良い香りのする「マダガスカルジャスミン」
ふんわりと淡い良い香りのするマダガスカルジャスミン。ジャスミンと言われていますが、あのジャスミンとは違い、ガガイモ科の植物です。特徴的なつる状の茎が素敵ですよね。写真のように支柱(しちゅう)に絡めてホームセンターや園芸店などで見かけます。
用意するもの
・鉢・鉢底ネット・鉢底石(軽石)・観葉植物の土・赤玉土
マダガスカルジャスミンの植え替え
根っこが出ている!!早速、植え替えを行いましょう。
1.鉢の準備
鉢底が見えなくなるくらいの量の軽石を入れます。マダガスカルジャスミンは水はけの良い土を好むようです。
2.土を順番に入れていく
その次に赤玉土を少量入れます。
市販の観葉植物の土を入れていきます。
3.ポットから出して根の整理
ポットからマダガスカルジャスミンを、そっと抜いて新しい鉢に入れる準備をします。下葉が変色していたり、傷んでいるものは取りましょう。この時に支柱(しちゅう)も取ってしまいます。
※支柱(しちゅう):植物体を支えるもの。背の高い植物やつる性の植物を仕立てるとき、野菜の栽培で使われています。
根っこが、すごい張っています。やさしくほぐして古い土を捨てます。
だいぶ取れたので、このくらいにして新しい鉢へ植え替えに入ります。
4.バランス良く、やさしく植える
やさしく鉢の真ん中に置いて、観葉植物の土を足していきます。
グラつかないように土を入れていきます。
最後に赤玉土を入れて、表面をカバーします。観葉植物の土が見えるより赤玉土を上にした方がキレイに見えることと、中の土の保水性も高まるので仕上げに赤玉土を入れています。
こんな感じに出来上がり!
支柱(しちゅう)を取ってしまったので長いマダガスカルジャスミンの枝がプランプランに。自宅の壁や棚に這わせても、ジャングルな空間になると思いますが支柱に絡ませて飾りたいという場合は、かっこいい支柱(しちゅう)をDIYしちゃいましょう。
トロピカルな雰囲気を醸し出す観葉植物です。熱帯に生息するサトイモ科の植物であり、赤やピンク色のハート型お皿のような仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的です。これは花ではなく、ここから細い尾のように出てきた黄色い突起が花になります。ギリシャ語で、アンス:anthos(花)、オウラ:oura(尾)から花の名前がつけられているそうです。
科・属 サトイモ科和名アンスリウム,大紅団扇(オオベニウチワ)英名 Anthurium学名 Anthurium原産地 熱帯アメリカ~西インド諸島育てやすさ★★★★
アンスリウムの名前の由来
アンスリウムの花名は、ギリシャ語の「anthos(花)」と「oura(尾)」が語源となって花の名前がつけられたと言われています。また、和名の「大紅団扇(オオベニウチワ)」は、ハート型の紅色の仏炎苞(ぶつえんほう)が大きなうちわのように見えることからついたと言われています。
アンスリウムの花言葉
アンスリウムの花言葉は「情熱」「煩悩」「印象深い」。
―熱帯ならではの鮮やかな色っと個性的な形の南国の花
アンスリウムは赤やピンク、白などのハート型のお皿のような仏炎苞をもちます。これは花びらではなく、花を保護するための組織で、本来の花の部分は仏炎苞から突起している棒のようなもので、小さな花がたくさんついています。全体的に造り物のような鮮やかな雰囲気を持ち、害虫にも強いため、観葉植物としても楽しまれています。高温多湿を好むので、温度調節を怠らなければ四季咲きになります。
花言葉の由来
アンスリウムの花言葉「煩悩」「情熱」は、ハート型で赤やピンクなどの熱帯ならではの鮮やかな色のアンスリウムの仏炎苞が、誰かに恋焦がれている胸の内を連想させることからつけられたと言われています。
アンスリウムの良い株の選び方
株元がしっかりしたものを選びましょう。鉢を持ってみて、重量感のあるものがいいと思います。また、葉っぱにハリがなかったり、黄色い葉が多いものは避けましょう。
アンスリウムの水やりなどの育て方
日常の水やりや日当り、管理をおしえて!
日当たり・置き場所
熱帯性ですが、直射日光と寒さに弱いので、屋外では半日陰、冬場は室内に置きます。アンスリウムの置き場や置き方で気をつける点というと、直射日光の当たらないところで風通しの良いところ。
水やり
過湿環境を好むので、乾燥には気をつけてください。4月から9月までの気温が上がる時期は土が乾いたら、たっぷりとあげましょう。茎や葉に霧吹きで水をかけることで、病害虫対策にもなります。
温度
生育温度は15~30℃と言われています。熱帯の植物なので最低でも8℃は必要です。寒い冬場は室内の暖かい環境で管理しましょ
アンスリウムの植え替え
アンスリウムの植え替えはどうするの?
植え替え
5月から8月が植え替え時。
鉢の下から根が出ていたり、鉢の重量感が変わって来たら植え替えましょう。2~3年に一度は植え替えて下さい。
用土
用土は観葉植物用の土で大丈夫です。水はけ(通水性)、水もち(保水性)のいいものが好ましい。
肥料
開花時期の春から秋に固形化成肥料を与えましょう。
アンスリウムの増やし方
株分けで増やせることができます。根を傷めないように子株を分けて、新しい土に植えて増やしましょう。
アンスリウムの病害虫対策・夏場、冬越しの管理
アンスリウムに虫がついた、これって病気?季節の管理で気をつける点は
病害虫ハダニ
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
カイガラムシ
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
関連記事ハダニの駆除方法。予防が運命の分かれ道!?要注意したい天敵!カイガラムシの駆除方法夏越し
夏場の水やりは涼しい朝方の時間帯か、夕方の時間帯にしましょう。室内での管理の場合、水をあげたら蒸れないように風通しよくしましょう。
冬越し
室内のできるだけ暖かい場所におくようにしましょう。水遣りの回数を少なくするのもポイントです。葉にほこりがたまりやすいので、ときどき濡れた布でふいてやりましょう。冬は乾燥しやすいので、霧吹きで葉に水をかけてやるといいでしょう。
アンスリウムの育て方|まとめ
・直射日光に当たらない明るい日陰で管理。 ・冬越しは暖かいところで管理。 ・水のやりすぎに気を付けましょう。 ・葉の埃もこまめにお掃除する。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なアンスリウムを育ててみて下さいね♪
※情報は随時アップデートする可能性があります。
シュウメイギクは秋の日陰の庭に映える白や桃色の花を咲かせる宿根草です。漢字で書くと「秋明菊」でその名の通り菊のような花を咲かせますが、春に咲くアネモネに近いキンポウゲ科の植物です。シュウメイギクは貴船菊や秋牡丹などの異名もあり、欧米ではボーダーガーデンやジャパニーズガーデンには欠かせない植物ですが、実は中国原産の帰化植物で、山野や里山にも自生しています。一枝でも見栄えが大変良いため、華道の素材としてや秋の茶花としても大変喜ばれます。花はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。最近では八重咲のものや矮性のものもあります。
シュウメイギクの花言葉
シュウメイギクの花言葉は「薄れゆく愛」「淡い思い」「忍耐」
シュウメイギクの花言葉は「薄れゆく愛」「淡い思い」「忍耐」です。秋に花を咲かせ冬に近づくにつれてハラハラと散っていく様がまさしく恋の終わりの切なさを感じさせますが、この花言葉は近縁種であるアネモネに由来するようです。アネモネはギリシャ神話の花の女神フロラの侍女の名前に由来しています。フロラには西風の神ゼピュロスという恋人がいましたが、ゼピュロスは美しい侍女アネモネに恋をしてしまいます。起こったフロラはアネモネを追放してしまいます。ゼピュロスはフロラを納得させるためにアネモネを花の姿に変えたと言われています。そこから薄れゆく愛や淡い思いといった切ない恋心の花言葉が生まれたのでしょう。「忍耐」は寒い冬に耐え再び春に芽を伸ばすシュウメイギクの強さに由来します。
シュウメイギクの基本情報科・属キンポウゲ科 イチリンソウ属英名Japanese anemone,Jalanese thimbleweed学名Anemone hupehensis var. japonica原産地中国出回り時期9月~10月育てやすさ★★★☆☆
シュウメイギクの種類・品種
シュウメイギクの原種は草丈が50~80cm程度で濃桃色の八重咲です。現在多く流通している園芸種は、日本の原種と台湾原産のタイワンシュウメイギクを交配したもので、欧米で品種改良されたものが逆輸入されて定着しました。タイワンシュウメイギクは白花で100cmを超える草丈があります。最近ではヨーロッパで交配された矮性のシュウメイギクもあり、草丈が40cm程度にしかならず花色も豊富なので鉢植えに向きます。
シュウメイギクの育て方用土
肥沃で保水性の良い弱酸性の土壌を好みます。土壌がアルカリ性に傾くと極端に成長が悪くなりますので、コンクリート塀や家の基礎などコンクリートの近く、消石灰を撒くような場所には植えないように注意しましょう。地植えの場合湿り気の多いところが好きですので保水力が足りない場合は腐葉土を3割程度混ぜ込んでやり、マルチングしてあげると良いでしょう。落葉樹がある場合はその近くに植えてあげると落ちた葉が冬場のマルチング代わりになります。鉢植えの場合は小粒赤玉土と腐葉土を7:3に混ぜたものに緩効性肥料を混ぜ込みます。
種まき
綿毛であって風で飛ばされやすいので、種を採る場合は袋などを被せて保護します。12月~1月頃地上部が枯れ綿毛が浮いてきたら採取の適期です。種は鉢植えと同じ用土に播き、覆土せずに乾燥しないように管理します。5月~6月頃間引いて良い苗を選抜し、翌年の3月~4月頃1株ずつ植え付けましょう。
苗の選び方
開花前後の株が流通しますので、花の形や色の良いものを選びましょう。種を採る目的がある場合は一重の品種を選ぶようにします。また、葉や茎がしっかりしており病害虫に侵されていないものを選びましょう。管理の仕方によっては株に白絹病が出ている場合がありますので、株元を確認して白いカビのようなものがないものを購入しましょう。
植え付け
植え付け適期は芽が動き始める直前の3月~4月です。開花株を購入した場合は9月~10月でも植え付けられますが、しっかり水やりをして冬までに根が土になじむようにしましょう。地植えの場合は半日陰に根鉢の倍程度の広さを掘り返して元肥と腐葉土を十分に混ぜ込んで根鉢を少しだけほぐして植え付けます。鉢植えの場合は株がすぐに増えるので、やや大きめの鉢に植え付けましょう。根が回りやすく根詰まりを起こすと株が弱るので、鉢底で根の回り具合を適宜確かめるようにしましょう。
水やり
地植えの場合は半日陰でじめっとした感じの場所であれば水やりは必要ありません。鉢植えの場合は夏場は特に株全体が熱くなり根が傷みますので、直射日光が当たらない風通しの良い日陰で養生しながら夕方に水を与えるようにしましょう。また、宿根草ですので冬場も土が乾燥しないように適宜水を与えるようにして下さい。
追肥
花後のお礼肥として緩効性の化成肥料か油粕を株から少し離れた場所に置きます。根の先端部分で肥料分を吸収するので、株元においてもあまり効果がありません。鉢植えや旺盛に成長している株では葉が出始めてから5月くらいまで月に1回液体肥料を水代わりに与えると良いでしょう。気温が高くなり始めたら肥料を与えないようにします。
剪定
花後は種を採取する予定がない場合は花茎を切ります。また、冬場は地上部が枯れますので、地際から刈り込んでおきましょう。成長が良いと春からランナーがどんどん伸びてきます。そのままにしておくと植え付けた部分からどんどん広がっていくので、必要なもの以外は切り取りましょう。
病害虫
害虫はアブラムシが新芽やつぼみにつきやすいです。日の当たる場所に植え付けた場合は夏場にハダニが出ることもありますので、発生初期に殺虫剤を用いて防除しましょう。病気はうどんこ病がつきやすいので、株が込み合って風通しが悪くなっている場合は株分けなどをして風通しが良くなるようすると良いです。地際の部分に白絹病が出ると株が弱りますので、早めに殺菌剤で防除します。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
ハダニ
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
うどんこ病
植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
白絹病
おもな発生時期は6月から9月で、発生部位は根と茎です。カビ(糸状菌)による伝染病で、菌糸が網のように張り立ち枯れてしまう伝染性の病気です。菌が強いのでかかってしまった部位をそのままにしておいたり、よけてほかの所に置いておいたりしても、病原菌は土の中で越冬してしまうため、春に暖かくなってから活動しはじめてしまいます。発見したらほかの株とは分けて置き、すぐに焼却処分や廃棄処分をするようにしましょう。
シュウメイギクの育て方 まとめ
・シュウメイギクは半日陰で栽培しましょう。直射日光は苦手です。
・湿り気のあるところが大好き。水枯れを起こさないように注意!
・株が込み合って来たら掘り返して株分けをして植えなおしましょう。
・弱酸性土壌が好きなので、コンクリートの近くには植えないように。
シュウメイギクのその他いろいろシュウメイギクの増やし方
シュウメイギクは株分けで増やすことができます。特に鉢植えの場合はすぐにいっぱいになってしまうほど増えますので、葉が展開する前に株分けをして株を更新してあげると良いです。また、春以降になるとランナーが地下茎から伸びてきます。地に着くと子株ができますので、掘り取って鉢植えにしたり、別の場所に植えてあげましょう。根伏せでも増やすことができるので、根を5cm程度に切り取ったら清潔な用土に寝かせて覆土します。
中国原産なのになぜジャポニカ?
秋明菊や貴船菊という名前で親しまれており、学名や英名にまで日本とついているシュウメイギクですが、中国が原産の植物です。万葉集にはシュウメイギクの記述がないためおそらくそれ以降に中国から伝わったのでしょう。シュウメイギクは伝来後に京都の貴船を中心に野生化をしたようで、そこから貴船菊の別名が付けられたと言われています。これを元にしてジャポニカの学名がついたのでしょう。中国から伝来したときには「秋冥菊」と黄泉の国の花という意味の名前でしたが、「明」の字に改変されました。現在では様々な花の種類があるシュウメイギクですが、その品種改良は日本ではなくヨーロッパを中心に行われました。現在でもヨーロッパを中心に大変人気のある花で、耐寒性があり宿根草であることから晩秋を彩る花としてボーダーガーデンに良く植えられています。
シュウメイギクで家畜が中毒に。きれいな花には毒がある?
シュウメイギクはキンポウゲ科の植物ですが、このキンポウゲ科の植物は毒をもつ植物が非常に多いことが知られています。シュウメイギクも実は全草にプロトアネモニンという毒があります。放牧している牛がシュウメイギクの芽を誤って食べてしまって中毒を起こすことがあります。人が食べてしまうと胃腸障害が起こるほか、草の汁で皮膚炎を起こすことがありますので注意が必要です。山菜として食べるニリンソウと似ていますので、特にシュウメイギクが自生している里山でニリンソウを採る時は注意するようにしましょう。
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花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!
葉牡丹は冬の殺風景な景色を彩るアブラナ科の植物です。
ヨーロッパから輸入された当時は食用として出回っていましたが、現在では観賞用として栽培されるのが一般的です。見た目、形はキャベツを連想させる造りになっています。キャベツから葉牡丹へ品種改良された為、この様な形になっていると言われています。葉は円形状で幾重にも重なっていて、ふちをギザギザや丸でかたどっています。色は外側が緑、内側が白もしくは紫で構成されています。牡丹のようにも見えることから「葉牡丹」と名付けられました。また、葉牡丹の茎はグングンと成長し、種類によっては100㎝を超すものまで。伸びすぎた茎は支柱が必要になります。
葉牡丹の花言葉
葉牡丹の花言葉は「祝福」「利益」「愛を包む」
葉牡丹が綺麗に色づく季節は冬。その形が牡丹に似ていることから縁起物としてもしようされます。特にお正月は竹筒や松などに交じって綺麗に植えられた葉牡丹、活けられた葉牡丹を目にする機会が多いのではないでしょうか。そんな縁起物の葉牡丹、花言葉もやはり縁起のいいものばかりです。「祝福」「利益」「愛を包む」愛を包むという花言葉は葉牡丹の見た目から。葉の一枚一枚に愛が詰まっており、その中心で愛する人を包むと言う意味が込められています。
葉牡丹の基本情報科・属アブラナ科アブラナ属英名Flowering kale学名Brassica oleracea var原産地ヨーロッパ出回り時期9月~12月育てやすさ★★★★★
葉牡丹の種類・品種
一番よくみられる葉牡丹は見た目がキャベツと混同される「東京丸葉系」です。
葉が丸く、中央が白や紫になる品種です。同じ丸葉系では葉の側面が緩やかな「大阪丸葉系」が存在します。丸葉系意外だと、葉のふちがウェーブしている「ちりめん系」葉に多く切り込みが入っている「サンゴ系」が代表的な種類です。
葉牡丹の育て方用土
葉牡丹に使用する用土は赤玉土、腐葉土です。通気性、保水性を持った土を好みます。軽石を混ぜるのも良いでしょう。また、用土と一緒にリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜると栄養もとれ害虫避けにもなります。
種まき
種まきを行う際、底の浅いビートバンを用意するのが適切でしょう。地中深くに種を蒔くのではなく、表面に種を敷いて薄く土を被せます。種まきをする期間は7月~8月。
苗の選び方
葉を色づかせる為だけじゃなく、茎も伸ばして観賞用に育てたいなら苗を吟味する必要があります。真っ直ぐ太く育つために、苗の段階から茎が細いものは除外したほうが良いでしょう。また葉数が多いとしっかりしている葉牡丹なのでよく見てください。下の葉が垂れているものは要注意。弱っている証拠です。
植え付け
葉牡丹の苗を植え付けるのなら、良く日差しのさす場所を選ぶと良いでしょう。掘る土は深めで。しっかり苗を土で覆い完成です。もし幾つも苗を植えるのなら、20㎝~40㎝の間隔を取ってください。距離が無いとお互いの育成を邪魔しあってしまいます。
水やり
植え付け、種まきの際はたっぷり水を上げてグングン成長を促します。しかし、一か月も経てば苗や種は定着しているので、水やりを過度に行う必要はありません。土が乾いた時に行う程度で良いです。
追肥
基本的に肥料は、種まき、植え付けの時に一緒に散布します。そして、本格的に成長する前の5月~9月に液体肥料を追肥する程度で構いません。しかし、追肥は普通の葉牡丹ではなくミニ葉牡丹にだけ適用します。
剪定
剪定は花が咲き終わった後に行います。4月~5月頃。花開いた茎を根元近くで切り取り。少々勿体ない気もしますが、次回も花を咲かせるためにも必要な作業なのです。切り取った部分からまた新芽が生えてきます。
収穫
葉牡丹の種は5月~6月辺りに採取出来ます。花が咲き終わった後そのまま放置しておくと、無事受粉を終えた花殻から種を内包した実が出来るのです。種を覆うサヤはまさにさやえんどうそのもの。緑色の皮で覆われていますが、やがて茶色に変色し中から黒い小さな粒が出てきます。それが葉牡丹の種です。
病害虫
アブラナ科の植物はとても害虫が付きやすいです。なので、植えつける前から殺虫剤や害虫駆除の対策をしておきましょう。口にする植物ではないので、花が影響を受けない程度に強く対策をしておくことがオススメです。殺虫液を土に浸みこませておくとよいでしょう。
コナガ
コナガはチョウ目コナガ科の昆虫で、農業上は害虫とされています。アブラナ科の植物によく出、幼虫は葉から花芽から食害してしまいます。また繁殖力が旺盛で、年間10回ほど発生します。そのため防除が必要です。もし、幼虫が葉についているのを見つけたら確実に捕殺するようにしましょう。また、新芽がを好むため、芯部分などをよく見て、卵がないか確認をしましょう。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
ヨウトウムシ
ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、年に2回ほど発生します。ハスモンヨトウ、シトシタヨトウなどの種類も含めヨトウムシと呼ばれてます。昼間は土の中に隠れていて、夜になると一斉に出てきて活動します。幼虫は葉や茎部分を集団で食害するため、葉が気づいたら丸坊主になっていることがあります。一度に大量に産卵します。葉裏に大量に卵を産み付けるので、これが孵化しないうちに葉ごと処分をしましょう。こまめに葉裏もチェックするようにしましょう。孵化していた場合群生するため比較的見つけやすいです。見つけたら捕殺しましょう。
立ち枯れ病
初期症状は葉枯れ病とほとんど同じで、葉に円形や楕円形の赤褐色の小斑点ができ、斑点の中心部はやや淡い褐色となってくぼんでしまいます。カビが原因の病気です。株全体が萎れてしまい、根元近くからだんだんと黄色く変色してやがて腐ってしまいます。葉には紫褐色の病斑が現れて枯れ落ち、花が咲く前に蕾の状態で褐色になり枯れ死してしまいます。
葉牡丹の育て方 まとめ
・葉牡丹には害虫が沢山です。植え付け時に防虫剤を撒きましょう。
・用土は園芸用でも使用可能です。ただし、リン不足に陥りやすいため、リンを含んだ用土を作りましょう。
・剪定は花が咲き終わったら、根元から刈り取ってください。
葉牡丹のちょっといい話葉牡丹は食べられる??
キャベツに似た容姿の葉牡丹。皆さん一度は思ったのではないでしょうか。「これは食べれるんじゃないのか」と。元々食用として輸入していますから、食べることも可能と考えても可笑しくはありません。では、実際はどうなのか。結論から言うと食べられます。しかし!やはり食用として流通していた時代は遥か昔。味は苦くとても美味しいとは言えません。それに加えて、園芸店で売られている葉牡丹は食用として製造していない為、虫がつかない様薬が多く使われています。早い話が体に毒。絶対に食べないでください。どうしても口にしてみたいという方は、ご自分で無農薬栽培をして食してください。しかし、葉牡丹は鑑賞する方が何倍も価値があるでしょう。
踊り葉牡丹の作り方
葉牡丹は花の盛りが過ぎると、種を作り茎を伸ばします。この時、種を摘み取って葉もある程度摘み取ると茎にのみ栄養が行き渡り、グングン天に向かって成長します。成長した茎からわき芽が伸びそこから花を咲かせるのです。必要な花だけ残し、不必要な葉や花を切り取ると、一本の大きな葉牡丹に成長。また枝分かれした部分を残すと、美しい葉牡丹のみ残ります。これが「踊り葉牡丹」です。芸術性の高いアレンジですので、是非一度お試しください。
葉牡丹は挿し木で増やすことも可能
葉牡丹の栽培は基本的に種または苗木から行いますが、実は挿し木でも増やすことが可能なのです。咲き終わった花を剪定し幾日か経つと新しい芽が出てきます。その目を摘み取り、用意した鉢植えに刺すだけ。ぐらぐらする様なら添え木で支えてあげてください。育てる環境は日当たりの良い場所。育て方は一緒です。挿し木した後の水やりだけ怠らない様にしてください。
時期
目次
フィロデンドロンの基本情報
フィロデンドロンの育て方
フィロデンドロンの育て方 まとめ
フィロデンドロンのその他色々
フィロデンドロンの基本情報
サトイモ科熱帯性植物のいくつかをまとめてフィロデンドロンと総称しています。「ヒメカズラ」の名前でも知られる「オキシカルジウム」を筆頭に、いかにも観葉植物らしいユニークな姿の種が揃っています。葉に厚みと光沢があり、高級感漂うので贈答品としても用いられます。 人気種「セローム」は古い葉の落ちた跡に、目のような模様が残ります。成長するにつれ「目」の数がどんどん増え、手足のような気根も生やしていくので、熱帯性植物らしい姿とあいまって、とてもミステリアスな雰囲気を漂わせるように。ひと味違うインテリアを求める方におすすめです。
フィロデンドロンの花言葉
フィロデンドンは種によって花言葉が分かれています。羽を広げた大きな鳥に見える「クッカバラ」は、そのスケール感から「壮大な心、壮大な美」という花言葉がついています。 ハート形の葉を持つ「オキシカルジウム」は「華やかな明るさ」です。 よく成長した株は夏になると、株元から赤褐色の花芽を伸ばします。花はサトイモ科特有の「肉穂花序」と「仏炎苞」で構成されています。仏炎苞の色は種によって赤や緑がかった白など様々です。
フィロデンドロンの基本情報科・属サトイモ科フィロデンドロン属英名Philodendron学名Philodendron原産地アメリカ熱帯域出回り時期通年育てやすさ★★★☆☆
フィロデンドロンの種類・品種
同じフィロデンドロンの名でくくられていますが、別種かと思うほどバリエーションに富んでいます。 「ライム」はネーミング通り明るい黄緑の葉色。ブラジル原産の「グリーンプリンス」は水滴型の広い葉が特徴です。 対照的に「タンゴ」は深い切れ込みのある葉を持っています。暗所に強いのが特長です。 「クッカバラ」は長く幹上がりする点が他のフィロデンドロンと一線を画しています。
フィロデンドロンの育て方用土
水はけのよい用土を好みます。赤玉土6、腐葉土3に川砂1を加えましょう。水苔で栽培することもできます。
種まき
種はほとんど流通していないので挿し木で増やします。勢いのある茎を2~3節分に切り、赤玉土や挿し木用培養土に挿しておきます。
苗の選び方
葉の色が濃く、つやのあるものを選びます。小さな苗を大きくしようとして肥料を使いすぎると、育ちすぎて葉の形が変わってしまうので気をつけます。
植え替え
初夏から夏が適期ですが、真冬以外なら大丈夫です。「観葉植物の土」で育てられます。鉢底から根が見えたら植え替えましょう。
水やり
表土が乾いたらたっぷりと与えます。空中湿度も好むので、水やりの時には枝や葉にまんべんなくかかるようにまきます。
追肥
生育期に2週間に一度をめやすとして液肥を与えます。株を大きくしたくない時はさらに間隔を空けましょう。
剪定
下の葉が落ちると見ばえが悪いので、早めに切り戻して葉の揃っている状態をキープします。スペースの空いたところに、つるを誘引してやるとバランスが整います。
病害虫
カイガラムシ、アブラムシがつきやすいので見つけ次第、駆除します。傷がつくと葉が溶けたように黒く枯れる軟腐病にかかることもあります。
フィロデンドロンの育て方 まとめ
・熱帯産の植物ですが、直射日光は苦手です。
・冬は水やりを控え目に。表土が乾いてから数日たって与えます。乾燥に強いので、多少の水切れは問題にしません。
・切り戻した枝(つる)は挿し木にできます。
・根張りがよいので定期的に植え替えしましょう。
フィロデンドロンのその他色々愛の象徴、それとも死?
フィロデンドロンの名は「樹木を愛する」というギリシャ語に由来します。木々にからみつく姿を愛にたとえたものですが、からみつかれる木にとって実は迷惑。つるによって枝葉の成長や光合成をさまたげられしまうからです。熱帯雨林では無数のつるに巻かれて大木が枯死し、外側のつるだけ木の形に残った光景を目にすることができます。 小動物にとっては、つるが木々の間を橋渡ししてくれるので大助かり。現地の人々にとってもロープやカゴの材料になるので、つる性植物は重要な存在です。
フィロデンドロンはアイデアと良縁をもたらす?
幹を持たず、葉と気根を大きく伸ばすフィロデンドロンは思いもよらない樹形に育つことがあります。そのため自由な発想や、奇抜な発想をもたらしてくれる幸運の木として育てる人も多いようです。 「樹木を愛する」という語源から、縁結びの願いが込められる場合も。カーテン越しの光が最適なので、身近なラッキーアイテムとして部屋に置いてみませんか。
ワライカワセミの木
クッカバラは英語で「ワライカワセミ」の意味。オーストラリアに棲む世界最大のカワセミです。「ククククク、クワハハハハ」という独特の笑い声は、その名の通り人が大笑いしているかのよう。ユーカリの梢で笑うように鳴くクッカバラの姿は、オーストラリアならではの風景です。 葉がクッカバラが羽をひろげた姿に似ていることから、オーストラリア原産でないもののフィロデンドンにもその名が冠せられるようになったのです。
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!
9月22日の誕生花
9月22日の誕生花は、「ハイビスカス(ピンク)」です。
ハイビスカスは、アオイ科の熱帯花木で、赤や黄色、白、ピンク、オレンジなどの鮮やかな色の花を咲かせます。花の寿命はほとんどの場合は1日です。
ハイビスカスについて科・属 アオイ科フヨウ属和名ハイビスカス,仏桑花(ブッソウゲ),仏桑華(ブッソウゲ)英名 Hibiscus, Chinese hibiscus, China rose学名 Hibiscus Hybrids原産地 熱帯アジア(スーダン、マレーシアの国花)開花時期 5~10月花名の由来
ハイビスカスは、エジプトの美の神である「hibis」にちなんでつけられたようです。ギリシャ語で似るを意味する「isko」と合わせ、「hibiscus」と呼ばれるようになりました。その由来通り、美しい花として大変人気です。
ハイビスカス(ピンク)の花言葉と由来
ハイビスカス(ピンク)の花言葉は、「繊細な美」「新しい恋」「常に新しい美」。
ハイビスカスは、咲いたらその日のうちに枯れてしまうという性質を持つ「一日花」と呼ばれる植物です。一つ一つの花の寿命は1日ですが、次々とつぼみをつけて新しい花を咲かせ続けます。「新しい恋」「常に新しい美」などの花言葉は、常に、毎日新しい花を咲かせ続けることに由来しています。
色別の花言葉赤のハイビスカス
「勇敢」
白のハイビスカス
「艶美」
ピンクのハイビスカス
「華やか」
黄色のハイビスカス
「輝き」
ハイビスカスティー
クレオパトラが「美貌」と「若さ」を保つために飲んだといわれるハイビスカスティー。鮮やかなルビーレッド色が特徴で、甘酸っぱい香りがします。
コーヒーの木(コーヒーノキ)はアカネ科コーヒーノキ属の植物。
そう、あの飲むコーヒーです。
観葉植物としてホームセンターや、園芸店で見かけることも。
まだまだ小さい木でも、大きく育てば、花が咲いて実をつけることも?!
そんな、コーヒーの木を100円ショップの「ダイソー」で発見。
コーヒー好きとしても気になるので買ってみました。
このまま育てるのもな・・・と思いましたので
この100円ショップのコーヒーの木を植え枯えてみようと思います。
簡単な育て方や管理についても合わせてご紹介します。
コーヒーの木を植え替える
コーヒーの木の植え替えは5~7月に植え替えるのがベストとのこと。
【用意するもの】
・鉢(苗よりひと回りくらい大きいもの)
私は鉢の変わりにセリアで缶を購入しました。
・土
水はけのよい土がよいです。
市販の観葉植物の土でもよいでしょう。
今回は土もダイソーの観葉植物の土にしてみました。
・鉢底石 ・鉢底ネット(素焼き鉢の場合)
・スコップ
―植え替えの前に―
今回は缶に植えるので、水が抜けるよう底に穴を開けます。
釘をハンマーでトントン。
穴が小さいので数カ所開けました。
①鉢底石を入れます。
普通の鉢を使う場合は鉢底ネットを使ったほうがよいでしょう。
②ポットから苗を抜きます。
このとき、根っこについた土は1/3くらいまではほぐします。
③植えつけます。
植える時は上まで土を入れずに、鉢上1~2センチくらいのスペースを作りましょう。
植えつけたあとにお水をたっぷりと与えて完了。
急に直射日光が当たる場所で管理はしないで、数日間は半日陰で管理しましょう。
100均の観葉植物、こうなりました。
苗と土と缶で324円で完成です。
鉢底石を入れても、ワンコインでおつりがでるのはうれしいですね。
コーヒーの木の管理
コーヒーの木を元気に育てるためのポイントです。
■害虫を防ぐための葉水
害虫予防のためにも、霧吹きで水を葉にかけてやりましょう。
葉裏にもかけるのがポイント。
■日当たり・置き場所は?
日当りのよいとことがよいです。
晩秋から冬の間は必ず室内に置いてください。
■水やりは?
土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
冬は土がしっかり乾いてからにしましょう。
コーヒーの木を枯らさないために直射日光は避けよう
直射日光は葉焼けの原因になりかねません。
日が当たりすぎる場合はレースカーテン越しにするなどして工夫しましょう。
根の状態を確認しよう
根が詰まってしまうと、枯れる原因に。
鉢底から根が見えたり、生育の様子がおかしいなと感じたら、抜いて根を確認してみましょう。
根を整理して、一回り大きい鉢に植え替えをしましょう。
コーヒーの木が花を咲かせて、実をつけるまでは何年もかかります。
気長にゆっくりと、コーヒーの木のある暮らしを楽しんでみては。
いつか自分の育てたコーヒーの木の豆を味わう日がくるかも??
バラ科サクラ属の落葉中高木で観賞樹として花が改良されたモモがハナモモです。渡来は古く弥生時代といわれています。中国では禍を避け福を招く縁起の良い木と考えられています。日本で観賞花木として栽培されるようになったのは江戸時代で、現在栽培される園芸品種の多くも江戸時代に作出されました。樹高は8mに達しますが栽培しているものはもう少し高さを抑えてあり、樹形には立性、枝垂れ、ほうき立ちがあり、場所に適した品種を選ぶことができます。実モモよりも花が美しく花期が梅と桜の間になり、八重咲き品種は桃の節句に飾られます。
ハナモモ(花桃)の花言葉
「私はあなたのとりこ」「恋のとりこ」「チャーミング」「気立てのよさ」「天下無敵」。
「私はあなたのとりこ」「恋のとりこ」「チャーミング」「気立てのよさ」という花言葉は桃が木へんに兆と書くようにたくさんの実をならせることから多産を意味する縁起の良い木で生命力の象徴とされ、古代から桃が女性の性のシンボルとされたことに由来します。一方中国では桃には悪除けの力があり不老長寿を与える植物として親しまれており、日本でも桃太郎の昔話があるように邪気を払う力があると考えられています。そのため「天下無敵」の花言葉がついたと考えられます。
ハナモモ(花桃)の基本情報科・属バラ科サクラ属英名Peach blossom学名Prunes persica原産地中国中北部出回り時期2月~4月育てやすさ★★★☆☆
ハナモモ(花桃)の種類・品種
濃い紅色の八重咲き品種「寒緋桃」桃色で立ち性の代表品種「矢口」白色の「寒白」紅色から桃色で八重咲きの「唐桃」、花弁が菊のような形で花弁数が多い「キクモモ」紅白咲きの「源平枝垂れ」、白色大輪の「残雪枝垂れ」などがあります。「照手」とつく品種はほうき立ちの品種で狭い場所に向きます。
ハナモモ(花桃)の育て方用土
水はけのよい砂質土を好みます。庭植えの場合は掘り上げた土の3分の1ほどの堆肥を混ぜて元肥を加えます。
種まき
落果した後に自然実生も出やすいですから発芽率はあまり悪くありません。種を乾燥させずにとってすぐに植えておくと寒さにあたってから発芽します。割って中身を取り出し、薄皮を剥いておくとより発芽率が上がります。
苗の選び方
購入する苗に品種名が確実なラベルがついているものを選びましょう。また病害虫が幹にないもの、根の張りや幹の太さがしっかりしているものを選びましょう。
植え付け
日当たりと水はけのよい、強風が直接当たらない場所を選んで植え付けます。風で枝や幹が折れやすいので必ず支柱をしましょう。寒い時期は植え傷みしやすいので3月~4月上旬に植え付けます。
水やり
乾燥に弱いので若木のうちは夏の乾燥に注意しましょう。根付けば夏の高温時以外は水やりは不要です。夏に水をやる場合は朝早くか夕方にやりましょう。
追肥
2月に寒肥え、花後のお礼肥と年に2回施します。冬場は有機質の肥料で窒素分よりもカリ分とリン酸の多いものを選びましょう。
剪定
7~8月に花芽分化します。開花前の1~2月には葉芽と花芽の区別がつくので全体の樹形を見ながら葉芽を2~3個残して剪定します。花後にもう一度枯れ枝や込み過ぎた枝、細くい弱い枝を剪定して風通しを良くします。枝垂れ咲きの品種は必ず上向きの芽で切ります。新枝が弧を描いて美しくしだれます。剪定した枝には殺菌剤を散布します。
病害虫病気
うどんこ病
植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
すす病
すす病は空気中のすす病菌がアブラムシやカイガラムシの排せつ物を栄養にして、すす状の黒いカビが葉を覆います。ひどくなると葉の光合成を邪魔してしまうため、観賞価値を下げるとともに生育不良にもつながります。日当たりや通気性が悪い場合、湿度が高くなると発生しやすくなります。
害虫
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシ
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
ハナモモ(花桃)の育て方 まとめ
・植え付けは日当たりと水はけのよい場所を選びましょう ・肥料は寒肥えとお礼肥えの2回施します。花つきをよくするために重要です ・剪定は開花前に花芽と葉芽を見極めながら行うのがポイントです。
ハナモモ(花桃)のその他色々なぜひな祭りにモモの花をかざるのか?
桃は中国や日本では古くからを払い長命の効果がある霊力のある木とされてきました。昔話の桃太郎が桃から生まれ出たように、桃が持つ不思議な力によって人々が救われた、という伝説は多くあります。また、桃は木へんに兆と書くようにたくさんの実をならせ、生命力の象徴とされる縁起の良い花木です。ちょうど3月の節句の頃に咲く花であることに加えて、このような理由からひな祭りには欠かせない花として飾られるようになりました。
ハナモモ(花桃)の名前の由来
モモの名前の由来は諸説ありますが、実が多くなることからモモ(百百)、実に毛があることから(毛毛)、マミ(真実)が転じたもの、日本書紀からモオフ(鬼逐)の意味などあります。また実が赤いことから「燃え実」が転じたという説もあります。
ハナモモ(花桃)の殖やし方
実生台木に1~2月に接ぎ木をして殖やします。台木と穂木のどちらも鉛筆くらいの太さがあれば作業しやすいです。穂木を吸水させてから鋭利なナイフなどで斜めに切り、形成層を露出させ、台木の形成層とをくっつけて接ぎ木テープなどでしっかりとずれないように巻いておきます。 一般家庭で台木を用意するのが難しい場合は挿し木でも殖やすことが出来ます。5~6月頃にさし穂として枝を10センチ切り取り、根元の葉を取り除いてから水にさしておき吸水させます。切り口に発根剤をつけてから挿し木用の鹿沼土にさしておきます。日陰で乾かさないように管理します。
他の育て方の記事はこちら。LOVEGREEN育て方記事一覧
コチレドンはベンケイソウ科コチレドン属の植物。夏型種と春秋型種類があります。白い粉がついている種や、産毛で覆われている種類など種類も豊富です。挿し木や葉挿しで増やせます。
コチレドンの基本情報属名コチレドン学名Cotyledon科目ベンケイソウ科 コチレドン属原産地南アフリカ・東アフリカ
日常の手入れは?■コチレドンの成長期
主に夏型種ですが、品種によっては春秋型種もあります。
■選び方葉が開いているものより、詰まって、全体的に締まっているものが良いでしょう。 葉が徒長していないものを選びましょう。
■日常の手入れ成長期は乾いたらお水をたっぷりあげます
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
白い粉がついている種類は葉にはなるべく触れないようにしましょう。
触れると白い粉が落ちてしまいます。
バランスが悪くなったら切り戻してやると、新芽が出ます。
■日当たり・置き場所
夏は高温多湿を避けよう
雨の当たらない、風通しのよい日当たりのよい場所がよいです。 明るい日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。
日に当てないと、葉の間が伸びて形が崩れます。
■温度
耐寒は5度くらいまで 気温が5℃以下が続く場合は屋内に取り込んだ方が安全です。
■水やり・・・季節で異なります
【夏型種】
春・秋・・・・日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
夏・・・日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。 夕方以降の暑さが落ち着き涼しくなってからお水をあげましょう。
冬・・・水は控えめに 月に1度くらい暖かい日の昼間にお水をあげましょう。 0度を切る場合は控えたほうがよいでしょう。
【春秋型種】・・・熊童子など 春・秋・・・・・日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
夏・・・ほぼ断水します。 休眠期。 梅雨明けからの夏は水やりは控えめにします。 月に1度くらい夕方など涼しくなってから与えてもよいでしょう。 高温多湿が苦手なので、下手に水を与えることで蒸れて株が痛んだり、根腐れを起こしやすくなりますので気を付けましょう。
冬・・・水は控えめに 月に1度くらい暖かい日の昼間にお水をあげましょう。 0度を切る場合は控えたほうがよいでしょう。
■肥料成長期に緩効性肥料を少量施しても良いでしょう。
■害虫アブラムシ、カイガラムシ、ハダニが付きやすいです。 花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。
■用土
水はけのよい土がよいです
市販の多肉植物用の土だと手軽です。 栽培環境や水やりの頻度に合わせて選んでも◎。
知っていると便利!■植え替え植え替えをするならば春か秋がよいです。
■増やし方/繁殖の仕方
挿し木で増やせます
【挿し木】 切り口を3、4日乾かしてから用土に植えつけます。土に割り箸などで、穴をあけそこに挿します。
コチレドンの種類熊童子(くまどうじ)
学名:Cotyledon tomentosa ssp.ladismithiensis
春秋型種のコチレドン。高温多湿が苦手。挿し木で増えます。
子猫の爪(こねこのつめ)
熊童子より小ぶりの品種。
銀葉錦(ぎんばにしき)
学名:Cotyledon orbiculata‘undulata’
夏型種のコチレドン。
【育て方はこちら】 ≫【多肉植物】銀波錦(ギンパニシキ)の育て方
カンパニュラ―タ
学名:Cotyledon campanulata
夏型種のコチレドン。
挿し木で増えます。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なコチレドンを育ててみて下さいね☆ ※情報は随時アップデートする可能性があります。
▼他の植物の育て方記事をもっと見るLOVEGREENの育て方一覧
目次
#ハマナス の基本情報
ハマナスの育て方
ハマナスの育て方|まとめ
ハマナスのその他色々
ハマナスの基本情報
高さ1mほどのバラ科の落葉低木でロシア東部から韓国、日本の海岸沿いに自生します。枝のとげは非常に多く、夏ごろに枝先に一重で濃い桃色の大きな花を咲かせます。果実は頂部にがく片を残したまま2.5cmほどになり、秋に赤く熟します。果実がナシの実に似ることからハマナシとよび、それがなまってハマナスと呼ばれるようになりました。刺が多いため家庭に植栽されることは少ないですが、低温と潮風に強いため海岸の公園緑地などでよく見られます。花色や花形の異なる変異が多く、また欧米では品種改良が行われ、花を観賞すると同時に香水の原料にするための園芸品種が多く開発されています。
ハマナスの花言葉
「悲しく、そして美しく」という花言葉はハマナスはすぐに花が散ってしまい命が短いことからきています。ただ花の時期は比較的長く6月上旬から初秋まで次から次へと咲き続けるのでこのような花言葉になったと考えられます。「あなたの魅力にひかれます」「香り豊か」「照り映える容色」はハマナスの大ぶりで美しい花姿とバラ独特の良い香りに由来します。「旅の楽しさ」はハマナスの自生地を目指して旅をする楽しみからきた花言葉と考えられます。
ハマナスの基本情報科・属バラ科バラ属和名浜茄子(ハマナス)英名Rugosa rose Romanas rose学名Rosa rugosa原産地中国北東部、韓国、日本出回り時期12月~7月育てやすさ★★★☆☆
ハマナスの種類・品種
花は桃色の濃淡、白色があり一重のほか八重咲き、大輪などの変異があります。 園芸品種では八重咲き濃いピンクで香りが強い’ハンザ’、半八重咲きで白花の’ブラン・ドブル・ド・クベール’、八重咲きで赤花の’ラスキン’があります。
ハマナスの育て方用土
水はけがよい土であれば土質は選びません。地植えにする場合は掘り上げた土に砂質土を混ぜ込むと水はけよく栽培できます。また鉢植え用に配合する場合は赤玉土4:鹿沼土4:腐葉土2の割合で混ぜるとよいでしょう。
種まき
熟した果実から種を取り出したらすぐに赤玉土の小粒をいれた育苗トレイなどに種をまきます。寒さにあたらないと発芽しないため、発芽は翌春になります。開花までは3年ほどかかります。
苗の選び方
ポット苗で購入する場合には植え付け適期の休眠期に購入しましょう。鉢植えの場合は病害虫のないものを選びましょう。
植え付け
一年中日当たりが良く、風通しの良い場所を選んで水はけのよい土に植え付けましょう。高温多湿が苦手なので暖地では夏の西日があたる場所は避けましょう。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は根づいた後は水やりの必要はありません。
追肥
寒肥えとお礼肥えの年に2回施します。寒肥えは有機肥料を中心に施し、お礼肥えは緩効性化成肥料を施します。原種のバラなので多く施す必要はありません。
剪定
休眠期の1月~2月に、古い枝を更新するように剪定します。株元から伸びる若い枝を残し、古く木質化して花つきが悪くなった枝を地際から切ります。風通しが良くなるように思い切って剪定しましょう。
収穫
果実をローズヒップとして収穫するのであれば花がらつみはせずにそのまま残しておきます。秋に赤く熟した実をはさみで摘み取りましょう。
病害虫
原種のバラなので園芸種に比べれば比較的病害虫は少ないですが、害虫はアブラムシやカイガラムシ、夏場の高温期に乾燥させるとハダニが発生します。病気はうどんこ病や黒星病にかかることがあります。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシ
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
ハダニ
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
うどんこ病
植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
ハマナスの育て方 まとめ
・植え付けは高温多湿の環境を避け、年中日当たりのよい場所に行いましょう 。
・砂質の水はけのよい土に植え付けるのがポイントです 。
・剪定は古い枝を切り取り新しい枝を伸ばすように更新するのが重要です。
ハマナスのその他色々ハマナスのジャムのレシピ
ハマナスは実を使ってジャムにするだけでなく、バラのようにハマナスの花びらをジャムにすることができます。まず実をジャムにする方法は、実を採ったあとにへたを取り、実を切って中の種を取り出します。その後実が柔らかくなるまでじっくり煮ます。一度ざるで濾してからさらに砂糖を加えて煮詰めれば完成です。次に花びらを使ってジャムを作る方法ですが、花びらのつけ根の白い部分に苦味があるのではさみで1枚ずつ切り取ります。水洗いしたあと、花びらにレモンをかけ色が鮮やかになるまでしっかりと花びらをもみます。花びらとグラニュー糖を加え鍋で弱火で煮ます。とろみをだしたり、食味をよくするためにりんごをすって加えるのも良いでしょう。
ハマナスの名前の由来
ハマナスは花が終わったあとになる直径2.5cmほどの実を梨の実に見立てて「浜梨」とよばれました。東北地方で「し」が「す」になまってはまなすになったといわれています。学名のRosa rugosaのうち種名のルゴザは「しわのある」という意味で葉が縮れていることによります。
ハマナス酒のレシピ
ハマナスはがくを取り除いたら実を洗い、消毒しておいた保存びんに実と氷砂糖、ホワイトリカーを注ぎ入れます。果実酒としてホワイトリカーに漬けると3カ月ほどで飲めるようになりますが、3年ほど熟成させた方が美味しくなります。飲む前に実を取り出し、ガーゼやコーヒーフィルターを利用して濾しておきましょう。長く待てない場合は電子レンジで1~2秒加熱してからつけこむと早く熟成するようです。ハマナスの実にはビタミンcが豊富に含まれるので美容にも良いとされます。
セダムはマンネングサ属ベンケイソウ科の植物。プリプリっとした小さい葉が連なっている姿はとても愛嬌があり、さらに育てやすいこともあり人気の多肉植物です。葉の形や、大きさ、カラーバリエーションなど種類は数多く、日本で自生しているものもあります。寒さや乾燥にも強く、日本の気候でも育てやすいので地植えしてグランドカバーの植物としてもオススメです。今回はセダムの育て方から、増やし方や寄せ植えのアイデアをご紹介します。
セダムの育て方は?セダムの日常の手入れ
水やりと、日当たりさえ管理できていれば、特別な手入れは必要としません。日当りがよいほうが葉の色が美しく元気に育ちます。水が多すぎると、徒長してひょろひょろとした株になってしまいますのでその点に注意しましょう。
▼徒長(とちょう)についてはこちら植物のヒョロっとした姿「徒長(とちょう)」とは?
セダムは高温多湿が苦手なので、梅雨時は気を付けましょう。屋外で管理の場合は雨のあたらない風通しの良い場所へ移動させます。
セダムの置き場所
セダムは日当たりを好むので、室内で育てる場合でも窓の近くに置くなどするとよいでしょう。
温度
夏の暑さや、冬の寒さにも比較的強く、温度に神経質になる必要はありませんが、中には寒さに弱い品種もありますので、育てている種類によっては冬場は室内に取り込むほうが安心です。
水やり
水は、土が乾いたら与えましょう。セダムは葉に水分を蓄えるため多少の乾燥には耐えることができます。水のやりすぎは、葉が落ちる原因となるので、必要以上に水やりしないようにしましょう。
休眠期は水やりは控えめに
セダムは「春秋型」の多肉植物。休眠期の夏と冬は水やりは控えめに、乾燥気味にします。
害虫
セダムは害虫が付く事はあまりありませんが、風通しが悪い場合はアブラムシやカイガラムシがつくこともあります。見つけた場合は早めに駆除しましょう。
▼害虫の予防や対策は?ガーデニングの天敵!農薬を使わないアブラムシの駆除方法用土
土は、市販されているサボテン・多肉植物用の培養土がおすすめです。
植え替え
植え替えに適している時期は、春です。年に1回は植え替えるようにしましょう。
セダムの増やし方
セダムは葉挿しと、挿し木で増やせます。
挿し木での増やし方
セダムの茎をカットします。カットする時は、新しい芽は残して上をカット。カットした挿し穂は下に葉が付いているものは葉を取ります。葉が付いたまま土に挿すと葉が土の中で腐ってしまう場合もありよくありません。3、4日くらい切り口を乾燥させてからでもよいです。その後に、新しい土に挿します。風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。お水はすぐには与えないで、1週間から10日後にたっぷりと与えます。
では、ここからはセダムの種類と寄せ植えについて見ていきましょう。
セダムの種類
セダムの種類の一部をご紹介します。
銘月(めいげつ)
葉がしっかりとして大き目のセダム。非常に強く、冬場も屋外でも越冬可能です。
乙女心(おとめごころ)
葉先をポッと赤く染めている乙女心。日が足りないとはっきり赤くならないので、日をたくさん当ててあげるとよいです。
虹の玉(にじのたま)
ぷっくりとした葉がとってもかわいらしい虹の玉。成長期は緑で秋から冬は紅葉して真っ赤になります。
オーロラ
「虹の玉」の斑入りのもので、セダムの中でも人気種。
玉綴り(たまつづり)
成長するにつれ垂れ下がるセダム。ハンギングにもオススメです。
新玉綴り(しんたまつづり)
「ビアホップ」の名前でも流通しています。
空き缶などを使って。セダムの寄せ植え!
小さくて可愛らしいセダム。種類も豊富なので、セダムだけ寄せ植えも素敵で、育てやすいですよ。
空き缶を使う場合はきちんと洗って乾かしておきましょう。可能なら水はけをよくするために釘などを使って底に数カ所、穴をあけたほうが〇。水やりも楽です。土は水はけのよいもので、市販の多肉用の土などを使ってもよいです。小さいセダムの寄せ植えをする場合は、ピンセットを使うとやりやすいです。
いろんな種類があるセダム。
育てて増やして、寄せ植えしたり楽しみがいっぱい!他の多肉植物と寄せても、主張しすぎず収まりのよいところもいいところ。ぜひ、いろんな寄せ植えにチャレンジしてみてくださいね。
花・植物を、もっと楽しみたい!!室内で楽しもう!花・植物を楽しむインドア編では、観葉植物、インテリアグリーン、インテリアや雑貨など主に室内で楽しめる情報をまとめました。
室内の観葉植物をオシャレに飾ったり、100均DIYでインテリアをつくるアイデアから植物を育てている上でのトラブルや病害虫の対策などなど盛りだくさん。
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屋外で楽しもう!
花・植物を楽しむアウトドア編では、庭やガーデニング、玄関・ポーチのアレンジやベランダなど主に屋外で楽しめる情報をまとめました。
こんな素敵なガーデンにしたい!といったアイデア、アレンジから害虫が出てて困っている、庭木の剪定はどうしたらいいの?といった悩みなど盛りだくさん。
▼栽培カレンダー
時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
植え替え
アドロミスクスとは
アドロミスクスはベンケイソウ科アドロミスクス属の春秋型種の植物。小型のものが多く成長もゆっくりです。葉の形や模様も様々あり種類は豊富です。葉が取れやすいので葉挿しで増やせます。
●基本情報≫
●手入れ方法≫
●増やし方/豆知識≫
●アドロミスクスの種類と特徴≫
アドロミスクスの基本情報属名アドロミスクス学名Adromischus科目ベンケイソウ科 アドロミスクス属原産地南アフリカ・ナミビア
日常の手入れは?アドロミスクスの成長期春秋型種になります。
選び方葉が開いているものより、詰まって、全体的に締まっているものが良いでしょう。 葉に虫が付いてなく、元気なものを選びましょう。
日常の手入れ成長期は乾いたらお水をたっぷりあげます
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
暑さに弱いので、夏は風通しのよい涼しい場所で管理しましょう。
日当たり・置き場所
アドロミスクスは高温多湿が苦手。
なるべく風通しの良い乾燥した場所へ置きましょう。 明るい日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。
温度
耐寒は5度くらいまで 気温が5℃以下が続く場合は屋内に取り込んだ方が安全です。
水やり・・・季節で異なります【春・秋】
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりお水をあげましょう。
【夏】 休眠期。ほぼ断水します。 梅雨明けからの夏は水やりは控えめにします。
月に1度くらい夕方など涼しくなってから与えてもよいでしょう。
高温多湿が苦手なので、下手に水を与えることで蒸れて株が痛んだり、根腐れを起こしやすくなりますので気を付けましょう。
【冬】
冬・・・ほぼ断水します。
月に1度くらい暖かい日の昼間に与えてもよいでしょう。
肥料成長期に緩効性肥料を少量施しても良いでしょう。
害虫アブラムシ、カイガラムシ、ハダニが付きやすいです。 花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。
用土
水はけのよい土がよいです
市販の多肉植物用の土だと手軽です。 栽培環境や水やりの頻度に合わせて選んでも◎。
知っていると便利!植え替え植え替えをするならば春か秋がよいです。
増やし方/繁殖の仕方挿し木・株分け・葉挿しで増やせます
【挿し木・挿し穂】 切り口を3、4日乾かしてから用土に植えつけます。
土に割り箸などで、穴をあけそこに挿します。
【葉挿し】
葉挿しする葉を付け根が軽く土に埋まるように置きます。 3、4日後にお水をあげましょう。
こちらでもご紹介してます。 ・多肉植物の増やし方「葉挿し」>>
アドロミスクスの種類緑の卵学名:Adromischus mammillaris 葉挿し・挿し芽で増えます。ヘレイ
学名:Adromischus marianiae var.immaculatus シャープな先端はきれいに色づいてバラみたいですね。 葉挿しで増えます。
神想曲(じんそうきょく)
学名:Adromischus poellnitzianus 立ち木タイプのアドロミスクス。 葉挿しで増えます。
松虫(まつむし)学名:Adromischus hemisphaericus 葉挿し・挿し芽で増えます。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なアドロミスクスを育ててみて下さいね☆ ※情報は随時アップデートする可能性があります。
▼他の植物の育て方記事をもっと見るLOVEGREENの育て方一覧
コデマリの基本情報
バラ科の落葉低木で株元から多くの枝を出し、またひこばえを出して主幹のない高さ2mほどの株立ちになります。1センチに満たない白い小花が20以上も集まって3センチほどの小さな手まりのような丸い花姿になり別名テマリバナといいます。長く伸びた枝が新葉が展開した短い枝先についた花の重みで枝垂れて弓なりに花が浮かび上がるように咲くので一層引き立って見えます。庭木の根締めや公園の境栽などに広く用いられます。また秋の紅葉も美しく楽しめます。古くに渡来し、移植や栽培が容易で観賞用として江戸時代から栽培されています。切り枝として花材にするために促成栽培もされています。
コデマリの花言葉
コデマリは古く万葉の時代から愛されてきた花木で江戸時代以降は盛んに庭に植えられたりと楽しまれてきました。純白で木全体が真っ白に染まるような美しく気品のある姿から「優雅」「上品」「気立てのよい」「品位」という花言葉がつけられました。「友情」「幼心」は小さな花がぎゅっと集まっている様子からつけられています。また、「努力」という花言葉もあるため時節柄受験で頑張っている人や卒業式を迎える人に贈る花にもぴったりです。
コデマリの基本情報科・属バラ科シモツケ属和名小手毬(コデマリ)英名Reeves spirea学名Spiraea cantoniensis原産地中国中部出回り時期2月~4月育てやすさ★★★★☆
コデマリの種類・品種
八重咲きの変種をヤエコデマリといいます。
コデマリの育て方用土
やや湿り気の多い肥沃な土を好みます。たい肥か腐葉土を掘り上げた土にたっぷり混ぜてから植え付けましょう。
苗の選び方
根がしっかり伸びて傷んでいないもの、枝数が多くしっかりとしたもの、病害虫による傷みのないものを選びましょう。
植え付け
植え付けの適期は落葉期です。株元から数多く枝が出て枝垂れることを考えて広い場所を選び地植えにしましょう。日当たりと風通しの良い場所で、極端に乾きやすい場所は避けて植え付けましょう。
水やり
植え付け時にたっぷりと水やりをします。夏から秋にかけ極端に土が乾くようなときは夕方にたっぷりと与えます。
追肥
2~3月の落葉期に油かすや牛フン、鶏フンなどの有機肥料を株周りにまいて土にすきこむようにしましょう。
剪定
落葉期か花後に3年以上たった古い枝を地際で切り取り新しい枝を残すような更新剪定を行います。生垣の場合は花後に強い刈り込みをして秋までに新しい枝が少し垂れ下がるように仕立てます。どちらの場合も長く伸びた枝が花の重みで枝垂れて弓なりに花をつけるような姿を目指して剪定を行います。枝を途中で切るような剪定はしていはいけません。花芽の形成は秋から翌春まで徐々に行われ、放任しても樹形が美しく整います。
病害虫
害虫はアブラムシと風通しが悪いとカイガラムシが発生します。病気はウドンコ病があります。古い枝を地際で切り取り新しい枝を残すような更新剪定を行って日当たりと風通しを良くして発生を抑えましょう。それでも毎年かかる場合は殺菌剤を散布します。
コデマリの育て方 まとめ
・コデマリは成長が早いため植え場所のスペースを広めにとっておくのが重要です。
・ウドンコ病やアブラムシ、カイガラムシなどの病害虫予防のためにも古い枝や枯れ枝は基部から切り取り風通し良く栽培するのがポイントです。
・剪定は古い枝を地際で切り取り新しい枝を残すような更新剪定が基本です。枝を途中で切らないように注意しましょう。
・秋ごろに翌年の花芽が分化しますので剪定は花後なるべく早い時期に行うのが重要です。
・水やりは根づいてしまえば特に必要ありませんが夏の高温期は朝か夕方にときどき行うと良いでしょう
コデマリのその他色々ヤエコデマリの変種とは
ヤエコデマリは一般的なコデマリと違って一つ一つの花が八重咲きで全体的に花にボリュームがあります。コデマリとは同じ種ですが遺伝的にはっきりとした区別が出来る集団のことで、亜種ほど大きな差はないもののことを変種といいます。
コデマリの名前の由来
小さなゴルフボールが連なっているようにも見える、純白の小さな花が集まって枝の上に並ぶ花姿に由来して小さな手毬、すなわちコデマリと名付けられました。属名のSpiraeaはらせんを意味する言葉から、種小名のcantoniensisは原産地である広東を意味します。古くに中国から渡来し万葉の時代から楽しまれています。江戸時代にはすずかけ(鈴掛け)という名前で呼ばれていました。
花材としてのコデマリ
花屋では露地で咲くよりも早く3月初旬ごろから切り花が店頭に並ぶ春の人気花材です。これは温室で促成栽培されたもので庭では5月頃に開花します。買ってきたら切り口の枝の部分を木槌などでたたいて水揚げすると良いです。花瓶に生けると春らしく華やかですが細かな花びらが散ってしまうことが難点ともいえます。花の時期以外にも秋の紅葉した枝も生け花の材料として人気があります。
#アンスリウム の花言葉
アンスリウムの花言葉は「煩悩」「恋にもだえる心」。
―熱帯ならではの鮮やかな色っと個性的な形の南国の花
アンスリウムはサトイモ科の多年草で、花期は5月~10月です。赤やピンク、白などのハート型のお皿のような仏炎苞をもちます。また光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として親しまれています。実際にハワイでは大人気で、「Heart of Hawaii」という別名で親しまれています。
アンスリウムについて科・属 サトイモ科・アンスリウム属和名 アンスリウム,大紅団扇(オオベニウチワ)英名 Anthurium学名 Anthurium原産地 熱帯アメリカ出回り期 通年
アンスリウム全般の花言葉⇒「情熱」「煩悩」「印象深い」
赤のアンスリウムの花言葉⇒「情熱」
白のアンスリウムの花言葉⇒「熱心」
ピンクのアンスリウムの花言葉⇒「飾らない美しさ」
緑のアンスリウムの花言葉⇒「無垢な心」
アンスリウムの花言葉の由来
ハート型で赤やピンクなどの熱帯ならではの鮮やかな色のアンスリウムの仏炎苞が、誰かに恋焦がれている胸の内を連想させることから「煩悩」「恋にもだえる心」というつけられたと言われています。
アンスリウムの花名の由来
アンスリウムの花名は、ギリシャ語の「anthos(花)」と「oura(尾)」が語源となってつけられたと言われます。また、和名の「大紅団扇(オオベニウチワ)」は、ハート型の紅色の仏炎苞(ぶつえんほう)が大きなうちわのように見えることからついたと言われています。
熱帯性ですが、直射日光と寒さに弱いので、屋外では半日陰、冬場は室内に置きます。地上部分は過湿環境を好むので、折々茎や葉に霧吹きで水をかけてやるとよいでしょう。2年に1回春から初夏にかけて、植え替えますが、子株を分けると増やすことができます。
目次
シャクナゲの基本情報
シャクナゲの育て方
シャクナゲの育て方|まとめ
シャクナゲのその他色々
シャクナゲの基本情報
シャクナゲはツツジ科ツツジ属のうち無鱗片シャクナゲ節というグループに属する植物の総称として用いられます。ツツジに非常に近い種類で、欧米ではツツジと同じものとして大雑把に扱われていますが、花が枝先に房状に咲くものを日本ではシャクナゲと呼んで区別しています。美しい大きな花を房状に咲かせる姿は非常に見応えがあり、花木の女王や花の王とも言われています。ツツジは葉が小さく落葉しますが、シャクナゲの葉は常緑で厚みと光沢があり、寒い冬にも耐えることができます。また、ヨーロッパのプラントハンターが中国から持ち帰ったシャクナゲはその花の美しさから品種改良が盛んにおこなわれ、現在では「西洋シャクナゲ」の名前で日本でも多く栽培されています。
シャクナゲの花言葉
シャクナゲの花言葉は「威厳」「壮厳」「危険」「警戒」
シャクナゲの花言葉には「威厳」「壮厳」「危険」「警戒」といったものがあります。シャクナゲはもともと亜高山帯から高山帯の人の手が届かない場所に生息し豪華な花を咲かせることから、手の届かない高貴さを「威厳」や「壮厳」と表したのでしょう。一方の「危険」や「警戒」はシャクナゲの毒に由来します。シャクナゲにはグラヤノトキシンと呼ばれる毒が含まれており、食べると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こします。あまり良い花言葉ではありませんが、切り花をプレゼントするときは一言毒があるので気を付けるように注意してあげましょう。
シャクナゲの基本情報科・属ツツジ科・ツツジ属英名Rhododendron学名Rhododendron sp.原産地アジア出回り時期4月~5月育てやすさ★★☆☆☆
シャクナゲの種類・品種
シャクナゲは大きく分けて日本シャクナゲと西洋シャクナゲに分類できます。日本シャクナゲは西洋シャクナゲほど花は華美ではないですが、様々な花色があり日本の気候に合っているので比較的栽培しやすいのが特徴です。園芸品種はアズマシャクナゲを基礎にしたものが多く、それ以外でも黄色い花を咲かせるキバナシャクナゲや花色の種類が多いホンシャクナゲなども人気です。西洋シャクナゲは花色や花形、葉の形が多岐にわたり、非常に豪華な花を咲かせるのが特徴です。紫のフリルの入った花を咲かせる「パープルスプレンダー」や葉に斑が入り花も赤い覆輪の入る「ルーズベルト」などがあります。
シャクナゲの育て方用土
シャクナゲは酸性の土壌を好む性質があり、中性やアルカリ性の土壌では生育が悪くなり枯れてしまいます。地植えの場合は鹿沼土やシャクナゲ専用の培養土を混ぜ酸性の土壌にしてあげ、アルカリ性になりやすいコンクリートの近くに植えないようにします。難しい場合は鉢植を鉢ごと土に埋めてあげると失敗がありません。鉢植えの場合は底に軽石を敷き、鹿沼土のみか、鹿沼土、ピートモス、腐葉土を5:3:2で混ぜたものを使います。最近ではシャクナゲ専用の培養土も販売されているので、鉢の数によって使い分けると良いでしょう。
種まき
シャクナゲの実が完熟して割け始めたらそのまま種を採り播きします。鹿沼土の微塵と細かく刻んだミズゴケを1:1で混ぜたものを良く水で練り、その上にパラパラと播いていきます。覆土は必要ありません。部屋の中の温かく日光の良く当たる場所に腰水で置き、表面のミズゴケが白く乾く前に霧吹きで水を与えます。4月に入ると発芽してきますので、本葉が4~6枚展開したら1株ずつ同じ用土で植え替えます。
苗の選び方
シャクナゲは開花期にたくさんの品種が出回りますので、花の形や色をみて自分の好みのものを選びましょう。良い苗や特殊な品種が欲しい場合はできるだけ専門店で購入する方が良いです。良い苗のポイントは葉が黄色く変色しておらず、濃い緑色で、幹が太く枝数がしっかりあるものを選ぶことです。また、花軸が太くこんもりと咲いている株は良苗ですので、同じ品種でしたらそちらを選ぶようにしましょう。枝先の葉の数が少ないものは枯れて落ちているので避けるようにしましょう。地植えにしたい場合は移植を嫌うので幼苗を購入しましょう。
植え付け
シャクナゲは割と気難しい植物で、植え替えなどを嫌います。植え付ける場所は日当たりの良い場所で、植え替える必要のない場所にしましょう。植え付けの適期は10-11月、または開花前の2月頃が良いです。開花株を購入した場合は10月頃まで植え付けを待つ方が良いでしょう。シャクナゲは根を浅く広げる性質があります。地植えの場合は植える場所に穴を掘り、用土を調整した後埋め戻します。苗の土を3割ほど崩して根を広げるようにして高植えにし、乾燥を防ぐため敷き藁などでマルチングをします。肥料は根が伸びるまで必要ありません。鉢植えの場合は駄温鉢に植え付けます。根鉢を半分程度崩し、根を広げて一回り大きめの鉢に植え付けましょう。植え付け後は水をたっぷり与え、根が伸び始めるまで明るい半日陰で養生します。
水やり
水が切れると株が弱ります。根が浅いので表土が乾いているときはたっぷりと水を与えます。特に夏の晴天が続くときや冬の乾燥する時期は表土が乾燥しやすく、根が傷みやすい時期でもあります。マルチングをして蒸発を防ぐとともに水枯れに注意するようにしましょう。鉢植えの場合は表土が乾いたら水が鉢底から流れるくらい水を与えるようにして下さい。
追肥
基本的に根がきちんとつくまでは根やけを起こしやすいので肥料を控えましょう。定植後1年程度は肥料を与えません。活着した株には花後に液体肥料を規定より10倍薄くしたものを1回水やりの代わりに与えてあげると良いでしょう。夏や開花前(12月~開花期)には肥料を与えないようにします。大株の地植えの場合は花後と10月頃に緩効性肥料を与えましょう。
剪定
元々あまり樹形は乱れないので、強い剪定は行わないようにしましょう。込み合っている枝や勢いの弱い枝、枯れた枝を根元から剪定します。また、花後に花を咲かせなかった枝は1つだけ勢いの強い芽が伸びるので、それを切り取り枝数を増やしましょう。花がらつみをした後にもあまり勢いの強い新芽が伸びてきている場合は摘んであげると複数の枝が伸びます。
病害虫
花期に蕾や花に灰色かび病が発生します。発病した蕾や花は速やかに摘み取ります。その後予防のためにカビに効果のある薬剤を1週間おきに数回散布すると良いです。枯れた花などはそのままにせずきちんと処理するようにしましょう。また、風などで葉が傷つくとそこからにじんだ斑点がつく斑点細菌病が発生します。これも発病した葉を速やかに処分するようにして下さい。土が中性に傾くと葉が黄色く変色して落ちることがあります。特に鉢植えの場合は根詰まりだけではなく土の劣化でも落葉するので、注意するようにしましょう。害虫ではアブラムシやハダニ、グンバイムシがつき葉の汁を吸います。葉水を与えて予防したり、定期的に殺虫剤を散布して予防するようにしましょう。
灰色かび病
ボトリチス病とも呼ばれ、梅雨時期に特に発生します。花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。気温が度前半で雨が続くと発生しやすくなります。日当たりや風通しをよくすることが大切です。
アブラムシ
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
ハダニ
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
グンバイムシ
葉裏から吸汁する害虫で、成虫の体長は4~5mm程度で翅が透明に近いため、X状の虫に見えます。相撲の行事が持っている軍配に近いのでこの名前がつきました。発生時期は4月~10月です。葉の汁を吸ってしまうため、葉が白くカスリ状に見えます。観賞価値が下がり、生育も悪くなります。ハダニ、コナジラミと同じ症状になりますが、葉裏が黒く汚れているので見分けることが出来ます。
シャクナゲの育て方 まとめ
・植え付け用土は酸性に。植え替えは嫌うので幼苗から育てていきましょう。
・水は大好きですが過湿は苦手。根が浅いので乾燥に気を付けて!
・花数が多すぎると株の疲労の原因に。花芽を摘んでほどよく咲かせましょう。
・葉や茎は毒性があるので、作業の後はきちんと手を洗いましょう。
シャクナゲのその他いろいろ「石楠花」はシャクナゲではなかった?
シャクナゲの漢字は「石楠花」あるいは「石南花」と書きますが、中国では「石楠」はバラ科のオオカナメモチと呼ばれる植物を指します。このオオカナメモチは常緑でその葉を石楠葉(せきしょうよう)と呼びリウマチや頭痛、下肢のけいれんなどに用いますが、日本にこの生薬が伝えられた際に常緑で似たような葉をつけるシャクナゲと間違えられた事から石楠花という漢字が使われるようになりました。日本ではシャクナゲの葉を浮腫やリウマチの薬として用いる民間療法がまことしやかに伝えられてますが、これはオオカナメモチの葉の間違いで、実際にシャクナゲの葉を煎じて飲んだ人が中毒を起こして病院に運ばれたケースもあります。全草に毒があるので安易に口にしないようにしましょう。
意外に栽培の歴史は浅い――高嶺の花だったシャクナゲ
春に豪華な花を咲かせるシャクナゲはさぞ昔の人たちの園芸心をくすぐったかと思われますが、実はシャクナゲが一般的に普及したのは江戸時代より後と言われています。園芸好きの日本人がなぜシャクナゲに手を出さなかったのか――その理由はシャクナゲが高山植物であったことが理由に挙げられます。もともと高い山の岩場などに張り付くように咲くシャクナゲは採取がしにくく、「高嶺の花」の由来になったほど。また日本には古くから山岳信仰があり、山の高い頂に咲く岩場に不似合いな豪華な花は山の精霊の化身とされてきました。山は神が住む場所であり、神聖な地で精霊の化身を持ち帰る事は罰当たりな事だと考えられており、こっそりと栽培する人はいましたが大々的に品種改良がされることはありませんでした。時が流れ徐々に山岳信仰が薄れていくにつれ美しいシャクナゲは市場に出回り始め、今ではたくさんの品種が出回るようになったのです。
シャクナゲは挿し木より取り木がオススメ
シャクナゲは挿し木で増やすことができますが、なかなか発根しにくいのでできれば多めに挿しましょう。6月頃伸びた若い枝を枝の先端から10cm程度になるように切り、水揚げをします。水揚げ後、葉を3~4枚程度残して全部切り取り、残した葉も蒸散を防ぐために1/2程度に切っておきます。水の中で挿す方の切り口を鋭利な刃物でV字型に切り戻し、発根促進剤をまぶして挿します。挿し土は小粒の鹿沼土かみじん切りにしたミズゴケを少し混ぜたものを用います。挿した後はビニール袋で覆い、湿度の高い状態を保って管理しますが、この際にペットボトルを上1/3で切ったものに用土を入れて挿し、切った部分を再びかぶせて管理すると湿度の管理が楽ですし、根の伸び具合が確認しやすいのでおすすめです。また、根を生やしたい部分の枝の皮を0.5~1cm程度剥がした(環状剥皮)後に湿らせたミズゴケを張り付け、ビニール袋で覆う「取り木」を行うと失敗が少ないのでお勧めです。
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