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玲儿
2017年09月25日
フウランの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 一年を通して風通しのよい明るい日陰で育てます。朝日が当たるとなおよいでしょう。冬は北風が当たらない場所に置きます。無加温のフレームがあれば最適です。加温した室内に冬も置けば休眠させずに成長させることが可能ですが、徒長して姿がくずれるのですすめられません。
水やり 水ゴケ植えの場合は表面が乾いてから1~2日たってから、ヘゴや流木に着生させている場合は毎日、水を与えます。冬の間は週1回、霧吹きで軽く湿らせる程度にします。 肥料 ほとんど必要ありません。施したい場合は、5月から7月と9月に葉面散布肥料を月に2回ほど施します。
病気と害虫 ほとんどありません。 用土(鉢植え) 水ゴケ単用か、粗いバークチップ単用で植えます。ヘゴや流木、コルク板に着生させるのもよい方法です。 植えつけ、 植え替え 水ゴケ植えの場合は毎年植え替えます。その際、内部が中空になるように植えます。暖かくなってきた4月から5月が適期です。 まず瓶を芯にして水ゴケを巻いて山形の塊をつくり、その上に株を据えて、根の部分を長い水ゴケで覆って固定します。その後、そっと瓶を抜いて鉢に収めます。植え替えをした株は最初の1週間は少し日を弱くして強い風を避け(密閉はしない)、その後元の場所に戻します。 バークチップの場合は数年に1回、ヘゴや流木、コルク板に着生させたものは植え替え不要です。
ふやし方 株分け:大きくなった株は芽が分かれている部分で切り分けることができます。1つの株に、最低でも根が3本ついていることが必要です。茎は堅いので、ハサミを使って切ります。 主な作業 花茎切り:花後に花茎を切り取ります。また株をふやすことに専念したい場合は、花芽が小さいうちに切り取ります。
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玲儿
2017年09月25日
フウランの基本情報 学名:Neofinetia falcata 和名:フウラン(風蘭) その他の名前:富貴蘭(ふうきらん) 科名 / 属名:ラン科 / フウラン属 特徴 フウランは、うどんのような白く太い気根を長く伸ばし樹木や岩の上に着生する、常緑の多年草です。茎は根元近くでまばらに枝分かれして、株立ち状になります。細くて堅い葉がきれいに2列に並んで密につきます。花は葉のわきから伸びた花茎に数輪が短い穂になってつき、甘い香りがあって、特に夜に強く香ります。距(きょ)と呼ばれる、花の後ろに突き出した部分が長いのが特徴です。江戸時代から愛好される伝統園芸植物のひとつで、伝統的な園芸品種の一群を特に「富貴蘭(ふうきらん)」と呼びます。 近年、銘品の実生苗や交配苗が市販されるようになってきました。その結果として銘品のセルフ(自家交配)実生を、その銘品そのものとして販売されている例を見かけます。また交配苗の場合、その交配で得られた苗をすべてその名で呼ぶことがあり、個体差が多く見られる例があります。銘品を購入する際は、オリジナル品なら「本性品」と書かれているので、書かれていない場合は直接確認して購入することが大切です。
種類(原種、園芸品種) ‘青海’(せいかい) 別名、青海波。全体に小型で、湾曲した葉が行儀よく重なる園芸品種。花茎が短く、薄い桃色の花が上を向いて咲きます。
‘鎧通し’(よろいどおし) 別名、朝鮮鉄。葉が特に細く、針か千枚通しのような形です。株立ちになりやすく姿はおもしろいのですが、花が咲きません。 ‘紀州雪虎’(きしゅうせっこ) 姿は普通のフウランとあまり変わりませんが、虎斑と呼ばれる白い斑が葉の1〜2か所に入ります。花は普通です。 ‘御城覆輪’(ごじょうふくりん) 姿は普通のフウランですが、葉はやや黄色みを帯びた白い覆輪の斑が入ります。花は普通です。 ‘金牡丹’(きんぼたん) やや小型で、新しい葉が黄色い園芸品種です。葉はやがて緑色になりますが、今度はあずき色の斑と線が入ります。根はルビー根と呼ばれ、先端がピンク色です。
‘春及殿’(しゅんきゅうでん) 桃色を帯びた八重咲きの華やかな園芸品種です。姿は普通のフウランと変わりません。 ‘朱天王’(しゅてんのう) 距や花弁が桃色の園芸品種です。よく似た品種が多数あり、セルフ実生品も多いので、本性品が欲しい場合は注意しましょう。 ‘翡翠’(ひすい) 花弁が薄緑色になる園芸品種です。この品種もセルフ実生品が多数あり、個体差が大きいので実際に花を見て買うか、本性品を購入します。
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2017年09月25日
バンダの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日当たりがよく、風が常に通る場所を好みます。真夏の直射日光は30%程度遮光したところに置くとよいでしょう。バスケット植えの場合は、吊り下げて栽培するのが望ましいので、物干しざおなどを利用して栽培します。なお、風通しとともに高い湿度も好むので、真夏以外の季節は、頻繁に霧吹きする必要があります。乾燥すると根が枯れ込み、ひどくなると葉が落ち始めます。株の中央上部から出てくる新芽(葉)を傷めないように注意することが大切です。 水やり バスケット植えの場合は、季節を問わず毎日水を与えます。特に気温の高い夏は、1日2回程度の水を与えましょう。鉢植えで栽培している場合は、夏は1日1回、冬は2~3日に1回程度水やりします。
肥料 生育が旺盛になる初夏から秋までの間に、肥料を施します。バスケット植えの場合は週1回、長く伸びた根に、液体肥料をたっぷりとかけます。さらに補助的に、水を通す不織布などに包んだ固形肥料を、株元にぶら下げておくと、水やりのたびに肥料が溶け出して効果的です。鉢植えの場合は、初夏に1回、固形肥料を置き、さらに秋までは週1回、液体肥料を施します。 病気と害虫 病気や害虫はあまり発生しません。
用土(鉢植え) バスケット植えの場合は、植え込み材料は使いません。株をそのままバスケットに入れて栽培します。鉢植えにする場合は、素焼き鉢を使って水ゴケで植え込みます。 植えつけ、 植え替え 株が大きくなってきたら、バスケット植えの場合は、そのまま1サイズ大きなバスケットに落とし込みます。時期は問いません。鉢植えの場合は、春の終わりごろに植え替えるとよいでしょう。
ふやし方 基本的にふやせないと考えてください。まれにわき芽を吹くことがあるので、そのわき芽が大きく育って根が出たら、切り分けることができます。 主な作業 冬は乾燥するので、湿度を保つよう心がけます。バンダは空気が乾燥すると、葉が落ちやすくなるので、乾燥する時期には霧吹きを頻繁に行うか、近くに加湿器などを置くようにします。
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2017年09月25日
バンダの基本情報 学名:Vanda その他の名前:翡翠蘭(ひすいらん) 科名 / 属名:ラン科 / ヒスイラン属(バンダ属) 特徴 バンダは濃紫色をしたものが知られているためか、紫色の花が特徴と思われていますが、最近では、濃ピンク系や黄色系、白などの花もあります。中心から葉を左右に広げて出し、上へ上へと伸びていきます。株元から太く白い根をたくさん伸ばすさまは、見ごたえがあります。通常は鉢植えになっておらず、生き生きとした根も観賞できるように、植え込み材料なしでバスケットに入って吊り下げて販売されており、同様にして栽培されます。花は、周年、不定期に咲きます。 東南アジアの原産で、基本的に温度と湿度の高いところを好みます。 一般にはあまり販売されることはなく、洋ランの専門店や展覧会で購入できます。 種類(原種、園芸品種) バンダ・セルレア Vanda coerulea バンダの基本ともいえる原種で、中輪の薄い青紫色の花を咲かせる。タイ北部が主な原産地。ほとんどの紫色の大輪花は、この種が交配親に使われている。株は比較的コンパクト。 バンダ・クリスタータ Vanda cristata インド、ネパール原産で小型。鉢植えで栽培しやすい。緑色の花弁と赤茶色のリップのコントラストが美しい。あまり交配親には使われていない原種。 バンダ・デニソニアナ Vanda denisoniana バンダとしては珍しく、香りがある黄花の原種。タイ、ミャンマーが原産地で、中型の株姿で花も中輪。
バンダ・パチャラ・デライト Vanda Pachara Delight 濃紫色の極大輪花。バンダ特有の網目模様もよく映えて美しい。 バンダ・ロバーツ・デライト Vanda Rober's Delight 紫色から明るい赤紫の個体まで、さまざまな色彩の花がある、極大輪交配種。
バンダ・サンサイ・ブルー Vanda Sansai Blue 明るい紫色の大輪交配種。
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2017年09月24日
バルボフィラムの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 鉢植えで栽培します。ほとんどのバルボフィラムは強い日光を嫌うので、1年を通してやや弱めの日光で栽培します。夏は50~60%程度の遮光の下に置き、冬でも直射日光が当たらない場所で栽培します。また、多くが熱帯性の植物なので、冬の低温には注意が必要で、冬でも15℃程度を保ちましょう。ごく一部低温に強い種もありますが、基本的に高温性の洋ランと考えたほうがよいでしょう。
水やり 気温の高い季節は積極的に水を与えて栽培します。冬の間室温が10℃程度しか保てない場合は、少し乾かし気味にしておきます。 肥料 気温が高めの季節を中心に肥料を施します。5月に有機質固形肥料を置き肥し、さらに5月の初めから9月いっぱいまで規定倍率に薄めた液体肥料を週1回たっぷりと施します。 病気と害虫 病気や害虫の心配はほとんどありません。 用土(鉢植え) ほとんどのものが素焼き鉢に水ゴケ植えで栽培できます。多くの種類はやや湿り気を好む性質があるので、極端に乾く植え込み材料は使わないようにしましょう。そのためバークなどで栽培するときはやや細かめのものを使用し、化粧鉢やプラスチック鉢などの乾きにくい鉢に植えるようにします。
植えつけ、 植え替え 植え替えは4月下旬から5月ごろに行います。あまり温度の上がらない春早くには行わないようにしましょう。植え込み材料が傷んでくるまであまり植え替えの必要はないので、3年に1回程度を目安とします。 ふやし方 株分けでふやすことができますが、一部の原種を除き繁殖力はそれほどおう盛ではありません。できるだけ大きな株を維持して栽培するようにしましょう。中型で小さめのバルブをたくさん出すものは、3~4バルブを1株として株分けすることが可能です。
主な作業 特にありません。
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2017年09月24日
バルボフィラムの基本情報 学名:Bulbophyllum 科名 / 属名:ラン科 / マメヅタラン属(バルボフィラム属) 特徴 バルボフィラムは世界中にさまざまな種類が原生し、その株の大きさや花の大きさ、また株の姿形などが非常に変化に富むため、ひと言でいい表すことは難しいランです。日本で流通しているのは、東南アジア原産の中型から小型のタイプが多いようです。花の色彩はほとんどが地味な色合いですが、なかには鮮やかな緑や黄色をしたものもあります。一部の花には細かな毛が生えていて、怪獣的な雰囲気をもつものも多くあります。また満開状態でもあまり大きく花を開かないものもあります。多くの花はやや臭いにおいをもつので、開花しているときはあまり花の香りをかがないほうがよいでしょう。
一般の園芸店や花屋で販売されることはほとんどなく、洋ラン専門店、なかでも珍奇なランを扱う特殊なラン園で購入することが可能です。主に熱帯地方の原産で冬でも高めの温度を好むため、最低温度の目安を15℃程度にすると、元気に栽培が可能です。一部の大型タイプで葉を長く下に伸ばすものは、葉を傷つけないように注意して栽培しましょう。 種類(原種、園芸品種) バルボフィラム・カルンキュラタム Bulbophyllum carunculatum 株姿も美しい中型種の原種。花茎を上に長く伸ばし、展開のよい黄緑色の花をつける。栽培しやすい。 バルボフィラム・エキノラビウム Bulbophyllum echinolabium 中型種の原種。株はやや小柄だが、大きく細長い花を咲かせる。花は茶黄緑色で、ややゴム質感のある不思議な感じ。
バルボフィラム・ロビー Bulbophyllum lobbii 草丈が低く、横にふえながら育つ小型の原種。浅い鉢や植物用トレイに植えて大きく栽培すると一度に多数の花が咲き見事。花は黄土色。
バルボフィラム・ファレノプシス Bulbophyllum phalaenopsis おそらく一番大きなバルボフィラム。長さ1mにもなろうかという大きな葉を下向きに伸ばし、その株元に茶褐色をした毛むくじゃらの花を咲かせる。花は非常に臭いにおいをもつ。高温性。 バルボフィラム・グラベオレンス Bulbophyllum graveolens 中型の原種で、手のひらを広げたような状態で複数の花を横並びに咲かせる。花は緑色で美しく、株も観賞に堪えるが、花のにおいはものすごく臭く、ハエが花にたかることもある。 バルボフィラム・グランディフロラム Bulbophyllum grandiflorum 最近よく見られるようになってきた熱帯性の中型の原種。なんとも形容しがたい花形で、横から見ると鳥のくちばしのようにも見える珍花。花色は茶褐色。
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玲儿
2017年09月24日
ハベナリアの基本情報 学名:Habenaria 科名 / 属名:ラン科 / ミズトンボ属(ハベナリア属) 特徴 ハベナリアは、熱帯・亜熱帯のアジア地域から、日本をはじめとする温帯、さらには南北アメリカや南アフリカまで広く分布する地生ランです。日本原産のハベナリアには、サギソウとして知られるハベナリア・ラディアータ(Habenaria radiata)がありますが、今回取り上げるハベナリアは、熱帯・亜熱帯アジアを原産とするタイプです。これらの花はオレンジ色やピンクの鮮やかな色彩で、小型のタイプがありミニ洋ランとして人気があります。地下に塊茎(一種のバルブ)をつくり、毎年この塊茎を更新しながら育ちます。春から芽を出し、その後、葉を展開させながら大きく育ち、秋から冬にかけて開花します。その後、地上部は枯れて地下の塊茎だけになり、春までこの状態で過ごします。花期になると、比較的多くの園芸店で販売され、入手しやすい種類です。乾燥を嫌うので、植え込み材料が乾かないように栽培することが大切です。これは、葉のないときでも同様で、地下の塊茎がやや湿っているほうがよいようです。強い日光も好まないので、一年中、少し弱めの日光を当てて栽培します。
育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 鉢植えで栽培し、春の芽吹きのころは室内に置き、レースのカーテン越し程度の日光に当てます。初夏から秋までは風通しのよい戸外で栽培するのがよいでしょう。戸外で栽培するときは日陰に置き、強光を避けます。秋に室内へ取り込み、開花を待ちます。 水やり 常に植え込み材料が湿っている状態が好ましいですが、びしょびしょに濡れているのはよくありません。冬の落葉期でも、植え込み材料を乾燥させないように水やりします。葉がなくなると、水やりを忘れがちになるので注意しましょう。 肥料 春に新芽が伸び始めてから秋までは、規定倍率に希釈した液体肥料を週1回程度施し続けます。有機質固形肥料は、春に1回、少量を施す程度で十分です。 病気と害虫 病気:特にありません。 害虫:ナメクジ 特にありませんが、ナメクジの発生には注意します。
用土(鉢植え) 細かなバークを主体に、バーミキュライト、日向土小粒、さらにふるった水ゴケかすなどをミックスして、水もちと水はけをよくした材料(ミックスコンポスト)で植えます。水ゴケ植えも可能ですが、やや湿りすぎることがあるので、ミックスコンポストを使って、水を十分に与えながら栽培するとよいでしょう。ミックスコンポストが乾きすぎる場合は、表面に薄く水ゴケを敷いておいてもよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 春早めの3月から4月に、植えつけ、植え替えを行います。植え替えは、2~3年に1回行えばよいでしょう。 ふやし方 秋に葉が枯れ始めたら、枯れてきた部分をていねいに取り除いておきましょう。そのまま鉢の上に放置すると、株全体が腐る原因にもなります。
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玲儿
2017年09月24日
パフィオペディラムの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 強い日光は好まないランなので、ほぼ一年中日よけをしながら栽培します。冬は窓辺のレースのカーテン越し、梅雨明け後の夏は戸外に出し50%程度の遮光の下で管理します。戸外で長雨に当たると腐ることがあるので注意しましょう。常に風に当たるようにすると元気に育ちます。 水やり 植え込み材料が1年を通してやや湿っている状態に保ちます。夏場の生育おう盛な時期は、水をやや多く与えるようにします。
肥料 液体肥料を中心に施しますが、根への負担を減らすため基準の倍率よりも1.5~2倍程度薄くして施します。緩効性化成肥料や有機質肥料を施してもかまいませんが、施す量は控えめにします。 病気と害虫 病気:軟腐病 換気が悪いと株元によく発生し、あめ色状になり腐ります。風通しをよくし、株の間隔をあけて予防しましょう。腐り始めた葉はつけ根からていねいに取り除き、その後はしばらく乾かし気味にしておきます。
害虫:カイガラムシ カイガラムシは葉の中心部に入り込み、株を衰弱させます。ふだんは目につかなくても、花芽が伸びてくると白いカイガラムシが一緒に出てくることがあります。 用土(鉢植え) 水はけがよく、かつ鉢内が適度に湿り気をもつ植え込み材料を好みます。主に細かなバークと軽石を混合したものを使いますが、水ゴケでもよく育ちます。 植えつけ、 植え替え 植え替えは1年おきに、春に行います。根があまり多くないので、折らないようにていねいに古い植え込み材料を取り除き、新しい植え込み材料で植え込みます。
ふやし方 株分けでふやします。春中ごろに行い、あまり小さく分けないように注意しましょう。 主な作業 支柱立て:花芽が伸びてきたら、支柱を立てて花茎を支えます。
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玲儿
2017年09月24日
パフィオペディラムの基本情報 学名:Paphiopedilum その他の名前:パフィオ、パフィオペディルム 科名 / 属名:ラン科 / パフィオペディラム属 特徴 パフィオペディラムは花弁の一部が袋状になった、不思議な花姿をしたランです。よく食虫植物に間違われますが、虫を捕捉して自らの栄養にすることはありません。株はバルブをもたず、葉のみで生育します。葉を5~7枚程度大きく伸ばし、その中央から花芽が伸び、開花します。花が終わると株のわきから新芽を伸ばし、新芽が同様に成長・開花します。 洋ランのなかでは比較的低温にも強く、5℃程度の温度で冬越しが可能です。また、やや弱めの日光でも生育し、花をつけます。冬に咲く丸形の花は整形花と呼ばれ、花弁に光沢があるのが特徴です。初夏に開花する原種や多花性と呼ばれる1花茎に複数の花を咲かせるタイプは、大きく迫力もあり魅力的です。一般に流通量が少ないので、ランの専門店で探すといろいろな種類に出会えます。 種類(原種、園芸品種) パフィオペディラム・インシグネ Paphiopedilum insigne 整形交配種のもととなった原種。薄茶色の中輪花。
パフィオペディラム・ロスチャイルディアナム Paphiopedilum rothschildianum ボルネオ原産の多花性の原種。花は黒茶色で迫力がある。 パフィオペディラム・デレナティイ Paphiopedilum delenatii ベトナム原産の原種。花はかわいらしいピンク。
パフィオペディラム・ベラチュラム Paphiopedilum bellatulum タイ周辺原産の小型の原種。花には細かな点が入る。
整形大輪系交配種 丸く光沢のある冬咲き。茶色系(赤花と呼ぶ)、点花系、グリーン系などの色彩がある。
多花性交配種 1花茎に3〜5輪ほどの茶色系の花を咲かせる。花弁が細長いものが多い。
モウディータイプ 初夏に多く開花する花茎の長いタイプ。ドーサルセパル(背萼片=リップの反対側にある萼)に美しい筋の入るものが多く、グリーン系が多い。
ブラキ系交配種 タイ周辺原産の小型原種を交雑してできた肉厚の葉をもつ交配種。
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玲儿
2017年09月24日
ネジバナの基本情報 学名:Spiranthes sinensis var. amoena 和名:ネジバナ その他の名前:モジズリ、ネジリバナ、ヨジリンボウ 科名 / 属名:ラン科 / ネジバナ属 特徴 ネジバナは低地から亜高山帯までの、芝生や湿地帯の明るい場所に普通に見られる多年草です。葉は濃い緑色で根元に集まってつき、1~8本の株立ちになります。地下には多肉質の太い根が10~15cmほど伸びています。株の中心から高さ15~40cmの花茎をまっすぐに伸ばして、らせん形に花をつけます。1つの花は5mm弱ですが、明るい桃色と独自の形で目立ちます。花後、タネを散らすと株は一時休眠して、その後、芽を出します。 屋久島の高地の特産であるヤクシマネジバナ(Spiranthes sinensis var. amoena f. gracilis)は全体に小型で10~20cmほどしかありません。各地でまれに見つかっているアキネジバナ(S. sinensis var. amoena f. autumnus)は夏の終わりごろから10月にかけて開花する秋咲きのタイプです。ナンゴクネジバナ(S. sinensis var. sinensis)は日本では伊豆諸島と奄美大島以南に分布するネジバナの基準変種です。子房に毛がないのと、3月から4月ごろに開花するのが特徴で、冬は最低温度5~10℃に保たなければなりません。
ほかにもアメリカ産の白い花を咲かせる種類が栽培されていますが、これがどの種にあたるのかははっきりしません。 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 年間を通して日なたで育てますが、夏だけは30~40%の遮光下に置いてもよいでしょう。ナンゴクネジバナは、冬は日当たりのよい室内か温室内に入れ、最低温度5~10℃に保ちます。 水やり 雨が降らないかぎり、1日に1回は水を与えます。山野草鉢などの乾きやすい鉢に植えている場合は、受け皿に砂利を敷いて水をひたひたに入れ、その上にのせるか、または二重鉢にして乾燥を防ぎます。
肥料 4月から5月に三要素等量の緩効性肥料を3~4号鉢で一つまみ施します。10月にリン酸主体の緩効性肥料を同様に施してもいいでしょう。盆栽づくりの場合、まったく肥料を施さなくてもかまいません。 病気と害虫 病気:ウイルス病 比較的少ないのですが、葉が異常にゆがんだり、不規則なまだら模様が入り、やがて生育が衰えて枯れます。治癒不能なので感染した株は捨てます。 害虫:ナメクジ、カタツムリ、アブラムシ ナメクジ、カタツムリに新芽を食害されてしまうことがあります。鉢裏などを見回って捕殺します。 アブラムシが発生すると花茎がゆがんだり、ウイルス病を媒介したりします。
用土(鉢植え) 水もちのよいことが大切です。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。赤玉土小粒と硬質鹿沼土小粒を等量混ぜ合わせたものに植えてもかまいませんが、水やりが多く必要になるので乾燥防止に二重鉢にする必要があります。水ゴケ単用でも育てることができます。 植えつけ、 植え替え 1年おきに植え替えます。盆栽づくりの場合は3~5年に1回でもかまいません。花後の休眠中か、新しい芽が動き始めたころの7月から8月に行います。植物の根が乾燥しないように作業は手早く行うか、あるいは湿らせたティッシュや新聞紙で覆ったり、仮植えしたりしておきます。表土にコケが密生してくる場合は、表土を削って新しい土に毎年入れ替えます。太い根を傷めないように注意します。
ふやし方 株分け:夏の終りごろに新芽を1~3本つけて株を分けます。無理に分けずに、自然に分かれている部分で分けます。 タネまき:7月から8月に果実が黄ばんでくると間もなくはじけてタネが舞い散るので、果実が黄色くなったら花茎ごと切って紙袋に入れてタネを集めます。たいてい、花茎を切った翌日か、翌々日にはタネがとれているので、すぐに親株の周辺か、段ボールを混ぜ込んだ用土に振りかけるようにしてまきます。多くは半年ぐらいしてから目に見えるような大きさに育ち、2~3年目には開花します。 主な作業 タネの採取:7月から8月の花が終わったころ、大きくふくらんで黄ばんだ果実があるものを花茎ごと切り取って、紙袋に花茎ごと入れてタネを集めます。タネはすぐにまきます。
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