文章
笼岛 みどり
2017年05月27日
#両神山麓の奥深 くに、300品種5000株のダリアが咲く、花の郷がありました。
1.両神山麓 花の郷 ダリア園
先日小雨の中、トイカメラを携えて、埼玉県秩父郡小鹿野町にある「両神山麓 花の郷 ダリア園」に、ダリアの撮影に行きました。都内の自宅を出発した時には、雨。
しかし今回は、新規開拓。新しい取材地に行くと昨年から決めていましたから、引き下がれませんでした。むしろ生憎の天気はいつものこと。トイカメラの撮影には好都合。色が綺麗に写る筈。雨の雫が光る筈。
途中、この坂は軽自動車で登り切れるだろうか?途中で停まると後ろへ滑り落ちるのではと怯えながら、4時間の道程を車を走らせ着きました。本当に山奥に来たなと実感。空気も光も違いました。
そして、うわあああああああ。
期待を遥かに上回るダリア。その数、種類、花の状態。
入り口を入って直ぐに、強烈な色彩、軽々と背丈を越え、大輪の花を無数に咲かせる一面のダリア。
先ずは「秋祭り」。
次は目が覚めるような黄色のタテガミ「大銀河」。
名前に負けない大輪。そして大株がズラズラズラ。
株と株の間を、見上げて歩きました。
こちらの花は、「恋祭り」。
大輪。強い紅白。かなり情熱的な恋の祭りが炸裂。
名前は付けられていませんでしたが、派手で格好の良い一輪。
そして一息、「風の調べ」。
ダリアの名前は、印象的なものが非常に多いですね。
作出者の思い入れがそうさせるのか、ダリアの強気な華やかさが作出者を後押しするのか。
2.ポンポンダリア
ダリアの特徴的な咲き方の一つに、ポンポン咲きがあります。
本来は2インチ(約52mm)以下の物をポンポン咲き。2インチ以上は、ボール咲きと言います。
しかしキャッチーさから、球状に咲くダリアは、ポンポンダリアと呼ばれます。こちらで撮影中にも、通り掛る鑑賞者の方々が口々にそのように読んでいるのを耳にしました。
こちらは、赤白が可愛らしい「ペアレディー」。
こちらは「いとしご」。
愛し子と言う意味だと思われます。そう思わせる、乳白色からふんわりベビーピンクへのグラデーション。
草丈も大き過ぎず、ポンポン沢山咲いていました。
正面からジッと見つめて。
子供も正面から見つめると、ハッとする表情を見せることがありますよね。
ポンポンダリアは雨粒が溜まり易いようでした。子供も、汗や涙をよく顔に着けています。
空を見上げて。
子供には、空を見上げる仕草が似合います。
他にもポンポンダリアは、子供を連想させる名前が付けられていました。
黄色と白の小ぶりの「瑞午の祝い」。
漢字は少し違いますが、端午の節句のお祝いという意味だと思います。「わーい」と手を広げて。
猫の手みたいに、「にゃー」。
子供にはやっぱり甘いお菓子。
「シュガータウンサンライズ」。
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