリアは一般には南アフリカ原産の一年草、ロベリア・エリヌス(ルリチョウソウ Lobelia erinus)の園芸品種が多く親しまれています。そのほかに日本から中国北部原産のサワギキョウ(L. sessilifolia)のような直立する宿根草もあり、種類は非常に豊富です。花の上唇は2裂、下唇は3裂し、その姿は蝶のようで可憐です。一年草タイプは暑さ、寒さに弱く、秋にタネをまいて5月から6月にハンギングバスケットや花壇の前列に植えるなどして楽しみます。直立する宿根草タイプは水分の多い土地を好み、水辺やボーダーが向いています。花色が多彩で、宿根ロベリアには花弁がベルベット状の質感をもつものもあります。日によく当てて育てるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
ロベリア・エリヌス
Lobelia erinus
ルリミゾカクシ、ルリチョウソウとも呼ばれる南アフリカ原産の一年草。ロベリアというと一般的にロベリア・エリヌスの園芸品種が多く親しまれている。
ロベリア・カーディナルス ‘クイーン・ビクトリア’
Lobelia cardinalis ‘Queen Victoria’
北アメリカ中東部のカナダ南部からテキサスにかけて分布する宿根草、ベニサワギキョウの園芸品種。赤みを帯びる茎や葉と、30cmほどもある緋紅色の花穂が美しい。湿り気のある花壇や水辺に植えるとよい。
ロベリア・リチャードソニー
Lobelia richardsonii
茎が横に這って広がる宿根草。花は淡紫青色で、ちらちらと咲き、コンテナの寄せ植えやハンギングバスケットに向く。
ロベリア・アズーロ・コンパクト
Lobelia Azzurro Compact
夏越ししやすい一年草タイプ。スカイブルーなど優しい色の花がドーム状に咲き広がり、こんもりと仕上がる。
学名:Lobelia
その他の名前:ルリチョウソウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ミゾカクシ属(ロベリア属)
特徴
ロベリアは一般には南アフリカ原産の一年草、ロベリア・エリヌス(ルリチョウソウ Lobelia erinus)の園芸品種が多く親しまれています。そのほかに日本から中国北部原産のサワギキョウ(L. sessilifolia)のような直立する宿根草もあり、種類は非常に豊富です。花の上唇は2裂、下唇は3裂し、その姿は蝶のようで可憐です。一年草タイプは暑さ、寒さに弱く、秋にタネをまいて5月から6月にハンギングバスケットや花壇の前列に植えるなどして楽しみます。直立する宿根草タイプは水分の多い土地を好み、水辺やボーダーが向いています。花色が多彩で、宿根ロベリアには花弁がベルベット状の質感をもつものもあります。日によく当てて育てるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
ロベリア・エリヌス
Lobelia erinus
ルリミゾカクシ、ルリチョウソウとも呼ばれる南アフリカ原産の一年草。ロベリアというと一般的にロベリア・エリヌスの園芸品種が多く親しまれている。
ロベリア・カーディナルス ‘クイーン・ビクトリア’
Lobelia cardinalis ‘Queen Victoria’
北アメリカ中東部のカナダ南部からテキサスにかけて分布する宿根草、ベニサワギキョウの園芸品種。赤みを帯びる茎や葉と、30cmほどもある緋紅色の花穂が美しい。湿り気のある花壇や水辺に植えるとよい。
ロベリア・リチャードソニー
Lobelia richardsonii
茎が横に這って広がる宿根草。花は淡紫青色で、ちらちらと咲き、コンテナの寄せ植えやハンギングバスケットに向く。
ロベリア・アズーロ・コンパクト
Lobelia Azzurro Compact
夏越ししやすい一年草タイプ。スカイブルーなど優しい色の花がドーム状に咲き広がり、こんもりと仕上がる。
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玲儿
2017年07月31日
サワギキョウ(宿根ロベリア)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよく、乾燥しない場所を好みます。花壇や鉢植えのほか、水辺や湿地でも育ちますが、水温や水質には注意が必要で、停滞水で根腐れすることもあり、特に平地や暖地で育てる場合は、水はけをよくしておくことが大切です。
水やり
水分を好み、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。庭植えでしっかりと根が張ったあとは、かなりの乾燥にも耐えます。鉢植えでは、水温、水質に注意すれば腰水栽培も可能です。
肥料
春からの成長期に施します。無肥料でも育ちますが、花数が少なくなってボリュームが出ません。鉢植えの場合、5月から6月に、液体肥料を月3~4回施すか、月1回緩効性肥料を置き肥します。開花後にお礼肥を施しておくと、株元の新芽の成長がよくなります。庭植えの場合は5月から6月に1回くらい施すとよいでしょう。
病気と害虫
病気:根腐れ、灰色かび病
水辺で育てている場合、水質の悪化は根腐れを招きます。多肥や高水温、停滞水には注意が必要です。茎葉が混みすぎて日当たり、風通しが悪くなると、灰色かび病が出やすくなります。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、ネマトーダ(センチュウ類)
害虫は少ないほうですが、アブラムシやヨトウムシの防除を行います。土質や栽培場所によってはネマトーダの被害を受けることがあります。
用土(鉢植え)
鹿沼土などを主体とした山野草用培養土が使いやすく安全です。一般の草花用培養土や、腐植質、ピートモスの多い用土では、夏に根腐れしやすくなります。交配種は性質が強く、用土はそれほど選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:4月から5月か10月から11月に、日当たりと水はけのよい場所に、株分け苗またはポット苗を植えつけます。しっかりと根づくまでは、乾燥させないように、用土の乾き具合を見て水やりをします。冷涼地では水辺の植えつけもできます。
植え替え:芽数がふえて混み合ってくると生育が悪くなるので、庭植えでは2~3年ごとに株分けをして植え直します。
鉢植えでは、根詰まりや用土の劣化で根腐れしやすくなるので、毎年春か秋に、根をほぐして新しい用土で植え替えます。5号鉢で5芽程度が目安です。
ふやし方
株分け:植え替え時に行います。
さし芽:6月から7月に、伸びた茎を切ってさします。1節ざしも可能ですが、3~4節ずつに切ってさすのが確実です。
タネまき:4月から5月が適期です。タネは微細なため、ポットや育苗箱などにタネまき用土を使ってまきます。覆土はしないで、用土を乾かさないよう管理し、本葉4~5枚くらいで植え替えます。
主な作業
花がら摘み:咲き終わった花がらは早めに切り取ります。側枝が伸びて再び開花します。
摘心:5月から6月の伸長期に摘心すると、枝数がふえて、低い草丈で咲かせることができます。
晩秋の刈り込み:晩秋に、地際の芽を残して地上部を切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよく、乾燥しない場所を好みます。花壇や鉢植えのほか、水辺や湿地でも育ちますが、水温や水質には注意が必要で、停滞水で根腐れすることもあり、特に平地や暖地で育てる場合は、水はけをよくしておくことが大切です。
水やり
水分を好み、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。庭植えでしっかりと根が張ったあとは、かなりの乾燥にも耐えます。鉢植えでは、水温、水質に注意すれば腰水栽培も可能です。
肥料
春からの成長期に施します。無肥料でも育ちますが、花数が少なくなってボリュームが出ません。鉢植えの場合、5月から6月に、液体肥料を月3~4回施すか、月1回緩効性肥料を置き肥します。開花後にお礼肥を施しておくと、株元の新芽の成長がよくなります。庭植えの場合は5月から6月に1回くらい施すとよいでしょう。
病気と害虫
病気:根腐れ、灰色かび病
水辺で育てている場合、水質の悪化は根腐れを招きます。多肥や高水温、停滞水には注意が必要です。茎葉が混みすぎて日当たり、風通しが悪くなると、灰色かび病が出やすくなります。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、ネマトーダ(センチュウ類)
害虫は少ないほうですが、アブラムシやヨトウムシの防除を行います。土質や栽培場所によってはネマトーダの被害を受けることがあります。
用土(鉢植え)
鹿沼土などを主体とした山野草用培養土が使いやすく安全です。一般の草花用培養土や、腐植質、ピートモスの多い用土では、夏に根腐れしやすくなります。交配種は性質が強く、用土はそれほど選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:4月から5月か10月から11月に、日当たりと水はけのよい場所に、株分け苗またはポット苗を植えつけます。しっかりと根づくまでは、乾燥させないように、用土の乾き具合を見て水やりをします。冷涼地では水辺の植えつけもできます。
植え替え:芽数がふえて混み合ってくると生育が悪くなるので、庭植えでは2~3年ごとに株分けをして植え直します。
鉢植えでは、根詰まりや用土の劣化で根腐れしやすくなるので、毎年春か秋に、根をほぐして新しい用土で植え替えます。5号鉢で5芽程度が目安です。
ふやし方
株分け:植え替え時に行います。
さし芽:6月から7月に、伸びた茎を切ってさします。1節ざしも可能ですが、3~4節ずつに切ってさすのが確実です。
タネまき:4月から5月が適期です。タネは微細なため、ポットや育苗箱などにタネまき用土を使ってまきます。覆土はしないで、用土を乾かさないよう管理し、本葉4~5枚くらいで植え替えます。
主な作業
花がら摘み:咲き終わった花がらは早めに切り取ります。側枝が伸びて再び開花します。
摘心:5月から6月の伸長期に摘心すると、枝数がふえて、低い草丈で咲かせることができます。
晩秋の刈り込み:晩秋に、地際の芽を残して地上部を切り取ります。
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