文章
玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(春咲き)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりがよく雨のかからない場所に置きましょう。厳寒期はフレームなどに取り込んで防寒します。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。厳寒期はビニールなどで覆って防寒します。酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を施し、土壌酸度を中和しておきましょう。
水やり
鉢植えは、栽培期間を通して、土の表面が乾いたら底穴からは流れ出ないか、少ししたたるぐらいの量の水を与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えのものには、3月から5月に緩効性化成肥料(N-P-K=6-9-8など)を施します。
庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、スリップス、ハダニ
3月から6月、特に新芽にアブラムシ、スリップス、ハダニが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好むので、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と、1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は9月から12月です。鉢植え、庭植えともに、球根の高さの3倍の深さの穴を掘って植えつけましょう。
ふやし方
分球:6月から7月か9月から10月に球根を掘り上げたとき、球根がふえていたら分けてふやすことができます。大きな球根のまわりに小さな球根がたくさんつくことがあり、これを木子(きご)と呼びます。木子は、1個ずつ植えつければ、1年で開花する株に育ちます。ただし、夏咲き系統はたくさんの木子をつけますが、春咲き系統はあまり数がつきません。
主な作業
防寒:厳寒期の12月から2月には防寒が必要です。早く植えつけた球根は、厳寒期に葉を伸ばし、寒さで傷んでしまうので、ビニールで覆うかフレームに取り込んで寒さよけをしましょう。
支柱立て:3月から5月に花茎が伸びてきたら支柱を立て、倒れないようにしましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりがよく雨のかからない場所に置きましょう。厳寒期はフレームなどに取り込んで防寒します。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。厳寒期はビニールなどで覆って防寒します。酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を施し、土壌酸度を中和しておきましょう。
水やり
鉢植えは、栽培期間を通して、土の表面が乾いたら底穴からは流れ出ないか、少ししたたるぐらいの量の水を与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えのものには、3月から5月に緩効性化成肥料(N-P-K=6-9-8など)を施します。
庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、スリップス、ハダニ
3月から6月、特に新芽にアブラムシ、スリップス、ハダニが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好むので、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と、1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は9月から12月です。鉢植え、庭植えともに、球根の高さの3倍の深さの穴を掘って植えつけましょう。
ふやし方
分球:6月から7月か9月から10月に球根を掘り上げたとき、球根がふえていたら分けてふやすことができます。大きな球根のまわりに小さな球根がたくさんつくことがあり、これを木子(きご)と呼びます。木子は、1個ずつ植えつければ、1年で開花する株に育ちます。ただし、夏咲き系統はたくさんの木子をつけますが、春咲き系統はあまり数がつきません。
主な作業
防寒:厳寒期の12月から2月には防寒が必要です。早く植えつけた球根は、厳寒期に葉を伸ばし、寒さで傷んでしまうので、ビニールで覆うかフレームに取り込んで寒さよけをしましょう。
支柱立て:3月から5月に花茎が伸びてきたら支柱を立て、倒れないようにしましょう。
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玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(夏咲き)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいことが大切な条件です。少なくとも半日くらいは日光が当たらないと、花が咲きにくくなります。最低温度15℃以上、日中は25℃以上で生育が活発になりますが、これより低くても生育は可能です。球根の植えつけは、霜や凍結の心配がなくなってから、3月下旬以降が適期で、7月まで順次時期をずらして植えることができます。植えてから咲くまで約3~4か月、木子からでは5か月くらいかかります。本葉が2枚展開したころから球根の中に花芽(蕾のもと)がつくられるため、この時期からの低温、低日照、極端な乾燥は、花がきれいに咲かない原因となりますから注意が必要です。
水やり
乾燥には強いのですが、成長期には十分な水分を必要とします。庭植えでは、バークチップなどでマルチングをするか、丈の低い草花を株元に植えるのもよい方法です。鉢植えは、本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。開花後はやや乾かし気味にしてもかまいません。
肥料
比較的やせ地でもよく育ちます。庭植えは、元肥と開花後にお礼肥を施します。鉢植えは、元肥のほか、葉が茂っている間、月に1回置き肥を施すか、月に3回くらい液体肥料を施します。いずれもチッ素分はやや少なく、リン酸、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
病気:首腐病、ウイルス病など
肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作すると、首腐病などの病気が出やすくなりますから、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使うようにします。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。
用土(鉢植え)
庭植えでは、堆肥や腐葉土を混ぜ、土壌をよくして植えつけます。鉢植えは、赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば、土質はあまり選びませんが、少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根の高さの2倍くらいの土がかぶさるような深さに植えます。間隔は10cm以上あけます。丸みと厚みのある球根がよい球根で、扁平なものはよくありません。木子は直径1cm以上あれば十分開花します。大きな球根は2つに切り分けて、切り口に石灰などをつけて植えるのもよい方法です。
ふやし方
分球:新球の回りにたくさんの木子ができるので、必要な分をとっておきます。
タネまき:タネも実ります。これをまくと、3年目には花が咲くようになりますが、元の親と異なる花が咲くことも多くあります。
主な作業
土寄せ、支柱立て:花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら、根元に土を寄せるか、または支柱を立てておきます。蕾は成長するので、支柱との結び目には注意します。
球根の掘り上げ、貯蔵:秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げて日陰で乾燥させます。完全に乾いてから茎葉を切り取り、球根の選別を行います。春に植えたときの球根はしなびて枯れているので取り除き、木子も取り外して別々にし、冬期は凍らないところで貯蔵します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいことが大切な条件です。少なくとも半日くらいは日光が当たらないと、花が咲きにくくなります。最低温度15℃以上、日中は25℃以上で生育が活発になりますが、これより低くても生育は可能です。球根の植えつけは、霜や凍結の心配がなくなってから、3月下旬以降が適期で、7月まで順次時期をずらして植えることができます。植えてから咲くまで約3~4か月、木子からでは5か月くらいかかります。本葉が2枚展開したころから球根の中に花芽(蕾のもと)がつくられるため、この時期からの低温、低日照、極端な乾燥は、花がきれいに咲かない原因となりますから注意が必要です。
水やり
乾燥には強いのですが、成長期には十分な水分を必要とします。庭植えでは、バークチップなどでマルチングをするか、丈の低い草花を株元に植えるのもよい方法です。鉢植えは、本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。開花後はやや乾かし気味にしてもかまいません。
肥料
比較的やせ地でもよく育ちます。庭植えは、元肥と開花後にお礼肥を施します。鉢植えは、元肥のほか、葉が茂っている間、月に1回置き肥を施すか、月に3回くらい液体肥料を施します。いずれもチッ素分はやや少なく、リン酸、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
病気:首腐病、ウイルス病など
肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作すると、首腐病などの病気が出やすくなりますから、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使うようにします。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。
用土(鉢植え)
庭植えでは、堆肥や腐葉土を混ぜ、土壌をよくして植えつけます。鉢植えは、赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば、土質はあまり選びませんが、少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根の高さの2倍くらいの土がかぶさるような深さに植えます。間隔は10cm以上あけます。丸みと厚みのある球根がよい球根で、扁平なものはよくありません。木子は直径1cm以上あれば十分開花します。大きな球根は2つに切り分けて、切り口に石灰などをつけて植えるのもよい方法です。
ふやし方
分球:新球の回りにたくさんの木子ができるので、必要な分をとっておきます。
タネまき:タネも実ります。これをまくと、3年目には花が咲くようになりますが、元の親と異なる花が咲くことも多くあります。
主な作業
土寄せ、支柱立て:花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら、根元に土を寄せるか、または支柱を立てておきます。蕾は成長するので、支柱との結び目には注意します。
球根の掘り上げ、貯蔵:秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げて日陰で乾燥させます。完全に乾いてから茎葉を切り取り、球根の選別を行います。春に植えたときの球根はしなびて枯れているので取り除き、木子も取り外して別々にし、冬期は凍らないところで貯蔵します。
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玲儿
2017年09月25日
カンナの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよく、肥沃な場所で育てます。暖地では、冬は盛り土やマルチングなどの防寒をすれば露地で冬越ししますが、それ以外の地域では、葉が枯れたら鉢ごと室内に取り込むか、庭植えの場合は根茎を掘り上げ、ピートモスなどに埋めて貯蔵します。暖かい室内では芽が動く(成長を始める)ことがあるので、凍らない程度の場所で貯蔵しましょう。
水やり
鉢土が乾いたら、水やりします。実生系の品種においては、鉢を水につけて栽培することも可能で、真夏は腰水灌水すると管理が楽になります。
庭植えの場合は、干ばつのとき以外は、水やりはほとんど必要ありません。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施しておき、その後は芽が出たら月に1回、三要素等量の肥料を置き肥します。
病気と害虫
特にありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土5、腐葉土4、牛ふん堆肥(馬ふん堆肥)1の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
4月下旬から5月に根茎を植えつけます。鉢植えの場合は8~10号鉢に1球、庭植えの場合は植え穴を50cmくらいの深さに掘り、根茎の上には10cmくらいの覆土をし、間隔は40cmほどあけて植えつけます。暖地では9月植えもでき、植えっぱなしでかまいません。
ふやし方
分球:根茎を、2~3芽つけて、くびれた部分で切り離して分けます。4月から5月の芽が動き始めたころが、根茎を分割しやすいのでおすすめです。
主な作業
花がら摘み:1つの花房が咲き終わったら、花房のつけ根のところで切ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよく、肥沃な場所で育てます。暖地では、冬は盛り土やマルチングなどの防寒をすれば露地で冬越ししますが、それ以外の地域では、葉が枯れたら鉢ごと室内に取り込むか、庭植えの場合は根茎を掘り上げ、ピートモスなどに埋めて貯蔵します。暖かい室内では芽が動く(成長を始める)ことがあるので、凍らない程度の場所で貯蔵しましょう。
水やり
鉢土が乾いたら、水やりします。実生系の品種においては、鉢を水につけて栽培することも可能で、真夏は腰水灌水すると管理が楽になります。
庭植えの場合は、干ばつのとき以外は、水やりはほとんど必要ありません。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施しておき、その後は芽が出たら月に1回、三要素等量の肥料を置き肥します。
病気と害虫
特にありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土5、腐葉土4、牛ふん堆肥(馬ふん堆肥)1の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
4月下旬から5月に根茎を植えつけます。鉢植えの場合は8~10号鉢に1球、庭植えの場合は植え穴を50cmくらいの深さに掘り、根茎の上には10cmくらいの覆土をし、間隔は40cmほどあけて植えつけます。暖地では9月植えもでき、植えっぱなしでかまいません。
ふやし方
分球:根茎を、2~3芽つけて、くびれた部分で切り離して分けます。4月から5月の芽が動き始めたころが、根茎を分割しやすいのでおすすめです。
主な作業
花がら摘み:1つの花房が咲き終わったら、花房のつけ根のところで切ります。
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玲儿
2017年09月25日
カラジウム(カラジューム)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
できるだけ日当たりのよい場所に置き、茎葉が軟弱にならないようにします。鉢植えは明るい日陰に置いてもよいのですが、直射日光に当てた場合より、葉色の美しさが劣ります。また、急に日照量が変化すると葉が傷むので、置き場を変えるときは、徐々に日光に慣らしていきます。
庭植えにする場合も日当たりがよい場所がよく、腐植質が多く水はけがよい土に植えます。
水やり
鉢土の表面が乾いてきたら与えます。また、室内に置いた鉢植えは、葉水をこまめに与えるとよいでしょう。秋になって葉が次第に黄ばんできたら水やりを少しずつ控え、寒さがくる前に水やりを中止して休眠させます。休眠中は室内の暖かい場所に置き、鉢土は乾かします。
庭植えの場合は、よほど晴天が続かないかぎり、水やりの必要はありません。
肥料
春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施します。または月に2回程度液体肥料を施すのもよい方法です。
病気と害虫
病気:白絹病など
白絹病は春から秋に発生します。発生を見たら早めに防除します。
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ
葉がある時期ならいつでも発生します。発生を見たら早めに防除します。
用土(鉢植え)
肥よくで水はけのよい用土(例:赤玉土小粒5、ピートモス2、パーライト2、牛ふん堆肥1の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
春(3月中旬から5月)に、休眠している球根を掘り上げ、植え替えます。根は球根の上部付近から出てくるので、植えつける際に、浅植えにならないように注意します。
ふやし方
分球:春に越冬株を掘り上げて植えつけるとき、大きな球根は数個に分けます。鋭利なナイフで切り分けますが、必ず芽を数個つけて分けます。切り口には灰などを塗ってください。
主な作業
芽かき:芽が少ない場合には、植えつけ後、伸びてきた芽を元から折ります。その後の芽数が多くなり、葉が展開するとボリュームのある株になります。
花芽かき:新芽が出るときに花芽がつくことがありますが、取り除いてください。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
できるだけ日当たりのよい場所に置き、茎葉が軟弱にならないようにします。鉢植えは明るい日陰に置いてもよいのですが、直射日光に当てた場合より、葉色の美しさが劣ります。また、急に日照量が変化すると葉が傷むので、置き場を変えるときは、徐々に日光に慣らしていきます。
庭植えにする場合も日当たりがよい場所がよく、腐植質が多く水はけがよい土に植えます。
水やり
鉢土の表面が乾いてきたら与えます。また、室内に置いた鉢植えは、葉水をこまめに与えるとよいでしょう。秋になって葉が次第に黄ばんできたら水やりを少しずつ控え、寒さがくる前に水やりを中止して休眠させます。休眠中は室内の暖かい場所に置き、鉢土は乾かします。
庭植えの場合は、よほど晴天が続かないかぎり、水やりの必要はありません。
肥料
春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施します。または月に2回程度液体肥料を施すのもよい方法です。
病気と害虫
病気:白絹病など
白絹病は春から秋に発生します。発生を見たら早めに防除します。
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ
葉がある時期ならいつでも発生します。発生を見たら早めに防除します。
用土(鉢植え)
肥よくで水はけのよい用土(例:赤玉土小粒5、ピートモス2、パーライト2、牛ふん堆肥1の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
春(3月中旬から5月)に、休眠している球根を掘り上げ、植え替えます。根は球根の上部付近から出てくるので、植えつける際に、浅植えにならないように注意します。
ふやし方
分球:春に越冬株を掘り上げて植えつけるとき、大きな球根は数個に分けます。鋭利なナイフで切り分けますが、必ず芽を数個つけて分けます。切り口には灰などを塗ってください。
主な作業
芽かき:芽が少ない場合には、植えつけ後、伸びてきた芽を元から折ります。その後の芽数が多くなり、葉が展開するとボリュームのある株になります。
花芽かき:新芽が出るときに花芽がつくことがありますが、取り除いてください。
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玲儿
2017年09月25日
カタクリの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、秋から春まで日なたで育てます。晩春ごろに葉が黄色くなり始めたら、明るい日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に植え、腐葉土をよく混ぜ合わせて20cmほど土を盛り上げたところに植えます。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させないように、砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に入れてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合はあまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
肥料
鉢植えは、秋に三要素等量配合の緩効性肥料を、1株当たり二つまみ置き肥します。これとは別に、秋からリン酸分の多い液体肥料を週1回、3000倍に薄めて施します。同時にブドウ糖を1000倍に薄めて週1回施します。液体肥料とブドウ糖は葉が枯れ落ちるまで続けます。
庭植えでも同様に施肥するとよく育ちますが、液体肥料とブドウ糖だけでも十分です。
病気と害虫
病気:さび病
さび病は2月から3月に発生します。葉に赤茶色の粉がついたような病斑ができ、葉が変形して花も咲かなくなります。感染した葉は切り捨てて焼却します。
害虫:特にありません。
用土(鉢植え)
硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜます。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。腐植質のもの(腐葉土や細かいヤシ殻チップ)を3割程度混ぜるのもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、8月から9月上旬に植え替えます。球根は、根が伸びる余地を確保するため深鉢を使い、深さ10cmに植えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。エリスロニウム‘パゴダ’のように旺盛にふえる種類で、株が込みすぎたら、鉢植えと同じ時期に掘り上げ、分球して植え直します。
ふやし方
タネまき:開花まで6~7年かかりますが、一番効率的にふやせる方法です。
初夏に果実が少し黄色くなり始め、先が割れたら、すぐにタネを回収し、とりまきします。タネを乾燥して保存することはできません。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春に緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。親株同様に肥料を施し、3年目くらいの8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植え替えます。葉が2枚になったら開花します。
分球:非常に順調に成長している株ならば、子株がつくのでそれを分けてふやします。適期は植え替えと同じです。ただし、日本のカタクリは球根でふえる力が弱いので、分球ではめったにふやせません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないときは、咲き終わった花は摘み取って実を結ばないようにします。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、秋から春まで日なたで育てます。晩春ごろに葉が黄色くなり始めたら、明るい日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に植え、腐葉土をよく混ぜ合わせて20cmほど土を盛り上げたところに植えます。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させないように、砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に入れてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合はあまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
肥料
鉢植えは、秋に三要素等量配合の緩効性肥料を、1株当たり二つまみ置き肥します。これとは別に、秋からリン酸分の多い液体肥料を週1回、3000倍に薄めて施します。同時にブドウ糖を1000倍に薄めて週1回施します。液体肥料とブドウ糖は葉が枯れ落ちるまで続けます。
庭植えでも同様に施肥するとよく育ちますが、液体肥料とブドウ糖だけでも十分です。
病気と害虫
病気:さび病
さび病は2月から3月に発生します。葉に赤茶色の粉がついたような病斑ができ、葉が変形して花も咲かなくなります。感染した葉は切り捨てて焼却します。
害虫:特にありません。
用土(鉢植え)
硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜます。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。腐植質のもの(腐葉土や細かいヤシ殻チップ)を3割程度混ぜるのもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、8月から9月上旬に植え替えます。球根は、根が伸びる余地を確保するため深鉢を使い、深さ10cmに植えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。エリスロニウム‘パゴダ’のように旺盛にふえる種類で、株が込みすぎたら、鉢植えと同じ時期に掘り上げ、分球して植え直します。
ふやし方
タネまき:開花まで6~7年かかりますが、一番効率的にふやせる方法です。
初夏に果実が少し黄色くなり始め、先が割れたら、すぐにタネを回収し、とりまきします。タネを乾燥して保存することはできません。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春に緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。親株同様に肥料を施し、3年目くらいの8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植え替えます。葉が2枚になったら開花します。
分球:非常に順調に成長している株ならば、子株がつくのでそれを分けてふやします。適期は植え替えと同じです。ただし、日本のカタクリは球根でふえる力が弱いので、分球ではめったにふやせません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないときは、咲き終わった花は摘み取って実を結ばないようにします。
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2017年09月25日
エゾエンゴサクの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えの場合、芽が出始めたら日当たりがよく、風がゆるく流れる暖かい場所で管理して花を咲かせます。暖地では早春に咲くので、凍結や遅霜に注意します。花後から葉がしっかりするころには50%の遮光下か半日陰へ移して葉焼けや傷みを防ぎ、少しでも葉を長く保たせます。休眠中は日陰の涼しい環境を好みます。葉が枯れたら涼しい棚下などへ移動させ、芽出しまでそのまま棚下などで管理します。
庭植えの場合は、木もれ日がさして落ち葉がたまる場所を好みます。ただし、北国の植物なので、暖地ではあまり庭植えには向きません。
水やり
斜面に生える植物なので停滞水を嫌います。芽が出始めたら朝1回の水やりで成長を促します。休眠後は常に用土が軽く湿っている状態に水を与え、多湿や凍結、極端な乾燥を避けます。球根を乾燥させると芽出しが萎縮してよい花が咲かず、株も弱ります。
肥料
芽出しが始まったら市販の山野草用の置き肥をし、さらに2週間に1回程度、三要素(チッ素、リン酸、カリ)等量の液体肥料を施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病
最も多く見られるのは、新芽が凍結したり、水がたまって腐ったりする軟腐病です。
害虫:アブラムシ
この仲間はアブラムシがつきやすいので、毎日観察して見つけしだい対処します。
用土(鉢植え)
多湿を嫌うので、やや深めの鉢が適し、いつまでも乾かない硬い鉢は避けたほうがよいでしょう。生育中の脱水は致命的なので、乾きすぎる素焼き鉢も避けます。
用土は通気性と排水性のよいものが適します。基本的には市販の山野草用培養土か、赤玉土小粒と硬質鹿沼土小粒を等量に配合した用土を使います。凍結による用土の目詰まり防止に1割ほど軽石砂を混ぜると効果的です。
植えつけ、 植え替え
球根の植えつけは、春に入手したものでも秋の休眠中に行うのが最も安全です。球根は必ず1cm以上間隔をあけて植え込みます。植え替えは、できれば毎年行います。
ふやし方
分球:順調に生育していると毎年分球するので、植え替えのときに分けて植えます。
タネまき:タネは乾燥を嫌うので、必ずとりまきにします。翌春には発芽しますが、順調に生育しても開花まで数年かかるので、あまり一般的ではありません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないものは、花後に花がらを摘みます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えの場合、芽が出始めたら日当たりがよく、風がゆるく流れる暖かい場所で管理して花を咲かせます。暖地では早春に咲くので、凍結や遅霜に注意します。花後から葉がしっかりするころには50%の遮光下か半日陰へ移して葉焼けや傷みを防ぎ、少しでも葉を長く保たせます。休眠中は日陰の涼しい環境を好みます。葉が枯れたら涼しい棚下などへ移動させ、芽出しまでそのまま棚下などで管理します。
庭植えの場合は、木もれ日がさして落ち葉がたまる場所を好みます。ただし、北国の植物なので、暖地ではあまり庭植えには向きません。
水やり
斜面に生える植物なので停滞水を嫌います。芽が出始めたら朝1回の水やりで成長を促します。休眠後は常に用土が軽く湿っている状態に水を与え、多湿や凍結、極端な乾燥を避けます。球根を乾燥させると芽出しが萎縮してよい花が咲かず、株も弱ります。
肥料
芽出しが始まったら市販の山野草用の置き肥をし、さらに2週間に1回程度、三要素(チッ素、リン酸、カリ)等量の液体肥料を施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病
最も多く見られるのは、新芽が凍結したり、水がたまって腐ったりする軟腐病です。
害虫:アブラムシ
この仲間はアブラムシがつきやすいので、毎日観察して見つけしだい対処します。
用土(鉢植え)
多湿を嫌うので、やや深めの鉢が適し、いつまでも乾かない硬い鉢は避けたほうがよいでしょう。生育中の脱水は致命的なので、乾きすぎる素焼き鉢も避けます。
用土は通気性と排水性のよいものが適します。基本的には市販の山野草用培養土か、赤玉土小粒と硬質鹿沼土小粒を等量に配合した用土を使います。凍結による用土の目詰まり防止に1割ほど軽石砂を混ぜると効果的です。
植えつけ、 植え替え
球根の植えつけは、春に入手したものでも秋の休眠中に行うのが最も安全です。球根は必ず1cm以上間隔をあけて植え込みます。植え替えは、できれば毎年行います。
ふやし方
分球:順調に生育していると毎年分球するので、植え替えのときに分けて植えます。
タネまき:タネは乾燥を嫌うので、必ずとりまきにします。翌春には発芽しますが、順調に生育しても開花まで数年かかるので、あまり一般的ではありません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないものは、花後に花がらを摘みます。
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文章
玲儿
2017年09月25日
ウラシマソウの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して日陰を好み、日ざしが強いとすぐに葉が傷みます。
芽出しから開花までは30~50%の遮光で明るい日陰をつくり、ゆったりと花を咲かせます。花後は50~75%の遮光下、真夏は75%以上の遮光下か棚下などの日が当たらない場所で管理し、葉の傷みや葉焼けを防ぎます。秋に入るとほとんどは葉を落として休眠に入ります。冬の凍結を嫌うので、そのまま棚下で管理するか、ハウスの暗い場所へ移して春まで休眠させましょう。
水やり
年間を通して乾燥を嫌います。毎日たっぷりと水を与えましょう。葉が大きく茂るころからは、上から水をかけると水の重みで茎が折れることがよくあります。茎に支柱などを立てるか、株元から水やりをするとよいでしょう。休眠中も多少の湿り気があるほうがよいので、少し乾いてきたら水やりをします。
肥料
植えつけ、植え替え時に元肥を一つまみ入れます。
生育中は肥料を好みます。葉が開く4月下旬ごろに置き肥をします。また、このころから葉が枯れ始めるまで、チッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を2週間に1回施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病、白絹病
地上部が突然枯れて球根が腐る軟腐病や白絹病に注意してください。
害虫:ネグサレセンチュウ、コナカイガラムシ(ネカイガラムシ)、コナアブラムシ(ネアブラムシ)、ナメクジ、イモムシ、ネズミなど
地下部に発生する害虫としては、球根を腐敗させるネグサレセンチュウ、球根に白い粒がたくさんつくコナカイガラムシ(ネカイガラムシ)やコナアブラムシ(ネアブラムシ)があります。冬の間はネズミに食害されることもあります。
地上部は、特に芽出しのころにナメクジやイモムシに食害されます。ハウス栽培ではアブラムシやコナジラミ、ハダニなどにも注意します。
用土(鉢植え)
鉢は特に選びませんが、中深鉢以上の深さで、やや硬めのものや釉薬(うわぐすり)がかかった乾きにくいものがよいでしょう。
乾燥を嫌いますが、常に多湿状態でもよくありません。一般的な赤玉土を主体に鹿沼土などを、水やりの加減に合わせて5:5か6:4に配合するとよいでしょう。凍結で用土がくずれやすい地域では軽石を1割ほど混入してもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
植えつけは基本的には休眠中に行います。球根は植える前に水洗いして、古い皮や汚れた部分を落とします。植える深さは、芽の先端が2~3cm埋まる程度がよいでしょう。植え込み後の鉢は、冬に凍結しない場所で管理します。
鉢植えの植え替えは毎年行うと理想的です。植えつけと同様に休眠中に作業します。
ふやし方
分球:親球根のまわりにできた小さな球根を、無理に外さず、自然に外れているものを植えつけます。ただし、翌年すぐに芽が出ないものも多くあります。とりあえずは親球根のまわりに植え込んで、大きくなったら別の鉢に植え替えます。
タネまき:結実した果実は、11月下旬から12月ごろに完熟して赤くなります。花茎が倒れたら、果実をとって1粒ずつ水洗いします。中から白褐色の球根状のタネが出てくるので、これを培養土にとりまきします。ただし、ウラシマソウは発芽まで2年かかります。発芽後も成長は遅く、開花まで早くても5年を要します。
主な作業
交配:開花3日後から1週間以内に、仏炎苞を破いて肉穂花序をむき出しにします。このとき、花粉が出ていれば雄花、先端が突起になり、つやがあれば雌花です。綿棒などで雄花の花粉をつけて、雌花の先端をポンポンとたたけば完了です。その後は2週間ほど水やりなどで花に水をかけないように注意します。結実したら成功です。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して日陰を好み、日ざしが強いとすぐに葉が傷みます。
芽出しから開花までは30~50%の遮光で明るい日陰をつくり、ゆったりと花を咲かせます。花後は50~75%の遮光下、真夏は75%以上の遮光下か棚下などの日が当たらない場所で管理し、葉の傷みや葉焼けを防ぎます。秋に入るとほとんどは葉を落として休眠に入ります。冬の凍結を嫌うので、そのまま棚下で管理するか、ハウスの暗い場所へ移して春まで休眠させましょう。
水やり
年間を通して乾燥を嫌います。毎日たっぷりと水を与えましょう。葉が大きく茂るころからは、上から水をかけると水の重みで茎が折れることがよくあります。茎に支柱などを立てるか、株元から水やりをするとよいでしょう。休眠中も多少の湿り気があるほうがよいので、少し乾いてきたら水やりをします。
肥料
植えつけ、植え替え時に元肥を一つまみ入れます。
生育中は肥料を好みます。葉が開く4月下旬ごろに置き肥をします。また、このころから葉が枯れ始めるまで、チッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を2週間に1回施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病、白絹病
地上部が突然枯れて球根が腐る軟腐病や白絹病に注意してください。
害虫:ネグサレセンチュウ、コナカイガラムシ(ネカイガラムシ)、コナアブラムシ(ネアブラムシ)、ナメクジ、イモムシ、ネズミなど
地下部に発生する害虫としては、球根を腐敗させるネグサレセンチュウ、球根に白い粒がたくさんつくコナカイガラムシ(ネカイガラムシ)やコナアブラムシ(ネアブラムシ)があります。冬の間はネズミに食害されることもあります。
地上部は、特に芽出しのころにナメクジやイモムシに食害されます。ハウス栽培ではアブラムシやコナジラミ、ハダニなどにも注意します。
用土(鉢植え)
鉢は特に選びませんが、中深鉢以上の深さで、やや硬めのものや釉薬(うわぐすり)がかかった乾きにくいものがよいでしょう。
乾燥を嫌いますが、常に多湿状態でもよくありません。一般的な赤玉土を主体に鹿沼土などを、水やりの加減に合わせて5:5か6:4に配合するとよいでしょう。凍結で用土がくずれやすい地域では軽石を1割ほど混入してもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
植えつけは基本的には休眠中に行います。球根は植える前に水洗いして、古い皮や汚れた部分を落とします。植える深さは、芽の先端が2~3cm埋まる程度がよいでしょう。植え込み後の鉢は、冬に凍結しない場所で管理します。
鉢植えの植え替えは毎年行うと理想的です。植えつけと同様に休眠中に作業します。
ふやし方
分球:親球根のまわりにできた小さな球根を、無理に外さず、自然に外れているものを植えつけます。ただし、翌年すぐに芽が出ないものも多くあります。とりあえずは親球根のまわりに植え込んで、大きくなったら別の鉢に植え替えます。
タネまき:結実した果実は、11月下旬から12月ごろに完熟して赤くなります。花茎が倒れたら、果実をとって1粒ずつ水洗いします。中から白褐色の球根状のタネが出てくるので、これを培養土にとりまきします。ただし、ウラシマソウは発芽まで2年かかります。発芽後も成長は遅く、開花まで早くても5年を要します。
主な作業
交配:開花3日後から1週間以内に、仏炎苞を破いて肉穂花序をむき出しにします。このとき、花粉が出ていれば雄花、先端が突起になり、つやがあれば雌花です。綿棒などで雄花の花粉をつけて、雌花の先端をポンポンとたたけば完了です。その後は2週間ほど水やりなどで花に水をかけないように注意します。結実したら成功です。
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玲儿
2017年09月25日
ヘディキウムの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
半日陰の湿った場所を好みます。鉢の置き場や庭への植え場所は、西日の当たるところは避けたほうがよいでしょう。また大型になるので、強風で葉が傷んだり、株元から倒れたりすることがあります。吹きさらしのような場所も避けたほうが賢明です。庭植えする際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでから植えつけてください。戸外でもよく冬越ししますが、冬に室内で管理すれば常緑の状態で冬越しができ、早い時期に開花します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。夏に晴天の日が続く場合は、よく乾くので毎日水を与え、水切れに注意します。
庭植えした場合は、夏に土が乾燥した場合のみ水やりをします。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
病気と害虫
病害虫の心配は特にありません。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など、水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
根詰まりすると成長が衰えるので、1~2年に1回は植え替えを行うようにしてください。
庭植えにして戸外で冬越しさせるには、4月から5月に植えつけて、冬までに十分に根を張らすようにします。植えつけの際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでください。
ふやし方
株分け:春に植え替えをする際に株分けも行えます。ただし細かく分けすぎると成長が遅れるので注意します。
主な作業
切り戻し:茎の先に花芽をつけるので、地上部を切り戻す際は、生育期間中(春から夏)に切ると花が咲かなくなってしまいます。3月から4月か、11月から12月に行ってください。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
半日陰の湿った場所を好みます。鉢の置き場や庭への植え場所は、西日の当たるところは避けたほうがよいでしょう。また大型になるので、強風で葉が傷んだり、株元から倒れたりすることがあります。吹きさらしのような場所も避けたほうが賢明です。庭植えする際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでから植えつけてください。戸外でもよく冬越ししますが、冬に室内で管理すれば常緑の状態で冬越しができ、早い時期に開花します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。夏に晴天の日が続く場合は、よく乾くので毎日水を与え、水切れに注意します。
庭植えした場合は、夏に土が乾燥した場合のみ水やりをします。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
病気と害虫
病害虫の心配は特にありません。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など、水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
根詰まりすると成長が衰えるので、1~2年に1回は植え替えを行うようにしてください。
庭植えにして戸外で冬越しさせるには、4月から5月に植えつけて、冬までに十分に根を張らすようにします。植えつけの際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでください。
ふやし方
株分け:春に植え替えをする際に株分けも行えます。ただし細かく分けすぎると成長が遅れるので注意します。
主な作業
切り戻し:茎の先に花芽をつけるので、地上部を切り戻す際は、生育期間中(春から夏)に切ると花が咲かなくなってしまいます。3月から4月か、11月から12月に行ってください。
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玲儿
2017年09月25日
ベラドンナリリーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
秋から初夏までの生育期はよく日に当てて育てます。寒さにはあまり強くありませんが、関東地方以西であれば、簡単な防寒をすれば、戸外で冬越しします。庭植えする場合は、水はけのよい場所に植えつけます。寒冷地では冬に取り込み、室内の日当たりで管理すると安全です。
水やり
生育期は土がよく乾いたらたっぷり水やりします。休眠中は水を与えません。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を施し、花後にカリ分の多い肥料を施します。
病気と害虫
問題となる病害虫はほとんどありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。赤玉土小粒4、硬質鹿沼土4、腐葉土2の割合で配合したものなどがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
掘り上げた球根は7月中旬から8月中旬までに、市販の球根を入手した場合はすぐに植えつけます。鉢植えの場合は、6~8号鉢に1球を目安とし、球根の頂部が土から出るように浅植えします。庭植えの場合は、約20cm間隔とします。なお、植えつけた年は咲きにくい傾向があります。
ふやし方
増殖率はよくありませんが、掘り上げたときに分球していれば、外してふやします。球根の直径が6cm、高さが8cm以上になればほぼ開花球で、それまでは肥培管理をして球根を太らせます。
主な作業
花がら摘み:花序全体が咲き終わったら、花首のところで折り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
秋から初夏までの生育期はよく日に当てて育てます。寒さにはあまり強くありませんが、関東地方以西であれば、簡単な防寒をすれば、戸外で冬越しします。庭植えする場合は、水はけのよい場所に植えつけます。寒冷地では冬に取り込み、室内の日当たりで管理すると安全です。
水やり
生育期は土がよく乾いたらたっぷり水やりします。休眠中は水を与えません。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を施し、花後にカリ分の多い肥料を施します。
病気と害虫
問題となる病害虫はほとんどありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。赤玉土小粒4、硬質鹿沼土4、腐葉土2の割合で配合したものなどがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
掘り上げた球根は7月中旬から8月中旬までに、市販の球根を入手した場合はすぐに植えつけます。鉢植えの場合は、6~8号鉢に1球を目安とし、球根の頂部が土から出るように浅植えします。庭植えの場合は、約20cm間隔とします。なお、植えつけた年は咲きにくい傾向があります。
ふやし方
増殖率はよくありませんが、掘り上げたときに分球していれば、外してふやします。球根の直径が6cm、高さが8cm以上になればほぼ開花球で、それまでは肥培管理をして球根を太らせます。
主な作業
花がら摘み:花序全体が咲き終わったら、花首のところで折り取ります。
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玲儿
2017年09月25日
ポリキセナの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
秋から冬に成長するので、日当たりがよく温暖な気候が適しています。太平洋側の暖地では庭植えができますが、鉢植えにして、季節に合わせて移動させるのが確実です。2~3年間は植えっぱなしでもかまいません。
生育期には日によく当て、しっかり水やりします。夏の間は鉢に植えたまま日陰で乾燥させておきます。軽い霜には耐えますが、-5℃以下になるような場所では、室内の日当たりのよい窓辺で管理します。
水やり
9月下旬ごろから水やりを開始します。用土が乾き始めたらたっぷりと与え、発芽から開花までは、極端に乾かさないよう管理します。5月ごろ葉が枯れてきたら水やりをやめ、鉢に植えたまま乾燥させて、秋まで日陰に置いておきます。
肥料
あまり必要としませんが、花後から葉が茂っている間に、月2~3回液体肥料を施すと、球根が太り、よくふえます。
病気と害虫
病気:ほとんど見られません。
害虫:アブラムシ
見つけしだい防除します。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土が利用できます。スイセンやチューリップなどが育つものであれば特に用土は選びません。肥料分の少ないものを使うのが安全です。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:9月下旬から10月中旬までが植えつけ適期です。3号鉢なら1球、4号鉢なら3~5球植えられます。
植え替え:分球でふえるので、2~3年ごとに植え直します。球根がふえるのにしたがって、少しずつ鉢を大きくしていきます。鉢を大きくしたくない場合は、鉢に適した数だけ植えつけます。
ふやし方
分球:自然によく分球します。
タネまき:タネまき後、3年くらいで開花します。花色の濃淡など、多少の個体差が出ます。
主な作業
特にありません。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
秋から冬に成長するので、日当たりがよく温暖な気候が適しています。太平洋側の暖地では庭植えができますが、鉢植えにして、季節に合わせて移動させるのが確実です。2~3年間は植えっぱなしでもかまいません。
生育期には日によく当て、しっかり水やりします。夏の間は鉢に植えたまま日陰で乾燥させておきます。軽い霜には耐えますが、-5℃以下になるような場所では、室内の日当たりのよい窓辺で管理します。
水やり
9月下旬ごろから水やりを開始します。用土が乾き始めたらたっぷりと与え、発芽から開花までは、極端に乾かさないよう管理します。5月ごろ葉が枯れてきたら水やりをやめ、鉢に植えたまま乾燥させて、秋まで日陰に置いておきます。
肥料
あまり必要としませんが、花後から葉が茂っている間に、月2~3回液体肥料を施すと、球根が太り、よくふえます。
病気と害虫
病気:ほとんど見られません。
害虫:アブラムシ
見つけしだい防除します。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土が利用できます。スイセンやチューリップなどが育つものであれば特に用土は選びません。肥料分の少ないものを使うのが安全です。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:9月下旬から10月中旬までが植えつけ適期です。3号鉢なら1球、4号鉢なら3~5球植えられます。
植え替え:分球でふえるので、2~3年ごとに植え直します。球根がふえるのにしたがって、少しずつ鉢を大きくしていきます。鉢を大きくしたくない場合は、鉢に適した数だけ植えつけます。
ふやし方
分球:自然によく分球します。
タネまき:タネまき後、3年くらいで開花します。花色の濃淡など、多少の個体差が出ます。
主な作業
特にありません。
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玲儿
2017年09月25日
ヤマユリの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、午前中は日なたで午後は明るい日陰になる場所か、一日中明るい日陰で育てます。日なたの場合は、7月から9月上旬まで30~50%の遮光をします。冬は北風にさらされない場所に置きます。
庭植えの場合は、落葉樹の下などが適しています。庭土に腐葉土や堆肥、パーライトなどを混ぜるか、鉢植え用の用土に入れ替え、土を15~30cmほど盛り上げたところに植えます。連作障害を起こしやすいので、以前にユリを栽培していた場所では土を入れ替えます。根元近くにはグラウンドカバーになるような植物を植えて地温の変化を抑えます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が長く続いてひどく乾燥していれば与えます。
肥料
植えつけ時に元肥として、球根の下5cmほどの位置に、リン酸とカリウム主体の緩効性化成肥料を二つまみほど土に混ぜます。
地表に芽が出たら6月ごろまで2~3回、三要素等量配合の緩効性化成肥料を施します。花後は9月まで、リン酸とカリウム主体の液体肥料を2000倍に薄めて週1回施します。
鉢植えも庭植えも同様です。
病気と害虫
病気:ウイルス病、球根腐敗病
ウイルス病は最も恐ろしい病気です。感染すると治らないので、発病したら植物と用土を処分します。
球根腐敗病は球根の保管中に発生し、球根に茶色の斑点が生じて軟らかくなって腐ります。購入時に球根をよく見て、斑点やひどい傷のあるものは避けます。
害虫:アブラムシ
暖かい場所では一年中発生します。早めに防除します。
用土(鉢植え)
鉢は、深い菊鉢や野菜用のプランターなど、深いものが適しています。
用土は、桐生砂小粒(または赤玉土小粒)、軽石小粒、硬質鹿沼土小粒を等量に混ぜたものに、腐葉土を3割ほど加えます。用土が少し乾きすぎるようなら、軽石の配分を減らします。
植えつけ、 植え替え
適期は2月から3月です。球根を植える深さは、球根の高さの3倍とします。植え替えは、鉢植えでは毎年または1年おきに、庭植えでは3~4年に1回行います。連作障害が出やすいので、新しい用土を使います。
ふやし方
タネまき:開花まで6~7年かかりますが、一番効率的にふやせます。10月から11月に、果実の先が割れたらタネをとり、上記の用土にとりまきします。苗床を乾かさないように管理します。タネは乾燥させて保存できます。
分球:生育がとても順調な株であれば、2月から3月に行えます。ただし、たくさんの株はできません。
木子:茎が枯れたら、地中の茎についている木子(小さな球根)を集めます。小さくても立派な球根なので、数年かければ開花球になります。
鱗片ざし:適期は花後から1か月後までですが、9月ごろにもできます。大きい充実した球根の外側の鱗片を根元から外し、鱗片の内側を上にして、バーミキュライトか鹿沼土小粒に斜めにさし、用土をかぶせておきます。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないときは、咲き終わった花は摘み取ります。
支柱立て:5月から6月なったら、球根を傷つけないように株元から10cmほど離して、支柱を立てます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、午前中は日なたで午後は明るい日陰になる場所か、一日中明るい日陰で育てます。日なたの場合は、7月から9月上旬まで30~50%の遮光をします。冬は北風にさらされない場所に置きます。
庭植えの場合は、落葉樹の下などが適しています。庭土に腐葉土や堆肥、パーライトなどを混ぜるか、鉢植え用の用土に入れ替え、土を15~30cmほど盛り上げたところに植えます。連作障害を起こしやすいので、以前にユリを栽培していた場所では土を入れ替えます。根元近くにはグラウンドカバーになるような植物を植えて地温の変化を抑えます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が長く続いてひどく乾燥していれば与えます。
肥料
植えつけ時に元肥として、球根の下5cmほどの位置に、リン酸とカリウム主体の緩効性化成肥料を二つまみほど土に混ぜます。
地表に芽が出たら6月ごろまで2~3回、三要素等量配合の緩効性化成肥料を施します。花後は9月まで、リン酸とカリウム主体の液体肥料を2000倍に薄めて週1回施します。
鉢植えも庭植えも同様です。
病気と害虫
病気:ウイルス病、球根腐敗病
ウイルス病は最も恐ろしい病気です。感染すると治らないので、発病したら植物と用土を処分します。
球根腐敗病は球根の保管中に発生し、球根に茶色の斑点が生じて軟らかくなって腐ります。購入時に球根をよく見て、斑点やひどい傷のあるものは避けます。
害虫:アブラムシ
暖かい場所では一年中発生します。早めに防除します。
用土(鉢植え)
鉢は、深い菊鉢や野菜用のプランターなど、深いものが適しています。
用土は、桐生砂小粒(または赤玉土小粒)、軽石小粒、硬質鹿沼土小粒を等量に混ぜたものに、腐葉土を3割ほど加えます。用土が少し乾きすぎるようなら、軽石の配分を減らします。
植えつけ、 植え替え
適期は2月から3月です。球根を植える深さは、球根の高さの3倍とします。植え替えは、鉢植えでは毎年または1年おきに、庭植えでは3~4年に1回行います。連作障害が出やすいので、新しい用土を使います。
ふやし方
タネまき:開花まで6~7年かかりますが、一番効率的にふやせます。10月から11月に、果実の先が割れたらタネをとり、上記の用土にとりまきします。苗床を乾かさないように管理します。タネは乾燥させて保存できます。
分球:生育がとても順調な株であれば、2月から3月に行えます。ただし、たくさんの株はできません。
木子:茎が枯れたら、地中の茎についている木子(小さな球根)を集めます。小さくても立派な球根なので、数年かければ開花球になります。
鱗片ざし:適期は花後から1か月後までですが、9月ごろにもできます。大きい充実した球根の外側の鱗片を根元から外し、鱗片の内側を上にして、バーミキュライトか鹿沼土小粒に斜めにさし、用土をかぶせておきます。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないときは、咲き終わった花は摘み取ります。
支柱立て:5月から6月なったら、球根を傷つけないように株元から10cmほど離して、支柱を立てます。
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玲儿
2017年09月25日
ローズマリーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日本の気候でよく育ち、霜にも比較的耐えますが、寒冷地では防寒が必要です。日当たりと水はけのよい土壌を好み、真夏の日ざしや乾燥には強いのですが、低温期に水はけの悪い土壌では根腐れを起こしやすくなります。日当たりがよくない場所では、花つきが悪くなります。若い苗は高温多湿にも弱いので、注意が必要です。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷり与えます。葉が堅くてしおれにくく、水切れに気づきにくいため、鉢の水切れには注意しましょう。冬期は乾かし気味に管理します。
庭植えでは、根を深く張っていれば、水やりはほとんど必要ありません。
肥料
植えつけ時には、土に腐葉土や堆肥と元肥を施しておきます。やせた土地に自生するハーブなので、その後はほとんど不要です。花つきをよくしたい場合や耐寒性を高めるには、秋にリン酸とカリ分が多めの化成肥料か草木灰を追肥するとよいでしょう。
病気と害虫
病気:うどんこ病
新芽にうどんこ病が発生することがあります。
害虫:カイガラムシ、カミキリムシ、アブラムシ
庭植えは、カイガラムシや、幹の根元に入るカミキリムシの幼虫に注意します。鉢植えにはアブラムシがつくことがあります。
用土(鉢植え)
市販の草花用培養土を用いる場合は、有機性土壌改良剤のもみ殻くん炭を5~10%ほど混ぜて水はけをよくするとよいでしょう。通気性を上げるだけでなく、酸性土壌を嫌うローズマリーには用土の酸度調整(アルカリ化)にも役立ちます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗は真夏や真冬の過ごしにくい時期を避けて植えつけましょう。植え場所に腐葉土などをよく混ぜて水はけをよくし、根が深く張れるようにしておきます。日当たりのよい斜面に植えたり高植えにしたりするとよく生育し、花つきもよくなります。
植え替え:木本なので生育が旺盛で、鉢植えでは、すぐに根が鉢いっぱいになりがちです。1~2年を目安に根が詰まってきたら植え替えます。年数を経た株は根の本数が比較的少ないため、根を切らないように注意しながら一回り大きい鉢に植え替えます。3月から5月か10月から11月が適期です。植え替えたばかりの鉢は半日陰で管理し、徐々に日なたに慣らしましょう。
庭植えの場合は、古株になると樹形が乱れやすく、移植も難しいので、4~5年を目安にさし木やとり木によって株を更新すると安心です。
ふやし方
受粉してできたタネには親株の形質(花色、葉の形・色、枝ぶりなど)がそのまま受け継がれるわけではありません。親株と同じものをふやすには、タネまきよりさし木やとり木が適しています。
さし木:春や秋に、虫や病気がない健康な枝を10~15cmほど切り取り、下半分ほどの葉を取り除きます。1時間ほど水あげをしてから、水を含ませた市販のタネまき用土など清潔な土にさし、ぐらつかないようにまわりの土を軽く押さえます。土が乾燥しないように半日陰で管理すると、1か月ほどで発根してきます。その後、徐々に日光に慣らします。寒冷地では春、暑さが厳しい地域では秋がよいでしょう。
とり木:ローズマリーでは、枝垂れた枝をU字形に曲げた針金などで地面に固定し、枝の途中を地中に埋める「伏せ木法」が容易です。若く曲げやすい枝で行い、十分に発根したあと(およそ2~3か月後)に親株から切り離します。さし木より失敗が少ないので、初心者にもおすすめです。
主な作業
剪定:枝が伸びると枝垂れて樹形が乱れがちになるため、剪定が必要です。大きくしたくない場合も、春から秋の生育期間中に収穫を兼ねてこまめに剪定します。伸びすぎた枝を切ったり、混み合う枝をすかしたり、枯れ枝や下向きの枝、細く弱々しい枝などを切ります。
強剪定する場合は、梅雨前に刈り込むことができますが、必ず葉がついた部分が残るように剪定します。木質化した枝だけになると、葉が出ずにそのまま枯れるおそれがあるので注意します。
収穫:春から秋にかけては、剪定を兼ねて適宜収穫できます。生育が鈍る冬期は控えめな収穫ならば可能です。低温で空気が乾燥する冬は、乾かしても葉の色がよく残るので、リースなどのクラフト用の収穫に適しています。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日本の気候でよく育ち、霜にも比較的耐えますが、寒冷地では防寒が必要です。日当たりと水はけのよい土壌を好み、真夏の日ざしや乾燥には強いのですが、低温期に水はけの悪い土壌では根腐れを起こしやすくなります。日当たりがよくない場所では、花つきが悪くなります。若い苗は高温多湿にも弱いので、注意が必要です。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷり与えます。葉が堅くてしおれにくく、水切れに気づきにくいため、鉢の水切れには注意しましょう。冬期は乾かし気味に管理します。
庭植えでは、根を深く張っていれば、水やりはほとんど必要ありません。
肥料
植えつけ時には、土に腐葉土や堆肥と元肥を施しておきます。やせた土地に自生するハーブなので、その後はほとんど不要です。花つきをよくしたい場合や耐寒性を高めるには、秋にリン酸とカリ分が多めの化成肥料か草木灰を追肥するとよいでしょう。
病気と害虫
病気:うどんこ病
新芽にうどんこ病が発生することがあります。
害虫:カイガラムシ、カミキリムシ、アブラムシ
庭植えは、カイガラムシや、幹の根元に入るカミキリムシの幼虫に注意します。鉢植えにはアブラムシがつくことがあります。
用土(鉢植え)
市販の草花用培養土を用いる場合は、有機性土壌改良剤のもみ殻くん炭を5~10%ほど混ぜて水はけをよくするとよいでしょう。通気性を上げるだけでなく、酸性土壌を嫌うローズマリーには用土の酸度調整(アルカリ化)にも役立ちます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗は真夏や真冬の過ごしにくい時期を避けて植えつけましょう。植え場所に腐葉土などをよく混ぜて水はけをよくし、根が深く張れるようにしておきます。日当たりのよい斜面に植えたり高植えにしたりするとよく生育し、花つきもよくなります。
植え替え:木本なので生育が旺盛で、鉢植えでは、すぐに根が鉢いっぱいになりがちです。1~2年を目安に根が詰まってきたら植え替えます。年数を経た株は根の本数が比較的少ないため、根を切らないように注意しながら一回り大きい鉢に植え替えます。3月から5月か10月から11月が適期です。植え替えたばかりの鉢は半日陰で管理し、徐々に日なたに慣らしましょう。
庭植えの場合は、古株になると樹形が乱れやすく、移植も難しいので、4~5年を目安にさし木やとり木によって株を更新すると安心です。
ふやし方
受粉してできたタネには親株の形質(花色、葉の形・色、枝ぶりなど)がそのまま受け継がれるわけではありません。親株と同じものをふやすには、タネまきよりさし木やとり木が適しています。
さし木:春や秋に、虫や病気がない健康な枝を10~15cmほど切り取り、下半分ほどの葉を取り除きます。1時間ほど水あげをしてから、水を含ませた市販のタネまき用土など清潔な土にさし、ぐらつかないようにまわりの土を軽く押さえます。土が乾燥しないように半日陰で管理すると、1か月ほどで発根してきます。その後、徐々に日光に慣らします。寒冷地では春、暑さが厳しい地域では秋がよいでしょう。
とり木:ローズマリーでは、枝垂れた枝をU字形に曲げた針金などで地面に固定し、枝の途中を地中に埋める「伏せ木法」が容易です。若く曲げやすい枝で行い、十分に発根したあと(およそ2~3か月後)に親株から切り離します。さし木より失敗が少ないので、初心者にもおすすめです。
主な作業
剪定:枝が伸びると枝垂れて樹形が乱れがちになるため、剪定が必要です。大きくしたくない場合も、春から秋の生育期間中に収穫を兼ねてこまめに剪定します。伸びすぎた枝を切ったり、混み合う枝をすかしたり、枯れ枝や下向きの枝、細く弱々しい枝などを切ります。
強剪定する場合は、梅雨前に刈り込むことができますが、必ず葉がついた部分が残るように剪定します。木質化した枝だけになると、葉が出ずにそのまま枯れるおそれがあるので注意します。
収穫:春から秋にかけては、剪定を兼ねて適宜収穫できます。生育が鈍る冬期は控えめな収穫ならば可能です。低温で空気が乾燥する冬は、乾かしても葉の色がよく残るので、リースなどのクラフト用の収穫に適しています。
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文章
玲儿
2017年09月25日
メラレウカの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたを好み、水はけのよい土壌が向いています。水はけが悪い場合は、腐葉土などの有機物とパーライトなどを混ぜ込みます。耐寒性は強くはありませんが、西南暖地であれば、株元にマルチングをするなどの防寒で、戸外で冬越しできる種類もあります。ただし、強い霜に当たると葉先が傷みます。また、強い風、特に冬の北風が当たらない場所を選んで植えつけます。寒冷地では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込みましょう。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。鉢植えの場合は、水切れさせると葉が落ちるので、注意します。冬は乾かし気味に管理します。
肥料
新芽が伸び出す春と、その後の成長期にかけて、緩効性肥料を施します。
病気と害虫
特に問題になる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石(またはパーライト)1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
寒さに弱いので秋の植えつけは避け、3月下旬から6月上旬に植えつけ、植え替えを行います。
ふやし方
さし木:4月および9月ごろに、茎の先端を6~8cmくらいに切り、下葉を落として清潔な用土にさします。その後は日陰で乾かさないように管理します。発根には1か月くらいを要するので、その間、さし穂を動かしたり、水切れさせないように注意し、発根を待ちます。
主な作業
剪定:成長が早く、枝がよく伸びます。樹形を整えるための剪定は、花後の5月から7月に行います。夏に花芽を形成するので、それ以降に剪定をすると翌年の花が少なくなります。強い剪定にも耐えるので、好みの姿に切りそろえるとよいでしょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたを好み、水はけのよい土壌が向いています。水はけが悪い場合は、腐葉土などの有機物とパーライトなどを混ぜ込みます。耐寒性は強くはありませんが、西南暖地であれば、株元にマルチングをするなどの防寒で、戸外で冬越しできる種類もあります。ただし、強い霜に当たると葉先が傷みます。また、強い風、特に冬の北風が当たらない場所を選んで植えつけます。寒冷地では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込みましょう。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。鉢植えの場合は、水切れさせると葉が落ちるので、注意します。冬は乾かし気味に管理します。
肥料
新芽が伸び出す春と、その後の成長期にかけて、緩効性肥料を施します。
病気と害虫
特に問題になる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石(またはパーライト)1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
寒さに弱いので秋の植えつけは避け、3月下旬から6月上旬に植えつけ、植え替えを行います。
ふやし方
さし木:4月および9月ごろに、茎の先端を6~8cmくらいに切り、下葉を落として清潔な用土にさします。その後は日陰で乾かさないように管理します。発根には1か月くらいを要するので、その間、さし穂を動かしたり、水切れさせないように注意し、発根を待ちます。
主な作業
剪定:成長が早く、枝がよく伸びます。樹形を整えるための剪定は、花後の5月から7月に行います。夏に花芽を形成するので、それ以降に剪定をすると翌年の花が少なくなります。強い剪定にも耐えるので、好みの姿に切りそろえるとよいでしょう。
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文章
玲儿
2017年09月25日
タイムの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たり、風通しがよく、比較的乾燥した気候を好みます。水はけのよいやせ地でよく育ち、砂利混じりの場所や石組みの間などの植え込みに向きます。
特に夏の高温期の多雨多湿に弱く、株が蒸れて枝葉が枯れたり、株が腐ったりすることもあります。冬期は積雪下でもかまいません。
水やり
多湿にならないよう、鉢植えでは、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
庭植えでは、一度根づいてしまえばほとんど必要ありません。
肥料
鉢植えでは、生育促進のため、春と秋の成長期に施します。それぞれの季節に1~2回置き肥をするか、月5~6回液体肥料を施すと、花つきもよくなり、ハーブとして若い新鮮な茎葉も多く収穫できます。
庭植えでは、ほとんど必要ありません。多肥は根腐れの原因になります。
病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。日当たりと風通し、用土の水はけがよいことが大切で、ラベンダーやサントリナと同様です。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適しますが、水分管理ができれば用土はあまり選びません。一般の草花向け培養土も利用できます。長雨にさらされたり、多湿の状態が続いたりするなら、軽石や鹿沼土など山野草向けの用土が安全です。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:さし木をして育てた苗やポット苗、株分け苗を花壇やコンテナなどに植えつけます。真夏と真冬以外ならいつでもできます。石組みの上や、傾斜地などでのグラウンドカバープランツとしても利用できます。植えつけ後の成長の早さや性質の強弱、茎葉の密度などは、種類によって大きく異なります。
植え替え:鉢植えの場合は、根詰まりや用土の劣化で生育が悪くなるので、春か秋に植え直します。根鉢をよくほぐして古い土を落とし、新しい用土で植えつけます。各節から根が出て、成長も早いので、かなり根が切れても大丈夫です。茎を用土に埋めるとそこからも発根します。
ふやし方
さし木、株分け:主にさし木と株分けでふやします。真夏と真冬以外、いつでも可能です。
タネまき:タネまきも可能ですが、個体差があり、香りのよい株や品種を確実にふやすには、さし木や株分けを行います。
主な作業
花がら取り、刈り込み:高温多湿の蒸れに弱いので、花がらは早めに刈り取ります。枝葉が混み合わないよう、生育の様子を見て枝を1/2~1/3くらいまで刈り込んでおくと、夏越しが容易です。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たり、風通しがよく、比較的乾燥した気候を好みます。水はけのよいやせ地でよく育ち、砂利混じりの場所や石組みの間などの植え込みに向きます。
特に夏の高温期の多雨多湿に弱く、株が蒸れて枝葉が枯れたり、株が腐ったりすることもあります。冬期は積雪下でもかまいません。
水やり
多湿にならないよう、鉢植えでは、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
庭植えでは、一度根づいてしまえばほとんど必要ありません。
肥料
鉢植えでは、生育促進のため、春と秋の成長期に施します。それぞれの季節に1~2回置き肥をするか、月5~6回液体肥料を施すと、花つきもよくなり、ハーブとして若い新鮮な茎葉も多く収穫できます。
庭植えでは、ほとんど必要ありません。多肥は根腐れの原因になります。
病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。日当たりと風通し、用土の水はけがよいことが大切で、ラベンダーやサントリナと同様です。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適しますが、水分管理ができれば用土はあまり選びません。一般の草花向け培養土も利用できます。長雨にさらされたり、多湿の状態が続いたりするなら、軽石や鹿沼土など山野草向けの用土が安全です。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:さし木をして育てた苗やポット苗、株分け苗を花壇やコンテナなどに植えつけます。真夏と真冬以外ならいつでもできます。石組みの上や、傾斜地などでのグラウンドカバープランツとしても利用できます。植えつけ後の成長の早さや性質の強弱、茎葉の密度などは、種類によって大きく異なります。
植え替え:鉢植えの場合は、根詰まりや用土の劣化で生育が悪くなるので、春か秋に植え直します。根鉢をよくほぐして古い土を落とし、新しい用土で植えつけます。各節から根が出て、成長も早いので、かなり根が切れても大丈夫です。茎を用土に埋めるとそこからも発根します。
ふやし方
さし木、株分け:主にさし木と株分けでふやします。真夏と真冬以外、いつでも可能です。
タネまき:タネまきも可能ですが、個体差があり、香りのよい株や品種を確実にふやすには、さし木や株分けを行います。
主な作業
花がら取り、刈り込み:高温多湿の蒸れに弱いので、花がらは早めに刈り取ります。枝葉が混み合わないよう、生育の様子を見て枝を1/2~1/3くらいまで刈り込んでおくと、夏越しが容易です。
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文章
玲儿
2017年09月25日
セイヨウニンジンボクの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
午前中に日が当たるような場所から日なたで、冬に乾燥した寒風が当たらない場所を選びます。水はけがよく、乾きすぎない土壌が適します。旺盛に生育し、短期間で大きくなるので、植え場所は直径3mほどの広さが必要です。
水やり
特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。
肥料
2月から3月に寒肥として、油かすや緩効性の化成肥料を施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:特にありません。
植えつけ、 植え替え
庭への植えつけは、霜の降りなくなった3月から4月、または涼しくなる9月下旬から11月に行います。根鉢の表面を1/3程度くずして、根鉢の大きさの2~3倍の深さ、直径の植え穴を掘り、植え戻す土量の1/3程度の腐葉土と、油かすや緩効性の化成肥料などの元肥を混合して、植えつけます。なお、根が粗いので移植が難しい植物です。植え場所は、よく吟味して選びましょう。
ふやし方
さし木:その年に伸びた枝を9月に、または、前年に伸びた枝を3月にさし木してふやします。枝を2~3節で切り取り、節の下1cmのところをナイフやカッターなどで斜めに切り直します。枝先の葉の大きさを半分から1/3程度に切って、赤玉土小粒やさし木用土にさします。日陰に置き、乾かさないように管理します。
主な作業
剪定:適期は2月下旬~3月です。セイヨウニンジンボクは枝数がそう多くないうえに、自然と樹形が整うので、強剪定は控え、樹形を乱す徒長枝や、株の内側の枯れ枝を切り除く程度に剪定します。なお、大きくなりすぎた場合は、切り戻すこともできます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
午前中に日が当たるような場所から日なたで、冬に乾燥した寒風が当たらない場所を選びます。水はけがよく、乾きすぎない土壌が適します。旺盛に生育し、短期間で大きくなるので、植え場所は直径3mほどの広さが必要です。
水やり
特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。
肥料
2月から3月に寒肥として、油かすや緩効性の化成肥料を施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:特にありません。
植えつけ、 植え替え
庭への植えつけは、霜の降りなくなった3月から4月、または涼しくなる9月下旬から11月に行います。根鉢の表面を1/3程度くずして、根鉢の大きさの2~3倍の深さ、直径の植え穴を掘り、植え戻す土量の1/3程度の腐葉土と、油かすや緩効性の化成肥料などの元肥を混合して、植えつけます。なお、根が粗いので移植が難しい植物です。植え場所は、よく吟味して選びましょう。
ふやし方
さし木:その年に伸びた枝を9月に、または、前年に伸びた枝を3月にさし木してふやします。枝を2~3節で切り取り、節の下1cmのところをナイフやカッターなどで斜めに切り直します。枝先の葉の大きさを半分から1/3程度に切って、赤玉土小粒やさし木用土にさします。日陰に置き、乾かさないように管理します。
主な作業
剪定:適期は2月下旬~3月です。セイヨウニンジンボクは枝数がそう多くないうえに、自然と樹形が整うので、強剪定は控え、樹形を乱す徒長枝や、株の内側の枯れ枝を切り除く程度に剪定します。なお、大きくなりすぎた場合は、切り戻すこともできます。
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