文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
#牡丹(ボタン) の花言葉は「風格」「高貴」「人見知り」
―多重の花びらを持つ高貴な花を咲かせる、「花の王様」
ボタン科の落葉小低木で、花期は4月~6月です。日本でも古くから「花の王様」と呼ばれ、親しまれている植物の一つです。その貴婦人のようなたたずまいから美人の形容にもたとえられる花のです。
牡丹(ボタン)について科・属 ボタン科・ボタン属英名 Tree peony学名 Paeonia suffruticosa原産地 中国出回り期10月~5月
牡丹(ボタン)の花言葉⇒「風格」「高貴」「人見知り」
花言葉の由来
「風格」「富貴」という花言葉は、牡丹の花が絹のように薄い大きな花びらが幾重にも重なってまり状にまとまっているその花姿から来ているといわれています。
花名の由来
花名である「牡丹(ボタン)」は、中国での名前である「牡丹」の音読みからボタンと呼ばれるようになりました。原産地とされる中国では、花の豪華さが他の植物を圧倒するほどだ、というところから「花王」や「花神」といった別称でも呼ばれます。英語では「Tree peony」と呼ばれます。
女性の美しさを表す言葉
「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」という言葉があります。
芍薬は茎の先端に花を咲かせることから立ち姿、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけることから座り姿、百合は風に吹かれ揺れるさまから歩く姿をそれぞれ連想させ、女性はそれらと同じくらいに美しい、という例えの言葉として使われています。
家紋に使用された牡丹
牡丹の花はその豪華さから百花の王とされ、関白家である近衛家がはじめて牡丹を用いたことで、他家では遠慮してその使用を控えました。しかし、九条・鷹司・難波家は同族のため、牡丹をを使用しました。その後、島津・伊達・津軽・上野矢田の松平・鍋島の五氏は、婚姻、交換、下賜などの方法でこれを手に入れました。寺院でも、興福寺・大乗院・本願寺・総持院・興正寺などは寺紋として使用しました。何らかのゆかりが公家とあったものと思われます。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。
0
0