文章
笼岛 みどり
2017年03月13日
梅(ウメ)の花言葉
梅(ウメ)の花言葉は 「不屈の精神」「高潔」
梅(ウメ)について
科・属
バラ科サクラ属
和名
梅(ウメ)
英名
Japanese apricot, Plum blossom
学名
Prunus mume
原産地
中国
開花時期
1月~3月
花名の由来
花名の「梅(ウメ)」の語源は諸説ありますが、中国語の「梅(メイ)」が転訛したとする説、薬用として燻製にした実が「烏梅(ウメイ)」として転訛したとする説、花の美しさからより「愛目(ウメ)」が転じたという説などがあります。
梅(ウメ)の花言葉と由来
梅(ウメ)の花言葉は、「高潔」「潔白」「忠実」「忍耐」「高潔な心」「澄んだ心」「気品(白梅)」。
花言葉の「忠実」は、争いに敗れ大宰府へ左遷された平安時代の貴族 菅原道真のあとを追って空を飛んだといわれる、ウメの伝説に由来しているようです。白梅の花言葉の「気品」は、華やかな紅梅に対し、凜として上品な白梅のその花姿にちなんでいます。
梅の豆知識
6月~7月中旬の雨を指す「梅雨」。なぜ「梅」という漢字が使われるか気になったことはありませんか?
梅雨の語源には諸説ありますが、「梅の実が熟した頃に降る雨」という意味で、中国の長江流域では「梅雨(ばいう)」と呼んでいたという説があります。また「黴(カビ)が生えやすい時期の雨」という意味から「黴雨(ばいう)」と呼んでいたものが、カビでは語感が良くないことから同じ読みで季節に合った「梅」の字を使い「梅雨」になったという説もあります。
「梅雨」は江戸時代から日本に伝わり「梅雨(つゆ)」と呼ばれるようになりますが、その由来もいくつかあり「露」から連想されたというものや、梅の実が熟しつぶれる時期なので「潰ゆ」と関連させたという説があります。
梅にまつわることわざ・言い伝え
塩梅
塩梅とは、本来は塩と梅酢のことをいいます。昔は、酸味と塩味で料理の味を引き立てる「梅酢」が調味料として使われてそれが味付けの基本であることから、料理の味を調えること、またその味や塩加減の意味となり、今では、とても具合のよいことを「いい塩梅」といい、幅広く使われるようになっています。
梅干しは三毒を断つ
三毒とは「食の毒」「血の毒」「水の毒」の3つを意味します。「食の毒」は、暴飲暴食や不規則な食事など、食生活により体内のバランスが乱れた状態のことで、梅干しのもつ殺菌作用や解毒作用などにより、それらを断ち切ることが可能です。
「血の毒」とは、血液の代謝が良くないことが原因でできる毒で、梅に含まれるクエン酸の働きなどによって断ち切ることができます。
「水の毒」は体内の水分汚れのことで、梅干しの抗菌作用などで改善することができると言われています。
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