文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
#芍薬(シャクヤク) の花言葉
芍薬(シャクヤク)の花言葉は「はじらい」「慎ましさ」「はにかみ」「内気」「謙遜」。
シャクヤク(芍薬)について
科・属
ボタン科 ・ ボタン属
和名
芍薬(シャクヤク)
英名
Peony
学名
Paeonia lactiflora
原産地
アジア大陸北東部
開花時期
5月~6月
花名の由来
芍薬の花名は昔中国から芍薬の根を生薬として輸入していたというところからついたという説と、「姿がしなやかで優しいさま」を意味する「綽約(しゃくやく)」に由来しているという説があります。
シャクヤク(芍薬)の花言葉と由来
シャクヤク(芍薬)の花言葉は、「はじらい」「慎ましさ」「はにかみ」「内気」「謙遜」。
芍薬の「はにかみ」「恥じらい」などの花言葉は、イギリスの民話が元になっていると言われています。恥ずかしがり屋の妖精が芍薬の花に隠れたら、その妖精と一緒に芍薬の花も照れたように赤らんだというところからきていると言われています。
シャクヤクの特徴
シャクヤクは、ボタン科ボタン属の多年草。葉は複葉で、互い違いに生えてきます。5月~初夏には茎先に大型の牡丹によく似た10センチくらいの花を1つつけます。花弁の数は5~10枚が多く、もっと多いものもあります。花の色は紅色や桃色のほか、紫紅色や白、黄色などがあり、花の形は一重咲き、八重咲き、翁咲きなどの種類があり、増やすときは株分けをするのが一般的です。
シャクヤク(芍薬)の豆知識
シャクヤク(芍薬)は、ボタン科の草花で牡丹によく似た美しい花を咲かせますが、根の部分を乾燥させ生薬としても使われています。
シャクヤク(芍薬)と牡丹の違いと見分け方
華やかな大輪の花を咲かせる牡丹と芍薬は一見するとかなり似ています。さらに、英語名はふたつとも「peony」となっていて、英語圏の国では区別されていません。ここでは見分け方のポイントを紹介します。
葉
違いが一番わかりやすいのが葉の形です。シャクヤクの葉はツヤがあり、葉の先にギザギザはなく、全体的に丸みがあります。一方、牡丹は葉にツヤがなく、ギザギザになっているのが特徴。
つぼみ
シャクヤクのつぼみは先が尖っていますが、牡丹の蕾は丸い形をしています。
香り
シャクヤクはバラのような甘く爽やかな香りがします。比較的わかりやすいので、どっちか迷ったときは香りを確かめてみるとよいかもしれません。
木・草
シャクヤクは草、牡丹は樹木に分類されます。シャクヤクは冬になると地上部の茎葉が枯れて根の状態で休眠するため「草」に分類されます。また、シャクヤクは茎が枝分かれせずまっすぐ伸びていくのに対し、牡丹は茎が枝分かれして低く横ばいに広がっていきます。
散り方・枯れ方
シャクヤクは花びらではなく、花が丸ごと落ち、葉も茎も枯れ、根と芽の部分のみが残ります。牡丹は花びらが1枚ずつ散っていきます。
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