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玲儿
2017年09月28日
ハエマンサスの基本情報
学名:Haemanthus
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / マユハケオモト属(ハエマンサス属)
特徴
熱帯アフリカから南アフリカにかけて約60種が分布する球根植物です。マユハケオモト(Haemanthus albiflos)に代表される冬生育(夏休眠)タイプと、ムルティフロルス(H. multiflorus)に代表される夏生育(冬休眠)タイプに大別されます。冬生育タイプは、葉が分厚く、無毛で、夏に葉をつけたまま、または落葉して休眠し、9月下旬から11月上旬に開花します。夏生育タイプは、ギボウシのような薄い葉をもち、6月上旬から8月下旬に開花し、冬に葉をつけたまま、または葉を落として休眠します。いずれのタイプも、葉が出ている期間を長く保つことが、球根を肥大させ、大きな花房を咲かせるコツです。真夏以外はよく日に当て、肥料をしっかり施して管理しましょう。
種類(原種、園芸品種)
ハエマンサス・ムルティフロルス
Haemanthus multiflorus
6月から8月ごろ、高さ30〜40cmの花茎の先端に花が球状に集まり、巨大な赤い線香花火のように咲かせる。その様子から「線香花火」「フットボールリリー」の名前で親しまれる。葉は花と同時に現れ、花後に葉が展開し、冬に落葉して休眠する。葉は50cmくらいに伸び、大きく育つので、この期間に肥培管理すると球根が大きくなる。
マユハケオモト
Haemanthus albilflos
比較的寒さに強く、丈夫で育てやすい。よく分球する。9月下旬から11月上旬ごろ、長さ10〜20cmの太い花茎を伸ばし、その先端に花が集まり、径7cmほどの白い刷毛のように咲く。常緑だが、夏は休眠する。
アカバナマユハケオモト
Haemanthus coccineus
南アフリカ・ケープ南西部に自生。9月ごろ、高さ30cmほどの太い花茎を伸ばし、その先端に赤い花が集まり、径5〜10cmほどに咲く。分厚い葉は花後に展開し、夏は落葉して休眠する。
学名:Haemanthus
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / マユハケオモト属(ハエマンサス属)
特徴
熱帯アフリカから南アフリカにかけて約60種が分布する球根植物です。マユハケオモト(Haemanthus albiflos)に代表される冬生育(夏休眠)タイプと、ムルティフロルス(H. multiflorus)に代表される夏生育(冬休眠)タイプに大別されます。冬生育タイプは、葉が分厚く、無毛で、夏に葉をつけたまま、または落葉して休眠し、9月下旬から11月上旬に開花します。夏生育タイプは、ギボウシのような薄い葉をもち、6月上旬から8月下旬に開花し、冬に葉をつけたまま、または葉を落として休眠します。いずれのタイプも、葉が出ている期間を長く保つことが、球根を肥大させ、大きな花房を咲かせるコツです。真夏以外はよく日に当て、肥料をしっかり施して管理しましょう。
種類(原種、園芸品種)
ハエマンサス・ムルティフロルス
Haemanthus multiflorus
6月から8月ごろ、高さ30〜40cmの花茎の先端に花が球状に集まり、巨大な赤い線香花火のように咲かせる。その様子から「線香花火」「フットボールリリー」の名前で親しまれる。葉は花と同時に現れ、花後に葉が展開し、冬に落葉して休眠する。葉は50cmくらいに伸び、大きく育つので、この期間に肥培管理すると球根が大きくなる。
マユハケオモト
Haemanthus albilflos
比較的寒さに強く、丈夫で育てやすい。よく分球する。9月下旬から11月上旬ごろ、長さ10〜20cmの太い花茎を伸ばし、その先端に花が集まり、径7cmほどの白い刷毛のように咲く。常緑だが、夏は休眠する。
アカバナマユハケオモト
Haemanthus coccineus
南アフリカ・ケープ南西部に自生。9月ごろ、高さ30cmほどの太い花茎を伸ばし、その先端に赤い花が集まり、径5〜10cmほどに咲く。分厚い葉は花後に展開し、夏は落葉して休眠する。
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玲儿
2017年09月28日
ネクタロスコルダム・シクラム・ブルガリカムの基本情報
学名:Nectaroscordum siculum subsp. bulgaricum(Allium siculum)
科名 / 属名:ネギ科 / ネクタロスコルダム属
特徴
ネクタロスコルダム・シクラム・ブルガリカムはキャンデラブラ(枝つき燭台)を逆さにしたような、存在感のある大型種です。原産地はトルコ、ブルガリア。白地にピンクと緑色が混じる独特な色合いの花を、吊り下げるようにたくさん咲かせます。かつてネギ属に分類されていたため、アリウム・シクラムの名前でも出回っています。独特の強いにおいがありますが、葉や茎をつぶさなければ気になりません。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
育て方のポイント
栽培のポイント
西日の当たらない半日陰で育てます。鉢植え、庭植えともに地上部が枯れたら、掘り上げて乾燥貯蔵します。関東地方以西では庭で植えっぱなしにして毎年、開花させているケースもありますが、夏越しに失敗することが多いようです。分球でふやします。
学名:Nectaroscordum siculum subsp. bulgaricum(Allium siculum)
科名 / 属名:ネギ科 / ネクタロスコルダム属
特徴
ネクタロスコルダム・シクラム・ブルガリカムはキャンデラブラ(枝つき燭台)を逆さにしたような、存在感のある大型種です。原産地はトルコ、ブルガリア。白地にピンクと緑色が混じる独特な色合いの花を、吊り下げるようにたくさん咲かせます。かつてネギ属に分類されていたため、アリウム・シクラムの名前でも出回っています。独特の強いにおいがありますが、葉や茎をつぶさなければ気になりません。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
育て方のポイント
栽培のポイント
西日の当たらない半日陰で育てます。鉢植え、庭植えともに地上部が枯れたら、掘り上げて乾燥貯蔵します。関東地方以西では庭で植えっぱなしにして毎年、開花させているケースもありますが、夏越しに失敗することが多いようです。分球でふやします。
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玲儿
2017年09月28日
ナルキッスス・バルボコディウムの基本情報
学名:Narcissus bulbocodium
その他の名前:ペチコートスイセン、原種スイセン
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / スイセン属(ナルキッスス属)
特徴
ナルキッスス・バルボコディウムは小型原種スイセンの代表的な種類で、変種や亜種を含めて、ヨーロッパ南西部や北アフリカに広く分布しています。自生地の気候は雨季と乾季がはっきりしており、日当たりのよい草原や岩場に生えることが多く、自生地によっては雨季に水没するような場所に生えていることもあります。
秋の中ごろから葉を伸ばして、葉を成長させながら冬を越します。このころから花芽が見え始め、早春のころには花冠の広がった黄色いペチコートのような花を、1茎に1花開きます。晩春のころより葉が枯れ始めて落葉し、夏の間は休眠(夏眠)します。
葉が太く花茎の短い大輪花のオベスス(Narcissus bulbocodium subsp. obesus)や、細く繊細な葉にスリムな花を開くコンスピキュアス(N. bulbocodium var. conspicuus)、小型のニバリス(N. bulbocodium var. nivalis)などバリエーションも豊富で人気があります。
種類(原種、園芸品種)
ナルキッスス・カンタブリクス
Narcissus cantabricus
冬に白いペチコート花を咲かせる小型スイセンで、清楚な美しさが人気の仲間。ヨーロッパ南西部や北アフリカに分布し、スリムで丈夫なフォリオスス、小型で葉の少ないモノフィルス、小型で花が大きなパラボラ状アンテナのペツニオイデスなど多くの変種や亜種がある。
ナルキッスス・ロミエウクシィー
Narcissus romieuxii
ロミエウクシィーの仲間では発根も発芽も早く、細い葉を叢生させ、冬の早い時期からクリーム色の花をやや上向きに咲かせ始める。北アフリカに分布し、花が白いアルビダス、大輪で花冠にしわの多いザイアニクス、花茎が短く花がパラボラアンテナ状のメサトランティクスなど変種や亜種が多い。
ナルキッスス・ジョンクィラ
Narcissus jonquilla
ヨーロッパ原産の中型スイセン。細いむちのような葉を数枚伸ばし、草丈20cm前後で、春にニホンズイセンに似た黄色い花を数輪咲かせる。園芸店に出るミニスイセンのもととなった花の一つ。
ナルキッスス・ルピコラ
Narcissus rupicola
ヨーロッパ南西部に見られる小型スイセン。ナルキッスス・ジョンクィラに似るがより小型で、草丈10cm前後で咲く黄色の小花がとてもかわいい。栽培難度はやや高い。
ナルキッスス・ワティエリー
Narcissus watieri
北アフリカの一部に見られる小型のスイセン。ナルキッスス・ルピコラに似るが、花は濁りのない白色で人気。チッ素分の多い肥料と多湿を嫌い、花つきも悪く、原種小型スイセンのなかでは栽培難度が高い。
ナルキッスス・トリアンドルス
Narcissus triandrus
ヨーロッパ南西部に分布する中型スイセン。春に下向きに咲く乳白色の花は、スズランのような面影でとてもかわいい。栽培難度は高く、開花株を長く維持することが難しい。多くの交配種が流通するが、原種の面影を残したものは意外に少ない。
ナルキッスス・キクラミネウス
Narcissus cyclamineus
黄色い細筒のような花姿が下向きに咲く。株立ちになるとシクラメンに似た風貌から、シクラメンズイセンの名で人気が高く、多くの交配種も流通する。ヨーロッパ南西部に分布。栽培難度はやや高い。
ナルキッスス・アスツリエンシス
Narcissus asturiensis
とても小さなラッパズイセンのような風貌がかわいらしい。スペイン山岳部の岩場の草原に自生。丈夫だが分球でふえにくいのでタネでふやす。生育は遅く、開花まで約5年かかる場合もある。
ナルキッスス・ビリディフロルス
Narcissus viridiflorus
モロッコ・アトラス山脈の石灰岩地に生える風変わりなスイセン。晩秋のころに深緑色の風車のような花を数輪咲かせる。丈夫だが、分球しにくいのでタネでふやす。タネまきから開花まで4〜5年かかる。
ナルキッスス・セロティヌス
Narcissus serotinus
秋咲きで、早いものでは植え込み直後に花芽を伸ばし始める。白い小花は花冠がほとんど目立たず、風車のような咲き方。地中海地方原産。小アジアには花の大きな変種のオリエンタリスが見られ、どちらも香りがよく人気がある。
ナルキッスス・パピラセウス
Narcissus papyraceus
地中海地方に見られる小型のタゼッタスイセン(房咲きスイセン)。冬から春に、草丈20cm前後で白い小花を房のように咲かせ、とてもか可憐。球根が大型になるので大きめの鉢がよく、丈夫で分球もタネまきも可能。
学名:Narcissus bulbocodium
その他の名前:ペチコートスイセン、原種スイセン
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / スイセン属(ナルキッスス属)
特徴
ナルキッスス・バルボコディウムは小型原種スイセンの代表的な種類で、変種や亜種を含めて、ヨーロッパ南西部や北アフリカに広く分布しています。自生地の気候は雨季と乾季がはっきりしており、日当たりのよい草原や岩場に生えることが多く、自生地によっては雨季に水没するような場所に生えていることもあります。
秋の中ごろから葉を伸ばして、葉を成長させながら冬を越します。このころから花芽が見え始め、早春のころには花冠の広がった黄色いペチコートのような花を、1茎に1花開きます。晩春のころより葉が枯れ始めて落葉し、夏の間は休眠(夏眠)します。
葉が太く花茎の短い大輪花のオベスス(Narcissus bulbocodium subsp. obesus)や、細く繊細な葉にスリムな花を開くコンスピキュアス(N. bulbocodium var. conspicuus)、小型のニバリス(N. bulbocodium var. nivalis)などバリエーションも豊富で人気があります。
種類(原種、園芸品種)
ナルキッスス・カンタブリクス
Narcissus cantabricus
冬に白いペチコート花を咲かせる小型スイセンで、清楚な美しさが人気の仲間。ヨーロッパ南西部や北アフリカに分布し、スリムで丈夫なフォリオスス、小型で葉の少ないモノフィルス、小型で花が大きなパラボラ状アンテナのペツニオイデスなど多くの変種や亜種がある。
ナルキッスス・ロミエウクシィー
Narcissus romieuxii
ロミエウクシィーの仲間では発根も発芽も早く、細い葉を叢生させ、冬の早い時期からクリーム色の花をやや上向きに咲かせ始める。北アフリカに分布し、花が白いアルビダス、大輪で花冠にしわの多いザイアニクス、花茎が短く花がパラボラアンテナ状のメサトランティクスなど変種や亜種が多い。
ナルキッスス・ジョンクィラ
Narcissus jonquilla
ヨーロッパ原産の中型スイセン。細いむちのような葉を数枚伸ばし、草丈20cm前後で、春にニホンズイセンに似た黄色い花を数輪咲かせる。園芸店に出るミニスイセンのもととなった花の一つ。
ナルキッスス・ルピコラ
Narcissus rupicola
ヨーロッパ南西部に見られる小型スイセン。ナルキッスス・ジョンクィラに似るがより小型で、草丈10cm前後で咲く黄色の小花がとてもかわいい。栽培難度はやや高い。
ナルキッスス・ワティエリー
Narcissus watieri
北アフリカの一部に見られる小型のスイセン。ナルキッスス・ルピコラに似るが、花は濁りのない白色で人気。チッ素分の多い肥料と多湿を嫌い、花つきも悪く、原種小型スイセンのなかでは栽培難度が高い。
ナルキッスス・トリアンドルス
Narcissus triandrus
ヨーロッパ南西部に分布する中型スイセン。春に下向きに咲く乳白色の花は、スズランのような面影でとてもかわいい。栽培難度は高く、開花株を長く維持することが難しい。多くの交配種が流通するが、原種の面影を残したものは意外に少ない。
ナルキッスス・キクラミネウス
Narcissus cyclamineus
黄色い細筒のような花姿が下向きに咲く。株立ちになるとシクラメンに似た風貌から、シクラメンズイセンの名で人気が高く、多くの交配種も流通する。ヨーロッパ南西部に分布。栽培難度はやや高い。
ナルキッスス・アスツリエンシス
Narcissus asturiensis
とても小さなラッパズイセンのような風貌がかわいらしい。スペイン山岳部の岩場の草原に自生。丈夫だが分球でふえにくいのでタネでふやす。生育は遅く、開花まで約5年かかる場合もある。
ナルキッスス・ビリディフロルス
Narcissus viridiflorus
モロッコ・アトラス山脈の石灰岩地に生える風変わりなスイセン。晩秋のころに深緑色の風車のような花を数輪咲かせる。丈夫だが、分球しにくいのでタネでふやす。タネまきから開花まで4〜5年かかる。
ナルキッスス・セロティヌス
Narcissus serotinus
秋咲きで、早いものでは植え込み直後に花芽を伸ばし始める。白い小花は花冠がほとんど目立たず、風車のような咲き方。地中海地方原産。小アジアには花の大きな変種のオリエンタリスが見られ、どちらも香りがよく人気がある。
ナルキッスス・パピラセウス
Narcissus papyraceus
地中海地方に見られる小型のタゼッタスイセン(房咲きスイセン)。冬から春に、草丈20cm前後で白い小花を房のように咲かせ、とてもか可憐。球根が大型になるので大きめの鉢がよく、丈夫で分球もタネまきも可能。
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玲儿
2017年09月28日
チリアヤメ(ハーベルティア)の基本情報
学名:Herbertia lahue(H. amoena、Alophia amoena)
その他の名前:ハーベルティア、ハーベルチア
科名 / 属名:アヤメ科 / ヘルベルティア属、アロフィア属
特徴
チリアヤメは、芝生の中などで散らばるように点々と可憐な花を咲かせ、小さいながらも鮮やかな濃いブルーの色がよく目立ちます。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花ですが、次々と咲き続けます。草姿が小さいわりに花は大きく、花径は3cmくらい、3枚の丸みのある花弁(外花被)が広がり、プロペラのように見えます。中心部には濃淡の模様が入り、3枚の小さな花弁(内花被)があります。夏の間は休眠していて、秋にひだのある針状の葉が四方に数枚出ます。球根は小さな紡錐形で下方に伸長肥大し、さらにけん引根で引っ張られて地中深くにもぐっていきます。
日本へは大正4~5年に入ったといわれ、関東地方以西の平野部では野生化している場所もあり、条件がよいとこぼれダネで自然にふえます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
冬に温暖で日当たりのよい場所を好み、やや乾燥するようなやせ地が適します。夏の間は、ほかの草花で覆われていてもかまいません。肥料分が多く多湿だと球根が腐ることがあります。冬に-5℃以下になるところでは防寒が必要です。
水やり
芝生の中などに植えた場合は必要ありません。鉢植えでは、秋から春まで用土が乾いたらたっぷり与えますが、過湿にならないようにします。夏の間の水やりは不要です。
肥料
ほとんど必要ありません。鉢植えでは、秋に葉が展開してきたら少量施します。
病気と害虫
病気:ほとんど見られません。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
一般的な草花用の培養土や球根用の培養土で、水はけのよいものであれば、それほど選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:球根は10月ごろに植えつけます。一日花なので、ある程度群生させたほうが見栄えがよくなります。4号鉢なら5球くらいが目安で、数年間は植えっぱなしでかまいません。流通は少ないのですが、ポット仕立ての苗は秋から春まで植えつけができます。
植え替え:こぼれダネが芽生えてふえることも多く、株が混み合ってきたら秋早めに植え替えます。
ふやし方
タネまき:主にタネでふやします。まく適期は9月から11月で、2年目(2作目)には咲き始めます。
主な作業
ほとんどありません。
学名:Herbertia lahue(H. amoena、Alophia amoena)
その他の名前:ハーベルティア、ハーベルチア
科名 / 属名:アヤメ科 / ヘルベルティア属、アロフィア属
特徴
チリアヤメは、芝生の中などで散らばるように点々と可憐な花を咲かせ、小さいながらも鮮やかな濃いブルーの色がよく目立ちます。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花ですが、次々と咲き続けます。草姿が小さいわりに花は大きく、花径は3cmくらい、3枚の丸みのある花弁(外花被)が広がり、プロペラのように見えます。中心部には濃淡の模様が入り、3枚の小さな花弁(内花被)があります。夏の間は休眠していて、秋にひだのある針状の葉が四方に数枚出ます。球根は小さな紡錐形で下方に伸長肥大し、さらにけん引根で引っ張られて地中深くにもぐっていきます。
日本へは大正4~5年に入ったといわれ、関東地方以西の平野部では野生化している場所もあり、条件がよいとこぼれダネで自然にふえます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
冬に温暖で日当たりのよい場所を好み、やや乾燥するようなやせ地が適します。夏の間は、ほかの草花で覆われていてもかまいません。肥料分が多く多湿だと球根が腐ることがあります。冬に-5℃以下になるところでは防寒が必要です。
水やり
芝生の中などに植えた場合は必要ありません。鉢植えでは、秋から春まで用土が乾いたらたっぷり与えますが、過湿にならないようにします。夏の間の水やりは不要です。
肥料
ほとんど必要ありません。鉢植えでは、秋に葉が展開してきたら少量施します。
病気と害虫
病気:ほとんど見られません。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
一般的な草花用の培養土や球根用の培養土で、水はけのよいものであれば、それほど選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:球根は10月ごろに植えつけます。一日花なので、ある程度群生させたほうが見栄えがよくなります。4号鉢なら5球くらいが目安で、数年間は植えっぱなしでかまいません。流通は少ないのですが、ポット仕立ての苗は秋から春まで植えつけができます。
植え替え:こぼれダネが芽生えてふえることも多く、株が混み合ってきたら秋早めに植え替えます。
ふやし方
タネまき:主にタネでふやします。まく適期は9月から11月で、2年目(2作目)には咲き始めます。
主な作業
ほとんどありません。
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玲儿
2017年09月28日
チグリジア(ティグリディア)の基本情報
学名:Tigridia pavonia
和名:トラユリ(虎百合) その他の名前:トラフユリ、タイガーフラワー
科名 / 属名:アヤメ科 / トラユリ属
特徴
チグリジアの花は、一度見たら忘れられないほどインパクトが強く、印象に残ります。花形はシンプルですがユニークで、花色は鮮やか。加えて、花の丸くくぼんだ中心部に、トラかヒョウを思わせる斑紋がくっきりと入ることが最大の特徴です。花径は約10cm、内側の3枚の花弁は小さく、外側の3枚の花弁が大きく広がります。雌しべと雄しべは合着して1本にまとまり、パラボラアンテナのようにも見えます。花は一日花で、朝に開いて午後にはしぼみます。葉は、縦にひだの入る細長い剣状で、2~3枚出ます。そして、1本の花茎の先に2~5花をつけます。栽培は、同じ春植え球根のグラジオラスなどに準じます。
チグリジア属には20~30種あるといわれますが、栽培されるのは、主にパボニア種(Tigridia pavonia)です。パボニアはラテン語で「クジャクのような」という意味です。基本種は花が赤色ですが、園芸品種が多く、斑紋のない品種もあります。球根は花色混合のミックスがよく販売されています。
種類(原種、園芸品種)
‘アルバ’
Tigridia pavonia ‘Alba’
白花で、中心部に紅色の斑紋が入る。
‘オーレア’
Tigridia pavonia ‘Aurea’
花は鮮やかな黄色で、中心部に赤い斑紋が入る。
‘カナリエンシス’
Tigridia pavonia ‘Canariensis’
花は黄色で、中心部に鮮やかな赤い斑紋が入る。
‘スペシオサ’
Tigridia pavonia ‘Speciosa’
赤花。中心部は黄色で縁取られ、白い斑が入る。
学名:Tigridia pavonia
和名:トラユリ(虎百合) その他の名前:トラフユリ、タイガーフラワー
科名 / 属名:アヤメ科 / トラユリ属
特徴
チグリジアの花は、一度見たら忘れられないほどインパクトが強く、印象に残ります。花形はシンプルですがユニークで、花色は鮮やか。加えて、花の丸くくぼんだ中心部に、トラかヒョウを思わせる斑紋がくっきりと入ることが最大の特徴です。花径は約10cm、内側の3枚の花弁は小さく、外側の3枚の花弁が大きく広がります。雌しべと雄しべは合着して1本にまとまり、パラボラアンテナのようにも見えます。花は一日花で、朝に開いて午後にはしぼみます。葉は、縦にひだの入る細長い剣状で、2~3枚出ます。そして、1本の花茎の先に2~5花をつけます。栽培は、同じ春植え球根のグラジオラスなどに準じます。
チグリジア属には20~30種あるといわれますが、栽培されるのは、主にパボニア種(Tigridia pavonia)です。パボニアはラテン語で「クジャクのような」という意味です。基本種は花が赤色ですが、園芸品種が多く、斑紋のない品種もあります。球根は花色混合のミックスがよく販売されています。
種類(原種、園芸品種)
‘アルバ’
Tigridia pavonia ‘Alba’
白花で、中心部に紅色の斑紋が入る。
‘オーレア’
Tigridia pavonia ‘Aurea’
花は鮮やかな黄色で、中心部に赤い斑紋が入る。
‘カナリエンシス’
Tigridia pavonia ‘Canariensis’
花は黄色で、中心部に鮮やかな赤い斑紋が入る。
‘スペシオサ’
Tigridia pavonia ‘Speciosa’
赤花。中心部は黄色で縁取られ、白い斑が入る。
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玲儿
2017年09月27日
セツブンソウの基本情報
学名:Shibateranthis pinnatifida(Eranthis pinnatifida)
和名:セツブンソウ(節分草)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / セツブンソウ属
特徴
セツブンソウは関東地方以西の主に太平洋側に多く見られ、古くより節分のころに花が咲くのでこの名前があります。
石灰質の土壌を好み、晩秋から冬の間に、地中深くにある黒褐色の塊茎から白い芽を伸ばし始めます。そして、冬の終わりから早春のころに、白い花弁のような萼片を5枚開きます。葉は深く裂けた灰緑色で、晩春には地上部を枯らして休眠します。
ときに大群落を形成し、一面に白い花を咲かせる「春植物」ですが、近年は開発や盗掘のために激減し、各地で保護が始まっています。
種類(原種、園芸品種)
ヒナマツリソウ
Shibateranthis byunsanensis(E. byunsanensis)
韓国セツブンソウとも呼ばれる近年発表されたもの。全体にセツブンソウよりも大柄で、大輪の萼花弁に黄緑色の蜜弁と青い葯が特徴。
エランティス・ステラータ
Shibateranthis stellata(Eranthis stellata)
ヒナマツリソウと誤認されるが、「ステラータ」の名のとおり、星形の萼花弁に長く伸びた黄色の蜜弁をもち、葯の色は白に近いので区別できる。球根も薄い茶色。
エランティス・ヒエマリス
Eranthis hyemalis
キバナセツブンソウの名で多く流通する。地下に大きな褐色の塊茎をもち、萼花弁が5〜6枚で、大輪の光沢のある黄色い花を開く。ヨーロッパアルプスに分布。
エランティス・シリシカ
Eranthis cilicica
キバナセツブンソウの名で流通する。ギリシャ、シリアなどの山岳部に分布し、エランティス・ヒエマリスに似て花は丸みがあり、全体にがっしりしたイメージがある。
エランティス×ツベルゲニー
Eranthis × tubergenii
キバナセツブンソウとして流通し、最近は多く見られる。エランティス・ヒエマリスとエランティス・シリシカの交配種。
エランティス・ロンギスティピタータ
Eranthis longistipitata
中央アジアの山岳地の乾いた石灰岩帯に生えるキバナセツブンソウ。細く繊細に切れ込んだ破れ傘のような葉が特徴的。
学名:Shibateranthis pinnatifida(Eranthis pinnatifida)
和名:セツブンソウ(節分草)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / セツブンソウ属
特徴
セツブンソウは関東地方以西の主に太平洋側に多く見られ、古くより節分のころに花が咲くのでこの名前があります。
石灰質の土壌を好み、晩秋から冬の間に、地中深くにある黒褐色の塊茎から白い芽を伸ばし始めます。そして、冬の終わりから早春のころに、白い花弁のような萼片を5枚開きます。葉は深く裂けた灰緑色で、晩春には地上部を枯らして休眠します。
ときに大群落を形成し、一面に白い花を咲かせる「春植物」ですが、近年は開発や盗掘のために激減し、各地で保護が始まっています。
種類(原種、園芸品種)
ヒナマツリソウ
Shibateranthis byunsanensis(E. byunsanensis)
韓国セツブンソウとも呼ばれる近年発表されたもの。全体にセツブンソウよりも大柄で、大輪の萼花弁に黄緑色の蜜弁と青い葯が特徴。
エランティス・ステラータ
Shibateranthis stellata(Eranthis stellata)
ヒナマツリソウと誤認されるが、「ステラータ」の名のとおり、星形の萼花弁に長く伸びた黄色の蜜弁をもち、葯の色は白に近いので区別できる。球根も薄い茶色。
エランティス・ヒエマリス
Eranthis hyemalis
キバナセツブンソウの名で多く流通する。地下に大きな褐色の塊茎をもち、萼花弁が5〜6枚で、大輪の光沢のある黄色い花を開く。ヨーロッパアルプスに分布。
エランティス・シリシカ
Eranthis cilicica
キバナセツブンソウの名で流通する。ギリシャ、シリアなどの山岳部に分布し、エランティス・ヒエマリスに似て花は丸みがあり、全体にがっしりしたイメージがある。
エランティス×ツベルゲニー
Eranthis × tubergenii
キバナセツブンソウとして流通し、最近は多く見られる。エランティス・ヒエマリスとエランティス・シリシカの交配種。
エランティス・ロンギスティピタータ
Eranthis longistipitata
中央アジアの山岳地の乾いた石灰岩帯に生えるキバナセツブンソウ。細く繊細に切れ込んだ破れ傘のような葉が特徴的。
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玲儿
2017年09月26日
ステルンベルギアの基本情報
学名:Sternbergia
和名:キバナタマスダレ(ステルンベルギア・ルテア)
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / キバナタマスダレ属(ステルンベルギア属)
特徴
ステルンベルギアは、ヨーロッパ南東部からアジア南西部に5~8種が分布する小球根です。日本ではステルンベルギア・ルテア(Sternbergia lutea)が最もよく栽培されています。秋に休眠から覚めたあと、葉の出現と同時、あるいは先駆けて1つの球根から2~3本の花茎を出し、クロッカスに似た黄色い花を咲かせます。花後も葉を残し、冬を経過したあと、初夏に葉が枯れて夏に休眠します。
種類(原種、園芸品種)
ステルンベルギア・ルテア
Sternbergia lutea
最もよく栽培されている種で、和名はキバナタマスダレ。1つの球根から2〜3本の花茎を出し、クロッカスに似た黄色い花を咲かせる。
学名:Sternbergia
和名:キバナタマスダレ(ステルンベルギア・ルテア)
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / キバナタマスダレ属(ステルンベルギア属)
特徴
ステルンベルギアは、ヨーロッパ南東部からアジア南西部に5~8種が分布する小球根です。日本ではステルンベルギア・ルテア(Sternbergia lutea)が最もよく栽培されています。秋に休眠から覚めたあと、葉の出現と同時、あるいは先駆けて1つの球根から2~3本の花茎を出し、クロッカスに似た黄色い花を咲かせます。花後も葉を残し、冬を経過したあと、初夏に葉が枯れて夏に休眠します。
種類(原種、園芸品種)
ステルンベルギア・ルテア
Sternbergia lutea
最もよく栽培されている種で、和名はキバナタマスダレ。1つの球根から2〜3本の花茎を出し、クロッカスに似た黄色い花を咲かせる。
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玲儿
2017年09月26日
グロッバの基本情報
学名:Globba
科名 / 属名:ショウガ科 / グロッバ属
特徴
グロッバはショウガに似た草姿の多年草で、花は茎の先に穂状に垂れ下がって咲き、根には根茎(棒状に肥大した球根)ができます。主に栽培されるのはグロッバ・ウィニティー(Globba winitii)とその園芸品種です。ピンク色の美しい部分は苞で、その先についている黄色い部分が花です。このほか、苞と花が黄色のグロッバ・ショーンバーキー(G. schomburgkii)も栽培されています。どちらも最低温度を15℃以上に保てば常緑のまま冬越ししますが、寒さに弱いので一般的に冬は断水して株を保存し、春に植えつける春植え球根として扱われます。
種類(原種、園芸品種)
グロッバ・ウィニティー
Globba winitii
タイ原産で切り花としても利用される。
グロッバ・ショーンバーキー
Globba schomburgkii
タイ、ベトナム原産で花と苞は黄色。
学名:Globba
科名 / 属名:ショウガ科 / グロッバ属
特徴
グロッバはショウガに似た草姿の多年草で、花は茎の先に穂状に垂れ下がって咲き、根には根茎(棒状に肥大した球根)ができます。主に栽培されるのはグロッバ・ウィニティー(Globba winitii)とその園芸品種です。ピンク色の美しい部分は苞で、その先についている黄色い部分が花です。このほか、苞と花が黄色のグロッバ・ショーンバーキー(G. schomburgkii)も栽培されています。どちらも最低温度を15℃以上に保てば常緑のまま冬越ししますが、寒さに弱いので一般的に冬は断水して株を保存し、春に植えつける春植え球根として扱われます。
種類(原種、園芸品種)
グロッバ・ウィニティー
Globba winitii
タイ原産で切り花としても利用される。
グロッバ・ショーンバーキー
Globba schomburgkii
タイ、ベトナム原産で花と苞は黄色。
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玲儿
2017年09月25日
クルクマの基本情報
学名:Curcuma petiolata
科名 / 属名:ショウガ科 / ウコン属(クルクマ属)
特徴
クルクマ属の仲間には、ウコン(Curcuma longa)のように食用・薬用として利用される種類が多くあるほか、クルクマ・ペティオラータ(C. petiolata)など花を観賞する目的で栽培される種類もいくつかあります。多年草ですが寒さに弱いので、一般には春植え球根として扱われます。白やピンク色の美しい苞は重なってトーチのように見え、本来の花は苞の間に隠れるように目立たず咲きます。背が高くなる種類は、花壇に植えても夏の暑さに負けずに元気に花を咲かせますから見ごたえがあります。
種類(原種、園芸品種)
クルクマ・アリスマティフォリア
Curcuma alismatifolia
ペティオラータ種の近縁種。タイ原産で、「クルクマ・シャローム」の名で流通している。
‘ピンク・パール’
Curcuma‘Pink Pearl’
矮性種で、丈が30cmくらいなので鉢植えに向く。
学名:Curcuma petiolata
科名 / 属名:ショウガ科 / ウコン属(クルクマ属)
特徴
クルクマ属の仲間には、ウコン(Curcuma longa)のように食用・薬用として利用される種類が多くあるほか、クルクマ・ペティオラータ(C. petiolata)など花を観賞する目的で栽培される種類もいくつかあります。多年草ですが寒さに弱いので、一般には春植え球根として扱われます。白やピンク色の美しい苞は重なってトーチのように見え、本来の花は苞の間に隠れるように目立たず咲きます。背が高くなる種類は、花壇に植えても夏の暑さに負けずに元気に花を咲かせますから見ごたえがあります。
種類(原種、園芸品種)
クルクマ・アリスマティフォリア
Curcuma alismatifolia
ペティオラータ種の近縁種。タイ原産で、「クルクマ・シャローム」の名で流通している。
‘ピンク・パール’
Curcuma‘Pink Pearl’
矮性種で、丈が30cmくらいなので鉢植えに向く。
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玲儿
2017年09月25日
クリナムの基本情報
学名:Crinum
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / クリナム属
特徴
クリナムはボリューム感満点の大型球根植物。熱帯・亜熱帯に広く分布しています。ユリに似た、漏斗状の美しい花は夏花壇で見ごたえ十分。花色は、白、ピンクなどです。主に出回っているのは、薄いピンクの花を咲かせる種間雑種のクリナム・パウエリーや、属間雑種であるアマクリナム、日本原産のハマユウなどです。
育て方のポイント
栽培のポイント
3月から4月に植えつけ、日当たりで育てます。植えつける深さは、球根が半分隠れる程度です。関東地方以西の暖かい地域では、庭で植えっぱなしにできます。寒さの厳しい地域では、大きな鉢に掘り上げて屋内で冬越しさせるとよいでしょう。分球やタネまきでふやします。
学名:Crinum
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / クリナム属
特徴
クリナムはボリューム感満点の大型球根植物。熱帯・亜熱帯に広く分布しています。ユリに似た、漏斗状の美しい花は夏花壇で見ごたえ十分。花色は、白、ピンクなどです。主に出回っているのは、薄いピンクの花を咲かせる種間雑種のクリナム・パウエリーや、属間雑種であるアマクリナム、日本原産のハマユウなどです。
育て方のポイント
栽培のポイント
3月から4月に植えつけ、日当たりで育てます。植えつける深さは、球根が半分隠れる程度です。関東地方以西の暖かい地域では、庭で植えっぱなしにできます。寒さの厳しい地域では、大きな鉢に掘り上げて屋内で冬越しさせるとよいでしょう。分球やタネまきでふやします。
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玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(夏咲き)の基本情報
学名:Gladiorus hybridus
和名:トウショウブ(唐菖蒲) その他の名前:オランダアヤメ
科名 / 属名:アヤメ科 / トウショウブ属(グラジオラス属)
特徴
グラジオラスは夏花壇を彩るポピュラーな花の一つです。横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大で、花壇の中でも特に目を引きます。すらりと伸びた花穂と剣のような形の硬い葉が特徴で、学名のグラジオラス(Gladiorus)はラテン語で「小さな剣」という意味があり、葉や蕾の形からつけられています。南アフリカを中心として欧州、西アジア、マダガスカルに180種ほどの原種が自生し、このうち熱帯アフリカや南アフリカの10種類ぐらいの種がもとになって多数の園芸品種が育成されています。花色のバラエティーが非常に豊富ですが、大きく分けると大輪のグランディフロラ系と小輪のピクシオーラ系とがあり、春植え球根として扱われています。球根は茎が変形した球根で、一つの球根にいくつもの成長点をもっています。球根は毎年新しく更新され、さらに新球のまわりには木子(きご)と呼ばれる豆粒大の小さな球根がたくさんできます。
種類(原種、園芸品種)
‘トラベラ’
ラベンダーピンクのやさしい上品な花色。丈夫でつくりやすく、花つきのよい早生品種で、遅く植えても秋に花が楽しめる。
‘ツルーラブ’
丈夫でつくりやすい品種。花穂が長く、花が密につき、ボリュームがある。草丈も高い。やや晩生品種。
‘ヘクター’
明るく鮮やかな朱赤の大輪品種。茎が堅くてしっかりしていて、つくりやすい丈夫な品種。
‘富士の雪’
クリームホワイトの大輪品種。花数が多く、草丈が高く、ボリューム感がある。
‘春の泉’
鮮明な赤色の大輪品種。花が一方向にかたよらず、四方に向かって咲く。
‘新日本’
淡いサーモンピンクで中心部に赤色が入るチャーミングな花。草丈はやや低め。
学名:Gladiorus hybridus
和名:トウショウブ(唐菖蒲) その他の名前:オランダアヤメ
科名 / 属名:アヤメ科 / トウショウブ属(グラジオラス属)
特徴
グラジオラスは夏花壇を彩るポピュラーな花の一つです。横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大で、花壇の中でも特に目を引きます。すらりと伸びた花穂と剣のような形の硬い葉が特徴で、学名のグラジオラス(Gladiorus)はラテン語で「小さな剣」という意味があり、葉や蕾の形からつけられています。南アフリカを中心として欧州、西アジア、マダガスカルに180種ほどの原種が自生し、このうち熱帯アフリカや南アフリカの10種類ぐらいの種がもとになって多数の園芸品種が育成されています。花色のバラエティーが非常に豊富ですが、大きく分けると大輪のグランディフロラ系と小輪のピクシオーラ系とがあり、春植え球根として扱われています。球根は茎が変形した球根で、一つの球根にいくつもの成長点をもっています。球根は毎年新しく更新され、さらに新球のまわりには木子(きご)と呼ばれる豆粒大の小さな球根がたくさんできます。
種類(原種、園芸品種)
‘トラベラ’
ラベンダーピンクのやさしい上品な花色。丈夫でつくりやすく、花つきのよい早生品種で、遅く植えても秋に花が楽しめる。
‘ツルーラブ’
丈夫でつくりやすい品種。花穂が長く、花が密につき、ボリュームがある。草丈も高い。やや晩生品種。
‘ヘクター’
明るく鮮やかな朱赤の大輪品種。茎が堅くてしっかりしていて、つくりやすい丈夫な品種。
‘富士の雪’
クリームホワイトの大輪品種。花数が多く、草丈が高く、ボリューム感がある。
‘春の泉’
鮮明な赤色の大輪品種。花が一方向にかたよらず、四方に向かって咲く。
‘新日本’
淡いサーモンピンクで中心部に赤色が入るチャーミングな花。草丈はやや低め。
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玲儿
2017年09月25日
ガルトニアの基本情報
学名:Galtonia
和名:ツリガネオモト その他の名前:サマーヒアシンス,サマーヒヤシンス
科名 / 属名:キジカクシ科 / オオアマナ属(ガルトニア属)
特徴
ガルトニアは、南アフリカ原産の春植え球根で、4種あります。属名は、南アフリカ産植物の研究者で人類学者のフランシス・ガルトン卿の名前に由来します。
このうち最も一般的に栽培されているのは、ガルトニア・カンディカンス(Galtonia candicans)です。「サマーヒアシンス」とも呼ばれ、単にガルトニアといえば、ほとんど本種を指します。白い鐘形のふっくらとした長さ3~4cmの花が、20輪くらい、長い穂になって咲きます。蕾は上向きにつきますが、開くと垂れ下がります。草姿は、ヒアシンスを縦長に大きく伸ばしたような、すらりとした形で、花壇の植え込みではよいアクセントになります。
カンディカンス種以外では、花色が淡黄緑でやや小輪のビリディフロラ種(G. viridiflora)や、全体に小型で、花弁が細く、花が鐘形にならないプリンセプス種(G. princeps)もわずかですが栽培されています。
※科名:ヒアシンス科、ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
ガルトニア・カンディカンス‘ムーンビーム’
Galtonia candicans ‘Moonbeam’
カンディカンス種の八重咲き品種。花は垂れずに上向きに咲く。
ガルトニア・カンディカンス
Galtonia candicans
最も一般的で多く栽培されている種類。
ガルトニア・ビリディフロラ
Galtonia viridiflora
草丈40〜60cmくらいで、カンディカンス種より全体的に小型。淡い黄緑色の花を多数咲かせる。
学名:Galtonia
和名:ツリガネオモト その他の名前:サマーヒアシンス,サマーヒヤシンス
科名 / 属名:キジカクシ科 / オオアマナ属(ガルトニア属)
特徴
ガルトニアは、南アフリカ原産の春植え球根で、4種あります。属名は、南アフリカ産植物の研究者で人類学者のフランシス・ガルトン卿の名前に由来します。
このうち最も一般的に栽培されているのは、ガルトニア・カンディカンス(Galtonia candicans)です。「サマーヒアシンス」とも呼ばれ、単にガルトニアといえば、ほとんど本種を指します。白い鐘形のふっくらとした長さ3~4cmの花が、20輪くらい、長い穂になって咲きます。蕾は上向きにつきますが、開くと垂れ下がります。草姿は、ヒアシンスを縦長に大きく伸ばしたような、すらりとした形で、花壇の植え込みではよいアクセントになります。
カンディカンス種以外では、花色が淡黄緑でやや小輪のビリディフロラ種(G. viridiflora)や、全体に小型で、花弁が細く、花が鐘形にならないプリンセプス種(G. princeps)もわずかですが栽培されています。
※科名:ヒアシンス科、ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
ガルトニア・カンディカンス‘ムーンビーム’
Galtonia candicans ‘Moonbeam’
カンディカンス種の八重咲き品種。花は垂れずに上向きに咲く。
ガルトニア・カンディカンス
Galtonia candicans
最も一般的で多く栽培されている種類。
ガルトニア・ビリディフロラ
Galtonia viridiflora
草丈40〜60cmくらいで、カンディカンス種より全体的に小型。淡い黄緑色の花を多数咲かせる。
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玲儿
2017年09月25日
カマッシアの基本情報
学名:Camassia leichtlinii
科名 / 属名:ヒアシンス科 / カマッシア属
特徴
カマッシアは花弁数6枚の星形の花を咲かせる、高性の球根植物。北アメリカ原産です。花色は青、紫、白など。半八重咲き品種もあります。強健で育てやすく、宿根草としても扱われています。長く伸びた花茎に30~50個ほどの蕾をつけ、下から順に数個ずつ咲いていきます。
近縁種のC・クアマッシュは草丈20~30㎝の小型種で、本種と同じように栽培できます。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
育て方のポイント
栽培のポイント
10月から11月に植えつけ、日当たりのよい場所で育てます。葉が黄変する6月ごろに掘り上げて、乾燥貯蔵しましょう。場所を選ばずに庭で植えっぱなしにできます。庭植えで順調に生育している間は植え替えなくても開花します。分球やこぼれダネでふえます。
学名:Camassia leichtlinii
科名 / 属名:ヒアシンス科 / カマッシア属
特徴
カマッシアは花弁数6枚の星形の花を咲かせる、高性の球根植物。北アメリカ原産です。花色は青、紫、白など。半八重咲き品種もあります。強健で育てやすく、宿根草としても扱われています。長く伸びた花茎に30~50個ほどの蕾をつけ、下から順に数個ずつ咲いていきます。
近縁種のC・クアマッシュは草丈20~30㎝の小型種で、本種と同じように栽培できます。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
育て方のポイント
栽培のポイント
10月から11月に植えつけ、日当たりのよい場所で育てます。葉が黄変する6月ごろに掘り上げて、乾燥貯蔵しましょう。場所を選ばずに庭で植えっぱなしにできます。庭植えで順調に生育している間は植え替えなくても開花します。分球やこぼれダネでふえます。
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玲儿
2017年09月25日
イワチドリの基本情報
学名:Amitostigma keiskei
和名:イワチドリ(岩千鳥) その他の名前:八千代
科名 / 属名:ラン科 / ヒナラン属
特徴
イワチドリは本州中部地方以西と四国に分布し、渓谷の湿った岩場の比較的低い位置の岩の割れ目などに多く見られます。
地下に長さ1~2cmの細長い球根(塊根)があり、3月末ごろ芽を出し始めます。葉は1~2枚で長さ3~5cm前後、4月末ごろから高さ5~10cmの花茎を1本伸ばし、小さな桃紫色の花を数輪咲かせます。花は1cm前後と小さく、唇弁(しんべん)が裂けて「大の字」のように見えます。花が終わっても、地上部はそのままの状態を保っていますが、地下では新しい球根がふえています。晩秋ごろから葉が黄変して地上から姿を消し、春まで休眠します。
鉢植えとしては丈夫で育てやすい部類ですが、株が小さすぎて、庭植えは一般的ではありません。最近では園芸的育種が盛んになり、さまざまな色や形の花が流通するようになりました。同じ小型野生ランのウチョウランと並び、高い人気を集めています。
種類(原種、園芸品種)
ヒナラン
Amitostigma gracilis
本州中部地方以西から九州にかけての岩場に生える小型の球根性野生ラン。最近では韓国産のものも流通する。イワチドリより少し乾かし気味に管理する。
コアニチドリ
Amitostigma kinoshitae
北海道から本州中部地方の湿った岩場や湿原に生える小型の球根性野生ラン。茎の頂に金平糖状に小さなムカゴをつけてふえる。イワチドリより水を好む。
エノモトチドリ
Amitostigma ‘Enomotochidori’
イワチドリとコアニチドリの栽培雑種。全体に大柄で花つきがよく、桃紫色の花をボール状に咲かせる。丈夫で育てやすい。
学名:Amitostigma keiskei
和名:イワチドリ(岩千鳥) その他の名前:八千代
科名 / 属名:ラン科 / ヒナラン属
特徴
イワチドリは本州中部地方以西と四国に分布し、渓谷の湿った岩場の比較的低い位置の岩の割れ目などに多く見られます。
地下に長さ1~2cmの細長い球根(塊根)があり、3月末ごろ芽を出し始めます。葉は1~2枚で長さ3~5cm前後、4月末ごろから高さ5~10cmの花茎を1本伸ばし、小さな桃紫色の花を数輪咲かせます。花は1cm前後と小さく、唇弁(しんべん)が裂けて「大の字」のように見えます。花が終わっても、地上部はそのままの状態を保っていますが、地下では新しい球根がふえています。晩秋ごろから葉が黄変して地上から姿を消し、春まで休眠します。
鉢植えとしては丈夫で育てやすい部類ですが、株が小さすぎて、庭植えは一般的ではありません。最近では園芸的育種が盛んになり、さまざまな色や形の花が流通するようになりました。同じ小型野生ランのウチョウランと並び、高い人気を集めています。
種類(原種、園芸品種)
ヒナラン
Amitostigma gracilis
本州中部地方以西から九州にかけての岩場に生える小型の球根性野生ラン。最近では韓国産のものも流通する。イワチドリより少し乾かし気味に管理する。
コアニチドリ
Amitostigma kinoshitae
北海道から本州中部地方の湿った岩場や湿原に生える小型の球根性野生ラン。茎の頂に金平糖状に小さなムカゴをつけてふえる。イワチドリより水を好む。
エノモトチドリ
Amitostigma ‘Enomotochidori’
イワチドリとコアニチドリの栽培雑種。全体に大柄で花つきがよく、桃紫色の花をボール状に咲かせる。丈夫で育てやすい。
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玲儿
2017年09月25日
ベレバリアの基本情報
学名:Bellevalia paradoxa(Muscari paradoxum)
科名 / 属名:ヒアシンス科 / ベレバリア属
特徴
ベレバリアはツクシのような花穂から、黒みを帯びた青花を咲かせる球根植物です。原産地はイラン、イラク、トルコ、コーカサス地方など。ムスカリに草姿がよく似ていて、以前はムスカリ属に分類されていましたが、最近になってベレバリア属に分類し直されました。ムスカリよりもやや大きめで、葉が幅広く、花茎が太いため、がっちりとした印象を受けます。一般にはムスカリとして扱われることが多く、旧名のムスカリ・パラドクサムのほか、ベレバリア・ピクナンタの名前で呼ばれることもあります。
長さ4cmほどの花穂に、ベル形に咲く小花をぎっしりと密につけます。花色は黒みがかった深い青色で、それとは対照的に、花弁の縁と内側は緑色を帯びた黄色をしています。花色が濃い色味なので、花弁の縁に見えるその黄色が目立ち、咲いた花の姿は株元を照らす小さなライトのようにも見えます。基本種は深い青色が特徴ですが、白っぽい淡いグリーンの花を咲かせる園芸品種‘グリーン・パール’ が出回っています。ムスカリには緑色の花はないので、基本種と混植するなどして、色の対比を楽しむのもよいでしょう。そのほかに白花の選抜個体もあります。球根としてだけでなく、開花期にポット苗としても入手することができます。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
育て方のポイント
栽培のポイント
10月から11月に植えつけ、日当たりのよい場所で育てます。耐寒性が強く、丈夫で育てやすいので、ムスカリと同じように扱うことができます。庭植えは水はけのよい場所を選べば、何年も植えっぱなしにできます。落葉樹の下などで群生させると、よりいっそう見ごたえがあるでしょう。ムスカリの近くに植えて、ブルー系のグラデーションや大きさの違いを楽しむのもおすすめです。球根は乾燥に弱いので、休眠中は掘り上げません。花後に葉が黄変し始めたら、鉢植えは鉢ごと乾燥させましょう。分球やタネまきでふやしますが、あまり分球しません。
学名:Bellevalia paradoxa(Muscari paradoxum)
科名 / 属名:ヒアシンス科 / ベレバリア属
特徴
ベレバリアはツクシのような花穂から、黒みを帯びた青花を咲かせる球根植物です。原産地はイラン、イラク、トルコ、コーカサス地方など。ムスカリに草姿がよく似ていて、以前はムスカリ属に分類されていましたが、最近になってベレバリア属に分類し直されました。ムスカリよりもやや大きめで、葉が幅広く、花茎が太いため、がっちりとした印象を受けます。一般にはムスカリとして扱われることが多く、旧名のムスカリ・パラドクサムのほか、ベレバリア・ピクナンタの名前で呼ばれることもあります。
長さ4cmほどの花穂に、ベル形に咲く小花をぎっしりと密につけます。花色は黒みがかった深い青色で、それとは対照的に、花弁の縁と内側は緑色を帯びた黄色をしています。花色が濃い色味なので、花弁の縁に見えるその黄色が目立ち、咲いた花の姿は株元を照らす小さなライトのようにも見えます。基本種は深い青色が特徴ですが、白っぽい淡いグリーンの花を咲かせる園芸品種‘グリーン・パール’ が出回っています。ムスカリには緑色の花はないので、基本種と混植するなどして、色の対比を楽しむのもよいでしょう。そのほかに白花の選抜個体もあります。球根としてだけでなく、開花期にポット苗としても入手することができます。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
育て方のポイント
栽培のポイント
10月から11月に植えつけ、日当たりのよい場所で育てます。耐寒性が強く、丈夫で育てやすいので、ムスカリと同じように扱うことができます。庭植えは水はけのよい場所を選べば、何年も植えっぱなしにできます。落葉樹の下などで群生させると、よりいっそう見ごたえがあるでしょう。ムスカリの近くに植えて、ブルー系のグラデーションや大きさの違いを楽しむのもおすすめです。球根は乾燥に弱いので、休眠中は掘り上げません。花後に葉が黄変し始めたら、鉢植えは鉢ごと乾燥させましょう。分球やタネまきでふやしますが、あまり分球しません。
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