花卉换盆的原则
换盆的目的在于改善植株的营养状况,一般一、二年生草本花卉,在开花前都需换盆1一2次。宿根花卉每年换盆1次;木本花卉可隔1年换盆1次。如米兰、月季、茉莉、一品红、扶桑,每年都需翻盆1次;茶花、兰花、杜鹃虽然生长较慢,也应隔年翻1次。
多年生的大型盆栽花卉,由于根系的逐渐发达和长年的浇水,盆内土壤会逐渐减少,盆土日渐板结,透气性逐渐不如以前,土壤中的养分也会口渐不敷需要。所以大型盆栽花卉即使是仍用原盆,也应至少2年换1次土壤,修剪去一些坏根、过长过盛根、烂根和病虫侵害的根系,并添加一些新土,以利植株继续长大。
花卉换盆的时间,最好在花卉的休眠期进行,木本及宿根花卉换盆一般可在3月间进行,早春花卉宜在开花后再翻盆。
花卉换盆的方法
翻盆时,先用小刀在盆壁四周撬松盆土,用一只手将花盆翻转,再击拍盆壁,将植株脱出,另一只手托住带土的植株。然后用刀削去根系外面一部分旧土,剪去坏根和部分老根,照上盆的方法重新种植,并在土球外面加上新土并压紧,随后浇水。花苗栽植深度保持原来的状况。宿根花卉在换盆的同时还可进行分株。
大型盆栽花卉换盆时,为了使排水良好和减轻重量,便于搬动,可先在盆底铺一层炉灰渣,再铺一层土,放入一些鱼鳞、碎骨等作为基肥,这样可保持较长的肥力。
花卉换盆注意事项
1、花盆在制作过程中,盆底孔往往带有一圈向上的边沿,此边沿若不除掉会影响雨季排水,应在换盆时将其敲掉。上盆时还可用一块塑料窗纱垫底,可防蛴螬、蚯蚓进入盆内。
2、换盆时倒出的根系土坨,必须用锋利的花铲削去外面一层老根,根系表土也需要用铲子掘松。否则,根系弯弯曲曲卷在盆壁周围不伸展,容易受旱、涝、寒、热变化的影响,植株往往发育不好。
3、新土换盆后,必须将盆土压实,避免浇水后盆土出现洞穴,影响根系吸收水分。而且必须留出浇水的沿口,不能因盆土全满而没有停水的地方。
4、浇水一定要浇透。换盆第一次浇水最好用浸盆法,将盆花放入水盆中,待盆土表面湿润再取出放置。第一次浇水后,要待盆土干到表面发白时再浇,掌握"不干不浇"的原则。
#美人梅 修剪原则
美人梅比较耐修剪,一般来说,美人梅的树形是自然开心型,修剪的基本规则是留三个主枝,每个主枝再保留三至四个侧枝。修剪时期分为冬季修剪和花后修剪,修建目的分别为整形和培养。当然,对于不同生长环境的美人梅有不同的修剪方法。
不同美人梅的不同的修剪方式
地栽美人梅树的修剪
对于地栽的美人梅树,幼苗时期可以进行修剪,在株高半米左右的时候进行。一般保留3-4个相对健壮的枝条,任其自由生长。是美人梅自然形成自然开心形。
而对于成年树或老梅树,要坚持“强枝弱剪,弱枝强剪”的原则。因为弱枝强剪才能使老树形成徒长枝,进而长出新的主枝,从而达到复壮的效果。
需要注意的是,为了不同枝条平衡,可以对强枝重剪,对弱枝轻剪,适当疏除。
美人梅盆栽老梅桩修剪
这是在美人梅花谢了之后对树枝进行整形修剪,首先需要剪除枯枝和弱枝,后枝条留2-3个饱满芽进行短截。短截时要注意留芽的方向,疏枝时要注意去直留斜。
需要注意的是,美人梅在春季萌芽后,过于密集或者生长方向跑偏的芽都要及时抹去,可以采用摘心的方式。这样可以控制枝条的疯狂生长,是花蕾形成更多,效果明显。在修剪的时候,要根据植物的长势来决定修剪的力度。
美人梅修剪时的大忌
除了这些美人梅修剪时的技巧,我们还需要知道修剪时的注意问题。
1.忌不分树龄的修剪
一般来说,幼树适宜轻剪;成年树注意平衡树势,维护树形,对骨干枝回缩更新;衰老树保持树干更新,复壮树冠,除老去瘪。
2.忌不分长势的修剪
简而言之掌握“强势轻剪,弱势重剪”的原则。
3.忌不分季节的修剪
初春梅花开花之后,应立即修剪;对新栽梅树,应适当修剪。
蓝目菊虽然皮实,但是度夏是一个坎,在温度超过30℃的时候蓝目菊就比较难熬了,我们需要尽量降温通风,避免在阳光下暴晒,在生长缓慢,气温太高的时候,不宜给它追肥,很多花友养蓝目菊就是折在夏季。
其他季节蓝目菊则皮实很多,开花前施薄肥,保持几次掐芯盆大土多就能爆盆。蓝目菊的生长期较长,可以从春季延续到深秋,期间会打两次顶,等到其定植时可以适当施一些底肥,这样更有助于开花。如果光照充足湿度适宜的话,蓝目菊从幼苗到开花最多只需两个月就可以了。
蓝目菊对于环境的适应能力较强,具有旺盛的生命力。所以对于土壤基质要求并不高,一般来说用沙子、泥土珍珠岩等及其混合介质都可以,混合沙子主要是要保证盆土的透水性,更方便枝条生根。然后就可以在生长成熟且长势良好的母株上剪取一截蓝目菊枝条,剪去花苞就可轻轻插入盆土中,过半个月就生根了。
至于蓝目菊播种一般春播3月、秋播9月进行。
菊花摘心就是摘除菊花主枝或侧枝的顶梢,也叫“打顶”,摘心的主要目的是为了达到预定的开花头数,而且能够防止菊苗长的过高而造成植株瘦弱,简单说来,摘心能使植株发生分枝,有效控制植株高度和株型,使其长得矮而壮。
菊花摘心的具体操作如下:
当菊苗上盆后生长高达10厘米左右时,就要进行第一次摘心了,摘心时,只留植株基部3-5片叶,上部叶片全部摘除,以后长出的新枝有5-6片叶时,再将心摘去,摘心不宜过迟,否则基部老化,对侧芽生长不利,一般独本菊摘心3-4次,在养护过程中可以灵活安排,植株较高的摘心次数多,生长缓慢的摘心次数可以减少,但到了立秋以后就要停止摘心了,摘心最好在晴天进行,避免雨天摘心,以防雨水浸入伤部引起腐烂。
#百合竹 的修剪方法
修剪百合竹的目的
对一年生以上的百合竹进行修剪的主要目的是调整花型,除掉百合竹的病枝和弱枝,增加其分蘖,促使枝丫多发, 正确的管理器长势,使其树冠变得更加美观。
修剪百合竹的方法
在决定修剪百合竹的前两周,正常浇水, 在盆土的浅层施肥。
之后细心观察百合竹的整个树冠,确定好要修剪的枝,一般选取与其他枝长势有差距的枝,其顶端的叶片弱小,而且近一个月来生长缓慢,会影响树冠整体形状的枝。
具体的操作方法是:用剪刀在距离枝头六到八厘米处剪下,剪好之后用胶带纸将刀口处包好密封, 此举的目的是防止水分流失,避免对植株的伤害。再用塑料绳对整株树冠进行固定牵拉和整形,要小心一点,不要伤害到植株。最后再将花盆移到没有阳光直射的地方,等到剪纸的伤口干透之后就可以放在常规位置养护了。
百合竹的病虫害防治
百合竹的病虫害比较少,叶斑病是其主要病害,花友们在家庭养护中也常常会因为空气干燥或者因为其他花卉植物,而使百合竹遭受红蜘蛛的侵袭,此时可以用大水多次冲洗,或者直接喷洒杀虫剂进行防治。
百合竹比较耐修剪,所以花友们在修剪过程中不要害怕修剪坏了,只要方法得当,就可以修剪出很漂亮的百合竹。
#花盆 底部垫什么好?
花盆底部点东西的目的是为了增加透气性,用一些较大的颗粒,比如陶粒、煤渣等,当然有一些花友也喜欢用瓦片碎石等,目的都是一样的,都是为了增加透气性,防止盆内积水。
花盆底部一定要有孔吗?
花盆底下一般情况都需要有排水孔,防止盆内积水,如果没有孔,那么浇花时必须要控制好浇水的量,这对于新手来说有点难度,所以如果条件允许,即使花盆无孔也要打个孔出来,方便养护管理。
花盆底部留孔的具体原因是什么?
上面我们已经提到,花盆有孔最重要的一个目的就是为了增加排水,花盆内的积水一旦无法排出,很容易造成烂根。此外花盆的孔可以有效的助于土壤透气,有利于植物根系的呼吸。我们常见的花盆底部孔隙一般较小,这时可以用电钻或其他工具,尽量将底部多打几个孔。
常见的花盆有哪些优缺点?
1、瓦盆
被认为是最适合养花的花盆。
排水、透气、价格便宜,老少咸宜,童叟无欺。缺点是薄脆,容易破裂,搬运时需要注意安全。
2、塑料盆
不透水,不透气,但是美观轻便,便宜实惠,用来种悬挂垂吊植物是非常不错的选择。
3、紫砂盆
又称为陶盆,制作精巧,古朴大方,多为紫色,规格齐全,但其透水、透气性能不及瓦盆。它用于栽植喜湿润的花木,也可用作套盆。
4、瓷盆,涂釉盆
美观大方,坚固耐用,能够很好地保持土壤的湿度,所以透气渗水能力也就差啦,浇水时不能浇的太多,否则盆土长期得不到干燥,容易造成植物烂根。一般栽植喜湿润的植物,或用作套盆。
5、水盆
顾名思义就是用来培养水培花卉的。盆底无孔,形式也是多种多样。
6、木盆
健康环保,缺点就是容易腐烂。适合栽培较大树种,如橡皮树、蒲葵等,作室内绿化用。室外使用需用防腐木制作。
7、水泥花盆
做法简便,形状各异,重量适中,但渗水性、透气性不好,适合庭院、阳台绿化用。
8、DIY花盆
除了市面上现有的一些花盆,我们还可以自己动手DIY,用编织袋编织,或废弃物利用,用作套盆都是非常的经济实用。
いつも歩く散歩道や公園のベンチの下などふと覗いてみると、スミレの花が!と発見し嬉しくなった経験はありませんか?暖かくなると道ばたのあちこちでスミレを目にすることができ、群生している様はまるで小さな花束のように愛らしいですね。春を感じさせてくれる可憐なスミレは昔から馴染みが深く愛され親しまれてきました。ポカポカ暖かくなってきたらお散歩がてら小さな春のおくりもののスミレを探しに行きましょう!
スミレの仲間たち
花や葉の色・形、大きさなどの違いで400以上種類があるスミレ。日本に自生しているスミレだけでも60種類はあるそうです。そのほんの一部をご紹介したいと思います。
タチツボスミレ
*Viola grypoceras
別名 太郎坊(たろぼう)、相撲取り花(すもとりばな)
日本でよくみかける馴染みのあるスミレです。花が咲いた後短かった茎は20cm前後まで背丈が伸びます。
葉っぱは丸みのあるハート型です。
ノジスミレ
*Viola yedoensis
日当たりの良い道端によく生息しています。花は青みが強く、少しよじれたように咲きます。
ヒゴスミレ
*Viola chaerophylloides
本州から四国、九州の山地の日当たりの良いところに自生しています。白い花が多く、大きく5つに裂けたシャープな葉が特徴です。
トリアシスミレ
*Viola pedata
英名は「birdfoot violet(バードフットバイオレット)」北アメリカ原産の大きなスミレです。
名前の通り葉の形が小鳥の足の形に似ていますね!
私達が普段からよく目に、耳にする植物。それらは元々どんな国や地域を原産地としているか知っていますか。よく知っている花も意外とイメージしている原産地と違うものがありますよ。
そんな原産地をクイズ形式にしてみました。
1.コスモス
コスモスは秋を代表する植物として有名ですね。コスモスの由来は花弁が整然と並ぶようすからギリシャ語で秩序、美しいなどの意味を持つKosmos にちなんだと言われています。
また、葉の形は風に飛ばされずらく、乾燥に強くなっています。それの為、原産地の環境に適応したのです。さてどこでしょう?
2.向日葵
向日葵は夏の日差しの下ぐんぐん成長する夏の風物詩ですね。
ひまわりの花の由来は太陽の動きに合わせて、花の向きを変えていく様子からきたようです。
そして、原産地の先住民は紀元前から種が食用とし、親しんできました。
さて、そんな先住民の住んでいた場所は?
3.スイートピー
ふんわりとした花の雰囲気と甘い香りが特徴のスイートピー。
その名前は特徴的な甘い香りを漂わせる事に由来します。その特徴を英名で表したものが名称となりました。
スイートピーには大きく分けて宿根草と一年草に分けられます。
切り花では様々な色があり、その中には色を吸わせて染めているものも多くあるんですよ。
そんなスイートピーは原産地がピンポイントで分かっています。さてどこの国の何島でしょうか。
4.パンジー
パンジーは冬から春にかけて、花壇に彩りを添えてくれますね。
そんなパンジーの名前はフランス語で考えや思考などの意味を持つpenseeに由来します。それは花の真ん中の斑が物思いにふける人の顔に見える様子から来ているようです。
それでは原産地(地方)はどこでしょうか。
5.チューリップ
チューリップは春を告げる花として人気が高い植物です。
その由来はヨーロッパにこの植物が伝わる際に、ターバンを巻いたような花という形容詞’チューリパム’を花の名前と勘違いした事が元となっています。
チューリップは広範囲の地域が原産となっています。さて、いったいどんな地域でしょう。
▼栽培カレンダー
目次
東西で品種改良が盛んだったキク
キクの育て方
キクの育て方|まとめ
キクのその他色々
東西で品種改良が盛んだった菊
キクは皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。中国から奈良時代に伝わり、江戸時代に入ってから盛んに品種改良されるようになりました。こうしたキクを「古典菊」と呼び、「江戸菊」「嵯峨菊」「美濃菊」など地名を冠してカテゴリー分けされています。スプレーギク、ピンポンマムなど、イギリスを中心に欧米で生み出された小輪でたくさんの花をつけるキクは「洋菊」と呼ばれています。花弁の形状は様々。伝統的な白、黄色にはじまり赤、ピンク、オレンジ、複数の色を合わせたものなど数多くの品種があります。古典菊、洋菊どちらも丈夫で育てやすいのが特長。品評会を目指すもよし、色とりどりの寄せ植えにしてもよし、様々な楽しみ方ができます。
キクの花言葉
キク全体に与えられた花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」。皇室の紋であることから気高いイメージの言葉になっています。花の色別にもあります。仏花に使われることの多い白は「誠実」「真実」、赤は「あなたを愛しています」。黄色は西洋で裏切りをあらわすカラーでもあることから「破れた恋」「わずかな愛」、といったネガティブな意味合いがあります。一方、東洋で生まれた風水思想では長寿と繁栄をもたらすおめでたい色。そのため、黄色のキクには「長寿と幸福」という花言葉もあります。
キクの基本情報科・属キク科キク属英名Chrysanthemum、Mum学名Chrysanthemum原産地中国出回り時期通年育てやすさ★☆☆☆☆キクの種類・品種
原産地の中国では2000年以上にわたり栽培、品種改良が行われてきました。観賞用のキクが日本にもたらされたのは奈良時代。遣唐使が持ち帰ったといわれています。花の直径18cm以上の品種を大輪と呼びます。花の形によって分類があり、たくさんの花弁が中央に向けて厚くうろこ状に盛り上がったボリュームいっぱいの「厚物」、細い花弁がまっすぐ伸びた「管物」、一重や八重咲きに咲く平たい「広物」に分けられます。厚物の中でも、花の上部が両手の指を折り曲げたように湾曲する「大掴み」などさらに細分化されており、奥深い世界です。
菊の育て方用土
水もち、肥料もちのよい腐葉土を多く含んだ用土を好みます。赤玉土4、腐葉土4、堆肥と発酵リン酸肥料各1をよくなじませます。キク専用の土も販売されています。
種まき
キクの種は非常に小さいので、枯れた花の中心部(筒状花)ごと採集し、それを砕くようにして撒きます。発芽までは水を切らさないようにしましょう。
苗の選び方
種からの育成が難しいので、ポット売りの苗で購入するのが一般的。徒長した茎のない、できるだけしっかりした苗を選びます。発芽するまで水は切らさないように。充分に芽が育つまで鉢上げは待ちましょう。
植え付け
主に挿し芽で増やします。4枚ほど葉のついた芽に発根促進材のダンゴをつけてプランターに挿し、根が2cmほどまで伸びたら鉢上げします。小輪のキクは同じ鉢で栽培を続けると弱くなるので、毎年春に植え替えます。
水やり
根腐れしやすいので土の表面が白っぽく乾くまで待ってから与えます。立て続けに与えたり、湿っているのに与えるのは避けましょう。
追肥
挿し芽の場合、活着したらまずリン系の乾燥肥料を与えます。9月以降からは液肥をこまめに与えていくと花が大きく育ちます。
剪定
小輪のキクやスプレーギクは摘芽をすることで、たくさん花をつけられます。花芽がつきはじめる8月までに摘芽しておきましょう。伸びすぎた茎は切り戻すことで発芽をうながします。
病害虫
大輪の品種になるほど病害虫に弱い傾向が見られます。梅雨時期の黒斑病、渇斑病、開花期の花腐れ病、通年のアブラムシに気を付けましょう。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
菊の育て方|まとめ
・多くの花を楽しみたいなら摘芽が必須。葉が7~8枚出てきたところで新芽をカットします。同時に液肥を与えて分化をうながしましょう。
・下の方の葉が枯れたキクは見栄えがよくありません。伸びすぎた茎、いらない茎を切り戻しすることで防ぎます。
・日照時間が13時間以下になると花芽が分化します。この特性を生かし、覆いをかけて早めたり、夜間も照明をつけて遅らせたりと開花時期を調整できます。
・地上部が枯れた状態で冬越しする宿根草です。宿根草は他の植物に比べたくさんの肥料を必要とします。リン酸系を中心に夏前からたっぷり与えておきましょう。
キクのその他色々キクと源氏物語
古くから日本で栽培されてきただけあり、『源氏物語』にもキクが重要なモチーフとして登場します。第7帖・紅葉賀では白菊を冠に挿した光源氏のあまりの美しさに、人々が涙を流して見入ります。第41帖・幻では、光源氏が紫上を失った悲しみをキクに降りた朝露に託しました。
キクの節句
旧暦ではキクの花の見頃だったことから、9月9日の重陽はキクの節句として祝われてきました。湯船にキクを入れる「菊湯」、枕にキクを詰めて眠る「菊枕」といった慣習が伝わっています。キク祭りや品評会も各地で催されます。
鑑賞用以外でも大活躍
鑑賞用だったシロバナムシヨケギクの除虫効果を利用して、蚊取り線香が作られるようになりました。現在市販されている蚊取り線香のほとんどは化学合成によって作られたものですが、シロバナムシヨケギクの種は今でも販売されており、育てることが可能です。食用菊も有名ですね。
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!
▼栽培カレンダー
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ミソハギ(禊萩) の基本情報
ミソハギ(禊萩) の育て方
ミソハギ(禊萩) の育て方|まとめ
ミソハギ(禊萩) のその他色々
ミソハギ(禊萩) の基本情報
ミソハギは冬に枯れても春にまた同じ場所から自生する多年草植物です。原産国は日本で、日本列島のどこでも暖かい野原や湿地に分布しています。ミソハギの茎は天に向かって垂直に伸び、その長さは1mにも及びます。しかし直径は1㎝もありません。その細い茎の先端から下部に渡って緑色の細長い楕円の葉を付けます。また葉と同様に花をつけます。先端から下部に掛けて稲穂状に花が咲くのです。花の大きさは直径1㎝程。6枚の花弁をつける小ぶりな花です。色は濃いピンク。茎の長さは1mを超す大型ですが、花穂はおよそ30㎝程育ちます。
ミソハギ(禊萩) の花言葉
夏に花咲くミソハギはお盆時期にお供えとして飾られる盆花として定番です。この定番は昔から定着している為、花言葉もお盆に因んだ言葉が多いです。「禊」という言葉は正にそのもの。故人の事を想うシチュエーションにこのミソハギがある場合が多いので「悲哀」「愛の哀しみ」「切ないほどの愛」と悲しげな言葉が連なっています。ただ、悲しく思う反面、愛しい想いも生まれるとの気持ちから「慈悲」「純愛」という愛に関する言葉も生まれています。
ミソハギ(禊萩) の基本情報科・属ミソハギ科ミソハギ属英名Loosestrife学名Lythrum anceps原産地日本出回り時期6月~8月育てやすさ★★☆☆☆
ミソハギ(禊萩) の種類・品種
ミソハギの仲間は日本の気候によく似た場所に多く自生しています。また、熱帯地域にも良くみられるので比較的温暖な地域ならミソハギが見られるでしょう。ミソハギは約20種類程が確認されています。因みにエゾミソハギのブラッシュという種類は濃いピンクではなく、淡いピンク色の花を咲かせる珍しい種類です。
ミソハギ(禊萩) の育て方用土
ミソハギは水分量の多い場所で自生します。なので自宅で栽培する場合も水分量の多い用土を使用してください。水生植物用の用土が市販されているのでそちらを使うと簡単でしょう。水はけの良い土づくりとは真逆の土づくりです。培養土に荒木田土を混ぜ合わせても良いでしょう。
種まき
種を蒔く前に、種自体を水分量の多い用土に混ぜ合わせて冷感地で保存しておくとその後の発芽率が高くなります。種を蒔いた後は一か月程様子を見て発芽状況を見守ります。一か月過ぎて何もないと失敗ですが、芽が出てきたら本葉が生えるまで待ち、その後植え替えをしましょう。
苗の選び方
苗が出回るのはお盆前後。この時花付きのものが多いです。ミソハギの花が細部まで枯れずに育っているものがあればその苗を選びましょう。多少萎れている程度なら許容範囲ですが、夏の暑さでやられているような苗が時折見られますので避けましょう。
植え付け
鉢植えの際は一回り大きな鉢を準備してのびのびミソハギが育つ状態を整えましょう。地植えをする際は一つだけでなく何本もの苗を植え付けると思うので、その際も根が十分に育つように間を30㎝は必ず開けましょう。
水やり
鉢植えの場合は水を入れた水槽などに入れている為、水やりを行うというよりは水を新鮮なものに取り換えると言う形になります。地植えの場合は土が乾く前にたっぷり水を与え水枯れを起こさないようにしましょう。
追肥
緩効性肥料を月に一度ほど施すだけで十分です。ミソハギは日本の気候に合う育ち方をするので、自然に任せるだけでも十分成長します。成長期にだけこのような追肥を施すと良いでしょう。
剪定
地植えをした場合、ミソハギが縦横無尽に広がり成長することがあります。新しい株元を増やしているのです。その場合、他の植物の成長を妨げてしまうのと、ミソハギ一株の栄養分が少なくなってしまう恐れがあるので、新しい苗は抜いたり、成長しすぎた葉はごっそり剪定してしまいましょう。
収穫
ミソハギのタネは秋ごろに採取できます。花穂から零れ落ちて来るので、種を取りたい場合は花の時点で選んでおきましょう。目星をつけておかないといつの間にか種が零れ落ちてしまっている恐れがあります。
病害虫
病気はほとんど発見されませんが、害虫が付着する恐れがあります。特に葉を食い散らかすヨウトムシが現れます。非常に小さいですが肉眼で発見できるので、見つけ次第除去しましょう。株元に置いておくだけの殺虫剤も有効的です。
ヨウトムシ
ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、年に2回ほど発生します。ハスモンヨトウ、シトシタヨトウなどの種類も含めヨトウムシと呼ばれてます。昼間は土の中に隠れていて、夜になると一斉に出てきて活動します。幼虫は葉や茎部分を集団で食害するため、葉が気づいたら丸坊主になっていることがあります。一度に大量に産卵します。葉裏に大量に卵を産み付けるので、これが孵化しないうちに葉ごと処分をしましょう。こまめに葉裏もチェックするようにしましょう。孵化していた場合群生するため比較的見つけやすいです。見つけたら捕殺しましょう。
ミソハギ(禊萩) の育て方|まとめ
・用土は水分量の多い用土を作りましょう。
・水やりは水枯れを起こさないようにたっぷりやる。または水を新鮮なものに取り換えましょう。
・害虫に注意。ヨトウムシがつきやすいのでこまめに注意しましょう。
ミソハギ(禊萩) のその他色々金子みすずも題材にしたミソハギ
夏、お盆に花咲くミソハギ。寂しいイメージのミソハギですが、詩人で有名なあの人もミソハギについて言及しています。それは金子みすず。日常の何気ない風景から感情を汲み取ることで有名な詩人です。人の一生になぞらえたとも思える童謡「みそはぎ」たった10行の中にですが、ミソハギが咲く風景と自らの一生を重ね合わせ言葉の海に浸りたくなる童謡です。
ミソハギがお盆に飾られる訳とは?
ミソハギはお盆に飾られる定番の花とされています。知っていても、どうしてこのような風習があるのかはあまりよく知らない人が多いのではないでしょうか。では、一体どういう意味なのでしょう。まずこのミソハギの語源です。ミソハギは禊萩と書き、ミソギハギと呼ばれていました。「禊」とは仏教では「悪霊を払う」という意味があります。なので仏教でお盆に飾る「盆棚」に添えられるようになったのです。悪霊を払う力があるとされているのでミソハギを使い水でお清めするようになりました。清められ、飾られる事が定着しお盆の花となっていったのです。
ビオトープで新たなミソハギの楽しみ方!
ミソハギは水分量の多い場所で育つ植物です。常に水がたまっているような場所では通常の植物は根腐れしてしまいますが、ミソハギはそのような事が起きません。こう言った特性を生かし「ビオトープ」という鑑賞方法があります。ビオトープとは何でしょうか。それは、自然環境を作り出す鑑賞方法です。ミソハギの場合、水槽にミソハギ、水苔などを浮かべ、その中に熱帯魚や川魚などを入れて鑑賞します。自然環境を自分らしく作り楽しみます。これもミソハギの性質ならではの鑑賞方法ですね。
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サツキ(皐月)の基本情報
サツキ(皐月)の育て方
サツキ(皐月)の育て方 まとめ
サツキ(皐月)のその他色々
サツキ(皐月)の基本情報
サツキは最も育てやすい花木のひとつ。交通量の多い道路沿いにも植えられていることから、その強健ぶりが分かります。初心者でも盆栽に仕立てることが容易で、すぐに幹を太らせてくれます。江戸時代から品種改良が続けられているだけあり、一般の愛好家でも人工授粉による交配にチャレンジできます。入門種でありながら、サツキには奥深い世界が広がっているのです。毎年5月には東京・上野で「さつきフェスティバル」が催されており、見事な盆栽の数々を目にすることができます。和のイメージが強いさつきですが、意外と洋風の庭にもよく似合います。
サツキ(皐月)の花言葉
サツキは本来、川沿いの岩だらけの斜面に生えているような野の花木です。荒れた場所に低く枝を伸ばし、多少の増水でも流されない強さがあります。たくましく咲く姿から「節約」「節制」「貞淑」の花言葉が生まれました。栽培されるようになってからは田んぼを区切る石垣に植え、群生させました。そこで「共に栄える」「協力を得られる」という意味も生まれました。ちなみに同じツツジ科のアザレア(セイヨウツツジ)も乾燥に耐えることから「節制」の花言葉を持っています。
サツキ(皐月)の基本情報科・属ツツジ科ツツジ属英名Satsuki azalea学名Rhododendron indicum原産地日本出回り時期通年育てやすさ★★★★★
サツキ(皐月)の種類・品種
道路の植え込みに用いられているのは、原種に最も近い「高砂」「大盃」。過酷な環境によく耐える強健な品種です。基本的な花色である赤、白の中間色にあたるピンクや紫の花をつけるのが「愛国の光」「桜鏡」。こうした中間色の花を「地合い咲き」と呼びます。花の中に班が入るものは「玉斑(たまふ)」と呼ばれ、「朝桜」「旭小町」といった品種があります。紅葉の美しい品種としては「八咫の鏡」が知られています。
サツキ(皐月)の育て方用土
専用の用土も販売されています。自作の場合は赤玉土5、鹿沼土2~3、ピートモス2~3の割合で。弱酸性で水はけのよい土壌にします。
種まき
11月頃、ゴマ粒より小さい種を採取し翌春にまきます。実生苗は親の形質を必ずしも受け継ぎません。6月以降は新しく伸びてきた枝で挿し木もできます。10~15cmほどに切って鹿沼土に挿します。
苗の選び方
通年流通していますが、できれば開花期に探しましょう。品種ごとに「斑入り」や「地合い」など特徴とされている花がきちんと咲いているかを確認します。八方によく枝を伸ばしているかも大切です。
植え付け
日当たりがよく、夏の直射日光を受けない場所にします。ポットから半分程度、土を落として植え付けます。鉢植えは2~3年に一度植え替えましょう。
水やり
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。乾燥に強いサツキですが、夏場は朝夕の2回あげましょう。地植えも夏は水やりが必要です。
追肥
お礼肥料として6~7月に遅効性の固形肥料を与えます。秋にも株元に油かすをまきます。サツキ専用の肥料も販売されています。
剪定
花の時期が終わったらすぐ多すぎる新芽を摘み、余計な枝を落として樹形を整えます。夏以降は次の花芽ができているため剪定を避けます。
病害虫
グンバイムシ
葉裏から吸汁する害虫で、成虫の体長は4~5mm程度で翅が透明に近いため、X状の虫に見えます。相撲の行事が持っている軍配に近いのでこの名前がつきました。発生時期は4月~10月です。葉の汁を吸ってしまうため、葉が白くカスリ状に見えます。観賞価値が下がり、生育も悪くなります。ハダニ、コナジラミと同じ症状になりますが、葉裏が黒く汚れているので見分けることが出来ます。
サツキ(皐月)の育て方 まとめ
・酸性の土壌を好むため、ピートモスを心もち多めに混ぜ込むのがポイントです。
・花が終わるとすぐ翌年の花芽をつけるので剪定は早めに。初夏に発生しやすい病害虫の発見にもつながります。
・土が固まっていると育ちが鈍くなります。植え付け、植え替えの際はしっかり土を落としておきましょう。
・同じツツジ科の花が植えられていた場所に移す際は、用土をよく入れ換えておきます。
サツキ(皐月)のその他色々サツキとツツジの違い
サツキの正しい呼び名は「サツキツツジ」。名前の示す通りツツジの一種なので両者はよく似ています。見分け方はまず花の大きさ。2~3cmにとどまるさつきに対し、ツツジは5~7cmと大きくなります。葉の大きさもさつきの方が小ぶりです。開花時期はツツジの方が早く3月~4月。ツツジの終わった頃、4月末~5月にかけてさつきが咲き始めます。シャクナゲもよく似ていますが、枝先に花が密生していることと、丸みをおびた大きな葉で区別します。
ホトトギスの花
サツキツツジの由来は、5月・皐月(サツキ)に咲く花であることから。この時期の風物詩といえばホトトギス(杜鵑、不如帰)です。そこで、さつきには「杜鵑花(とけんか)」の別名もあります。中国ではツツジとひとくくりにして杜鵑花と呼びます。李白は『宣城見杜鵑花』という詩を残しています。「宣城の都で杜鵑花を見ると、故郷・蜀で聴いたホトトギスの声を思い出す」と、郷里に対する切々とした思いを詠んだものです。
サツキ(皐月)と万葉集
サツキは「岩つつじ」の名前で万葉集に登場します。ツツジ科の中でも岩場に性質が強かったため、この名になりました。よく知られた歌に和泉式部の「岩つづじ折り持てぞ見る背子が着し くれなゐ染の衣に似たれば」があります。愛する人の着ていた衣と、手折った岩つつじの赤いイメージが鮮烈です。奔放な恋で知られた和泉式部らしい情感あふれる歌ですね。他にも、従者が亡き草壁皇子への思いを詠んだ「水伝う磯の浦みの岩つつじ 茂く咲く道を またも見むかも」などがあります。
▼栽培カレンダー
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千日紅(センニチコウ)の基本情報
千日紅(センニチコウ)の育て方
千日紅(センニチコウ)の育て方 まとめ
千日紅(センニチコウ)のその他色々
千日紅(センニチコウ)の基本情報
パナマ、グアテマラ原産の一年草で真夏の暑さに強い丈夫な花で切り花や花壇材料、鉢植えとして幅広く利用されています。粗毛があり葉は長さ5~10センチの細長い卵型で茎は長く茎頂に花径2~3センチほどの紅紫色やピンク、赤、白の頭状花をつけます。グロボーサは草丈15~50センチ前後ですが類似種にグロボーサよりも草丈が高いキバナセンニチコウがあり(G.haageana)こちらはテキサスからメキシコ原産の多年草です。別名センニチソウともいい鮮やかな花色を長期間保てるのでドライフラワーにも向きます。栽培は水はけと日当たりがよければよく育つのであまり手間がかかりません。
千日紅(センニチコウ)の花言葉
千日紅(センニチコウ)の花言葉は「色あせぬ恋」「永遠の恋」「変わらない愛情」「不朽」「不死」「不滅」。
センニチコウが花期が長く、開花中も色褪せません。百日紅(サルスベリ)よりも花期が長いことから千日紅(センニチコウ)と名付けられています。実際は花に見える部分は苞葉の集合体でケイ酸分を含んでいてかさかさした質感を持ち、乾燥させてドライフラワーにしても美しい花色を保つ特性があります。この性質からこのようにたくさんの花言葉がつけられました。
千日紅(センニチコウ)の基本情報科・属ヒユ科センニチコウ属英名Globe amaranth・Gomphrena学名Comphrena globosa原産地熱帯アメリカからメキシコ出回り時期5月~9月育てやすさ★★★★☆
千日紅(センニチコウ)の種類・品種
ハーゲアナ系で赤色の花をつける園芸品種「ストロベリーフィールズ」が人気があります。その他に、苞葉がローズ色で花火のように四方に広がり横張りで大株になり香りがある「ファイヤーワークス」「センニチコボウ」などがあります。
千日紅(センニチコウ)の育て方用土
花壇植えの場合は水はけのあるい場合は腐葉土をまぜ水はけ良くします。鉢栽培の場合は赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2を配合して植えましょう。
種まき
発芽適温は20~25度程度。種子が綿毛で覆われているので、湿った土で軽くもみ、水分を与えてからまくようにします。購入した苗は発芽しやすいように加工されているので土でもむ必要はありません。種が重ならないように培養土にまきます。
苗の選び方
株の根元がぐらぐらしていないもの全体的にがっしりしている苗を選びましょう。またポットに根が回りすぎていたり葉色が黄ばんでいるものは避けましょう。
植え付け
日当たりが良い場所に株間20センチ程度で深植えにならないように植え付けます。根鉢は崩す必要はありません。リン酸とカリ分の多い化成肥料を元肥に施します。
水やり
土の表面が乾いてからたっぷりと水をやります。過湿にすると立枯病の原因になるので乾燥気味に管理する方がよく育ちます。
追肥
多肥にすると葉ばかりが茂り花つきが悪くなるので注意しましょう。元肥だけで十分ですが追肥をするならリン酸分の多いものを選びましょう。
病害虫
立ち枯病、斑点病に注意します。害虫はハダニとナメクジに注意しましょう。夏の高温乾燥期は水やりの際に葉裏にも水をかけハダニを予防します。ナメクジは夜間に捕殺しましょう。
千日紅(センニチコウ)の育て方 まとめ
・植え付けは日当たりと水はけのよい場所を選びましょう。
・水やりは過湿にならないようにし、植え付け時に盛り土をしたり深植えにならないようにするのがポイントです。
・秋の花つきをよくするために7月頃に切り戻しを行うとよいでしょう。短く切りすぎると枯れる可能性が高いので各枝に葉を必ず残すのが重要です。
・花がら摘みは複数の花がかたまって花をつけるタイプも一本に花を一つ咲かせるタイプも花後に花茎の付け根から切ります。
・株がぐらつくと茎に傷がつき病気の原因になります。支柱を立て株を固定しましょう。
千日紅(センニチコウ)のその他色々千日紅(センニチコウ)のドライフラワーの作り方
ドライフラワーにする際は満開になる前に早めに摘み取るのがポイントです。あとはできるだけ早く乾燥させて花色を鮮やかに保つようにします。そのため余分な葉をすべて落とし、日光の当たらない風通しの良い場所に広げておきます。束ねてぶらさげるという方法よりも大きなざるかごに広げておく方が風通しが良く蒸れず早くきれいに乾かすことが出来ます。完全に乾いたら乾燥材などをいれた密閉容器に保管しておきます。乾燥中、保管中ともに直射日光にはあてないように注意しましょう。
千日紅(センニチコウ)と組み合わせるおすすめ植物
毛糸だまのような愛らしい花をうかべるように咲かせる千日紅(センニチコウ)は寄せ植えにもぴったりです。赤や桃色などの花色をいかして明るいカラフルな寄せ植えを作るのもよいですがシックな紅紫色をいかしてチョコレートコスモスや落ち着いた色のダリアなどと組み合わせれば全体的に秋色のおしゃれな寄せ植えになります。
花の寿命や観賞期間で名付けられた植物
千日紅(センニチコウ)は花の寿命や観賞期間の長さで名付けられていますが同様の植物は多数あります。寿命が短いのは一日草という別名をもつマツバボタンで、これ以外にもハイビスカスやへメロカリスなど一日花はたくさんあります。次に二十日草という別名を持つのはボタンです。さらに百日草やサルスベリ(百日紅)は百日と書いて花期が長いことを表しています。
▼栽培カレンダー
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カンパニュラ(風鈴草)の基本情報
カンパニュラ(風鈴草)の育て方
カンパニュラ(風鈴草)の育て方|まとめ
カンパニュラ(風鈴草)のちょっといい話
カンパニュラ(風鈴草)の基本情報
カンパニュラは温帯地から冷帯地まで広く分布しています。多年草のものがほとんどですが、一、二年草のものも存在します。カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。花の形が釣鐘に似ていることからそう名付けられました。釣鐘型の花は直径5㎝前後。釣鐘型ではありますが、咲く方向は下向きは少しで、横向きから上向きがほとんど。色は紫や白、うすピンクや青系など寒色系が多いです。葉は地面と平行に、張り付くようにして生えるのが特徴です。草丈は30㎝から100㎝まで。グングン伸びます。草丈はこの様に長く成長するので、栽培の際は添え木が必要になります。
カンパニュラ(風鈴草)の花言葉
カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」「節操」「誠実な愛」「想いを告げる」
釣鐘に似ているカンパニュラの花。釣鐘が設置してある場所と考えれば、思い出す場所が有ります。それは、教会です。ですから、カンパニュラには教会にまつわる花言葉が沢山付いています。「感謝」「誠実」「節操」などです。どれも真面目に生きる気持ちが言葉になって現れていますね。また「誠実な愛」「想いを告げる」と言った愛にまつわる言葉も持ち合わせています。カンパニュラはこのような意味合いを持つことから、お世話になった人に贈るには最適だと重宝されています。
カンパニュラ(風鈴草)の基本情報科・属キキョウ科ホタルブクロ属和名カンパニュラ,風鈴草(フウリンソウ)英名Bellflower学名Campanula原産地ヨーロッパ出回り時期3月~10月育てやすさ★★★★☆
カンパニュラ(風鈴草)の品種・種類
私たちが目にする種類はそう多くありませんが、カンパニュラは現在300種類超の品種が存在しています。釣鐘の形をしており日本では風鈴草とも呼ばれるカンパニュラは「カンパニュラ・メディウム」で、成長すると100㎝ほどの草丈になります。またカンパニュラ、という言葉よりもベルフラワーで通っている「カンパニュラ・ベルフラワー」は、カンパニュラ・メディウムよりも小ぶりな花が一か所に群がって咲いています。目にするカンパニュラはどの種類か、知ることも楽しいですね。
カンパニュラ(風鈴草)の育て方用土
市販の園芸用、用土で十分対応できます。しかし、地植えの場合気を付けないといけないことが。カンパニュラは酸性の土と相性が悪く生育があまり見込めません。酸性土は避けましょう。自分の家の土がどんな種類かわからない、という方は、カンパニュラを植える土に石灰を混ぜておくと中和出来るので確実です。
種まき
カンパニュラの種まきは二段階で行います。直接プランターなどに蒔かず、ビートバンに蒔くのです。底の浅いビートバンにカンパニュラの種を散布し”土を被せずに”成長経過を見ます。2週間弱で発芽、葉が2,3枚に成長したら、ポッドに移し育成します。この過程を行ってから鉢または地植えをするのです。
苗の選び方
カンパニュラは種類が豊富な為、その種類によって苗、茎や葉の成長の仕方も違います。しかし共通して言えることは、葉に黄色や茶色などの変色が無いこと。葉が伸びすぎてだれきって無い事です。通信販売の場合は、実際の苗を直接見ることが出来ないので、出来れば園芸屋さんに足を運びご自分の目で確かめてください。
植え付け
鉢植えの場合は、大きめの鉢を選びましょう。大きく成長するカンパニュラは植え替えを好みません。そこから動かさない前提で鉢を決めるのです。また、地植えの場合は、湿気の少ない場所、風通しがよく日当たりのいい場所を選んでください。こちらも植え替えはせず一か所で育てましょう。
水やり
カンパニュラは湿気が苦手。なので、土が少し乾燥しているくらいが丁度よいでしょう。特に冬がそうです。土が乾いて幾日か経過した後にやっと水を与えるくらいで良いです。夏の暑い時期は土が乾いたら水をやってください。
追肥
花が咲くころに栄養が必要となります。3月~9月頃に追肥を行いましょう。頻度は週1回。液体肥料を与えるのが効果的です。週1回を忘れてしまうようなら、挿しっぱなしで栄養を与えられる液体肥料の購入をオススメします。
剪定
花が付いているときに剪定は行わず、花が咲き終わった後、花殻を摘み取りましょう。またこの時、枝も一緒に切り離してしまうのではなく、枝は残しておく方が新しい成長を促すことが出来ます。
収穫
花が咲き終わり、花殻を摘まずにいるとだんだん茶色くなりついに種の入る袋が完成します。しばらく経てば大きくなり、種が出来上がるのです。黒い小さな粒がカンパニュラの種。自分で種まきをしたい方は、花の咲き終わった7月~8月頃収穫を試みてください。
病害虫
乾燥した時期にやって来るのが「ハダニ」です。ハダニが寄生すると折角の花や葉、茎が荒らされ、食いつかれてしまいます。しかし、ハダニが付くことを予防するのは難しくありません。何故なら乾燥させない様に葉を濡らしてやれば良いのです。葉っぱに水を掛けるだけで予防出来ます。
カンパニュラ(風鈴草)の育て方|まとめ
・カンパニュラは湿気を嫌います!カラッと乾いた空気の元で管理しましょう。
・酸性土は避けてください。地植えの際には、石灰を混ぜて中和しましょう。
・ハダニ予防に葉っぱに水をかけてください。湿らせておけば十分予防になります。
カンパニュラ(風鈴草)のちょっといい話カンパニュラが星の名前!?
釣鐘という意味から名づけられたカンパニュラ。実はこの名前、星にも使われているのです。それは、1926年、ドイツでの出来事。ハイデルベルクの天文台で天文学者カール・ラインムートが小惑星を発見しました。カール・ラインムートは生涯395個の小惑星を発見しています。そして、植物の名前から次々に小惑星に名前を付けていったのです。その中の一つが1926年に発見された小惑星「カンパニュラ」になります。宇宙に花が咲いていると思うとロマンチックですね。
カンパニュラは愛の女神の忘れ物?
愛の女神アフロディーテが持っていた、魔法の鏡。それは見る物の美しさを増すものでした。そんな特別な鏡をアフロティーテは人間界に忘れてしまったのです。その忘れ物を拾ったのは、人間界の羊飼いでした。アフロディーテは自分の息子にその忘れ物を引き取りにいかせ、羊飼いから手渡して貰います。その帰り際、鏡が忘れられた野原一帯にカンパニュラの花が。愛の神の忘れ物と引き換えに人間界では美しい花が咲きほこったのです。カンパニュラに愛の言葉が宿るのも納得がいきますね。
カンパニュラにまつわる神話
実は、カンパニュラにまつわる神話はもう一つあります。こちらも神からの贈り物。神様の果樹園を守るカンパーニュルという女性がいました。ある日、果樹園に黄金のリンゴを盗む泥棒が。気づいたカンパーニュラは鈴を鳴らし応援を呼びましたが、仲間が駆けつける前に泥棒に殺されてしまったのです。哀れに思った神様の手によって生まれ変わりました。その生まれ変わりと言うのが「カンパニュラ」です。カンパーニュルは神様によってみんなに愛される花となったのです。カンパニュラには別れの花言葉もあります。その由来はこの神話です。悲しさもある花ですが、真面目に仕事を全うしていれば必ず報われるという事を教えてくれます。
見た目がそっくりで見分けのつかない植物が多くありますね。わかっていてもうまく説明できなかったり・・・見分けるポイントをご紹介します!
サクラ・ウメ・モモ
3種類ともすべてバラ科の花なのでそっくりです。咲く時期がずれているのでなんとなく区別がつくかと思いますが、よく見るとしっかり違いがあります。(品種により似ているものもあります。)
サクラ
・花びらの先が割れている
・花柄が長い
・幹は横縞模様と艶がある
ウメ
・花びらが丸い
・枝にくっついて咲いている
・幹は割れてゴツゴツしている
・花びらの先が尖っている
・花柄は短く、葉っぱも同じところから出ている
・幹は斑点模様
サツキ・ツツジ
ツツジとサツキは共にツツジ科ツツジ属の植物です。非常に花が似ており、花だけ見てもなかなか見分けることはできません。
サツキ
・葉が硬く、光沢がある
・葉が出てから花が咲く
・小ぶりの樹形が一般的
ツツジ
・葉が柔らかく、光沢がない
・花が咲いてから、葉が出る
・木は数メートルにもなる
アヤメ・ハナショウブ・カキツバタ
3種類ともアヤメ科アヤメ属です。
アヤメ
・山野の草地など乾いた場所で育つ
・葉が細い
・花弁付け根に網目模様がある
ハナショウブ
・湿った場所で育つ
・葉の中央には脈がはっきりある
・花弁の付け根に細長い黄色い模様がある
カキツバタ
・水中や湿った場所で育つ
・葉は幅広で葉脈は目立たない
・花弁の付け根に細長い白い模様がある
ハルジオン・ヒメジョオン
2種類ともキク科ムカシヨモギ属です。
ハルジオン
・花が糸のように細く、多い
・草丈が低い
・蕾が下を向いて垂れる
ヒメジョオン
・花はハルジョオンより幅があり、少ない
・草丈がハルジョオンよりある
・蕾はまっすぐ
ボタン・シャクヤク
女性の美しさを形容する言葉として「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があります。なぜ立つのがシャクヤクで、座るのがボタンなのでしょうか?*
ボタン
・花茎をあまり伸ばさず咲く(*座っていることをイメージしたのでは?)
・葉に3つの切り込みがある
・木に咲く木本姓
シャクヤク
・茎が長く、先端に花を咲かせる(*立っていることをイメージしたのでは?)
・葉に切り込みがない
・草に咲く草本性
– 散り方が違う!? –
時期
目次
フィロデンドロンの基本情報
フィロデンドロンの育て方
フィロデンドロンの育て方 まとめ
フィロデンドロンのその他色々
フィロデンドロンの基本情報
サトイモ科熱帯性植物のいくつかをまとめてフィロデンドロンと総称しています。「ヒメカズラ」の名前でも知られる「オキシカルジウム」を筆頭に、いかにも観葉植物らしいユニークな姿の種が揃っています。葉に厚みと光沢があり、高級感漂うので贈答品としても用いられます。 人気種「セローム」は古い葉の落ちた跡に、目のような模様が残ります。成長するにつれ「目」の数がどんどん増え、手足のような気根も生やしていくので、熱帯性植物らしい姿とあいまって、とてもミステリアスな雰囲気を漂わせるように。ひと味違うインテリアを求める方におすすめです。
フィロデンドロンの花言葉
フィロデンドンは種によって花言葉が分かれています。羽を広げた大きな鳥に見える「クッカバラ」は、そのスケール感から「壮大な心、壮大な美」という花言葉がついています。 ハート形の葉を持つ「オキシカルジウム」は「華やかな明るさ」です。 よく成長した株は夏になると、株元から赤褐色の花芽を伸ばします。花はサトイモ科特有の「肉穂花序」と「仏炎苞」で構成されています。仏炎苞の色は種によって赤や緑がかった白など様々です。
フィロデンドロンの基本情報科・属サトイモ科フィロデンドロン属英名Philodendron学名Philodendron原産地アメリカ熱帯域出回り時期通年育てやすさ★★★☆☆
フィロデンドロンの種類・品種
同じフィロデンドロンの名でくくられていますが、別種かと思うほどバリエーションに富んでいます。 「ライム」はネーミング通り明るい黄緑の葉色。ブラジル原産の「グリーンプリンス」は水滴型の広い葉が特徴です。 対照的に「タンゴ」は深い切れ込みのある葉を持っています。暗所に強いのが特長です。 「クッカバラ」は長く幹上がりする点が他のフィロデンドロンと一線を画しています。
フィロデンドロンの育て方用土
水はけのよい用土を好みます。赤玉土6、腐葉土3に川砂1を加えましょう。水苔で栽培することもできます。
種まき
種はほとんど流通していないので挿し木で増やします。勢いのある茎を2~3節分に切り、赤玉土や挿し木用培養土に挿しておきます。
苗の選び方
葉の色が濃く、つやのあるものを選びます。小さな苗を大きくしようとして肥料を使いすぎると、育ちすぎて葉の形が変わってしまうので気をつけます。
植え替え
初夏から夏が適期ですが、真冬以外なら大丈夫です。「観葉植物の土」で育てられます。鉢底から根が見えたら植え替えましょう。
水やり
表土が乾いたらたっぷりと与えます。空中湿度も好むので、水やりの時には枝や葉にまんべんなくかかるようにまきます。
追肥
生育期に2週間に一度をめやすとして液肥を与えます。株を大きくしたくない時はさらに間隔を空けましょう。
剪定
下の葉が落ちると見ばえが悪いので、早めに切り戻して葉の揃っている状態をキープします。スペースの空いたところに、つるを誘引してやるとバランスが整います。
病害虫
カイガラムシ、アブラムシがつきやすいので見つけ次第、駆除します。傷がつくと葉が溶けたように黒く枯れる軟腐病にかかることもあります。
フィロデンドロンの育て方 まとめ
・熱帯産の植物ですが、直射日光は苦手です。
・冬は水やりを控え目に。表土が乾いてから数日たって与えます。乾燥に強いので、多少の水切れは問題にしません。
・切り戻した枝(つる)は挿し木にできます。
・根張りがよいので定期的に植え替えしましょう。
フィロデンドロンのその他色々愛の象徴、それとも死?
フィロデンドロンの名は「樹木を愛する」というギリシャ語に由来します。木々にからみつく姿を愛にたとえたものですが、からみつかれる木にとって実は迷惑。つるによって枝葉の成長や光合成をさまたげられしまうからです。熱帯雨林では無数のつるに巻かれて大木が枯死し、外側のつるだけ木の形に残った光景を目にすることができます。 小動物にとっては、つるが木々の間を橋渡ししてくれるので大助かり。現地の人々にとってもロープやカゴの材料になるので、つる性植物は重要な存在です。
フィロデンドロンはアイデアと良縁をもたらす?
幹を持たず、葉と気根を大きく伸ばすフィロデンドロンは思いもよらない樹形に育つことがあります。そのため自由な発想や、奇抜な発想をもたらしてくれる幸運の木として育てる人も多いようです。 「樹木を愛する」という語源から、縁結びの願いが込められる場合も。カーテン越しの光が最適なので、身近なラッキーアイテムとして部屋に置いてみませんか。
ワライカワセミの木
クッカバラは英語で「ワライカワセミ」の意味。オーストラリアに棲む世界最大のカワセミです。「ククククク、クワハハハハ」という独特の笑い声は、その名の通り人が大笑いしているかのよう。ユーカリの梢で笑うように鳴くクッカバラの姿は、オーストラリアならではの風景です。 葉がクッカバラが羽をひろげた姿に似ていることから、オーストラリア原産でないもののフィロデンドンにもその名が冠せられるようになったのです。
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!