▼栽培カレンダー
時期
1月
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4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
植え替え
肥料
水やり
目次
エケベリアの基本情報
エケベリアの水やりなどの育て方
エケベリアの植え替え
エケベリアの増やし方
エケベリアの育て方|まとめ
エケベリアの種類
エケベリアの基本情報
エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属の春秋型種の植物。原産地はメキシコ・中米など。5、6cmの小型から40cm近くにもなる大型種まで、葉の形も様々あり種類は豊富です。正面から見た時の美しいロゼット型の姿は花のようで華やかな印象があります。そのため、フラワーアレンジやブーケに使われることも。葉挿しや株分けで増やすことが出来ます。
科・属ベンケイソウ科エケベリア属和名エケベリア英名Echeveria学名Echeveria原産地メキシコ・中米・南米の北西部育てやすさ★★★★★
エケベリアの選び方
葉に傷や害虫がついていないか確認しましょう。葉と葉が開いていなく、ぎゅっと締まった株が良く、形に歪みや変色がなく、鉢と株のバランスが取れているものが良いです。グラグラとしたものよりしっかりと根がはり、ずっしりとしていて、色艶が良いものがよいでしょう。ただし、好みで選ぶ方も多い品種ですので、ご自身で良いと思った個体を選ぶと良いでしょう。
エケベリアの水やりなどの育て方
エケベリアの日常の水やりや日当り、管理をおしえて!
日当たり・置き場所
乾燥した場所を好みます。
エケベリアの原産地からみるように、エケベリアは湿気が苦手で乾燥気味を好みます。日の当たる乾燥した土地で生育しているものが多いです。たくさん日光に当ててあげましょう。ただし、直射日光は「葉焼け」という、植物の日焼け状態になりよくありませんので注意しましょう。明るい日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。
葉焼けについてはこちら植物が枯れる原因のひとつ。「葉焼け」とは?
風通しのよい場所で管理しましょう
風通しが悪いと、病害虫の原因になります。できるだけ風通しのよい場所で管理しましょう。
関連リンク植物を育てる上で、「風通し」が大切な理由温度
耐寒は5度くらいまで
ずっと寒い場所で管理するよりは5度以下になる場合は室内に取りこんでの管理がよいでしょう。昼間はできるだけ日の当たる場所で管理して日光を当ててあげましょう。夜の窓辺は外気を同じ気温で気温も低くなりますので移動させましょう。0度を切る場合は水やりを控え完全に断水します。
水やり
季節ごとに変えましょう。
土が乾いたら鉢底穴から流れるくらいジョウロでたっぷりと与えましょう。
【春・秋】
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
【夏・冬】 休眠期。水は控えめに。 梅雨明けからの夏と冬は水やりは控えめにします。
夏・・・ほぼ断水します。
夏は夕方など涼しくなってから、葉水か、土が半日くらいで乾くくらいの水を与えます。
高温多湿が苦手なので、下手に水を与えることで蒸れて株が痛んだり、根腐れを起こしやすくなりますので気を付けましょう。
冬・・・ほぼ断水します。
水を切ることで耐寒性を高めることができます。
肥料
植え替え時に緩効性化成肥料を少量与えてもよいでしょう。休眠期の冬は施しません。
病害虫
アブラムシ・カイガラムシ・ハダニ
花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。
乾燥によってハダニが発生することもあります。ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。 アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。
用土
水はけのよいものがよいです
土は水はけのよいものを使います。多肉植物・サボテン専門店での取り扱いの専用土や市販の多肉植物の土でも可能です。
エケベリアの植え替え
適期は春と秋
【根詰まりしている場合】 古い根はカットして整理してから植え付けた方がよいです。その際、太い根はカットしないように気をつけましょう。万が一、切ってしまった場合はしっかりと乾かしてから植え付けます。カットする時、ハサミは消毒してから使用し、使用後も消毒をしてから片づけましょう。梅雨時期、真夏、冬場の植え替えは根が傷む原因になりますので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。水やりは1週間から10日後にします。
増やし方/繁殖の仕方
株分けと葉挿しで増やすことができます
【株分け】
子株がついたら、外して増やすことができます。ハサミなどでカットして外します。外した部分から雑菌が入らないように、すぐに植えず1、2週間は切り口を乾燥させます。その後、新しい清潔な土に植えつけます。水やりは10日後くらいに与えましょう。
【葉挿し】
葉挿しする葉を付け根が軽く土に埋まるように置きます。3、4日後にお水をあげましょう。
▼詳しくはこちら多肉植物を増やしてみよう|葉挿し編
エケベリアの育て方|まとめ
・水やりは土が乾いてからたっぷりと
・日当りよく、風通しのよいところで管理しましょう
・休眠期の冬と夏は水はほぼ断水し乾燥気味に
エケベリアの種類紅化粧
学名:Echeveria cv. Victor 株分けで増えます。秋は紅葉を楽しむことも。
脇芽を出して群生します。
野ばらの精
学名:Echeveria mexensis ’ZALAGOSA’ シャープな先端はきれいに色づいてバラみたいですね。 こちらも紅葉が楽しめます。
ぎゅっと締まったロゼット型はうっとりするくらいキレイ。
チワワエンシス
学名:Echeveria chihuahuaensis 紅く縁取られた葉先と白くマットな色合い。 エケベリアの人気種です。
紅~青白のグラデーションにはうっとりします。
桃太郎
学名:Echeveria cv. Momotarou リンゼアナ×チワワエンシスの交配種です。
青い渚(あおいなぎさ)
学名:Echeveria setosa var.’AOINAGISA’
夏場は風通しよく半日陰で管理します。 涼しく夏越しさせましょう。
青白い毛がきれいですね。
シャビアナ
学名:Echeveria shaviana
紫がかった不思議な色が魅力です。
葉の厚さはあまりなく、葉先が少し波打っています。
七福神
学名:Echeveria secunda=E .’Imbricata’ おめでたい和名のエケベリア。丈夫なのでギフトにも喜ばれそうですね。
お花のような葉の重なり合いには見惚れます。
高砂の翁
学名:Echeveria cv .’TAKASAGONOOKINA’
日本で作られたエケベリアの園芸品種。 フリルのような葉がゴージャスです。
成長し、下葉が落ちて幹立ちしていくと雰囲気のある姿に。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なエケベリアを育ててみて下さいね☆ ※情報は随時アップデートする可能性があります。
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!
▼栽培カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
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8月
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11月
12月
植え替え
アドロミスクスとは
アドロミスクスはベンケイソウ科アドロミスクス属の春秋型種の植物。小型のものが多く成長もゆっくりです。葉の形や模様も様々あり種類は豊富です。葉が取れやすいので葉挿しで増やせます。
●基本情報≫
●手入れ方法≫
●増やし方/豆知識≫
●アドロミスクスの種類と特徴≫
アドロミスクスの基本情報属名アドロミスクス学名Adromischus科目ベンケイソウ科 アドロミスクス属原産地南アフリカ・ナミビア
日常の手入れは?アドロミスクスの成長期春秋型種になります。
選び方葉が開いているものより、詰まって、全体的に締まっているものが良いでしょう。 葉に虫が付いてなく、元気なものを選びましょう。
日常の手入れ成長期は乾いたらお水をたっぷりあげます
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
暑さに弱いので、夏は風通しのよい涼しい場所で管理しましょう。
日当たり・置き場所
アドロミスクスは高温多湿が苦手。
なるべく風通しの良い乾燥した場所へ置きましょう。 明るい日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。
温度
耐寒は5度くらいまで 気温が5℃以下が続く場合は屋内に取り込んだ方が安全です。
水やり・・・季節で異なります【春・秋】
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
【夏】 休眠期。ほぼ断水します。 梅雨明けからの夏は水やりは控えめにします。
月に1度くらい夕方など涼しくなってから与えてもよいでしょう。
高温多湿が苦手なので、下手に水を与えることで蒸れて株が痛んだり、根腐れを起こしやすくなりますので気を付けましょう。
【冬】
冬・・・ほぼ断水します。
月に1度くらい暖かい日の昼間に与えてもよいでしょう。
肥料成長期に緩効性肥料を少量施しても良いでしょう。
害虫アブラムシ、カイガラムシ、ハダニが付きやすいです。 花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。
用土
水はけのよい土がよいです
市販の多肉植物用の土だと手軽です。 栽培環境や水やりの頻度に合わせて選んでも◎。
知っていると便利!植え替え植え替えをするならば春か秋がよいです。
増やし方/繁殖の仕方挿し木・株分け・葉挿しで増やせます
【挿し木・挿し穂】 切り口を3、4日乾かしてから用土に植えつけます。
土に割り箸などで、穴をあけそこに挿します。
【葉挿し】
葉挿しする葉を付け根が軽く土に埋まるように置きます。 3、4日後にお水をあげましょう。
こちらでもご紹介してます。 ・多肉植物の増やし方「葉挿し」>>
アドロミスクスの種類緑の卵学名:Adromischus mammillaris 葉挿し・挿し芽で増えます。ヘレイ
学名:Adromischus marianiae var.immaculatus シャープな先端はきれいに色づいてバラみたいですね。 葉挿しで増えます。
神想曲(じんそうきょく)
学名:Adromischus poellnitzianus 立ち木タイプのアドロミスクス。 葉挿しで増えます。
松虫(まつむし)学名:Adromischus hemisphaericus 葉挿し・挿し芽で増えます。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なアドロミスクスを育ててみて下さいね☆ ※情報は随時アップデートする可能性があります。
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栽培カレンダー
時期
1月
2月
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11月
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種まき
植え付け
植え替え
剪定
開花
収穫
肥料
目次
ガーデンシクラメンの基本情報
ガーデンシクラメンの育て方
ガーデンシクラメンの育て方|まとめ
ガーデンシクラメンのちょっといい話
ガーデンシクラメンの基本情報
ガーデンシクラメンとは名前からもわかるように、シクラメンを品種改良した品種です。
シクラメンは通常冬に弱くすぐ枯れてしまいますが、そのウィークポイントを克服しようと開発されたのがこのガーデンシクラメンです。品種改良され冬に強くなり、夏以外は葉や茎が成長し花を咲かせます。草丈は約15㎝程に成長します。シクラメンよりも少々小さいのが特徴でしょう。花の色はシクラメンとほぼ変わらず赤や白、ピンクと色の濃いものを咲かせます。ガーデンシクラメンは一本生えた草に一つの花を咲かせるので、寄せ植えなど冬のガーデニングとして定番で良く用いられます。
ガーデンシクラメンの花言葉
ガーデンシクラメンの花言葉は「遠慮がち」「内気」「はにかみ」「疑いを持つ」「嫉妬」
ガーデンシクラメンの花言葉はシクラメンと重複しています。元は同じ品種なので使われる花言葉も同じ担ってしまうのでしょうね。では、そんなガーデンシクラメンの花言葉をご紹介いたしましょう。ガーデンシクラメンの花言葉は控えめな部分と直情的な部分が極端に対比され現れています。まず控えめな花言葉から。それは「遠慮がち」「内気」それから「はにかみ」という可愛らしい表現が。花の咲く方向や姿が影から見守る人影を表したのでしょうね。しかし一度裏を返せば少々気の強い面が出てきてしまいます。それは「疑いを持つ」「嫉妬」です。嫉妬は赤いガーデンシクラメンが持つ花言葉。やはり、燃えるような炎の赤は情念を思い起こさせてしまうのでしょう。裏と表のあるガーデンシクラメンの花言葉でした。
ガーデンシクラメンの基本情報科・属サクラソウ科シクラメン属和名ブタノマンジュウ、カガリビバナ英名Garden cyclamen学名Cyclamen原産地地中海沿岸出回り時期9月~12月育てやすさ★★★★★
ガーデンシクラメンの種類・品種
ガーデンシクラメンはシクラメンが品種改良されたものです。シクラメンを基準にガーデンシクラメンが少し小ぶりで寒さに強い品種と言えます。また、大きさ、色、形が似通った品種があります。それはミニシクラメンです。こちらはガーデンシクラメンと大差ない様相をしていますが、寒さに弱くすぐ枯れてしまうのが特徴です。シクラメンの性質を引き継いで小さくしたものがミニシクラメンと言えるでしょう。長く楽しみたいという方にはガーデンシクラメンがオススメです。
ガーデンシクラメンの育て方用土
使用する用土は赤玉土、腐葉土と一般的な植物と変わらない普遍的な用土で間に合います。用土を少し凝りたいという方はピートモスを使用して保水性、通気性を高めよりよい環境を整えてあげましょう。3割程度混ぜ合わせると効果的です。
種まき
種まきは秋の涼しい時期に行います。発育管理するために室内で育てられるようプランターもしくは鉢に種を蒔いてください。種は非常に小さいのでなるべく重ならないように土の上にパラパラ蒔き、土を被せます。この時多くの土を被せると種から生えた芽が土から出て来れなくなってしまうので、薄く土を掛けましょう。一か月ほどで発芽と葉の成長が見込めます。
苗の選び方
暑さに弱いガーデンシクラメン。なので直射日光の当たる場所に苗が置いてある場合弱っている可能性があります。涼しい場所で管理されている苗を選びましょう。弱っている場合は葉が萎れて見えるのでそれを目安にするとわかりやすいでしょう。
植え付け
ガーデンシクラメンを植え付ける場合は、秋。暑すぎても、寒すぎても根や葉の成長が見込めない為、涼しいと感じるくらいの気温になったら植え付けを行いましょう。鉢植えでも、地植えでも十分深く土を掘ることが大切です。
水やり
水の与え過ぎはガーデンシクラメンの成長を著しく妨げます。ガーデンシクラメンを植え付け直後は頻繁に水をやりますが、根がついたあとは水を与えなくても(地植えの場合)良いでしょう。鉢植えの場合は土が乾いた時に水をやるのが丁度よいタイミングです。
追肥
ガーデンシクラメンには液体肥料を追肥として与えるのが良いでしょう。液体肥料なら毎日与えずに月2回ほどの頻度で与えれば十分効果が得られます。ただし、休眠中に施すことはありません。生育期間に施すのがベストです。
剪定
ガーデンシクラメンは一つの茎、草に一つの花を咲かせます。茎を共同して花を咲かせるわけではないのでそれぞれ独立しあまり影響がないように思えますが、枯れかけの花をそのまま放置していれば新しく咲く花の養分まで余分に取ってしまうことになります。花が咲き終わったら茎の根元から剪定すると、ガーデンシクラメンの新陳代謝を上げることが出来るでしょう。
収穫
種は花が咲き終わった後に出来ます。花がしぼみ花弁が枯れ落ちると中央に黄色い固まりが出来上がります。それがガーデンシクラメンの種が入った実です。黄色い実が見えたらすぐに収穫せず、最低でも1週間は待って種を発育させましょう。その後、黄色い実の中から種を取り出します。
病害虫
ガーデンシクラメンを育てるうえで厄介な季節が梅雨前後です。高温多湿の時期、水分を取り過ぎて根が腐ってしまったり、花に灰の点がついてしまう灰色カビ病や、草、茎が黄色く変色し枯れてしまう萎凋病(いちょうびょう)という病気に掛かってしまいます。これらを予防するためには水はけの良い場所を作る、もしくは風通しの良い場所に移動させることです。休眠前の花が咲き終わった時期、気を抜きがちになり枯らしてしまうので十分に注意してください。
灰色カビ病
ボトリチス病とも呼ばれ、梅雨時期に特に発生します。花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。気温が度前半で雨が続くと発生しやすくなります。日当たりや風通しをよくすることが大切です。
ガーデンシクラメンの育て方|まとめ
・ガーデンシクラメンの用土はピートモスを混ぜ合わせると効果的。シクラメン専用の用土を使用しても良いでしょう。
・寒さに強いが暑さには弱いです。暑さに気を付けましょう。直射日光は厳禁です!
・追肥は月二回程度、液体肥料を与えてください。
・花が咲き終わったら草丈の根元から切り取り剪定を行いましょう。
ガーデンシクラメンのちょっといい話夏を越して一年中楽しもう!
ガーデンシクラメンはほぼ一年中花を咲かせます。唯一の休眠期間は夏です。この夏を越せればまた同じ株で花を咲かせることが出来ます。ではどうしたら夏が越せるのでしょう。それは、風通しの良い場所へと移動させることです。一般的にシクラメンよりもガーデンシクラメンの方が夏越し出来る確率が高いと言われています。正しく管理すれば夏越しは難しい事ではないのです。高温多湿を嫌うので、その条件下に放置することさえしなければ夏を越せますよ。余裕があれば家の軒下や室内などで管理してください。段ボールなどで簡易の衝立を作り日光を避けるという手段も効果的です。
寄せ植えで楽しむガーデンシクラメン!
ガーデンシクラメンは単体で楽しむことも出来ますが、寄せ植えをして華やかに育てることが一般的。ガーデンシクラメンの苗を5~10用意し一つの鉢に色の違う種類を固めて寄せ植えたり、別の種類であるパンジービオラ、ミニバラなどと組み合わせたり様々。バリエーションは無限大。どうやって楽しむかはあなた次第ですが、寄せ植えの際気を付けることは覚えておきたいですよね。気を付けるポイントは一つ!ガーデンシクラメンの球根が土に埋もれないようにすること。球根から草丈が生えてきますが、その上部を土で覆い被せてしまうと成長の妨げになります。球根の上部だけは土で覆い隠さないように気を付けましょう。
ガーデンシクラメンは燃え盛る炎!
こちらはシクラメンと共通して言えることですが、ガーデンシクラメンには別名があります。それは「かがり火花」です。かがり火花とは一体なんの事でしょう。ピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。かがり火花はかがり火から来ているのです。かがり火とは平安時代によく使われた松明を固定する昔の照明器具の事。現在でもお祭りなどで設置されることがありますよね。あのかがり火の燃え盛る炎の形がガーデンシクラメンの花に似ていることから、かがり火の花。「かがり火花」と呼ばれるようになりました。
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時期
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種まき
植え付け
植え替え
剪定
開花
肥料
目次
アジュガの基本情報
アジュガの育て方
アジュガの育て方 まとめ
アジュガのその他色々
アジュガの基本情報
アジュガはシソ科の植物で、暑さ寒さに強く、子株のついたランナーを旺盛に伸ばし、日当たりのよくない場所でもよく増えます。地面を覆うように成長する「匍匐性」なのでグランドカバーにうってつけです。春になると低く茂った葉の間から花茎を直立させ、紫や白の小花をいっせいに咲かせます。日本では「ジュウニヒトエ(十二単)」が自生しています。丈夫な反面、意図しないところまでアジュガで覆われてしまった…ということも。庭植えの場合、どこまでアジュガを使うのかイメージし、伸びてくるランナーを適宜曲げながら調整していくと美しく仕上がります。
アジュガの花言葉
親株から花茎を伸ばして、1~2cmほどの小さな花をたくさん咲かせる様子が親子のように見えることから、「心休まる家庭」の花言葉があります。独特な花の形状は「唇形」と呼ばれます。上唇が広げた腕、下唇が胴体と足に見えることから、両手を広げて歓迎している様子になぞらえ「強い友情」の意味もつきました。学名の「Ajuga」は「無、束縛」の意味。自在に四方八方へ成長する様子を示してます。「reptans」は「這って根を出す」という匍匐性の特徴を表現したものです。
アジュガの基本情報科・属シソ科アジュガ属英名Ajuga、Bugle学名Ajuga reptans原産地アジア、ヨーロッパ出回り時期3月~9月育てやすさ★★★★★
アジュガの種類・品種
グランドカバーに用いることが多いので花の色だけでなく葉色も重視します。白とピンクの模様入りの「マルチカラー」、灰色がかった緑に白い不規則な縁の「ヴァリエガタ」、濃い紫色の「チョコレートチップ」、赤銅色の「アトロプルプレア」など葉色の違いだけで様々な品種があります。
アジュガの育て方用土
赤玉土6、腐葉土3、ピートモス1で水持ちのよい用土を作ります。地植えの場合は腐葉土とピートモスを多めに混ぜ込みましょう。
種まき
苗での販売が主なので、自分で採取します。春か秋、薄く土をかぶせ、発芽まで湿った環境を維持します。葉挿しでも増やせます。
苗の選び方
多くの品種があるので、お目当てのものを見つけるにはまず、グランドカバー用の植物に強いショップを探しましょう。すぐ成長するので庭植えは30cm間隔で植えることを想定して数を調整してください。
植え付け
1時間程度は日照時間を確保でき、風通しのよい場所を選びます。ランナーを切り取ることで簡単に株分けできます。
水やり
土の表面が乾き気味になったら、たっぷり与えます。乾燥を苦手とするので、ほどほどに湿った状態を維持しましょう。
追肥
植え付けの際に遅効性の肥料を置いておけば基本的に必要はありません。花後にお礼肥として薄めの液肥をあげてもよいでしょう。
剪定
花の咲き終わった茎を切り詰めると、新しいランナーが伸びてさらに増えていきます。意図しない方向にも伸びていきますのでトリミングが必要です。
病害虫
春先から夏にかけてアブラムシとハダニに注意します。灰色カビ病にかかりやすいので古い葉はこまめに取り除きましょう。
アジュガの育て方 まとめ
・シソ科の仲間なので、明るさがあれば日陰でも育ちます。1時間ほど日照時間があれば充分です。
・肥料はなるべく控えめに。葉ばかりが茂ってしまい、花つきが悪くなります。
・繁殖力旺盛ですが4~5年でペースが落ちてくるので、庭植えの場合でも用土を入れ換えます。鉢植えは根がいっぱいに回ったら植え替えの時期です。
・霜の降りる地方では、覆いをかけて冬越しさせます。
アジュガのその他色々グランドカバーのおすすめ品種
芝生のある庭は誰しも憧れるところですが、維持・管理がなかなか大変です。そこで地面全体を覆ってくれ、しかも鑑賞価値の高い植物を「グランドカバー」として用います。アジュガはその代表です。ポイントは地面を這うように広がる匍匐性であること、地面にしっかり根を張り翌年も芽を出す多年草であること、踏まれても平気で日陰のエリアにも伸びるほど丈夫であることです。「ワイヤープランツ」「ヒメイワダレソウ」「クラピア」「ミント」「クローバー」「サギゴケ」もグランドカバー向きの植物です。
アジュガの寄せ植え
霜に当たらない限り葉を落とさないところや、暖かい地方では3月下旬が咲き始める開花の早さもアジュガの魅力です。そこでスイセンやパンジーといった春の花の前景としてアジュガを用いる寄せ植えがポピュラーです。「シロタエギク」「ハボタン」などと組み合わせて葉の色や形の違いを楽しむの寄せ植えもよいでしょう。
地獄の窯の蓋
日本にはアジュガの仲間として「ジュウニヒトエ」の他、「キランソウ(金瘡小草)」が自生しています。キランソウには「地獄の窯の蓋」という恐ろしげな別名もあります。由来には諸説あり、墓地によく生えており、地獄の窯の蓋が開くといわれるお彼岸の時期に咲くから、という解釈。また生薬として解熱、咳止め、下痢止め、傷薬など幅広く用いられてきたことから、地獄に落ちようとしていた病人が蘇って蓋をするからという説もあります。
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時期
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肥料
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紫陽花(あじさい)の基本情報
紫陽花(あじさい)の育て方
紫陽花(あじさい)の植え替え・剪定
紫陽花(あじさい)の育て方まとめ
紫陽花の基本情報
「紫陽花(あじさい)」は、日本が原産の落葉低木。原種は日本に自生するガクアジサイです。6月や梅雨時期に咲くこともあり、その時期を象徴する花のひとつ。
品種、形、色の種類も豊富にあり、鉢花、切り花、ドライフラワーとしても人気が高いです。
品種名紫陽花(あじさい)英名Hydrangea学名Hydrangea macrophylla科・属名アジサイ科・アジサイ属原産地日本育てやすさ★★★★☆
紫陽花(あじさい)の育て方
用土
排水性のよい土を選んだほうが良いでしょう。自分で配合をするならば赤玉土(小粒か中粒)7:鹿沼土3:ピートモス1混ぜ込んだ土が良いでしょう。(この配合は鹿沼土を使うことによって酸性の土になります。青い花にはよいでしょう。)また、市販で赤花用、青花用の用土もあります。こちらを使用してもよいでしょう。ピンクの花はアルカリ性、青花は酸性の土壌です。
選び方
蕾があり、葉の色がキレイなものを選びましょう。葉にツヤがあり、色がキレイで枝もしっかりと太い株を選びましょう。また、花は七分咲きくらいで蕾がついているものがよいです。
日当たり・置き場所
雨や梅雨のイメージの紫陽花ですが、実は日光を好みます。日光に当てたほうが花つきもよいので、直射日光や西日を避けて日の当たる場所に置きましょう。日陰での管理が続くと、ハダニの発生、うどんこ病、灰色かび病などが発生しやすくなりますので気を付けましょう。冬場は寒さで新芽や株が痛まないように屋根付きの屋外か室内や玄関などで冬越ししましょう。
温度
寒さにも強いです。冬場も0度くらいまでは耐えれます。
水やり
春~秋は土の表面が乾いたら鉢底からお水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。水切れや乾燥は枯れる原因になります。夏場など暑い時期は土の様子をみて乾燥していたら夕方にもお水をあげましょう。冬場は、少し控えめにしましょう。
肥料
2月の寒肥は春からの成長と花付きをよくするために油かすと骨粉を混ぜ合わせたものを施します。夏~秋、花後の肥料は秋に作られる新芽の成長のために化成肥料を施しましょう。
病害虫
病気
うどんこ病
植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
灰色かび病
ボトリチス病とも呼ばれ、梅雨時期に特に発生します。花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。気温が度前半で雨が続くと発生しやすくなります。日当たりや風通しをよくすることが大切です。
害虫
ハダニ
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
▼対策・駆除方法はこちらから葉が白い粉に覆われる「うどんこ病」対策ガーデニングの天敵!農薬を使わないアブラムシの駆除方法植物を食い荒らす「ナメクジ」を駆除しよう植え替え・剪定
来年も花を咲かせるために、必ず剪定は行いましょう。まず、花の終わった部分を切り取ります。花の下の部分の節、葉の付け根の上をハサミで切りましょう。大きく育てたい場合は葉を残します。葉が多いと光合成が行われ成長が促されます。芽のでる節には小さく脇芽が出ています。この脇芽は切らないで、芽が出ている上をカットして残しましょう植え替えは、ひとまわり大きな鉢に植え替えると水もちがよくなります。根鉢を崩さないように植え替え、隙間は用土で埋めます。植え替えたらお水をたっぷりを与えます。その後に化成肥料を規定量、施します。
増やし方/繁殖の仕方
時期は4月中旬~7月。6月が特に理想。葉のついている枝をカットします。カットした枝を15~20cmほど切り取ります。葉は半分くらいカットします。下葉を取ってから切り口を洗い、その後、数時間、水上げしてから新しい土に挿します。乾燥しないようにたっぷり水をあげましょう。明るい日陰にて管理し、水は乾いたらたっぷりあげます。約1か月で発根します。
紫陽花の育て方|まとめ
・紫陽花は乾燥が苦手なので乾燥によって枯れます。
・土が乾燥していたら水をたっぷりとあげましょう。
▼紫陽花(あじさい)の関連記事梅雨に美しく飾る。紫陽花の種類。紫陽花を長く楽しむ。お家で簡単アイデア▼その他の花・植物の育て方記事をもっとみるLOVEGREENの育て方一覧
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1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
植え付け
植え替え
剪定
開花
収穫
肥料
目次
ジャスミンの基本情報
ジャスミンの育て方
ジャスミンの花を咲かせるまで
ジャスミンの育て方|まとめ
ジャスミンの効果など
ジャスミンの基本情報
樹高1m~3mの奇数羽状複葉を持つ樹木です。花の色は白、黄色で良い香りがします。葉の形は楕円形です。現在フランス、アルジェリア、イタリア、モロッコ、エジプトで栽培されています。
ジャスミンの花言葉
神からの贈り物、気だての良さ、愛想がよい、温順、柔和、素直
イエスキリストが十字架にかけられたときにほとんどの花は枯れたのに、もともとピンク色のジャスミンは悲しみをこらえて夜を明かし、朝になって咲いたら真っ白になってしまったという言い伝えから来ています。別名はいろいろあります。(茉莉花・アラビアンジャスミン・マツリカ;サンスクリット語のマリカーが語源です・ピカケ;ハワイ語)黄色いジャスミンの花言葉は、優雅です。
ジャスミンの基本情報科・属モクセイ科ソケイ属和名ジャスミン,素馨(ソケイ)英名jasmine学名Jasminum-sambac原産地インド・ヒマラヤ・カシミール出回り時期7~9月育てやすさ★★★☆☆ジャスミンの種類・品種
茉莉花(マツリカ) ジャスミンティーに利用されている オウバイモドキ、ナガバジャスミン、ベニバナソケイ(花が珍しい赤)オオバナソケイ(香水用)
ジャスミンの育て方用土
水はけがよい土を作ってください。赤玉土6か7に腐葉土4、もしくは一般に売られている培養土でもかまいません。土は清潔で新しいものに植えましょう。
苗の選び方
根がポットにしっかりついていて葉がたくさんあるもの、茎がしっかりしているもの、葉の色が鮮やかなものを選びましょう。ポットの土がこんもりとして手入れをされている土かどうかも見極めるポイントです。
ジャスミンの花を咲かせるまで植え付け
ジャスミンは根が命ですので植え付けや植え替えをするときはポットから苗を取り出したら土を崩さずにそっと植え替えるようにしてください。根が少しでも傷つくと枯れる原因になります。
水やり
土がかわいたら水をたっぷりと与えましょう。鉢底皿に水が溜まると根腐れの原因になりますのですぐに捨てましょう。
追肥
2~3月の寒肥でリン酸、カリなどのハーブ専用の肥料や油かすを与えましょう。5~6月にも追肥すると生育がよくなります。
剪定
ジャスミンは毎年剪定が必要です。花が終わったころに脇のつるを2/3カットします。主要な蔓を切ると翌年から花がつかないことがあります。
収穫
ジャスミンの花はジャスミンティーに利用されています。収穫して乾燥させましょう。イエロージャスミン(カロライナジャスミン)は強い毒性があるので絶対に収穫してお茶にしてはいけません。呼吸器系に障害を起こす恐れがあります。
病害虫
アブラムシ ハダニ カイガラムシ
新芽や茎にアブラムシがつくことがあります。梅雨から夏に肉眼では見えないハダニが繁殖しています。いずれも早めに駆除しましょう。カイガラムシは薬剤が効かない場合がありますので筆で一匹ずつ取っていきましょう。すす病に注意しましょう すす病が発生すると光合成がうまくいかなくなり、元気がなくなってきます。
▼害虫の関連記事ガーデニングの天敵!農薬を使わないアブラムシの駆除方法ハダニの駆除方法。予防が運命の分かれ道!?要注意したい天敵!カイガラムシの駆除方法
ジャスミンの育て方|まとめ
・根が少しでも傷つくと枯れる原因になります。 ・水やりは表面が乾いたらたっぷりと与え根腐れしないように皿に溜まった水は捨てましょう。 ・ジャスミンは毎年剪定が必要です。 ・日当たりがよく、葉焼けしないような場所に植えましょう。ジャスミンは挿し木でも増やすことができます。
ジャスミンの効果などジャスミンの雑学
ジャスミンと名前がついていてもジャスミンとは違う植物がありますのでピックアップしました。マダガスカルジャスミン、シルクジャスミン カロライナジャスミン(香りの特徴が似ているのに毒性があるものもありますので注意しましょう)ジャスミンは南国の植物なので寒さが苦手です。霜の被害にあわないように寒くなって来たら取り込んで暖かい場所で育てましょう
ジャスミンの効果など豆知識
ジャスミンには女性のホルモンバランスを整える作用、アンチエイジング効果があるとされています。ジャスミンは直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまいますので半日陰に移動させてください。冬に室内で育てると枯れたように落葉する場合がありますが春になるとまた芽が出てくるので待ちましょう。ジャスミンの花を10輪ほどガラス容器に入れエタノールをひたひたに注ぎ1か月ほど置くとジャスミン香水が出来上がります。ジャスミンの花を見ずに入れて冷蔵庫で3~4時間冷やすとマツリカウォーターというフレッシュな香りの水を楽しむことができます。
ジャスミンティーの歴史
ジャスミンはジャスミン茶の原料となっています。今から200年くらい前に中国で皇帝にお茶を献上する際長時間の運搬でお茶の香りがなくなることをごまかすためにジャスミンの花をお茶に入れたことから始まりました。そのほかにも中国では不老不死の薬としてジャスミンが使われていました。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なジャスミンを育ててみて下さいね♪
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!
栽培カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種まき
植え付け
開花
肥料
目次
ホウセンカ(鳳仙花)の基本情報
ホウセンカ(鳳仙花)の育て方
ホウセンカ(鳳仙花)の育て方 まとめ
ホウセンカ(鳳仙花)のその他色々
ホウセンカ(鳳仙花)の基本情報
アジアの亜熱帯地方に自生する一年草で花壇用によく植えられています。高温多湿な日本の気候にも合うので種からでも栽培は簡単です。日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所で育てれば失敗はありません。小学校の教材としても使われます。草丈は30~40センチで、直立した茎の葉の付け根に一重や八重の花をつけます。園芸品種が多数育成されており花色は豊富で桃、紫紅、赤、白などで特に八重咲き品種は人気があります。花後にはフットボールのような形の果実が出来、熟すと軽く触れるだけではじけ、種が四方に飛び散ります。日本には江戸前期にはすでに導入されていました。
ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉
「私に触れないで」、「短気」、「繊細」、「じれったさ」
「私に触れないで」や「短気」という花言葉は実が成熟すると、触れるとすぐにはじけて種をまき散らす性質に由来しています。属名の学名「Impatiens」もラテン語のimpatient(がまんできない、短気な)が語源となっています。また、「繊細」「じれったさ」という花言葉もありますがこれは濡れ衣を着せられた女神が身の潔白を晴らすことが出来ないまま死んでしまい、ホウセンカに姿を変えた、というギリシャ神話の中の女神の悔しい気持ちに由来すると考えられます。
ホウセンカ(鳳仙花)の基本情報科・属ツリフネソウ科インパチェンス属(ツリフネソウ属)英名Rose balsam学名Impatiens balsamina原産地インド、マレー半島、中国南部周辺出回り時期種は通年育てやすさ★★★★★
ホウセンカの種類・品種
草丈60~80センチの高性種「プリンセス・サクラ」、八重咲き品種で花色が豊富な「カメリア・フラワード」、草丈20~30センチの矮性種で大輪の八重の花をつける「トム・サム」などがあります。
ホウセンカ(鳳仙花)の育て方用土
水はけのよい用土を好みます。鉢植えでは赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1の割合で水はけと水持ちのバランスの良い土を用いて植え付けましょう。
種まき
発芽適温は15度~20度で移植を嫌うので種はできるだけ直播きにしましょう。20センチ間隔で3~4粒ずつまき、1センチほど覆土します。発芽して本葉2~3枚になったら間引いて1本立ちにします。
苗の選び方
ホウセンカは直根性で移植を嫌うので根がポットの中で伸びすぎていないもの、葉の色が濃いものを選びましょう。
植え付け
水はけのよい土を好みます。ポットの1.5倍ほどの植え穴を掘っておき、根鉢を崩さないようにそっと植え付けます。苗に根が回る前に植え付けましょう。
水やり
花壇植えの場合は真夏のひどく乾燥する日が続かないかぎり不要です。鉢植えの場合も土の表面がしっかり乾いてから水やりをします。
追肥
元肥をしっかりすればあまり頻繁な施肥は不要ですが、苗が草丈10センチほどになったら化成肥料を株元にばらまきします。
病害虫
害虫はほとんど見られませんが、長雨にあたると「ウドンコ病」にかかりやすくなります。風通しの良い場所で栽培しましょう。
うどんこ病
植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
ホウセンカ(鳳仙花)の育て方 まとめ
・連作すると病気にかかりやすくなるので翌年は別の場所で育てましょう。
・用土は水はけと水持ちのバランスの良いものを使用しましょう。
・種まき後は水切れに注意しましょう。
・直根性で移植を嫌うので、直播するかポットに播く場合は根が回る前に早めに植えかえるのがポイントです。
・小学校の教材に使われるほど栽培は容易ですが、水切れには注意しましょう。
ホウセンカ(鳳仙花)のその他色々ホウセンカの名前の由来
ホウセンカの名前は中国名の鳳仙花をそのまま音読みしたものです。これは花の形がが鳳凰が羽ばたいているように見えることからつけられました。別名はツマクレナイ(爪紅)やツマベニ、ツマグロといい、花びらをつぶして爪を染めて遊んだことによります。ホネヌキという別名もあり、これは諸説ありますが魚を煮るときにタネを一緒に煮ると魚の骨が煮崩れて柔らかくなるから、という説とタネを砕いて飲むとのどに刺さった骨が抜けるから、という説があります。
鳳仙花にまつわるギリシャ神話
宮殿で神々の宴が開かれたときに黄金のリンゴがその場からなくなりました。給仕の女神が疑われ追放されてしまいます。汚名を晴らそうとしますが力尽きて死んでしまい鳳仙花に生まれ変わりました。だれかが触ると種子の入った袋を見せるようにはじけて「私は無実です。袋には何も入っていません」と訴えている、といわれています。
ホウセンカ(鳳仙花)の薬効について
古くからホウセンカの全草を乾燥させたものが漢方では関節リウマチや打撲傷の治療や鎮痛薬、消炎薬として使用されてきました。また四国地方ではホウセンカの花の白い花弁を焼酎漬けにしてかゆみ止めとしてつかわれてきました。伝承としてホウセンカの薬草作用は伝わっていますが具体的に何が有効成分なのかわかっていませんでしたが、研究がすすめられ、抗アレルギー作用や抗かゆみ作用、関節リウマチやアトピー性皮膚炎に対する抑制効果や有効成分も明らかになってきています。
▼栽培カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
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11月
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植え付け
開花
肥料
目次
ストックの基本情報
ストックの育て方
ストックの育て方 まとめ
ストックのその他色々
ストックの基本情報
草丈が20cm-80cmでとても良い香りがするゴージャスな印象の花です。花のもちが5~10日と長く香りも同じように長く続きます。一番多く出回るのは3月頃です。多年草なのですが日本では一年草として扱われています。和名はアラセイトウです。花の色は赤、白、ピンク、紫があります。葉が厚くて毛に覆われています。アブラナ科の植物なので食べることができます。
ストックの花言葉
ストックの花言葉は「永遠の美」「愛情の絆」「求愛」
花が結構持つことと、とても良い香りが優雅に長く香ることから「永遠の美」がつけられました。また、色別の花言葉は赤「私を信じて」、ピンク「ふくよかな愛情」、白「思いやり」「ひそやかな愛」、紫「おおらかな愛情」、黄色「さびしい恋」などがあります。西洋では「lasting beauty(永遠の美)」「bonds of affection(愛情の絆)」「contentment(満足)」「promptness(迅速さ)」がつけられています。英名は英語で幹や茎という意味です。太くて丈夫な茎を持つことから名づけられました。学名のは植物学者マッティオラと茎や葉に細い毛がたくさん生えていて灰白に見えることからインカナ(灰白の)の両方に由来します。
ストックの基本情報科・属アブラナ科アラセイトウ属英名stock学名Matthiola incana原産地南ヨーロッパ出回り時期11月~5月育てやすさ★★★☆☆
ストックの品種
香りがとても良く茎に3~5本の枝が分かれているスプレーストック、硬く太い茎と小さな花がたくさんついてゴージャスな印象を持つストックスタンダードタイプなどの種類があり、品種は耐寒性があり、草丈15~25cm程のピグミー、カルテット、花がゴージャスに密集しているアイアン、雪波、朝波などがあります。優雅な印象と花のもちの良さからフラワーアレンジメントによく使われています。
ストックの育て方用土
赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を寝かせておきます。地植えの場合は腐葉土やピートモスを混ぜておきます。
種まき
8月~9月に風通しの良い日陰で種をまいて日光に当てます。発芽温度は15~20℃くらいです。土に雑菌が混ざっていると病気になるので清潔な土にすじ蒔きかばらまきをしてください。
苗の選び方
秋に出回りますので元気がよくコナガがついていないか確認してください。
植え付け
直根性のため強い1本の苗に間引いたものを浅植えにします。根鉢を大切にして伸び始めてから苗が倒れないように早めに支柱を立てておきます。
水やり
水を与えすぎると根腐れの原因になりますので、土が乾燥していると感じてからたっぷりと与えてまた乾燥するまで与えないようにしましょう。
追肥
植え付け時に緩やかに効いていくタイプの肥料を混ぜればあまり気にすることはありません。開花したら月1に2回のペースで追肥しましょう。
剪定
枝分かれする品種は、本葉が6枚くらいになったら先端の芽を摘んでワキから出るようにしましょう。茎の長いほうをもとから切って脇芽をわざと成長させます。こうすることで花へ優先して栄養分を送ろうとするオーキシンという物質が制御され、花芽をどんどん作らせることができます。
収穫
切り戻した花も花瓶に挿して切り花として楽しみます。咲いている花が散った時はすぐに除去し、カビなどがつかないようにお手入れします。
病害虫
立ち枯れ病にならないように清潔な土を用意してから植えましょう。コナガは苗であろうと花の時であろうといつでも発生して葉を食べつくしますのでピンセットで摂りましょう。
ストックの育て方 まとめ
・発芽したら日の当たる場所で育てましょう。
・寒さにとても弱い性質があります。霜よけは必ず行いましょう。
・根腐れを起こしやすい植物なので土の表面が必ず乾いてからたっぷりと水を与えましょう。
・水はけがよく有機質を多く含んだ土を作って植えましょう。
・花がたくさん上のほうにつきますのであまりに重すぎると傾いてしまいますので支柱を立てる必要があります。
ストックのその他色々ストックの一重と八重
秋に苗を買ってきた時点で咲いている花は、調整花なのですぐに枯れてしまいます。八重のものを蒔いても、その数%は一重になってしまいます。判別としては八重咲きの場合は双葉が大きめで、葉の色は淡く発芽が早い傾向にあります。発芽が遅くて双葉も小さめで濃い色の葉のものは一重咲きになるようです。
ストックの豆知識
ストックの葉はぎざぎざがない長細い楕円形をしています。ラセイタというポルトガルの厚い毛織物ににていることからアラセイトウと和名で呼ばれています。
ストックの歴史
古代ギリシャ時代から存在し、薬草として栽培されていました。日本には江戸時代初期にわたり、大正時代では切り花として栽培・出荷・販売されていました。ストックにはこのような言い伝えがあります。「昔ある国のお姫様が敵国の王子様と恋愛し、それが王に伝わるとお姫様はお城に閉じ込められてしまいます。そこで王子様が夜中に白の屋上からロープを投げてお姫様がロープで降りて二人は逢っていました。しかしある日そのロープが切れてお姫様は落ちてなくなってしまいました。そのお姫様を神々がストックの花に変えました。
▼栽培カレンダー
目次
ジグザグカクタスの基本情報
ジグザグカクタスの水やりなどの育て方
ジグザグカクタスの植え替え
ジグザグカクタスの増やし方
#ジグザグカクタス の育て方|まとめ
ジグザグカクタスの基本情報
ジグザグカクタスはサボテンの仲間で、学名は「クリプトセレウス アントニヤヌス」といい、「ジグザグカクタス」「クジャクサボテン」「ムカデサボテン」「エピフィルムアングリガー」とも呼ばれています。高いところに置いたり、吊るして飾って楽しむことができることもあり、インテリアグリーンとして人気が高いです。
月下美人に似ていて、初夏の夜に香りのいい美しい花を咲かせます。多肉質で、ギザギザの葉の形が特徴であり魅力的です。乾燥にも強いので、育てやすく初心者にもオススメの植物です。
品種名ジグザグカクタス英名fishbone cactus学名Cryptocereus anthonyanus科名サボテン科エピフィルム属原産地メキシコ育てやすさ★★★★☆
ジグザグカクタスの水やりなどの育て方
ジグザグカクタスの日常の水やりや日当り、管理をおしえて!
選び方
カイガラムシやハダニなどの害虫がついていないか確認しましょう。ひょろひょろのものより幅広のもので形に歪みや変色がなく、鉢と株のバランスが取れているものが良いです。グラグラとしたものよりしっかりと根がはり、ずっしりとしていて、色艶が良いものがよいでしょう。ただし、好みで選ぶ方も多い品種ですので、ご自身で良いと思った個体を選ぶと良いでしょう。
日当たり・置き場所
直射日光をさけた日当たりのよい、明るい場所で管理しましょう。風通しのよい場所がよいです。風通しが悪いと、病害虫の原因になります。日照不足になると葉先がひょろひょろと成長しますので、なるべく日には当てたほうが健康な株に育ちます。
▼関連リンク植物を育てる上で、「風通し」が大切な理由植物のヒョロっとした姿「徒長(とちょう)」とは?温度
寒さには弱め 8度以上を保とう
8度以下になる場合は室内に取りこんでの管理がよいでしょう。夜の窓辺は外気と同じ気温で気温も低くなりますので移動させましょう。0度を切る場合は水やりを控え完全に断水します。
水やり
季節ごとに時間を変えましょう
乾燥気味に育てます。土が乾いたら鉢底穴から流れるくらいジョウロでたっぷりと与えましょう。開花時に花びらに水がかかると痛むので気を付けましょう。
春・秋・・・午前中 土が乾いたらたっぷりと
夏・・・夕方~夜真夏は暑さで生育が鈍るので土の表面が乾いて1~2日して与えましょう。夏の午前中や昼間の水やりについては、昼間は気温が上がることにより、高温で株が蒸れる原因になります。
冬・・・休眠期 ほぼ断水します低温時にあげることで根が傷んだり、根腐れの原因になります。気温が上がり、安定したら徐々に水やりを再開させましょう。
肥料
肥料は、花が咲き終わった7月いっぱいまで、10日に1回の間隔で液体肥料を与えます。植え替え時に緩効性化成肥料を少量与えてもよいでしょう。休眠期の冬は施しません。
病害虫
カイガラムシ・ハダニ・赤ダニ
乾燥によってハダニが発生することもあります。ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。見つけたらすぐ取りましょう。
関連記事ハダニの駆除方法。予防が運命の分かれ道!?要注意したい天敵!カイガラムシの駆除方法用土
水はけのよいものがよいです
サボテン・多肉植物専門店での取り扱いの専用土や市販のサボテン・多肉植物の土でも可能です。
ジグザグカクタスの植え替え
ジグザグカクタスの植え替えはどうするの?
適期は秋
苗は、鉢から株をひと回り大きな鉢に植え替えます。古い土は取り除きます。成株の場合は、株が十分成長した9月から10月が理想的です。 鉢の根がいっぱいになってきたら行ってください。だいたい2年に1度くらいの間隔です。植え替え後の水やりは1週間から10日後に与えましょう。
増やし方/繁殖の仕方
葉挿しで増やすことができます 5~7月が適期です。葉を15cmくらいカットします。カットする時、ハサミは消毒してから使用し、使用後も消毒をしてから片づけましょう。新しい清潔な土に挿して、風通しのよい半日陰で管理しましょう。水やりは1週間から10日後にたっぷりと与えます。
ジグザグカクタスの育て方|まとめ
・水やりは土が乾いてからたっぷりと
・日当りよく、風通しのよいところで管理しましょう
・冬場は室内に取り込み暖かい場所で管理しましょう
・休眠期の冬は水はほぼ断水し乾燥気味に
ジグザグカクタスの関連記事サボテンの育て方|水やりや置き場所って?
ぜひ素敵なサボテンを育ててみて下さいね。
▼栽培#カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種まき
植え替え
剪定(通年)
開花
収穫
肥料
目次
ボトルツリー(ブラキキトン)の基本情報
ボトルツリー(ブラキキトン)の育て方
ボトルツリー(ブラキキトン)の育て方|まとめ
ボトルツリー(ブラキキトン)のちょっといい話
ボトルツリーの基本情報
ボトルツリーは近年人気の観葉植物です。特徴的なのはその見た目。根からぷっくりと膨らんだ木の幹。そして幹の中心から急に細くスリムな幹へと変化します。太い形から細い形へ変化する幹。そのシルエットが何かに似ている…そうだ!ワインボトルだ!と気づき「ボトルツリー」という名前を命名されました。幹から枝は横に広がりキノコの様なシルエットにもなります。緑の葉を茂らすボトルツリーですが初夏から黄色い花を咲かせるのも特徴です。大きさはなんと約20mにも及びます。若い木はまだ細いですが、樹齢を重ねるごとに株元はぷっくりと膨れていきさらにボトル感が増していきます。
ボトルツリーの基本情報科・属アオギリ科ブラキキトン属英名Queensland bottle tree(クイーンズランド・ボトルツリー)学名Brachychiton rupestris(ブラキキトン・ルベストリス)原産地オーストラリア出回り時期4月~8月育てやすさ
ボトルツリーの種類・品種
ボトルツリーで良く見かけるのは枝を幅広く茂らす姿。同じブラキキトン属にはそのようなシルエットのものにゴウシュウアオギリという種類が存在します。こちらも花を咲かせますがボトルツリーの黄色ではなく、赤色です。反対に、縦方向に向かって成長するボトルツリーがあります。その名前はクイーンズランドボトルツリー。成長すると20mを超しますが、手入れ次第で1mにも抑えることが出来ます。ボトルツリーはこれらを始めとした約30種類が存在していると言われています。
ボトルツリー(ブラキキトン)の育て方用土
水はけのよい土を使います
鉢植えで育てる場合の用土は水はけのよいものが向いています。市販の観葉植物用の用土を使用しても問題ありませんがパーライトや軽石を1割くらい混ぜて使うとよいでしょう。また配合する場合は赤玉小土、腐葉土を7:3の割合で作るのがベストでしょう。耐寒性は弱いので地植えは向きません。ボトルツリーは鉢植えで育てることが良いでしょう。
苗の選び方
ボトルツリーの苗は、発芽し始めた若いものから、木として成しているものまで大きさにばらつきがあります。初心者の方はある程度育っている苗を購入すると育てやすいでしょう。青々とした木であり、ポッドが深めの物を選ぶと苗から丁寧に育てたものだとわかります。
植え付け・植え替え
準備する鉢は苗よりも一回り大きい物を準備しましょう。根が十分に張れないとボトルツリーの成長を妨げることになります。但し、この時大きすぎる鉢にしてしまうと逆に成長しすぎてしまう場合があります。自分の育てたい大きさを考慮して鉢の大きさを選んでください。
水やり
冬場は乾燥気味に育てます。
水やりはが乾いてからやるのが基本ですが、特に冬の期間は水を与える頻度を極端に少なくしても大丈夫です。土が乾いて数日経ってから与えるくらいの頻度でちょうど良いです。
追肥
追肥を行うのは初夏~夏にかけてで良いでしょう。冬は成長がゆっくりになる時期なので追肥を施さなくても良いです。夏の時期に与える追肥は液体肥料を月に2回程度上げれば良いでしょう。葉の肌艶が良くなります。
剪定
ボトルツリーは一年中、葉が生えている常緑性高木です。いつでも葉が茂っているので、成長に合わせて剪定を行って下さい。葉が折り重なって互いの成長を邪魔するなどが見られた時に剪定を行えば大丈夫です。
病害虫アブラムシ・カイガラムシ
ボトルツリーを育てる場合、害虫の存在に気を付けてください。見つけ次第除去しましょう。冬季に予防剤を蒔いておくと効果的です。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシ
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
ボトルツリー(ブラキキトン)の育て方|まとめ
・用土は観葉植物用用土でも使用可能です。配合する場合は赤玉小土と腐葉土を7:3 の割合で作りましょう。
・植え付けの際は一回り大きい鉢を準備し、根の成長を妨げないようにしましょう!
・冬は水やりを控えて。夏は土が乾いたら水をやりましょう。
ボトルツリーのちょっといい話寒暖の落差に弱いボトルツリー
暖かい地域が原産のボトルツリー。どうしても、著しい気温の変化には対応できません。暖かい気温は比較的強いです。寧ろ思い切り直射日光を浴びせてあげるとグングン成長します。ボトルツリーは太陽が大好きなのです。乾いた空気などにも耐えることが出来ます。しかし、それとは反対の寒さにはどうしても弱ってしまいます。15度を下回ると元気がなくなっていきます。更に10度を下回ると成長が止まり、5度以下になると枯れてしまうのです。冬は室内または暖かく風の通らない場所で管理して育ててください。冬を乗り越えればまた一年元気に育ってくれますよ。
生のボトルツリーを見て見たい!
今では家庭の中で育てられる観葉植物として人気のボトルツリー。成長すると20mを超す長巨大木です。しかし、そんな立派な姿中々日本ではお目に掛かれませんよね…。では、いったいどこに行けば巨大ボトルツリーが見られるのでしょうか。いくつかの国をご紹介します。まずお隣中国、広東省の郊外住宅地に植えられています。また、タイの自然公園でも巨大なボトルツリーが連なっているのが見れますよ。もっと広大な地で見たい!と希望ならやはり原産国のオーストラリアは外せないでしょう。クイーンズランド州はオーストラリアで2番目に大きい州でゴールドコーストがあります。ここでなら確実に大きなボトルツリーが見れますよ!
他の育て方の記事はこちら。LOVEGREEN育て方記事一覧
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!
#栽培カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
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7月
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11月
12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
開花
収穫
肥料
目次
ドラゴンフルーツの基本情報
ドラゴンフルーツの育て方
ドラゴンフルーツの育て方 まとめ
ドラゴンフルーツのその他色々
ドラゴンフルーツの基本情報
熱帯地域に生息する森林性サボテンの一種で茎の太さは4~7センチほどになりよく分枝します。気根を出して近くの木などに絡まりながら最大で10メートル以上にまで生長します。 夜に大きさ30センチほどの月下美人に似た花を咲かせ、強い芳香があります。午後8時~9時ごろに開花し翌朝にはしぼむ一日花です。丈夫でそれほど手間がかからないので家庭でも結実させることができ、沖縄以外の温暖な地域でも徐々に栽培されてきています。果皮が龍のうろこのように見えるので「ドラゴンフルーツ」と呼ばれ別名を「ピタヤ」といいます。果肉の中にはごまのような種子が散らばっていて、味はさっぱりとして酸味はほとんどありません。
ドラゴンフルーツの基本情報科・属サボテン科ヒロケレウス属英名Dragon fruit・Pitaya学名Hylicereus undatus原産地中米出回り時期4月~6月育てやすさ★★☆☆☆
ドラゴンフルーツの種類・品種
赤い果皮で半透明色の果肉を持ち最も流通量が多い「ホワイトピタヤ」、赤い果皮に赤紫色の果肉を持つ品種「レッドピタヤ」、果肉が淡いピンク色の「ピンクピタヤ」、果皮が黄色くうろこ状になっている「ゴールデンドラゴン」、黄色い果皮でごつごつとしていてとげが生えている「イエローピタヤ」などがあります。
ドラゴンフルーツの育て方用土
鉢植えの場合は市販のサボテン培養土だと少し水はけが良すぎることがあるので、赤玉土4:鹿沼土3:腐葉土2:バーミキュライト1の割合で配合しましょう。
種まき
果実の中からタネを取り出し果肉を水で洗い落とし種まき用土にまいて水やりをします。20度以上であれば発芽率は高いです。
苗の選び方
品種によって最低温度に差があり、食味にも違いがあるので適したものを選びましょう。また茎に傷がないかを確認します。
植え付け
風通しが良く日光が良く当たる場所にできるだけ根鉢の土をつけたまま植え付けましょう。直射日光が強すぎると葉やけすることがありますので注意しましょう。水やりは植え付け後数日してから行います。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりとやります。過湿にすると根ぐされをおこしやすいので注意します。冬場10度以下に温度が下がる場合は水をやらずに管理します。
追肥
春から秋の生育期に肥料の三要素が均等に入ったものか、ややリン酸が多いものをほどこすと実つきが良くなります。
剪定
主幹を決めたら1.5mほど伸ばし、摘芯します。わき芽が数本伸びたら垂れさがるようにし、50センチほど伸びたらさらに摘芯してわき芽を伸ばします。これを繰り返して傘のように仕立てます。下向きの枝はひもで固定し下垂させると実つきがよくなるといわれています。3月には若枝をすべて摘芯して残った枝を充実させるようにします。
収穫
花が散った後3週間で15センチほどの大きさになります。完熟の目安は開花後40~60日といわれています。
病害虫
病害虫には比較的強いですがアブラムシやカイガラムシが発生することがあります。風通しを良くし、日光にできるだけあてましょう。また過湿にすると立枯病が発生する事があります。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシ
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
立枯病
初期症状は葉枯れ病とほとんど同じで、葉に円形や楕円形の赤褐色の小斑点ができ、斑点の中心部はやや淡い褐色となってくぼんでしまいます。カビが原因の病気です。株全体が萎れてしまい、根元近くからだんだんと黄色く変色してやがて腐ってしまいます。葉には紫褐色の病斑が現れて枯れ落ち、花が咲く前に蕾の状態で褐色になり枯れ死してしまいます。
ドラゴンフルーツの育て方|まとめ
・結実させるには仕立て方が重要です。主枝を支柱(トレリスなど)の先端まで誘引し、先端部分から4~5本分枝させてそれぞれの枝が下垂するようにひもなどで誘引します。新芽は随時取り除きます。
・結実率をあげるには夜に開花した時に筆などで人工授粉してやるとよいでしょう 。
・1~2年に1回は植え替えをしてやるとよく生長します。
・冬越しは最低温度が8度以上になるように保ち、冬場の水やりは控えましょう。
ドラゴンフルーツのその他色々ドラゴンフルーツに含まれる栄養成分
ドラゴンフルーツは果物の中でもっとも多くのマグネシウムを含みます。また、ナトリウムの排出を促すカリウムも多いので高血圧の予防に効果があるといわれています。葉酸も多いので妊婦さんや貧血気味の人にもオススメです。レッドピタヤの独特な赤い果肉に含まれる「ベタシアニン」という色素は抗酸化作用のあるポリフェノールの一種なのでがんなどの抑制効果も期待されています。
美味しいドラゴンフルーツの見分け方と保存方法
ドラゴンフルーツは追熟しないので収穫したら出来るだけ早くたべるようにし、購入する場合もできるだけ新鮮なものを選びましょう。ドラゴンフルーツの糖の主成分はブドウ糖なので甘味を感じにくいです。一方イエローピタヤには果糖やしょ糖が含まれるので甘く感じます。保存方法は果実をビニール袋にいれて野菜室で保存します。日持ちがしないのでなるべく早くたべましょう。
ドラゴンフルーツの増やし方
種まきだと開花まで3~4年かかりますがドラゴンフルーツは挿し木で増やすと1~2年で開花します。4月~9月に長さ20センチほどの枝を切り取り、切り口を日陰で2~3日乾かした後に鹿沼土などの清潔な土にさします。水をやりすぎず乾燥気味に管理すると比較的容易に発根します。
#栽培カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
植え替え
肥料
目次
ペペロミアの基本情報
ペペロミアの育て方
ペペロミアの育て方 まとめ
ペペロミアのその他色々
ペペロミアの基本情報
熱帯地域を中心に千種類ほどの原種があるといわれるコショウ科を代表するグループで匍匐性から直立性、ロゼットタイプ、着生植物まで様々な形態がある常緑多年草です。
小型の種類が多く多肉質の葉や茎をもち管理しやすいのでインテリアグリーンとして人気があります。葉の模様や色、草姿などが個性的なものも多く国内でも多くの種類が栽培されています。仕立て方もさまざまでヘゴ付けにしたり、茎が匍匐するタイプはつり鉢にしたり、小型品種はミニ観葉として楽しみます。乾燥には強いのですが多湿を好むので葉にまめに霧吹きをしてやるとよく育ちます。ペペロミアは「コショウに似た」という意味があります。
ペペロミアの基本情報
科・属コショウ科サダソウ属英名Peperomia学名Peperomia原産地世界中の熱帯から亜熱帯出回り時期5月~9月育てやすさ★★★★☆
ペペロミアの種類・品種
葉にちりめん状のしわがある「ペペロミア・カペラタ」、すいか葉ペペロミアやシマアオイソウの別名がある「ペペロミア・アルギレア」、光沢のある緑葉で最もポピュラーな「ペペロミア・オブツシフォリア」、 金属光沢のある灰緑色の葉をもつ「ペペロミア・グリセオアルゲンテア」、その中でも「ホワイトエメラルド」は白色の覆輪が入ります。 豆の莢のような細長い多肉質の葉をもつ「ペペロミア・フェレイラエ」、直立タイプの小型種でよく枝分かれする「ペペロミア・オルバ」など葉色や形状の幅が広いのが特徴です。
ペペロミアの育て方用土
排水の良い土を好みます。鉢底石を敷いてから赤玉土6:腐葉土2:川砂2の割合で配合した用土に植え付けを行います。
苗の選び方
同じ種類であれば葉の数が多く、下葉までついた締まった苗が良いです。葉に艶があり、多肉質の茎が細くなったりしていないもの、病害虫のないものを選びましょう。
植え付け
屋内での冬越しが必要なため鉢で栽培します。耐陰性が強く室内の明るい場所で栽培します。夏の強い光で葉やけを起こすので注意が必要です。逆に光が足りないと斑が弱くなったり葉の光沢がなくなったり節間が間延びしたりします。
水やり
葉や茎が多肉質で水分を貯めているので乾燥に強く、過湿によわいので土の表面が乾いてから数日経って水やりをします。ときどき葉水をしてやるとよいでしょう。
追肥
特に必要ありませんが施す場合は5~9月の生育期に規定の倍率よりもさらに薄めた液体肥料を与えます。多肥は厳禁です。
病害虫
カイガラムシがつくことがあるので見つけ次第歯ブラシでこすり落とすか薬剤散布で対応します。ハダニは予防のためときどき葉裏にも水をかけます。病気は疫病や細菌病が発生します。発見したら葉を取り除きましょう。
ペペロミアの育て方 まとめ
・置き場所は春と秋はレースのカーテン越し、夏は半日陰におきましょう。強い光線による葉やけに注意が必要です。ただし光が足りないと斑が弱くなったり葉の光沢がなくなり、節間が間延びしてしまいます。ちょうど良い場所を見つけましょう。
・水やりは控えめにし、乾燥気味に育てますが空気中の多湿を好むので葉にまめに霧吹きをしてやるとよく育ちます。
・冬越しは水を控え乾燥気味にすれば5度以上で越冬します。室内でガラス越しの光線に当てるようにしましょう
・害虫はカイガラムシとハダニが発生しますので風通し良く管理し、ときどき株全体に葉水をかけるのがポイントです。
ペペロミアのその他色々
植え替えの方法
植え替えは5月~8月が適期です。鉢から抜き、鉢土を3分の1ほど落として黒くなった古い根や古い土を落とし、脇芽や傷んだ茎や葉も整理します。茎は根元から5センチくらいまで切り戻してから新しい用土に植え付けます。その後は風の当たらない半日陰におき水やりは最初の1~2週間は鉢土が白っぽく乾いてから与えます。
ペペロミアの挿し木と葉ざしの方法
5月~8月が挿し芽や葉ざしの適期です。挿し木は赤玉土の小粒を平鉢に入れ、4~5節つけて切った挿し穂をつけ根の葉を取り除いてから挿します。約1カ月ほどで発根し、新芽が4~5枚になったら鉢上げします。葉挿しの場合は葉柄の部分を1~2センチ残して切り取り、バーミキュライトをいれた平鉢などに葉柄が埋まる深さまで挿します。どちらも腐りにくくするために発根促進剤を切り口にぬってもよいでしょう。管理は日陰で乾かしすぎないように水やりしながら管理をします。発根したら少しずつ明るい場所へ移動させます。ペペロミアは多肉質なので根ぐされなどで株が傷んでもすぐに枯れることはありません。調子が悪くなった株も挿し芽や葉ざしで復活させることができます。
ペペロミアの目立たない花
ひも形の穂状に小さな花がたくさんつきますが花弁がないのでひとつひとつは目立ちません。色は黄色、茶色、緑色ですが一見ツルが伸びたような花らしくない見かけなので花が咲いたことに気づかれていない方も多いかもしれません。