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玲儿
2017年09月21日
ペニセタムの基本情報
学名:Pennisetum
その他の名前:ペンニセツム、ペニセツム
科名 / 属名:イネ科 / ペニセタム(チカラシバ)属
特徴
ペニセタムは、柔らかな穂が風に揺れる姿が美しいグラス類で、秋の風情が漂います。
熱帯・亜熱帯地域に自生するため、寒さに弱いものが多いですが、夏の暑さには強く、旺盛に生育します。耐寒性のないものは、晩秋に掘り上げて鉢植えにし、冬は室内で管理するのがよいでしょう。落葉性のタネは、冬から春に古葉を整理すると、新しい芽が伸びてきれいにそろいます。
種類(原種、園芸品種)
ペニセタム‘ギンギツネ’(ペニセタム・ヴィロサム)
Pennisetum villosum
アフリカ原産。夏から秋までふさふさとした白い穂が楽しめる。地上部を枯らして冬越しする。丈夫で育てやすい。
ペニセタム‘パープルファウンテングラス’
Pennisetum setaceum ‘Rubrum’
ブロンズリーフ(銅葉)。夏から秋に赤紫色の花穂が楽しめる。直射日光に当てて育てるとよい。耐寒性は弱い。
ペニセタム‘レッドボタン’
Pennisetum thunbergii ‘Red Buttons’
初夏から秋に、黒みを帯びた赤い穂が出る。寒さにやや弱いが、西南暖地では戸外でも冬越しできる。
学名:Pennisetum
その他の名前:ペンニセツム、ペニセツム
科名 / 属名:イネ科 / ペニセタム(チカラシバ)属
特徴
ペニセタムは、柔らかな穂が風に揺れる姿が美しいグラス類で、秋の風情が漂います。
熱帯・亜熱帯地域に自生するため、寒さに弱いものが多いですが、夏の暑さには強く、旺盛に生育します。耐寒性のないものは、晩秋に掘り上げて鉢植えにし、冬は室内で管理するのがよいでしょう。落葉性のタネは、冬から春に古葉を整理すると、新しい芽が伸びてきれいにそろいます。
種類(原種、園芸品種)
ペニセタム‘ギンギツネ’(ペニセタム・ヴィロサム)
Pennisetum villosum
アフリカ原産。夏から秋までふさふさとした白い穂が楽しめる。地上部を枯らして冬越しする。丈夫で育てやすい。
ペニセタム‘パープルファウンテングラス’
Pennisetum setaceum ‘Rubrum’
ブロンズリーフ(銅葉)。夏から秋に赤紫色の花穂が楽しめる。直射日光に当てて育てるとよい。耐寒性は弱い。
ペニセタム‘レッドボタン’
Pennisetum thunbergii ‘Red Buttons’
初夏から秋に、黒みを帯びた赤い穂が出る。寒さにやや弱いが、西南暖地では戸外でも冬越しできる。
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玲儿
2017年09月21日
ススキの基本情報
学名:Miscanthus sinensis
和名:ススキ その他の名前:オバナ、カヤ
科名 / 属名:イネ科 / ススキ属
特徴
ススキは、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に広く見られます。日当たりのよい場所に群生して草原の主要構成種となり、さまざまな植物が生える礎となります。多数の茎が群がって大きな株となり、頑丈な根を多数周囲に伸ばします。穂は長さ15cm強。穂の銀色に光る毛は芒(のぎ)と呼ばれる部分で、これが風に乗ってタネが飛んでいきます。冬は地上部が枯れますが、霜がきれいに降りる地域では枯れススキの風情も捨て難いものです。
分布域が広いだけにかなり変化に富んでおり、斑入りや矮性、花期の早晩などを中心に多数の園芸品種があります。
ススキは秋を象徴する植物として日本文化の中で重要な植物であり、十五夜の飾り、花鳥画や、蒔絵などの秋草紋様、薄(ススキ)ミミズクなどの郷土玩具などに見られます。かつては屋根をふく材料としても重要であり、そのため、人里近くには必ず萱場(かやば)と呼ばれるススキを採集するための場所がありました。萱場では定期的にススキが刈られるためにほかの植物が生育する環境が保たれ、植物の種類が多かったのですが、ススキで屋根をふくことがほとんどなくなった現在では放棄されたために、草原性の植物には絶滅危惧種になっているものが多数あります。葉の縁は鋭く、触ったまま手を動かすと皮膚を切ってしまうので、手入れをするときは軍手が必須です。また、花粉症のアレルゲン植物の一つなので、イネ科植物のアレルギーをもち、秋に症状が出る人は栽培を避けてください。
種類(原種、園芸品種)
イトススキ
Miscanthus sinensis f. gracillimus
葉が幅5mm前後とたいへん細いススキの品種。草丈は標準的なススキの半分〜2/3ほど。各地のやせた尾根などに見られる。葉が立ち上がり、あまり広がらないのも特徴。一般家庭の庭に植えるなら、このイトススキをすすめる。斑入り(白覆輪)のタイプもあり、これもたいへんよい。
屋久島ススキ
Miscanthus sinensis f. gracillimus Yakushima form
屋久島産といわれるイトススキで、草丈1m前後と特に背が低く、葉の幅も3mmほど。鉢で育てるとさらに小さく、草丈30cm以内に収まる。穂はその分普通のイトススキよりやや貧弱だが、鉢植えには手ごろでよい。
金華山ススキ
Miscanthus sinensis Kinkazan form
牡鹿半島の金華山産といわれる小型でやや葉が細いススキ。イトススキとススキの中間的な印象のもので、イトススキと違って葉が広がり気味となる。
タカノハススキ
Miscanthus sinensis f. zebrinus
古くから栽培される虎斑のススキ。斑は肥料の影響を受けやすく、特にチッ素肥料を施すと斑が現れなくなるので、多肥に注意する。性質は丈夫で普通のススキと変わらない。花の早晩性や、斑の密度の違いなどから単一個体ではないと思われる。
シマススキ
Miscanthus sinensis f. variegates
葉に白い縞斑が入るススキの品種で、古くから栽培されているもののほかに、まれに野外で発見することもある。夏の日ざしにも斑は焼けずにきれいな状態を保つ。
ハチジョウススキ
Miscanthus condensatus(M. sinensis var. condensatus)
日本列島(関東地方以南)、南西諸島、台湾の海岸に見られる。ススキより全体に大きく草丈2m強、葉は厚みと幅があり、裏は白っぽいのが特徴。葉のつけ根に毛がないか、あっても少ない。その年の気候や地域によるが、冬になっても葉が枯れずに残りやすい。ススキの変種とされることもある。
ハチジョウススキ‘コスモポリタン’
Miscanthus condensatus ‘Cosmopolitan’
ハチジョウススキの白覆輪の園芸品種。日本で選別され、アメリカで命名された。斑は派手だが、真夏の直射日光にも負けない強健な美種。
ハチジョウススキ‘キャバレー’
Miscanthus condensatus ‘Cabaret’
ハチジョウススキの白中斑の園芸品種。日本で選別され、アメリカで命名された。斑は派手だが、真夏の直射日光にも負けない強健な美種。
オギ
Miscanthus sacchariflorus
ロシア、朝鮮半島、中国中部、日本列島の河川敷などの湿った草原に見られる。ススキより大きく、草丈2〜3m弱、葉の幅も広く、穂もボリュームがある。根茎は長く這って茎はまばらに立ち、株立ちにはならない。また、ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
カリヤス
Miscanthus tinctorius
本州(東北南部〜近畿北部)の山地の草原や林縁に見られる。ススキに似た姿だが草丈50〜100cmと低い。また、8月から10月に出る穂は枝(総と呼ばれる)の数が5本前後でススキより少なく、毛(芒)がないので見た目がかなり異なる。葉の裏に毛がないのも特徴。似たものにカリヤスモドキがあるが、葉の裏に毛があり、穂に毛(芒)があるので見分けがつく。
イタチガヤ(ソビ、紀州オギ)
Pogonatherum crinitum
アジアの熱帯から亜熱帯地域、パキスタン、アラビア、オーストラリア(クイーンズランド)の湿った山の斜面や道端などに見られる。日本では近畿地方以西と南西諸島に分布する。草丈15〜30cmで、8月から10月に麦の穂をごく小さくしたような黄土色の穂を枝先につける。寄せ植えの添えに好適。
オオイタチガヤ(姫竹、黒軸カリヤス、黒軸姫笹、姫笹)
Pogonatherum paniceum
アジアの熱帯から亜熱帯地域、パキスタン、アラビア、オーストラリア(クイーンズランド)の道端や山の斜面などに見られる。イタチガヤより大型で草丈30〜60cm、多数の枝を出し、タケを小さくしたような雰囲気がある。花は5月から6月に開き、短い穂は1か月ほどで散る。耐寒性はあるが、最低3℃を保つとよい。明るい日陰で育てるのが望ましい。斑入りの園芸品種もある。
ヒナヨシ(台湾オギ)
Arundo formosana
西表島、台湾、フィリピンの海岸や川沿いの崖などに生える。アシに似るが、葉の表面はやや白っぽくなめらかで、茎は細く長く垂れる。常緑性で、冬は最低3℃を保つとよい。日本で栽培されているのは、大正時代に鈴木吉五郎によって導入された台湾産のものと思われる。しなやかな感じに育てるには明るい日陰に置く。
学名:Miscanthus sinensis
和名:ススキ その他の名前:オバナ、カヤ
科名 / 属名:イネ科 / ススキ属
特徴
ススキは、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に広く見られます。日当たりのよい場所に群生して草原の主要構成種となり、さまざまな植物が生える礎となります。多数の茎が群がって大きな株となり、頑丈な根を多数周囲に伸ばします。穂は長さ15cm強。穂の銀色に光る毛は芒(のぎ)と呼ばれる部分で、これが風に乗ってタネが飛んでいきます。冬は地上部が枯れますが、霜がきれいに降りる地域では枯れススキの風情も捨て難いものです。
分布域が広いだけにかなり変化に富んでおり、斑入りや矮性、花期の早晩などを中心に多数の園芸品種があります。
ススキは秋を象徴する植物として日本文化の中で重要な植物であり、十五夜の飾り、花鳥画や、蒔絵などの秋草紋様、薄(ススキ)ミミズクなどの郷土玩具などに見られます。かつては屋根をふく材料としても重要であり、そのため、人里近くには必ず萱場(かやば)と呼ばれるススキを採集するための場所がありました。萱場では定期的にススキが刈られるためにほかの植物が生育する環境が保たれ、植物の種類が多かったのですが、ススキで屋根をふくことがほとんどなくなった現在では放棄されたために、草原性の植物には絶滅危惧種になっているものが多数あります。葉の縁は鋭く、触ったまま手を動かすと皮膚を切ってしまうので、手入れをするときは軍手が必須です。また、花粉症のアレルゲン植物の一つなので、イネ科植物のアレルギーをもち、秋に症状が出る人は栽培を避けてください。
種類(原種、園芸品種)
イトススキ
Miscanthus sinensis f. gracillimus
葉が幅5mm前後とたいへん細いススキの品種。草丈は標準的なススキの半分〜2/3ほど。各地のやせた尾根などに見られる。葉が立ち上がり、あまり広がらないのも特徴。一般家庭の庭に植えるなら、このイトススキをすすめる。斑入り(白覆輪)のタイプもあり、これもたいへんよい。
屋久島ススキ
Miscanthus sinensis f. gracillimus Yakushima form
屋久島産といわれるイトススキで、草丈1m前後と特に背が低く、葉の幅も3mmほど。鉢で育てるとさらに小さく、草丈30cm以内に収まる。穂はその分普通のイトススキよりやや貧弱だが、鉢植えには手ごろでよい。
金華山ススキ
Miscanthus sinensis Kinkazan form
牡鹿半島の金華山産といわれる小型でやや葉が細いススキ。イトススキとススキの中間的な印象のもので、イトススキと違って葉が広がり気味となる。
タカノハススキ
Miscanthus sinensis f. zebrinus
古くから栽培される虎斑のススキ。斑は肥料の影響を受けやすく、特にチッ素肥料を施すと斑が現れなくなるので、多肥に注意する。性質は丈夫で普通のススキと変わらない。花の早晩性や、斑の密度の違いなどから単一個体ではないと思われる。
シマススキ
Miscanthus sinensis f. variegates
葉に白い縞斑が入るススキの品種で、古くから栽培されているもののほかに、まれに野外で発見することもある。夏の日ざしにも斑は焼けずにきれいな状態を保つ。
ハチジョウススキ
Miscanthus condensatus(M. sinensis var. condensatus)
日本列島(関東地方以南)、南西諸島、台湾の海岸に見られる。ススキより全体に大きく草丈2m強、葉は厚みと幅があり、裏は白っぽいのが特徴。葉のつけ根に毛がないか、あっても少ない。その年の気候や地域によるが、冬になっても葉が枯れずに残りやすい。ススキの変種とされることもある。
ハチジョウススキ‘コスモポリタン’
Miscanthus condensatus ‘Cosmopolitan’
ハチジョウススキの白覆輪の園芸品種。日本で選別され、アメリカで命名された。斑は派手だが、真夏の直射日光にも負けない強健な美種。
ハチジョウススキ‘キャバレー’
Miscanthus condensatus ‘Cabaret’
ハチジョウススキの白中斑の園芸品種。日本で選別され、アメリカで命名された。斑は派手だが、真夏の直射日光にも負けない強健な美種。
オギ
Miscanthus sacchariflorus
ロシア、朝鮮半島、中国中部、日本列島の河川敷などの湿った草原に見られる。ススキより大きく、草丈2〜3m弱、葉の幅も広く、穂もボリュームがある。根茎は長く這って茎はまばらに立ち、株立ちにはならない。また、ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
カリヤス
Miscanthus tinctorius
本州(東北南部〜近畿北部)の山地の草原や林縁に見られる。ススキに似た姿だが草丈50〜100cmと低い。また、8月から10月に出る穂は枝(総と呼ばれる)の数が5本前後でススキより少なく、毛(芒)がないので見た目がかなり異なる。葉の裏に毛がないのも特徴。似たものにカリヤスモドキがあるが、葉の裏に毛があり、穂に毛(芒)があるので見分けがつく。
イタチガヤ(ソビ、紀州オギ)
Pogonatherum crinitum
アジアの熱帯から亜熱帯地域、パキスタン、アラビア、オーストラリア(クイーンズランド)の湿った山の斜面や道端などに見られる。日本では近畿地方以西と南西諸島に分布する。草丈15〜30cmで、8月から10月に麦の穂をごく小さくしたような黄土色の穂を枝先につける。寄せ植えの添えに好適。
オオイタチガヤ(姫竹、黒軸カリヤス、黒軸姫笹、姫笹)
Pogonatherum paniceum
アジアの熱帯から亜熱帯地域、パキスタン、アラビア、オーストラリア(クイーンズランド)の道端や山の斜面などに見られる。イタチガヤより大型で草丈30〜60cm、多数の枝を出し、タケを小さくしたような雰囲気がある。花は5月から6月に開き、短い穂は1か月ほどで散る。耐寒性はあるが、最低3℃を保つとよい。明るい日陰で育てるのが望ましい。斑入りの園芸品種もある。
ヒナヨシ(台湾オギ)
Arundo formosana
西表島、台湾、フィリピンの海岸や川沿いの崖などに生える。アシに似るが、葉の表面はやや白っぽくなめらかで、茎は細く長く垂れる。常緑性で、冬は最低3℃を保つとよい。日本で栽培されているのは、大正時代に鈴木吉五郎によって導入された台湾産のものと思われる。しなやかな感じに育てるには明るい日陰に置く。
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玲儿
2017年09月21日
モウセンゴケ(ドロセラ)の仲間の基本情報
学名:Drosera
和名:モウセンゴケ その他の名前:ドロセラ
科名 / 属名:モウセンゴケ科 / モウセンゴケ属(ドロセラ属)
特徴
モウセンゴケの仲間は、葉の表面に生える繊毛から消化酵素を含む粘液を出し、その粘着力で獲物を捕らえる食虫植物です。獲物を捕らえると養分を消化・吸収するまで落とさないように、葉が巻き込むように曲がります。
モウセンゴケの仲間は全世界に分布し、生態も多種多様です。球根性の種類、ピグミードロセラと呼ばれるごく小型の種類、多年草から一年草の種類まで、さまざまです。
生育型で大きく分けると、冬芽をつくって冬を越す「寒地性」と「温帯性」のものと、冬芽をつくらない「熱帯性」の3つに分けることができます。国内で一般的に流通するのは温帯性のものと熱帯性のものが多く、寒地性のものは暑さに弱いためあまり出回りません。
日本に自生している種類としては、モウセンゴケ、コモウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケ、ナガバノイシモチソウ、イシモチソウの6種とその交雑種が知られています。
種類(原種、園芸品種)
アフリカナガバノモウセンゴケ
Drosera capensis
南アフリカ原産の、最も丈夫な種類。赤花種と白花種がある。本来熱帯性だが、軽い霜くらいであれば耐え、宿根する。
イトバモウセンゴケ
Drosera filiformis
北アメリカ原産の温帯種。40cmほどの葉をまっすぐ上に伸ばして捕虫する。花はピンク色。耐寒性もあり丈夫で、冬芽をつくって冬を越す。
サスマタモウセンゴケ
Drosera binata
オーストラリア原産。通常種は葉先が二叉に分かれるが、四叉、八叉、それ以上に分かれる品種もある。熱帯性だが夏の暑さに弱い系統もある。
モウセンゴケ
Drosera rotundifolia
北半球の寒地や高山に広く分布し、いわゆる属の名前の由来になった種類。夏の暑さに弱く、栽培には少し気を使う。
アデレーモウセンゴケ
Drosera adelae
剣状の葉が特徴的な種類で、オーストラリア原産。モウセンゴケの仲間としては珍しく、日当たりの悪い場所でも栽培できる。
クルマバモウセンゴケ
Drosera burmannii
オーストラリアから南アジア原産。モウセンゴケの仲間としては珍しい一年草で、捕虫時の葉の繊毛の動きはゆっくりではあるが目で見てわかる速さで動く。
学名:Drosera
和名:モウセンゴケ その他の名前:ドロセラ
科名 / 属名:モウセンゴケ科 / モウセンゴケ属(ドロセラ属)
特徴
モウセンゴケの仲間は、葉の表面に生える繊毛から消化酵素を含む粘液を出し、その粘着力で獲物を捕らえる食虫植物です。獲物を捕らえると養分を消化・吸収するまで落とさないように、葉が巻き込むように曲がります。
モウセンゴケの仲間は全世界に分布し、生態も多種多様です。球根性の種類、ピグミードロセラと呼ばれるごく小型の種類、多年草から一年草の種類まで、さまざまです。
生育型で大きく分けると、冬芽をつくって冬を越す「寒地性」と「温帯性」のものと、冬芽をつくらない「熱帯性」の3つに分けることができます。国内で一般的に流通するのは温帯性のものと熱帯性のものが多く、寒地性のものは暑さに弱いためあまり出回りません。
日本に自生している種類としては、モウセンゴケ、コモウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケ、ナガバノイシモチソウ、イシモチソウの6種とその交雑種が知られています。
種類(原種、園芸品種)
アフリカナガバノモウセンゴケ
Drosera capensis
南アフリカ原産の、最も丈夫な種類。赤花種と白花種がある。本来熱帯性だが、軽い霜くらいであれば耐え、宿根する。
イトバモウセンゴケ
Drosera filiformis
北アメリカ原産の温帯種。40cmほどの葉をまっすぐ上に伸ばして捕虫する。花はピンク色。耐寒性もあり丈夫で、冬芽をつくって冬を越す。
サスマタモウセンゴケ
Drosera binata
オーストラリア原産。通常種は葉先が二叉に分かれるが、四叉、八叉、それ以上に分かれる品種もある。熱帯性だが夏の暑さに弱い系統もある。
モウセンゴケ
Drosera rotundifolia
北半球の寒地や高山に広く分布し、いわゆる属の名前の由来になった種類。夏の暑さに弱く、栽培には少し気を使う。
アデレーモウセンゴケ
Drosera adelae
剣状の葉が特徴的な種類で、オーストラリア原産。モウセンゴケの仲間としては珍しく、日当たりの悪い場所でも栽培できる。
クルマバモウセンゴケ
Drosera burmannii
オーストラリアから南アジア原産。モウセンゴケの仲間としては珍しい一年草で、捕虫時の葉の繊毛の動きはゆっくりではあるが目で見てわかる速さで動く。
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玲儿
2017年09月21日
ハエトリグサの基本情報
学名:Dionaea muscipula
和名:ハエトリグサ(蠅捕草) その他の名前:ハエトリソウ、ハエジゴク、ディオネア
科名 / 属名:モウセンゴケ科 / ハエトリグサ属(ディオネア属)
特徴
食虫植物と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこのハエトリグサではないでしょうか。4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。捕虫葉の内側には片側に3本ずつ、感覚毛と呼ばれるセンサーが生えており、獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。
触って葉を動かすのは楽しいものですが、それぞれの葉が開いたり閉じたりできるのはせいぜい4~5回です。むやみに触って動かすと株が疲れて弱ってしまうので注意しましょう。
株の形状により2系統に大別され、葉が上向きに立ち上がって展開するものは「エレクタ系」、葉が地面に張りつくように平たく展開するものは「ロゼット系」と呼ばれます。そのほか、葉の縁の突起の形や葉の色合いに品種の差や個体差があり、好みの株を選んで育てる楽しみがあります。
一般的に、春から夏にかけて鉢植えとして流通します。
種類(原種、園芸品種)
‘赤い竜’
Dionaea muscipula ‘Akai Ryu’
株全体が赤く色づく品種。
‘デンテート・トラップス’
Dionaea muscipula ‘Dentate Traps’
捕虫葉の縁の突起が三角山状になる品種。
‘ソウトゥース’
Dionaea muscipula ‘Sawtooth’
「ノコギリの歯」の意味で、捕虫葉の縁の突起がノコギリの歯のような細かいギザギザになるもの。
学名:Dionaea muscipula
和名:ハエトリグサ(蠅捕草) その他の名前:ハエトリソウ、ハエジゴク、ディオネア
科名 / 属名:モウセンゴケ科 / ハエトリグサ属(ディオネア属)
特徴
食虫植物と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこのハエトリグサではないでしょうか。4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。捕虫葉の内側には片側に3本ずつ、感覚毛と呼ばれるセンサーが生えており、獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。
触って葉を動かすのは楽しいものですが、それぞれの葉が開いたり閉じたりできるのはせいぜい4~5回です。むやみに触って動かすと株が疲れて弱ってしまうので注意しましょう。
株の形状により2系統に大別され、葉が上向きに立ち上がって展開するものは「エレクタ系」、葉が地面に張りつくように平たく展開するものは「ロゼット系」と呼ばれます。そのほか、葉の縁の突起の形や葉の色合いに品種の差や個体差があり、好みの株を選んで育てる楽しみがあります。
一般的に、春から夏にかけて鉢植えとして流通します。
種類(原種、園芸品種)
‘赤い竜’
Dionaea muscipula ‘Akai Ryu’
株全体が赤く色づく品種。
‘デンテート・トラップス’
Dionaea muscipula ‘Dentate Traps’
捕虫葉の縁の突起が三角山状になる品種。
‘ソウトゥース’
Dionaea muscipula ‘Sawtooth’
「ノコギリの歯」の意味で、捕虫葉の縁の突起がノコギリの歯のような細かいギザギザになるもの。
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玲儿
2017年09月21日
ハエトリグサの基本情報
学名:Dionaea muscipula
和名:ハエトリグサ(蠅捕草) その他の名前:ハエトリソウ、ハエジゴク、ディオネア
科名 / 属名:モウセンゴケ科 / ハエトリグサ属(ディオネア属)
特徴
食虫植物と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこのハエトリグサではないでしょうか。4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。捕虫葉の内側には片側に3本ずつ、感覚毛と呼ばれるセンサーが生えており、獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。
触って葉を動かすのは楽しいものですが、それぞれの葉が開いたり閉じたりできるのはせいぜい4~5回です。むやみに触って動かすと株が疲れて弱ってしまうので注意しましょう。
株の形状により2系統に大別され、葉が上向きに立ち上がって展開するものは「エレクタ系」、葉が地面に張りつくように平たく展開するものは「ロゼット系」と呼ばれます。そのほか、葉の縁の突起の形や葉の色合いに品種の差や個体差があり、好みの株を選んで育てる楽しみがあります。
一般的に、春から夏にかけて鉢植えとして流通します。
種類(原種、園芸品種)
‘赤い竜’
Dionaea muscipula ‘Akai Ryu’
株全体が赤く色づく品種。
‘デンテート・トラップス’
Dionaea muscipula ‘Dentate Traps’
捕虫葉の縁の突起が三角山状になる品種。
‘ソウトゥース’
Dionaea muscipula ‘Sawtooth’
「ノコギリの歯」の意味で、捕虫葉の縁の突起がノコギリの歯のような細かいギザギザになるもの。
学名:Dionaea muscipula
和名:ハエトリグサ(蠅捕草) その他の名前:ハエトリソウ、ハエジゴク、ディオネア
科名 / 属名:モウセンゴケ科 / ハエトリグサ属(ディオネア属)
特徴
食虫植物と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこのハエトリグサではないでしょうか。4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。捕虫葉の内側には片側に3本ずつ、感覚毛と呼ばれるセンサーが生えており、獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。
触って葉を動かすのは楽しいものですが、それぞれの葉が開いたり閉じたりできるのはせいぜい4~5回です。むやみに触って動かすと株が疲れて弱ってしまうので注意しましょう。
株の形状により2系統に大別され、葉が上向きに立ち上がって展開するものは「エレクタ系」、葉が地面に張りつくように平たく展開するものは「ロゼット系」と呼ばれます。そのほか、葉の縁の突起の形や葉の色合いに品種の差や個体差があり、好みの株を選んで育てる楽しみがあります。
一般的に、春から夏にかけて鉢植えとして流通します。
種類(原種、園芸品種)
‘赤い竜’
Dionaea muscipula ‘Akai Ryu’
株全体が赤く色づく品種。
‘デンテート・トラップス’
Dionaea muscipula ‘Dentate Traps’
捕虫葉の縁の突起が三角山状になる品種。
‘ソウトゥース’
Dionaea muscipula ‘Sawtooth’
「ノコギリの歯」の意味で、捕虫葉の縁の突起がノコギリの歯のような細かいギザギザになるもの。
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2017年09月21日
ムシトリスミレの仲間の基本情報
学名:Pinguicula
和名:ムシトリスミレ その他の名前:ピンギキュラ
科名 / 属名:タヌキモ科 / ムシトリスミレ属(ピンギキュラ属)
特徴
ムシトリスミレの仲間は、モウセンゴケと同様、葉の表面から消化酵素を含む粘液を出し、その粘着力で獲物を捕らえる食虫植物です。
生育型で大きく分けると、冬芽をつくって越冬する「寒地性」、北米原産で周年生育する「暖地性」、メキシコ原産の「熱帯高山性」の3つのグループがあります。
日本にはコウシンソウ(Pinguicula ramosa)とムシトリスミレ(P.macroceras)という寒地性のものが自生しますが、自生地が保護されているうえに、暑さに弱く栽培が難しいためあまり出回りません。一般的に国内ではP・プリムリフローラ(P.primuliflora)など北米産の暖地性のものと、アシナガムシトリスミレ(P.moranensis)やヒメアシナガスミレ(P.esseriana)など熱帯高山性のもの(メキシカンピンギキュラとも呼ばれる)が多く流通します。
メキシカンピンギキュラの仲間には花が綺麗なものが多く、国内外で花ものとして育成された品種がいくつも存在します。これらは食虫植物としてだけでなく山野草としても一部流通しますが、日本の高温多湿に比較的弱く、夏越しに若干気をつかいます。
種類(原種、園芸品種)
ピンギキュラ・プリムリフローラ
Pinguicula primuliflora
北米原産の丈夫な普及種。名前の由来はプリムラ(サクラソウ)のような花を咲かせることによる。葉の先に子株(不定芽)をつけてふえていく。暖地性だが比較的寒さに強い。
ピンギキュラ・プリムリフローラ‘ローズ’
Pinguicula primuliflora ‘Rose’
日本で発見されたバラ咲きの八重品種。
アシナガムシトリスミレ
Pinguicula moranensis
最も一般的なメキシカンピンギキュラ。花は鮮やかな赤紫色。
ヒメアシナガムシトリスミレ
Pinguicula esseriana
直径2cm程度の松ぼっくりのようなかわいらしい株姿をしたメキシカンピンギキュラ。花は桃色で、花茎も短くまとまる。
ピンギキュラ・アグナタ
Pinguicula agnata
比較的丈夫なメキシカンピンギキュラ。葉は厚くて堅く、折れやすい。花は白から淡い藤色。
‘アフロディーテ’
Pinguicula ‘Aphrodite’
チェコで作出された丈夫な交配種。アグナタとモクテズマエ(P.moctezumae)を交配したもの。花色は濃い紫から桃色。
学名:Pinguicula
和名:ムシトリスミレ その他の名前:ピンギキュラ
科名 / 属名:タヌキモ科 / ムシトリスミレ属(ピンギキュラ属)
特徴
ムシトリスミレの仲間は、モウセンゴケと同様、葉の表面から消化酵素を含む粘液を出し、その粘着力で獲物を捕らえる食虫植物です。
生育型で大きく分けると、冬芽をつくって越冬する「寒地性」、北米原産で周年生育する「暖地性」、メキシコ原産の「熱帯高山性」の3つのグループがあります。
日本にはコウシンソウ(Pinguicula ramosa)とムシトリスミレ(P.macroceras)という寒地性のものが自生しますが、自生地が保護されているうえに、暑さに弱く栽培が難しいためあまり出回りません。一般的に国内ではP・プリムリフローラ(P.primuliflora)など北米産の暖地性のものと、アシナガムシトリスミレ(P.moranensis)やヒメアシナガスミレ(P.esseriana)など熱帯高山性のもの(メキシカンピンギキュラとも呼ばれる)が多く流通します。
メキシカンピンギキュラの仲間には花が綺麗なものが多く、国内外で花ものとして育成された品種がいくつも存在します。これらは食虫植物としてだけでなく山野草としても一部流通しますが、日本の高温多湿に比較的弱く、夏越しに若干気をつかいます。
種類(原種、園芸品種)
ピンギキュラ・プリムリフローラ
Pinguicula primuliflora
北米原産の丈夫な普及種。名前の由来はプリムラ(サクラソウ)のような花を咲かせることによる。葉の先に子株(不定芽)をつけてふえていく。暖地性だが比較的寒さに強い。
ピンギキュラ・プリムリフローラ‘ローズ’
Pinguicula primuliflora ‘Rose’
日本で発見されたバラ咲きの八重品種。
アシナガムシトリスミレ
Pinguicula moranensis
最も一般的なメキシカンピンギキュラ。花は鮮やかな赤紫色。
ヒメアシナガムシトリスミレ
Pinguicula esseriana
直径2cm程度の松ぼっくりのようなかわいらしい株姿をしたメキシカンピンギキュラ。花は桃色で、花茎も短くまとまる。
ピンギキュラ・アグナタ
Pinguicula agnata
比較的丈夫なメキシカンピンギキュラ。葉は厚くて堅く、折れやすい。花は白から淡い藤色。
‘アフロディーテ’
Pinguicula ‘Aphrodite’
チェコで作出された丈夫な交配種。アグナタとモクテズマエ(P.moctezumae)を交配したもの。花色は濃い紫から桃色。
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玲儿
2017年09月21日
ロベリアの基本情報
学名:Lobelia
その他の名前:ルリチョウソウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ミゾカクシ属(ロベリア属)
特徴
ロベリアは一般には南アフリカ原産の一年草、ロベリア・エリヌス(ルリチョウソウ Lobelia erinus)の園芸品種が多く親しまれています。そのほかに日本から中国北部原産のサワギキョウ(L. sessilifolia)のような直立する宿根草もあり、種類は非常に豊富です。花の上唇は2裂、下唇は3裂し、その姿は蝶のようで可憐です。一年草タイプは暑さ、寒さに弱く、秋にタネをまいて5月から6月にハンギングバスケットや花壇の前列に植えるなどして楽しみます。直立する宿根草タイプは水分の多い土地を好み、水辺やボーダーが向いています。花色が多彩で、宿根ロベリアには花弁がベルベット状の質感をもつものもあります。日によく当てて育てるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
ロベリア・エリヌス
Lobelia erinus
ルリミゾカクシ、ルリチョウソウとも呼ばれる南アフリカ原産の一年草。ロベリアというと一般的にロベリア・エリヌスの園芸品種が多く親しまれている。
ロベリア・カーディナルス ‘クイーン・ビクトリア’
Lobelia cardinalis ‘Queen Victoria’
北アメリカ中東部のカナダ南部からテキサスにかけて分布する宿根草、ベニサワギキョウの園芸品種。赤みを帯びる茎や葉と、30cmほどもある緋紅色の花穂が美しい。湿り気のある花壇や水辺に植えるとよい。
ロベリア・リチャードソニー
Lobelia richardsonii
茎が横に這って広がる宿根草。花は淡紫青色で、ちらちらと咲き、コンテナの寄せ植えやハンギングバスケットに向く。
ロベリア・アズーロ・コンパクト
Lobelia Azzurro Compact
夏越ししやすい一年草タイプ。スカイブルーなど優しい色の花がドーム状に咲き広がり、こんもりと仕上がる。
学名:Lobelia
その他の名前:ルリチョウソウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ミゾカクシ属(ロベリア属)
特徴
ロベリアは一般には南アフリカ原産の一年草、ロベリア・エリヌス(ルリチョウソウ Lobelia erinus)の園芸品種が多く親しまれています。そのほかに日本から中国北部原産のサワギキョウ(L. sessilifolia)のような直立する宿根草もあり、種類は非常に豊富です。花の上唇は2裂、下唇は3裂し、その姿は蝶のようで可憐です。一年草タイプは暑さ、寒さに弱く、秋にタネをまいて5月から6月にハンギングバスケットや花壇の前列に植えるなどして楽しみます。直立する宿根草タイプは水分の多い土地を好み、水辺やボーダーが向いています。花色が多彩で、宿根ロベリアには花弁がベルベット状の質感をもつものもあります。日によく当てて育てるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
ロベリア・エリヌス
Lobelia erinus
ルリミゾカクシ、ルリチョウソウとも呼ばれる南アフリカ原産の一年草。ロベリアというと一般的にロベリア・エリヌスの園芸品種が多く親しまれている。
ロベリア・カーディナルス ‘クイーン・ビクトリア’
Lobelia cardinalis ‘Queen Victoria’
北アメリカ中東部のカナダ南部からテキサスにかけて分布する宿根草、ベニサワギキョウの園芸品種。赤みを帯びる茎や葉と、30cmほどもある緋紅色の花穂が美しい。湿り気のある花壇や水辺に植えるとよい。
ロベリア・リチャードソニー
Lobelia richardsonii
茎が横に這って広がる宿根草。花は淡紫青色で、ちらちらと咲き、コンテナの寄せ植えやハンギングバスケットに向く。
ロベリア・アズーロ・コンパクト
Lobelia Azzurro Compact
夏越ししやすい一年草タイプ。スカイブルーなど優しい色の花がドーム状に咲き広がり、こんもりと仕上がる。
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玲儿
2017年09月21日
ローダンセマムの基本情報
学名:Rhodanthemum
科名 / 属名:キク科 / ローダンセマム属
特徴
ローダンセマムは、筒状花が茶褐色でピンクから白の舌状花を咲かせるガヤヌム種(Rhodanthemum gayanum)、それよりも一回り大きな花を咲かせるホスマリエンセ種(R. hosmariense)が多く流通し、クリーム色の舌状花を咲かせるカタナンセ種(R. catananche)もまれに栽培されています。また、ガヤヌム種とホスマリエンセ種との交雑によると思われる改良品種の流通がふえています。
この属の植物は北アフリカ、スペインに10種ほどが知られています。
姿はマーガレットによく似ていますが、氷点下になると傷んでしまうマーガレットに比べて低温に強く、-10℃程度まで戸外で育てることができます。
しかし、高温には弱く、夏は生育を休止してしまいます。生育休止期に過湿にすると枯れやすいので、鉢植えのものは雨を避け、庭植えにする場合は、水はけのよい場所を選んで植えるようにしましょう。
梅雨前、もしくは9月から10月に切り戻すとわき芽がよく発生し、こんもりとした株に仕立てることができます。
種類(原種、園芸品種)
‘アフリカン・アイズ’
Rhodanthemum ‘African Eyes’
茶褐色の筒状花と白い舌状花のコントラストが美しい。花茎が堅く、倒れにくい。
‘マーキュリー’
Rhodanthemum gayanum ‘Mercury’
ローダンセマムのなかでは、特にピンクが濃い品種。花粉が出ないのが特徴。
ローダンセマム・ホスマリエンセ
Rhodanthemum hosmariense
黄色い筒状花と白い舌状花からなる花は、フランスギク(Leucanthemum vulgare)にも似る。よく枝分かれし、自然とコンパクトに育つ。
ローダンセマム・カタナンセ
Rhodanthemum catananche
黄色い筒状花とクリーム色の舌状花からなる花が咲く。地際に張りつくように育つ株から、長さ10cm程度の花茎を伸ばす。
「エルフ」シリーズ
Rhodanthemum Elf Series
ガヤヌム種とホスマリエンセ種の交雑種と考えられる。株姿はホスマリエンセ種と同様コンパクトで、大輪の花を咲かせるが、ホスマリエンセ種にはないピンクの舌状花を咲かせる品種が含まれる。
学名:Rhodanthemum
科名 / 属名:キク科 / ローダンセマム属
特徴
ローダンセマムは、筒状花が茶褐色でピンクから白の舌状花を咲かせるガヤヌム種(Rhodanthemum gayanum)、それよりも一回り大きな花を咲かせるホスマリエンセ種(R. hosmariense)が多く流通し、クリーム色の舌状花を咲かせるカタナンセ種(R. catananche)もまれに栽培されています。また、ガヤヌム種とホスマリエンセ種との交雑によると思われる改良品種の流通がふえています。
この属の植物は北アフリカ、スペインに10種ほどが知られています。
姿はマーガレットによく似ていますが、氷点下になると傷んでしまうマーガレットに比べて低温に強く、-10℃程度まで戸外で育てることができます。
しかし、高温には弱く、夏は生育を休止してしまいます。生育休止期に過湿にすると枯れやすいので、鉢植えのものは雨を避け、庭植えにする場合は、水はけのよい場所を選んで植えるようにしましょう。
梅雨前、もしくは9月から10月に切り戻すとわき芽がよく発生し、こんもりとした株に仕立てることができます。
種類(原種、園芸品種)
‘アフリカン・アイズ’
Rhodanthemum ‘African Eyes’
茶褐色の筒状花と白い舌状花のコントラストが美しい。花茎が堅く、倒れにくい。
‘マーキュリー’
Rhodanthemum gayanum ‘Mercury’
ローダンセマムのなかでは、特にピンクが濃い品種。花粉が出ないのが特徴。
ローダンセマム・ホスマリエンセ
Rhodanthemum hosmariense
黄色い筒状花と白い舌状花からなる花は、フランスギク(Leucanthemum vulgare)にも似る。よく枝分かれし、自然とコンパクトに育つ。
ローダンセマム・カタナンセ
Rhodanthemum catananche
黄色い筒状花とクリーム色の舌状花からなる花が咲く。地際に張りつくように育つ株から、長さ10cm程度の花茎を伸ばす。
「エルフ」シリーズ
Rhodanthemum Elf Series
ガヤヌム種とホスマリエンセ種の交雑種と考えられる。株姿はホスマリエンセ種と同様コンパクトで、大輪の花を咲かせるが、ホスマリエンセ種にはないピンクの舌状花を咲かせる品種が含まれる。
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玲儿
2017年09月21日
レシュノルティアの基本情報
学名:Leschenaultia
その他の名前:初恋草、レケナウルティア、レスケナウルティア
科名 / 属名:クサトベラ科 / レシュノルティア属
特徴
レシュノルティアは小さな花を秋から春まで咲かせる、多年草もしくは低木です。西オーストラリア州南西部を中心に、26種が分布しています。レシュノルティア・マクランサは、地面を放射状に伸びた枝の先端に花をつける状態が花輪のように見えることから、リース(花輪)レシュノルティアとも呼ばれます。
日本では、赤やオレンジ色の花を咲かせる秋咲きのレシュノルティア・フォルモサや、青や白い花を咲かせる冬咲きのレシュノルティア・ビローバを中心とした品種改良が盛んで、毎年多くの園芸品種が発表されています。とくに澄んだ青花はほかの植物にはあまりなく、魅力的です。株姿は直立性のものから横に広がるものまであります。高温多湿に弱いため、日本では鉢植え向きで、やや短命です。
種類(原種、園芸品種)
‘レッド・デビル’
開花期が特に長い、古い園芸品種。
‘イエロー・ワンダー’
レシュノルティア・フォルモーサの園芸品種。日が短くなると花芽をつけ、秋から春まで花を咲かせる。
‘スカイ・ブルー’
レシュノルティア・ビローバの園芸品種。気温が低くなると花をつけるため、フォルモーサよりも開花が遅く、冬〜春咲きになる。
‘チョコレート・ブルー’
フォルモーサとビローバの交雑品種。花に入る、青から黄色のグラデーションが美しい。
学名:Leschenaultia
その他の名前:初恋草、レケナウルティア、レスケナウルティア
科名 / 属名:クサトベラ科 / レシュノルティア属
特徴
レシュノルティアは小さな花を秋から春まで咲かせる、多年草もしくは低木です。西オーストラリア州南西部を中心に、26種が分布しています。レシュノルティア・マクランサは、地面を放射状に伸びた枝の先端に花をつける状態が花輪のように見えることから、リース(花輪)レシュノルティアとも呼ばれます。
日本では、赤やオレンジ色の花を咲かせる秋咲きのレシュノルティア・フォルモサや、青や白い花を咲かせる冬咲きのレシュノルティア・ビローバを中心とした品種改良が盛んで、毎年多くの園芸品種が発表されています。とくに澄んだ青花はほかの植物にはあまりなく、魅力的です。株姿は直立性のものから横に広がるものまであります。高温多湿に弱いため、日本では鉢植え向きで、やや短命です。
種類(原種、園芸品種)
‘レッド・デビル’
開花期が特に長い、古い園芸品種。
‘イエロー・ワンダー’
レシュノルティア・フォルモーサの園芸品種。日が短くなると花芽をつけ、秋から春まで花を咲かせる。
‘スカイ・ブルー’
レシュノルティア・ビローバの園芸品種。気温が低くなると花をつけるため、フォルモーサよりも開花が遅く、冬〜春咲きになる。
‘チョコレート・ブルー’
フォルモーサとビローバの交雑品種。花に入る、青から黄色のグラデーションが美しい。
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玲儿
2017年09月21日
レーマンニアの基本情報
学名:Rehmannia elata
科名 / 属名:イワタバコ科 / レーマンニア属
特徴
レーマンニアは中国原産の多年草で、漢方薬の地黄の仲間です。根出葉で冬を越し、春になると花茎を伸ばして、その先端にジギタリスに似た花を咲かせます。
育て方のポイント
栽培のポイント
強い直射日光が当たらない、木もれ日がさすような半日陰に置きます。また、高温を嫌うので、夏には風通しのよい半日陰へ移して管理します。冬は耐寒性があるので、戸外で管理して大丈夫です。
水やりは鉢土の表面が乾いたころにたっぷりと与え、冬も水やりを忘れないように気をつけます。
肥料は、4月から7月、9月から10月に液体肥料を施します。
植え替えは11月に赤玉土に腐葉土を加えた用土で行います。同時に株分けでふやせます。
学名:Rehmannia elata
科名 / 属名:イワタバコ科 / レーマンニア属
特徴
レーマンニアは中国原産の多年草で、漢方薬の地黄の仲間です。根出葉で冬を越し、春になると花茎を伸ばして、その先端にジギタリスに似た花を咲かせます。
育て方のポイント
栽培のポイント
強い直射日光が当たらない、木もれ日がさすような半日陰に置きます。また、高温を嫌うので、夏には風通しのよい半日陰へ移して管理します。冬は耐寒性があるので、戸外で管理して大丈夫です。
水やりは鉢土の表面が乾いたころにたっぷりと与え、冬も水やりを忘れないように気をつけます。
肥料は、4月から7月、9月から10月に液体肥料を施します。
植え替えは11月に赤玉土に腐葉土を加えた用土で行います。同時に株分けでふやせます。
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玲儿
2017年09月21日
リナリアの基本情報
学名:Linaria
和名:ヒメキンギョソウ
科名 / 属名:オオバコ科 / ウンラン属(リナリア属)
特徴
リナリアとして園芸的に親しまれるのは、一年草のヒメキンギョソウと宿根性のリナリアで、パステルカラーの花色とすらりとした花穂の風に揺れる姿が優しい印象です。キンギョソウよりも頼りない草姿に見えますが、ワイルドフラワーのミックス種子をまくと、リナリアが一番よく出るくらい丈夫です。茎は倒れやすいですが、倒れても、その茎からわき芽が伸びて花がたくさん咲きます。数株を群植するとボリューム感があり、またほかの植物との相性がよく寄せ植えにも適します。
一年草の種類には矮性種と高性種があり、宿根性のものよりも花つきがよく華やかです。一年草の種類は秋にタネをまけば春に開花しますが、市販のポット苗は秋にも流通するので、それを植えつければ12月ごろに開花し、冬を越した春に最盛期を迎えます。
宿根性のリナリア・プルプレアは短命な多年草なので、3年くらいでタネをまいて更新していくとよいでしょう。こぼれダネでも自然によくふえ、2年目には立派に花を咲かせます。
※科名:ゴマノハグサ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
リナリア「グッピー」シリーズ
Linaria Guppy
草丈20cmほどの矮性品種。花数は少ないが、形よくまとまり、扱いやすい。
リナリア‘リップル・ストーン’
Linaria ‘Ripple Stone’
草丈約15cm程度の矮性品種。
リナリア・プルプレア ‘キャノン・J・ウェント’
Linaria purpurea ‘Canon J. Went’
宿根性のリナリア。草丈60〜70cmの高性種。
リナリア・マロッカナ
Linaria maroccana
モロッコ原産の一年草で、一年草の園芸品種の交配親として貢献した。鮮やかな花色が特徴。
学名:Linaria
和名:ヒメキンギョソウ
科名 / 属名:オオバコ科 / ウンラン属(リナリア属)
特徴
リナリアとして園芸的に親しまれるのは、一年草のヒメキンギョソウと宿根性のリナリアで、パステルカラーの花色とすらりとした花穂の風に揺れる姿が優しい印象です。キンギョソウよりも頼りない草姿に見えますが、ワイルドフラワーのミックス種子をまくと、リナリアが一番よく出るくらい丈夫です。茎は倒れやすいですが、倒れても、その茎からわき芽が伸びて花がたくさん咲きます。数株を群植するとボリューム感があり、またほかの植物との相性がよく寄せ植えにも適します。
一年草の種類には矮性種と高性種があり、宿根性のものよりも花つきがよく華やかです。一年草の種類は秋にタネをまけば春に開花しますが、市販のポット苗は秋にも流通するので、それを植えつければ12月ごろに開花し、冬を越した春に最盛期を迎えます。
宿根性のリナリア・プルプレアは短命な多年草なので、3年くらいでタネをまいて更新していくとよいでしょう。こぼれダネでも自然によくふえ、2年目には立派に花を咲かせます。
※科名:ゴマノハグサ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
リナリア「グッピー」シリーズ
Linaria Guppy
草丈20cmほどの矮性品種。花数は少ないが、形よくまとまり、扱いやすい。
リナリア‘リップル・ストーン’
Linaria ‘Ripple Stone’
草丈約15cm程度の矮性品種。
リナリア・プルプレア ‘キャノン・J・ウェント’
Linaria purpurea ‘Canon J. Went’
宿根性のリナリア。草丈60〜70cmの高性種。
リナリア・マロッカナ
Linaria maroccana
モロッコ原産の一年草で、一年草の園芸品種の交配親として貢献した。鮮やかな花色が特徴。
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玲儿
2017年09月20日
リクニス・コロナリアの基本情報
学名:Lychnis coronaria(Silene coronaria)
和名:スイセンノウ(酔仙翁) その他の名前:フランネルソウ、ローズキャンピオン
科名 / 属名:ナデシコ科 / センノウ属
特徴
リクニス・コロナリアは「フランネルソウ」とも呼ばれ、白い綿毛に覆われた、柔らかくて厚みのある葉が特徴です。花色は濃いローズのものがポピュラーで、花弁にもビロードのような質感があります。日本へは江戸末期に入りました。乾燥したやせ地でもよく育つ多年草で、性質も強いのですが、高温多湿の蒸れに弱く、環境条件によっては寿命が短くなるため二年草として扱うことがあります。しかし、タネがよく実り、場所によってはタネで自然にふえるほどタネからの栽培が容易です。
白い茎葉と赤い花とのコントラストが際立ち、すらりとした草姿で草丈も高く、枝分かれしながら次々と咲き続けるので、花壇に立体感や動きを出すのによい材料です。1株植えてあるだけでもアクセントになりますが、点々と散らせたり、まとめて植えたりするなど、さまざまに利用できます。草丈の低い草花と組み合わせてリズム感を表現したり、花壇後方の背景としたりするのもよいものです。品種に白花や桃花があるほか、個体によっても花色の濃淡に幅が見られます。
常緑性で、冬も観葉として利用できます。斑入り葉の品種もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘アボッツウッド・ローズ
Lychnis coronaria ‘Abbotswood Rose’
花は濃紅色。
‘エンジェル・ブラッシュ’
Lychnis coronaria ‘Angel’s Blush’
花は白に中心が桃色の2色咲き。
‘ガーデナーズ・ワールド’
Lychnis coronaria ‘Gardener’s World’
花は濃紅色の八重咲き。タネができないので、株を維持する場合は株分けかさし芽をする。
学名:Lychnis coronaria(Silene coronaria)
和名:スイセンノウ(酔仙翁) その他の名前:フランネルソウ、ローズキャンピオン
科名 / 属名:ナデシコ科 / センノウ属
特徴
リクニス・コロナリアは「フランネルソウ」とも呼ばれ、白い綿毛に覆われた、柔らかくて厚みのある葉が特徴です。花色は濃いローズのものがポピュラーで、花弁にもビロードのような質感があります。日本へは江戸末期に入りました。乾燥したやせ地でもよく育つ多年草で、性質も強いのですが、高温多湿の蒸れに弱く、環境条件によっては寿命が短くなるため二年草として扱うことがあります。しかし、タネがよく実り、場所によってはタネで自然にふえるほどタネからの栽培が容易です。
白い茎葉と赤い花とのコントラストが際立ち、すらりとした草姿で草丈も高く、枝分かれしながら次々と咲き続けるので、花壇に立体感や動きを出すのによい材料です。1株植えてあるだけでもアクセントになりますが、点々と散らせたり、まとめて植えたりするなど、さまざまに利用できます。草丈の低い草花と組み合わせてリズム感を表現したり、花壇後方の背景としたりするのもよいものです。品種に白花や桃花があるほか、個体によっても花色の濃淡に幅が見られます。
常緑性で、冬も観葉として利用できます。斑入り葉の品種もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘アボッツウッド・ローズ
Lychnis coronaria ‘Abbotswood Rose’
花は濃紅色。
‘エンジェル・ブラッシュ’
Lychnis coronaria ‘Angel’s Blush’
花は白に中心が桃色の2色咲き。
‘ガーデナーズ・ワールド’
Lychnis coronaria ‘Gardener’s World’
花は濃紅色の八重咲き。タネができないので、株を維持する場合は株分けかさし芽をする。
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玲儿
2017年09月20日
ラケナリアの基本情報
学名:Lachenalia
その他の名前:アフリカヒアシンス
科名 / 属名:キジカクシ科 / ラケナリア属
特徴
ラケナリアはムスカリの花を少し大きくしたような筒状あるいは壺状の花を、穂状または総状に咲かせます。南アフリカに約100種ほどが分布する大きな属です。花の色や形、草姿もさまざまで、さらに晩秋に咲くものから春に咲くものまであります。秋植え球根ですが、耐寒性は弱いので、鉢植えにして冬は霜の降りない場所で育てます。
※科名:ヒアシンス科、ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
ラケナリア・ビリディフローラ
Lachenalia viridiflora
翡翠色の花が美しい。葉は2枚出て、斑点があるものとないものがある。晩秋から初冬に開花する。
ラケナリア・コンタミナタ
Lachenalia contaminata
白花で花弁の先端が赤茶色に色づく。葉には斑点がないが、花茎には入る。冬から春に開花。
ラケナリア・マセウシー
Lachenalia mathewsii
黄花で花弁の先端に緑色の斑点が入る。葉は2枚出て、斑点はない。春に開花する。
ラケナリア・アロイデス・アウレア
Lachenalia aloides var. aurea
最もよく親しまれている種で、一般には「ラケナリア・オーレア」と呼ばれている。蕾はオレンジ色で、成熟すると濃い黄色になるので、花茎の先端と基部で花色が異なる。冬から早春に開花。
学名:Lachenalia
その他の名前:アフリカヒアシンス
科名 / 属名:キジカクシ科 / ラケナリア属
特徴
ラケナリアはムスカリの花を少し大きくしたような筒状あるいは壺状の花を、穂状または総状に咲かせます。南アフリカに約100種ほどが分布する大きな属です。花の色や形、草姿もさまざまで、さらに晩秋に咲くものから春に咲くものまであります。秋植え球根ですが、耐寒性は弱いので、鉢植えにして冬は霜の降りない場所で育てます。
※科名:ヒアシンス科、ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
ラケナリア・ビリディフローラ
Lachenalia viridiflora
翡翠色の花が美しい。葉は2枚出て、斑点があるものとないものがある。晩秋から初冬に開花する。
ラケナリア・コンタミナタ
Lachenalia contaminata
白花で花弁の先端が赤茶色に色づく。葉には斑点がないが、花茎には入る。冬から春に開花。
ラケナリア・マセウシー
Lachenalia mathewsii
黄花で花弁の先端に緑色の斑点が入る。葉は2枚出て、斑点はない。春に開花する。
ラケナリア・アロイデス・アウレア
Lachenalia aloides var. aurea
最もよく親しまれている種で、一般には「ラケナリア・オーレア」と呼ばれている。蕾はオレンジ色で、成熟すると濃い黄色になるので、花茎の先端と基部で花色が異なる。冬から早春に開花。
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玲儿
2017年09月20日
モモバギキョウの基本情報
学名:Campanula persicifolia (C.nitida,C.planiflora)
和名:モモバギキョウ(桃葉桔梗) その他の名前:モモノハギキョウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
モモバギキョウは宿根草としてよく知られる多年草です。林縁や森林内の開けた場所、牧草地に自生します。古くから栽培されてきたため、数多くの園芸品種があります。ヨーロッパでは標準的な宿根草で、日本への紹介も古いのですが、いまひとつ普及していません。
高さ30~90cm、茎は直立して株立ちになります。茎の先端に10数輪の釣り鐘形の花を横向きか、やや上向きに咲かせます。花色は白から青紫色まで幅があります。葉は細長くて根元から茎の中ほどまで多数つきます。和名は葉が果樹のモモの葉に似ていることからつけられました。
普通の草花を育てるような土でも生育しますが、夏が暑い日本の多くの地域では短命に終わりがちなので、水はけのよい土にすることをすすめます。
種類(原種、園芸品種)
‘ニチダ’
Campanula persicifolia ‘Nitida’
モモバギキョウの矮性品種で、草丈15cm前後になる。栽培上は高山植物として扱う。
‘ニチダ・アルバ’
Campanula persicifolia ‘Nitida Alba’
‘ニチダ’の白花タイプ。扱いは‘ニチダ’と同じ。
カンパニュラ・ラティロバ
Campanula latiloba
高さ1m前後、茎はまっすぐで株立ちになる。茎先に花柄のない花が密集して花穂となる。原産地はトルコ北部の草原。
カンパニュラ・トラケリウム
Campanula trachelium
高さ1m前後で、株立ちになる。茎の先端や上部の葉のわきに、長さ3cm前後の釣り鐘形の花を咲かせる。原産地はヨーロッパから中近東、北アフリカ、西シベリア。
カンパニュラ・アリアリーフォリア
Campanula alliariifolia
ホタルブクロに似た種で、高さ40〜70cm、株立ちになる。花は白く釣り鐘形で長さ4cmほど。コーカサス地方原産。
カンパニュラ・ラプンクロイデス
Campanula rapunculoides
高さ100〜150cm、茎先は花穂となり、長さ2cmほどの花が下向きにつく。原産地はヨーロッパから東シベリア。走出茎を伸ばしてふえる。
学名:Campanula persicifolia (C.nitida,C.planiflora)
和名:モモバギキョウ(桃葉桔梗) その他の名前:モモノハギキョウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
モモバギキョウは宿根草としてよく知られる多年草です。林縁や森林内の開けた場所、牧草地に自生します。古くから栽培されてきたため、数多くの園芸品種があります。ヨーロッパでは標準的な宿根草で、日本への紹介も古いのですが、いまひとつ普及していません。
高さ30~90cm、茎は直立して株立ちになります。茎の先端に10数輪の釣り鐘形の花を横向きか、やや上向きに咲かせます。花色は白から青紫色まで幅があります。葉は細長くて根元から茎の中ほどまで多数つきます。和名は葉が果樹のモモの葉に似ていることからつけられました。
普通の草花を育てるような土でも生育しますが、夏が暑い日本の多くの地域では短命に終わりがちなので、水はけのよい土にすることをすすめます。
種類(原種、園芸品種)
‘ニチダ’
Campanula persicifolia ‘Nitida’
モモバギキョウの矮性品種で、草丈15cm前後になる。栽培上は高山植物として扱う。
‘ニチダ・アルバ’
Campanula persicifolia ‘Nitida Alba’
‘ニチダ’の白花タイプ。扱いは‘ニチダ’と同じ。
カンパニュラ・ラティロバ
Campanula latiloba
高さ1m前後、茎はまっすぐで株立ちになる。茎先に花柄のない花が密集して花穂となる。原産地はトルコ北部の草原。
カンパニュラ・トラケリウム
Campanula trachelium
高さ1m前後で、株立ちになる。茎の先端や上部の葉のわきに、長さ3cm前後の釣り鐘形の花を咲かせる。原産地はヨーロッパから中近東、北アフリカ、西シベリア。
カンパニュラ・アリアリーフォリア
Campanula alliariifolia
ホタルブクロに似た種で、高さ40〜70cm、株立ちになる。花は白く釣り鐘形で長さ4cmほど。コーカサス地方原産。
カンパニュラ・ラプンクロイデス
Campanula rapunculoides
高さ100〜150cm、茎先は花穂となり、長さ2cmほどの花が下向きにつく。原産地はヨーロッパから東シベリア。走出茎を伸ばしてふえる。
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文章
玲儿
2017年09月20日
マリーゴールドの基本情報
学名:Tagetes
和名:クジャクソウ(孔雀草)、万寿菊、千寿菊
科名 / 属名:キク科 / マンジュギク属(タゲテス属)
特徴
マリーゴールドは鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。ボリューム感があり、マッス植えや花壇の縁取り、コンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには好都合な草花です。品種も多いので、組み合わせによりさまざまなバリエーションを演出できます。草丈が低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪のアフリカン・マリーゴールドが主に栽培され、両種の交配種もあります。また、メキシカン・マリードールドは、細い葉がマット状にこんもり茂り、たくさんの花を咲かせます。マリーゴールドには独特のにおいがあり、コンパニオンプランツとして、ネグサレセンチュウなどほかの植物の害虫の防除に役立つものがあります。マリーゴールドの仲間タゲテス属には50種ほどがあり、日本ではシオザキソウが帰化植物となっています。宿根性の種類では、柑橘系の強い香りのあるT・レモニー(レモン・マリーゴールド)、甘い香りで切り花にも利用されるT・ルシダ(ミント・マリーゴールド)があり、秋の花壇をにぎわしてくれます。これらは-5℃ぐらいまでなら冬越しできます。
種類(原種、園芸品種)
「デュランゴ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径6〜7cmの大輪種。
「ボーイ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径は5cmくらいの中輪種。
「タイザン」シリーズ
アフリカン・マリーゴールド。矮性種。
‘F1バニラ’
アフリカン・マリーゴールド。白花の優雅な花。
‘レモンジェム’
メキシカン・マリーゴールド。細葉孔雀草と呼ばれ一重咲き小輪多花性。ハンギングにも向く。
学名:Tagetes
和名:クジャクソウ(孔雀草)、万寿菊、千寿菊
科名 / 属名:キク科 / マンジュギク属(タゲテス属)
特徴
マリーゴールドは鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。ボリューム感があり、マッス植えや花壇の縁取り、コンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには好都合な草花です。品種も多いので、組み合わせによりさまざまなバリエーションを演出できます。草丈が低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪のアフリカン・マリーゴールドが主に栽培され、両種の交配種もあります。また、メキシカン・マリードールドは、細い葉がマット状にこんもり茂り、たくさんの花を咲かせます。マリーゴールドには独特のにおいがあり、コンパニオンプランツとして、ネグサレセンチュウなどほかの植物の害虫の防除に役立つものがあります。マリーゴールドの仲間タゲテス属には50種ほどがあり、日本ではシオザキソウが帰化植物となっています。宿根性の種類では、柑橘系の強い香りのあるT・レモニー(レモン・マリーゴールド)、甘い香りで切り花にも利用されるT・ルシダ(ミント・マリーゴールド)があり、秋の花壇をにぎわしてくれます。これらは-5℃ぐらいまでなら冬越しできます。
種類(原種、園芸品種)
「デュランゴ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径6〜7cmの大輪種。
「ボーイ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径は5cmくらいの中輪種。
「タイザン」シリーズ
アフリカン・マリーゴールド。矮性種。
‘F1バニラ’
アフリカン・マリーゴールド。白花の優雅な花。
‘レモンジェム’
メキシカン・マリーゴールド。細葉孔雀草と呼ばれ一重咲き小輪多花性。ハンギングにも向く。
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