文章
笼岛 みどり
2017年05月26日
カーネーションは、ヨーロッパや西アジアが原産の多年草。歴史は古く、17世紀にはヨーロッパだけでも300種類以上の品種があり、日本には江戸時代に輸入されました。鉢花、切り花としても世界的にポピュラーで人気が高いカーネーション。品種、形、色の種類も豊富にあります。切り花では、1本の茎に一輪咲きの「スタンダードタイプ」と、枝分かれし数輪咲きの「スプレータイプ」があります。
カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」。ほとんどが母の日に由来しています。逆の意味を持つ黄色のカーネーションは、花の色からきていて、黄色の花自体が不吉な花言葉をもつところからきていると言われています。
カーネーションの基本情報
科・属ナデシコ科ナデシコ属英名carnation学名Dianthus caryophyllus原産地ヨーロッパ・西アジア出回り時期周年育てやすさ★★★★☆カーネーションの育て方
用土
水はけのよい用土を使用します。多湿は苦手です。排水性のよい土を選んだほうが良いでしょう。また、市販のガーデニング用や花用の用土もあります。こちらを使用してもよいでしょう。
選び方
これからもまだ咲くかなと、蕾があるものを選びたくなりますが、カーネーションの蕾は開花しづらく蕾のまま終わってしまうこともあります。全部を咲かせることは難しいので、選ぶときは花が咲いていて、見ごろのものを選びましょう。
植え付け
植え替えは、株が涼しくなった秋に行うと◎大きくなって根が詰まってきた場合は、根詰まりしないようにひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。根詰まりは株が痛む原因になります。
水やり
花と蕾にはかからないように!乾いたらたっぷりと土の表面が乾いたら鉢底からお水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。多湿が嫌いなので乾燥気味でもよいでしょう。花と蕾に水がかからないように直接土に水をあげましょう。水のやりすぎは根腐れの原因になります。土の様子をみてお水をあげましょう。
追肥
春と秋に施します。開花期の春と秋は1カ月に1回程、化成肥料を規定量施すことで花つきがよくなります。夏と冬は株が弱っているので施しません。
剪定
咲き終わったら切り戻しましょう。伸びた茎は切り戻しをすることで、枝が増えて来年の花つきがよくなります。伸びた茎の先端の芽も摘み取りましょう。
病害虫
カーネーションは高温多湿が苦手。湿度が高すぎたり、日照不足で灰色カビ病が発生しやすくなります。梅雨時や秋~冬場の湿度が高く日照不足の時は気を付けましょう。風通しの良い場所で管理し、花がらはこまめにとってカビが発生しないようにしましょう。
害虫は春先にアブラムシが発生しやすいです。株全体も害虫がついていないか、チェックして防除、駆除に努めましょう。
病気
灰色カビ病
ボトリチス病とも呼ばれ、梅雨時期に特に発生します。花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。気温が度前半で雨が続くと発生しやすくなります。日当たりや風通しをよくすることが大切です。
害虫
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
病害虫についての関連記事はこちらガーデニングの天敵!農薬を使わないアブラムシの駆除方法増やし方/繁殖の仕方
挿し木で増やせます。時期は4月~7月、9月~10月が理想。若い茎を5,6cmほどにカットします。カットした茎は下葉を取ってから数時間水につけた後、土に挿します。明るい日陰にて管理し、乾燥しないように乾いたら水をたっぷりあげます。約1か月で発根します。
日当たり・置き場所
日当たりが良い場所に置きましょう。日光に当てたほうが花つきもよいので、直射日光や西日を避けて日の当たる場所で管理します。夏は高温が苦手なので、涼しい場所に置きましょう。日陰での管理が続くと、葉の色が悪くなったり、灰色かび病などが発生しやすくなりますので気を付けましょう。冬場は寒さで株が痛まないように明るい室内やベランダ、玄関などで冬越ししましょう。日光は必要なので窓辺などがよいです。
温度
高温と寒さは苦手。高温と、低温は株が痛む原因になります。
カーネーションの育て方|まとめ
・高温多湿が苦手なので、蒸れを防止するために、ラップはすぐに外しましょう。
・水やりは、花と蕾に水がかからないように注意してやりましょう。
カーネーションのその他色々ローマ神話のカーネーション
ローマにソニクスという美しい娘が暮らしていました。彼女はカーネーションの冠作りの名人で、太陽神アポロンの祭壇もカーネーションで美しく飾っていました。しかしある晩、ソニクスは彼女を妬んだ者に殺されてしまいます。 そこで、太陽神アポロンは彼女の生前の行いに感謝し、そのお礼としてソニクスをカーネーションに変えて、手厚く弔ったといわれています。カーネーションの学名の「dianthus」は「神の花」を意味し、この神話からきているといわれています。
「母の日」のはじまり
母の日にカーネーションを贈る風習は19世紀アメリカで生まれました。 ある女性が、母の好きだった白いカーネーションを母の追悼式で教会で配ったことが始まりとされています。それから、存命する母親を持つ人は赤いカーネーション、母親を亡くした人は白いカーネーションを自分の胸に着けるようになり、それが転じて今の母の日になっていると言われています。
カーネーションについての関連記事はこちらカーネーション|花言葉・由来・意味カーネーション(ピンク)|1月11日の誕生花・花言葉・由来ワンちゃんだけじゃなかった!癒されるカーネーションの動物たち
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なカーネーションを育ててみて下さいね。
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笼岛 みどり
2017年05月24日
#カーネーション の花言葉
カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」。
―くしゅくしゅの花びらがかわいい、「母の日」を象徴する花
ナデシコ科の多年草で、花期は2月~5月です。赤いカーネーションは母の日に贈る花として人気があります。
カーネーションについて科・属ナデシコ科・ナデシコ属英名Carnation学名Dianthus caryophyllus原産地ヨーロッパ、西アジア出回り期通年
カーネーション全般の花言葉⇒「無垢で深い愛」
ピンクのカーネーションの花言葉⇒「女性の愛」
赤のカーネーションの花言葉⇒「母への愛」
黄色いカーネーションの花言葉⇒「軽蔑」
紫のカーネーションの花言葉⇒「誇り」
カーネーションの花言葉の由来
カーネーションの花言葉は、そのほとんどが母の日に由来しています。逆の意味を持つ黄色のカーネーションは、花の色からきていて、黄色の花自体が不吉な花言葉をもつところからきていると言われています。
カーネーションの花名の由来
カーネーションの名前の由来には諸説あり、イギリスの詩人エドマンド・スペンサーが宴会のときにカーネーションで冠「corona」をつくり、お酒の酔いを防いだことに由来いった説や、この花がラテン語で肉を表す「carn」の色に似ていることに由来するという説もあります。
「母の日」のはじまり
母の日にカーネーションを贈る風習は19世紀アメリカで生まれました。
ある女性が、母の好きだった白いカーネーションを母の追悼式で教会で配ったことが始まりとされています。それから、存命する母親を持つ人は赤いカーネーション、母親を亡くした人は白いカーネーションを自分の胸に着けるようになり、それが転じて今の母の日になっていると言われています。
カーネーションの豆知識かかりやすい病虫害は灰色カビ病・アブラムシです。増やし方はさし芽や種まきです。用土は水はけの良い球根の土を使うと良いでしょう。多湿にすると根腐れするので土の表面が乾いたら水やりしましょう。肥料は植え付け時に混ぜ込んで置きますが、芽が出たら10日に一回液肥を与えましょう。
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