文章
笼岛 みどり
2017年05月24日
#たんぽぽ の花言葉
たんぽぽの花言葉は「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」
―ただの雑草なんて言わせない!愛の花言葉を持つ黄色い元気な花
キク科の多年草で、花期は3月~4月です。雑草に分類されますが、可愛らしい黄色い花を咲かせます。
たんぽぽについて科・属 キク科・タンポポ属英名 dandelion学名 Taraxacum officinale原産地 ヨーロッパ、日本出回り期 2月~5月
タンポポの花言葉⇒「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」
たんぽぽの花言葉の由来
花言葉の「愛の神託」「神託」は、ヨーロッパでは古くからタンポポの綿毛を使って恋占いをしていたことに由来しています。「別離」の花言葉は、風に吹かれて綿毛が飛んでいく際にばらばらに離れていくことにちなみます。
たんぽぽの花名の由来
タンポポの江戸時代の花名は、鼓草といいます。日本伝統の楽器である鼓をたたく音の「タン」と「ポポ」という擬音語が語源となり、のちに現在の呼び名であるタンポポと呼ばれるようになったともいわれています。英名の「dandelion」は、タンポポの葉がライオンの歯のようにギザギザしていることから、フランス語でライオンの歯を意味する「dent-de-lion」に由来しています。
都心で見るタンポポは外来種
都心で見るタンポポの多くは、セイヨウタンポポという種類で海外からやってきた外来種です。
一方、日本のタンポポはどこにいるのでしょうか。
日本のタンポポも昔は近くに生息していましたが都市化の影響で生息地が減り、丈夫で強い外来種のタンポポが生息しています。
在来種のタンポポは、有性生殖(ゆうせいせいしょく)といって、2つの個体がいないと新たな子孫を作れないのに対し、外来種のセイヨウタンポポは単為生殖で1つの個体で子孫をつくることが出来ます。また、植物体を切ると白い液が出てくるのですが、アレロパシー作用を持つ乳液なのです。そのおかけで、虫に食べられないとも言われています。繁殖力が強い外来種のタンポポは都心に生息地を増やし、自然あふれる野山の地域には在来種のタンポポがいることから都市化の指標生物ともなっています。
在来種と外来種は、どこで見分けるのか。外来種のタンポポは通年咲いています。それに比べ、在来種のタンポポは春の短い期間で咲きます。また黄色い花の下にあるガク片の部分を総苞片(そうほうへん)と呼び、その部分が反りかえっているの種は外来種のタンポポです。在来種のタンポポは、その部分は反りかえっていません。また、日本のタンポポは外来種に比べて、少し小ぶりです。
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