文章
玲儿
2017年08月04日
スターチスの基本情報
学名:Limonium
和名:ハナハマサジ(L. sinuatum)、ニワハナビ、ヒロハノハマサジ(L. latifolium) その他の名前:宿根スターチス、チース
科名 / 属名:イソマツ科 / イソマツ属
特徴
スターチスの仲間には、一・二年草、多年草、半低木になるものがあります。まず一・二年草として扱われるシヌアツム種(ハナハマサジ/Limonium sinuatum)は、ピンク、白、青のカラフルな萼が美しく、日もちもよいため切り花やドライフラワーとして人気で、多く栽培されます。
シヌアツム種とよく似た性質で黄色の萼をもつものは、ボンデュエリ種(L. bonduellei)ともされますが、シヌアツム種の一つとして扱うのが一般的です。
多年草として扱われるものには、ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)やラティフォリウム種(L. latifolium)があり、苗やタネで流通し、宿根スターチスと呼ばれることもあります。なお、切り花として流通する宿根スターチスは、ベリディフォリウム種やラティフォリウム種などを交雑して改良された品種です。
イソマツ属の植物は世界中の海岸、砂漠などに300種が知られており、日本の海岸にもこの仲間のイソマツ(L. wrightii)やハマサジ(L. tetragonum)が自生します。
いずれも高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土や場所に植えつけ、日によく当てて育てましょう。根を切ることを嫌うので、本葉が2枚程度の小さな苗のときに、根を切らないように注意してポットに鉢上げし、植えつけの際にも根鉢をくずさないことが大切です。
種類(原種、園芸品種)
リモニウム・シヌアツム ‘ソピア’混合
Limonium sinuatum ‘Sopia’
薄いピンクから濃いピンクで、それぞれ淡青色の萼をつける花色混合品種。
リモニウム・シヌアツム ‘ボンデュエリ・イエロー’
Limonium sinuatum ‘Bonduellei yellow’
ボンデュエリ種(L. bonduellei)としてシヌアタ種と区別されることもある。黄色い萼をもち、花茎につく翼が少ないのが特徴。
宿根スターチス‘ブルー・ファンタジア’
Limonium ‘Blue fantasia’
ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)とラティフォリウム種(L. latifolium)の種間雑種。四季咲き性で主に切り花用に栽培される。宿根スターチスの交雑品種の草分け。
イソマツ
Limonium wrightii
伊豆諸島、屋久島、沖縄の海岸の、海水がかかる岩に自生する。草丈10cm前後。
学名:Limonium
和名:ハナハマサジ(L. sinuatum)、ニワハナビ、ヒロハノハマサジ(L. latifolium) その他の名前:宿根スターチス、チース
科名 / 属名:イソマツ科 / イソマツ属
特徴
スターチスの仲間には、一・二年草、多年草、半低木になるものがあります。まず一・二年草として扱われるシヌアツム種(ハナハマサジ/Limonium sinuatum)は、ピンク、白、青のカラフルな萼が美しく、日もちもよいため切り花やドライフラワーとして人気で、多く栽培されます。
シヌアツム種とよく似た性質で黄色の萼をもつものは、ボンデュエリ種(L. bonduellei)ともされますが、シヌアツム種の一つとして扱うのが一般的です。
多年草として扱われるものには、ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)やラティフォリウム種(L. latifolium)があり、苗やタネで流通し、宿根スターチスと呼ばれることもあります。なお、切り花として流通する宿根スターチスは、ベリディフォリウム種やラティフォリウム種などを交雑して改良された品種です。
イソマツ属の植物は世界中の海岸、砂漠などに300種が知られており、日本の海岸にもこの仲間のイソマツ(L. wrightii)やハマサジ(L. tetragonum)が自生します。
いずれも高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土や場所に植えつけ、日によく当てて育てましょう。根を切ることを嫌うので、本葉が2枚程度の小さな苗のときに、根を切らないように注意してポットに鉢上げし、植えつけの際にも根鉢をくずさないことが大切です。
種類(原種、園芸品種)
リモニウム・シヌアツム ‘ソピア’混合
Limonium sinuatum ‘Sopia’
薄いピンクから濃いピンクで、それぞれ淡青色の萼をつける花色混合品種。
リモニウム・シヌアツム ‘ボンデュエリ・イエロー’
Limonium sinuatum ‘Bonduellei yellow’
ボンデュエリ種(L. bonduellei)としてシヌアタ種と区別されることもある。黄色い萼をもち、花茎につく翼が少ないのが特徴。
宿根スターチス‘ブルー・ファンタジア’
Limonium ‘Blue fantasia’
ベリディフォリウム種(L. bellidifolium)とラティフォリウム種(L. latifolium)の種間雑種。四季咲き性で主に切り花用に栽培される。宿根スターチスの交雑品種の草分け。
イソマツ
Limonium wrightii
伊豆諸島、屋久島、沖縄の海岸の、海水がかかる岩に自生する。草丈10cm前後。
0
0
文章
玲儿
2017年08月03日
スイートピーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
連作を嫌うので、昨年、マメ科植物を植えていない場所を選び、日当たりと風通し、水はけのよい場所で育てます。また、酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に1㎡当たり100gの苦土石灰を施すとともに、腐葉土や堆肥などの有機質をよくすき込みます。根が深く張るので、深く耕しておきましょう。
水やり
乾かし気味に管理し、土の表面がよく乾いたら水やりします。根が深く張るので、たっぷり与えましょう。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を、庭植えには1㎡当たり50g、鉢植えには用土1リットル当たり3g施します。追肥は月1回程度、緩効性化成肥料を置き肥します。元肥、追肥ともに、チッ素分が少なく、リン酸分の多い肥料を選び、量は一般的な草花の半分くらいにしましょう。
病気と害虫
病気:うどんこ病
春と秋に発生することがあります。薬剤が蕾や花にかかると変色するので、花にかからないように薬剤を散布しましょう。
害虫:アブラムシ、ダニ、イモムシなど
アブラムシは、花後くらいから発生するので注意しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば赤玉土小粒7、腐葉土3などの配合土とします。
植えつけ、 植え替え
購入したポット苗は、根を傷めないように直ちに花壇に植えつけるか、6号程度の大きさの鉢に植えつけます。タネまきから始めることもでき、その場合は9月下旬から11月下旬にまきます。硬実種子なので、半日ほど吸水させ、ふくらんだタネだけを選んで1穴に3~4粒まき、あとで間引きして1本にします。
ふやし方
タネでふやします。花後、サヤエンドウのような果実ができ、さやが茶色くなったらタネをとります。これを乾燥貯蔵して、秋にまきます。
主な作業
花がら摘み:花色があせてきたら、花柄のつけ根から折り取ります。
摘心:発芽後、茎が7~8節伸びたら、摘心します。矮性品種では摘心は不要です。
誘引:つるが絡み始める前に早めに10cm角ほどのネットを張ります。トレリスやフェンスに絡ませてもよいです。ビニールタイや洗濯バサミなどで、葉の一部をネットに留めていきます。巻きひげのない品種は放任できます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
連作を嫌うので、昨年、マメ科植物を植えていない場所を選び、日当たりと風通し、水はけのよい場所で育てます。また、酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に1㎡当たり100gの苦土石灰を施すとともに、腐葉土や堆肥などの有機質をよくすき込みます。根が深く張るので、深く耕しておきましょう。
水やり
乾かし気味に管理し、土の表面がよく乾いたら水やりします。根が深く張るので、たっぷり与えましょう。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を、庭植えには1㎡当たり50g、鉢植えには用土1リットル当たり3g施します。追肥は月1回程度、緩効性化成肥料を置き肥します。元肥、追肥ともに、チッ素分が少なく、リン酸分の多い肥料を選び、量は一般的な草花の半分くらいにしましょう。
病気と害虫
病気:うどんこ病
春と秋に発生することがあります。薬剤が蕾や花にかかると変色するので、花にかからないように薬剤を散布しましょう。
害虫:アブラムシ、ダニ、イモムシなど
アブラムシは、花後くらいから発生するので注意しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば赤玉土小粒7、腐葉土3などの配合土とします。
植えつけ、 植え替え
購入したポット苗は、根を傷めないように直ちに花壇に植えつけるか、6号程度の大きさの鉢に植えつけます。タネまきから始めることもでき、その場合は9月下旬から11月下旬にまきます。硬実種子なので、半日ほど吸水させ、ふくらんだタネだけを選んで1穴に3~4粒まき、あとで間引きして1本にします。
ふやし方
タネでふやします。花後、サヤエンドウのような果実ができ、さやが茶色くなったらタネをとります。これを乾燥貯蔵して、秋にまきます。
主な作業
花がら摘み:花色があせてきたら、花柄のつけ根から折り取ります。
摘心:発芽後、茎が7~8節伸びたら、摘心します。矮性品種では摘心は不要です。
誘引:つるが絡み始める前に早めに10cm角ほどのネットを張ります。トレリスやフェンスに絡ませてもよいです。ビニールタイや洗濯バサミなどで、葉の一部をネットに留めていきます。巻きひげのない品種は放任できます。
0
0
文章
玲儿
2017年08月03日
シレネの基本情報
学名:Silene
科名 / 属名:ナデシコ科 / マンテマ属(シレネ属)
特徴
シレネの仲間は約300種が知られ、多くの種は北半球に自生しますが、一部は南アフリカ、南アメリカに分布します。高山の岩場や砂礫地、海岸に自生するものが多く、栽培する際は、日当たりと水はけがよい場所を選ぶことが大切です。種によって栽培難易度に差があります。
シレネには、1つの花に雄しべと雌しべをもつ両性花をつける種と、雄花と雌花が別々の株に咲く雌雄異株の種、さらに、両性花をもつ株と雌花しかつけない株が混在する種、それらの中間的な種があります。そのため、植物の性の仕組みを探る実験材料にもなっています。
種類(原種、園芸品種)
ムシトリナデシコ
Silene armeria
50〜60cmに伸びた茎の先に、ピンクの小花をたくさん咲かせる一・二年草。茎に粘着質の部分があり、そこで虫を捕らえるイメージがあるが、食虫植物ではない。白の花を咲かせる系統もある。
シレネ・ユニフローラ
Silene uniflora
シレネ・マリティマ(S. maritima)やシレネ・ブルガリス(S. vulgaris)とも呼ばれる多年草。萼が風船状になるのが特徴。枝垂れるように育つ系統と、茎を直立させる系統がある。花はピンクと白。八重咲きもある。
シレネ・ペンジュラ
Silene pendula
こんもりと茂る株一面に、5月ごろピンクの花を咲かせる一年草。地中海沿岸原産。
ヒロハノマンテマ
Silene latifolia subsp. alba
性染色体をもち、雌雄異株になる。植物の性の研究に用いられる。多年草。
シレネ・ディオイカ
Silene dioica
ヨーロッパ原産の二年草、多年草。春から初夏にかけて40〜60cmのよく分枝する花茎を伸ばしピンク色の花を咲かせる。フクロナデシコ(S. pendula)に似ているが、フクロナデシコは、草丈が30〜40cmで1年草。
学名:Silene
科名 / 属名:ナデシコ科 / マンテマ属(シレネ属)
特徴
シレネの仲間は約300種が知られ、多くの種は北半球に自生しますが、一部は南アフリカ、南アメリカに分布します。高山の岩場や砂礫地、海岸に自生するものが多く、栽培する際は、日当たりと水はけがよい場所を選ぶことが大切です。種によって栽培難易度に差があります。
シレネには、1つの花に雄しべと雌しべをもつ両性花をつける種と、雄花と雌花が別々の株に咲く雌雄異株の種、さらに、両性花をもつ株と雌花しかつけない株が混在する種、それらの中間的な種があります。そのため、植物の性の仕組みを探る実験材料にもなっています。
種類(原種、園芸品種)
ムシトリナデシコ
Silene armeria
50〜60cmに伸びた茎の先に、ピンクの小花をたくさん咲かせる一・二年草。茎に粘着質の部分があり、そこで虫を捕らえるイメージがあるが、食虫植物ではない。白の花を咲かせる系統もある。
シレネ・ユニフローラ
Silene uniflora
シレネ・マリティマ(S. maritima)やシレネ・ブルガリス(S. vulgaris)とも呼ばれる多年草。萼が風船状になるのが特徴。枝垂れるように育つ系統と、茎を直立させる系統がある。花はピンクと白。八重咲きもある。
シレネ・ペンジュラ
Silene pendula
こんもりと茂る株一面に、5月ごろピンクの花を咲かせる一年草。地中海沿岸原産。
ヒロハノマンテマ
Silene latifolia subsp. alba
性染色体をもち、雌雄異株になる。植物の性の研究に用いられる。多年草。
シレネ・ディオイカ
Silene dioica
ヨーロッパ原産の二年草、多年草。春から初夏にかけて40〜60cmのよく分枝する花茎を伸ばしピンク色の花を咲かせる。フクロナデシコ(S. pendula)に似ているが、フクロナデシコは、草丈が30〜40cmで1年草。
0
0
文章
玲儿
2017年08月01日
シャスタデージーの基本情報
学名:Leucanthemum × superbum
科名 / 属名:キク科 / レウカンテマム属
特徴
シャスタデージーは、アメリカの著名な育種家ルーサー・バーバンクがフランスギクに日本のハマギクを交配して作出した園芸品種です。宿根草ですが、タネも販売されており、春まきすれば翌年に、秋まきすれば翌々年に開花します。
秋から冬はロゼットになり、春になると花茎を伸ばして、その先端に花径5~10cmの花を咲かせます。花はマーガレットに似ており、マーガレットが咲き終わったころから開花するので、両者を混植すると白花が移り行き、長期間ホワイトガーデンを楽しむことができます。花形は一重、八重、丁子咲きなどさまざまです。耐寒性に富み、常緑なので、冬の花壇が寂しくなりません。
種類(原種、園芸品種)
‘銀河’
Leucanthemum × superbum ‘Ginga’
花芯が青みがかり、透明感のある純白の丁子咲きで大輪。草丈80cmほど。5月中・下旬開花。
‘スノー・レディー’
Leucanthemum × superbum ‘Snow Lady’
草丈25cmほどの極矮性品種。花径約6cmで花立ちがよい。
‘オールド・コート’
Leucanthemum × superbum ‘Old Court’
細弁花。耐暑性に優れる。
‘アラスカ’
Leucanthemum × superbum ‘Alaska’
草丈80cmほど。花径約8cmの大輪で、透明感のある純白の花。花立ちがよい
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所で育てます。粘土質の土壌であれば、パーライトや堆肥などの有機物を加えて改良します。夏の西日は苦手なので、鉢植えであれば半日陰に移し、庭植えであれば、より草丈の高い植物の陰になるような位置に植えつけるとよいでしょう。
水やり
土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ、3月の成長再開時にも同様の肥料を追肥します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春と秋にアブラムシが多発します。花の終わった花茎は早めに切り、発生したら速やかに駆除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1などの配合とします。
植えつけ、 植え替え
春または秋に、株間を30~50cmくらいとって植えつけます。秋遅くに植えつけた場合は、初年度のみマルチングなどをして防寒します。
ふやし方
株分け、さし芽でふやします。株分けは、9月、または3月中旬から4月に、長い茎葉を切り詰め、2~3芽に切り分けます。さし芽には、梅雨どきに切り戻した枝を用いるとよいでしょう。
主な作業
花がら摘み:花が終わったら、花茎を株元から切ります。
学名:Leucanthemum × superbum
科名 / 属名:キク科 / レウカンテマム属
特徴
シャスタデージーは、アメリカの著名な育種家ルーサー・バーバンクがフランスギクに日本のハマギクを交配して作出した園芸品種です。宿根草ですが、タネも販売されており、春まきすれば翌年に、秋まきすれば翌々年に開花します。
秋から冬はロゼットになり、春になると花茎を伸ばして、その先端に花径5~10cmの花を咲かせます。花はマーガレットに似ており、マーガレットが咲き終わったころから開花するので、両者を混植すると白花が移り行き、長期間ホワイトガーデンを楽しむことができます。花形は一重、八重、丁子咲きなどさまざまです。耐寒性に富み、常緑なので、冬の花壇が寂しくなりません。
種類(原種、園芸品種)
‘銀河’
Leucanthemum × superbum ‘Ginga’
花芯が青みがかり、透明感のある純白の丁子咲きで大輪。草丈80cmほど。5月中・下旬開花。
‘スノー・レディー’
Leucanthemum × superbum ‘Snow Lady’
草丈25cmほどの極矮性品種。花径約6cmで花立ちがよい。
‘オールド・コート’
Leucanthemum × superbum ‘Old Court’
細弁花。耐暑性に優れる。
‘アラスカ’
Leucanthemum × superbum ‘Alaska’
草丈80cmほど。花径約8cmの大輪で、透明感のある純白の花。花立ちがよい
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所で育てます。粘土質の土壌であれば、パーライトや堆肥などの有機物を加えて改良します。夏の西日は苦手なので、鉢植えであれば半日陰に移し、庭植えであれば、より草丈の高い植物の陰になるような位置に植えつけるとよいでしょう。
水やり
土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ、3月の成長再開時にも同様の肥料を追肥します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春と秋にアブラムシが多発します。花の終わった花茎は早めに切り、発生したら速やかに駆除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1などの配合とします。
植えつけ、 植え替え
春または秋に、株間を30~50cmくらいとって植えつけます。秋遅くに植えつけた場合は、初年度のみマルチングなどをして防寒します。
ふやし方
株分け、さし芽でふやします。株分けは、9月、または3月中旬から4月に、長い茎葉を切り詰め、2~3芽に切り分けます。さし芽には、梅雨どきに切り戻した枝を用いるとよいでしょう。
主な作業
花がら摘み:花が終わったら、花茎を株元から切ります。
0
0
文章
玲儿
2017年08月01日
シダルセアの基本情報
学名:Sidalcea
和名:キンゴジカモドキ その他の名前:ミニホリホック、プレーリーマロウ
科名 / 属名:アオイ科 / キンゴジカモドキ属(シダルセア属)
特徴
シダルセアはタチアオイを小型にしたような草姿で、小枝の多いきゃしゃな茎がすらりと伸び、薄紙に似た質感の花を多数咲かせます。風に揺れて咲く様子にはやさしい風情が感じられ、数株をまとめて植えるとにぎやかでボリュームもあります。花径は3~5cmくらい、1輪は数日間と短命ですが、花数は多く次々と咲き続けます。切り花にしても水あげがよく、フラワーアレンジなどに利用されます。
シダルセア属(Sidalcea)は北米中西部のオレゴン州からニューメキシコ州にかけて20種ほどがあります。観賞用に栽培されるのは、多年草のシダルセア・マルビフロラ(S. malviflora)とシダルセア・カンディダ(S. candida)の交配種がほとんどで、そのほかシダルセア・オレガナ(S. oregana)にも園芸品種があります。シダルセアの名前は、Sida(キンゴジカ属)とAlcea(タチアオイ属)を合わせたものです。また、コモンマロウ、ムスクマロウなどが含まれるゼニアオイ属(Malva)にも近く、性質も似たような部分があります。
種類(原種、園芸品種)
‘エルシー・ヒュー’
Sidalcea ‘Elsie Heugh’
花が淡い透き通るようなピンクの大輪高性種。
‘キャンディー・ガール’
Sidalcea ‘Candy Girl’
花は濃いローズ色で鮮やか。草丈60cmくらい。
‘リトル・プリンセス’
Sidalcea ‘Little Princess’
花は淡いソフトピンク。草丈40cmくらいの矮性種。
‘パーティー・ガール’
Sidalcea ‘Party Girl’
花はやや濃いめのピンク。タネでもよくふえる。
‘ブリリアント’
Sidalcea ‘Brilliant’
花は赤に近い色。小輪多花性の高性種。
シダルセア・カンディダ
Sidalcea candida
原種の1つで、園芸品種の親にもなっている。小輪多花性で、乳白色で直径2cmほどのやさしい花を咲かせる。
学名:Sidalcea
和名:キンゴジカモドキ その他の名前:ミニホリホック、プレーリーマロウ
科名 / 属名:アオイ科 / キンゴジカモドキ属(シダルセア属)
特徴
シダルセアはタチアオイを小型にしたような草姿で、小枝の多いきゃしゃな茎がすらりと伸び、薄紙に似た質感の花を多数咲かせます。風に揺れて咲く様子にはやさしい風情が感じられ、数株をまとめて植えるとにぎやかでボリュームもあります。花径は3~5cmくらい、1輪は数日間と短命ですが、花数は多く次々と咲き続けます。切り花にしても水あげがよく、フラワーアレンジなどに利用されます。
シダルセア属(Sidalcea)は北米中西部のオレゴン州からニューメキシコ州にかけて20種ほどがあります。観賞用に栽培されるのは、多年草のシダルセア・マルビフロラ(S. malviflora)とシダルセア・カンディダ(S. candida)の交配種がほとんどで、そのほかシダルセア・オレガナ(S. oregana)にも園芸品種があります。シダルセアの名前は、Sida(キンゴジカ属)とAlcea(タチアオイ属)を合わせたものです。また、コモンマロウ、ムスクマロウなどが含まれるゼニアオイ属(Malva)にも近く、性質も似たような部分があります。
種類(原種、園芸品種)
‘エルシー・ヒュー’
Sidalcea ‘Elsie Heugh’
花が淡い透き通るようなピンクの大輪高性種。
‘キャンディー・ガール’
Sidalcea ‘Candy Girl’
花は濃いローズ色で鮮やか。草丈60cmくらい。
‘リトル・プリンセス’
Sidalcea ‘Little Princess’
花は淡いソフトピンク。草丈40cmくらいの矮性種。
‘パーティー・ガール’
Sidalcea ‘Party Girl’
花はやや濃いめのピンク。タネでもよくふえる。
‘ブリリアント’
Sidalcea ‘Brilliant’
花は赤に近い色。小輪多花性の高性種。
シダルセア・カンディダ
Sidalcea candida
原種の1つで、園芸品種の親にもなっている。小輪多花性で、乳白色で直径2cmほどのやさしい花を咲かせる。
0
0
文章
玲儿
2017年08月01日
サンビタリアの基本情報
学名:Sanvitalia
和名:ジャノメギク(蛇目菊)
科名 / 属名:キク科 / ジャノメギク属(サンビタリア属)
特徴
サンビタリアは枝垂れるように育つので、寄せ植えや花壇の縁に植えつけるのに向いています。ただし、高温多湿に弱いので、長雨が避けられ、西日が当たらない場所を選ぶとよいでしょう。日当たりが悪いと徒長して花つきが悪くなり、病気も発生しやすくなります。
サンビタリアはアメリカ南西部からメキシコ、グアテマラにかけて10種が分布しています。かつてよく見かけたのは一年草のプロクンベンス種(Sanvitalia procumbens)でしたが、近年、スペシオサ種(S. speciosa)が多く出回っています。スペシオサ種は、プロクンベンス種に比べると暑さや病気に強いのが特徴です。また、プロクンベンス種の筒状花が茶褐色なのに対し、スペシオサ種のほとんどの品種の筒状花は黄色です。
両種とも凍らせると枯れてしまいます。
種類(原種、園芸品種)
サンビタリア・プロクンベンス‘ゴールド’
Sanvitalia procumbens ‘Gold’
筒状花が茶褐色なのが特徴。タネまきから育てる。ただし、徒長しやすく、うどんこ病にもかかりやすい。
サンビタリア・スペシオサ‘ミリオン・サン’
Sanvitalia speciosa ‘Million Sun’
タネから育てられるスペシオサ種で、筒状花は黄色。徒長しにくく、うどんこ病にも強い。
サンビタリア・スペシオサ‘クスコ’
Sanvitalia speciosa ‘Cuzco’
さし芽でふやされる品種。特に徒長しにくく、花つきがよい。
サンビタリア・スペシオサ‘スタービーニ’
Sanvitalia speciosa ‘Starbini’
‘ミリオン・サン’とよく似る。さし芽でふやすことができる。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりのよい戸外で管理しましょう。長雨には当てないようにします。
庭植えでは、雨が当たらない軒下の花壇や、盛り土をして一段高くなった花壇など、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。極端な酸性の土は嫌うので苦土石灰を施して土壌酸度を中和しておくとよいでしょう。
水やり
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えましょう。特に、高温時極端に乾かしすぎてはいけません。
庭植えでは、真夏に乾燥が続いて葉がしおれてくるような場合は、適時水やりします。特に小さい花壇では、雨が降らないと乾きすぎるので注意しましょう。
肥料
鉢植えでは、4月から10月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)と液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施します。
庭植えでは、4月から10月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)を施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病
4月から6月、9月から11月、風通しが悪いとうどんこ病が発生しやすくなります。
害虫:アブラムシ、ナメクジ
4月から11月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
6月から7月、9月から10月に、雨が続くとナメクジが発生しやすくなります。夜行性なので、夜間に見回って駆除するか、昼間に鉢の底などに隠れているのを見つけて、退治しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好みます。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
植えつけは、4月から6月と9月が適期です。梅雨までに植えつけを終わらせ、しっかり根を張らせるとよく育ちます。
高温になる梅雨明けから夏の間の植えつけは避け、秋に涼しくなるのを待って、苗を入手して植えつけてもよいでしょう。
ふやし方
タネまき:9月から10月、3月から4月にタネをまいてふやせます。バーミキュライトの細粒にまき、タネが見えるか見えないか程度に、ごく薄く覆土します。9月から10月にタネまきした場合は、フレームの中や室内の日当たりのよい場所で冬越しさせ、霜のおそれがなくなってから植えつけるか、3月から4月にタネをまき、5月から6月に植えつけます。
さし芽:9月から10月、3月から5月、一部の品種はさし芽でふやすことができます。新芽の先端を3節ほどで切り取って清潔な用土にさし、日陰に置いて管理します。
主な作業
切り戻し:6月から9月、伸びすぎて姿が乱れた株は、切り戻します。梅雨入り直前に切り戻すと風通しがよくなり、株の蒸れを防げます。また、初秋に切り戻すと、晩秋の花つきがよくなります。
学名:Sanvitalia
和名:ジャノメギク(蛇目菊)
科名 / 属名:キク科 / ジャノメギク属(サンビタリア属)
特徴
サンビタリアは枝垂れるように育つので、寄せ植えや花壇の縁に植えつけるのに向いています。ただし、高温多湿に弱いので、長雨が避けられ、西日が当たらない場所を選ぶとよいでしょう。日当たりが悪いと徒長して花つきが悪くなり、病気も発生しやすくなります。
サンビタリアはアメリカ南西部からメキシコ、グアテマラにかけて10種が分布しています。かつてよく見かけたのは一年草のプロクンベンス種(Sanvitalia procumbens)でしたが、近年、スペシオサ種(S. speciosa)が多く出回っています。スペシオサ種は、プロクンベンス種に比べると暑さや病気に強いのが特徴です。また、プロクンベンス種の筒状花が茶褐色なのに対し、スペシオサ種のほとんどの品種の筒状花は黄色です。
両種とも凍らせると枯れてしまいます。
種類(原種、園芸品種)
サンビタリア・プロクンベンス‘ゴールド’
Sanvitalia procumbens ‘Gold’
筒状花が茶褐色なのが特徴。タネまきから育てる。ただし、徒長しやすく、うどんこ病にもかかりやすい。
サンビタリア・スペシオサ‘ミリオン・サン’
Sanvitalia speciosa ‘Million Sun’
タネから育てられるスペシオサ種で、筒状花は黄色。徒長しにくく、うどんこ病にも強い。
サンビタリア・スペシオサ‘クスコ’
Sanvitalia speciosa ‘Cuzco’
さし芽でふやされる品種。特に徒長しにくく、花つきがよい。
サンビタリア・スペシオサ‘スタービーニ’
Sanvitalia speciosa ‘Starbini’
‘ミリオン・サン’とよく似る。さし芽でふやすことができる。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりのよい戸外で管理しましょう。長雨には当てないようにします。
庭植えでは、雨が当たらない軒下の花壇や、盛り土をして一段高くなった花壇など、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。極端な酸性の土は嫌うので苦土石灰を施して土壌酸度を中和しておくとよいでしょう。
水やり
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えましょう。特に、高温時極端に乾かしすぎてはいけません。
庭植えでは、真夏に乾燥が続いて葉がしおれてくるような場合は、適時水やりします。特に小さい花壇では、雨が降らないと乾きすぎるので注意しましょう。
肥料
鉢植えでは、4月から10月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)と液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施します。
庭植えでは、4月から10月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)を施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病
4月から6月、9月から11月、風通しが悪いとうどんこ病が発生しやすくなります。
害虫:アブラムシ、ナメクジ
4月から11月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
6月から7月、9月から10月に、雨が続くとナメクジが発生しやすくなります。夜行性なので、夜間に見回って駆除するか、昼間に鉢の底などに隠れているのを見つけて、退治しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好みます。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
植えつけは、4月から6月と9月が適期です。梅雨までに植えつけを終わらせ、しっかり根を張らせるとよく育ちます。
高温になる梅雨明けから夏の間の植えつけは避け、秋に涼しくなるのを待って、苗を入手して植えつけてもよいでしょう。
ふやし方
タネまき:9月から10月、3月から4月にタネをまいてふやせます。バーミキュライトの細粒にまき、タネが見えるか見えないか程度に、ごく薄く覆土します。9月から10月にタネまきした場合は、フレームの中や室内の日当たりのよい場所で冬越しさせ、霜のおそれがなくなってから植えつけるか、3月から4月にタネをまき、5月から6月に植えつけます。
さし芽:9月から10月、3月から5月、一部の品種はさし芽でふやすことができます。新芽の先端を3節ほどで切り取って清潔な用土にさし、日陰に置いて管理します。
主な作業
切り戻し:6月から9月、伸びすぎて姿が乱れた株は、切り戻します。梅雨入り直前に切り戻すと風通しがよくなり、株の蒸れを防げます。また、初秋に切り戻すと、晩秋の花つきがよくなります。
0
0
文章
玲儿
2017年07月31日
サンギナリア・カナデンシスの基本情報
学名:Sanguinaria canadensis
その他の名前:ブラッドルート(bloodroot)、カナダゲシ
科名 / 属名:ケシ科 / サンギナリア属
特徴
サンギナリア・カナデンシスは北米大陸東部の平地から低山に分布し、小河川や流れに面した斜面にある森林や低木林に生えています。
一つの芽から1枚の葉を出し、草丈20cm前後になります。葉は形が円く5~7裂し、質はやや厚くて柔らかく、白粉を帯びて裏は白いのが特徴です。色や質感もあいまってタケニグサの葉を思わせます。花は直径5cm前後で、1本の花茎に1輪咲き、花は夜や寒い日には閉じています。地下に赤っぽい太い根茎を這わせて、ところどころで枝分かれしてふえていきます。
どちらかというと春植物(早春に芽を出して開花し、葉を成長させて初夏に休眠に入る植物)のような性質をもち、春に開花、葉を広げて株を充実させたのち、夏ごろには地上部は枯れて休眠します。日本では、寒冷地では宿根草として扱えますが、ほとんどの地域では高山植物扱いとしたほうが無難です。
種類(原種、園芸品種)
サンギナリア・カナデンシス・マルチプレックス‘プレナ’
Sanguinaria canadensis f. multiplex ‘Plena’(Sanguinaria canadensis f.multiplex ‘Flore Pleno’)
有名な八重咲き種で花もちもよい。肥培すると花弁の数がふえ、より豪華な花となる。
マルチプレックス‘ペイント・クリーク・ダブル’
Sanguinaria canadensis f. multiplex ‘Paint Creek Double’
細弁半八重の変化花。変わった感じでマニア向け。これ以外にも北米では花びらの多い多弁花なども選別、栽培されている。
サンギナリア・カナデンシス‘ピーター・ハリソン’
Sanguinaria canadensis ‘Peter Harison’
桃色の花を咲かせる個体。これ以外にも薄い紅色を帯びる個体がいくつか発見されている。
エオメコン・キオナンサ(シラユキゲシ)
Eomecon chionantha
中国南西部から東部の標高1400〜1800mの森林ややぶなどに生える。サンギナリアに似るが、1本の花茎に直径2〜3cmの花を複数つける。葉は一芽に数枚つき、浅く裂ける。きわめて強健で、細長い地下茎を伸ばして旺盛にふえる。繁茂しすぎるため、鉢植えにするか、庭植えの場合は囲った中に植える。コントロールできない野外に植えたり、捨てたりしないこと。
学名:Sanguinaria canadensis
その他の名前:ブラッドルート(bloodroot)、カナダゲシ
科名 / 属名:ケシ科 / サンギナリア属
特徴
サンギナリア・カナデンシスは北米大陸東部の平地から低山に分布し、小河川や流れに面した斜面にある森林や低木林に生えています。
一つの芽から1枚の葉を出し、草丈20cm前後になります。葉は形が円く5~7裂し、質はやや厚くて柔らかく、白粉を帯びて裏は白いのが特徴です。色や質感もあいまってタケニグサの葉を思わせます。花は直径5cm前後で、1本の花茎に1輪咲き、花は夜や寒い日には閉じています。地下に赤っぽい太い根茎を這わせて、ところどころで枝分かれしてふえていきます。
どちらかというと春植物(早春に芽を出して開花し、葉を成長させて初夏に休眠に入る植物)のような性質をもち、春に開花、葉を広げて株を充実させたのち、夏ごろには地上部は枯れて休眠します。日本では、寒冷地では宿根草として扱えますが、ほとんどの地域では高山植物扱いとしたほうが無難です。
種類(原種、園芸品種)
サンギナリア・カナデンシス・マルチプレックス‘プレナ’
Sanguinaria canadensis f. multiplex ‘Plena’(Sanguinaria canadensis f.multiplex ‘Flore Pleno’)
有名な八重咲き種で花もちもよい。肥培すると花弁の数がふえ、より豪華な花となる。
マルチプレックス‘ペイント・クリーク・ダブル’
Sanguinaria canadensis f. multiplex ‘Paint Creek Double’
細弁半八重の変化花。変わった感じでマニア向け。これ以外にも北米では花びらの多い多弁花なども選別、栽培されている。
サンギナリア・カナデンシス‘ピーター・ハリソン’
Sanguinaria canadensis ‘Peter Harison’
桃色の花を咲かせる個体。これ以外にも薄い紅色を帯びる個体がいくつか発見されている。
エオメコン・キオナンサ(シラユキゲシ)
Eomecon chionantha
中国南西部から東部の標高1400〜1800mの森林ややぶなどに生える。サンギナリアに似るが、1本の花茎に直径2〜3cmの花を複数つける。葉は一芽に数枚つき、浅く裂ける。きわめて強健で、細長い地下茎を伸ばして旺盛にふえる。繁茂しすぎるため、鉢植えにするか、庭植えの場合は囲った中に植える。コントロールできない野外に植えたり、捨てたりしないこと。
0
0
文章
玲儿
2017年07月31日
サルビア(一年性)の基本情報
学名:Salvia
和名:ヒゴロモソウ(緋衣草)=サルビア・スプレンデンス その他の名前:セージ類
科名 / 属名:シソ科 / アキギリ属(サルビア属)
特徴
燃え立つような濃い鮮やかな赤色の花が群れ咲く様子は、サルビアならではのものです。印象が強く、秋花壇では主役にもなり、花期が長く育てやすい花です。サルビア属は900種ほどありますが、最もポピュラーで親しまれているのは、この赤い花を咲かせるS・スプレンデンス(ヒゴロモソウ)で、単にサルビアといえば本種を指すほどです。濃緑色のハート形の葉が密に茂り、花は長い穂になって下から順に咲き上がります。萼も美しく色づき、花が散ったあともしばらく残るので、長く観賞できるのが特徴です。低木状に育つ多年草ですが、寒さに弱いので、春まき一年草として扱います。ほかに、S・ファリナセア(ブルーセージ)やS・コクシネア(トロピカルセージ)も同様に利用されます。また、宿根サルビアのなかでも、高温多湿に弱く古株は枯れやすいのですが、タネから容易に育てられるS・パテンスなどは一年草として扱われます。S・ビリディス(=S・ホルミナム、別名ペインテッドセージ)は半耐寒性一年草です。
種類(原種、園芸品種)
サルビア・スプレンデンス
Salvia splendens
最もポピュラーなサルビアで、鮮やかな赤色の萼が長く残る。草丈の高い晩生の‘ボンファイヤー’、中ぐらいの‘ホットジャズ’、矮性の‘リトルタンゴ’など多数の園芸品種がある。
「シズラー」シリーズ
Salvia splendens Sizzler Series
矮性で早咲き。ほかに、「フラメンコ」シリーズ、「ビスタ」シリーズなどがある。
‘トーチ・ライト’
Salvia splendens ‘Torch Light’
スプレンデンスの園芸品種。白いガクに赤い花が咲くユニークな品種。
サルビア・コクシネア(トロピカルセージ)
Salvia coccinea
花弁が広く、色鮮やかで、長い穂になって長期間咲き続ける。赤、白、ピンクの園芸品種がある。
サルビア・ファリナセア(ブルーセージ)
Salvia farinacea
半耐寒性の多年草で、一年草扱いされることが多い。四季咲き性。ラベンダーのようなさわやかさが魅力。白花や2色咲きの園芸品種もある。
‘ストラータ’
Salvia farinacea ‘Strata’
2色咲きの、ファリナセアの園芸品種。ほかに濃い青紫色の花を咲かせる‘シグナム’、白花の‘シラス’、高性で性質が強い‘ビクトリア・ブルー’などの園芸品種がある。
サルビア・ビリディス(ペインテッドセージ)
Salvia viridis
穂の先端の苞が大きく花びらのように色づき、桃、紫、白色があり、初夏から秋まで、長期間観賞できる。
学名:Salvia
和名:ヒゴロモソウ(緋衣草)=サルビア・スプレンデンス その他の名前:セージ類
科名 / 属名:シソ科 / アキギリ属(サルビア属)
特徴
燃え立つような濃い鮮やかな赤色の花が群れ咲く様子は、サルビアならではのものです。印象が強く、秋花壇では主役にもなり、花期が長く育てやすい花です。サルビア属は900種ほどありますが、最もポピュラーで親しまれているのは、この赤い花を咲かせるS・スプレンデンス(ヒゴロモソウ)で、単にサルビアといえば本種を指すほどです。濃緑色のハート形の葉が密に茂り、花は長い穂になって下から順に咲き上がります。萼も美しく色づき、花が散ったあともしばらく残るので、長く観賞できるのが特徴です。低木状に育つ多年草ですが、寒さに弱いので、春まき一年草として扱います。ほかに、S・ファリナセア(ブルーセージ)やS・コクシネア(トロピカルセージ)も同様に利用されます。また、宿根サルビアのなかでも、高温多湿に弱く古株は枯れやすいのですが、タネから容易に育てられるS・パテンスなどは一年草として扱われます。S・ビリディス(=S・ホルミナム、別名ペインテッドセージ)は半耐寒性一年草です。
種類(原種、園芸品種)
サルビア・スプレンデンス
Salvia splendens
最もポピュラーなサルビアで、鮮やかな赤色の萼が長く残る。草丈の高い晩生の‘ボンファイヤー’、中ぐらいの‘ホットジャズ’、矮性の‘リトルタンゴ’など多数の園芸品種がある。
「シズラー」シリーズ
Salvia splendens Sizzler Series
矮性で早咲き。ほかに、「フラメンコ」シリーズ、「ビスタ」シリーズなどがある。
‘トーチ・ライト’
Salvia splendens ‘Torch Light’
スプレンデンスの園芸品種。白いガクに赤い花が咲くユニークな品種。
サルビア・コクシネア(トロピカルセージ)
Salvia coccinea
花弁が広く、色鮮やかで、長い穂になって長期間咲き続ける。赤、白、ピンクの園芸品種がある。
サルビア・ファリナセア(ブルーセージ)
Salvia farinacea
半耐寒性の多年草で、一年草扱いされることが多い。四季咲き性。ラベンダーのようなさわやかさが魅力。白花や2色咲きの園芸品種もある。
‘ストラータ’
Salvia farinacea ‘Strata’
2色咲きの、ファリナセアの園芸品種。ほかに濃い青紫色の花を咲かせる‘シグナム’、白花の‘シラス’、高性で性質が強い‘ビクトリア・ブルー’などの園芸品種がある。
サルビア・ビリディス(ペインテッドセージ)
Salvia viridis
穂の先端の苞が大きく花びらのように色づき、桃、紫、白色があり、初夏から秋まで、長期間観賞できる。
0
0
文章
玲儿
2017年07月30日
ゴデチアの基本情報
学名:Godetia
その他の名前:イロマツヨイグサ(色待宵草)
科名 / 属名:アカバナ科 / ゴデチア属(クラーキア属)
特徴
ゴデチアは、ゴデチア・アモエナ(Godetia amoena)とゴデチア・グランディフローラ(G. grandiflora)との交雑により、多くの園芸品種が生まれています。高性品種から矮性品種、大輪や八重咲き品種があります。サテンのような光沢と紙細工のようなひらひらとした花弁が花壇に華やぎをもたらします。華やかな花色が多いですが、透明感があるので、上品な印象です。
花が茎の先端に上を向いて咲き、水あげ、花もちがよいので、切り花としても利用できます。しかも切り花にしたあとも小さな蕾まで咲くので、長く楽しめます。
種類(原種、園芸品種)
「サティン」シリーズ
Godetia Satin Series
やや矮性の品種で、コンテナ栽培に向く。花径5cmほど。
‘ドワーフ・ゼム’
Godetia ‘Dwarf Zem’
草丈20cmほどの極矮性品種。倒れにくく、こんもりと茂る。
‘ジューン’
Godetia ‘June’
草丈40〜60cmで、茎の先端に10輪ほどの花をつける。株元の分枝もよく、ボリューム感がある。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水はけのよい日なたで育てます。粘土質の土壌は向いていないので、その場合は川砂やパーライトを加えて土壌改良します。薄い花弁は雨で傷みやすいので、鉢植えであれば、開花中は軒下などに移すとよいでしょう。
植えつけが遅れて冬までにしっかりと根が張らない場合は、霜柱で小苗が持ち上げられることがあるので、防寒対策をしてください。
水やり
土が乾いたらたっぷりと水やりします。特に、植えつけ直後と、開花中は水切れしないよう、表土が乾き始めたら水を与えます。
肥料
元肥として少なめの緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。肥料が多いと倒れやすくなるので追肥は不要ですが、鉢植えの場合で肥料切れの症状が見られたら、3月に液体肥料か化成肥料を施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春に新芽や蕾に群がって汁を吸います。見つけしだい、適用のある農薬で駆除しましょう。
病気:立枯病
せっかくつくった苗が、春に地際付近から腐って倒れることがあります。連作したり、土壌を過湿にしたりすると発生しやすくなります。発生したら抜き取って処分するほかありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
直根性で移植を嫌うので、9月中旬から10月上旬にタネを直まきするか、あるいはポットで育苗して、10月中旬に根を傷めないように植えつけます。株間は20~30cmとします。植えつけて2週間ぐらいしたら摘心を行うと、分枝が促されます。
ふやし方
タネまき:9月中旬から10月上旬にタネをまいてふやします。タネが小さいので、ごく薄く覆土をし、発芽するまで乾かさないようにします。秋まき一年草ですが、春にまいても5月中旬から7月上旬に開花します。
主な作業
花がら摘み:放任するとタネがつきやすいので、咲き終わった花は花首のところで摘み取ります。
支柱立て:茎が柔らかく、倒れやすいので、支柱を立てて誘引します。
学名:Godetia
その他の名前:イロマツヨイグサ(色待宵草)
科名 / 属名:アカバナ科 / ゴデチア属(クラーキア属)
特徴
ゴデチアは、ゴデチア・アモエナ(Godetia amoena)とゴデチア・グランディフローラ(G. grandiflora)との交雑により、多くの園芸品種が生まれています。高性品種から矮性品種、大輪や八重咲き品種があります。サテンのような光沢と紙細工のようなひらひらとした花弁が花壇に華やぎをもたらします。華やかな花色が多いですが、透明感があるので、上品な印象です。
花が茎の先端に上を向いて咲き、水あげ、花もちがよいので、切り花としても利用できます。しかも切り花にしたあとも小さな蕾まで咲くので、長く楽しめます。
種類(原種、園芸品種)
「サティン」シリーズ
Godetia Satin Series
やや矮性の品種で、コンテナ栽培に向く。花径5cmほど。
‘ドワーフ・ゼム’
Godetia ‘Dwarf Zem’
草丈20cmほどの極矮性品種。倒れにくく、こんもりと茂る。
‘ジューン’
Godetia ‘June’
草丈40〜60cmで、茎の先端に10輪ほどの花をつける。株元の分枝もよく、ボリューム感がある。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水はけのよい日なたで育てます。粘土質の土壌は向いていないので、その場合は川砂やパーライトを加えて土壌改良します。薄い花弁は雨で傷みやすいので、鉢植えであれば、開花中は軒下などに移すとよいでしょう。
植えつけが遅れて冬までにしっかりと根が張らない場合は、霜柱で小苗が持ち上げられることがあるので、防寒対策をしてください。
水やり
土が乾いたらたっぷりと水やりします。特に、植えつけ直後と、開花中は水切れしないよう、表土が乾き始めたら水を与えます。
肥料
元肥として少なめの緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。肥料が多いと倒れやすくなるので追肥は不要ですが、鉢植えの場合で肥料切れの症状が見られたら、3月に液体肥料か化成肥料を施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春に新芽や蕾に群がって汁を吸います。見つけしだい、適用のある農薬で駆除しましょう。
病気:立枯病
せっかくつくった苗が、春に地際付近から腐って倒れることがあります。連作したり、土壌を過湿にしたりすると発生しやすくなります。発生したら抜き取って処分するほかありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
直根性で移植を嫌うので、9月中旬から10月上旬にタネを直まきするか、あるいはポットで育苗して、10月中旬に根を傷めないように植えつけます。株間は20~30cmとします。植えつけて2週間ぐらいしたら摘心を行うと、分枝が促されます。
ふやし方
タネまき:9月中旬から10月上旬にタネをまいてふやします。タネが小さいので、ごく薄く覆土をし、発芽するまで乾かさないようにします。秋まき一年草ですが、春にまいても5月中旬から7月上旬に開花します。
主な作業
花がら摘み:放任するとタネがつきやすいので、咲き終わった花は花首のところで摘み取ります。
支柱立て:茎が柔らかく、倒れやすいので、支柱を立てて誘引します。
0
0
文章
玲儿
2017年07月30日
木立ち性ベゴニアの基本情報
学名:Begonia
その他の名前:キダチベゴニア、コダチベゴニア、木立性ベゴニア
科名 / 属名:シュウカイドウ科 / シュウカイドウ属(ベゴニア属)
特徴
地下に球根や根茎をつくらず、茎が立ち上がるベゴニアを木立ち性ベゴニアと呼んでいます。何段にも枝分かれしたシャンデリアのような花房が、葉の間からいくつも垂れ下がって咲き、花と葉の調和が美しい鉢花です。緑葉のほか、光沢のある黒葉に水玉模様や筋が入るもの、葉の表面にきらきら光る毛が生えてビロードのような質感を呈するものなど、葉の美しい品種が多く、花のない時期でも楽しめます。四季咲き性品種が多く、冬でも夜温を10℃以上に保てば開花し、7℃以上であれば冬越し可能です。
1mを超える大型の品種から、小鉢のまま楽しめる小型の品種もあり、ライフスタイルに合わせて品種を選択することができます。茎をさし木すれば数週間で発根し、容易に株の更新と増殖ができます。
種類(原種、園芸品種)
‘ミセス・ハシモト’
Begonia ‘Mrs. Hashimoto’
白花の大きな花房と緑葉のバランスが美しい。日ざしが強いと花が赤みを帯びるので、半日陰で栽培するとよい。やや病気に弱く、斑点細菌病が出やすい。
‘リッチモンデンシス’
Begonia ‘Richmondensis’
夏の高温と日ざしに強いとともに、よく分枝して茂るので、鉢花としてだけでなく、庭植えもできる。耐寒性もやや強く、暖地であれば軒下で冬越しすることもしばしばある。
‘ジニー’
Begonia ‘Ginny’
花弁も萼片も深い紅色。分枝性がよく、枝が横へ柔らかく伸びるので、ハンギング仕立てに向く。比較的夏越ししやすい。
‘ティー・ローズ’
Begonia ‘Tea Rose’
芳香のある花がよく咲く。日ざしに強く、真夏を除き、日にしっかり当てて育てる。過湿にはやや弱い。
学名:Begonia
その他の名前:キダチベゴニア、コダチベゴニア、木立性ベゴニア
科名 / 属名:シュウカイドウ科 / シュウカイドウ属(ベゴニア属)
特徴
地下に球根や根茎をつくらず、茎が立ち上がるベゴニアを木立ち性ベゴニアと呼んでいます。何段にも枝分かれしたシャンデリアのような花房が、葉の間からいくつも垂れ下がって咲き、花と葉の調和が美しい鉢花です。緑葉のほか、光沢のある黒葉に水玉模様や筋が入るもの、葉の表面にきらきら光る毛が生えてビロードのような質感を呈するものなど、葉の美しい品種が多く、花のない時期でも楽しめます。四季咲き性品種が多く、冬でも夜温を10℃以上に保てば開花し、7℃以上であれば冬越し可能です。
1mを超える大型の品種から、小鉢のまま楽しめる小型の品種もあり、ライフスタイルに合わせて品種を選択することができます。茎をさし木すれば数週間で発根し、容易に株の更新と増殖ができます。
種類(原種、園芸品種)
‘ミセス・ハシモト’
Begonia ‘Mrs. Hashimoto’
白花の大きな花房と緑葉のバランスが美しい。日ざしが強いと花が赤みを帯びるので、半日陰で栽培するとよい。やや病気に弱く、斑点細菌病が出やすい。
‘リッチモンデンシス’
Begonia ‘Richmondensis’
夏の高温と日ざしに強いとともに、よく分枝して茂るので、鉢花としてだけでなく、庭植えもできる。耐寒性もやや強く、暖地であれば軒下で冬越しすることもしばしばある。
‘ジニー’
Begonia ‘Ginny’
花弁も萼片も深い紅色。分枝性がよく、枝が横へ柔らかく伸びるので、ハンギング仕立てに向く。比較的夏越ししやすい。
‘ティー・ローズ’
Begonia ‘Tea Rose’
芳香のある花がよく咲く。日ざしに強く、真夏を除き、日にしっかり当てて育てる。過湿にはやや弱い。
0
0
文章
玲儿
2017年07月28日
キルタンサスの基本情報
学名:Cyrtanthus
その他の名前:笛吹水仙(ふえふきすいせん)、ファイアーリリー
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / キルタンサス属
特徴
キルタンサスは南アフリカに45~50種が自生する球根植物で、種によって形態や性質が大きく異なり、変化に富んでいます。
大別すると冬咲き種と夏咲き種があり、花形は細い筒形から壺形、盃状に大きく開くものなどで、下垂するものから上向きに咲くものまであります。常緑性のものが多く、環境条件によって落葉休眠します。
最も一般的で代表的なのは、マッケニー(Cyrtanthus mackenii)とその交配種で、単にキルタンサスといえば本種を指すほどです。細長い筒状でやや湾曲したラッパのような花が、冬の間次々と咲き続けます。赤、オレンジ、黄、ピンク、白があり、半耐寒性ですが植えっぱなしでも手がかからず、冬花壇の彩りとして重宝します。「笛吹水仙」の名もありますが、スイセンとは少し趣の異なるエキゾチックな感じのするユーモラスな花で、群生させると見事です。また、以前は別属として扱われていたバロータ・スペシオサが現在ではキルタンサス・エラタス(C. elatus)になり、種間雑種も育成されています。
種類(原種、園芸品種)
マッケニータイプ
各色別に選抜されたものが出回り、品種名のついたものでは、‘あかつき’や‘東天’がある。ミックスでも流通している。
エラタスタイプ
夏咲き。赤花の‘ビーナス’、ピンク色の‘サターン’などがある。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば、あまり場所も選ばず、やせ地でも育ちます。性質の強いマッケニータイプは、庭や鉢に植えっぱなしでもよく、夏の間は日陰でもかまいません。夏咲きタイプのC・サンギネウス(C.sanguineus)やC・エラタス(C.elatus)などは多肥、多湿にやや弱く、鉢栽培向きで、花を咲かせるには球根を大きく太らせる必要があります。冬期は0℃以上が安全ですが、マッケニーは、耐寒性があり、-2~-3℃ぐらいまでなら、花もほとんど傷みません。関東地方以西の太平洋側では栽培容易です。
水やり
過湿は球根が腐りやすいので、用土が乾いたらたっぷり与えるというのが基本です。マッケニーはかなり適応性があります。
肥料
少なめが安全で、ほとんど無肥料でもよいくらいですが、生育・開花促進のために、新芽の展開や成長に合わせて、月1回ぐらい置き肥や液体肥料を施します。
病気と害虫
ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
水はけのよいものであれば特に選びません。赤玉土7、腐葉土3の配合土など、一般の草花用培養土も利用できます。2割程度の鹿沼土、軽石、くん炭などを混ぜるとなおよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
春または秋に球根を植えつけます。庭植えでは地表すれすれに、鉢植えでは球根の上部が少し出るくらいの浅植えとします。あまりまめに植え替える必要はありません。数年はそのままで、根をしっかり張らせることが大切です。
ふやし方
自然に分球してよくふえます。根詰まりしたり、芽が混み合ってきたら掘り上げ、株分けして植えつけます。球根ですが、宿根草をふやすような要領です。タネまきでふやすことも可能で、開花まで4~6年かかります。
主な作業
ほとんど手はかかりません。混みすぎると、小さな球根ばかりで咲きにくくなることもあるので、株分けしたり、芽数を減らして植え直しをします。
学名:Cyrtanthus
その他の名前:笛吹水仙(ふえふきすいせん)、ファイアーリリー
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / キルタンサス属
特徴
キルタンサスは南アフリカに45~50種が自生する球根植物で、種によって形態や性質が大きく異なり、変化に富んでいます。
大別すると冬咲き種と夏咲き種があり、花形は細い筒形から壺形、盃状に大きく開くものなどで、下垂するものから上向きに咲くものまであります。常緑性のものが多く、環境条件によって落葉休眠します。
最も一般的で代表的なのは、マッケニー(Cyrtanthus mackenii)とその交配種で、単にキルタンサスといえば本種を指すほどです。細長い筒状でやや湾曲したラッパのような花が、冬の間次々と咲き続けます。赤、オレンジ、黄、ピンク、白があり、半耐寒性ですが植えっぱなしでも手がかからず、冬花壇の彩りとして重宝します。「笛吹水仙」の名もありますが、スイセンとは少し趣の異なるエキゾチックな感じのするユーモラスな花で、群生させると見事です。また、以前は別属として扱われていたバロータ・スペシオサが現在ではキルタンサス・エラタス(C. elatus)になり、種間雑種も育成されています。
種類(原種、園芸品種)
マッケニータイプ
各色別に選抜されたものが出回り、品種名のついたものでは、‘あかつき’や‘東天’がある。ミックスでも流通している。
エラタスタイプ
夏咲き。赤花の‘ビーナス’、ピンク色の‘サターン’などがある。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば、あまり場所も選ばず、やせ地でも育ちます。性質の強いマッケニータイプは、庭や鉢に植えっぱなしでもよく、夏の間は日陰でもかまいません。夏咲きタイプのC・サンギネウス(C.sanguineus)やC・エラタス(C.elatus)などは多肥、多湿にやや弱く、鉢栽培向きで、花を咲かせるには球根を大きく太らせる必要があります。冬期は0℃以上が安全ですが、マッケニーは、耐寒性があり、-2~-3℃ぐらいまでなら、花もほとんど傷みません。関東地方以西の太平洋側では栽培容易です。
水やり
過湿は球根が腐りやすいので、用土が乾いたらたっぷり与えるというのが基本です。マッケニーはかなり適応性があります。
肥料
少なめが安全で、ほとんど無肥料でもよいくらいですが、生育・開花促進のために、新芽の展開や成長に合わせて、月1回ぐらい置き肥や液体肥料を施します。
病気と害虫
ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
水はけのよいものであれば特に選びません。赤玉土7、腐葉土3の配合土など、一般の草花用培養土も利用できます。2割程度の鹿沼土、軽石、くん炭などを混ぜるとなおよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
春または秋に球根を植えつけます。庭植えでは地表すれすれに、鉢植えでは球根の上部が少し出るくらいの浅植えとします。あまりまめに植え替える必要はありません。数年はそのままで、根をしっかり張らせることが大切です。
ふやし方
自然に分球してよくふえます。根詰まりしたり、芽が混み合ってきたら掘り上げ、株分けして植えつけます。球根ですが、宿根草をふやすような要領です。タネまきでふやすことも可能で、開花まで4~6年かかります。
主な作業
ほとんど手はかかりません。混みすぎると、小さな球根ばかりで咲きにくくなることもあるので、株分けしたり、芽数を減らして植え直しをします。
0
0