文章
玲儿
2017年09月20日
ラケナリアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい場所で育てます。耐寒性は弱いので、冬は霜の降りない軒下や室内の窓辺で管理します。ただし、温度が高すぎると徒長するので注意します。
水やり
生育中は鉢土がよく乾いたらたっぷり水やりします。花後は水やりを中止し、水のかからないところで管理します。秋に萌芽を確認したら、水やりを再開します。
肥料
元肥に緩効性化成肥料を施しますが、追肥は不要です。
病気と害虫
特に問題となる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土4の割合で配合した用土がよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根を9月から10月上旬に植えつけます。5号鉢に3~5球植えとし、1cmくらいの覆土をします。夏の間鉢植えのまま貯蔵していた球根も、9月から10月上旬に掘り上げて植え替えます。
ふやし方
球根は自然に分球します。秋に掘り上げたときに小さな球根がついていたら、外して別に植えつけます。また、タネや葉ざしでもふやすことができます。ただし、花が咲くまで数年はかかります。
主な作業
花がら摘み:花茎の先端まで小花が咲いたら、花茎をつけ根から切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい場所で育てます。耐寒性は弱いので、冬は霜の降りない軒下や室内の窓辺で管理します。ただし、温度が高すぎると徒長するので注意します。
水やり
生育中は鉢土がよく乾いたらたっぷり水やりします。花後は水やりを中止し、水のかからないところで管理します。秋に萌芽を確認したら、水やりを再開します。
肥料
元肥に緩効性化成肥料を施しますが、追肥は不要です。
病気と害虫
特に問題となる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土4の割合で配合した用土がよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
球根を9月から10月上旬に植えつけます。5号鉢に3~5球植えとし、1cmくらいの覆土をします。夏の間鉢植えのまま貯蔵していた球根も、9月から10月上旬に掘り上げて植え替えます。
ふやし方
球根は自然に分球します。秋に掘り上げたときに小さな球根がついていたら、外して別に植えつけます。また、タネや葉ざしでもふやすことができます。ただし、花が咲くまで数年はかかります。
主な作業
花がら摘み:花茎の先端まで小花が咲いたら、花茎をつけ根から切り取ります。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ユリオプスデージーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
通年、日当たりのよい場所で育てます。根がよく伸びて根詰まりしやすいので小さな鉢では管理しにくく、庭植えにするとよく育ちます。乾燥に強い反面、過湿に弱いので、鉢植えの場合は、雨があまりかからない軒下で管理し、庭植えの場合は、傾斜地や一段高くなった花壇など水はけのよい場所を選びます。強く凍らせなければ冬越しできるので、冬は南向きの日だまりで管理するとよいでしょう。
水やり
春から秋は、用土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。12月から2月の厳寒期は、暖かい日の午前中に少量ずつ与えてください。
肥料
鉢植えの場合は、真冬と8月を除いて液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施し、真夏を除く春から秋の生育期には緩効性の化成肥料(N-P-K=10-10-10など)も併用します。庭植えの場合は、特に肥料を施さなくても育ちます。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
アブラムシは通年、発生します。風通しが悪かったり、肥料過多になったりすると発生しやすくなります。
用土(鉢植え)
水はけがよく、有機質に富んだ用土が適します。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、リン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-15など)を適量加えるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
適期は3月から5月と、9月から10月です。根の伸びがよく、根詰まりしやすいので、2年に1回ぐらい、根鉢を軽くくずしてから植え替えます。鉢を地面に直接置くと、鉢底穴から伸びた根が地面に張ってしまいますが、鉢を移動させる必要がなければ、地面に張った根が水を吸ってくれるので、水やりを忘れてもしおれにくくなって好都合です。
ふやし方
さし木:タネがつかないので、さし木でふやします。適期は4月から7月と9月から10月です。充実した茎を5cmほどに切り取り、バーミキュライトや川砂などの清潔な用土にさしてください。
主な作業
切り戻し:適期は5月から6月と、9月から10月です。強い切り戻しによく耐えるので、好みの大きさに仕立てましょう。半分程度の大きさまで切り詰めても大丈夫です。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
通年、日当たりのよい場所で育てます。根がよく伸びて根詰まりしやすいので小さな鉢では管理しにくく、庭植えにするとよく育ちます。乾燥に強い反面、過湿に弱いので、鉢植えの場合は、雨があまりかからない軒下で管理し、庭植えの場合は、傾斜地や一段高くなった花壇など水はけのよい場所を選びます。強く凍らせなければ冬越しできるので、冬は南向きの日だまりで管理するとよいでしょう。
水やり
春から秋は、用土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。12月から2月の厳寒期は、暖かい日の午前中に少量ずつ与えてください。
肥料
鉢植えの場合は、真冬と8月を除いて液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施し、真夏を除く春から秋の生育期には緩効性の化成肥料(N-P-K=10-10-10など)も併用します。庭植えの場合は、特に肥料を施さなくても育ちます。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
アブラムシは通年、発生します。風通しが悪かったり、肥料過多になったりすると発生しやすくなります。
用土(鉢植え)
水はけがよく、有機質に富んだ用土が適します。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、リン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-15など)を適量加えるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
適期は3月から5月と、9月から10月です。根の伸びがよく、根詰まりしやすいので、2年に1回ぐらい、根鉢を軽くくずしてから植え替えます。鉢を地面に直接置くと、鉢底穴から伸びた根が地面に張ってしまいますが、鉢を移動させる必要がなければ、地面に張った根が水を吸ってくれるので、水やりを忘れてもしおれにくくなって好都合です。
ふやし方
さし木:タネがつかないので、さし木でふやします。適期は4月から7月と9月から10月です。充実した茎を5cmほどに切り取り、バーミキュライトや川砂などの清潔な用土にさしてください。
主な作業
切り戻し:適期は5月から6月と、9月から10月です。強い切り戻しによく耐えるので、好みの大きさに仕立てましょう。半分程度の大きさまで切り詰めても大丈夫です。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ユーフォルビアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
高温期の多肥・多湿に弱いものが多いので、できるだけ水はけをよくしておきます。強い日ざしや乾燥には強く、特に地中海沿岸地方原産のものは多肉植物に近い性質をもっています。日当たりを好み、明るい半日陰でも育ちますが、花つきをよくするには、できるだけ日に当てます。常緑種は、冬期に葉を傷めると花が咲かなくなるので、種類によっては防寒が必要です。
水やり
庭植えではほとんど不要です。鉢植えは用土が乾いてからたっぷりと与えます。春の伸長期には多めに与えてもよいのですが、夏は乾かし気味にします。
肥料
10月ごろと3月から5月に化成肥料を少量施します。高温期には肥料分が残らないようにします。
病気と害虫
病気:さび病、うどんこ病
蒸れや根腐れに注意し、水はけと風通しをよくしておきます。種類によって、さび病やうどんこ病が発生することがあります。
害虫:カイガラムシ
少ないほうですが、カイガラムシなどがつくことがあるので、見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
山野草向けの用土が安全で、サボテン向けの用土も利用できます。用土の一例として、赤玉土3、鹿沼土3、軽石3、腐葉土1の配合土など、水はけのよいものを使います。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:過湿を防ぐため、土を盛り上げたレイズドベッドや、石垣の上などに植えつけます。浅植えにして、株元はバークチップや砂利などで覆っておきます。植えつける際、苦土石灰など石灰分を用土に混ぜます。
植え替え:庭植えは数年間植えっぱなしでかまいません。鉢植えは、根詰まりや用土の目詰まりで生育が悪くなるので、2~3年ごとに古い用土を落として植え替えをします。
ふやし方
株分け、さし芽、タネまきでふやします。キパリッシアス種などは根伏せでもふやせます。
さし芽:頂芽を利用します。切り口から出る白い乳液をよく洗い流してから、パーライトや鹿沼土などにさします。
主な作業
花がら切り:花がらを切り取ります。
切り戻し:木立ち性のもの、常緑性のもの、花の咲き終わった茎は、根元から切り取り、地際から伸びる勢いのよい若い芽を育てるようにします。
株の更新:古株になると生育が衰え、枯れやすくなるので、さし芽やタネまきで株を更新します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
高温期の多肥・多湿に弱いものが多いので、できるだけ水はけをよくしておきます。強い日ざしや乾燥には強く、特に地中海沿岸地方原産のものは多肉植物に近い性質をもっています。日当たりを好み、明るい半日陰でも育ちますが、花つきをよくするには、できるだけ日に当てます。常緑種は、冬期に葉を傷めると花が咲かなくなるので、種類によっては防寒が必要です。
水やり
庭植えではほとんど不要です。鉢植えは用土が乾いてからたっぷりと与えます。春の伸長期には多めに与えてもよいのですが、夏は乾かし気味にします。
肥料
10月ごろと3月から5月に化成肥料を少量施します。高温期には肥料分が残らないようにします。
病気と害虫
病気:さび病、うどんこ病
蒸れや根腐れに注意し、水はけと風通しをよくしておきます。種類によって、さび病やうどんこ病が発生することがあります。
害虫:カイガラムシ
少ないほうですが、カイガラムシなどがつくことがあるので、見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
山野草向けの用土が安全で、サボテン向けの用土も利用できます。用土の一例として、赤玉土3、鹿沼土3、軽石3、腐葉土1の配合土など、水はけのよいものを使います。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:過湿を防ぐため、土を盛り上げたレイズドベッドや、石垣の上などに植えつけます。浅植えにして、株元はバークチップや砂利などで覆っておきます。植えつける際、苦土石灰など石灰分を用土に混ぜます。
植え替え:庭植えは数年間植えっぱなしでかまいません。鉢植えは、根詰まりや用土の目詰まりで生育が悪くなるので、2~3年ごとに古い用土を落として植え替えをします。
ふやし方
株分け、さし芽、タネまきでふやします。キパリッシアス種などは根伏せでもふやせます。
さし芽:頂芽を利用します。切り口から出る白い乳液をよく洗い流してから、パーライトや鹿沼土などにさします。
主な作業
花がら切り:花がらを切り取ります。
切り戻し:木立ち性のもの、常緑性のもの、花の咲き終わった茎は、根元から切り取り、地際から伸びる勢いのよい若い芽を育てるようにします。
株の更新:古株になると生育が衰え、枯れやすくなるので、さし芽やタネまきで株を更新します。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ユーフォルビア(「ダイアモンド・フロスト」など)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えではなく、鉢での栽培が適します。5月から10月は戸外で育てましょう。日当たりを好みますが、夏は明るい半日陰で育てます。耐寒性がないので、最低気温が10℃を下回るころ、暖かい室内の窓辺に移します。低温にあうと落葉し、枯死します。 ‘白雪姫’は短日性が強いので、花芽がつく9月下旬までは夜間照明の当たらない自然条件下で育てます。
水やり
5月から9月の成長期には鉢土が乾いたらたっぷりと水やりしますが、秋以降は徐々に乾かし、冬は鉢土がよく乾くまで水やりを控えます。低温期の過湿は根腐れを招くので、鉢受け皿に水をためないように気をつけます。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。5月から9月の成長期には、緩効性化成肥料または液体肥料を追肥します。
病気と害虫
害虫:オンシツコナジラミ、アブラムシ、カイガラムシ
風通しが悪いときなど、オンシツコナジラミ、アブラムシ、カイガラムシが発生します。オンシツコナジラミは葉裏につきやすい白い虫で、見逃さないように注意してください。また、アブラムシは新芽につき、カイガラムシは茎や葉のつけ根に発生します。見つけしだい、適用のある殺虫剤で駆除するか、歯ブラシなどでこすり落とします。
用土(鉢植え)
水はけと水もちのよい有機質に富んだ土が適しています。市販の草花・鉢花用培養土を利用するか、赤玉土中粒6、腐葉土4の配合土などを用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
戸外に出す5月に根鉢を少しくずして植え替えます。その際、地上部も切り戻しを行います。
ふやし方
さし木でふやします。6月ごろが適期です。本葉を3~4枚つけて茎の先端を切ります。蒸散を抑えるため、葉は1/2の大きさに切っておきます。茎の切り口から流れ出る乳液を水で洗い流し、肥料分のない清潔な用土にさします。発根するまで20日ほどかかるので、こまめに葉水をかけるとよいでしょう。
主な作業
花がら摘み:特に不要です。
切り戻し:3月から5月が適期です。開花後の株をそのままにしておくと、株の上部から新芽が出てきますが、形よく仕立てるために、株の1/2~1/3程度に切り戻します。そうすると株元から新芽が吹いてきます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えではなく、鉢での栽培が適します。5月から10月は戸外で育てましょう。日当たりを好みますが、夏は明るい半日陰で育てます。耐寒性がないので、最低気温が10℃を下回るころ、暖かい室内の窓辺に移します。低温にあうと落葉し、枯死します。 ‘白雪姫’は短日性が強いので、花芽がつく9月下旬までは夜間照明の当たらない自然条件下で育てます。
水やり
5月から9月の成長期には鉢土が乾いたらたっぷりと水やりしますが、秋以降は徐々に乾かし、冬は鉢土がよく乾くまで水やりを控えます。低温期の過湿は根腐れを招くので、鉢受け皿に水をためないように気をつけます。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。5月から9月の成長期には、緩効性化成肥料または液体肥料を追肥します。
病気と害虫
害虫:オンシツコナジラミ、アブラムシ、カイガラムシ
風通しが悪いときなど、オンシツコナジラミ、アブラムシ、カイガラムシが発生します。オンシツコナジラミは葉裏につきやすい白い虫で、見逃さないように注意してください。また、アブラムシは新芽につき、カイガラムシは茎や葉のつけ根に発生します。見つけしだい、適用のある殺虫剤で駆除するか、歯ブラシなどでこすり落とします。
用土(鉢植え)
水はけと水もちのよい有機質に富んだ土が適しています。市販の草花・鉢花用培養土を利用するか、赤玉土中粒6、腐葉土4の配合土などを用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
戸外に出す5月に根鉢を少しくずして植え替えます。その際、地上部も切り戻しを行います。
ふやし方
さし木でふやします。6月ごろが適期です。本葉を3~4枚つけて茎の先端を切ります。蒸散を抑えるため、葉は1/2の大きさに切っておきます。茎の切り口から流れ出る乳液を水で洗い流し、肥料分のない清潔な用土にさします。発根するまで20日ほどかかるので、こまめに葉水をかけるとよいでしょう。
主な作業
花がら摘み:特に不要です。
切り戻し:3月から5月が適期です。開花後の株をそのままにしておくと、株の上部から新芽が出てきますが、形よく仕立てるために、株の1/2~1/3程度に切り戻します。そうすると株元から新芽が吹いてきます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ユウギリソウの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
温暖で日照の多い、乾燥した気候を好みます。長日で開花し、入梅前が主な観賞期で、冷涼地では夏も咲き続けます。温室で電照栽培をすることにより、秋から春も咲かせることができます。冬に-5℃以下になるところでは防寒が必要です。
水やり
タネまきから苗が大きくなるまでは、乾燥しないよう注意します。その後は多湿にならないよう、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。花に灰色かび病などが発生しやすいので、花房に水がかからないよう注意します。
肥料
本葉が開いてからは、規定倍率よりやや薄めた液体肥料を月3~4回、花が咲くまでこまめに施して成長を促します。
病気と害虫
病気:立枯病、灰色かび病など
カンパニュラ・メディウム(フウリンソウ)に準じます。タネまきは病害虫の心配がない新しい用土を使います。混みすぎないよう、風通しをよくし、多肥多湿にならないよう注意します。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
生育中はアブラムシやヨトウムシなどの防除を行います。
用土(鉢植え)
カンパニュラ・メディウム(フウリンソウ)に準じます。夏越しさせるには山野草向けの用土(鹿沼土小粒4、軽石小粒3、赤玉土小粒3の配合土など)を使いますが、一年草として栽培するなら、市販の草花用培養土を利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗の植えつけは、3月から4月、9月から10月ごろが適期で、寒冷地では5月から6月も可能です。庭植えの場合は、日当たりと水はけのよいところに、腐葉土などと少量の苦土石灰を混ぜて植えつけます。
ふやし方
タネまき:4月から5月、9月から10月にタネをまいてふやします。確実にタネをとるには、雨や水やりの水で花をぬらさないことです。タネは繊細で、タネまき専用の用土を使い、ポットなどにまきます。タネに覆土はせず、底面給水とします。高温と乾燥に注意し、本葉3~5枚になったらポットに植えて育苗します。
主な作業
花がら切り:タネをとるのに必要な分だけ残し、花がらは早めに切り取ります。花房は小さくなりますが、わき芽が伸びて次々と咲き続けます。
仕立て:大きな花房にするには、太い茎(太い芽)だけを残して茎の本数を減らし、わき芽や小さな蕾は取り除いておきます。小さい花をたくさん咲かせたい場合は、頂点の大きな蕾だけを摘み取ってわき芽を伸ばし、茎数をふやします。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
温暖で日照の多い、乾燥した気候を好みます。長日で開花し、入梅前が主な観賞期で、冷涼地では夏も咲き続けます。温室で電照栽培をすることにより、秋から春も咲かせることができます。冬に-5℃以下になるところでは防寒が必要です。
水やり
タネまきから苗が大きくなるまでは、乾燥しないよう注意します。その後は多湿にならないよう、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。花に灰色かび病などが発生しやすいので、花房に水がかからないよう注意します。
肥料
本葉が開いてからは、規定倍率よりやや薄めた液体肥料を月3~4回、花が咲くまでこまめに施して成長を促します。
病気と害虫
病気:立枯病、灰色かび病など
カンパニュラ・メディウム(フウリンソウ)に準じます。タネまきは病害虫の心配がない新しい用土を使います。混みすぎないよう、風通しをよくし、多肥多湿にならないよう注意します。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
生育中はアブラムシやヨトウムシなどの防除を行います。
用土(鉢植え)
カンパニュラ・メディウム(フウリンソウ)に準じます。夏越しさせるには山野草向けの用土(鹿沼土小粒4、軽石小粒3、赤玉土小粒3の配合土など)を使いますが、一年草として栽培するなら、市販の草花用培養土を利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗の植えつけは、3月から4月、9月から10月ごろが適期で、寒冷地では5月から6月も可能です。庭植えの場合は、日当たりと水はけのよいところに、腐葉土などと少量の苦土石灰を混ぜて植えつけます。
ふやし方
タネまき:4月から5月、9月から10月にタネをまいてふやします。確実にタネをとるには、雨や水やりの水で花をぬらさないことです。タネは繊細で、タネまき専用の用土を使い、ポットなどにまきます。タネに覆土はせず、底面給水とします。高温と乾燥に注意し、本葉3~5枚になったらポットに植えて育苗します。
主な作業
花がら切り:タネをとるのに必要な分だけ残し、花がらは早めに切り取ります。花房は小さくなりますが、わき芽が伸びて次々と咲き続けます。
仕立て:大きな花房にするには、太い茎(太い芽)だけを残して茎の本数を減らし、わき芽や小さな蕾は取り除いておきます。小さい花をたくさん咲かせたい場合は、頂点の大きな蕾だけを摘み取ってわき芽を伸ばし、茎数をふやします。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ヤマホタルブクロの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なた、または明るい日陰で育てます。鉢植えの場合は、盛夏だけ明るい日陰に移動させたほうが無難です。なるべく涼しく過ごさせるため、風通しのよい場所を選びます。
水やり
鉢植えの場合、表土が乾いたらたっぷり与えます。庭植えの場合はよほど乾燥が続かなければ、水やりの必要はありません。
肥料
3~4号鉢を基準に、植えつけの際に三要素等量か、リン酸が多めの緩効性の固形肥料を元肥として一つまみか二つまみほど施します。4月から5月の成長期には三要素等量の液体肥料を2000倍に薄めて追肥します。子株は夏の間も施します。秋にはリン酸が多めの緩効性の固形肥料を追肥します。盆栽づくりの場合は、秋の施肥だけでもかまいません。
病気と害虫
害虫:ヨトウムシ
ヨトウムシが葉や蕾を食害します。5月から6月の発生時期には夜間の見回りを怠らないようにし、見つけしだい捕殺しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい砂質土、例えば軽石、桐生砂、硬質鹿沼土の小粒を等量混合したものなどで植えます。乾きすぎるようなら赤玉土を少し加えてもよいでしょう。地植えの場合は、この用土を客土して植えます。ホタルブクロと同じ土でも育ちますが、過湿で失敗しやすくなるのでおすすめはできません。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは毎年2月から3月、または9月に植え替えますが、盆栽づくりの場合は1年おきの植え替えでもかまいません。イシダテホタルブクロは非常にふえやすく、すぐに根詰まりを起こすため、毎年植え替えます。庭植えの場合は必ずしも植え替えは必須ではありません。しかし、地下茎が伸びてあちこちに移動するので、不必要な場所に生えたものを2月から3月に移植します。
ふやし方
タネまき:2月から3月に、タネは赤玉土やバーミキューライトにまきます。タネはあらかじめ湿らせた川砂に混ぜて、1か月ほど冷蔵庫の野菜室に入れてからまくと発芽がそろいます。順調に成長すると2年目には開花します。
株分け:2月から3月に植え替えと同時に行います。親株から伸びた細い地下茎の先についた子株を切り分けます。
主な作業
タネの採取:夏の終りごろから秋口に果実が熟します。乾燥した果実のへたに穴があいて、そこからタネがこぼれ落ちます。果実の一部が茶色に変色して乾燥し始めたら果実ごと採取して紙袋に入れ、数日間乾燥させて袋ごと振ると、簡単にタネがとれます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なた、または明るい日陰で育てます。鉢植えの場合は、盛夏だけ明るい日陰に移動させたほうが無難です。なるべく涼しく過ごさせるため、風通しのよい場所を選びます。
水やり
鉢植えの場合、表土が乾いたらたっぷり与えます。庭植えの場合はよほど乾燥が続かなければ、水やりの必要はありません。
肥料
3~4号鉢を基準に、植えつけの際に三要素等量か、リン酸が多めの緩効性の固形肥料を元肥として一つまみか二つまみほど施します。4月から5月の成長期には三要素等量の液体肥料を2000倍に薄めて追肥します。子株は夏の間も施します。秋にはリン酸が多めの緩効性の固形肥料を追肥します。盆栽づくりの場合は、秋の施肥だけでもかまいません。
病気と害虫
害虫:ヨトウムシ
ヨトウムシが葉や蕾を食害します。5月から6月の発生時期には夜間の見回りを怠らないようにし、見つけしだい捕殺しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい砂質土、例えば軽石、桐生砂、硬質鹿沼土の小粒を等量混合したものなどで植えます。乾きすぎるようなら赤玉土を少し加えてもよいでしょう。地植えの場合は、この用土を客土して植えます。ホタルブクロと同じ土でも育ちますが、過湿で失敗しやすくなるのでおすすめはできません。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは毎年2月から3月、または9月に植え替えますが、盆栽づくりの場合は1年おきの植え替えでもかまいません。イシダテホタルブクロは非常にふえやすく、すぐに根詰まりを起こすため、毎年植え替えます。庭植えの場合は必ずしも植え替えは必須ではありません。しかし、地下茎が伸びてあちこちに移動するので、不必要な場所に生えたものを2月から3月に移植します。
ふやし方
タネまき:2月から3月に、タネは赤玉土やバーミキューライトにまきます。タネはあらかじめ湿らせた川砂に混ぜて、1か月ほど冷蔵庫の野菜室に入れてからまくと発芽がそろいます。順調に成長すると2年目には開花します。
株分け:2月から3月に植え替えと同時に行います。親株から伸びた細い地下茎の先についた子株を切り分けます。
主な作業
タネの採取:夏の終りごろから秋口に果実が熟します。乾燥した果実のへたに穴があいて、そこからタネがこぼれ落ちます。果実の一部が茶色に変色して乾燥し始めたら果実ごと採取して紙袋に入れ、数日間乾燥させて袋ごと振ると、簡単にタネがとれます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ヤマブキソウの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
朝日の当たる明るい日陰で育てます。春は一日中日が当たるところでかまいませんが、夏は日陰に移動させて日焼けを防ぎます。遮光率は60~70%を目安とします。
庭植えは、常にある程度の湿り気のある落葉広葉樹の下が適します。元の土に腐葉土を3割ほど混ぜて植えます。砂質で乾きすぎる場合は黒土などを混ぜて水もちをよくし、粘土質で湿りすぎる場合はパーライトや赤玉土などを混ぜて水はけをよくします。さらに15cmほど土を盛り上げてから植えつけます。
水やり
鉢植えは乾かないように、常にある程度の湿り気を保ちます。夏の間は二重鉢にするか砂床に置き、暑さと乾燥から保護します。庭植えも、しおれていたら十分に水を与えます。
肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢当たりで二つまみ施します。
3月から9月にかけて週1回、草花用の液体肥料を1500~3000倍に薄めて追肥します。真夏の間は3000倍程度に薄めたほうが無難です。
庭植えでは、春は鉢植えと同様に施しますが、夏は必要ありません。
病気と害虫
病気:ほとんどありません。
害虫:アブラムシ、ハモグリバエ
アブラムシ、ハモグリバエが発生しますが、多くはありません。
用土(鉢植え)
普通の草花用培養土に、赤玉土小粒を4割ほど混ぜたもので植えつけます。水はけがよく、ほどほどに肥沃な土なら使い慣れたものでかまいません。
植えつけ、 植え替え
植え替えは毎年または1年おきに行います。時期は芽が出る直前の2月から3月上旬です。根を傷つけないように注意しましょう。タネから育てている苗は成長に合わせて、時期を問わず一回り大きい鉢に植え替えます。
ふやし方
タネまき:最も効率よくふやすことができます。タネをとったらすぐにまきます。土を3~5mmほどかぶせて翌春の発芽まで乾燥しないように保ちます。発芽後2年ほどで開花サイズに成長します。発芽率はよく、適した環境であれば自然にタネがこぼれてふえていきます。
株分け:大きくなった株は、植え替えと同時に株分けができます。根茎を2~3に分割します。小分けにしないことが大切です。切り口には殺菌剤などを塗って保護します。
主な作業
タネとり:6月から7月にタネをとります。果実は朔果でタネが飛び散るので、確実にとる場合は、あらかじめ果実に袋をかけておきます。庭植えで親株がよく育っているときは自然にタネがこぼれてふえます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
朝日の当たる明るい日陰で育てます。春は一日中日が当たるところでかまいませんが、夏は日陰に移動させて日焼けを防ぎます。遮光率は60~70%を目安とします。
庭植えは、常にある程度の湿り気のある落葉広葉樹の下が適します。元の土に腐葉土を3割ほど混ぜて植えます。砂質で乾きすぎる場合は黒土などを混ぜて水もちをよくし、粘土質で湿りすぎる場合はパーライトや赤玉土などを混ぜて水はけをよくします。さらに15cmほど土を盛り上げてから植えつけます。
水やり
鉢植えは乾かないように、常にある程度の湿り気を保ちます。夏の間は二重鉢にするか砂床に置き、暑さと乾燥から保護します。庭植えも、しおれていたら十分に水を与えます。
肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢当たりで二つまみ施します。
3月から9月にかけて週1回、草花用の液体肥料を1500~3000倍に薄めて追肥します。真夏の間は3000倍程度に薄めたほうが無難です。
庭植えでは、春は鉢植えと同様に施しますが、夏は必要ありません。
病気と害虫
病気:ほとんどありません。
害虫:アブラムシ、ハモグリバエ
アブラムシ、ハモグリバエが発生しますが、多くはありません。
用土(鉢植え)
普通の草花用培養土に、赤玉土小粒を4割ほど混ぜたもので植えつけます。水はけがよく、ほどほどに肥沃な土なら使い慣れたものでかまいません。
植えつけ、 植え替え
植え替えは毎年または1年おきに行います。時期は芽が出る直前の2月から3月上旬です。根を傷つけないように注意しましょう。タネから育てている苗は成長に合わせて、時期を問わず一回り大きい鉢に植え替えます。
ふやし方
タネまき:最も効率よくふやすことができます。タネをとったらすぐにまきます。土を3~5mmほどかぶせて翌春の発芽まで乾燥しないように保ちます。発芽後2年ほどで開花サイズに成長します。発芽率はよく、適した環境であれば自然にタネがこぼれてふえていきます。
株分け:大きくなった株は、植え替えと同時に株分けができます。根茎を2~3に分割します。小分けにしないことが大切です。切り口には殺菌剤などを塗って保護します。
主な作業
タネとり:6月から7月にタネをとります。果実は朔果でタネが飛び散るので、確実にとる場合は、あらかじめ果実に袋をかけておきます。庭植えで親株がよく育っているときは自然にタネがこぼれてふえます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
野生ギクの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して風通しのよい日なたで育てます。真夏も日よけなどは必要ありません。庭植えの場合は10~30cmほど盛土した上に植えると、根腐れの心配がありません。
水やり
表土が乾いたら十分に与えます。比較的乾燥に強い植物ですが、たびたび水切れを起こすと下葉が枯れ上がってみすぼらしくなります。庭植えの場合はほとんど必要ありません。
肥料
植え替えの際に、リン酸とカリウムの多い緩効性化成肥料を3号鉢で一つまみか、二つまみ施します。4月から9月にかけて、1週間に1回、液体肥料を1000倍に薄めて施します。春の間だけ親指大の油かすの玉肥を3号鉢で1~2個追肥してもよいでしょう。庭植えの場合はほとんど必要ありません。
病気と害虫
病気:うどんこ病、黒斑病、褐斑病
黒斑病、褐斑病になると焦げ茶色から黒い斑点ができ、それが広がっていきます。下葉から枯れ上がり、ひどい場合は落葉します。黒斑病は健全な部分と病気の部分がはっきりしていて、褐斑病はややぼやけている点が違いますが、ともによく似ていて区別が難しいうえに、同時発生する場合があります。梅雨と秋の長雨の時期に発生します。
害虫:アワダチソウグンバイ、アザミウマ、キクスイカミキリ、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ
アワダチソウグンバイはグンバイムシの一種で、6月から10月に発生し、セイタカアワダチソウで越冬します。葉の裏に寄生して汁を吸います。葉の表面が白くかすれたようになり、ひどい場合は葉が黄色く変色して落葉します。ふんにカビが生えて黒く汚れる(すす病)こともあります。
キクスイカミキリの成虫は黒っぽい体長1cmほどの小さなカミキリムシです。4月から6月に周辺のヨモギや前年に発生した株から飛来します。成虫は茎をかじり、そこに卵を産みつけます。するとそこから先端は枯れてしまい、さらに幼虫が茎の内部を食い荒らして根元まで降り、やがて全体を枯らしてしまいます。成虫は見つけしだい捕殺し、被害部分を見つけたらすぐに切り捨てて幼虫を駆除します。周辺にキク科の雑草を生やさないのも有効な予防策です。
用土(鉢植え)
水はけのよい土であれば土質を選びません。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土のほか、市販の草花用培養土でもよく育ちます。盆栽仕立てにする場合は鹿沼土と赤玉土、軽石の各小粒を等量配合したもので植えてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
2月から3月の芽出し直前に植え替えます。よくふえてすぐに根詰まりを起こすので、鉢植えの場合は毎年植え替えます。盆栽仕立ての場合は数年に1回でもかまいません。庭植えの場合は特に植え替えの必要はありませんが、3年に1回は掘り上げて株分けします。予定外の場所に生えてきたものは抜くか、早めに移植します。
ふやし方
株分け:2月から3月の芽出し直前に株を分けます。3~5芽で1株になるようにハサミで切り分けます。
さし芽:5月から6月に、新芽の先端をさします。茎の途中の部分を使っても根づきますが成長が劣ります。
主な作業
切り戻し:枝を多くして花数をふやすために、5月から6月に1/3から半分ほどを残して上部を切り取ります。伸びてきた枝が、さらに伸びすぎるようならばもう1回、伸びた枝の先端を摘み取ってもかまいません。
花がら摘み:終わった花はタネが散らないうちに切り取ります。放置すると、雑種化したものが育ち、生育旺盛で元からあったものを駆逐してしまうことがあります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して風通しのよい日なたで育てます。真夏も日よけなどは必要ありません。庭植えの場合は10~30cmほど盛土した上に植えると、根腐れの心配がありません。
水やり
表土が乾いたら十分に与えます。比較的乾燥に強い植物ですが、たびたび水切れを起こすと下葉が枯れ上がってみすぼらしくなります。庭植えの場合はほとんど必要ありません。
肥料
植え替えの際に、リン酸とカリウムの多い緩効性化成肥料を3号鉢で一つまみか、二つまみ施します。4月から9月にかけて、1週間に1回、液体肥料を1000倍に薄めて施します。春の間だけ親指大の油かすの玉肥を3号鉢で1~2個追肥してもよいでしょう。庭植えの場合はほとんど必要ありません。
病気と害虫
病気:うどんこ病、黒斑病、褐斑病
黒斑病、褐斑病になると焦げ茶色から黒い斑点ができ、それが広がっていきます。下葉から枯れ上がり、ひどい場合は落葉します。黒斑病は健全な部分と病気の部分がはっきりしていて、褐斑病はややぼやけている点が違いますが、ともによく似ていて区別が難しいうえに、同時発生する場合があります。梅雨と秋の長雨の時期に発生します。
害虫:アワダチソウグンバイ、アザミウマ、キクスイカミキリ、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ
アワダチソウグンバイはグンバイムシの一種で、6月から10月に発生し、セイタカアワダチソウで越冬します。葉の裏に寄生して汁を吸います。葉の表面が白くかすれたようになり、ひどい場合は葉が黄色く変色して落葉します。ふんにカビが生えて黒く汚れる(すす病)こともあります。
キクスイカミキリの成虫は黒っぽい体長1cmほどの小さなカミキリムシです。4月から6月に周辺のヨモギや前年に発生した株から飛来します。成虫は茎をかじり、そこに卵を産みつけます。するとそこから先端は枯れてしまい、さらに幼虫が茎の内部を食い荒らして根元まで降り、やがて全体を枯らしてしまいます。成虫は見つけしだい捕殺し、被害部分を見つけたらすぐに切り捨てて幼虫を駆除します。周辺にキク科の雑草を生やさないのも有効な予防策です。
用土(鉢植え)
水はけのよい土であれば土質を選びません。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土のほか、市販の草花用培養土でもよく育ちます。盆栽仕立てにする場合は鹿沼土と赤玉土、軽石の各小粒を等量配合したもので植えてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
2月から3月の芽出し直前に植え替えます。よくふえてすぐに根詰まりを起こすので、鉢植えの場合は毎年植え替えます。盆栽仕立ての場合は数年に1回でもかまいません。庭植えの場合は特に植え替えの必要はありませんが、3年に1回は掘り上げて株分けします。予定外の場所に生えてきたものは抜くか、早めに移植します。
ふやし方
株分け:2月から3月の芽出し直前に株を分けます。3~5芽で1株になるようにハサミで切り分けます。
さし芽:5月から6月に、新芽の先端をさします。茎の途中の部分を使っても根づきますが成長が劣ります。
主な作業
切り戻し:枝を多くして花数をふやすために、5月から6月に1/3から半分ほどを残して上部を切り取ります。伸びてきた枝が、さらに伸びすぎるようならばもう1回、伸びた枝の先端を摘み取ってもかまいません。
花がら摘み:終わった花はタネが散らないうちに切り取ります。放置すると、雑種化したものが育ち、生育旺盛で元からあったものを駆逐してしまうことがあります。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ヤグルマギク(一年草セントーレア)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば、場所を選ばず育てやすい花です。ヨーロッパの麦畑やトウモロコシ畑では雑草化するほどで、こぼれダネでよくふえます。日陰や湿地では育たず、肥沃地では大きく茂って倒れやすくなります。
植え場所は、酸性土の場合は石灰で中和しておき、水はけをよくすることが大切です。
水やり
庭植えでは、ほとんど必要ありません。
鉢植えでは、多湿にならないよう、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料
やせ地や荒れ地でもよく育つので、庭植えではほとんど必要ありません。
鉢植えでは、置き肥を月1回、または液体肥料を月2~3回施します。
病気と害虫
病気:立枯病
連作すると立枯病が出ることがあるので、数年ごとに植え場所を変えると安心です。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
害虫は見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
赤玉土7、腐葉土3の配合土などや、一般の草花用培養土が利用できます。
植えつけ、 植え替え
ポット苗はほぼ一年中植えつけ可能です。移植するときに根を切ると生育が悪くなるので、一度植えつけたらそのまま育てます。場所によっては、こぼれダネが自然に芽生えて毎年開花します。
ふやし方
タネでふやします。タネは比較的大きく、発芽がよいので、花壇などに直まきもできます。確実に苗をつくるならポットにまいて育て、本葉5~7枚くらいで定植します。発芽適温は15~20℃ですが、夏や冬でも発芽します。夏まきの場合はなるべく涼しい日陰で管理し、冬まきの場合はフレーム内や軒下などで管理します。
主な作業
タネまき:タネは、青色系の花のものが性質が強くふえやすいので、桃色花などをふやしたいときは、その花色の花だけを隔離しておいてタネをとります。
摘心:ほとんど放任でよいくらいですが、肥料分が多いと徒長して茎も柔らかくなり、倒れやすくなります。茎が伸び始めた草丈10~20cmのときに摘心して側枝を伸ばすのもよい方法です。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば、場所を選ばず育てやすい花です。ヨーロッパの麦畑やトウモロコシ畑では雑草化するほどで、こぼれダネでよくふえます。日陰や湿地では育たず、肥沃地では大きく茂って倒れやすくなります。
植え場所は、酸性土の場合は石灰で中和しておき、水はけをよくすることが大切です。
水やり
庭植えでは、ほとんど必要ありません。
鉢植えでは、多湿にならないよう、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料
やせ地や荒れ地でもよく育つので、庭植えではほとんど必要ありません。
鉢植えでは、置き肥を月1回、または液体肥料を月2~3回施します。
病気と害虫
病気:立枯病
連作すると立枯病が出ることがあるので、数年ごとに植え場所を変えると安心です。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
害虫は見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
赤玉土7、腐葉土3の配合土などや、一般の草花用培養土が利用できます。
植えつけ、 植え替え
ポット苗はほぼ一年中植えつけ可能です。移植するときに根を切ると生育が悪くなるので、一度植えつけたらそのまま育てます。場所によっては、こぼれダネが自然に芽生えて毎年開花します。
ふやし方
タネでふやします。タネは比較的大きく、発芽がよいので、花壇などに直まきもできます。確実に苗をつくるならポットにまいて育て、本葉5~7枚くらいで定植します。発芽適温は15~20℃ですが、夏や冬でも発芽します。夏まきの場合はなるべく涼しい日陰で管理し、冬まきの場合はフレーム内や軒下などで管理します。
主な作業
タネまき:タネは、青色系の花のものが性質が強くふえやすいので、桃色花などをふやしたいときは、その花色の花だけを隔離しておいてタネをとります。
摘心:ほとんど放任でよいくらいですが、肥料分が多いと徒長して茎も柔らかくなり、倒れやすくなります。茎が伸び始めた草丈10~20cmのときに摘心して側枝を伸ばすのもよい方法です。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
モモバギキョウの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。寒冷地では一日中日なたでも問題ありません。暑い7月から9月上旬は30~40%の遮光をして、日焼けや高温障害を防ぎます。冬は北風にさらされないような場所に置きます。
庭植えにする場合は、鉢植え用の用土を客土して植えます。この場合、赤玉土は使いません。‘ニチダ’‘ニチダ・アルバ’などの小型タイプの園芸品種はロックガーデンを築いて植えつけます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えでは、よほど晴天が続いて乾燥しないかぎり必要ありません。鉢植えの場合、夏の間は二重鉢や、砂床(発泡スチロール箱の側面の下方2~3cmのところに水抜き用の穴を数か所あけ、その中に洗った軽石や鹿沼土の小粒を満たしたもの)に埋めておくと、乾燥防止と鉢内温度の上昇抑制に効果的です。
肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢相当の株で二つまみ施します。3月から9月にかけて、月に1~2回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。庭植えの場合も同様です。
病気と害虫
病気:軟腐病、うどんこ病
軟腐病は6月から10月に発生し、茎の根元が腐って抜けます。気づいたときには手遅れで、ほぼ確実に枯れます。栽培場所の風通しをよくし、用土を水はけのよいものに替えて、茎のつけ根から上の部分を粗い砂利にするだけでかなり予防できます。
うどんこ病は5月から6月に発生し、葉の表面に白っぽい粉をかけたようなカビが生えます。あまり重症化はしませんが、見た目はよくありません。
害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
ヨトウムシが主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。温暖な都市部では一年中見られることもあります。
ハダニは夏に葉裏を中心に、アブラムシは主に春に新芽や蕾につきます。
用土(鉢植え)
軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂(または赤玉土)の各小粒を、等量または2:4:4の割合で混ぜて使います。市販の山野草用培養土もよいでしょう。いずれの場合も、水でよく洗って、みじんを完全に抜いてから使います。赤玉土はふるいでしっかりふるっておきます。根と茎の境界線あたりから上は、花崗岩質の粗い砂利で覆っておきます。
寒冷地では普通の草花用培養土で問題なく育てることができます。その場合でも‘ニチダ’‘ニチダ・アルバ’などの小型タイプの園芸品種は、必ず上記のような用土で植えます。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは毎年、または1年おきに行います。時期は芽が出る直前の2月から3月上旬です。その際、太いゴボウ状の根は傷つけないように注意しましょう。実生苗は時期を問わず、成長に合わせて一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
タネまき:タネは冷蔵庫に保管し、翌年の2月から3月上旬にまきます。発芽率はよいので密にまきすぎないように注意します。まいたタネは、順調ならば2年目に開花します。
株分け:植え替えと同時に行います。庭植えは3年に1回がおすすめです。古くなった根茎を、自然に分かれる部分で分けます。つながった根茎は、それぞれの芽に十分に根がついているのならナイフなどで切り分けても問題ありません。その場合、切り口には癒合剤や殺菌剤を塗って保護しておきます。
主な作業
支柱立て:茎が倒れるようなら、支柱を立てて支えます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。寒冷地では一日中日なたでも問題ありません。暑い7月から9月上旬は30~40%の遮光をして、日焼けや高温障害を防ぎます。冬は北風にさらされないような場所に置きます。
庭植えにする場合は、鉢植え用の用土を客土して植えます。この場合、赤玉土は使いません。‘ニチダ’‘ニチダ・アルバ’などの小型タイプの園芸品種はロックガーデンを築いて植えつけます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えでは、よほど晴天が続いて乾燥しないかぎり必要ありません。鉢植えの場合、夏の間は二重鉢や、砂床(発泡スチロール箱の側面の下方2~3cmのところに水抜き用の穴を数か所あけ、その中に洗った軽石や鹿沼土の小粒を満たしたもの)に埋めておくと、乾燥防止と鉢内温度の上昇抑制に効果的です。
肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢相当の株で二つまみ施します。3月から9月にかけて、月に1~2回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。庭植えの場合も同様です。
病気と害虫
病気:軟腐病、うどんこ病
軟腐病は6月から10月に発生し、茎の根元が腐って抜けます。気づいたときには手遅れで、ほぼ確実に枯れます。栽培場所の風通しをよくし、用土を水はけのよいものに替えて、茎のつけ根から上の部分を粗い砂利にするだけでかなり予防できます。
うどんこ病は5月から6月に発生し、葉の表面に白っぽい粉をかけたようなカビが生えます。あまり重症化はしませんが、見た目はよくありません。
害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
ヨトウムシが主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。温暖な都市部では一年中見られることもあります。
ハダニは夏に葉裏を中心に、アブラムシは主に春に新芽や蕾につきます。
用土(鉢植え)
軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂(または赤玉土)の各小粒を、等量または2:4:4の割合で混ぜて使います。市販の山野草用培養土もよいでしょう。いずれの場合も、水でよく洗って、みじんを完全に抜いてから使います。赤玉土はふるいでしっかりふるっておきます。根と茎の境界線あたりから上は、花崗岩質の粗い砂利で覆っておきます。
寒冷地では普通の草花用培養土で問題なく育てることができます。その場合でも‘ニチダ’‘ニチダ・アルバ’などの小型タイプの園芸品種は、必ず上記のような用土で植えます。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは毎年、または1年おきに行います。時期は芽が出る直前の2月から3月上旬です。その際、太いゴボウ状の根は傷つけないように注意しましょう。実生苗は時期を問わず、成長に合わせて一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
タネまき:タネは冷蔵庫に保管し、翌年の2月から3月上旬にまきます。発芽率はよいので密にまきすぎないように注意します。まいたタネは、順調ならば2年目に開花します。
株分け:植え替えと同時に行います。庭植えは3年に1回がおすすめです。古くなった根茎を、自然に分かれる部分で分けます。つながった根茎は、それぞれの芽に十分に根がついているのならナイフなどで切り分けても問題ありません。その場合、切り口には癒合剤や殺菌剤を塗って保護しておきます。
主な作業
支柱立て:茎が倒れるようなら、支柱を立てて支えます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
モナルダの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性と耐暑性が強く、ディディマ種やフィスツローサ種は地下茎を伸ばして広がります。日当たりと水はけのよい場所であれば、それほど場所も選ばずに栽培できます。やせ地でも育ちますが、腐植質が多く、水分が十分ある場所のほうが生育良好です。種や品種によって性質の強弱があり、繁殖力にも違いが見られます。
水やり
庭植えでは、根がしっかり張ったものには、ほとんど水やりの必要はありません。赤花のディディマ種は、乾燥させると株が弱るので、様子を見て水やりします。
鉢植えでは、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。春の成長期から開花期までは、特に水切れしないよう十分に与えます。
肥料
庭植えでは、腐植質の多い場所では施さなくてもよいくらいですが、3月から4月と9月から11月に、株のまわりに緩効性肥料などをまいておくと、生育がより旺盛になり、花数もふえます。
鉢植えも、3月から4月と9月から11月に、緩効性肥料などを置き肥として施し、さらに春の成長期から開花期まで、生育の様子を見て液体肥料を月2~3回施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病など
品種によってかなり異なりますが、うどんこ病がつきやすいので、早めに防除します。混みすぎないよう風通しをよくして、灰色かび病などの予防に努めます。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、メイガ類の幼虫など
日ごろからよく観察し、害虫を発見したら早めの防除を心がけます。
用土(鉢植え)
用土はそれほど選ばず、一般の草花用培養土や、赤玉土7、腐葉土3の配合土などが利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:日当たりのよい場所に腐葉土などをよく混ぜて、春か秋に植えつけます。ポット苗、株分け苗、いずれも利用できます。ディディマ種やフィスツローサ種は、地下茎が長く伸びて広がるので、場所や目的によっては根域を制限しておく必要があります。
植え替え:繁殖力が旺盛なので、周囲の植物とのバランスをとるために、庭植えでは数年ごとに植え直します。春か秋に掘り上げて、必要な分だけ植えつけます。
鉢植えでは、根詰まりすると生育が悪くなるので、毎年植え替えます。元気のよい若い地下茎を切り取って、新しい用土で植えつけます。
ふやし方
株分け:3月から4月、9月から11月に行います。プンクタータ種は地下茎が出ないので株分けは困難ですが、さし芽はできます。
さし芽:3月から4月、9月から11月に行います。頂芽、わき芽、節ざしと、どの部分でも発根します。
タネまき:3月から4月、9月から11月に行います。ただし、園芸品種の場合、タネをまくと個体差が出るので、同じ株をふやすには株分けかさし芽を行います。
一年草のレモンベルガモットは、毎年タネをまいて育てます。耐寒性があるので、よほどの寒地でないかぎり、苗を栽培できます。プンクタータ種もタネをまいて育てます。
主な作業
花がら摘み:開花後も球状に長く残るので、しばらく観賞することができますが、色があせてきたり、見苦しいようなら切り取ります。
晩秋の刈り込み:晩秋には地際近くで刈り込んでおきます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性と耐暑性が強く、ディディマ種やフィスツローサ種は地下茎を伸ばして広がります。日当たりと水はけのよい場所であれば、それほど場所も選ばずに栽培できます。やせ地でも育ちますが、腐植質が多く、水分が十分ある場所のほうが生育良好です。種や品種によって性質の強弱があり、繁殖力にも違いが見られます。
水やり
庭植えでは、根がしっかり張ったものには、ほとんど水やりの必要はありません。赤花のディディマ種は、乾燥させると株が弱るので、様子を見て水やりします。
鉢植えでは、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。春の成長期から開花期までは、特に水切れしないよう十分に与えます。
肥料
庭植えでは、腐植質の多い場所では施さなくてもよいくらいですが、3月から4月と9月から11月に、株のまわりに緩効性肥料などをまいておくと、生育がより旺盛になり、花数もふえます。
鉢植えも、3月から4月と9月から11月に、緩効性肥料などを置き肥として施し、さらに春の成長期から開花期まで、生育の様子を見て液体肥料を月2~3回施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病など
品種によってかなり異なりますが、うどんこ病がつきやすいので、早めに防除します。混みすぎないよう風通しをよくして、灰色かび病などの予防に努めます。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、メイガ類の幼虫など
日ごろからよく観察し、害虫を発見したら早めの防除を心がけます。
用土(鉢植え)
用土はそれほど選ばず、一般の草花用培養土や、赤玉土7、腐葉土3の配合土などが利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:日当たりのよい場所に腐葉土などをよく混ぜて、春か秋に植えつけます。ポット苗、株分け苗、いずれも利用できます。ディディマ種やフィスツローサ種は、地下茎が長く伸びて広がるので、場所や目的によっては根域を制限しておく必要があります。
植え替え:繁殖力が旺盛なので、周囲の植物とのバランスをとるために、庭植えでは数年ごとに植え直します。春か秋に掘り上げて、必要な分だけ植えつけます。
鉢植えでは、根詰まりすると生育が悪くなるので、毎年植え替えます。元気のよい若い地下茎を切り取って、新しい用土で植えつけます。
ふやし方
株分け:3月から4月、9月から11月に行います。プンクタータ種は地下茎が出ないので株分けは困難ですが、さし芽はできます。
さし芽:3月から4月、9月から11月に行います。頂芽、わき芽、節ざしと、どの部分でも発根します。
タネまき:3月から4月、9月から11月に行います。ただし、園芸品種の場合、タネをまくと個体差が出るので、同じ株をふやすには株分けかさし芽を行います。
一年草のレモンベルガモットは、毎年タネをまいて育てます。耐寒性があるので、よほどの寒地でないかぎり、苗を栽培できます。プンクタータ種もタネをまいて育てます。
主な作業
花がら摘み:開花後も球状に長く残るので、しばらく観賞することができますが、色があせてきたり、見苦しいようなら切り取ります。
晩秋の刈り込み:晩秋には地際近くで刈り込んでおきます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
メセンの仲間(夏型)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
夏生育型の多肉植物として栽培します。霜に当たっても問題のない種類もありますが、逆に寒さに弱い種類もあります。それぞれの種類の耐寒性を把握したうえで管理するか、もしわからない場合には厳寒期には室内に取り込んだり、防寒しましょう。
すべての種類が、元気に育つには夏場に明るい光が当たることが必要です。しかし、高温多湿に弱い種類は風通しを図り、遮光をして涼しい環境を整えることが必要な場合もあります。
水やり
10月から3月ごろの低温期には、休眠するので断水して冬越しさせます。乾燥させることにより樹液が濃くなると、より低温に耐えられるようになります。
春に新芽が動き始めたら徐々に水やりを始め、その後の生育期は用土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
春から秋にかけての生育期に、緩効性化成肥料か液体肥料を少量施します。
病気と害虫
蕾や花にカイガラムシやアブラムシ、根にネジラミ(サボテンネコナカイガラムシ)が発生することがあります。また、花弁がナメクジの、葉がヨトウムシやハダニの食害にあうことがあります。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土を用います。鹿沼土小粒2、赤玉土小粒2、ピートモス2、川砂2、くん炭2などの配合土がよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
用土が古くなり、株の生育が鈍ったら植え替えを行います。適期は生育期の直前か初期ですが、多くの種類で生育期間中はいつでも可能です。
ふやし方
タネまき、株分け、さし木でふやします。
タネまき:花後についた果実が熟したらタネを採取して保存し、3月から5月にまきます。
株分け、さし木:群生している株は、3月から9月の植え替え時に株分けをしたり、切り取ってさし木してもよいでしょう。
主な作業
摘心:低木状に背丈が伸びる種類は、適度に摘心をして分枝を促すと形よく育ちます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
夏生育型の多肉植物として栽培します。霜に当たっても問題のない種類もありますが、逆に寒さに弱い種類もあります。それぞれの種類の耐寒性を把握したうえで管理するか、もしわからない場合には厳寒期には室内に取り込んだり、防寒しましょう。
すべての種類が、元気に育つには夏場に明るい光が当たることが必要です。しかし、高温多湿に弱い種類は風通しを図り、遮光をして涼しい環境を整えることが必要な場合もあります。
水やり
10月から3月ごろの低温期には、休眠するので断水して冬越しさせます。乾燥させることにより樹液が濃くなると、より低温に耐えられるようになります。
春に新芽が動き始めたら徐々に水やりを始め、その後の生育期は用土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
春から秋にかけての生育期に、緩効性化成肥料か液体肥料を少量施します。
病気と害虫
蕾や花にカイガラムシやアブラムシ、根にネジラミ(サボテンネコナカイガラムシ)が発生することがあります。また、花弁がナメクジの、葉がヨトウムシやハダニの食害にあうことがあります。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土を用います。鹿沼土小粒2、赤玉土小粒2、ピートモス2、川砂2、くん炭2などの配合土がよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
用土が古くなり、株の生育が鈍ったら植え替えを行います。適期は生育期の直前か初期ですが、多くの種類で生育期間中はいつでも可能です。
ふやし方
タネまき、株分け、さし木でふやします。
タネまき:花後についた果実が熟したらタネを採取して保存し、3月から5月にまきます。
株分け、さし木:群生している株は、3月から9月の植え替え時に株分けをしたり、切り取ってさし木してもよいでしょう。
主な作業
摘心:低木状に背丈が伸びる種類は、適度に摘心をして分枝を促すと形よく育ちます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ムラサキツユクサの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性と耐暑性が強く、日なたから明るい日陰まで幅広い環境に適応し、湿り気のあるところから乾燥地まで、ほとんど場所を選びません。一度植えつければ放任でもよいくらいです。こぼれダネからも自然によくふえ、コンクリートのわずかなすき間からも芽生えて育つほどです。
生育旺盛ですが、鉢植えの場合は少し気難しい面があり、水はけをよくして、しかも乾燥させないよう、用土の劣化や根詰まりなどに注意します。
水やり
庭植えでは、ほとんど必要ありません。
鉢植えでは、多湿にならないように注意して、成長期の春は用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬の休眠期や夏の高温期は乾燥気味のほうがよく、多肥多湿は根腐れを起こします。
肥料
庭植えでは、ほとんど必要ありません。肥料分が多いと伸びすぎて倒れやすくなります。
鉢植えでは、春の成長期と秋に、緩効性肥料なら月1回、液体肥料なら月3~4回施します。夏の高温期には肥料分が残らないようにしておきます。
病気と害虫
ほとんど見られません。鉢植えは水はけをよくしておき、根腐れなどを防ぎます。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土が利用できますが、水はけをよくするため、軽石や鹿沼土などを3割くらい混ぜておくと安心です。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗はほぼ一年中植えつけ可能です。株分けして植えつける場合は、3月から4月または10月から11月ごろが適期です。開花後に刈り込んで株を移植することも可能です。
植え替え:庭植えは植えっぱなしで毎年よく咲きます。株がふえるので、不要な部分は抜き取りや刈り込みでバランスをとります。
鉢植えでは、根詰まりで生育が悪くなるので、1~2年ごとに、春か秋、根をほぐして新しい用土で植え直します。
ふやし方
タネまき:とったタネをまく場合は、個体差が出ます。
こぼれダネでもふえます。
株分け:春か秋に行います。
主な作業
刈り込み:開花後に早めに刈り込みます。草姿がすっきりとし、高温期に葉先が枯れるのも防げます。枝分かれして咲き続けている場合は、早く咲き終わったところから切り取ると、わき枝の花が長く咲き続けます。
全体が咲き終わったら地際で切り取ります。手で抜き取ってもよく、地上部がまったくなくなっても再び芽吹きます。
冬の間も葉が茂っていることが多く、伸びすぎた葉は刈り込んで形を整えておきます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性と耐暑性が強く、日なたから明るい日陰まで幅広い環境に適応し、湿り気のあるところから乾燥地まで、ほとんど場所を選びません。一度植えつければ放任でもよいくらいです。こぼれダネからも自然によくふえ、コンクリートのわずかなすき間からも芽生えて育つほどです。
生育旺盛ですが、鉢植えの場合は少し気難しい面があり、水はけをよくして、しかも乾燥させないよう、用土の劣化や根詰まりなどに注意します。
水やり
庭植えでは、ほとんど必要ありません。
鉢植えでは、多湿にならないように注意して、成長期の春は用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬の休眠期や夏の高温期は乾燥気味のほうがよく、多肥多湿は根腐れを起こします。
肥料
庭植えでは、ほとんど必要ありません。肥料分が多いと伸びすぎて倒れやすくなります。
鉢植えでは、春の成長期と秋に、緩効性肥料なら月1回、液体肥料なら月3~4回施します。夏の高温期には肥料分が残らないようにしておきます。
病気と害虫
ほとんど見られません。鉢植えは水はけをよくしておき、根腐れなどを防ぎます。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土が利用できますが、水はけをよくするため、軽石や鹿沼土などを3割くらい混ぜておくと安心です。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗はほぼ一年中植えつけ可能です。株分けして植えつける場合は、3月から4月または10月から11月ごろが適期です。開花後に刈り込んで株を移植することも可能です。
植え替え:庭植えは植えっぱなしで毎年よく咲きます。株がふえるので、不要な部分は抜き取りや刈り込みでバランスをとります。
鉢植えでは、根詰まりで生育が悪くなるので、1~2年ごとに、春か秋、根をほぐして新しい用土で植え直します。
ふやし方
タネまき:とったタネをまく場合は、個体差が出ます。
こぼれダネでもふえます。
株分け:春か秋に行います。
主な作業
刈り込み:開花後に早めに刈り込みます。草姿がすっきりとし、高温期に葉先が枯れるのも防げます。枝分かれして咲き続けている場合は、早く咲き終わったところから切り取ると、わき枝の花が長く咲き続けます。
全体が咲き終わったら地際で切り取ります。手で抜き取ってもよく、地上部がまったくなくなっても再び芽吹きます。
冬の間も葉が茂っていることが多く、伸びすぎた葉は刈り込んで形を整えておきます。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ムラサキサギゴケの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたで育てます。日陰でも枯れませんが、花つきも繁殖も劣ります。鉢植えにする場合は、乾燥しやすい真夏だけ二重鉢にしたりして乾燥を防ぎます。
庭植えの場合も同様で、日当たりのよい乾燥しない場所を選んで植えます。敷石や飛び石の間、園路の縁取りに好適です。
水やり
1日1回を基本に水を与えます。冬は2~3日に1回でもよいでしょう。
庭植えの場合は土が乾燥してしおれているようなら与えます。
肥料
春から夏の間に月2~3回、一般の草花用液体肥料を1000倍に薄めたものを施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ナメクジに花を食害されたり、少量のアブラムシが発生したりすることがありますが、多くの場合、問題にするほどにはなりません。
用土(鉢植え)
ごく普通の草花用培養土でよく育ちます。砂質や極端に乾燥しやすい用土でなければ特に選びません。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは毎年行います。時期は休眠中の1月から2月、または9月です。同時に株分けをしてもよいでしょう。
庭植えの場合は2~3年に1回掘り上げて、株分けと植え直しを行います。
ふやし方
株分け:マット状に茂った塊を3~4分割して植えます。あまり神経質にならずに作業します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたで育てます。日陰でも枯れませんが、花つきも繁殖も劣ります。鉢植えにする場合は、乾燥しやすい真夏だけ二重鉢にしたりして乾燥を防ぎます。
庭植えの場合も同様で、日当たりのよい乾燥しない場所を選んで植えます。敷石や飛び石の間、園路の縁取りに好適です。
水やり
1日1回を基本に水を与えます。冬は2~3日に1回でもよいでしょう。
庭植えの場合は土が乾燥してしおれているようなら与えます。
肥料
春から夏の間に月2~3回、一般の草花用液体肥料を1000倍に薄めたものを施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ナメクジに花を食害されたり、少量のアブラムシが発生したりすることがありますが、多くの場合、問題にするほどにはなりません。
用土(鉢植え)
ごく普通の草花用培養土でよく育ちます。砂質や極端に乾燥しやすい用土でなければ特に選びません。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは毎年行います。時期は休眠中の1月から2月、または9月です。同時に株分けをしてもよいでしょう。
庭植えの場合は2~3年に1回掘り上げて、株分けと植え直しを行います。
ふやし方
株分け:マット状に茂った塊を3~4分割して植えます。あまり神経質にならずに作業します。
0
0
文章
玲儿
2017年09月20日
ミヤマホタルカズラの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して風通しのよい日なたに置きます。鉢植えは、夏の間は朝日が当たる明るい日陰へ移動させてもよいでしょう。できれば雨よけをして、北風を避けられる場所で育てます。
庭に植えるときはロックガーデンを築き、鉢植え用の用土を客土します。過湿に弱いので、地面より15cm以上高くしたところに植えます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に水を与えます。
庭植えは、晴天が続かないかぎり水やりの必要はありません。
肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、5号鉢で一つまみ施します。
鉢植えは、4月から9月に1か月2回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。肥料が多すぎると姿が乱れるので、少なめを心がけましょう。盆栽的につくるのなら、追肥をしなくてもよいでしょう。
庭植えの場合はほとんど必要ありません。
病気と害虫
病気:ほとんどありません。
害虫:花や蕾にアブラムシがつくことがある程度で、ほとんどありません。
用土(鉢植え)
軽石小粒、硬質鹿沼土小粒(または日向土小粒)、桐生砂小粒(または赤玉土小粒)を、等量または2:4:4の割合で混ぜて使います。市販の山野草用の土もよいでしょう。赤玉土はふるいでしっかりふるっておきましょう。
植えつけ、 植え替え
花後の5月から6月に行います。根鉢は軽くくずす程度とします。土をすべて落とすと、やや根づきにくいところがあるので、市販のものを植え替える場合は、さし木をして仕立て直したほうが無難です。
ふやし方
さし木:8月から9月に行います。さし穂は茎の先端を使い、切り口には発根促進剤をつけておきます。
主な作業
切り戻し・摘心:花後、枝を軽く切り戻します。その後も枝が伸びすぎるようなら、先端の芽を摘みます。この作業は7月以降は行いません。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して風通しのよい日なたに置きます。鉢植えは、夏の間は朝日が当たる明るい日陰へ移動させてもよいでしょう。できれば雨よけをして、北風を避けられる場所で育てます。
庭に植えるときはロックガーデンを築き、鉢植え用の用土を客土します。過湿に弱いので、地面より15cm以上高くしたところに植えます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に水を与えます。
庭植えは、晴天が続かないかぎり水やりの必要はありません。
肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、5号鉢で一つまみ施します。
鉢植えは、4月から9月に1か月2回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。肥料が多すぎると姿が乱れるので、少なめを心がけましょう。盆栽的につくるのなら、追肥をしなくてもよいでしょう。
庭植えの場合はほとんど必要ありません。
病気と害虫
病気:ほとんどありません。
害虫:花や蕾にアブラムシがつくことがある程度で、ほとんどありません。
用土(鉢植え)
軽石小粒、硬質鹿沼土小粒(または日向土小粒)、桐生砂小粒(または赤玉土小粒)を、等量または2:4:4の割合で混ぜて使います。市販の山野草用の土もよいでしょう。赤玉土はふるいでしっかりふるっておきましょう。
植えつけ、 植え替え
花後の5月から6月に行います。根鉢は軽くくずす程度とします。土をすべて落とすと、やや根づきにくいところがあるので、市販のものを植え替える場合は、さし木をして仕立て直したほうが無難です。
ふやし方
さし木:8月から9月に行います。さし穂は茎の先端を使い、切り口には発根促進剤をつけておきます。
主な作業
切り戻し・摘心:花後、枝を軽く切り戻します。その後も枝が伸びすぎるようなら、先端の芽を摘みます。この作業は7月以降は行いません。
0
0