文章
玲儿
2017年09月19日
ベゴニア・センパフローレンスの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと風通しのよい場所で育てます。春から日ざしに慣らしてきた株は夏の強い直射日光にも耐えますが、急に強い日ざしにさらすと葉焼けを起こすので、夏は建物の東側などで管理します。
また、梅雨明けの前後で環境ががらりと変わると、一時的に見苦しくなりますが、軽く切り戻しておけば、秋には回復します。
耐寒性はないので、晩秋まで楽しんだら処分するか、あるいは霜が降りる前に室内に取り込み、日当たりのよい窓辺で管理すると冬越しします。
水やり
庭植えの場合は、植えつけ後にたっぷりと与え、その後は雨にまかせます。ただし、真夏は表土がよく乾いたら、早朝にたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりします。真夏と冬の水やりは過湿にならないよう注意します。
肥料
用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。夏と冬を除き、生育旺盛な株には緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を施します。生育が衰えている株には肥料は施しません。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
長雨の時期には灰色かび病が、春と秋にはうどんこ病が発生しやすいので、株が蒸れないように注意し、湿度が高いときには葉にかからないように水やりします。
害虫:アブラムシ
春と秋にアブラムシが発生しやすいので注意します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土6、腐葉土3、牛ふん堆肥1の割合で配合するとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
春から初夏、または秋に行います。鉢植えで、土が古くなって水はけが悪くなった株や、根がよく張っている株は、根鉢のまわりの硬くなった土を落とし、新しい用土で同じ大きさの鉢、もしくは二回り大きな鉢に植え替えます。根腐れ気味の株は、古い土と腐った根を落とし、新しい用土を用いて一回り小さな鉢、もしくは同じ大きさの鉢に植え替えます。
ふやし方
春から初夏、または秋にさし木でふやします。株の先端部でも、途中の部分でもさし木ができますが、開花した節には葉芽がないので、必ず葉芽のある節を選んでさし穂をつくります。
主な作業
花がら摘み:雄花は自然に落ちるのにまかせればよいですが、葉の上に落ちると病気の原因になるので取り除きます。雌花が終わったら花柄のつけ根から折り取ります。
切り戻し:草姿が乱れたときに切り戻しますが、夏前に深く切り戻すと暑さで株が弱るので、軽く切り戻す程度にとどめます。9月になれば株元からわき芽が吹いているので、それを残すように枝を整理します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと風通しのよい場所で育てます。春から日ざしに慣らしてきた株は夏の強い直射日光にも耐えますが、急に強い日ざしにさらすと葉焼けを起こすので、夏は建物の東側などで管理します。
また、梅雨明けの前後で環境ががらりと変わると、一時的に見苦しくなりますが、軽く切り戻しておけば、秋には回復します。
耐寒性はないので、晩秋まで楽しんだら処分するか、あるいは霜が降りる前に室内に取り込み、日当たりのよい窓辺で管理すると冬越しします。
水やり
庭植えの場合は、植えつけ後にたっぷりと与え、その後は雨にまかせます。ただし、真夏は表土がよく乾いたら、早朝にたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりします。真夏と冬の水やりは過湿にならないよう注意します。
肥料
用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。夏と冬を除き、生育旺盛な株には緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を施します。生育が衰えている株には肥料は施しません。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
長雨の時期には灰色かび病が、春と秋にはうどんこ病が発生しやすいので、株が蒸れないように注意し、湿度が高いときには葉にかからないように水やりします。
害虫:アブラムシ
春と秋にアブラムシが発生しやすいので注意します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土6、腐葉土3、牛ふん堆肥1の割合で配合するとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
春から初夏、または秋に行います。鉢植えで、土が古くなって水はけが悪くなった株や、根がよく張っている株は、根鉢のまわりの硬くなった土を落とし、新しい用土で同じ大きさの鉢、もしくは二回り大きな鉢に植え替えます。根腐れ気味の株は、古い土と腐った根を落とし、新しい用土を用いて一回り小さな鉢、もしくは同じ大きさの鉢に植え替えます。
ふやし方
春から初夏、または秋にさし木でふやします。株の先端部でも、途中の部分でもさし木ができますが、開花した節には葉芽がないので、必ず葉芽のある節を選んでさし穂をつくります。
主な作業
花がら摘み:雄花は自然に落ちるのにまかせればよいですが、葉の上に落ちると病気の原因になるので取り除きます。雌花が終わったら花柄のつけ根から折り取ります。
切り戻し:草姿が乱れたときに切り戻しますが、夏前に深く切り戻すと暑さで株が弱るので、軽く切り戻す程度にとどめます。9月になれば株元からわき芽が吹いているので、それを残すように枝を整理します。
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玲儿
2017年07月30日
根茎性ベゴニアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
冬でも直射日光を避け、一年中明るい日陰もしくは室内で育てます。蛍光灯の光だけでも育てられる品種があります。冬越しの温度は3~5℃で、霜が降りる前に室内に取り込みます。
水やり
鉢土がよく乾いたら、鉢底から流れ出るほどたっぷりと水やりします。空中湿度を好みますが、用土の過湿は苦手です。
肥料
用土にはあらかじめ元肥として緩効性化成肥料を混ぜておきます。追肥は、春と秋の成長期に、液体肥料を施すか、緩効性化成肥料を置き肥します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病
うどんこ病は、葉に小麦粉をまぶしたような白い病斑が現れ、ひどくなると、葉面全体や茎にまで広がり、落葉します。蒸れないように注意し、発生したら初期のうちに対処しましょう。
灰色かび病は、湿度の高い時期や冬に、葉縁から水がしみ込んだように変色して溶けるように腐敗します。枯れ葉や花がら摘みをこまめに行って予防します。
害虫:ネコブセンチュウ(ネマトーダ)
土壌中のセンチュウが根に寄生して、根にこぶができ、株の生育が阻害されます。土壌伝播するので、古土や一度発生した鉢を使わないようにします。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
春から初夏または秋に、植え替えを行います。大株にしたい場合や根茎の状態がよければ鉢増ししてもよいでしょう。コンパクトにしたい場合は、根茎の先端を5cmほどに切って、植えつけることもできます。根が深く伸びないので、浅鉢を使用します。
ふやし方
根茎ざし、葉ざし:適期は春から初夏または秋です。葉ざしするときは、葉柄を数mmつけて葉を切り、さし木用の用土にさして乾かさないように管理します。
主な作業
花がら摘み:花が咲き終わったら、花茎のつけ根のところで切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
冬でも直射日光を避け、一年中明るい日陰もしくは室内で育てます。蛍光灯の光だけでも育てられる品種があります。冬越しの温度は3~5℃で、霜が降りる前に室内に取り込みます。
水やり
鉢土がよく乾いたら、鉢底から流れ出るほどたっぷりと水やりします。空中湿度を好みますが、用土の過湿は苦手です。
肥料
用土にはあらかじめ元肥として緩効性化成肥料を混ぜておきます。追肥は、春と秋の成長期に、液体肥料を施すか、緩効性化成肥料を置き肥します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病
うどんこ病は、葉に小麦粉をまぶしたような白い病斑が現れ、ひどくなると、葉面全体や茎にまで広がり、落葉します。蒸れないように注意し、発生したら初期のうちに対処しましょう。
灰色かび病は、湿度の高い時期や冬に、葉縁から水がしみ込んだように変色して溶けるように腐敗します。枯れ葉や花がら摘みをこまめに行って予防します。
害虫:ネコブセンチュウ(ネマトーダ)
土壌中のセンチュウが根に寄生して、根にこぶができ、株の生育が阻害されます。土壌伝播するので、古土や一度発生した鉢を使わないようにします。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
春から初夏または秋に、植え替えを行います。大株にしたい場合や根茎の状態がよければ鉢増ししてもよいでしょう。コンパクトにしたい場合は、根茎の先端を5cmほどに切って、植えつけることもできます。根が深く伸びないので、浅鉢を使用します。
ふやし方
根茎ざし、葉ざし:適期は春から初夏または秋です。葉ざしするときは、葉柄を数mmつけて葉を切り、さし木用の用土にさして乾かさないように管理します。
主な作業
花がら摘み:花が咲き終わったら、花茎のつけ根のところで切り取ります。
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玲儿
2017年07月30日
木立ち性ベゴニアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
春および秋は日当たりと風通しのよい場所で、夏は涼しくて風通しのよい半日陰で育てます。強い直射日光が当たると葉焼けを起こすので、50%くらい遮光します。冬は、霜が降りる前に室内に取り込み、日当たりのよい窓辺で育てます。
水やり
鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。真夏と冬の水やりは、過湿にならないよう控えめに行います。
肥料
用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。夏と冬を除き、生育旺盛な株には、緩効性化成肥料を置き肥するか、または液体肥料を施します。生育が衰えている株には肥料は施しません。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病、斑点細菌病
長雨の時期には灰色かび病が、春と秋にはうどんこ病が発生しやすいので、株が蒸れないように注意し、湿度が高いときには葉にかからないように水やりします。
斑点細菌病は、葉裏に暗緑色の水がしみたような小さな斑点ができ、次第に褐色をした輪紋の病斑が表にも広がります。水やりによって感染するので、発病した株は別に避けておくか、廃棄します。
害虫:アブラムシ、ハマキムシ
春と秋にアブラムシが発生しやすいので注意します。また、ハマキムシが発生すると、糸を出して葉を巻き、葉や新芽、蕾などをかじります。ひきつった葉を見つけたら、害虫を探して捕殺しましょう。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、市販の草花用培養土に腐葉土を3割ほど加えるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
土が古くなって水はけが悪くなった株や、根がよく張っている株は、4月中旬から7月上旬、または9月から10月に、根鉢のまわりの硬くなった土を落とし、新しい用土で同じ大きさの鉢もしくは一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
春または秋に、さし木でふやします。株の先端部でも、途中の部分でもさし木ができますが、開花した節には葉芽がないので、必ず葉芽のある節を選んでさし穂をつくります。
主な作業
花がら摘み:シャンデリアのような花房は、まず雄花が咲き、最後に枝分かれした先端に雌花がつきます。雄花は自然に落ちますが、雌花が茶色く傷んだら花柄のつけ根から折り取ります。
切り戻し:一年中切り戻すことができますが、真夏と冬はあまり深く切り詰めると芽吹きが悪いので、軽く切り戻す程度にとどめます。生育旺盛な時期であれば、好みの高さで切り戻すことができます。いずれも、葉芽のある節を確認し、その上で切りましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
春および秋は日当たりと風通しのよい場所で、夏は涼しくて風通しのよい半日陰で育てます。強い直射日光が当たると葉焼けを起こすので、50%くらい遮光します。冬は、霜が降りる前に室内に取り込み、日当たりのよい窓辺で育てます。
水やり
鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。真夏と冬の水やりは、過湿にならないよう控えめに行います。
肥料
用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。夏と冬を除き、生育旺盛な株には、緩効性化成肥料を置き肥するか、または液体肥料を施します。生育が衰えている株には肥料は施しません。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病、斑点細菌病
長雨の時期には灰色かび病が、春と秋にはうどんこ病が発生しやすいので、株が蒸れないように注意し、湿度が高いときには葉にかからないように水やりします。
斑点細菌病は、葉裏に暗緑色の水がしみたような小さな斑点ができ、次第に褐色をした輪紋の病斑が表にも広がります。水やりによって感染するので、発病した株は別に避けておくか、廃棄します。
害虫:アブラムシ、ハマキムシ
春と秋にアブラムシが発生しやすいので注意します。また、ハマキムシが発生すると、糸を出して葉を巻き、葉や新芽、蕾などをかじります。ひきつった葉を見つけたら、害虫を探して捕殺しましょう。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、市販の草花用培養土に腐葉土を3割ほど加えるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
土が古くなって水はけが悪くなった株や、根がよく張っている株は、4月中旬から7月上旬、または9月から10月に、根鉢のまわりの硬くなった土を落とし、新しい用土で同じ大きさの鉢もしくは一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
春または秋に、さし木でふやします。株の先端部でも、途中の部分でもさし木ができますが、開花した節には葉芽がないので、必ず葉芽のある節を選んでさし穂をつくります。
主な作業
花がら摘み:シャンデリアのような花房は、まず雄花が咲き、最後に枝分かれした先端に雌花がつきます。雄花は自然に落ちますが、雌花が茶色く傷んだら花柄のつけ根から折り取ります。
切り戻し:一年中切り戻すことができますが、真夏と冬はあまり深く切り詰めると芽吹きが悪いので、軽く切り戻す程度にとどめます。生育旺盛な時期であれば、好みの高さで切り戻すことができます。いずれも、葉芽のある節を確認し、その上で切りましょう。
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玲儿
2017年07月30日
木立ち性ベゴニアの基本情報
学名:Begonia
その他の名前:キダチベゴニア、コダチベゴニア、木立性ベゴニア
科名 / 属名:シュウカイドウ科 / シュウカイドウ属(ベゴニア属)
特徴
地下に球根や根茎をつくらず、茎が立ち上がるベゴニアを木立ち性ベゴニアと呼んでいます。何段にも枝分かれしたシャンデリアのような花房が、葉の間からいくつも垂れ下がって咲き、花と葉の調和が美しい鉢花です。緑葉のほか、光沢のある黒葉に水玉模様や筋が入るもの、葉の表面にきらきら光る毛が生えてビロードのような質感を呈するものなど、葉の美しい品種が多く、花のない時期でも楽しめます。四季咲き性品種が多く、冬でも夜温を10℃以上に保てば開花し、7℃以上であれば冬越し可能です。
1mを超える大型の品種から、小鉢のまま楽しめる小型の品種もあり、ライフスタイルに合わせて品種を選択することができます。茎をさし木すれば数週間で発根し、容易に株の更新と増殖ができます。
種類(原種、園芸品種)
‘ミセス・ハシモト’
Begonia ‘Mrs. Hashimoto’
白花の大きな花房と緑葉のバランスが美しい。日ざしが強いと花が赤みを帯びるので、半日陰で栽培するとよい。やや病気に弱く、斑点細菌病が出やすい。
‘リッチモンデンシス’
Begonia ‘Richmondensis’
夏の高温と日ざしに強いとともに、よく分枝して茂るので、鉢花としてだけでなく、庭植えもできる。耐寒性もやや強く、暖地であれば軒下で冬越しすることもしばしばある。
‘ジニー’
Begonia ‘Ginny’
花弁も萼片も深い紅色。分枝性がよく、枝が横へ柔らかく伸びるので、ハンギング仕立てに向く。比較的夏越ししやすい。
‘ティー・ローズ’
Begonia ‘Tea Rose’
芳香のある花がよく咲く。日ざしに強く、真夏を除き、日にしっかり当てて育てる。過湿にはやや弱い。
学名:Begonia
その他の名前:キダチベゴニア、コダチベゴニア、木立性ベゴニア
科名 / 属名:シュウカイドウ科 / シュウカイドウ属(ベゴニア属)
特徴
地下に球根や根茎をつくらず、茎が立ち上がるベゴニアを木立ち性ベゴニアと呼んでいます。何段にも枝分かれしたシャンデリアのような花房が、葉の間からいくつも垂れ下がって咲き、花と葉の調和が美しい鉢花です。緑葉のほか、光沢のある黒葉に水玉模様や筋が入るもの、葉の表面にきらきら光る毛が生えてビロードのような質感を呈するものなど、葉の美しい品種が多く、花のない時期でも楽しめます。四季咲き性品種が多く、冬でも夜温を10℃以上に保てば開花し、7℃以上であれば冬越し可能です。
1mを超える大型の品種から、小鉢のまま楽しめる小型の品種もあり、ライフスタイルに合わせて品種を選択することができます。茎をさし木すれば数週間で発根し、容易に株の更新と増殖ができます。
種類(原種、園芸品種)
‘ミセス・ハシモト’
Begonia ‘Mrs. Hashimoto’
白花の大きな花房と緑葉のバランスが美しい。日ざしが強いと花が赤みを帯びるので、半日陰で栽培するとよい。やや病気に弱く、斑点細菌病が出やすい。
‘リッチモンデンシス’
Begonia ‘Richmondensis’
夏の高温と日ざしに強いとともに、よく分枝して茂るので、鉢花としてだけでなく、庭植えもできる。耐寒性もやや強く、暖地であれば軒下で冬越しすることもしばしばある。
‘ジニー’
Begonia ‘Ginny’
花弁も萼片も深い紅色。分枝性がよく、枝が横へ柔らかく伸びるので、ハンギング仕立てに向く。比較的夏越ししやすい。
‘ティー・ローズ’
Begonia ‘Tea Rose’
芳香のある花がよく咲く。日ざしに強く、真夏を除き、日にしっかり当てて育てる。過湿にはやや弱い。
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玲儿
2017年07月28日
球根ベゴニアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えは向いていないので鉢植えとします。一般に、休眠中の冬は球根の姿になっていますが、凍らない温度で管理します。早春に芽が出てきたら、室内の明るい窓辺に置きます。戸外で栽培する場合は5月からとし、雨に当てないように管理します。梅雨明け以降は風通しのよい半日陰でできるだけ涼しくしますが、確実に夏越しさせたいときはクーラーの効いた室内に取り込みます。
水やり
生育期は土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりしますが、高温期になり株が弱ってきたら控えめにします。秋は地上部が枯れ始めたら水やりを控えめにし、完全に枯れて球根だけになったら停止します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜます。生育が旺盛なときは、緩効性の化成肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
灰色かび病は梅雨時期と低温期に、うどんこ病は気温が20℃くらいのときによく発生します。
害虫:ハダニ、アザミウマ
ハダニは乾燥期によく発生するので、葉裏をよくチェックします。アザミウマは花粉を食べにくるので、花をよく観察すると肉眼でも見つけることができます。ひどくなると、花弁が萎縮したり、かすり状の傷が入ります。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒5、腐葉土3、日向土2などの配合とします。草花用培養土に日向土を2割程度混ぜてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月中旬から4月上旬に球根を鉢に植えつけます。5号鉢に1球を目安とし、球根の上部が土から出るように浅く植えつけます。球根がたくさんある場合は、育苗箱などに仮植えして、芽が出てきたものから順次鉢上げするとよいでしょう。
ふやし方
さし木:球根はふえないので、繁殖は難しいです。茎が細くてしっかりした品種はさし木をすることができ、水はけのよい用土や水にさすと発根します。しかし、多くの品種は腐りやすく、さし木は困難です。
主な作業
花がら摘み:咲き終わった花がらは、花柄のつけ根のところで折り取ります。
支柱立て:スタンドタイプの場合は、太い茎が倒れやすいので、支柱を立てます。球根に突き刺さないように注意し、花がつかない側(背中)に立ててください。ハンギングタイプは支柱は不要です。
開花調節:球根ベゴニアの季節開花は初夏ですが、そうすると高温期までの期間が短く、開花期間が短くなります。そこで、生育サイクルをずらす方法があります。早春に入手した球根をそのまま冷蔵庫の野菜室に入れて秋まで貯蔵します。秋に植えつけ、明るい時間(日光+電照)が15時間くらいになる室内で管理します。3か月ほどで開花が見られ、冬は暖かい室内で管理すると、初夏まで咲き続けます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えは向いていないので鉢植えとします。一般に、休眠中の冬は球根の姿になっていますが、凍らない温度で管理します。早春に芽が出てきたら、室内の明るい窓辺に置きます。戸外で栽培する場合は5月からとし、雨に当てないように管理します。梅雨明け以降は風通しのよい半日陰でできるだけ涼しくしますが、確実に夏越しさせたいときはクーラーの効いた室内に取り込みます。
水やり
生育期は土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりしますが、高温期になり株が弱ってきたら控えめにします。秋は地上部が枯れ始めたら水やりを控えめにし、完全に枯れて球根だけになったら停止します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜます。生育が旺盛なときは、緩効性の化成肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
灰色かび病は梅雨時期と低温期に、うどんこ病は気温が20℃くらいのときによく発生します。
害虫:ハダニ、アザミウマ
ハダニは乾燥期によく発生するので、葉裏をよくチェックします。アザミウマは花粉を食べにくるので、花をよく観察すると肉眼でも見つけることができます。ひどくなると、花弁が萎縮したり、かすり状の傷が入ります。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒5、腐葉土3、日向土2などの配合とします。草花用培養土に日向土を2割程度混ぜてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月中旬から4月上旬に球根を鉢に植えつけます。5号鉢に1球を目安とし、球根の上部が土から出るように浅く植えつけます。球根がたくさんある場合は、育苗箱などに仮植えして、芽が出てきたものから順次鉢上げするとよいでしょう。
ふやし方
さし木:球根はふえないので、繁殖は難しいです。茎が細くてしっかりした品種はさし木をすることができ、水はけのよい用土や水にさすと発根します。しかし、多くの品種は腐りやすく、さし木は困難です。
主な作業
花がら摘み:咲き終わった花がらは、花柄のつけ根のところで折り取ります。
支柱立て:スタンドタイプの場合は、太い茎が倒れやすいので、支柱を立てます。球根に突き刺さないように注意し、花がつかない側(背中)に立ててください。ハンギングタイプは支柱は不要です。
開花調節:球根ベゴニアの季節開花は初夏ですが、そうすると高温期までの期間が短く、開花期間が短くなります。そこで、生育サイクルをずらす方法があります。早春に入手した球根をそのまま冷蔵庫の野菜室に入れて秋まで貯蔵します。秋に植えつけ、明るい時間(日光+電照)が15時間くらいになる室内で管理します。3か月ほどで開花が見られ、冬は暖かい室内で管理すると、初夏まで咲き続けます。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月23日
9月28日の誕生花
9月28日の誕生花は、「#ベゴニア 」です。
ベゴニアは、シュウカイドウ科の多年草で、主な花期は4月~10月です。 多肉質の黄緑色の葉っぱと、ピンクや赤の鮮やかな花を咲かせます。原種はオーストラリア大陸を除いたほぼ世界中の熱帯や亜熱帯の湿潤な地域に分布し、日本ではいくつかの原種が西表島から石垣島に分布しています。
ベゴニアについて科・属 シュウカイドウ科・シュウカイドウ属英名 Begonia学名 Begonia原産地 ブラジル出回り期 通年花名の由来
名前の由来は、フランス領アンティル諸島総督であり、植物学を推奨していたミシェル・ベゴン(Micel Begon)にちなみます。植物学者シャルル・ブリュミエールがベゴニアを発見したことで、植物採集家として、フランス国王だったルイ14世に推薦したのがミシェル・ベゴンです。
ベゴニアの花言葉と由来
ベゴニアの花言葉は、「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」。
ベゴニアの花言葉「片思い」「愛の告白」は、ベゴニアの葉が歪んだハート形に見えることや左右不対称(アシンメトリー)であることからつけられたと言われています。
赤いベゴニア
「公平」
白いベゴニア
「親切」
ベコニアの園芸品種
多くの園芸品種があり、茎や根の形質的に分けると、木立性ベコニア、根茎性ベコニア、球根性ベコニアとなります。木立性ベコニアは、丈夫で育てやすく、まっすぐに伸びた茎にシャンデリアのような可憐な花が垂れ下がっている姿をしています。ものによっては3m近くまで育つのもあります。根茎性ベコニアは、強すぎる日当たりを嫌う品種で、基本的には茎が地面を這うように伸びていきますが、根茎が斜めに伸びたり直立して伸びたり、葉が直接地面から出てくる種類もあります。球根性ベコニアは、その名の通り球根から成長するタイプのベコニアで、花びらが八重でゴージャスな花を咲かせます。
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文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
9月10日の誕生花
9月10日の誕生花は、「シュウカイドウ(秋海棠)」です。
中国からマレー半島にかけて自生し、毎年咲く草花でベゴニアの一種です。8~10月頃に、左右大きさが違うハート形の葉のわきから紅い花茎を伸ばし、下向きに咲く淡いピンク色の花を咲かせます。シュウカイドウは、日本各地で半野生化していることから日本原産だと思われがちですが、江戸時代に中国からきた帰化植物と言われ、その頃から、秋の季語として松尾芭蕉らの歌にも頻繁に登場していました。
シュウカイドウ(秋海棠)について科・属 シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)英名 hardy begonia学名 Begonia grandis Dryand.原産地 中国~マレー半島開花時期 8月〜10月花名の由来
名前の由来は、中国名の秋海棠の音読みにしたもので、春に咲くハナカイドウ(花海棠)に良く似た色の花を秋に咲かせる事から名付けられました。
シュウカイドウ(秋海棠)の花言葉と由来
シュウカイドウ(秋海棠)の花言葉は、「片思い」「恋の悩み」。
「片思い」は、ハート形の葉が左右対象ではなく、片方が少し歪んでいる事からきています。また、花の印象から悩みを抱えているように見える事から「恋の悩み」と付けられました。葉裏には赤いタイプや白花を咲かせるタイプがあり、花には雄花と雌花があります。
シュウカイドウの種類
品種改良されたシュウカイドウには、全体的に小さく、薄いピンク色を帯びた白い花が咲く「シロバナシュウカイドウ」が知られています。他の改良品種には7月ころから花を咲かせる早咲き種や、純白の花を咲かせる品種もありますが、種類は多くありません。シュウカイドウは元々変異の起きにくい植物で、その点では品種改良はしにくいようです。日本に自生する種としては、沖縄県の八重山諸島に分布しているコウトウシュウカイドウ とマルヤマシュウカイドウ があります。
最近では同属の多くの種が持ち込まれており、園芸用として栽培され、それらは主に「ベゴニア」と呼ばれてはいますが、シュウカイドウは古くから定着した(江戸時代に中国からきた)帰化植物として、ベゴニアとは呼ばれていません。
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