文章
玲儿
2017年07月26日
カンパニュラ・メディウムの基本情報
学名:Campanula medium
和名:フウリンソウ(風鈴草) その他の名前:カンタベリー・ベルズ(Canterbury bells)
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
カンパニュラ・メディウムは、ヨーロッパでは古くから栽培されてきた植物です。野生種はフランス南東部からイタリア半島中部に分布し、標高0~1500mの日当たりのよい岩場に見られます。
葉はタンポポのように地面に張りつくように広がり、やがてその中心から花茎がまっすぐに伸びます。花茎は上部で枝分かれし、それぞれの先に長さ5~7cmの釣り鐘形の花を上向きに咲かせます。花色は白、ピンク、紫と多彩です。咲き終わると果実が実り、タネを残して株は完全に枯れます。
花が咲くには、十分な大きさに育った株が冬の寒さに当たることが必要でしたが、最近では寒さに当てなくても開花する園芸品種がつくり出されています。
萼が変化して二重咲きになり、外側の花びらが平らに開くものは、「カップ・アンド・ソーサー」と呼ばれています。これは変種カリカンセマ(Campanula medium var.calycanthema)で、これにもいろいろな花色があります。ほかにも多数の園芸品種があります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
風通しのよい日なたで育てます。日陰では育ちません。庭植えの場合は、土を20~30cm盛り上げたところに植えます。土には完熟堆肥を混ぜて水はけをよくし、さらに石灰を混ぜて中性~弱アルカリ性にします。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が続いてよほど乾燥しないかぎり必要ありません。
肥料
小苗を植えつけるときに、三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ、元肥として施します。その後、冬を除く生育期間中に月2~3回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。鉢、または花壇への定植時に、元肥として三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ施します。
病気と害虫
病気:菌核病、斑点病、白絹病、根腐病、灰色かび病
6月から9月に発生する菌核病や根腐病、一年中発生することもある斑点病や褐斑細菌病、5月から9月に発生する白絹病は、株が枯れることがあります。感染した株は根ごと取り除きます。風通しと水はけをよくすると発病を抑えることができます。白絹病の場合は放置すると病原菌が土中で長期間生きて、毎年発病を繰り返します。
害虫:ヨトウムシ
ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、葉を暴食します。主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。温暖な都市部では一年中見られることもあります。
用土(鉢植え)
腐植質の混ざった水はけのよい土に石灰類を混ぜ、用土を中性から弱アルカリ性に中和して使います。市販の草花用培養土に石灰類を混ぜると、使い勝手がよく手軽です。
植えつけ、 植え替え
タネをまいた場合、発芽して本葉2~3枚の時期に3号ポットに鉢上げします。成長した苗は9月から10月上旬に、鉢か花壇に定植します。移植の際に根を傷つけないように注意しましょう。
ふやし方
タネまき:6月から7月にまきます。タネまきが遅れると、翌年に開花可能な株に育ちきらないまま冬を迎えてしまうので、必ず適期を守りましょう。タネは市販のタネまき用の用土のような清潔な土にまきます。赤玉土小粒に熱湯を注いで消毒したものでも問題ありません。密にまきすぎないように注意しましょう。
主な作業
支柱立て:花茎が伸び始めたら、支柱を立てて倒れないように支えます。
学名:Campanula medium
和名:フウリンソウ(風鈴草) その他の名前:カンタベリー・ベルズ(Canterbury bells)
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
カンパニュラ・メディウムは、ヨーロッパでは古くから栽培されてきた植物です。野生種はフランス南東部からイタリア半島中部に分布し、標高0~1500mの日当たりのよい岩場に見られます。
葉はタンポポのように地面に張りつくように広がり、やがてその中心から花茎がまっすぐに伸びます。花茎は上部で枝分かれし、それぞれの先に長さ5~7cmの釣り鐘形の花を上向きに咲かせます。花色は白、ピンク、紫と多彩です。咲き終わると果実が実り、タネを残して株は完全に枯れます。
花が咲くには、十分な大きさに育った株が冬の寒さに当たることが必要でしたが、最近では寒さに当てなくても開花する園芸品種がつくり出されています。
萼が変化して二重咲きになり、外側の花びらが平らに開くものは、「カップ・アンド・ソーサー」と呼ばれています。これは変種カリカンセマ(Campanula medium var.calycanthema)で、これにもいろいろな花色があります。ほかにも多数の園芸品種があります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
風通しのよい日なたで育てます。日陰では育ちません。庭植えの場合は、土を20~30cm盛り上げたところに植えます。土には完熟堆肥を混ぜて水はけをよくし、さらに石灰を混ぜて中性~弱アルカリ性にします。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が続いてよほど乾燥しないかぎり必要ありません。
肥料
小苗を植えつけるときに、三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ、元肥として施します。その後、冬を除く生育期間中に月2~3回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。鉢、または花壇への定植時に、元肥として三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ施します。
病気と害虫
病気:菌核病、斑点病、白絹病、根腐病、灰色かび病
6月から9月に発生する菌核病や根腐病、一年中発生することもある斑点病や褐斑細菌病、5月から9月に発生する白絹病は、株が枯れることがあります。感染した株は根ごと取り除きます。風通しと水はけをよくすると発病を抑えることができます。白絹病の場合は放置すると病原菌が土中で長期間生きて、毎年発病を繰り返します。
害虫:ヨトウムシ
ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、葉を暴食します。主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。温暖な都市部では一年中見られることもあります。
用土(鉢植え)
腐植質の混ざった水はけのよい土に石灰類を混ぜ、用土を中性から弱アルカリ性に中和して使います。市販の草花用培養土に石灰類を混ぜると、使い勝手がよく手軽です。
植えつけ、 植え替え
タネをまいた場合、発芽して本葉2~3枚の時期に3号ポットに鉢上げします。成長した苗は9月から10月上旬に、鉢か花壇に定植します。移植の際に根を傷つけないように注意しましょう。
ふやし方
タネまき:6月から7月にまきます。タネまきが遅れると、翌年に開花可能な株に育ちきらないまま冬を迎えてしまうので、必ず適期を守りましょう。タネは市販のタネまき用の用土のような清潔な土にまきます。赤玉土小粒に熱湯を注いで消毒したものでも問題ありません。密にまきすぎないように注意しましょう。
主な作業
支柱立て:花茎が伸び始めたら、支柱を立てて倒れないように支えます。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月28日
▼栽培カレンダー
目次
カンパニュラ(風鈴草)の基本情報
カンパニュラ(風鈴草)の育て方
カンパニュラ(風鈴草)の育て方|まとめ
カンパニュラ(風鈴草)のちょっといい話
カンパニュラ(風鈴草)の基本情報
カンパニュラは温帯地から冷帯地まで広く分布しています。多年草のものがほとんどですが、一、二年草のものも存在します。カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。花の形が釣鐘に似ていることからそう名付けられました。釣鐘型の花は直径5㎝前後。釣鐘型ではありますが、咲く方向は下向きは少しで、横向きから上向きがほとんど。色は紫や白、うすピンクや青系など寒色系が多いです。葉は地面と平行に、張り付くようにして生えるのが特徴です。草丈は30㎝から100㎝まで。グングン伸びます。草丈はこの様に長く成長するので、栽培の際は添え木が必要になります。
カンパニュラ(風鈴草)の花言葉
カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」「節操」「誠実な愛」「想いを告げる」
釣鐘に似ているカンパニュラの花。釣鐘が設置してある場所と考えれば、思い出す場所が有ります。それは、教会です。ですから、カンパニュラには教会にまつわる花言葉が沢山付いています。「感謝」「誠実」「節操」などです。どれも真面目に生きる気持ちが言葉になって現れていますね。また「誠実な愛」「想いを告げる」と言った愛にまつわる言葉も持ち合わせています。カンパニュラはこのような意味合いを持つことから、お世話になった人に贈るには最適だと重宝されています。
カンパニュラ(風鈴草)の基本情報科・属キキョウ科ホタルブクロ属和名カンパニュラ,風鈴草(フウリンソウ)英名Bellflower学名Campanula原産地ヨーロッパ出回り時期3月~10月育てやすさ★★★★☆
カンパニュラ(風鈴草)の品種・種類
私たちが目にする種類はそう多くありませんが、カンパニュラは現在300種類超の品種が存在しています。釣鐘の形をしており日本では風鈴草とも呼ばれるカンパニュラは「カンパニュラ・メディウム」で、成長すると100㎝ほどの草丈になります。またカンパニュラ、という言葉よりもベルフラワーで通っている「カンパニュラ・ベルフラワー」は、カンパニュラ・メディウムよりも小ぶりな花が一か所に群がって咲いています。目にするカンパニュラはどの種類か、知ることも楽しいですね。
カンパニュラ(風鈴草)の育て方用土
市販の園芸用、用土で十分対応できます。しかし、地植えの場合気を付けないといけないことが。カンパニュラは酸性の土と相性が悪く生育があまり見込めません。酸性土は避けましょう。自分の家の土がどんな種類かわからない、という方は、カンパニュラを植える土に石灰を混ぜておくと中和出来るので確実です。
種まき
カンパニュラの種まきは二段階で行います。直接プランターなどに蒔かず、ビートバンに蒔くのです。底の浅いビートバンにカンパニュラの種を散布し”土を被せずに”成長経過を見ます。2週間弱で発芽、葉が2,3枚に成長したら、ポッドに移し育成します。この過程を行ってから鉢または地植えをするのです。
苗の選び方
カンパニュラは種類が豊富な為、その種類によって苗、茎や葉の成長の仕方も違います。しかし共通して言えることは、葉に黄色や茶色などの変色が無いこと。葉が伸びすぎてだれきって無い事です。通信販売の場合は、実際の苗を直接見ることが出来ないので、出来れば園芸屋さんに足を運びご自分の目で確かめてください。
植え付け
鉢植えの場合は、大きめの鉢を選びましょう。大きく成長するカンパニュラは植え替えを好みません。そこから動かさない前提で鉢を決めるのです。また、地植えの場合は、湿気の少ない場所、風通しがよく日当たりのいい場所を選んでください。こちらも植え替えはせず一か所で育てましょう。
水やり
カンパニュラは湿気が苦手。なので、土が少し乾燥しているくらいが丁度よいでしょう。特に冬がそうです。土が乾いて幾日か経過した後にやっと水を与えるくらいで良いです。夏の暑い時期は土が乾いたら水をやってください。
追肥
花が咲くころに栄養が必要となります。3月~9月頃に追肥を行いましょう。頻度は週1回。液体肥料を与えるのが効果的です。週1回を忘れてしまうようなら、挿しっぱなしで栄養を与えられる液体肥料の購入をオススメします。
剪定
花が付いているときに剪定は行わず、花が咲き終わった後、花殻を摘み取りましょう。またこの時、枝も一緒に切り離してしまうのではなく、枝は残しておく方が新しい成長を促すことが出来ます。
収穫
花が咲き終わり、花殻を摘まずにいるとだんだん茶色くなりついに種の入る袋が完成します。しばらく経てば大きくなり、種が出来上がるのです。黒い小さな粒がカンパニュラの種。自分で種まきをしたい方は、花の咲き終わった7月~8月頃収穫を試みてください。
病害虫
乾燥した時期にやって来るのが「ハダニ」です。ハダニが寄生すると折角の花や葉、茎が荒らされ、食いつかれてしまいます。しかし、ハダニが付くことを予防するのは難しくありません。何故なら乾燥させない様に葉を濡らしてやれば良いのです。葉っぱに水を掛けるだけで予防出来ます。
カンパニュラ(風鈴草)の育て方|まとめ
・カンパニュラは湿気を嫌います!カラッと乾いた空気の元で管理しましょう。
・酸性土は避けてください。地植えの際には、石灰を混ぜて中和しましょう。
・ハダニ予防に葉っぱに水をかけてください。湿らせておけば十分予防になります。
カンパニュラ(風鈴草)のちょっといい話カンパニュラが星の名前!?
釣鐘という意味から名づけられたカンパニュラ。実はこの名前、星にも使われているのです。それは、1926年、ドイツでの出来事。ハイデルベルクの天文台で天文学者カール・ラインムートが小惑星を発見しました。カール・ラインムートは生涯395個の小惑星を発見しています。そして、植物の名前から次々に小惑星に名前を付けていったのです。その中の一つが1926年に発見された小惑星「カンパニュラ」になります。宇宙に花が咲いていると思うとロマンチックですね。
カンパニュラは愛の女神の忘れ物?
愛の女神アフロディーテが持っていた、魔法の鏡。それは見る物の美しさを増すものでした。そんな特別な鏡をアフロティーテは人間界に忘れてしまったのです。その忘れ物を拾ったのは、人間界の羊飼いでした。アフロディーテは自分の息子にその忘れ物を引き取りにいかせ、羊飼いから手渡して貰います。その帰り際、鏡が忘れられた野原一帯にカンパニュラの花が。愛の神の忘れ物と引き換えに人間界では美しい花が咲きほこったのです。カンパニュラに愛の言葉が宿るのも納得がいきますね。
カンパニュラにまつわる神話
実は、カンパニュラにまつわる神話はもう一つあります。こちらも神からの贈り物。神様の果樹園を守るカンパーニュルという女性がいました。ある日、果樹園に黄金のリンゴを盗む泥棒が。気づいたカンパーニュラは鈴を鳴らし応援を呼びましたが、仲間が駆けつける前に泥棒に殺されてしまったのです。哀れに思った神様の手によって生まれ変わりました。その生まれ変わりと言うのが「カンパニュラ」です。カンパーニュルは神様によってみんなに愛される花となったのです。カンパニュラには別れの花言葉もあります。その由来はこの神話です。悲しさもある花ですが、真面目に仕事を全うしていれば必ず報われるという事を教えてくれます。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
#カンパニュラ の花言葉
カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」「節操」「貞節」「不変」。
―初夏に咲く、小さくかわいらしい釣鐘型の花
カンパニュラは、キキョウ科の宿根草で、花期は5月~6月です。紫、ピンク、白、青などの釣鐘型の花を咲かせます。
カンパニュラについて科・属キキョウ科・ホタルブクロ属和名カンパニュラ,風鈴草(フウリンソウ)英名Bell flower/Campanula学名Campanula medium原産地ヨーロッパ、アジア出回り期5月~9月カンパニュラの花言葉の由来
カンパニュラの花言葉「感謝」「誠実」などは、カンパニュラの花の形が教会の鐘に似ているので、教会の教えやイメージから花言葉付いたと言われています。
カンパニュラの花名の由来
カンパニュラの花が鐘に似ていることから、ラテン語の”小さな鐘”を意味する「campana」にちなみんで付けられました。また、和名の「風鈴草(フウリンソウ)」、別名の「釣鐘草(ツリガネソウ)」も同じく、カンパニュラの花の形から名付けられたと言われています。
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