文章
玲儿
2017年08月22日
学名:Nigella
和名:クロタネソウ(黒種草)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クロタネソウ属
特徴
クロタネソウ属は、地中海沿岸から西アジアに分布する一年草で、16種があります。白や青、紫紅色の花弁のように見える部分は萼片で、苞と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆っています。本当の花弁は退化していて目立ちませんが、八重咲きの品種では花弁が萼片のように発達しています。一般に親しまれる種は、南ヨーロッパ原産のクロタネソウ(Nigella damascena)です。秋まき一年草で、花壇植えや切り花として利用されています。花後にできる果実は大きく発達し、このころに収穫して風通しのよい日陰に吊るして乾燥させれば、ドライフラワーになります。また、果実には多くのタネが入っていて、バニラのような芳香があります。こぼれダネでもよくふえます。インドでカレーのスパイスとして利用される種はニゲラ・サティバ(N. sativa)で、ブラッククミンと呼ばれていますが、日本ではほとんど栽培されていません。
種類(原種、園芸品種)
‘ペルシャン・ジュエル’
Nigella damascena ‘Persian Jewel’
混合種子で販売される。白や青やピンク色の八重咲きの花が咲く。
‘ブルー・イスタンブール’
Nigella damascena ‘Blue Istanbul‘
草丈約100cm。花径6cmほどの一重咲きで、青紫色の花が咲く。花もちがよいので、切り花にも向く。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水はけのよい日なたが適しています。
水やり
鉢植えでは、鉢土の表面がよく乾くのを待って、たっぷり水やりします。過湿にすると軟弱になります。庭植えでは、根がよく張ったあとは、特に乾燥しないかぎり不要です。
肥料
用土に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ、ポットでの育苗中には緩効性化成肥料または液体肥料を定期的に追肥します。花壇にも元肥は混ぜますが、植えつけてからの追肥は不要です。肥料が多いと軟弱に育って倒れやすくなるので、規定量よりやや少なめがよいでしょう。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春から秋を通して、茎や葉に3mmほどのアブラムシが群生して、生育を阻害します。早期に発見し、駆除しましょう。数が少ないうちならつぶして退治できます。風通しが悪いときやチッ素過多のときによく発生するので、置き場や肥料にも注意します。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石2の割合で配合したものがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
秋にタネをポットにまいて育てた苗は、10月上旬から11月下旬に大きく育ったら花壇やコンテナに植えつけます。しかし、まだ根鉢のまわりの土がくずれるような若い苗であれば、引き続き鉢増しをしながら育苗して、3月中旬から4月下旬に植えつけます。花壇にタネを直まきすることもできます。
ふやし方
タネまき:タネでふやします。9月上旬から10月下旬に、直まきするかポットにまきます。光が当たっていると発芽しにくい暗発芽種子なので、十分に覆土をします。
主な作業
植えつけ後は、放任できます。花がら摘みも特に必要ありません。
和名:クロタネソウ(黒種草)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クロタネソウ属
特徴
クロタネソウ属は、地中海沿岸から西アジアに分布する一年草で、16種があります。白や青、紫紅色の花弁のように見える部分は萼片で、苞と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆っています。本当の花弁は退化していて目立ちませんが、八重咲きの品種では花弁が萼片のように発達しています。一般に親しまれる種は、南ヨーロッパ原産のクロタネソウ(Nigella damascena)です。秋まき一年草で、花壇植えや切り花として利用されています。花後にできる果実は大きく発達し、このころに収穫して風通しのよい日陰に吊るして乾燥させれば、ドライフラワーになります。また、果実には多くのタネが入っていて、バニラのような芳香があります。こぼれダネでもよくふえます。インドでカレーのスパイスとして利用される種はニゲラ・サティバ(N. sativa)で、ブラッククミンと呼ばれていますが、日本ではほとんど栽培されていません。
種類(原種、園芸品種)
‘ペルシャン・ジュエル’
Nigella damascena ‘Persian Jewel’
混合種子で販売される。白や青やピンク色の八重咲きの花が咲く。
‘ブルー・イスタンブール’
Nigella damascena ‘Blue Istanbul‘
草丈約100cm。花径6cmほどの一重咲きで、青紫色の花が咲く。花もちがよいので、切り花にも向く。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水はけのよい日なたが適しています。
水やり
鉢植えでは、鉢土の表面がよく乾くのを待って、たっぷり水やりします。過湿にすると軟弱になります。庭植えでは、根がよく張ったあとは、特に乾燥しないかぎり不要です。
肥料
用土に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ、ポットでの育苗中には緩効性化成肥料または液体肥料を定期的に追肥します。花壇にも元肥は混ぜますが、植えつけてからの追肥は不要です。肥料が多いと軟弱に育って倒れやすくなるので、規定量よりやや少なめがよいでしょう。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春から秋を通して、茎や葉に3mmほどのアブラムシが群生して、生育を阻害します。早期に発見し、駆除しましょう。数が少ないうちならつぶして退治できます。風通しが悪いときやチッ素過多のときによく発生するので、置き場や肥料にも注意します。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石2の割合で配合したものがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
秋にタネをポットにまいて育てた苗は、10月上旬から11月下旬に大きく育ったら花壇やコンテナに植えつけます。しかし、まだ根鉢のまわりの土がくずれるような若い苗であれば、引き続き鉢増しをしながら育苗して、3月中旬から4月下旬に植えつけます。花壇にタネを直まきすることもできます。
ふやし方
タネまき:タネでふやします。9月上旬から10月下旬に、直まきするかポットにまきます。光が当たっていると発芽しにくい暗発芽種子なので、十分に覆土をします。
主な作業
植えつけ後は、放任できます。花がら摘みも特に必要ありません。
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