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玲儿
2017年09月24日
カタセタムの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 鉢植えで栽培します。冬は室内の暖かめの部屋に置きます。冬の間は落葉して休眠期にあたるので、日当たりはそれほど気にしなくても問題ありません。春から秋は戸外で、30~40%の遮光をした場所で管理します。新芽が勢いよく伸び、バルブが完成するまでは、明るめで長い時間日光に当たる場所に置きます。 水やり 春に新芽の伸び出しを確認してから夏の終わりまでは、水を切らすことがないように十分与えます。新芽が小さいときは、新芽には直接水がかからないように注意しながら水やりをしましょう。秋の中ごろにバルブが大きく完成してきたら水を徐々に減らし、冬に落葉したあとは花芽の伸び出しを確認するまで乾かし気味に管理します。
肥料 5月から7月に有機質固形肥料を施し、同時に規定倍率に薄めた液体肥料を週に1回施します。液体肥料は9月下旬まで施します。 病気と害虫 害虫:ハダニ 春から夏にかけて、葉の裏側にハダニがつくことがあります。ハダニは農薬散布ではなかなか退治できないので、ぬらした柔らかい布でていねいに葉裏のハダニを拭き取りましょう。
用土(鉢植え) 素焼き鉢に水ゴケ植えで栽培します。プラスチック鉢での栽培も可能ですが、冬の期間のぬれすぎに十分な注意が必要です。 植えつけ、 植え替え 鉢植えで栽培します。植え替えは2年に1回程度が原則です。しかし、水や肥料の与え方によっても異なり、植え込み材料の傷みが激しい場合は毎年行ってもよいでしょう。 ふやし方 株がかなり大きくなってから、株分けでふやすことができます。株分けする場合は、分けた株が最低3バルブ以上になるようにし、それより小さく分けないようにします。また、まれに古いバルブの頂部に小さな高芽を出すことがあるので、この高芽をとってふやすことも可能です。
主な作業 落ち葉の処理:秋から冬にかけ葉が黄色くなり落葉してくるので、落ち葉が鉢内に残らないようにこまめに手入れを行いましょう。
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2017年09月24日
カタセタムの基本情報 学名:Catasetum その他の名前:クロウェシア 科名 / 属名:ラン科 / カタセタム属 特徴 カタセタムは非常に太くてやや堅めのバルブをもつランで、バルブとは対照的に大きくて柔らかな葉をもちます。ランとしては珍しい落葉性で、冬になるとすべての葉を落とします。バルブだけの状態で数か月を過ごしたあとに花芽をつけ、開花します。花は雌雄異花のものもあり、雄花、雌花は同じ株から咲く花とは思えないほどその形が異なります。 花の命が比較的短いため一般流通にのらないものが多く、入手するためには洋ラン専門店を訪ねる必要があります。一部のクロウェシアなどは比較的花もちがよいものが多いので、洋ラン展などで販売されるものもあります。系統的には、もともとカタセタム属であったものから、小型でバルブも花も小さなタイプがクロウェシア属として分離されました。しかし、基本的な栽培方法に変わりはありません。基本的に中南米の熱帯地方が原産のため寒さを苦手とする反面、真夏の暑さは好きなランです。原産地ではほぼすべてがヤシの木に着生して育ちます。 種類(原種、園芸品種) カタセタム・ピレアータム Catasetum pireatum 大輪で最もカタセタムらしい花として知られる原種。花色は黄色かグリーン。雌雄異花で、基本的に開花ごとにどちらかの花だけが咲く。雌雄同時に開花することはたいへん珍しい。
カタセタム・テネブロッサム Catasetum tenebrosum 株は中型で、洋ランとしては珍しい真っ黒な花が咲く原種。黒い花の中央に黄色いマーキングが入り、目立つ。 クロウェシア・レベッカノーザン Clowesia Rebecca Northen ロゼアをもとに交配された小型のピンク色交配種。株元からもこもこと伸び、下垂しながら開花してくる様子はかわいらしい。よい香りがある品種。 クロウェシア・グレースダン Clowesia Grace Dunn レベッカノーザン同様、ロゼアの交配種で、ひと目では区別がつかないほどよく似たピンクの花を咲かせる。この品種も香りがたいへんよい。
フレッドクラーケアラ・アフターダーク Fredclarkeara After Dark カタセタム系の最新交配種。個体により差があるが、花全体がほぼ真っ黒なものもあり、その色彩はすべての花のなかでも非常に珍しい。
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玲儿
2017年09月24日
オンシジウム(オンシジューム)の育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 冬は、室内の日光がよく当たる窓辺などに置きます。5月の大型連休ごろから10月半ばまでは、戸外の風通しのよいところに置きましょう。このとき、できるだけ長く日が当たる場所を選んで置きますが、日焼け防止のため35%程度の遮光ネットを張った下に置きます。葉が生い茂る木の下に置くと、花芽をつけにくくなるので避けましょう。 水やり 季節を問わず、乾き始めたらたっぷりと水やりするのが原則です。夏はすぐに乾くので、毎日水やりが必要になることもあります。必ず乾き始めたら水を与え、カラカラに乾燥させないようにしましょう。 肥料 戸外に出す少し前の4月中旬から、肥料を施し始め、9月いっぱいまで施し続けます。まず、有機質固形肥料を4月から7月まで月1回程度施し、液体肥料は4月から9月まで週1回程度施します。必ず規定量と規定希釈倍率を守ってください。
病気と害虫 病気:特にありません。 害虫:アブラムシ、カイガラムシ 蕾が出るころ、アブラムシがつきやすいので注意します。 たくさんの鉢の間を詰めて置いていると、カイガラムシが発生しやすくなります。株の間隔をあけて置くことで、予防になります。 用土(鉢植え) 保水力がありながらも、比較的早く乾く植え込み材料を使います。ほとんどの場合は、水ゴケを使って素焼き鉢に植え込みます。プラスチック鉢を使う場合は、バークや軽石、バーク、ヤシ殻チップなどを混ぜたミックスコンポストを利用して植えましょう。鉢の中がいつまでもびっしょりとぬれていないようにすることが大切です。
植えつけ、 植え替え 2年に1回程度植え替えます。オンシジウムは生育が早く、すぐに鉢からはみ出すので、鉢からバルブが1つはみ出したぐらいで植え替えましょう。植え替えは、4月上旬に行うとよいでしょう。大株になったら、株分けも同時にできます。 ふやし方 株分けでふやすことができます。丈夫な洋ランですが、あまり小さく分けると生育が悪くなります。最低でも3バルブ以上で1株になるように、バルブを切り分けます。株分けの適期は、植え替え同様4月上旬ごろです。
主な作業 花芽が伸び始めたら、支柱を立てて花芽を引き起こしておきます。そのままでも開花しますが、横に伸びたり、小型種では下向きに垂れてしまうこともあります。より美しく観賞できるように、支柱を立てましょう。花が少し透けてきたり、ぱらぱらと落ち始めたら、花茎を株元で切ります。早めに切っておくと株に負担がかからず、次の新芽の生育がよくなります。
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2017年09月24日
オンシジウム(オンシジューム)の基本情報 学名:Oncidium その他の名前:群雀蘭(むれすずめらん) 科名 / 属名:ラン科 / オンシジウム属 特徴 華やかな黄色い花として知られるオンシジウム。その種類は多く、小型で香りのよいものから、大型でボリュームたっぷりに開花する品種まで、さまざまなタイプがあります。多くの種類は育てやすく、咲かせやすい洋ランです。 黄色い花を咲かせ、ボリュームのあるタイプは切り花としてもよく利用されます。また、花は比較的長く楽しめ、条件がよければ1か月程度咲き続けます。最近は、色彩はやや地味ながらも、小型~中型の株で、香りのよい小輪の交配種がふえてきています。これらはさらに栽培しやすいので、初心者でも取り組みやすいでしょう。 種類(原種、園芸品種) オンシジウム・アロハイワナガ Oncidium Aloha Iwanaga 最もよく販売されている、オンシジウムの代表的な交配種。大きくよく太るバルブをもち、たいへん丈夫で黄色い花がよく咲く。
オンシジウム・メイフェア ‘イエロー・エンジェル’ Oncidium Mayfair ‘Yellow Angel’ まったく濁りのない、鮮やかな黄色1色の花が咲く交配種。草丈はやや大柄ながら、花茎を長く伸ばし、ボリュームたっぷりに開花する。栽培しやすい品種。
オンシジウム・トゥインクル Oncidium Twinkle 花色はクリーム色など。バニラの香りがする小型の交配種。たいへん育てやすく、よくふえる。細かな花を稲穂のようにつけ、開花するころには花の重みで枝垂れるようになる。
オンシジウム・ケイロホルム Oncidium cheirophorum 中央アメリカから南アメリカ北部原産。冬咲きの小型原種。たいへん小ぶりで、黄色が鮮やかな原種。オンシジウムとしては、やや湿り気味を好む種類。
オンシジウム・オーニソリンカム Oncidium ornithorhynchum 南アメリカの太平洋側が原産地。赤茶色の花で香りがある原種。この原種を交配親にすると、香りのよい交配種が生まれる。
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玲儿
2017年09月24日
オドントグロッサムの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 春半ばに戸外に出し30%程度の遮光下で栽培します。梅雨が明け、夏の暑さがやってきたら遮光を50%程度にします。夏は暑さを和らげるために葉水を頻繁に行います。特に熱帯夜がやってくる日は夕方にも葉水を行い、涼しくします。秋の終わりになったら室内に取り込み、窓辺に置いて管理します。 水やり 根が乾くのを嫌うランなので、一年中常に少し湿り気味にして栽培します。晩春から初夏にかけての生育期はやや多めに水を与え、真夏は暑さをしのぐため頻繁に株全体にシャワーを浴びせるように水をかけて管理します。
肥料 4月後半に緩効性化成肥料を鉢の上に置き肥します。また、同じ時期から10月初めまで週1回液体肥料を施します。ただし、気温の高い真夏の間は液体肥料を休止します。 病気と害虫 害虫:ハダニ 特に目立った病気と害虫はありませんが、まれに葉の裏にハダニがつくことがあります。 用土(鉢植え) 素焼き鉢に水ゴケで植えると夏の管理が楽になります。真夏は暑さを和らげるために水をたくさん与えますが、素焼き鉢は鉢の表面からも水が蒸発するので、気化熱で鉢内の温度が少し下がります。プラスチック鉢にバーク植えもできますが、水ゴケのほうが栽培しやすいでしょう。
植えつけ、 植え替え 植え替えは早めがよく、できるだけ4月初めに行います。植え替えの間隔は、2年に1回程度がよいでしょう。夏に水をやや多めに与えるため、2年以上そのままにすると植え込み材料が悪くなって根を傷めるので、必ず定期的に植え替えを行います。 ふやし方 春に株分けでふやします。バルブ数が8~10個になったら行い、3バルブ以上で1株として、あまり小さく分けないように注意します。
主な作業 花茎切り:花が半分程度終わってきたら、花茎をつけ根付近で切ります。 支柱立て:花芽が20cmくらいに伸びたころ、やや長めの支柱を立てて花茎が折れないように支えておきます。
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2017年09月24日
オドントグロッサムの基本情報 学名:Odontoglossum その他の名前:彗星蘭(すいせいらん) 科名 / 属名:ラン科 / オドントグロッサム属 およびその属間交配種群 特徴 オドントグロッサムは、アンデス山脈の標高の高いところが故郷のオンシジウム系の交配種群です。多くの品種は暑さに弱いため、夏の管理が重要となります。色彩は豊富で鮮やかな黄色、白から地味な赤茶色までさまざまですが、ほとんどの花の花弁に不規則な模様が入るのが特徴です。花茎がやや弱いため支柱が必要になります。近縁属のオンシジウムやミルトニアなどとの交雑が多く、花の大きさ、株の大きさ、色彩など非常にバラエティー豊かなランです。
種類(原種、園芸品種) オドンティオダ・ジョージ・マクマホン‘フォルトゥーナ’ Odontioda George McMahon ‘Fortuna’ 鮮やかな黄色が美しい品種。 オドンティオダ・ピカソ‘ルビス’ Odontioda Picasso ‘Rubis’ 鮮やかなスカーレットレッドの大輪花。 オドンティオダ・マリー・ノエル‘ベラノ’ Odontioda Marie Noel ‘Velano’ 明るい赤紫色の大輪花。 ブイルステケアラ・キャンブリア‘ナヨ’
Vuylstekeara Cambria ‘Nayo’ 古くからある赤レンガ色の中輪花。 オドントグロッサム・クリスパム Odontoglossum crispum オドントグロッサムの基本ともいえる原種。明るい白色の花を咲かせる。
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2017年09月24日
エリデスの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 熱帯アジアが原産地のランなので、一年中気温が高い場所で栽培します。冬の低温は苦手ですから、加温設備がないと株はだんだんと弱ります。湿度も大切で、高温多湿を保てる場所が必要です。日光を好むので、できるだけ長い時間、日の当たる場所に置きましょう。初夏から秋までは戸外に出し、35%程度の遮光ネットを張った下で管理します。 水やり バスケットや鉢に投げ入れただけの場合は、株の頭からホースなどでびっしょりと株から根全体を濡らすように水やりします。 肥料 植え込み材料を使わずに栽培することが多いので、株元に固形肥料を置けません。固形肥料を不織布などで包んで、株に縛りつけて施しましょう。さらに、規定倍率に希釈した液体肥料を週1回程度かけておきます。肥料を施す時期は、原則5月から9月までですが、冬でも20℃程度の高温を保てる場合は、一年中施し続けてもかまいません。
病気と害虫 病気:特にありません。 害虫:特にありません。 用土(鉢植え) バンダ(Vanda)同様、バスケットや鉢にそのまま株を投げ入れて栽培します。大きな素焼き鉢に株を入れ、炭などを入れて株を固定する方法もあります。冬の間、乾きすぎる場合は、バスケットや鉢に水ゴケを軽く詰めておいてもよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 植え替えをあまり必要としない洋ランですが、バスケットや鉢を大きくするときは、現在育てている鉢やバスケットのまま、一回りほど大きな鉢やバスケットに入れます。鉢の入れ替えだけなら、植え替えの季節は問いません。鉢から根をはがして植え直すときは、気温のある程度高くなった6月ごろが最適でしょう。
ふやし方 株がかなり大きくなり、わき芽を出した時のみ株分けが可能です。通常、あまりふやせない種類と考えたほうがよいでしょう。 主な作業 特にありません。
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玲儿
2017年09月24日
エリデスの基本情報 学名:Aerides 科名 / 属名:ラン科 / エリデス属 特徴 エリデスは、バンダ(Vanda)によく似た草姿ですが、葉が細くやや肉厚です。葉を左右に1枚ずつ出しながら、上に向かって伸びて育ちます。葉のつけ根からやや下垂させながら花茎が伸び、花が円錐状について咲きます。花は、小~中輪で、主にピンクと白の混じった色彩です。株の下部の葉のつけ根からは、空中に根を伸ばすこともよくあります。 なお、現在、別の属となったエリデスの仲間に、セイデンファデニア(Seidenfadenia)属があり、こちらは細長く丸みを帯びた葉を下に垂らしながら伸ばし、株の下方の基部から花芽を伸ばして開花します。 種類(原種、園芸品種) エリデス・ミトラータ Aerides mitrata (Seidenfadenia mitrata) 小型のエリデスで、30〜40cmほどの長く丸みを帯びた葉が、下垂して伸びる。株元から半下垂して伸びる花茎に、ピンクの小輪花を密に咲かせる原種。近年セイデンファデニア(Seidenfadenia)属に変更されている。 エリデス・オドラータ Aerides odorata やや白っぽいピンクの花を咲かせる原種。花茎は、ローレンセアに比べるとやや短め。
エリデス・ローレンセア Aerides lawrenceae 比較的濃いピンクの花が多く、花茎も長く伸びてボリュームたっぷりに開花する原種。
エリドバンダ・フュークスクリームパフ Aeridovanda Fuchs Cream Puff エリデスとバンダ(Vanda)との属間交配種で、花茎はバンダに似てほぼ直立し、中輪でピンク味を帯びた白の美しい花を咲かせる。
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玲儿
2017年09月24日
エランギスの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 直射日光を嫌うので、必ず遮光して管理します。遮光率は、真夏は50~60%、冬でも30%程度の日当たり具合が適します。 夏は、風がよく抜ける場所に置くとよいでしょう。冬は、周囲にシダ類など葉が細かい観葉植物を置き、さらに霧吹きなどをよく行って、周辺の空中湿度を保つように心がけます。 水やり 気温が上昇してくる春の終わりから秋の中ごろまでは、たっぷり水を与えます。10月ごろから4月ごろまでは、植え込み材料が乾いてきたら、軽く水やりします。冬の間は、水やりよりも頻繁に霧吹きして栽培するとよいでしょう。 肥料 肥料は、比較的少なめでよく育ちます。逆に肥料を多く施しすぎると根が傷み、枯れることもあります。5月から9月までの間は、規定倍率よりさらに1.5~2倍に薄めた液体肥料を、週1回程度施します。8月の真夏日が続く期間、施肥は不要です。
病気と害虫 ほとんどありません。 用土(鉢植え) 素焼き鉢を使い、水ゴケ植えにするのが一般的です。ただし、水ゴケが傷んでくると、急に生育が悪くなるので、傷む前に植え替えするように心がけます。コルクやヘゴに着生させて栽培することもできます。着生栽培の場合は、1年を通じて、十分な霧吹きと水やりが必要です。 植えつけ、 植え替え 鉢植えで栽培するものは、2年に1回程度植え替します。あまり根をいじられるのを好まないランですから傷んだ水ゴケを取り除き、根はいじらずに新しい水ゴケで植えつけます。コルクなどに着生させた場合は植え替えの必要はなくなります。 ふやし方 基本的にふやしにくい植物です。株が大きくなると、株元からわき芽が出ることがあります。わき芽が大きく育って根を伸ばし始めたら、株分けできます。 主な作業 特別な作業はありません。乾燥する時期には、十分な霧吹きを怠らないように注意します。
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2017年09月24日
エランギスの基本情報 学名:Aerangis 科名 / 属名:ラン科 / エランギス属 特徴 エランギスは乳白色から、少し茶色を帯びたオレンジ色の入る花が咲き、夕刻によい香りを放つものが多い、魅力的な洋ランです。花には、アフリカ、マダガスカル原産の着生ランに見られる、距(きょ)と呼ばれる細長く伸びる器官があります。この距こそが、エランギスの最大の特徴といえるでしょう。 バルブをもたない比較的小柄な洋ランで、中心から葉を左右に広げながら上に向かって育ちます。葉は、薄く柔らかなものから肉厚で堅めのものまであり、種によって異なります。 寒さがやや苦手なので、冬は暖かい部屋で管理しましょう。また、極端な乾燥を嫌うので、乾燥する季節には湿度を保つよう気をつけます。 一般の園芸店ではあまり販売されず、また、洋ラン専門店でも限られたところでしか入手できない、珍しい洋ランの一つです。
種類(原種、園芸品種) エランギス・ビロバ Aerangis biloba アフリカ大陸東部が原産地の小型種。白い花に、少し褐色がかった短めの距(きょ)をもつ。 エランギス・モデスタ Aerangis modesta インド洋のコモロ諸島と周辺の島、マダガスカルを原産地とする中型種。エランギスとしては珍しい肉厚の葉をもつ。白い花が下垂して咲き、比較的長い距(きょ)をもつ。 エランギス・ハヤロイデス Aerangis hyaloides 極小型のマダガスカル産の原種で、春に米粒ほどの小さな花が、密集して開花する。やや大きな株に成長すると、株全体を覆いつくすように開花し、その様子はまさに宝石のよう。 エランギス・ファスツオーサ Aerangis fastuosa 冬から春にかけて開花する、マダガスカル原産の小型の原種。白い花は一見地味だが、香りが特によく、人気がある。 エランギス・ルテオアルバ・ロードスティクタ Aerangis luteoalba var. rhodosticta アフリカ大陸東部が原産地の小型種。花はクリーム色から白で、花の中央にある蕊柱(ずいちゅう)が、赤みがかったオレンジ色。連なって開花する様子は、たいへん目を引きつける。 エランギス・アーティキュラータ Aerangis articulata エランギスとしては中型種で、マダガスカルやコモロ諸島が原産地。長く伸びる花茎に、長い距をもつ白花が、下垂して開花する。香りもよい。
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