文章
玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(春咲き)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりがよく雨のかからない場所に置きましょう。厳寒期はフレームなどに取り込んで防寒します。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。厳寒期はビニールなどで覆って防寒します。酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を施し、土壌酸度を中和しておきましょう。
水やり
鉢植えは、栽培期間を通して、土の表面が乾いたら底穴からは流れ出ないか、少ししたたるぐらいの量の水を与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えのものには、3月から5月に緩効性化成肥料(N-P-K=6-9-8など)を施します。
庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、スリップス、ハダニ
3月から6月、特に新芽にアブラムシ、スリップス、ハダニが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好むので、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と、1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は9月から12月です。鉢植え、庭植えともに、球根の高さの3倍の深さの穴を掘って植えつけましょう。
ふやし方
分球:6月から7月か9月から10月に球根を掘り上げたとき、球根がふえていたら分けてふやすことができます。大きな球根のまわりに小さな球根がたくさんつくことがあり、これを木子(きご)と呼びます。木子は、1個ずつ植えつければ、1年で開花する株に育ちます。ただし、夏咲き系統はたくさんの木子をつけますが、春咲き系統はあまり数がつきません。
主な作業
防寒:厳寒期の12月から2月には防寒が必要です。早く植えつけた球根は、厳寒期に葉を伸ばし、寒さで傷んでしまうので、ビニールで覆うかフレームに取り込んで寒さよけをしましょう。
支柱立て:3月から5月に花茎が伸びてきたら支柱を立て、倒れないようにしましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりがよく雨のかからない場所に置きましょう。厳寒期はフレームなどに取り込んで防寒します。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。厳寒期はビニールなどで覆って防寒します。酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を施し、土壌酸度を中和しておきましょう。
水やり
鉢植えは、栽培期間を通して、土の表面が乾いたら底穴からは流れ出ないか、少ししたたるぐらいの量の水を与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えのものには、3月から5月に緩効性化成肥料(N-P-K=6-9-8など)を施します。
庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、スリップス、ハダニ
3月から6月、特に新芽にアブラムシ、スリップス、ハダニが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好むので、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と、1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は9月から12月です。鉢植え、庭植えともに、球根の高さの3倍の深さの穴を掘って植えつけましょう。
ふやし方
分球:6月から7月か9月から10月に球根を掘り上げたとき、球根がふえていたら分けてふやすことができます。大きな球根のまわりに小さな球根がたくさんつくことがあり、これを木子(きご)と呼びます。木子は、1個ずつ植えつければ、1年で開花する株に育ちます。ただし、夏咲き系統はたくさんの木子をつけますが、春咲き系統はあまり数がつきません。
主な作業
防寒:厳寒期の12月から2月には防寒が必要です。早く植えつけた球根は、厳寒期に葉を伸ばし、寒さで傷んでしまうので、ビニールで覆うかフレームに取り込んで寒さよけをしましょう。
支柱立て:3月から5月に花茎が伸びてきたら支柱を立て、倒れないようにしましょう。
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玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(夏咲き)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいことが大切な条件です。少なくとも半日くらいは日光が当たらないと、花が咲きにくくなります。最低温度15℃以上、日中は25℃以上で生育が活発になりますが、これより低くても生育は可能です。球根の植えつけは、霜や凍結の心配がなくなってから、3月下旬以降が適期で、7月まで順次時期をずらして植えることができます。植えてから咲くまで約3~4か月、木子からでは5か月くらいかかります。本葉が2枚展開したころから球根の中に花芽(蕾のもと)がつくられるため、この時期からの低温、低日照、極端な乾燥は、花がきれいに咲かない原因となりますから注意が必要です。
水やり
乾燥には強いのですが、成長期には十分な水分を必要とします。庭植えでは、バークチップなどでマルチングをするか、丈の低い草花を株元に植えるのもよい方法です。鉢植えは、本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。開花後はやや乾かし気味にしてもかまいません。
肥料
比較的やせ地でもよく育ちます。庭植えは、元肥と開花後にお礼肥を施します。鉢植えは、元肥のほか、葉が茂っている間、月に1回置き肥を施すか、月に3回くらい液体肥料を施します。いずれもチッ素分はやや少なく、リン酸、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
病気:首腐病、ウイルス病など
肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作すると、首腐病などの病気が出やすくなりますから、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使うようにします。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。
用土(鉢植え)
庭植えでは、堆肥や腐葉土を混ぜ、土壌をよくして植えつけます。鉢植えは、赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば、土質はあまり選びませんが、少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根の高さの2倍くらいの土がかぶさるような深さに植えます。間隔は10cm以上あけます。丸みと厚みのある球根がよい球根で、扁平なものはよくありません。木子は直径1cm以上あれば十分開花します。大きな球根は2つに切り分けて、切り口に石灰などをつけて植えるのもよい方法です。
ふやし方
分球:新球の回りにたくさんの木子ができるので、必要な分をとっておきます。
タネまき:タネも実ります。これをまくと、3年目には花が咲くようになりますが、元の親と異なる花が咲くことも多くあります。
主な作業
土寄せ、支柱立て:花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら、根元に土を寄せるか、または支柱を立てておきます。蕾は成長するので、支柱との結び目には注意します。
球根の掘り上げ、貯蔵:秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げて日陰で乾燥させます。完全に乾いてから茎葉を切り取り、球根の選別を行います。春に植えたときの球根はしなびて枯れているので取り除き、木子も取り外して別々にし、冬期は凍らないところで貯蔵します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいことが大切な条件です。少なくとも半日くらいは日光が当たらないと、花が咲きにくくなります。最低温度15℃以上、日中は25℃以上で生育が活発になりますが、これより低くても生育は可能です。球根の植えつけは、霜や凍結の心配がなくなってから、3月下旬以降が適期で、7月まで順次時期をずらして植えることができます。植えてから咲くまで約3~4か月、木子からでは5か月くらいかかります。本葉が2枚展開したころから球根の中に花芽(蕾のもと)がつくられるため、この時期からの低温、低日照、極端な乾燥は、花がきれいに咲かない原因となりますから注意が必要です。
水やり
乾燥には強いのですが、成長期には十分な水分を必要とします。庭植えでは、バークチップなどでマルチングをするか、丈の低い草花を株元に植えるのもよい方法です。鉢植えは、本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。開花後はやや乾かし気味にしてもかまいません。
肥料
比較的やせ地でもよく育ちます。庭植えは、元肥と開花後にお礼肥を施します。鉢植えは、元肥のほか、葉が茂っている間、月に1回置き肥を施すか、月に3回くらい液体肥料を施します。いずれもチッ素分はやや少なく、リン酸、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
病気:首腐病、ウイルス病など
肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作すると、首腐病などの病気が出やすくなりますから、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使うようにします。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。
用土(鉢植え)
庭植えでは、堆肥や腐葉土を混ぜ、土壌をよくして植えつけます。鉢植えは、赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば、土質はあまり選びませんが、少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根の高さの2倍くらいの土がかぶさるような深さに植えます。間隔は10cm以上あけます。丸みと厚みのある球根がよい球根で、扁平なものはよくありません。木子は直径1cm以上あれば十分開花します。大きな球根は2つに切り分けて、切り口に石灰などをつけて植えるのもよい方法です。
ふやし方
分球:新球の回りにたくさんの木子ができるので、必要な分をとっておきます。
タネまき:タネも実ります。これをまくと、3年目には花が咲くようになりますが、元の親と異なる花が咲くことも多くあります。
主な作業
土寄せ、支柱立て:花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら、根元に土を寄せるか、または支柱を立てておきます。蕾は成長するので、支柱との結び目には注意します。
球根の掘り上げ、貯蔵:秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げて日陰で乾燥させます。完全に乾いてから茎葉を切り取り、球根の選別を行います。春に植えたときの球根はしなびて枯れているので取り除き、木子も取り外して別々にし、冬期は凍らないところで貯蔵します。
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玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(夏咲き)の基本情報
学名:Gladiorus hybridus
和名:トウショウブ(唐菖蒲) その他の名前:オランダアヤメ
科名 / 属名:アヤメ科 / トウショウブ属(グラジオラス属)
特徴
グラジオラスは夏花壇を彩るポピュラーな花の一つです。横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大で、花壇の中でも特に目を引きます。すらりと伸びた花穂と剣のような形の硬い葉が特徴で、学名のグラジオラス(Gladiorus)はラテン語で「小さな剣」という意味があり、葉や蕾の形からつけられています。南アフリカを中心として欧州、西アジア、マダガスカルに180種ほどの原種が自生し、このうち熱帯アフリカや南アフリカの10種類ぐらいの種がもとになって多数の園芸品種が育成されています。花色のバラエティーが非常に豊富ですが、大きく分けると大輪のグランディフロラ系と小輪のピクシオーラ系とがあり、春植え球根として扱われています。球根は茎が変形した球根で、一つの球根にいくつもの成長点をもっています。球根は毎年新しく更新され、さらに新球のまわりには木子(きご)と呼ばれる豆粒大の小さな球根がたくさんできます。
種類(原種、園芸品種)
‘トラベラ’
ラベンダーピンクのやさしい上品な花色。丈夫でつくりやすく、花つきのよい早生品種で、遅く植えても秋に花が楽しめる。
‘ツルーラブ’
丈夫でつくりやすい品種。花穂が長く、花が密につき、ボリュームがある。草丈も高い。やや晩生品種。
‘ヘクター’
明るく鮮やかな朱赤の大輪品種。茎が堅くてしっかりしていて、つくりやすい丈夫な品種。
‘富士の雪’
クリームホワイトの大輪品種。花数が多く、草丈が高く、ボリューム感がある。
‘春の泉’
鮮明な赤色の大輪品種。花が一方向にかたよらず、四方に向かって咲く。
‘新日本’
淡いサーモンピンクで中心部に赤色が入るチャーミングな花。草丈はやや低め。
学名:Gladiorus hybridus
和名:トウショウブ(唐菖蒲) その他の名前:オランダアヤメ
科名 / 属名:アヤメ科 / トウショウブ属(グラジオラス属)
特徴
グラジオラスは夏花壇を彩るポピュラーな花の一つです。横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大で、花壇の中でも特に目を引きます。すらりと伸びた花穂と剣のような形の硬い葉が特徴で、学名のグラジオラス(Gladiorus)はラテン語で「小さな剣」という意味があり、葉や蕾の形からつけられています。南アフリカを中心として欧州、西アジア、マダガスカルに180種ほどの原種が自生し、このうち熱帯アフリカや南アフリカの10種類ぐらいの種がもとになって多数の園芸品種が育成されています。花色のバラエティーが非常に豊富ですが、大きく分けると大輪のグランディフロラ系と小輪のピクシオーラ系とがあり、春植え球根として扱われています。球根は茎が変形した球根で、一つの球根にいくつもの成長点をもっています。球根は毎年新しく更新され、さらに新球のまわりには木子(きご)と呼ばれる豆粒大の小さな球根がたくさんできます。
種類(原種、園芸品種)
‘トラベラ’
ラベンダーピンクのやさしい上品な花色。丈夫でつくりやすく、花つきのよい早生品種で、遅く植えても秋に花が楽しめる。
‘ツルーラブ’
丈夫でつくりやすい品種。花穂が長く、花が密につき、ボリュームがある。草丈も高い。やや晩生品種。
‘ヘクター’
明るく鮮やかな朱赤の大輪品種。茎が堅くてしっかりしていて、つくりやすい丈夫な品種。
‘富士の雪’
クリームホワイトの大輪品種。花数が多く、草丈が高く、ボリューム感がある。
‘春の泉’
鮮明な赤色の大輪品種。花が一方向にかたよらず、四方に向かって咲く。
‘新日本’
淡いサーモンピンクで中心部に赤色が入るチャーミングな花。草丈はやや低め。
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