文章
玲儿
2017年09月26日
コルチカムの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性、耐暑性とも強く、日当たりと水はけのよいところで育てます。球根に蓄えられた養分だけで開花するので、花を咲かせるだけならどこでもよいのですが、翌年も花を咲かせるには、新しくできる球根を十分に太らせる必要があります。早めに根をしっかりと張らせ、春の葉が展開している間は日光によく当てることが大切です。6月ごろには葉が枯れて休眠に入ります。水はけがよければ植えっぱなしにもできますが、高温期の長雨は病害虫によって球根が傷むこともあるので、梅雨前に掘り上げ、風通しのよい日陰で乾燥貯蔵しておくのが確実で安全です。
水やり
成長期には十分な水分を必要とするので、秋から春まで、用土の乾き具合を見てたっぷりと与えます。特に葉が大きく茂る3月から5月は乾燥させないよう注意します。
肥料
堆肥や腐葉土などを混ぜて土壌改良を行い、元肥と少量の苦土石灰を混ぜて植えつけます。3月から4月と9月から10月に化成肥料を株のまわりにまくか、液体肥料を3~4回施します。
病気と害虫
病気:白絹病など
水はけが悪いと白絹病が出やすいので、土の水はけをよくして防ぎます。梅雨前に球根を掘り上げて乾燥させるのがよいです。
害虫:根ダニ
水はけをよくするとともに、球根を梅雨前に掘り上げて乾燥保存するのが一番です。
用土(鉢植え)
開花までは土がなくてもかまいません。球根を支えるため、玉砂利などを使うこともありますが、水気があると根が伸び出し、植えつけ時に傷めてしまうので注意します。
植えつけ、 植え替え
9月、遅くとも10月下旬ぐらいまでには球根を植えつけます。球根2個分の間隔をとり、深さは、球根1~2個分の土がかぶさるぐらいが適当です。
ふやし方
分球でふやします。古い球根は消えてなくなり、新しい球根が2個できますから、1年で2倍にふえます。
主な作業
球根の掘り上げと植えつけ以外、ほとんど手のかからない植物です。植えっぱなしの場合、6月に枯れ葉を取り除きます。込んできたら適期に掘り上げて植え直しをします。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性、耐暑性とも強く、日当たりと水はけのよいところで育てます。球根に蓄えられた養分だけで開花するので、花を咲かせるだけならどこでもよいのですが、翌年も花を咲かせるには、新しくできる球根を十分に太らせる必要があります。早めに根をしっかりと張らせ、春の葉が展開している間は日光によく当てることが大切です。6月ごろには葉が枯れて休眠に入ります。水はけがよければ植えっぱなしにもできますが、高温期の長雨は病害虫によって球根が傷むこともあるので、梅雨前に掘り上げ、風通しのよい日陰で乾燥貯蔵しておくのが確実で安全です。
水やり
成長期には十分な水分を必要とするので、秋から春まで、用土の乾き具合を見てたっぷりと与えます。特に葉が大きく茂る3月から5月は乾燥させないよう注意します。
肥料
堆肥や腐葉土などを混ぜて土壌改良を行い、元肥と少量の苦土石灰を混ぜて植えつけます。3月から4月と9月から10月に化成肥料を株のまわりにまくか、液体肥料を3~4回施します。
病気と害虫
病気:白絹病など
水はけが悪いと白絹病が出やすいので、土の水はけをよくして防ぎます。梅雨前に球根を掘り上げて乾燥させるのがよいです。
害虫:根ダニ
水はけをよくするとともに、球根を梅雨前に掘り上げて乾燥保存するのが一番です。
用土(鉢植え)
開花までは土がなくてもかまいません。球根を支えるため、玉砂利などを使うこともありますが、水気があると根が伸び出し、植えつけ時に傷めてしまうので注意します。
植えつけ、 植え替え
9月、遅くとも10月下旬ぐらいまでには球根を植えつけます。球根2個分の間隔をとり、深さは、球根1~2個分の土がかぶさるぐらいが適当です。
ふやし方
分球でふやします。古い球根は消えてなくなり、新しい球根が2個できますから、1年で2倍にふえます。
主な作業
球根の掘り上げと植えつけ以外、ほとんど手のかからない植物です。植えっぱなしの場合、6月に枯れ葉を取り除きます。込んできたら適期に掘り上げて植え直しをします。
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玲儿
2017年09月26日
コバイモの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
樹林下に生える早春植物(スプリング・エフェメラル)で、日照管理が重要です。芽出しから開花までの間は日によく当ててがっしりと育てます。花が終わるころからは遮光率30%ぐらいの明るい日陰や棚下の明るい場所で管理します。葉が枯れ込み始めたら50%遮光の棚下などに移してそのまま休眠を待ちます。休眠したら翌春までは棚下でじっくり寝かせて春を待ちます。
水やり
芽出しから葉が黄変するまでの間は1日1回たっぷりと与えます。休眠に入ったら少し水やりを控えめにして用土が軽く湿っている状態を保ちます。夏眠性球根植物ですが、完全に休眠してもカラカラに乾かしません。3日に1回ぐらいをめどに水をやり、常に培養土が軽く湿り気を感じる程度に保ち、春の芽出しまでそのままの状態を維持します。
肥料
肥料の施し方により生育に差の出る植物です。芽出しの始まる3月上旬から葉が黄変する5月下旬までの間は2週間に1回の間隔でリン酸分の多い液体肥料を施します。また、球根の活性に糖分が大きく影響します。生育中に水やり代わりに毎日、2000~ 5000倍に薄めたぶどう糖を施すとよいでしょう。芽出しごろに1回と花後に1回、リン酸分の多い小粒状の肥料を鉢の縁にひとつまみ置いておくと効果的です。
病気と害虫
病気:炭そ病、ウイルス病
芽出しの時期に葉の萎縮や黒い斑点が見られたら炭そ病やウイルス病を疑います。多湿や乾燥で球根が傷みやすくなります。
害虫など:アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、ネズミなど
アブラムシが多くつきます。芽出しから開花のころにナメクジやヨトウムシに食害されます。球根をネズミなどの小動物に食害されます。
用土(鉢植え)
赤玉土と鹿沼土の2~5mm目のものを1:1で配合します。冬期の凍結により用土がくずれやすい地域では軽石砂や山砂などを1割ほど混入します。
植えつけ、 植え替え
植えつけは、休眠中の晩夏から初秋が適期です。鉢から古い球根を取り出し、新しい鉢に植え込みます。鉢は、通気と水はけのよい深めの鉢を選びます。焼き締めの深鉢などがおすすめです。鉢底にゴロ石を入れ培養土を半分ほど入れたら、球根を置きます。仕上がりを考えてバランスよく植えつけましょう。あとは培養土を入れて完成です。植え込んだらそのまま棚下に置いて、用土が軽く湿った状態を保ちます。
植え替えは、毎年1回が理想です。時期や作業は植えつけに準じます。
ふやし方
分球:植え替えの際に行います。
タネまき:自家受粉は難しく、別な2個体以上で交配しないとなかなか結実しません。結実して果実が茶色く色づいたら、培養土にまいて、軽く覆土します。発芽は翌春になるので、その間にコケが生えないように棚下の暗い場所で管理します。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないものは、株が疲れるので花がらを摘みます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
樹林下に生える早春植物(スプリング・エフェメラル)で、日照管理が重要です。芽出しから開花までの間は日によく当ててがっしりと育てます。花が終わるころからは遮光率30%ぐらいの明るい日陰や棚下の明るい場所で管理します。葉が枯れ込み始めたら50%遮光の棚下などに移してそのまま休眠を待ちます。休眠したら翌春までは棚下でじっくり寝かせて春を待ちます。
水やり
芽出しから葉が黄変するまでの間は1日1回たっぷりと与えます。休眠に入ったら少し水やりを控えめにして用土が軽く湿っている状態を保ちます。夏眠性球根植物ですが、完全に休眠してもカラカラに乾かしません。3日に1回ぐらいをめどに水をやり、常に培養土が軽く湿り気を感じる程度に保ち、春の芽出しまでそのままの状態を維持します。
肥料
肥料の施し方により生育に差の出る植物です。芽出しの始まる3月上旬から葉が黄変する5月下旬までの間は2週間に1回の間隔でリン酸分の多い液体肥料を施します。また、球根の活性に糖分が大きく影響します。生育中に水やり代わりに毎日、2000~ 5000倍に薄めたぶどう糖を施すとよいでしょう。芽出しごろに1回と花後に1回、リン酸分の多い小粒状の肥料を鉢の縁にひとつまみ置いておくと効果的です。
病気と害虫
病気:炭そ病、ウイルス病
芽出しの時期に葉の萎縮や黒い斑点が見られたら炭そ病やウイルス病を疑います。多湿や乾燥で球根が傷みやすくなります。
害虫など:アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、ネズミなど
アブラムシが多くつきます。芽出しから開花のころにナメクジやヨトウムシに食害されます。球根をネズミなどの小動物に食害されます。
用土(鉢植え)
赤玉土と鹿沼土の2~5mm目のものを1:1で配合します。冬期の凍結により用土がくずれやすい地域では軽石砂や山砂などを1割ほど混入します。
植えつけ、 植え替え
植えつけは、休眠中の晩夏から初秋が適期です。鉢から古い球根を取り出し、新しい鉢に植え込みます。鉢は、通気と水はけのよい深めの鉢を選びます。焼き締めの深鉢などがおすすめです。鉢底にゴロ石を入れ培養土を半分ほど入れたら、球根を置きます。仕上がりを考えてバランスよく植えつけましょう。あとは培養土を入れて完成です。植え込んだらそのまま棚下に置いて、用土が軽く湿った状態を保ちます。
植え替えは、毎年1回が理想です。時期や作業は植えつけに準じます。
ふやし方
分球:植え替えの際に行います。
タネまき:自家受粉は難しく、別な2個体以上で交配しないとなかなか結実しません。結実して果実が茶色く色づいたら、培養土にまいて、軽く覆土します。発芽は翌春になるので、その間にコケが生えないように棚下の暗い場所で管理します。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないものは、株が疲れるので花がらを摘みます。
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玲儿
2017年09月26日
グロッバの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
高温多湿を好み、夏の強光線を避けた半日陰が適します。暗すぎる場所では花つきが悪くなり、軟弱に育ちます。庭植えする際は、腐葉土や堆肥などの有機物を十分すき込んでください。寒さに弱く、根茎も戸外では冬越しできないので10月中に掘り上げ、バーミキュライトなどに埋めて凍らないように室内で保管します。鉢植えの場合は地上部が枯れたら水を切り、そのまま室内で翌年の5月まで保管します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから与えます。おう盛に生育する夏は毎日与え、水切れに十分注意します。庭植えした場合は、夏に土の表面が乾いたら水やりをしてください。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
病気と害虫
ナメクジの食害を受けることがあるので注意してください。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3といった水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
根茎の植えつけは5月ごろが適期です。5~6号サイズの鉢に2~3球、地表から3cm程度の深さに植えます。鉢植えの植え替えも5月が適期です。生育初期に多湿、多肥にすると枯死することがあるので注意します。
ふやし方
株分け(分球):小さく分けすぎるとその後の成長が遅くなるので注意します。
主な作業
花茎切り:花がらが枯れ始めたら見苦しいので切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
高温多湿を好み、夏の強光線を避けた半日陰が適します。暗すぎる場所では花つきが悪くなり、軟弱に育ちます。庭植えする際は、腐葉土や堆肥などの有機物を十分すき込んでください。寒さに弱く、根茎も戸外では冬越しできないので10月中に掘り上げ、バーミキュライトなどに埋めて凍らないように室内で保管します。鉢植えの場合は地上部が枯れたら水を切り、そのまま室内で翌年の5月まで保管します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから与えます。おう盛に生育する夏は毎日与え、水切れに十分注意します。庭植えした場合は、夏に土の表面が乾いたら水やりをしてください。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
病気と害虫
ナメクジの食害を受けることがあるので注意してください。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3といった水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
根茎の植えつけは5月ごろが適期です。5~6号サイズの鉢に2~3球、地表から3cm程度の深さに植えます。鉢植えの植え替えも5月が適期です。生育初期に多湿、多肥にすると枯死することがあるので注意します。
ふやし方
株分け(分球):小さく分けすぎるとその後の成長が遅くなるので注意します。
主な作業
花茎切り:花がらが枯れ始めたら見苦しいので切り取ります。
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玲儿
2017年09月26日
クロッカスの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよいことが大切です。地上部のない時期は日陰でもかまいませんが、芽出しから開花後、葉が出ている間は、庭植え、鉢植えともに半日以上は日光の当たるところを選びます。日当たりが悪いと球根が太らず、翌年以降は花が咲きにくくなります。秋に球根を植えると根が伸び出し、地中では新しい芽の成長が始まります。春咲き種では早春に地上に葉が出てまもなく開花し、6月ごろには枯れて休眠に入ります。球根は毎年新しく更新されます。
水やり
秋から春まで、生育中は極端に乾かさないよう注意し、特に鉢植えでは十分に与えます。
肥料
植えつけるときに、少量の元肥と苦土石灰を用土に混ぜておきます。開花後は早めに追肥を施し、球根を太らせます。粒状の化成肥料、液体肥料いずれでもよく、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
少ないほうですが、水はけが悪いと球根が腐りやすくなります。ネズミや野鳥などの食害を受けることもあります。
用土(鉢植え)
球根類専用の用土も市販されていますが、一般の草花用培養土でも十分です。鉢底に大粒の鹿沼土などを入れて水はけをよくしておくとよいでしょう。水栽培をはじめ、玉砂利やガラス玉などの中に植えても容易に開花します。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:10月から11月に球根2個分の間隔と深さに植えつけます。鉢やコンテナ植え、花壇の中でのマッス植えでは、間隔をあけずに浅く植えて観賞することもできますが、球根の太りは悪くなります。
植え替え:夏の休眠中の病害虫予防のため、6月ごろに葉が枯れたら掘り上げて秋まで乾燥貯蔵しておきます。芝生の中など、場所によっては数年間植えっぱなしで毎年花を楽しむこともできます。
ふやし方
自然分球でふえます。芽の数だけ新しい球根ができますが、数が多すぎたり、日当たりや肥料分が十分でなかったり、浅植えだったりすると球根が太らず、小さな球根ばかりで花が咲きにくくなります。
主な作業
球根の植えつけ後、開花までは特にありません。タネが実ると球根の太りが悪くなるので、花がらは早めに根元から抜き取ります。黄花のラージイエローや秋咲きのサフランは3倍体でタネができません。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよいことが大切です。地上部のない時期は日陰でもかまいませんが、芽出しから開花後、葉が出ている間は、庭植え、鉢植えともに半日以上は日光の当たるところを選びます。日当たりが悪いと球根が太らず、翌年以降は花が咲きにくくなります。秋に球根を植えると根が伸び出し、地中では新しい芽の成長が始まります。春咲き種では早春に地上に葉が出てまもなく開花し、6月ごろには枯れて休眠に入ります。球根は毎年新しく更新されます。
水やり
秋から春まで、生育中は極端に乾かさないよう注意し、特に鉢植えでは十分に与えます。
肥料
植えつけるときに、少量の元肥と苦土石灰を用土に混ぜておきます。開花後は早めに追肥を施し、球根を太らせます。粒状の化成肥料、液体肥料いずれでもよく、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
少ないほうですが、水はけが悪いと球根が腐りやすくなります。ネズミや野鳥などの食害を受けることもあります。
用土(鉢植え)
球根類専用の用土も市販されていますが、一般の草花用培養土でも十分です。鉢底に大粒の鹿沼土などを入れて水はけをよくしておくとよいでしょう。水栽培をはじめ、玉砂利やガラス玉などの中に植えても容易に開花します。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:10月から11月に球根2個分の間隔と深さに植えつけます。鉢やコンテナ植え、花壇の中でのマッス植えでは、間隔をあけずに浅く植えて観賞することもできますが、球根の太りは悪くなります。
植え替え:夏の休眠中の病害虫予防のため、6月ごろに葉が枯れたら掘り上げて秋まで乾燥貯蔵しておきます。芝生の中など、場所によっては数年間植えっぱなしで毎年花を楽しむこともできます。
ふやし方
自然分球でふえます。芽の数だけ新しい球根ができますが、数が多すぎたり、日当たりや肥料分が十分でなかったり、浅植えだったりすると球根が太らず、小さな球根ばかりで花が咲きにくくなります。
主な作業
球根の植えつけ後、開花までは特にありません。タネが実ると球根の太りが悪くなるので、花がらは早めに根元から抜き取ります。黄花のラージイエローや秋咲きのサフランは3倍体でタネができません。
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玲儿
2017年09月26日
クロコスミアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
幅広い環境に適応し、土質もあまり選びません。理想的には、日当たりと水はけがよく、適温を保てる場所ですが、乾燥にも強く、半日陰でも育てられます。耐寒性は弱いのですが、地中で球根が凍らなければ、寒地でも冬越しできます。種や品種によって多少の強弱があり、栽培環境によっては、株がふえやすいものとふえにくいもの、花つきのよいものとそうでないものが見られます。
水やり
庭植えでは、よほどのことがないかぎり必要ありません。
鉢植えは、用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。春の生育期から夏の開花期までは乾かさないように管理しますが、秋以降の休眠期は乾燥させてもかまいません。
肥料
庭植えは無肥料でもよいくらいで、肥料分が多いと葉が茂りすぎて倒れやすくなります。鉢植えは、春の成長期に少量施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすく、葉が白く透けたようになります。高温乾燥で被害が出やすいので、こまめに葉水をかけます。天敵を利用するのもよい方法です。
用土(鉢植え)
一般の草花向けの培養土が利用できます。赤玉土7、腐葉土3の配合土なども使えます。
植えつけ、 植え替え
春に球根を植えつけます。深さは球根の高さの3倍くらい、株間は20cmくらいとします。数年間は植えっぱなしでかまいません。開花期に花のついた鉢植えが出回ることもあり、これを植えつけることもできます。
ふやし方
株が混み合ってくると、花つきが悪くなり、徒長して倒れやすくなるので、球根ごと間引くか、または休眠中に掘り上げて、大きい球根だけを選んで植えつけます。鉢植えは根詰まりしやすいので、1~2年ごとに株分けして植え直します。
主な作業
株分け:主に株分けでふやします。分球することはほとんどないので、地下茎の先にできた新しい球根を植え直します。
タネまき:春か秋に行いますが、確実なのはとりまきです。タネまき後、3年目くらいから開花します。
間引き、株分け:繁殖力が旺盛で、よくふえるので、適宜間引きや株分けで本数を制限しておくとよいでしょう。
枯れた茎葉の切り取り:秋以降は枯れた茎葉を切っておきます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
幅広い環境に適応し、土質もあまり選びません。理想的には、日当たりと水はけがよく、適温を保てる場所ですが、乾燥にも強く、半日陰でも育てられます。耐寒性は弱いのですが、地中で球根が凍らなければ、寒地でも冬越しできます。種や品種によって多少の強弱があり、栽培環境によっては、株がふえやすいものとふえにくいもの、花つきのよいものとそうでないものが見られます。
水やり
庭植えでは、よほどのことがないかぎり必要ありません。
鉢植えは、用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。春の生育期から夏の開花期までは乾かさないように管理しますが、秋以降の休眠期は乾燥させてもかまいません。
肥料
庭植えは無肥料でもよいくらいで、肥料分が多いと葉が茂りすぎて倒れやすくなります。鉢植えは、春の成長期に少量施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすく、葉が白く透けたようになります。高温乾燥で被害が出やすいので、こまめに葉水をかけます。天敵を利用するのもよい方法です。
用土(鉢植え)
一般の草花向けの培養土が利用できます。赤玉土7、腐葉土3の配合土なども使えます。
植えつけ、 植え替え
春に球根を植えつけます。深さは球根の高さの3倍くらい、株間は20cmくらいとします。数年間は植えっぱなしでかまいません。開花期に花のついた鉢植えが出回ることもあり、これを植えつけることもできます。
ふやし方
株が混み合ってくると、花つきが悪くなり、徒長して倒れやすくなるので、球根ごと間引くか、または休眠中に掘り上げて、大きい球根だけを選んで植えつけます。鉢植えは根詰まりしやすいので、1~2年ごとに株分けして植え直します。
主な作業
株分け:主に株分けでふやします。分球することはほとんどないので、地下茎の先にできた新しい球根を植え直します。
タネまき:春か秋に行いますが、確実なのはとりまきです。タネまき後、3年目くらいから開花します。
間引き、株分け:繁殖力が旺盛で、よくふえるので、適宜間引きや株分けで本数を制限しておくとよいでしょう。
枯れた茎葉の切り取り:秋以降は枯れた茎葉を切っておきます。
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玲儿
2017年09月25日
クルクマの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたから半日陰に置くことができますが、よく日光に当てたほうが花つきがよくなり、株姿もコンパクトにまとまります。おう盛に生育する夏は土の乾燥を避け、十分な水分が必要です。根茎(棒状に肥大した球根)の掘り上げは10月中に行い、バーミキュライトなどに埋めて凍らないように注意し、翌年の5月まで室内で保管します。根茎も寒さに弱いため、戸外で植えたままにすると枯れてしまうので注意します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えてください。生育期は乾燥を嫌うので、夏に日当たりのよい場所で管理する場合は毎日与えます。特に高温乾燥が激しい場合には朝夕1日2回、水やりをするとよいでしょう。
庭植えした場合は、夏に土の表面が乾いたら水やりをします。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。よく開花しているときは肥料を多く必要とするので、液体肥料も併用して施します。開花期間が長いので、肥料切れに注意してください。
病気と害虫
病害虫の心配は特にありません。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3といった水はけのよい用土が適しますが、市販の培養土を使ってもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
根茎を植えつけるのは5月の大型連休過ぎごろが適期です。5~6号サイズの深さのある腰高鉢などを用い、地表から3㎝程度の深さに1球植えつけます。生育初期に多湿、多肥にすると枯死することがあるので注意します。
ふやし方
株分け(分球):大きく育った根茎を分けてふやすことができます。根が伸びた先のイモ状にふくらんだ部分に養分を蓄えるので、分ける際はイモ状の部分をとらないように注意してください。
主な作業
花茎切り:花後は咲き終えた花茎を切り戻します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたから半日陰に置くことができますが、よく日光に当てたほうが花つきがよくなり、株姿もコンパクトにまとまります。おう盛に生育する夏は土の乾燥を避け、十分な水分が必要です。根茎(棒状に肥大した球根)の掘り上げは10月中に行い、バーミキュライトなどに埋めて凍らないように注意し、翌年の5月まで室内で保管します。根茎も寒さに弱いため、戸外で植えたままにすると枯れてしまうので注意します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えてください。生育期は乾燥を嫌うので、夏に日当たりのよい場所で管理する場合は毎日与えます。特に高温乾燥が激しい場合には朝夕1日2回、水やりをするとよいでしょう。
庭植えした場合は、夏に土の表面が乾いたら水やりをします。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。よく開花しているときは肥料を多く必要とするので、液体肥料も併用して施します。開花期間が長いので、肥料切れに注意してください。
病気と害虫
病害虫の心配は特にありません。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3といった水はけのよい用土が適しますが、市販の培養土を使ってもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
根茎を植えつけるのは5月の大型連休過ぎごろが適期です。5~6号サイズの深さのある腰高鉢などを用い、地表から3㎝程度の深さに1球植えつけます。生育初期に多湿、多肥にすると枯死することがあるので注意します。
ふやし方
株分け(分球):大きく育った根茎を分けてふやすことができます。根が伸びた先のイモ状にふくらんだ部分に養分を蓄えるので、分ける際はイモ状の部分をとらないように注意してください。
主な作業
花茎切り:花後は咲き終えた花茎を切り戻します。
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2017年09月25日
グラジオラス(春咲き)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりがよく雨のかからない場所に置きましょう。厳寒期はフレームなどに取り込んで防寒します。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。厳寒期はビニールなどで覆って防寒します。酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を施し、土壌酸度を中和しておきましょう。
水やり
鉢植えは、栽培期間を通して、土の表面が乾いたら底穴からは流れ出ないか、少ししたたるぐらいの量の水を与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えのものには、3月から5月に緩効性化成肥料(N-P-K=6-9-8など)を施します。
庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、スリップス、ハダニ
3月から6月、特に新芽にアブラムシ、スリップス、ハダニが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好むので、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と、1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は9月から12月です。鉢植え、庭植えともに、球根の高さの3倍の深さの穴を掘って植えつけましょう。
ふやし方
分球:6月から7月か9月から10月に球根を掘り上げたとき、球根がふえていたら分けてふやすことができます。大きな球根のまわりに小さな球根がたくさんつくことがあり、これを木子(きご)と呼びます。木子は、1個ずつ植えつければ、1年で開花する株に育ちます。ただし、夏咲き系統はたくさんの木子をつけますが、春咲き系統はあまり数がつきません。
主な作業
防寒:厳寒期の12月から2月には防寒が必要です。早く植えつけた球根は、厳寒期に葉を伸ばし、寒さで傷んでしまうので、ビニールで覆うかフレームに取り込んで寒さよけをしましょう。
支柱立て:3月から5月に花茎が伸びてきたら支柱を立て、倒れないようにしましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりがよく雨のかからない場所に置きましょう。厳寒期はフレームなどに取り込んで防寒します。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。厳寒期はビニールなどで覆って防寒します。酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を施し、土壌酸度を中和しておきましょう。
水やり
鉢植えは、栽培期間を通して、土の表面が乾いたら底穴からは流れ出ないか、少ししたたるぐらいの量の水を与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えのものには、3月から5月に緩効性化成肥料(N-P-K=6-9-8など)を施します。
庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、スリップス、ハダニ
3月から6月、特に新芽にアブラムシ、スリップス、ハダニが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好むので、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と、1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は9月から12月です。鉢植え、庭植えともに、球根の高さの3倍の深さの穴を掘って植えつけましょう。
ふやし方
分球:6月から7月か9月から10月に球根を掘り上げたとき、球根がふえていたら分けてふやすことができます。大きな球根のまわりに小さな球根がたくさんつくことがあり、これを木子(きご)と呼びます。木子は、1個ずつ植えつければ、1年で開花する株に育ちます。ただし、夏咲き系統はたくさんの木子をつけますが、春咲き系統はあまり数がつきません。
主な作業
防寒:厳寒期の12月から2月には防寒が必要です。早く植えつけた球根は、厳寒期に葉を伸ばし、寒さで傷んでしまうので、ビニールで覆うかフレームに取り込んで寒さよけをしましょう。
支柱立て:3月から5月に花茎が伸びてきたら支柱を立て、倒れないようにしましょう。
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文章
玲儿
2017年09月25日
グラジオラス(夏咲き)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいことが大切な条件です。少なくとも半日くらいは日光が当たらないと、花が咲きにくくなります。最低温度15℃以上、日中は25℃以上で生育が活発になりますが、これより低くても生育は可能です。球根の植えつけは、霜や凍結の心配がなくなってから、3月下旬以降が適期で、7月まで順次時期をずらして植えることができます。植えてから咲くまで約3~4か月、木子からでは5か月くらいかかります。本葉が2枚展開したころから球根の中に花芽(蕾のもと)がつくられるため、この時期からの低温、低日照、極端な乾燥は、花がきれいに咲かない原因となりますから注意が必要です。
水やり
乾燥には強いのですが、成長期には十分な水分を必要とします。庭植えでは、バークチップなどでマルチングをするか、丈の低い草花を株元に植えるのもよい方法です。鉢植えは、本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。開花後はやや乾かし気味にしてもかまいません。
肥料
比較的やせ地でもよく育ちます。庭植えは、元肥と開花後にお礼肥を施します。鉢植えは、元肥のほか、葉が茂っている間、月に1回置き肥を施すか、月に3回くらい液体肥料を施します。いずれもチッ素分はやや少なく、リン酸、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
病気:首腐病、ウイルス病など
肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作すると、首腐病などの病気が出やすくなりますから、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使うようにします。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。
用土(鉢植え)
庭植えでは、堆肥や腐葉土を混ぜ、土壌をよくして植えつけます。鉢植えは、赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば、土質はあまり選びませんが、少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根の高さの2倍くらいの土がかぶさるような深さに植えます。間隔は10cm以上あけます。丸みと厚みのある球根がよい球根で、扁平なものはよくありません。木子は直径1cm以上あれば十分開花します。大きな球根は2つに切り分けて、切り口に石灰などをつけて植えるのもよい方法です。
ふやし方
分球:新球の回りにたくさんの木子ができるので、必要な分をとっておきます。
タネまき:タネも実ります。これをまくと、3年目には花が咲くようになりますが、元の親と異なる花が咲くことも多くあります。
主な作業
土寄せ、支柱立て:花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら、根元に土を寄せるか、または支柱を立てておきます。蕾は成長するので、支柱との結び目には注意します。
球根の掘り上げ、貯蔵:秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げて日陰で乾燥させます。完全に乾いてから茎葉を切り取り、球根の選別を行います。春に植えたときの球根はしなびて枯れているので取り除き、木子も取り外して別々にし、冬期は凍らないところで貯蔵します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいことが大切な条件です。少なくとも半日くらいは日光が当たらないと、花が咲きにくくなります。最低温度15℃以上、日中は25℃以上で生育が活発になりますが、これより低くても生育は可能です。球根の植えつけは、霜や凍結の心配がなくなってから、3月下旬以降が適期で、7月まで順次時期をずらして植えることができます。植えてから咲くまで約3~4か月、木子からでは5か月くらいかかります。本葉が2枚展開したころから球根の中に花芽(蕾のもと)がつくられるため、この時期からの低温、低日照、極端な乾燥は、花がきれいに咲かない原因となりますから注意が必要です。
水やり
乾燥には強いのですが、成長期には十分な水分を必要とします。庭植えでは、バークチップなどでマルチングをするか、丈の低い草花を株元に植えるのもよい方法です。鉢植えは、本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。開花後はやや乾かし気味にしてもかまいません。
肥料
比較的やせ地でもよく育ちます。庭植えは、元肥と開花後にお礼肥を施します。鉢植えは、元肥のほか、葉が茂っている間、月に1回置き肥を施すか、月に3回くらい液体肥料を施します。いずれもチッ素分はやや少なく、リン酸、カリ分の多いものが適します。
病気と害虫
病気:首腐病、ウイルス病など
肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作すると、首腐病などの病気が出やすくなりますから、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使うようにします。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ
ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。
用土(鉢植え)
庭植えでは、堆肥や腐葉土を混ぜ、土壌をよくして植えつけます。鉢植えは、赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば、土質はあまり選びませんが、少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根の高さの2倍くらいの土がかぶさるような深さに植えます。間隔は10cm以上あけます。丸みと厚みのある球根がよい球根で、扁平なものはよくありません。木子は直径1cm以上あれば十分開花します。大きな球根は2つに切り分けて、切り口に石灰などをつけて植えるのもよい方法です。
ふやし方
分球:新球の回りにたくさんの木子ができるので、必要な分をとっておきます。
タネまき:タネも実ります。これをまくと、3年目には花が咲くようになりますが、元の親と異なる花が咲くことも多くあります。
主な作業
土寄せ、支柱立て:花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら、根元に土を寄せるか、または支柱を立てておきます。蕾は成長するので、支柱との結び目には注意します。
球根の掘り上げ、貯蔵:秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げて日陰で乾燥させます。完全に乾いてから茎葉を切り取り、球根の選別を行います。春に植えたときの球根はしなびて枯れているので取り除き、木子も取り外して別々にし、冬期は凍らないところで貯蔵します。
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玲儿
2017年09月25日
カンナの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよく、肥沃な場所で育てます。暖地では、冬は盛り土やマルチングなどの防寒をすれば露地で冬越ししますが、それ以外の地域では、葉が枯れたら鉢ごと室内に取り込むか、庭植えの場合は根茎を掘り上げ、ピートモスなどに埋めて貯蔵します。暖かい室内では芽が動く(成長を始める)ことがあるので、凍らない程度の場所で貯蔵しましょう。
水やり
鉢土が乾いたら、水やりします。実生系の品種においては、鉢を水につけて栽培することも可能で、真夏は腰水灌水すると管理が楽になります。
庭植えの場合は、干ばつのとき以外は、水やりはほとんど必要ありません。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施しておき、その後は芽が出たら月に1回、三要素等量の肥料を置き肥します。
病気と害虫
特にありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土5、腐葉土4、牛ふん堆肥(馬ふん堆肥)1の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
4月下旬から5月に根茎を植えつけます。鉢植えの場合は8~10号鉢に1球、庭植えの場合は植え穴を50cmくらいの深さに掘り、根茎の上には10cmくらいの覆土をし、間隔は40cmほどあけて植えつけます。暖地では9月植えもでき、植えっぱなしでかまいません。
ふやし方
分球:根茎を、2~3芽つけて、くびれた部分で切り離して分けます。4月から5月の芽が動き始めたころが、根茎を分割しやすいのでおすすめです。
主な作業
花がら摘み:1つの花房が咲き終わったら、花房のつけ根のところで切ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよく、肥沃な場所で育てます。暖地では、冬は盛り土やマルチングなどの防寒をすれば露地で冬越ししますが、それ以外の地域では、葉が枯れたら鉢ごと室内に取り込むか、庭植えの場合は根茎を掘り上げ、ピートモスなどに埋めて貯蔵します。暖かい室内では芽が動く(成長を始める)ことがあるので、凍らない程度の場所で貯蔵しましょう。
水やり
鉢土が乾いたら、水やりします。実生系の品種においては、鉢を水につけて栽培することも可能で、真夏は腰水灌水すると管理が楽になります。
庭植えの場合は、干ばつのとき以外は、水やりはほとんど必要ありません。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施しておき、その後は芽が出たら月に1回、三要素等量の肥料を置き肥します。
病気と害虫
特にありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土5、腐葉土4、牛ふん堆肥(馬ふん堆肥)1の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
4月下旬から5月に根茎を植えつけます。鉢植えの場合は8~10号鉢に1球、庭植えの場合は植え穴を50cmくらいの深さに掘り、根茎の上には10cmくらいの覆土をし、間隔は40cmほどあけて植えつけます。暖地では9月植えもでき、植えっぱなしでかまいません。
ふやし方
分球:根茎を、2~3芽つけて、くびれた部分で切り離して分けます。4月から5月の芽が動き始めたころが、根茎を分割しやすいのでおすすめです。
主な作業
花がら摘み:1つの花房が咲き終わったら、花房のつけ根のところで切ります。
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玲儿
2017年09月25日
カラジウム(カラジューム)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
できるだけ日当たりのよい場所に置き、茎葉が軟弱にならないようにします。鉢植えは明るい日陰に置いてもよいのですが、直射日光に当てた場合より、葉色の美しさが劣ります。また、急に日照量が変化すると葉が傷むので、置き場を変えるときは、徐々に日光に慣らしていきます。
庭植えにする場合も日当たりがよい場所がよく、腐植質が多く水はけがよい土に植えます。
水やり
鉢土の表面が乾いてきたら与えます。また、室内に置いた鉢植えは、葉水をこまめに与えるとよいでしょう。秋になって葉が次第に黄ばんできたら水やりを少しずつ控え、寒さがくる前に水やりを中止して休眠させます。休眠中は室内の暖かい場所に置き、鉢土は乾かします。
庭植えの場合は、よほど晴天が続かないかぎり、水やりの必要はありません。
肥料
春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施します。または月に2回程度液体肥料を施すのもよい方法です。
病気と害虫
病気:白絹病など
白絹病は春から秋に発生します。発生を見たら早めに防除します。
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ
葉がある時期ならいつでも発生します。発生を見たら早めに防除します。
用土(鉢植え)
肥よくで水はけのよい用土(例:赤玉土小粒5、ピートモス2、パーライト2、牛ふん堆肥1の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
春(3月中旬から5月)に、休眠している球根を掘り上げ、植え替えます。根は球根の上部付近から出てくるので、植えつける際に、浅植えにならないように注意します。
ふやし方
分球:春に越冬株を掘り上げて植えつけるとき、大きな球根は数個に分けます。鋭利なナイフで切り分けますが、必ず芽を数個つけて分けます。切り口には灰などを塗ってください。
主な作業
芽かき:芽が少ない場合には、植えつけ後、伸びてきた芽を元から折ります。その後の芽数が多くなり、葉が展開するとボリュームのある株になります。
花芽かき:新芽が出るときに花芽がつくことがありますが、取り除いてください。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
できるだけ日当たりのよい場所に置き、茎葉が軟弱にならないようにします。鉢植えは明るい日陰に置いてもよいのですが、直射日光に当てた場合より、葉色の美しさが劣ります。また、急に日照量が変化すると葉が傷むので、置き場を変えるときは、徐々に日光に慣らしていきます。
庭植えにする場合も日当たりがよい場所がよく、腐植質が多く水はけがよい土に植えます。
水やり
鉢土の表面が乾いてきたら与えます。また、室内に置いた鉢植えは、葉水をこまめに与えるとよいでしょう。秋になって葉が次第に黄ばんできたら水やりを少しずつ控え、寒さがくる前に水やりを中止して休眠させます。休眠中は室内の暖かい場所に置き、鉢土は乾かします。
庭植えの場合は、よほど晴天が続かないかぎり、水やりの必要はありません。
肥料
春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施します。または月に2回程度液体肥料を施すのもよい方法です。
病気と害虫
病気:白絹病など
白絹病は春から秋に発生します。発生を見たら早めに防除します。
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ
葉がある時期ならいつでも発生します。発生を見たら早めに防除します。
用土(鉢植え)
肥よくで水はけのよい用土(例:赤玉土小粒5、ピートモス2、パーライト2、牛ふん堆肥1の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
春(3月中旬から5月)に、休眠している球根を掘り上げ、植え替えます。根は球根の上部付近から出てくるので、植えつける際に、浅植えにならないように注意します。
ふやし方
分球:春に越冬株を掘り上げて植えつけるとき、大きな球根は数個に分けます。鋭利なナイフで切り分けますが、必ず芽を数個つけて分けます。切り口には灰などを塗ってください。
主な作業
芽かき:芽が少ない場合には、植えつけ後、伸びてきた芽を元から折ります。その後の芽数が多くなり、葉が展開するとボリュームのある株になります。
花芽かき:新芽が出るときに花芽がつくことがありますが、取り除いてください。
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玲儿
2017年09月25日
カタクリの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、秋から春まで日なたで育てます。晩春ごろに葉が黄色くなり始めたら、明るい日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に植え、腐葉土をよく混ぜ合わせて20cmほど土を盛り上げたところに植えます。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させないように、砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に入れてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合はあまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
肥料
鉢植えは、秋に三要素等量配合の緩効性肥料を、1株当たり二つまみ置き肥します。これとは別に、秋からリン酸分の多い液体肥料を週1回、3000倍に薄めて施します。同時にブドウ糖を1000倍に薄めて週1回施します。液体肥料とブドウ糖は葉が枯れ落ちるまで続けます。
庭植えでも同様に施肥するとよく育ちますが、液体肥料とブドウ糖だけでも十分です。
病気と害虫
病気:さび病
さび病は2月から3月に発生します。葉に赤茶色の粉がついたような病斑ができ、葉が変形して花も咲かなくなります。感染した葉は切り捨てて焼却します。
害虫:特にありません。
用土(鉢植え)
硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜます。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。腐植質のもの(腐葉土や細かいヤシ殻チップ)を3割程度混ぜるのもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、8月から9月上旬に植え替えます。球根は、根が伸びる余地を確保するため深鉢を使い、深さ10cmに植えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。エリスロニウム‘パゴダ’のように旺盛にふえる種類で、株が込みすぎたら、鉢植えと同じ時期に掘り上げ、分球して植え直します。
ふやし方
タネまき:開花まで6~7年かかりますが、一番効率的にふやせる方法です。
初夏に果実が少し黄色くなり始め、先が割れたら、すぐにタネを回収し、とりまきします。タネを乾燥して保存することはできません。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春に緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。親株同様に肥料を施し、3年目くらいの8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植え替えます。葉が2枚になったら開花します。
分球:非常に順調に成長している株ならば、子株がつくのでそれを分けてふやします。適期は植え替えと同じです。ただし、日本のカタクリは球根でふえる力が弱いので、分球ではめったにふやせません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないときは、咲き終わった花は摘み取って実を結ばないようにします。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、秋から春まで日なたで育てます。晩春ごろに葉が黄色くなり始めたら、明るい日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に植え、腐葉土をよく混ぜ合わせて20cmほど土を盛り上げたところに植えます。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させないように、砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に入れてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合はあまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
肥料
鉢植えは、秋に三要素等量配合の緩効性肥料を、1株当たり二つまみ置き肥します。これとは別に、秋からリン酸分の多い液体肥料を週1回、3000倍に薄めて施します。同時にブドウ糖を1000倍に薄めて週1回施します。液体肥料とブドウ糖は葉が枯れ落ちるまで続けます。
庭植えでも同様に施肥するとよく育ちますが、液体肥料とブドウ糖だけでも十分です。
病気と害虫
病気:さび病
さび病は2月から3月に発生します。葉に赤茶色の粉がついたような病斑ができ、葉が変形して花も咲かなくなります。感染した葉は切り捨てて焼却します。
害虫:特にありません。
用土(鉢植え)
硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜます。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。腐植質のもの(腐葉土や細かいヤシ殻チップ)を3割程度混ぜるのもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、8月から9月上旬に植え替えます。球根は、根が伸びる余地を確保するため深鉢を使い、深さ10cmに植えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。エリスロニウム‘パゴダ’のように旺盛にふえる種類で、株が込みすぎたら、鉢植えと同じ時期に掘り上げ、分球して植え直します。
ふやし方
タネまき:開花まで6~7年かかりますが、一番効率的にふやせる方法です。
初夏に果実が少し黄色くなり始め、先が割れたら、すぐにタネを回収し、とりまきします。タネを乾燥して保存することはできません。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春に緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。親株同様に肥料を施し、3年目くらいの8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植え替えます。葉が2枚になったら開花します。
分球:非常に順調に成長している株ならば、子株がつくのでそれを分けてふやします。適期は植え替えと同じです。ただし、日本のカタクリは球根でふえる力が弱いので、分球ではめったにふやせません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないときは、咲き終わった花は摘み取って実を結ばないようにします。
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玲儿
2017年09月25日
エゾエンゴサクの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えの場合、芽が出始めたら日当たりがよく、風がゆるく流れる暖かい場所で管理して花を咲かせます。暖地では早春に咲くので、凍結や遅霜に注意します。花後から葉がしっかりするころには50%の遮光下か半日陰へ移して葉焼けや傷みを防ぎ、少しでも葉を長く保たせます。休眠中は日陰の涼しい環境を好みます。葉が枯れたら涼しい棚下などへ移動させ、芽出しまでそのまま棚下などで管理します。
庭植えの場合は、木もれ日がさして落ち葉がたまる場所を好みます。ただし、北国の植物なので、暖地ではあまり庭植えには向きません。
水やり
斜面に生える植物なので停滞水を嫌います。芽が出始めたら朝1回の水やりで成長を促します。休眠後は常に用土が軽く湿っている状態に水を与え、多湿や凍結、極端な乾燥を避けます。球根を乾燥させると芽出しが萎縮してよい花が咲かず、株も弱ります。
肥料
芽出しが始まったら市販の山野草用の置き肥をし、さらに2週間に1回程度、三要素(チッ素、リン酸、カリ)等量の液体肥料を施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病
最も多く見られるのは、新芽が凍結したり、水がたまって腐ったりする軟腐病です。
害虫:アブラムシ
この仲間はアブラムシがつきやすいので、毎日観察して見つけしだい対処します。
用土(鉢植え)
多湿を嫌うので、やや深めの鉢が適し、いつまでも乾かない硬い鉢は避けたほうがよいでしょう。生育中の脱水は致命的なので、乾きすぎる素焼き鉢も避けます。
用土は通気性と排水性のよいものが適します。基本的には市販の山野草用培養土か、赤玉土小粒と硬質鹿沼土小粒を等量に配合した用土を使います。凍結による用土の目詰まり防止に1割ほど軽石砂を混ぜると効果的です。
植えつけ、 植え替え
球根の植えつけは、春に入手したものでも秋の休眠中に行うのが最も安全です。球根は必ず1cm以上間隔をあけて植え込みます。植え替えは、できれば毎年行います。
ふやし方
分球:順調に生育していると毎年分球するので、植え替えのときに分けて植えます。
タネまき:タネは乾燥を嫌うので、必ずとりまきにします。翌春には発芽しますが、順調に生育しても開花まで数年かかるので、あまり一般的ではありません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないものは、花後に花がらを摘みます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えの場合、芽が出始めたら日当たりがよく、風がゆるく流れる暖かい場所で管理して花を咲かせます。暖地では早春に咲くので、凍結や遅霜に注意します。花後から葉がしっかりするころには50%の遮光下か半日陰へ移して葉焼けや傷みを防ぎ、少しでも葉を長く保たせます。休眠中は日陰の涼しい環境を好みます。葉が枯れたら涼しい棚下などへ移動させ、芽出しまでそのまま棚下などで管理します。
庭植えの場合は、木もれ日がさして落ち葉がたまる場所を好みます。ただし、北国の植物なので、暖地ではあまり庭植えには向きません。
水やり
斜面に生える植物なので停滞水を嫌います。芽が出始めたら朝1回の水やりで成長を促します。休眠後は常に用土が軽く湿っている状態に水を与え、多湿や凍結、極端な乾燥を避けます。球根を乾燥させると芽出しが萎縮してよい花が咲かず、株も弱ります。
肥料
芽出しが始まったら市販の山野草用の置き肥をし、さらに2週間に1回程度、三要素(チッ素、リン酸、カリ)等量の液体肥料を施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病
最も多く見られるのは、新芽が凍結したり、水がたまって腐ったりする軟腐病です。
害虫:アブラムシ
この仲間はアブラムシがつきやすいので、毎日観察して見つけしだい対処します。
用土(鉢植え)
多湿を嫌うので、やや深めの鉢が適し、いつまでも乾かない硬い鉢は避けたほうがよいでしょう。生育中の脱水は致命的なので、乾きすぎる素焼き鉢も避けます。
用土は通気性と排水性のよいものが適します。基本的には市販の山野草用培養土か、赤玉土小粒と硬質鹿沼土小粒を等量に配合した用土を使います。凍結による用土の目詰まり防止に1割ほど軽石砂を混ぜると効果的です。
植えつけ、 植え替え
球根の植えつけは、春に入手したものでも秋の休眠中に行うのが最も安全です。球根は必ず1cm以上間隔をあけて植え込みます。植え替えは、できれば毎年行います。
ふやし方
分球:順調に生育していると毎年分球するので、植え替えのときに分けて植えます。
タネまき:タネは乾燥を嫌うので、必ずとりまきにします。翌春には発芽しますが、順調に生育しても開花まで数年かかるので、あまり一般的ではありません。
主な作業
花がら摘み:タネをとらないものは、花後に花がらを摘みます。
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玲儿
2017年09月25日
ウラシマソウの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して日陰を好み、日ざしが強いとすぐに葉が傷みます。
芽出しから開花までは30~50%の遮光で明るい日陰をつくり、ゆったりと花を咲かせます。花後は50~75%の遮光下、真夏は75%以上の遮光下か棚下などの日が当たらない場所で管理し、葉の傷みや葉焼けを防ぎます。秋に入るとほとんどは葉を落として休眠に入ります。冬の凍結を嫌うので、そのまま棚下で管理するか、ハウスの暗い場所へ移して春まで休眠させましょう。
水やり
年間を通して乾燥を嫌います。毎日たっぷりと水を与えましょう。葉が大きく茂るころからは、上から水をかけると水の重みで茎が折れることがよくあります。茎に支柱などを立てるか、株元から水やりをするとよいでしょう。休眠中も多少の湿り気があるほうがよいので、少し乾いてきたら水やりをします。
肥料
植えつけ、植え替え時に元肥を一つまみ入れます。
生育中は肥料を好みます。葉が開く4月下旬ごろに置き肥をします。また、このころから葉が枯れ始めるまで、チッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を2週間に1回施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病、白絹病
地上部が突然枯れて球根が腐る軟腐病や白絹病に注意してください。
害虫:ネグサレセンチュウ、コナカイガラムシ(ネカイガラムシ)、コナアブラムシ(ネアブラムシ)、ナメクジ、イモムシ、ネズミなど
地下部に発生する害虫としては、球根を腐敗させるネグサレセンチュウ、球根に白い粒がたくさんつくコナカイガラムシ(ネカイガラムシ)やコナアブラムシ(ネアブラムシ)があります。冬の間はネズミに食害されることもあります。
地上部は、特に芽出しのころにナメクジやイモムシに食害されます。ハウス栽培ではアブラムシやコナジラミ、ハダニなどにも注意します。
用土(鉢植え)
鉢は特に選びませんが、中深鉢以上の深さで、やや硬めのものや釉薬(うわぐすり)がかかった乾きにくいものがよいでしょう。
乾燥を嫌いますが、常に多湿状態でもよくありません。一般的な赤玉土を主体に鹿沼土などを、水やりの加減に合わせて5:5か6:4に配合するとよいでしょう。凍結で用土がくずれやすい地域では軽石を1割ほど混入してもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
植えつけは基本的には休眠中に行います。球根は植える前に水洗いして、古い皮や汚れた部分を落とします。植える深さは、芽の先端が2~3cm埋まる程度がよいでしょう。植え込み後の鉢は、冬に凍結しない場所で管理します。
鉢植えの植え替えは毎年行うと理想的です。植えつけと同様に休眠中に作業します。
ふやし方
分球:親球根のまわりにできた小さな球根を、無理に外さず、自然に外れているものを植えつけます。ただし、翌年すぐに芽が出ないものも多くあります。とりあえずは親球根のまわりに植え込んで、大きくなったら別の鉢に植え替えます。
タネまき:結実した果実は、11月下旬から12月ごろに完熟して赤くなります。花茎が倒れたら、果実をとって1粒ずつ水洗いします。中から白褐色の球根状のタネが出てくるので、これを培養土にとりまきします。ただし、ウラシマソウは発芽まで2年かかります。発芽後も成長は遅く、開花まで早くても5年を要します。
主な作業
交配:開花3日後から1週間以内に、仏炎苞を破いて肉穂花序をむき出しにします。このとき、花粉が出ていれば雄花、先端が突起になり、つやがあれば雌花です。綿棒などで雄花の花粉をつけて、雌花の先端をポンポンとたたけば完了です。その後は2週間ほど水やりなどで花に水をかけないように注意します。結実したら成功です。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して日陰を好み、日ざしが強いとすぐに葉が傷みます。
芽出しから開花までは30~50%の遮光で明るい日陰をつくり、ゆったりと花を咲かせます。花後は50~75%の遮光下、真夏は75%以上の遮光下か棚下などの日が当たらない場所で管理し、葉の傷みや葉焼けを防ぎます。秋に入るとほとんどは葉を落として休眠に入ります。冬の凍結を嫌うので、そのまま棚下で管理するか、ハウスの暗い場所へ移して春まで休眠させましょう。
水やり
年間を通して乾燥を嫌います。毎日たっぷりと水を与えましょう。葉が大きく茂るころからは、上から水をかけると水の重みで茎が折れることがよくあります。茎に支柱などを立てるか、株元から水やりをするとよいでしょう。休眠中も多少の湿り気があるほうがよいので、少し乾いてきたら水やりをします。
肥料
植えつけ、植え替え時に元肥を一つまみ入れます。
生育中は肥料を好みます。葉が開く4月下旬ごろに置き肥をします。また、このころから葉が枯れ始めるまで、チッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を2週間に1回施すと効果的です。
病気と害虫
病気:軟腐病、白絹病
地上部が突然枯れて球根が腐る軟腐病や白絹病に注意してください。
害虫:ネグサレセンチュウ、コナカイガラムシ(ネカイガラムシ)、コナアブラムシ(ネアブラムシ)、ナメクジ、イモムシ、ネズミなど
地下部に発生する害虫としては、球根を腐敗させるネグサレセンチュウ、球根に白い粒がたくさんつくコナカイガラムシ(ネカイガラムシ)やコナアブラムシ(ネアブラムシ)があります。冬の間はネズミに食害されることもあります。
地上部は、特に芽出しのころにナメクジやイモムシに食害されます。ハウス栽培ではアブラムシやコナジラミ、ハダニなどにも注意します。
用土(鉢植え)
鉢は特に選びませんが、中深鉢以上の深さで、やや硬めのものや釉薬(うわぐすり)がかかった乾きにくいものがよいでしょう。
乾燥を嫌いますが、常に多湿状態でもよくありません。一般的な赤玉土を主体に鹿沼土などを、水やりの加減に合わせて5:5か6:4に配合するとよいでしょう。凍結で用土がくずれやすい地域では軽石を1割ほど混入してもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
植えつけは基本的には休眠中に行います。球根は植える前に水洗いして、古い皮や汚れた部分を落とします。植える深さは、芽の先端が2~3cm埋まる程度がよいでしょう。植え込み後の鉢は、冬に凍結しない場所で管理します。
鉢植えの植え替えは毎年行うと理想的です。植えつけと同様に休眠中に作業します。
ふやし方
分球:親球根のまわりにできた小さな球根を、無理に外さず、自然に外れているものを植えつけます。ただし、翌年すぐに芽が出ないものも多くあります。とりあえずは親球根のまわりに植え込んで、大きくなったら別の鉢に植え替えます。
タネまき:結実した果実は、11月下旬から12月ごろに完熟して赤くなります。花茎が倒れたら、果実をとって1粒ずつ水洗いします。中から白褐色の球根状のタネが出てくるので、これを培養土にとりまきします。ただし、ウラシマソウは発芽まで2年かかります。発芽後も成長は遅く、開花まで早くても5年を要します。
主な作業
交配:開花3日後から1週間以内に、仏炎苞を破いて肉穂花序をむき出しにします。このとき、花粉が出ていれば雄花、先端が突起になり、つやがあれば雌花です。綿棒などで雄花の花粉をつけて、雌花の先端をポンポンとたたけば完了です。その後は2週間ほど水やりなどで花に水をかけないように注意します。結実したら成功です。
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文章
玲儿
2017年09月25日
ヘディキウムの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
半日陰の湿った場所を好みます。鉢の置き場や庭への植え場所は、西日の当たるところは避けたほうがよいでしょう。また大型になるので、強風で葉が傷んだり、株元から倒れたりすることがあります。吹きさらしのような場所も避けたほうが賢明です。庭植えする際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでから植えつけてください。戸外でもよく冬越ししますが、冬に室内で管理すれば常緑の状態で冬越しができ、早い時期に開花します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。夏に晴天の日が続く場合は、よく乾くので毎日水を与え、水切れに注意します。
庭植えした場合は、夏に土が乾燥した場合のみ水やりをします。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
病気と害虫
病害虫の心配は特にありません。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など、水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
根詰まりすると成長が衰えるので、1~2年に1回は植え替えを行うようにしてください。
庭植えにして戸外で冬越しさせるには、4月から5月に植えつけて、冬までに十分に根を張らすようにします。植えつけの際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでください。
ふやし方
株分け:春に植え替えをする際に株分けも行えます。ただし細かく分けすぎると成長が遅れるので注意します。
主な作業
切り戻し:茎の先に花芽をつけるので、地上部を切り戻す際は、生育期間中(春から夏)に切ると花が咲かなくなってしまいます。3月から4月か、11月から12月に行ってください。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
半日陰の湿った場所を好みます。鉢の置き場や庭への植え場所は、西日の当たるところは避けたほうがよいでしょう。また大型になるので、強風で葉が傷んだり、株元から倒れたりすることがあります。吹きさらしのような場所も避けたほうが賢明です。庭植えする際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでから植えつけてください。戸外でもよく冬越ししますが、冬に室内で管理すれば常緑の状態で冬越しができ、早い時期に開花します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。夏に晴天の日が続く場合は、よく乾くので毎日水を与え、水切れに注意します。
庭植えした場合は、夏に土が乾燥した場合のみ水やりをします。
肥料
春から秋の成長期に、三要素が等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
病気と害虫
病害虫の心配は特にありません。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など、水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
根詰まりすると成長が衰えるので、1~2年に1回は植え替えを行うようにしてください。
庭植えにして戸外で冬越しさせるには、4月から5月に植えつけて、冬までに十分に根を張らすようにします。植えつけの際は、腐葉土や堆肥などを多めに混ぜ込んでください。
ふやし方
株分け:春に植え替えをする際に株分けも行えます。ただし細かく分けすぎると成長が遅れるので注意します。
主な作業
切り戻し:茎の先に花芽をつけるので、地上部を切り戻す際は、生育期間中(春から夏)に切ると花が咲かなくなってしまいます。3月から4月か、11月から12月に行ってください。
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文章
玲儿
2017年09月25日
ベラドンナリリーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
秋から初夏までの生育期はよく日に当てて育てます。寒さにはあまり強くありませんが、関東地方以西であれば、簡単な防寒をすれば、戸外で冬越しします。庭植えする場合は、水はけのよい場所に植えつけます。寒冷地では冬に取り込み、室内の日当たりで管理すると安全です。
水やり
生育期は土がよく乾いたらたっぷり水やりします。休眠中は水を与えません。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を施し、花後にカリ分の多い肥料を施します。
病気と害虫
問題となる病害虫はほとんどありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。赤玉土小粒4、硬質鹿沼土4、腐葉土2の割合で配合したものなどがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
掘り上げた球根は7月中旬から8月中旬までに、市販の球根を入手した場合はすぐに植えつけます。鉢植えの場合は、6~8号鉢に1球を目安とし、球根の頂部が土から出るように浅植えします。庭植えの場合は、約20cm間隔とします。なお、植えつけた年は咲きにくい傾向があります。
ふやし方
増殖率はよくありませんが、掘り上げたときに分球していれば、外してふやします。球根の直径が6cm、高さが8cm以上になればほぼ開花球で、それまでは肥培管理をして球根を太らせます。
主な作業
花がら摘み:花序全体が咲き終わったら、花首のところで折り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
秋から初夏までの生育期はよく日に当てて育てます。寒さにはあまり強くありませんが、関東地方以西であれば、簡単な防寒をすれば、戸外で冬越しします。庭植えする場合は、水はけのよい場所に植えつけます。寒冷地では冬に取り込み、室内の日当たりで管理すると安全です。
水やり
生育期は土がよく乾いたらたっぷり水やりします。休眠中は水を与えません。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を施し、花後にカリ分の多い肥料を施します。
病気と害虫
問題となる病害虫はほとんどありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。赤玉土小粒4、硬質鹿沼土4、腐葉土2の割合で配合したものなどがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
掘り上げた球根は7月中旬から8月中旬までに、市販の球根を入手した場合はすぐに植えつけます。鉢植えの場合は、6~8号鉢に1球を目安とし、球根の頂部が土から出るように浅植えします。庭植えの場合は、約20cm間隔とします。なお、植えつけた年は咲きにくい傾向があります。
ふやし方
増殖率はよくありませんが、掘り上げたときに分球していれば、外してふやします。球根の直径が6cm、高さが8cm以上になればほぼ開花球で、それまでは肥培管理をして球根を太らせます。
主な作業
花がら摘み:花序全体が咲き終わったら、花首のところで折り取ります。
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