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笼岛 みどり
2017年05月25日
シェードガーデンに向いているシダ
シダと言えば何が思い浮かびますか?#アジアンタムやビカクシダ などの観葉植物の印象が強いでしょうか。他にはワラビ、ゼンマイなどの山菜のイメージもあるかと思います。
シダといってもたくさん種類があり、姿も種類によって特徴的な形をしています。
さらに花を咲かせず胞子を飛ばして子孫を残すので、葉っぱの裏に特徴的なものが付いていたりと知れば知るほど面白い植物。
さらに魅力的なのが、グランドカバーとしても使える種類があるのです。 他の植物が嫌うような、暗くて少しジメジメした場所を好み、日陰のグランドカバーにぴったり。 そんなシダの魅力と特徴をご紹介いたします。
ニシキシダ
日陰や湿地の場所に強い植物はあまり多くないと思います。そんな場所におすすめのニシキシダ。
日本各地に自生しているため、日本の気候にあったシダです。
涼し気でナチュラルな雰囲気が日陰で映えます。
そのほかにシルバーリーフが特徴の、シルバーフォールという名前の品種もあります。
日向や乾いた場所ですと色が褪せてしまいますので、ぜひ日陰で管理を。
グリーンばかりになってしまいがちなガーデンにさし色として使え、お庭を明るくしたいときや
おしゃれなシェードガーデンにしたい時にぴったりなシダです。
クサソテツ(こごみ)
食べられる山野草として流通しているクサソテツ。こちらも日陰のグランドカバーとして使うことができます。
胞子やランナーで増えるのであっという間に増えます。日陰で、夏でも乾燥しないところを好みます。
新芽のゼンマイ部分は、お料理に使えるので、食べられるグランドカバーにもなりますよ。
アクもほとんどないので、ゼンマイやワラビより使いやすいですよ。5月上旬頃にゼンマイが顔を出し、グランドカバーでたくさん増えたら、とてもかわいらしい群生を見ることができます。
群生したらこのような感じになるかもしれませんよ。
草丈は50~80cmになります。
ニシキシダもクサソテツも冬は休眠して落葉してしまいますが、春になればちゃんと顔を出すのでご安心を。
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