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玲儿
2017年09月28日
トリテレイア(ブローディア)の育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 水はけのよい日なたで育てます。強い霜が降りたり、寒風にさらされたりすると葉先が傷むので、鉢植えの場合は軒下で管理するとよいでしょう。休眠したら球根を掘り上げるか、鉢植えのまま雨の当たらない場所に移動させます。
水やり 鉢植えは、葉が伸び出してから開花までは、用土が乾き始めたらたっぷり与えます。開花後は休眠に入るので、徐々に水やりの回数を減らします。庭植えの場合は特に必要ありません。 肥料 元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。その後、3月下旬から5月下旬に化成肥料または液体肥料を追肥します。花後はカリ分の多い液体肥料を1回施します。肥料が多いと、球根が腐りやすくなるので注意しましょう。
病気と害虫 特に問題になる病害虫はありません。 用土(鉢植え) 水はけと通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 10月以降涼しくなってから植えつけます。庭植えの場合、球根の大きさにより植えつける深さは5~10cm、間隔は7~10cmが目安です。鉢植えの場合は、5号鉢に4球程度、深さ5cmくらいが目安です。
ふやし方 分球:自然に分球してよくふえます。球根を掘り上げたときや植え替えのときに、自然に離れる球根を分けて植えつけます。 主な作業 花がら摘み:花がすべて咲き終わった花茎は、つけ根から切り取ります。 球根の掘り上げ:葉が枯れたら球根を掘り上げて、秋まで乾燥貯蔵します。鉢植えの場合は、掘り上げずに雨の当たらない場所で鉢土を乾燥させて置いておくこともできます。
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2017年09月28日
トリテレイア(ブローディア)の基本情報 学名:Triteleia その他の名前:ブローディア、ヒメアガパンサス 科名 / 属名:キジカクシ科 / トリテレイア属 特徴 トリテレイアは、かつてブロディアエア属に含まれていた14種が、独立してトリテレイア属となりました。アガパンサスを小さくしたような花形から、ヒメアガパンサスとも呼ばれています。 園芸的に栽培されるのは、主にトリテレイア・ブリッジシー(Triteleia bridgesii)、トリテレイア・ラクサ(T. laxa)の栽培品種といくつかの原種です。花壇で楽しむほか、切り花としても人気があります。花茎の先に小花が放射状につき、花色も豊富です。秋に球根を植えつけると、冬から早春にかけて芽を出して2枚の葉を展開し、初夏に花茎が伸びて開花します。 旧属名からとった「ブローディア」の名前でも扱われることがあります。 ※科名:ネギ科、ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種) トリテレイア・ラクサ Triteleia laxa アメリカのカリフォルニア州原産。花茎は30〜70cmに伸び、青、紫、白色の花が咲く。さわやかな青紫色の花を咲かせる‘クイーン・ファビオラ(Queen Fabiola)’が代表的。
トリテレイア・ブリッジシー Triteleia bridgesii アメリカのオレゴン州からカリフォルニア州の山の傾斜面に自生。花茎は30〜40cmに伸び、淡紫、青紫の花を12〜20個つける。 トリテレイア・グランディフロラ Triteleia grandiflora アメリカ西部、カナダに自生。花茎は30〜60cmに伸び、鐘形の青や白色の花を3〜12個つける。 トリテレイア・ヒアシンシアナ Triteleia hyacinthiana 北アメリカの太平洋側の、草原や林の空き地などに自生。花茎は30〜70cmに伸び、純白のやや小ぶりな花を咲かせる。旧英名の「ホワイト・ブローディ」と呼ばれることもある。 トリテレイア・イキシオイデス ’ゴールデン・スター’ Triteleia ixioides ‘Golden Star’ 原種はアメリカのオレゴン州からカリフォルニア州に自生。花茎は30cmほどで、鮮明な黄色の花を咲かせる。
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2017年09月28日
テコフィレアの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 自生地は、秋から冬に降雨や降雪があり、春から夏の間はほとんど降らない半砂漠のような乾燥地です。氷点下になっても地中まで凍ることはなく、球根は寒さから守られています。 庭植えは不向きで、鉢栽培とします。発芽から開花までは、十分な日照を必要とします。置き場は凍らない涼しいところで、早春の発芽後は日によく当てます。夏の休眠中は、日陰で鉢植えのまま乾燥させておきます。
水やり 秋に涼しくなってから水やりを開始し、秋から冬はやや乾かし気味にしておきます。早春の発芽から開花までは多めに、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。開花後は徐々に減らしていき、葉が枯れて休眠に入るころからは水を与えません。 肥料 発芽から開花後、葉が茂っている間に、規定より薄めの液体肥料を月に2~3回施します。置き肥でもかまいませんが、量を少なめにしておくのが安全です。 病気と害虫 病気:多肥多湿や水はけの悪さに気をつければ、ほとんど見られません。 害虫:アブラムシ アブラムシがつくことがあるので、見つけしだい防除します。
用土(鉢植え) 小粒の軽石と鹿沼土を等量に配合した用土が使いやすく、管理も楽です。4~5号鉢であれば、2~3年植えっぱなしで育てられます。 植えつけ、 植え替え 植えつけ:10月から11月が植えつけ適期です。3号鉢なら1球、5号鉢なら3~5球植えられます。球根は直径1.5cm前後、タマネギのような形で、3~5cmくらいの深さに植えます。 植え替え:2~3年ごとに新しい用土で植え直します。10月から11月に行います。
ふやし方 分球:分球でふえるので、植え替えのときに、球根を1つずつばらして植えつけます。 タネまき:開花後にタネが実ることもあります。タネは秋にまきます。開花までは4~5年かかり、個体差も出ます。 主な作業 花がら摘み:タネをとらない場合は、球根を太らせるために、咲き終わった花がらを早めに切り取ります。
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2017年09月28日
テコフィレアの基本情報 学名:Tecophilaea その他の名前:チリアンブルー・クロッカス,テコフィラエア 科名 / 属名:テコフィレア科 / テコフィレア属 特徴 テコフィレアは「アンデスの青い星」とも呼ばれ、目の覚めるような鮮やかなコバルトブルーの花を咲かせる秋植え球根です。花の中心部分は白く、淡い芳香があり、夜間も閉じることなく咲いています。草姿はクロッカスのように見えますが、クロッカスとは異なり、2~3枚の葉が交互に開きます。その中心から短い花茎が伸びて、1本の花茎に1輪の花を咲かせます。球根の大きさにもよりますが、花茎は3~4本立ちます。早春に発芽して開花し、6月以降は葉が枯れて休眠します。 テコフィレア属(Tecophilaea)には2種があり、主に栽培されるのは、テコフィレア・シアノクロカス(T. cyanocrocus)です。変種にライヒトリニー(T. cyanocrocus var. leichtlinii)、ヴィオラセア(T. cyanocrocus var. violacea)があり、色の濃淡など、多少の個体差も見られます。シアノクロカス種は自生地では絶滅したといわれていますが、栽培されて増殖されたものが流通しています。もう一つの種は、テコフィレア・ヴィオリフロラ(T. violiflora)で、ブラジル南部、ペルー、チリと広く分布し、花は小輪でやや地味です。
テコフィレア属は、かつてはヒガンバナ科に分類されていました。テコフィレア科には、ほかにゼフィラ属(Zephyra)やコナンテラ属(Conanthera)などが含まれます。 種類(原種、園芸品種) テコフィレア・シアノクロカス Tecophilaea cyanocrocus 花は濃青色で、中心部は白色。
テコフィレア・シアノクロカス・ライヒトリニー(シアノライヒトリニー) Tecophilaea cyanocrocus var. leichtlinii 花は明るい濃青色で、白い部分が大きく、個体によっては青い覆輪のようになる。 テコフィレア・シアノクロカス・ヴィオラセア(シアノヴィオラセア、プルプレア) Tecophilaea cyanocrocus var. violacea 花は濃い紫色だが、個体によりラベンダー色のものまである。
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2017年09月28日
チリアヤメ(ハーベルティア)の基本情報 学名:Herbertia lahue(H. amoena、Alophia amoena) その他の名前:ハーベルティア、ハーベルチア 科名 / 属名:アヤメ科 / ヘルベルティア属、アロフィア属 特徴 チリアヤメは、芝生の中などで散らばるように点々と可憐な花を咲かせ、小さいながらも鮮やかな濃いブルーの色がよく目立ちます。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花ですが、次々と咲き続けます。草姿が小さいわりに花は大きく、花径は3cmくらい、3枚の丸みのある花弁(外花被)が広がり、プロペラのように見えます。中心部には濃淡の模様が入り、3枚の小さな花弁(内花被)があります。夏の間は休眠していて、秋にひだのある針状の葉が四方に数枚出ます。球根は小さな紡錐形で下方に伸長肥大し、さらにけん引根で引っ張られて地中深くにもぐっていきます。 日本へは大正4~5年に入ったといわれ、関東地方以西の平野部では野生化している場所もあり、条件がよいとこぼれダネで自然にふえます。
育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 冬に温暖で日当たりのよい場所を好み、やや乾燥するようなやせ地が適します。夏の間は、ほかの草花で覆われていてもかまいません。肥料分が多く多湿だと球根が腐ることがあります。冬に-5℃以下になるところでは防寒が必要です。 水やり 芝生の中などに植えた場合は必要ありません。鉢植えでは、秋から春まで用土が乾いたらたっぷり与えますが、過湿にならないようにします。夏の間の水やりは不要です。 肥料 ほとんど必要ありません。鉢植えでは、秋に葉が展開してきたら少量施します。
病気と害虫 病気:ほとんど見られません。 害虫:ほとんど見られません。 用土(鉢植え) 一般的な草花用の培養土や球根用の培養土で、水はけのよいものであれば、それほど選びません。 植えつけ、 植え替え 植えつけ:球根は10月ごろに植えつけます。一日花なので、ある程度群生させたほうが見栄えがよくなります。4号鉢なら5球くらいが目安で、数年間は植えっぱなしでかまいません。流通は少ないのですが、ポット仕立ての苗は秋から春まで植えつけができます。 植え替え:こぼれダネが芽生えてふえることも多く、株が混み合ってきたら秋早めに植え替えます。
ふやし方 タネまき:主にタネでふやします。まく適期は9月から11月で、2年目(2作目)には咲き始めます。 主な作業 ほとんどありません。
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2017年09月28日
チグリジア(ティグリディア)の育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 温暖で日当たりがよく、やや乾燥した気候を好みます。日当たりと風通しのよい開けた場所を選び、多湿にならないよう、庭土に堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕し、水はけをよくしておきます。梅雨期に蕾が出てくるので、日照不足や多湿だと花弁が開かないこともあります。冬は凍らないよう、秋に球根を掘り上げて乾燥貯蔵しておきます。 水やり 庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えは、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。 肥料 庭植えでは、よほどのやせ地でないかぎり、肥料は施さなくてもよく育ちます。逆に、多肥多湿では球根が腐りやすくなります。
鉢植えでは、芽が出てきたら、緩効性の固形肥料などを施しておきます。 病気と害虫 病気:首腐病、ウイルス病など 肥料分、特にチッ素が多いと球根が腐りやすくなります。また、連作をしなければ栽培しやすいのですが、連作すると首腐病などの病気が出やすくなるので、2~3年で植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土を使います。ウイルス病の発生した株は処分します。
害虫:ハダニ、ヨトウムシ ハダニがつきやすいので、水で洗い流すとよいでしょう。 柔らかい蕾は、ヨトウムシなどの食害を受けやすいので、早めに防除します。 用土(鉢植え) 赤玉土7、腐葉土3の配合土や、一般の草花用培養土が利用できます。水はけをよくしておくことが大切です。 植えつけ、 植え替え 毎年植え替えます。4月から5月が適期で、サクラの花が咲くころになれば植えつけができます。深さ10cmくらい、間隔は20cmくらいが目安で、鉢植えなら6号鉢に3球くらいです。一日花で、花の数もそれほど多くないので、ある程度球根を数多く植えたほうが確実に花を見られます。
ふやし方 分球:主に球根でふやします。子球ができるので分球して育てます。 タネまき:タネをまいて育てることも可能です。開花まで3年くらいかかります。 主な作業 球根の掘り上げ:毎年行います。秋10月下旬から11月に掘り上げ、春の植えつけまで凍らないよう乾燥貯蔵しておきます。
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2017年09月28日
チグリジア(ティグリディア)の基本情報 学名:Tigridia pavonia 和名:トラユリ(虎百合) その他の名前:トラフユリ、タイガーフラワー 科名 / 属名:アヤメ科 / トラユリ属 特徴 チグリジアの花は、一度見たら忘れられないほどインパクトが強く、印象に残ります。花形はシンプルですがユニークで、花色は鮮やか。加えて、花の丸くくぼんだ中心部に、トラかヒョウを思わせる斑紋がくっきりと入ることが最大の特徴です。花径は約10cm、内側の3枚の花弁は小さく、外側の3枚の花弁が大きく広がります。雌しべと雄しべは合着して1本にまとまり、パラボラアンテナのようにも見えます。花は一日花で、朝に開いて午後にはしぼみます。葉は、縦にひだの入る細長い剣状で、2~3枚出ます。そして、1本の花茎の先に2~5花をつけます。栽培は、同じ春植え球根のグラジオラスなどに準じます。 チグリジア属には20~30種あるといわれますが、栽培されるのは、主にパボニア種(Tigridia pavonia)です。パボニアはラテン語で「クジャクのような」という意味です。基本種は花が赤色ですが、園芸品種が多く、斑紋のない品種もあります。球根は花色混合のミックスがよく販売されています。
種類(原種、園芸品種) ‘アルバ’ Tigridia pavonia ‘Alba’ 白花で、中心部に紅色の斑紋が入る。 ‘オーレア’ Tigridia pavonia ‘Aurea’ 花は鮮やかな黄色で、中心部に赤い斑紋が入る。 ‘カナリエンシス’ Tigridia pavonia ‘Canariensis’ 花は黄色で、中心部に鮮やかな赤い斑紋が入る。 ‘スペシオサ’ Tigridia pavonia ‘Speciosa’ 赤花。中心部は黄色で縁取られ、白い斑が入る。
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2017年09月27日
セツブンソウの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 落葉樹林下に多く見られる「春植物」なので、その環境をつくります。 鉢植えは、芽が動き始めるころから、花が終わって結実する4月下旬ごろまで、午前中は日の当たる場所で管理します。葉が伸びきって結実するころからは、木もれ日や明るい日陰へ移して葉の傷みを防ぎます。葉が枯れ落ちたら、棚下の涼しい場所へ移動させます。 庭植えの場合は落葉樹の下などが好ましく、少し傾斜地であれば理想的です。石のかたわらに植えると水はけを保てます。
水やり 多湿にならないように気をつかいながら、地上部のある時期は毎朝1回水やりします。休眠中は乾かし気味にし、乾燥させすぎないように軽く湿った状態を維持します。夏の水やりは、夕方から夜に軽く与えます。 庭植えの場合は自然の雨にまかせますが、開花期に乾燥する場合は水やりします。 肥料 生育期間が短いので施肥は重要です。球根植物なので元肥は入れません。鉢植え、庭植えとも芽出しのころに1回置き肥をし、成長期に2週間に1回液体肥料を施します。
病気と害虫 病気:軟腐病、炭そ病、連作障害など 多湿によって軟腐病が発生し、地上部が腐ることが多くあります。多湿に注意して管理します。また、数年植え替えない鉢では忌地(連作障害)を起こし、次第にやせてきます。芽出しのときに黒くよじれてきたら炭そ病です。 害虫:ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ ナメクジやヨトウムシによる食害が目立ちます。アブラムシも多くつきます。これらの害虫は見つけしだい捕殺します。 用土(鉢植え) 通気性と水はけのよい深めの鉢を選びます。石灰岩地を好んで生えますが、特に石灰にこだわる必要はありません。赤玉土小粒5、鹿沼土小粒4、軽石小粒1くらいの割合で配合します。
植えつけ、 植え替え 植えつけ、植え替えは休眠中に行います。根の出る前が好ましく、8月末から9月いっぱいが理想的です。「春植物」の多くは茎が弱いので、葉のある時期の植え替えは避けたほうがよいでしょう。鉢植えの、植え替えは毎年か2年に1回行います。 ふやし方 タネまき:球根の分球がほとんど見られないので、タネでふやします。4月ごろ、果実が割れたらタネをとりまきします。細かめの培養土にまき、鉢底に細かい緩効性化成肥料を元肥として少し入れておくと効果的です。タネをまいたら5mm程度覆土をして完成です。発芽まで1年かかるので、コケが生えないように棚下で管理します。 主な作業 花がら摘み:タネをつけさせない場合は、花後に花を摘み取って株の疲れを防ぎます。
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玲儿
2017年09月27日
セツブンソウの基本情報 学名:Shibateranthis pinnatifida(Eranthis pinnatifida) 和名:セツブンソウ(節分草) 科名 / 属名:キンポウゲ科 / セツブンソウ属 特徴 セツブンソウは関東地方以西の主に太平洋側に多く見られ、古くより節分のころに花が咲くのでこの名前があります。 石灰質の土壌を好み、晩秋から冬の間に、地中深くにある黒褐色の塊茎から白い芽を伸ばし始めます。そして、冬の終わりから早春のころに、白い花弁のような萼片を5枚開きます。葉は深く裂けた灰緑色で、晩春には地上部を枯らして休眠します。 ときに大群落を形成し、一面に白い花を咲かせる「春植物」ですが、近年は開発や盗掘のために激減し、各地で保護が始まっています。
種類(原種、園芸品種) ヒナマツリソウ Shibateranthis byunsanensis(E. byunsanensis) 韓国セツブンソウとも呼ばれる近年発表されたもの。全体にセツブンソウよりも大柄で、大輪の萼花弁に黄緑色の蜜弁と青い葯が特徴。 エランティス・ステラータ Shibateranthis stellata(Eranthis stellata) ヒナマツリソウと誤認されるが、「ステラータ」の名のとおり、星形の萼花弁に長く伸びた黄色の蜜弁をもち、葯の色は白に近いので区別できる。球根も薄い茶色。
エランティス・ヒエマリス Eranthis hyemalis キバナセツブンソウの名で多く流通する。地下に大きな褐色の塊茎をもち、萼花弁が5〜6枚で、大輪の光沢のある黄色い花を開く。ヨーロッパアルプスに分布。 エランティス・シリシカ Eranthis cilicica キバナセツブンソウの名で流通する。ギリシャ、シリアなどの山岳部に分布し、エランティス・ヒエマリスに似て花は丸みがあり、全体にがっしりしたイメージがある。 エランティス×ツベルゲニー Eranthis × tubergenii キバナセツブンソウとして流通し、最近は多く見られる。エランティス・ヒエマリスとエランティス・シリシカの交配種。 エランティス・ロンギスティピタータ Eranthis longistipitata 中央アジアの山岳地の乾いた石灰岩帯に生えるキバナセツブンソウ。細く繊細に切れ込んだ破れ傘のような葉が特徴的。
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2017年09月27日
スノーフレークの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 水はけのよい日なた、あるいは明るい半日陰で育てます。鉢植えは、休眠中は涼しい日陰に移します。 水やり 芽を出し生育中のものには、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。葉が枯れて休眠したら水を切ります。 肥料 元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。鉢植えには、芽が出たときと花が咲いたあとに、液体肥料を少量施します。
病気と害虫 特に問題となる病害虫はありません。 用土(鉢植え) 水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 適期は9月中旬から10月中旬ですが、11月下旬までは植えつけることが可能です。庭植えであれば、深さ7~8cm、間隔は10cmくらいで球根を植えつけます。鉢植えであれば、5号鉢に5球程度、深さ5cmくらいで植えつけます。3年くらいすると球根が混み合ってくるので、掘り上げて植え替えるとよいでしょう。
ふやし方 分球:植え替え時に、球根を分割してふやします。 タネまき:タネをまいてもふやせますが、開花までに4~5年かかります。
主な作業 花がら摘み:花が終わったら、花首のところで切ります。 球根の掘り上げ:株が混み合ってくるまでは放任できますが、混み合ってきたら掘り上げます。葉が枯死した5月下旬から6月下旬にかけて球根を掘り上げ、秋の植えつけまで、雨のかからない日陰で乾燥貯蔵します。
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