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玲儿
2017年09月21日
玲儿
ススキの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日なたで育てます。水がたまるような場所でなければ、土質を選びません。 水やり 鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に与えます。わりあいに水が好きなので、夏は1日1~2回与えます。 庭植えの場合は基本的に与えなくてもかまいませんが、晴天が続き、葉が巻いているようなら与えます。 肥料 鉢植えの場合は春から夏にかけて、草花用の肥料を少量施します。量が多すぎると枝葉ばかり茂りすぎるので、控えめを心がけます。特に、タカノハススキはチッ素分を含む肥料を施すと斑が消えるので、基本的に肥料を施しません。
庭植えの場合は必要ありません。 病気と害虫 病気:特にありません。 害虫:特にありませんが、毒グモの一種カバキコマチグモが葉を巻いて巣をつくります。カバキコマチグモ自体は攻撃性が強くなく、素手で捕まえたりしなければ、かまれることはありません。しかし、夏に雌が産卵のためにつくるチマキの形のような巣には注意が必要です。卵を抱えた雌は攻撃的になっており、興味本位でこの巣を開くと、中にいる雌にかまれることがあります。かまれると激しい痛みが数日間続きます。命に関わるようなことはないようですが、医師の診察を受けてください。 なお、このクモは昆虫を捕食するので益虫とされており、植物に害は与えません。雌は、卵からかえった子グモに自らの体を食料として与え、一生を終えます。夏にチマキ形に巻いたススキの葉を見つけたら、触らずにそのままにしてあげてください。
用土(鉢植え) ごく普通の草花用の培養土でよく育ちます。土質の選り好みもなく、極端に乾燥しやすい用土でなければ特に選びません。 盆栽用につくる場合は、赤玉土の単用など、栄養分が少ない用土を用います。 植えつけ、 植え替え 鉢植えは基本的に毎年植え替えます。休眠中の2月から3月に行い、同時に株分けをしてもよいでしょう。盆栽仕立ての場合は2~3年に1回でもかまいません。 庭植えの場合は3~5年に1回掘り上げて、株分けと植え直しをします。巨大化するので植えた場所の地中を囲い、根の伸びる範囲を制限しておきます。
ふやし方 株分け:植え替えと同時に行います。株をおおまかに3~5分割します。あまり小分けにするとススキといえども弱るので、基本に忠実に作業してください。 主な作業 葉刈り:5月下旬から6月に1回、根元から30~50cmほど残して上部を刈ります。これは大きくなりすぎるのを防ぐためで、遅れると穂が出ない場合があります。大きいままにしておく場合や、小型のものの場合は必ずしも必要ではありません。
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玲儿
2017年09月21日
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ススキの基本情報 学名:Miscanthus sinensis 和名:ススキ  その他の名前:オバナ、カヤ 科名 / 属名:イネ科 / ススキ属 特徴 ススキは、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に広く見られます。日当たりのよい場所に群生して草原の主要構成種となり、さまざまな植物が生える礎となります。多数の茎が群がって大きな株となり、頑丈な根を多数周囲に伸ばします。穂は長さ15cm強。穂の銀色に光る毛は芒(のぎ)と呼ばれる部分で、これが風に乗ってタネが飛んでいきます。冬は地上部が枯れますが、霜がきれいに降りる地域では枯れススキの風情も捨て難いものです。 分布域が広いだけにかなり変化に富んでおり、斑入りや矮性、花期の早晩などを中心に多数の園芸品種があります。 ススキは秋を象徴する植物として日本文化の中で重要な植物であり、十五夜の飾り、花鳥画や、蒔絵などの秋草紋様、薄(ススキ)ミミズクなどの郷土玩具などに見られます。かつては屋根をふく材料としても重要であり、そのため、人里近くには必ず萱場(かやば)と呼ばれるススキを採集するための場所がありました。萱場では定期的にススキが刈られるためにほかの植物が生育する環境が保たれ、植物の種類が多かったのですが、ススキで屋根をふくことがほとんどなくなった現在では放棄されたために、草原性の植物には絶滅危惧種になっているものが多数あります。葉の縁は鋭く、触ったまま手を動かすと皮膚を切ってしまうので、手入れをするときは軍手が必須です。また、花粉症のアレルゲン植物の一つなので、イネ科植物のアレルギーをもち、秋に症状が出る人は栽培を避けてください。 種類(原種、園芸品種) イトススキ Miscanthus sinensis f. gracillimus 葉が幅5mm前後とたいへん細いススキの品種。草丈は標準的なススキの半分〜2/3ほど。各地のやせた尾根などに見られる。葉が立ち上がり、あまり広がらないのも特徴。一般家庭の庭に植えるなら、このイトススキをすすめる。斑入り(白覆輪)のタイプもあり、これもたいへんよい。
屋久島ススキ Miscanthus sinensis f. gracillimus Yakushima form 屋久島産といわれるイトススキで、草丈1m前後と特に背が低く、葉の幅も3mmほど。鉢で育てるとさらに小さく、草丈30cm以内に収まる。穂はその分普通のイトススキよりやや貧弱だが、鉢植えには手ごろでよい。 金華山ススキ Miscanthus sinensis Kinkazan form 牡鹿半島の金華山産といわれる小型でやや葉が細いススキ。イトススキとススキの中間的な印象のもので、イトススキと違って葉が広がり気味となる。 タカノハススキ Miscanthus sinensis f. zebrinus 古くから栽培される虎斑のススキ。斑は肥料の影響を受けやすく、特にチッ素肥料を施すと斑が現れなくなるので、多肥に注意する。性質は丈夫で普通のススキと変わらない。花の早晩性や、斑の密度の違いなどから単一個体ではないと思われる。
シマススキ Miscanthus sinensis f. variegates 葉に白い縞斑が入るススキの品種で、古くから栽培されているもののほかに、まれに野外で発見することもある。夏の日ざしにも斑は焼けずにきれいな状態を保つ。
ハチジョウススキ Miscanthus condensatus(M. sinensis var. condensatus) 日本列島(関東地方以南)、南西諸島、台湾の海岸に見られる。ススキより全体に大きく草丈2m強、葉は厚みと幅があり、裏は白っぽいのが特徴。葉のつけ根に毛がないか、あっても少ない。その年の気候や地域によるが、冬になっても葉が枯れずに残りやすい。ススキの変種とされることもある。 ハチジョウススキ‘コスモポリタン’ Miscanthus condensatus ‘Cosmopolitan’ ハチジョウススキの白覆輪の園芸品種。日本で選別され、アメリカで命名された。斑は派手だが、真夏の直射日光にも負けない強健な美種。
ハチジョウススキ‘キャバレー’ Miscanthus condensatus ‘Cabaret’ ハチジョウススキの白中斑の園芸品種。日本で選別され、アメリカで命名された。斑は派手だが、真夏の直射日光にも負けない強健な美種。 オギ Miscanthus sacchariflorus ロシア、朝鮮半島、中国中部、日本列島の河川敷などの湿った草原に見られる。ススキより大きく、草丈2〜3m弱、葉の幅も広く、穂もボリュームがある。根茎は長く這って茎はまばらに立ち、株立ちにはならない。また、ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
カリヤス Miscanthus tinctorius 本州(東北南部〜近畿北部)の山地の草原や林縁に見られる。ススキに似た姿だが草丈50〜100cmと低い。また、8月から10月に出る穂は枝(総と呼ばれる)の数が5本前後でススキより少なく、毛(芒)がないので見た目がかなり異なる。葉の裏に毛がないのも特徴。似たものにカリヤスモドキがあるが、葉の裏に毛があり、穂に毛(芒)があるので見分けがつく。 イタチガヤ(ソビ、紀州オギ) Pogonatherum crinitum アジアの熱帯から亜熱帯地域、パキスタン、アラビア、オーストラリア(クイーンズランド)の湿った山の斜面や道端などに見られる。日本では近畿地方以西と南西諸島に分布する。草丈15〜30cmで、8月から10月に麦の穂をごく小さくしたような黄土色の穂を枝先につける。寄せ植えの添えに好適。 オオイタチガヤ(姫竹、黒軸カリヤス、黒軸姫笹、姫笹) Pogonatherum paniceum アジアの熱帯から亜熱帯地域、パキスタン、アラビア、オーストラリア(クイーンズランド)の道端や山の斜面などに見られる。イタチガヤより大型で草丈30〜60cm、多数の枝を出し、タケを小さくしたような雰囲気がある。花は5月から6月に開き、短い穂は1か月ほどで散る。耐寒性はあるが、最低3℃を保つとよい。明るい日陰で育てるのが望ましい。斑入りの園芸品種もある。 ヒナヨシ(台湾オギ) Arundo formosana 西表島、台湾、フィリピンの海岸や川沿いの崖などに生える。アシに似るが、葉の表面はやや白っぽくなめらかで、茎は細く長く垂れる。常緑性で、冬は最低3℃を保つとよい。日本で栽培されているのは、大正時代に鈴木吉五郎によって導入された台湾産のものと思われる。しなやかな感じに育てるには明るい日陰に置く。
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2017年09月21日
玲儿
カレックスの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 多くの種類は日なたでも日陰でもよく育ちますが、白い斑が入る品種は強い日ざしに当てると葉が傷みやすいので、半日陰が適しています。逆に、銅葉や黄色葉の品種は日照不足にすると発色が悪くなるので、日当たりのよい場所で育てます。 水やり 庭植えの場合、植えつけ後活着すれば、水やりはほとんど不要です。鉢植えの場合は、根が張りすぎて土が乾きやすくなるので、極度な乾燥に注意し、鉢土が乾いたらたっぷりと水やりをします。乾かしすぎると、葉先から傷みます。
肥料 元肥として、緩効性化成肥料を植えつけ場所の土や用土に混ぜておくだけで十分です。追肥は不要です。ただし、小苗を早く大きくしたい場合は、春から秋に液体肥料を施すか、春に置き肥します。 病気と害虫 特に問題となる病害虫はありません。
用土(鉢植え) 水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土7、腐葉土3の配合土を用いるとよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 新しい葉を伸ばそうとする3月から4月上旬が植えつけ適期です。同時に株分けもできます。大株になるので、株間は30~50cmあけるとよいでしょう。 ふやし方 タネまき:9月から10月上旬、または3月下旬から5月上旬にタネをまくと、2~3週間で発芽します。光発芽種子なので、覆土はごく薄くします。斑入りの品種はタネでふやすと斑が消えることが多いので、株分けでふやします。 株分け:数年に1回、3月から4月上旬に株分けを行います。
主な作業 刈り込み:3月上・中旬に、葉を地際から刈り込みます。常緑性で、冬の間も緑を保っていますが、古くなると葉色があせ、見苦しくなってきます。3月に葉を刈り込むことにより、4月には新しい葉が勢いよく伸びて出そろい、見栄えがよくなります。
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2017年09月21日
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カレックスの基本情報 学名:Carex 和名:スゲ(菅)   科名 / 属名:カヤツリグサ科 / スゲ属(カレックス属) 特徴 カレックスは約2000種もある大きな属で、日本を含め、全世界に広く分布します。根が強く張るので林道などの路肩で土留めに植えられることが多いのですが、それ以外にも、風になびく細い葉のラインやその美しい葉色から、カラーリーフプランツとして親しまれています。緑葉のほか、光沢のある銅葉や黄緑色の葉、斑入りなどバリエーション豊かです。花は、4月から6月上旬ごろ、葉の間から花穂を伸ばし、雄小穂と雌小穂を咲かせます。株の大きさにはいろいろあり、間引きや株分けをして大きさをコントロールすれば庭でも鉢でも楽しめます。 白い斑が入る種類では、ときに先祖返りで緑葉が現れることがあります。緑葉のほうが斑入り葉より生育が旺盛で、ほうっておくと斑入り葉がなくなってしまうので、株分けをして緑葉の部分を取り除くとよいでしょう。 種類(原種、園芸品種) カレックス・コマンス‘ブロンズ・カール’ Carex comans ‘Bronze Curls’ ニュージーランド原産。糸のように細い銅葉。葉先が柔らかくカールする。しっかり日に当てて育てると発色がよくなる。ミルクチョコレートの名前で流通することもある。
カレックス・オシメンシス Carex oshimensis 日本原産。和名オオシマカンスゲ。園芸品種‘エバーゴールド’(‘Evergold’)は、ベアグラスの名前で流通し、寄せ植えなどに利用される。葉は緑地の中央に、はっきりとしたクリーム色の中斑(縦斑)が鮮明に入り、明るい色合い。過湿に弱い。
カレックス・ブルンネア‘ジェネキー’ Carex brunnea ‘Jenneke’ 日本から東南アジア、オーストラリア原産。斑入りカンスゲに似るが、成長がやや遅く、草丈30cm程度の小型種。寄せ植えに使いやすい。葉が細く立ち上がり、黄色の中斑(縦斑)が鮮明に入る。 カレックス・ブキャナニー Carex buchananii ニュージーランド原産。葉は赤褐色で、立ち上がり、葉先がカールする。
カレックス・コニカ Carex conica 日本原産。和名ヒメカンスゲ。やや小型。 カレックス・フラッカ Carex flacca ヨーロッパ原産。葉は暗緑色で、短く、先がとがる。やや湿り気のある土壌を好む。 カレックス・フラゲリフェラ Carex flagellifera ニュージーランド原産。葉先がカールする。緑葉や銅葉の園芸品種がある。
カレックス・セクタ Carex secta ニュージーランド原産。草丈は1mくらいになり、葉先が弓なりになって垂れ下がる。緑葉と、ややオレンジ色を帯びた葉の園芸品種がある。湿り気のある土壌を好む。 カレックス・テスタケア Carex testacea ニュージーランド原産。草丈60cmほどで、細い葉は葉先が垂れ下がる。明るい緑色の葉は、冬になると、紅葉する。 カレックス・コマンス‘フロステッド・カールズ’ Carex comans ‘Frosted Carls’ ニュージーランド原産。糸のように細い淡緑色の葉。葉先がやわらかく弓なりにカールして垂れ下がる。
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2017年09月21日
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モウセンゴケ(ドロセラ)の仲間の育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 肥料分の少ない用土で鉢植えにして栽培します。1年を通して日当たり、風通しともによい場所に置きます。 寒地性、温帯性のものは寒さにはそこそこ強く、冬場に用土が多少凍る程度であれば問題ありません。 庭植えにする場合には、常に土が湿っていて日当たりのよい場所を選び、肥料分が少なくなるようピートモスや川砂などを混ぜ込みます。 水やり もともと湿地帯に育つ植物なので、用土は常に湿らせておくことが重要です。腰水(浅い皿に水をためておき、その中に鉢植えを置いて底面から吸水させること)での管理もできます。
肥料 基本的には施しません。虫も与えなくても育ちます。 病気と害虫 害虫:アブラムシ、ハダニ 風通しの悪い場所ではアブラムシ、暑く空気が乾燥した環境ではハダニの被害にあうことがあります。 用土(鉢植え) 水ゴケ単用、または鹿沼土小粒、赤玉土小粒、酸度未調整のピートモスの等量配合土など。 植えつけ、 植え替え 1~2年に1回、生育期の前に植え替えを行います。群生している株は、このときに株分けをしてもよいでしょう。
ふやし方 株分け、葉ざし、タネまきの方法でふやすことができます。 株分け:3月から5月に行えます。 葉ざし:4月から6月に行えます。葉ざしは、葉を基部から外し、湿らせた水ゴケに密着させるようにのせ、密閉した状態で明るい日陰に置きます。1か月程度で新しい芽や根が生えてきます。 タネまき:12月から4月に行えます。
主な作業 花茎切り:花は花穂の下から上へ咲いていきますが、種類によってはすべてを咲かせると株が弱ってしまいます。全体の2/3ほど咲いた時点で花茎を切ると、株の消耗も少なくてすみます。
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2017年09月21日
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モウセンゴケ(ドロセラ)の仲間の基本情報 学名:Drosera 和名:モウセンゴケ  その他の名前:ドロセラ 科名 / 属名:モウセンゴケ科 / モウセンゴケ属(ドロセラ属) 特徴 モウセンゴケの仲間は、葉の表面に生える繊毛から消化酵素を含む粘液を出し、その粘着力で獲物を捕らえる食虫植物です。獲物を捕らえると養分を消化・吸収するまで落とさないように、葉が巻き込むように曲がります。 モウセンゴケの仲間は全世界に分布し、生態も多種多様です。球根性の種類、ピグミードロセラと呼ばれるごく小型の種類、多年草から一年草の種類まで、さまざまです。 生育型で大きく分けると、冬芽をつくって冬を越す「寒地性」と「温帯性」のものと、冬芽をつくらない「熱帯性」の3つに分けることができます。国内で一般的に流通するのは温帯性のものと熱帯性のものが多く、寒地性のものは暑さに弱いためあまり出回りません。 日本に自生している種類としては、モウセンゴケ、コモウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケ、ナガバノイシモチソウ、イシモチソウの6種とその交雑種が知られています。 種類(原種、園芸品種) アフリカナガバノモウセンゴケ Drosera capensis 南アフリカ原産の、最も丈夫な種類。赤花種と白花種がある。本来熱帯性だが、軽い霜くらいであれば耐え、宿根する。
イトバモウセンゴケ Drosera filiformis 北アメリカ原産の温帯種。40cmほどの葉をまっすぐ上に伸ばして捕虫する。花はピンク色。耐寒性もあり丈夫で、冬芽をつくって冬を越す。 サスマタモウセンゴケ Drosera binata オーストラリア原産。通常種は葉先が二叉に分かれるが、四叉、八叉、それ以上に分かれる品種もある。熱帯性だが夏の暑さに弱い系統もある。
モウセンゴケ Drosera rotundifolia 北半球の寒地や高山に広く分布し、いわゆる属の名前の由来になった種類。夏の暑さに弱く、栽培には少し気を使う。
アデレーモウセンゴケ Drosera adelae 剣状の葉が特徴的な種類で、オーストラリア原産。モウセンゴケの仲間としては珍しく、日当たりの悪い場所でも栽培できる。 クルマバモウセンゴケ Drosera burmannii オーストラリアから南アジア原産。モウセンゴケの仲間としては珍しい一年草で、捕虫時の葉の繊毛の動きはゆっくりではあるが目で見てわかる速さで動く。
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2017年09月21日
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ミミカキグサの仲間の育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 肥料分の少ない用土で鉢植えにして栽培します。日本産や温帯性の種類は1年を通して日当たり、風通しともによい場所に置きます。カリキフィダやロンギフォリアなど熱帯性の種類の一部は、明るい日陰で栽培したほうがよく育つものもあります。 種類によって耐寒性も異なるため、栽培している種類の自生地がどこで、どのような環境で育っているかを調べてみるとよいでしょう。
水やり 湿地帯に生える植物なので、用土は常に湿らせておくことが重要です。腰水(浅い皿に水をためておき、その中に鉢植えを置いて底面から吸水させること)での管理もできます。 肥料 基本的には施しません。虫も与えなくても育ちます。 病気と害虫 病気:灰色かび病 高温多湿な環境で風通しが悪いと灰色かび病が発生することがあります。
用土(鉢植え) 水ゴケ単用、または鹿沼土小粒、赤玉土小粒、酸度未調整のピートモスの等量配合土など。 植えつけ、 植え替え 年に1回、生育期の前に植え替えを行います。繁茂している株はこのときに株分けをしてもよいでしょう。
ふやし方 株分け:2月から5月に株分けでふやします。 主な作業 特に作業はありません。
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2017年09月21日
玲儿
ミミカキグサの仲間の基本情報 学名:Utricularia 和名:ミミカキグサ(耳掻草)  その他の名前:ウトリクラリア 科名 / 属名:タヌキモ科 / タヌキモ属(ウトリクラリア属) 特徴 ミミカキグサ(耳掻草)の仲間は食虫植物としては最も多く、200種以上の種類が知られており、全世界に分布しています。一般的に、タヌキモ属の中では地上に生える種類を「ミミカキグサ類」、水生植物として水中に育つ種類を「タヌキモ類」として分けられています。虫を捕らえる器官は地中または水中にあり、根(正確には地下茎)や茎に捕虫嚢と呼ばれる小さな袋をつけ、虫が中に入り込むとふたを閉じて捕まえます。この捕虫器官はとても小さく、肉眼ではその動きを確認できないくらいです。 ミミカキグサの仲間には小さいながらもかわいい花を咲かせたり、葉の形がおもしろい種類や球根性の種類もあり、地味ではありますが食虫植物として以外の楽しまれ方もされています。日本に生えている種類としてはミミカキグサ(Utricularia bifida)、ムラサキミミカキグサ(U.yakusimaensis)、ホザキノミミカキグサ(U.caerulea)、ヒメミミカキグサ(U.nipponica)が知られ、山野草としても一部流通します。 種類(原種、園芸品種) ウサギゴケ Utricularia sandersonii ウサギの顔に似た淡紫色の小さな花をたくさん咲かせる。寒さにも比較的強く、霜を避ければ戸外で栽培可能。南アフリカ原産。
ウトリクラリア・リビダ Utricularia livida とても丈夫な普及種。丸く白から淡紫色の複色の花をたくさん咲かせる。南アフリカとメキシコ原産。 ウトリクラリア・ワーブルギー Utricularia warburgii 通称クリオネソウ。クリオネの形を思わせる小さな花を咲かせる人気種。中国原産。
ウトリクラリア・カリキフィダ Utricularia calycifida 1枚の葉の直径が2cm程度ある中型種。熱帯性で開花期は春から夏。花色は桃色。日陰でよく育つ。南米原産。 ウトリクラリア・ロンギフォリア Utricularia longifolia 10cmくらいの細長い葉をつける中〜大型種。洋ランを思わせる紫色の大きな花を咲かせるが、花つきはあまりよくない。ブラジル原産。 ミミカキグサ Utricularia bifida 黄色い小さな花を咲かせる日本産の種類。花を開かずにタネを実らせる閉鎖花をつけることでも知られ、環境が合っているとこぼれダネでふえる。日本以外にも中国からマレーシア、オーストラリアまで広く分布する。
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2017年09月21日
玲儿
ハエトリグサの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 肥料分の少ない用土で鉢植えにして栽培します。秋から梅雨明けまでの時期は日当たり、風通しともによい場所に置きます。 真夏の一番暑い時期だけ午後は日陰になる場所に置き、風通しを図ります。夜なるべく涼しくなるよう、水やりは夕方から夜にかけて行うとよいでしょう。 寒さにはそこそこ強く、冬場に用土が多少凍る程度であれば問題ありません。 一般的には庭植えにはできません。
水やり もともと湿地帯に育つ植物なので、用土は常に湿らせておくことが重要です。腰水(浅い皿に水をためておき、その中に鉢植えを置いて底面から吸水させること)での管理もできます。 肥料 基本的には施しません。虫も与えなくても育ちます。 病気と害虫 害虫:アブラムシ、ハダニ、キノコバエ 風通しの悪い場所ではアブラムシ、空気が乾燥した環境ではハダニの被害にあうことがあります。また、用土にピートモスなどの有機質が多い場合には、キノコバエの幼虫による食害にも注意が必要です。
用土(鉢植え) 水ゴケ単用、または鹿沼土小粒、赤玉土小粒、酸度未調整のピートモスの等量配合土など。 植えつけ、 植え替え 1年に1回、休眠期の12月から2月ごろにかけて植え替えを行います。群生している株は、このときに株分けをしてもよいでしょう。 ふやし方 株分けするか、タネをまいてふやします。 株分け:12月から2月に行えます。 タネまき:12月から4月に行えます。タネを春にまく場合には、ぬらしたタネを冷蔵庫に1か月程度入れて低温処理をしてからまくと発芽がそろいやすくなります。
主な作業 花茎切り:タネを実らせると株が消耗して弱ることが多いので、タネをとらない場合には早めに花茎を切りましょう。
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2017年09月21日
玲儿
ハエトリグサの基本情報 学名:Dionaea muscipula 和名:ハエトリグサ(蠅捕草)  その他の名前:ハエトリソウ、ハエジゴク、ディオネア 科名 / 属名:モウセンゴケ科 / ハエトリグサ属(ディオネア属) 特徴 食虫植物と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこのハエトリグサではないでしょうか。4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。捕虫葉の内側には片側に3本ずつ、感覚毛と呼ばれるセンサーが生えており、獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。 触って葉を動かすのは楽しいものですが、それぞれの葉が開いたり閉じたりできるのはせいぜい4~5回です。むやみに触って動かすと株が疲れて弱ってしまうので注意しましょう。
株の形状により2系統に大別され、葉が上向きに立ち上がって展開するものは「エレクタ系」、葉が地面に張りつくように平たく展開するものは「ロゼット系」と呼ばれます。そのほか、葉の縁の突起の形や葉の色合いに品種の差や個体差があり、好みの株を選んで育てる楽しみがあります。 一般的に、春から夏にかけて鉢植えとして流通します。
種類(原種、園芸品種) ‘赤い竜’ Dionaea muscipula ‘Akai Ryu’ 株全体が赤く色づく品種。 ‘デンテート・トラップス’ Dionaea muscipula ‘Dentate Traps’ 捕虫葉の縁の突起が三角山状になる品種。 ‘ソウトゥース’ Dionaea muscipula ‘Sawtooth’ 「ノコギリの歯」の意味で、捕虫葉の縁の突起がノコギリの歯のような細かいギザギザになるもの。
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