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玲儿
2017年09月20日
モモバギキョウの基本情報
学名:Campanula persicifolia (C.nitida,C.planiflora)
和名:モモバギキョウ(桃葉桔梗) その他の名前:モモノハギキョウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
モモバギキョウは宿根草としてよく知られる多年草です。林縁や森林内の開けた場所、牧草地に自生します。古くから栽培されてきたため、数多くの園芸品種があります。ヨーロッパでは標準的な宿根草で、日本への紹介も古いのですが、いまひとつ普及していません。
高さ30~90cm、茎は直立して株立ちになります。茎の先端に10数輪の釣り鐘形の花を横向きか、やや上向きに咲かせます。花色は白から青紫色まで幅があります。葉は細長くて根元から茎の中ほどまで多数つきます。和名は葉が果樹のモモの葉に似ていることからつけられました。
普通の草花を育てるような土でも生育しますが、夏が暑い日本の多くの地域では短命に終わりがちなので、水はけのよい土にすることをすすめます。
種類(原種、園芸品種)
‘ニチダ’
Campanula persicifolia ‘Nitida’
モモバギキョウの矮性品種で、草丈15cm前後になる。栽培上は高山植物として扱う。
‘ニチダ・アルバ’
Campanula persicifolia ‘Nitida Alba’
‘ニチダ’の白花タイプ。扱いは‘ニチダ’と同じ。
カンパニュラ・ラティロバ
Campanula latiloba
高さ1m前後、茎はまっすぐで株立ちになる。茎先に花柄のない花が密集して花穂となる。原産地はトルコ北部の草原。
カンパニュラ・トラケリウム
Campanula trachelium
高さ1m前後で、株立ちになる。茎の先端や上部の葉のわきに、長さ3cm前後の釣り鐘形の花を咲かせる。原産地はヨーロッパから中近東、北アフリカ、西シベリア。
カンパニュラ・アリアリーフォリア
Campanula alliariifolia
ホタルブクロに似た種で、高さ40〜70cm、株立ちになる。花は白く釣り鐘形で長さ4cmほど。コーカサス地方原産。
カンパニュラ・ラプンクロイデス
Campanula rapunculoides
高さ100〜150cm、茎先は花穂となり、長さ2cmほどの花が下向きにつく。原産地はヨーロッパから東シベリア。走出茎を伸ばしてふえる。
学名:Campanula persicifolia (C.nitida,C.planiflora)
和名:モモバギキョウ(桃葉桔梗) その他の名前:モモノハギキョウ
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
モモバギキョウは宿根草としてよく知られる多年草です。林縁や森林内の開けた場所、牧草地に自生します。古くから栽培されてきたため、数多くの園芸品種があります。ヨーロッパでは標準的な宿根草で、日本への紹介も古いのですが、いまひとつ普及していません。
高さ30~90cm、茎は直立して株立ちになります。茎の先端に10数輪の釣り鐘形の花を横向きか、やや上向きに咲かせます。花色は白から青紫色まで幅があります。葉は細長くて根元から茎の中ほどまで多数つきます。和名は葉が果樹のモモの葉に似ていることからつけられました。
普通の草花を育てるような土でも生育しますが、夏が暑い日本の多くの地域では短命に終わりがちなので、水はけのよい土にすることをすすめます。
種類(原種、園芸品種)
‘ニチダ’
Campanula persicifolia ‘Nitida’
モモバギキョウの矮性品種で、草丈15cm前後になる。栽培上は高山植物として扱う。
‘ニチダ・アルバ’
Campanula persicifolia ‘Nitida Alba’
‘ニチダ’の白花タイプ。扱いは‘ニチダ’と同じ。
カンパニュラ・ラティロバ
Campanula latiloba
高さ1m前後、茎はまっすぐで株立ちになる。茎先に花柄のない花が密集して花穂となる。原産地はトルコ北部の草原。
カンパニュラ・トラケリウム
Campanula trachelium
高さ1m前後で、株立ちになる。茎の先端や上部の葉のわきに、長さ3cm前後の釣り鐘形の花を咲かせる。原産地はヨーロッパから中近東、北アフリカ、西シベリア。
カンパニュラ・アリアリーフォリア
Campanula alliariifolia
ホタルブクロに似た種で、高さ40〜70cm、株立ちになる。花は白く釣り鐘形で長さ4cmほど。コーカサス地方原産。
カンパニュラ・ラプンクロイデス
Campanula rapunculoides
高さ100〜150cm、茎先は花穂となり、長さ2cmほどの花が下向きにつく。原産地はヨーロッパから東シベリア。走出茎を伸ばしてふえる。
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玲儿
2017年09月20日
マリーゴールドの基本情報
学名:Tagetes
和名:クジャクソウ(孔雀草)、万寿菊、千寿菊
科名 / 属名:キク科 / マンジュギク属(タゲテス属)
特徴
マリーゴールドは鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。ボリューム感があり、マッス植えや花壇の縁取り、コンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには好都合な草花です。品種も多いので、組み合わせによりさまざまなバリエーションを演出できます。草丈が低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪のアフリカン・マリーゴールドが主に栽培され、両種の交配種もあります。また、メキシカン・マリードールドは、細い葉がマット状にこんもり茂り、たくさんの花を咲かせます。マリーゴールドには独特のにおいがあり、コンパニオンプランツとして、ネグサレセンチュウなどほかの植物の害虫の防除に役立つものがあります。マリーゴールドの仲間タゲテス属には50種ほどがあり、日本ではシオザキソウが帰化植物となっています。宿根性の種類では、柑橘系の強い香りのあるT・レモニー(レモン・マリーゴールド)、甘い香りで切り花にも利用されるT・ルシダ(ミント・マリーゴールド)があり、秋の花壇をにぎわしてくれます。これらは-5℃ぐらいまでなら冬越しできます。
種類(原種、園芸品種)
「デュランゴ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径6〜7cmの大輪種。
「ボーイ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径は5cmくらいの中輪種。
「タイザン」シリーズ
アフリカン・マリーゴールド。矮性種。
‘F1バニラ’
アフリカン・マリーゴールド。白花の優雅な花。
‘レモンジェム’
メキシカン・マリーゴールド。細葉孔雀草と呼ばれ一重咲き小輪多花性。ハンギングにも向く。
学名:Tagetes
和名:クジャクソウ(孔雀草)、万寿菊、千寿菊
科名 / 属名:キク科 / マンジュギク属(タゲテス属)
特徴
マリーゴールドは鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。ボリューム感があり、マッス植えや花壇の縁取り、コンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには好都合な草花です。品種も多いので、組み合わせによりさまざまなバリエーションを演出できます。草丈が低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪のアフリカン・マリーゴールドが主に栽培され、両種の交配種もあります。また、メキシカン・マリードールドは、細い葉がマット状にこんもり茂り、たくさんの花を咲かせます。マリーゴールドには独特のにおいがあり、コンパニオンプランツとして、ネグサレセンチュウなどほかの植物の害虫の防除に役立つものがあります。マリーゴールドの仲間タゲテス属には50種ほどがあり、日本ではシオザキソウが帰化植物となっています。宿根性の種類では、柑橘系の強い香りのあるT・レモニー(レモン・マリーゴールド)、甘い香りで切り花にも利用されるT・ルシダ(ミント・マリーゴールド)があり、秋の花壇をにぎわしてくれます。これらは-5℃ぐらいまでなら冬越しできます。
種類(原種、園芸品種)
「デュランゴ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径6〜7cmの大輪種。
「ボーイ」シリーズ
フレンチ・マリーゴールド。花径は5cmくらいの中輪種。
「タイザン」シリーズ
アフリカン・マリーゴールド。矮性種。
‘F1バニラ’
アフリカン・マリーゴールド。白花の優雅な花。
‘レモンジェム’
メキシカン・マリーゴールド。細葉孔雀草と呼ばれ一重咲き小輪多花性。ハンギングにも向く。
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玲儿
2017年09月20日
マトリカリアの基本情報
学名:Tanacetum parthenium
和名:ナツシロギク、イヌカミツレ その他の名前:タナセツム(タナセタム)、フィーバーヒュー
科名 / 属名:キク科 / ヨモギギク属(タナセツム属)
特徴
園芸上マトリカリアと呼ばれる植物はタナセツム属のナツシロギク(Tanacetum parthenium)です。秋まきにし、強く凍らない程度の防寒をして冬越しさせると、春に開花するので二年草として扱われますが、高温多湿を避ければ夏越しできるので、本来は多年草の植物です。タネまきのほか、さし芽でふやすこともできます。
一方、マトリカリアの名を冠する植物には、学名のマトリカリア属の植物があります。有名なものに、一年草のジャーマン・カモミール(Matricaria recutita)があります。一般的に「カモミール」と呼ばれているのはこの種類です。ちなみに、カモミールと呼ばれる植物には、別属で多年草のローマンカモミール(Chamaemelum nobile)もあります。
なお、ナツシロギクも、以前このマトリカリア属に分類されていたことがあった名残で、今も「マトリカリア」と呼ばれています。
種類(原種、園芸品種)
マトリカリア ‘サンタナ・イエロー’
Tanacetum parthenium ‘Santana Yellow’
白い舌状花と、大きく発達したクリーム色の筒状花からなるので、花全体が淡い黄色に見える。草丈15cm程度の矮性品種。
マトリカリア ‘シングル・ベグモ’
Tanacetum parthenium ‘Single Vegmo’
白い舌状花に黄色い筒状花をつける。草丈100cm程度に伸びる切り花用品種。
マトリカリア ‘ベグモ・スノーボール・エキストラ’
Tanacetum parthenium ‘Vegmo Snowball Extra’
ポンポン咲きの切り花用品種。近年ポンポン咲き品種を人工的にピンクなどに染色した切り花も流通している。
学名:Tanacetum parthenium
和名:ナツシロギク、イヌカミツレ その他の名前:タナセツム(タナセタム)、フィーバーヒュー
科名 / 属名:キク科 / ヨモギギク属(タナセツム属)
特徴
園芸上マトリカリアと呼ばれる植物はタナセツム属のナツシロギク(Tanacetum parthenium)です。秋まきにし、強く凍らない程度の防寒をして冬越しさせると、春に開花するので二年草として扱われますが、高温多湿を避ければ夏越しできるので、本来は多年草の植物です。タネまきのほか、さし芽でふやすこともできます。
一方、マトリカリアの名を冠する植物には、学名のマトリカリア属の植物があります。有名なものに、一年草のジャーマン・カモミール(Matricaria recutita)があります。一般的に「カモミール」と呼ばれているのはこの種類です。ちなみに、カモミールと呼ばれる植物には、別属で多年草のローマンカモミール(Chamaemelum nobile)もあります。
なお、ナツシロギクも、以前このマトリカリア属に分類されていたことがあった名残で、今も「マトリカリア」と呼ばれています。
種類(原種、園芸品種)
マトリカリア ‘サンタナ・イエロー’
Tanacetum parthenium ‘Santana Yellow’
白い舌状花と、大きく発達したクリーム色の筒状花からなるので、花全体が淡い黄色に見える。草丈15cm程度の矮性品種。
マトリカリア ‘シングル・ベグモ’
Tanacetum parthenium ‘Single Vegmo’
白い舌状花に黄色い筒状花をつける。草丈100cm程度に伸びる切り花用品種。
マトリカリア ‘ベグモ・スノーボール・エキストラ’
Tanacetum parthenium ‘Vegmo Snowball Extra’
ポンポン咲きの切り花用品種。近年ポンポン咲き品種を人工的にピンクなどに染色した切り花も流通している。
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玲儿
2017年09月19日
ホワイトレースフラワーの基本情報
学名:Ammi majus
和名:ドクゼリモドキ
科名 / 属名:セリ科 / ドクゼリモドキ属
特徴
ホワイトレースフラワーは、春まきも秋まきもできる一年草です。花は繊細なレースのようで、同じセリ科のニンジンやセリなどの花に似ていますが、それより花房が大きく、花房の間にすき間があります。また、花茎が堅く長さもあること、枝分かれしてほとんど一年中咲かせることができるという点で、切り花として使いやすく、1980年ごろから急速に普及しました。今も花束やフラワーアレンジなどの切り花としてよく利用され、ほかの花を引き立てる添え花として使われています。カスミソウとはひと味違った趣があり、優雅な広がりが演出でき、ボリュームアップにも効果的です。
形状や性質に個体差が見られ、早咲きや遅咲き、葉形、花房の形や小花の密度などが少しずつ異なります。ホワイトレースフラワーの名前で流通するものがほとんどで、切り花産地ではそれぞれ選抜系統が育成されています。「ドクゼリモドキ」の和名がつけられていますが、ドクゼリ(Cicuta virosa)とはまったく別の属の植物です。近縁種にアミ・ビスナガ(Ammi visnaga)があり、「イトバドクゼリモドキ」と呼ばれ、同様に利用されます。
種類(原種、園芸品種)
‘クィーン・オブ・アフリカ’
Ammi majus ‘Queen of Africa’
標準タイプ。
‘グレースランド’
Ammi majus ‘Graceland’
晩生種。
アミ・ビスナガ
Ammi visnaga
和名はイトバドクゼリモドキ。葉はウイキョウに似て繊細。花房が大きく、大きな渦を思わせるようなダイナミックな花を咲かせる。選抜系に‘グリーンミスト’がある。
学名:Ammi majus
和名:ドクゼリモドキ
科名 / 属名:セリ科 / ドクゼリモドキ属
特徴
ホワイトレースフラワーは、春まきも秋まきもできる一年草です。花は繊細なレースのようで、同じセリ科のニンジンやセリなどの花に似ていますが、それより花房が大きく、花房の間にすき間があります。また、花茎が堅く長さもあること、枝分かれしてほとんど一年中咲かせることができるという点で、切り花として使いやすく、1980年ごろから急速に普及しました。今も花束やフラワーアレンジなどの切り花としてよく利用され、ほかの花を引き立てる添え花として使われています。カスミソウとはひと味違った趣があり、優雅な広がりが演出でき、ボリュームアップにも効果的です。
形状や性質に個体差が見られ、早咲きや遅咲き、葉形、花房の形や小花の密度などが少しずつ異なります。ホワイトレースフラワーの名前で流通するものがほとんどで、切り花産地ではそれぞれ選抜系統が育成されています。「ドクゼリモドキ」の和名がつけられていますが、ドクゼリ(Cicuta virosa)とはまったく別の属の植物です。近縁種にアミ・ビスナガ(Ammi visnaga)があり、「イトバドクゼリモドキ」と呼ばれ、同様に利用されます。
種類(原種、園芸品種)
‘クィーン・オブ・アフリカ’
Ammi majus ‘Queen of Africa’
標準タイプ。
‘グレースランド’
Ammi majus ‘Graceland’
晩生種。
アミ・ビスナガ
Ammi visnaga
和名はイトバドクゼリモドキ。葉はウイキョウに似て繊細。花房が大きく、大きな渦を思わせるようなダイナミックな花を咲かせる。選抜系に‘グリーンミスト’がある。
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玲儿
2017年09月19日
ポットマム(洋菊)の基本情報
学名:Dendranthema × grandiflorum
その他の名前:スプレー菊、スプレーギク(スプレーマム),西洋ギク,ガーデンマム
科名 / 属名:キク科 / デンドランセマ属
ポットマム(洋菊)とは
ポットマムとは、1950年代にアメリカで矮性園芸品種として育成された鉢植えのキク(マム)を指します。
キクにはさまざまな分け方がありますが、ここでは、ポットマムやスプレー菊と呼ばれる、洋菊(西洋ギク)の仲間を扱います。どれもアメリカで鉢植え向きに品種改良され、日本に入ってきたため、洋ギクと呼ばれることがあります。
本図鑑では、以下の項目でキクの仲間を扱っています。
特徴
ポットマムとは鉢植え(ポット)のキクを指します。1950年代にアメリカで鉢植え向きの矮性園芸品種が育成され、ポットマムという名称で販売されました。キクは自然開花期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分けられ、ポットマムは秋菊です。キクは日が短くなると花芽をつける短日植物なので、人工的に電灯で照らして日の長さを長くしたり、幕で覆って日の長さを短くしたりして、通年開花株が生産されています。
最近では草丈を低くする薬剤である矮化剤を使用して、本来切り花用で草丈が高い園芸品種群であるスプレーギクも、ポットマムとして出回っています。このため、購入2年目以降の株は、矮化剤の効き目が切れて草丈が高くなるものがあります。
種類(原種、園芸品種)
ジャーマンガーデンマム
学名:Dendranthema × grandiflorum
その他の名前:スプレー菊、スプレーギク(スプレーマム),西洋ギク,ガーデンマム
科名 / 属名:キク科 / デンドランセマ属
ポットマム(洋菊)とは
ポットマムとは、1950年代にアメリカで矮性園芸品種として育成された鉢植えのキク(マム)を指します。
キクにはさまざまな分け方がありますが、ここでは、ポットマムやスプレー菊と呼ばれる、洋菊(西洋ギク)の仲間を扱います。どれもアメリカで鉢植え向きに品種改良され、日本に入ってきたため、洋ギクと呼ばれることがあります。
本図鑑では、以下の項目でキクの仲間を扱っています。
特徴
ポットマムとは鉢植え(ポット)のキクを指します。1950年代にアメリカで鉢植え向きの矮性園芸品種が育成され、ポットマムという名称で販売されました。キクは自然開花期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分けられ、ポットマムは秋菊です。キクは日が短くなると花芽をつける短日植物なので、人工的に電灯で照らして日の長さを長くしたり、幕で覆って日の長さを短くしたりして、通年開花株が生産されています。
最近では草丈を低くする薬剤である矮化剤を使用して、本来切り花用で草丈が高い園芸品種群であるスプレーギクも、ポットマムとして出回っています。このため、購入2年目以降の株は、矮化剤の効き目が切れて草丈が高くなるものがあります。
種類(原種、園芸品種)
ジャーマンガーデンマム
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玲儿
2017年09月19日
ホタルブクロの基本情報
学名:Campanula punctata var. punctata
和名:ホタルブクロ(蛍袋) その他の名前:チョウチンバナ、トッカンバナ
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
ホタルブクロは、各地の平地から山地に広く分布する多年草です。日当たりのよい草原や、林縁などで多く見られます。初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を茎に多数咲かせます。細い地下茎を伸ばしてふえ、開花した株はタネと多数の子株を残して枯れます。子株は1~2年で親株になります。丈夫で、あまり手のかからない植物です。
朝鮮半島に分布し、似たような姿で毛が少なく光沢のある厚い葉と鋭い鋸歯(きょし)が特徴のカンパヌラ・タケシマナ(Campanula takesimana)や、紫色の花をつけ「紫ホタルブクロ」や「青花ホタルブクロ」の名で流通している‘サラストロ’(C. ‘Sarastro’)や‘ケント・ベル’(C. ‘Kent Belle’)も同様に扱えます。
種類(原種、園芸品種)
カンパヌラ・タケシマナ‘ビューティフル・トラスト’
Campanula takesimana ‘Beautiful Trust’
白花で袋が裂けた采咲きの園芸品種。葉も細い。多くの場合「白糸ホタルブクロ」の名で流通している。
カンパヌラ‘ケント・ベル’
Campanula takesimana ‘Kent Belle’
タケシマナとカンパヌラ・ラティフォリアの交配種で、鮮やかな紫色の花を咲かせる。多くの場合‘サラストロ’と一緒くたにして「紫ホタルブクロ」や「青花ホタルブクロ」の名で流通している。
学名:Campanula punctata var. punctata
和名:ホタルブクロ(蛍袋) その他の名前:チョウチンバナ、トッカンバナ
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属
特徴
ホタルブクロは、各地の平地から山地に広く分布する多年草です。日当たりのよい草原や、林縁などで多く見られます。初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を茎に多数咲かせます。細い地下茎を伸ばしてふえ、開花した株はタネと多数の子株を残して枯れます。子株は1~2年で親株になります。丈夫で、あまり手のかからない植物です。
朝鮮半島に分布し、似たような姿で毛が少なく光沢のある厚い葉と鋭い鋸歯(きょし)が特徴のカンパヌラ・タケシマナ(Campanula takesimana)や、紫色の花をつけ「紫ホタルブクロ」や「青花ホタルブクロ」の名で流通している‘サラストロ’(C. ‘Sarastro’)や‘ケント・ベル’(C. ‘Kent Belle’)も同様に扱えます。
種類(原種、園芸品種)
カンパヌラ・タケシマナ‘ビューティフル・トラスト’
Campanula takesimana ‘Beautiful Trust’
白花で袋が裂けた采咲きの園芸品種。葉も細い。多くの場合「白糸ホタルブクロ」の名で流通している。
カンパヌラ‘ケント・ベル’
Campanula takesimana ‘Kent Belle’
タケシマナとカンパヌラ・ラティフォリアの交配種で、鮮やかな紫色の花を咲かせる。多くの場合‘サラストロ’と一緒くたにして「紫ホタルブクロ」や「青花ホタルブクロ」の名で流通している。
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玲儿
2017年09月19日
ヘレボルス・フェチダスの基本情報
学名:Helleborus foetidus
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・フェチダスは、有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、ベル形のユニークな小花をたくさん咲かせます。葉は細かく分かれ、黄緑色の花とともに草姿の美しさを際立たせます。独特の青臭いにおいがあるものの、直接触れなければ気になりません。
寒冷地では草丈1m以上に育ちますが、関東地方以西では夏に生育が止まるため、それほど大きく育ちません。高温多湿に弱く、根腐れで株が傷むため、残念ながら関東地方以西では比較的短命です。茎や花弁が赤みを帯びる園芸品種や、斑入り葉や黄葉の園芸品種もあります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。寒冷地では問題ありませんが、関東地方以西では高温多湿で根腐れを起こしやすいので、庭植えにはあまり向いていません。関東地方以西で庭植えにする場合は、なるべく雨の当たらない場所を選びましょう。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿にすると株が突然枯れるおそれがあるので、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにします。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。根は軽くほぐす程度にします。
ふやし方
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。比較的短命なので、タネをまいて予備の株をつくり、2~3年ごとに株を更新しましょう。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、花がらごと花茎を株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
学名:Helleborus foetidus
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・フェチダスは、有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、ベル形のユニークな小花をたくさん咲かせます。葉は細かく分かれ、黄緑色の花とともに草姿の美しさを際立たせます。独特の青臭いにおいがあるものの、直接触れなければ気になりません。
寒冷地では草丈1m以上に育ちますが、関東地方以西では夏に生育が止まるため、それほど大きく育ちません。高温多湿に弱く、根腐れで株が傷むため、残念ながら関東地方以西では比較的短命です。茎や花弁が赤みを帯びる園芸品種や、斑入り葉や黄葉の園芸品種もあります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。寒冷地では問題ありませんが、関東地方以西では高温多湿で根腐れを起こしやすいので、庭植えにはあまり向いていません。関東地方以西で庭植えにする場合は、なるべく雨の当たらない場所を選びましょう。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿にすると株が突然枯れるおそれがあるので、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにします。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。根は軽くほぐす程度にします。
ふやし方
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。比較的短命なので、タネをまいて予備の株をつくり、2~3年ごとに株を更新しましょう。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、花がらごと花茎を株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
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玲儿
2017年09月19日
ヘレボルス・ニゲルの基本情報
学名:Helleborus niger
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・ニゲルは有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、清楚な白い花を横向きに咲かせます。葉はやや肉厚です。有茎種として扱われていますが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもち、中間種として扱われることもあります。種小名の「ニゲル」は、黒を意味し、根が黒いことに由来しています。
本来、「クリスマスローズ(christmas rose)」はヘレボルス・ニゲルの英名ですが、日本ではヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んでいます。12月に開花し始める早咲きのものもありますが、多くはクリスマスには咲かず、1月になってから開花します。蕾を包む苞葉(ほうよう)がないので、蕾のうちから白い花弁を確認できるのが特徴です。咲き進むにつれてややピンクに色づきます。八重咲きや半八重咲きの園芸品種があります。
主な交雑種に、ヘレボルス・リビダス(Helleborus lividus)と交雑させたヘレボルス・バラーディアエ(H. × ballardiae)、ヘレボルス・ステルニー(H. × sternii)と交雑させたヘレボルス・エリックスミシー(H. × ericsmithii)、ヘレボルス・アーグチフォリウス(H. argutifolius)と交雑させたヘレボルス・ニゲルコルス(H. × nigercors)があります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。高温多湿を嫌うので、できるだけ涼しい場所を選びましょう。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病、モザイク病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。秋に入手した場合は、根を完全にほぐして古い用土と傷んだ根を取り除いてから植えつけます。冬から春に入手した場合は、根を傷めると生育が悪くなるおそれがあるので、軽くほぐす程度にします。根の数がやや少なく折れやすいので、できるだけ傷つけないように注意して植え替えを行ってください。
ふやし方
株分け:適期は10月から12月ですが、11月から翌年3月まで行うことができます。あまり細かく分けると株分け後の生育が悪くなるので、少なくとも3芽以上つくように分けましょう。
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。
古葉取り:秋に新芽が展開し始めたら、古い葉をつけ根から切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
学名:Helleborus niger
その他の名前:クリスマスローズ
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
特徴
ヘレボルス・ニゲルは有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズです。常緑の多年草で、清楚な白い花を横向きに咲かせます。葉はやや肉厚です。有茎種として扱われていますが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもち、中間種として扱われることもあります。種小名の「ニゲル」は、黒を意味し、根が黒いことに由来しています。
本来、「クリスマスローズ(christmas rose)」はヘレボルス・ニゲルの英名ですが、日本ではヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んでいます。12月に開花し始める早咲きのものもありますが、多くはクリスマスには咲かず、1月になってから開花します。蕾を包む苞葉(ほうよう)がないので、蕾のうちから白い花弁を確認できるのが特徴です。咲き進むにつれてややピンクに色づきます。八重咲きや半八重咲きの園芸品種があります。
主な交雑種に、ヘレボルス・リビダス(Helleborus lividus)と交雑させたヘレボルス・バラーディアエ(H. × ballardiae)、ヘレボルス・ステルニー(H. × sternii)と交雑させたヘレボルス・エリックスミシー(H. × ericsmithii)、ヘレボルス・アーグチフォリウス(H. argutifolius)と交雑させたヘレボルス・ニゲルコルス(H. × nigercors)があります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。高温多湿を嫌うので、できるだけ涼しい場所を選びましょう。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。
水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施します。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月から4月まで液体肥料を月に2~3回施しましょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病、モザイク病など
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4、軽石小粒3、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月ですが、10月から翌年3月まで行うことができます。毎年、一回り大きな鉢に植え替えましょう。秋に入手した場合は、根を完全にほぐして古い用土と傷んだ根を取り除いてから植えつけます。冬から春に入手した場合は、根を傷めると生育が悪くなるおそれがあるので、軽くほぐす程度にします。根の数がやや少なく折れやすいので、できるだけ傷つけないように注意して植え替えを行ってください。
ふやし方
株分け:適期は10月から12月ですが、11月から翌年3月まで行うことができます。あまり細かく分けると株分け後の生育が悪くなるので、少なくとも3芽以上つくように分けましょう。
タネまき:5月から6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまきます。
主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できますが、汚れて見苦しくなり始めたら、株元から切り取ります。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取ります。
古葉取り:秋に新芽が展開し始めたら、古い葉をつけ根から切り取ります。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除いてください。
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玲儿
2017年09月19日
プレクトランサス(花もの)の基本情報
学名:Plectranthus
科名 / 属名:シソ科 / ケサヤバナ属(プレクトランサス属)
特徴
プレクトランサスというと、観葉植物として扱われている種類が代表的ですが、一部に花を観賞する種類があります。‘モナ・ラベンダー’や「ケープ・エンジェル」シリーズなどは、黒みを帯びた葉とサルビアに似た紫色の穂状の花が渋く調和し、落ち着いた印象があります。南アフリカでプレクトランサスの数種を交配してつくられた品種といわれていますが、交配の詳細は不明です。
短日植物で、秋以降の開花が見事です。耐寒性はさほど強くなく、四国や九州の南部では防寒すれば戸外での冬越しも可能ですが、一般の地域では、冬は室内に取り込んで窓辺で育てます。
種類(原種、園芸品種)
‘モナ・ラベンダー’
Plectranthus ‘Mona Lavender’
立ち性。葉の表面は光沢のある濃緑色、裏は紫色。花色は紫で、全体の色のコントラストが美しい。
「ケープ・エンジェル」シリーズ
Plectranthus Cape Angel Series
立ち性。葉の表面は光沢のある濃緑色、裏は紫色。花色は紫のほか、ピンク、濃いピンク、白など4色がそろう。
学名:Plectranthus
科名 / 属名:シソ科 / ケサヤバナ属(プレクトランサス属)
特徴
プレクトランサスというと、観葉植物として扱われている種類が代表的ですが、一部に花を観賞する種類があります。‘モナ・ラベンダー’や「ケープ・エンジェル」シリーズなどは、黒みを帯びた葉とサルビアに似た紫色の穂状の花が渋く調和し、落ち着いた印象があります。南アフリカでプレクトランサスの数種を交配してつくられた品種といわれていますが、交配の詳細は不明です。
短日植物で、秋以降の開花が見事です。耐寒性はさほど強くなく、四国や九州の南部では防寒すれば戸外での冬越しも可能ですが、一般の地域では、冬は室内に取り込んで窓辺で育てます。
種類(原種、園芸品種)
‘モナ・ラベンダー’
Plectranthus ‘Mona Lavender’
立ち性。葉の表面は光沢のある濃緑色、裏は紫色。花色は紫で、全体の色のコントラストが美しい。
「ケープ・エンジェル」シリーズ
Plectranthus Cape Angel Series
立ち性。葉の表面は光沢のある濃緑色、裏は紫色。花色は紫のほか、ピンク、濃いピンク、白など4色がそろう。
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玲儿
2017年09月19日
ブルーデージーの基本情報
学名:Felicia
その他の名前:ブルーデイジー
科名 / 属名:キク科 / ルリヒナギク(フェリシア)属
特徴
ブルーデージーの名で親しまれているのは半耐寒性多年草の、F・アモエナ(Felicia amoena)とF・アメロイデス(F. amelloides)です。どちらも肉厚の葉をこんもりと茂らせ、細い花茎をたくさん伸ばして先端に青い花を1個ずつ咲かせます。
ブルーデージーの人気を高めたのは、F・アモエナの斑入り品種ですが、F・アモエナの白花、大輪のF・アメロイデスのほか、先のとがった小葉を分枝の少ない茎に密生させピンク花もあるF・エキナータ(F. echinata)や、細葉のF・フィリフォリア(F. filifolia)も出回るようになり、好みに合わせて種類を選べるようになりました。いずれも高温多湿を嫌います。曇りの日や夜は、花弁が外向きに巻いてしまいますが、日が照ると再びきれいに開きます。
なお、フェリシア属の植物はアフリカに約80種分布していますが、日本ではフェリシアといえば、秋まき一年草のF・ヘテロフィラ(F. heterophylla)を指します。
種類(原種、園芸品種)
フェリシア・アモエナの斑入り
ブルーデージーといえばこれ。F・アメロイデスに比べて葉が細い。
フェリシア・アメロイデスの斑入り
丸くころっとした葉が特徴的でかわいい。
フェリシア・アメロイデス‘ラクシャリーコサージュ’
大輪の花は存在感抜群。
フェリシア・エキナータ ‘粧ピンク’、‘粧ブルー’
近年登場した多年草の種類。まっすぐ伸びる茎に硬いとがった葉を密につける姿はF・アモエナやF・アメロイデスとはまったく異なる剛直な雰囲気。花は直径4cmほど。
学名:Felicia
その他の名前:ブルーデイジー
科名 / 属名:キク科 / ルリヒナギク(フェリシア)属
特徴
ブルーデージーの名で親しまれているのは半耐寒性多年草の、F・アモエナ(Felicia amoena)とF・アメロイデス(F. amelloides)です。どちらも肉厚の葉をこんもりと茂らせ、細い花茎をたくさん伸ばして先端に青い花を1個ずつ咲かせます。
ブルーデージーの人気を高めたのは、F・アモエナの斑入り品種ですが、F・アモエナの白花、大輪のF・アメロイデスのほか、先のとがった小葉を分枝の少ない茎に密生させピンク花もあるF・エキナータ(F. echinata)や、細葉のF・フィリフォリア(F. filifolia)も出回るようになり、好みに合わせて種類を選べるようになりました。いずれも高温多湿を嫌います。曇りの日や夜は、花弁が外向きに巻いてしまいますが、日が照ると再びきれいに開きます。
なお、フェリシア属の植物はアフリカに約80種分布していますが、日本ではフェリシアといえば、秋まき一年草のF・ヘテロフィラ(F. heterophylla)を指します。
種類(原種、園芸品種)
フェリシア・アモエナの斑入り
ブルーデージーといえばこれ。F・アメロイデスに比べて葉が細い。
フェリシア・アメロイデスの斑入り
丸くころっとした葉が特徴的でかわいい。
フェリシア・アメロイデス‘ラクシャリーコサージュ’
大輪の花は存在感抜群。
フェリシア・エキナータ ‘粧ピンク’、‘粧ブルー’
近年登場した多年草の種類。まっすぐ伸びる茎に硬いとがった葉を密につける姿はF・アモエナやF・アメロイデスとはまったく異なる剛直な雰囲気。花は直径4cmほど。
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玲儿
2017年09月19日
フォックスフェイスの基本情報
学名:Solanum mammosum
和名:ツノナス その他の名前:カナリアナス、トゲナシツノナス、キツネナス
科名 / 属名:ナス科 / ナス属
特徴
フォックスフェイスは熱帯アメリカ原産のナス属の植物です。ナス属は世界の熱帯から温帯にかけて1700種ほどが分布しています。フォックスフェイスは春まき一年草として栽培され、秋に実る黄色の果実を観賞します。果実には大小数個の突起があり、その形がキツネの顔に似ていることから「フォックスフェイス」と呼ばれます。また、小鳥の一種であるカナリアの黄色い羽を連想するためか、「カナリアナス」の名前でも呼ばれます。
普通に育てると、草丈2mと家庭の庭で楽しむには大きめなサイズです。生花店ではちょうどよい大きさに切りそろえられ、切り花として見かけることも多いでしょう。切り花にしたとき、切り口を水につけなくてもしおれにくく、果実だけを切り離して、インテリアとして飾ることもできます。
庭や鉢で栽培するときは、チッ素肥料を控えめに施し、摘心するのがポイント。紫の花が咲いたあとに緑色の果実が実りますが、全体が黄色く色づくのには時間がかかります。春のタネまきが遅れた場合、寒くなっても果実が色づかない場合があります。
種類(原種、園芸品種)
フォックスフェイス
Solanum mammosum
園芸品種はなく、原種が流通している。本来、刺さると痛いほどとげが多いが、とげのない系統も多く栽培されている。ただし、とげのない系統にも少数ではあるが、とげの出る株が混じる。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えでは、水はけのよい日なたに植えつけましょう。
鉢植えでは、10号(直径30cm)以上の深鉢か大型プランターで栽培しましょう。鉢やプランターは、風通しのよい日なたに置きます。
水やり
庭植えでは、特に必要ありません。
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えましょう。
肥料
庭植え、鉢植えともに5月から9月の間、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10など)を施します。ただし、チッ素分の割合が、リン酸やカリよりも多い肥料は避けましょう。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ
4月から10月の成長期間中、アブラムシが発生しますが、丈夫な植物なので、よほど大発生しないかぎり放置しておいてかまいません。
用土(鉢植え)
赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜたものなど、水はけがよい肥沃な土を好みます。
植えつけ、 植え替え
適期は4月から5月です。霜が降りなくなったら、できるだけ速やかに植えつけて、早く成長させましょう。果実がつくのが遅くなると、きれいに色づきません。自分でタネをまいて育てると成長が遅れやすいので、苗を購入して育てるのが簡単です。
ふやし方
タネまき:適期は3月から4月です。果実がきれいに色づくので、早めにタネをまいて早く育てるほうがよいのですが、発芽適温が25℃と高いため、タネまき後は、フレームなどを利用して地温を高く保ちましょう。
主な作業
摘心:適期は6月から7月です。8月以降に摘心すると、開花・結実が遅くなって果実が色づきにくくなるので、早めに摘心しましょう。摘心後、わき芽がたくさん伸びてきた場合は、1株につき4~5本を目安にして、わき芽を切り取って数を減らします。
学名:Solanum mammosum
和名:ツノナス その他の名前:カナリアナス、トゲナシツノナス、キツネナス
科名 / 属名:ナス科 / ナス属
特徴
フォックスフェイスは熱帯アメリカ原産のナス属の植物です。ナス属は世界の熱帯から温帯にかけて1700種ほどが分布しています。フォックスフェイスは春まき一年草として栽培され、秋に実る黄色の果実を観賞します。果実には大小数個の突起があり、その形がキツネの顔に似ていることから「フォックスフェイス」と呼ばれます。また、小鳥の一種であるカナリアの黄色い羽を連想するためか、「カナリアナス」の名前でも呼ばれます。
普通に育てると、草丈2mと家庭の庭で楽しむには大きめなサイズです。生花店ではちょうどよい大きさに切りそろえられ、切り花として見かけることも多いでしょう。切り花にしたとき、切り口を水につけなくてもしおれにくく、果実だけを切り離して、インテリアとして飾ることもできます。
庭や鉢で栽培するときは、チッ素肥料を控えめに施し、摘心するのがポイント。紫の花が咲いたあとに緑色の果実が実りますが、全体が黄色く色づくのには時間がかかります。春のタネまきが遅れた場合、寒くなっても果実が色づかない場合があります。
種類(原種、園芸品種)
フォックスフェイス
Solanum mammosum
園芸品種はなく、原種が流通している。本来、刺さると痛いほどとげが多いが、とげのない系統も多く栽培されている。ただし、とげのない系統にも少数ではあるが、とげの出る株が混じる。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えでは、水はけのよい日なたに植えつけましょう。
鉢植えでは、10号(直径30cm)以上の深鉢か大型プランターで栽培しましょう。鉢やプランターは、風通しのよい日なたに置きます。
水やり
庭植えでは、特に必要ありません。
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えましょう。
肥料
庭植え、鉢植えともに5月から9月の間、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10など)を施します。ただし、チッ素分の割合が、リン酸やカリよりも多い肥料は避けましょう。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ
4月から10月の成長期間中、アブラムシが発生しますが、丈夫な植物なので、よほど大発生しないかぎり放置しておいてかまいません。
用土(鉢植え)
赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜたものなど、水はけがよい肥沃な土を好みます。
植えつけ、 植え替え
適期は4月から5月です。霜が降りなくなったら、できるだけ速やかに植えつけて、早く成長させましょう。果実がつくのが遅くなると、きれいに色づきません。自分でタネをまいて育てると成長が遅れやすいので、苗を購入して育てるのが簡単です。
ふやし方
タネまき:適期は3月から4月です。果実がきれいに色づくので、早めにタネをまいて早く育てるほうがよいのですが、発芽適温が25℃と高いため、タネまき後は、フレームなどを利用して地温を高く保ちましょう。
主な作業
摘心:適期は6月から7月です。8月以降に摘心すると、開花・結実が遅くなって果実が色づきにくくなるので、早めに摘心しましょう。摘心後、わき芽がたくさん伸びてきた場合は、1株につき4~5本を目安にして、わき芽を切り取って数を減らします。
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玲儿
2017年09月19日
フッキソウの基本情報
学名:Pachysandra terminalis
その他の名前:富貴草、吉祥草、吉事草
科名 / 属名:ツゲ科 / フッキソウ属
特徴
フッキソウは、グラウンドカバープランツとしての利用が多く、建造物の周囲や樹木の陰になる場所など、半日陰の緑化材料として使いやすい植物です。常緑性で、一年中同じような状態を保ち、ほとんど手入れ不要で草姿の乱れもなく、マット状に広がります。
濃い緑葉が茂る様子が、繁栄を祝う意味を表しているということで、「富貴草」「吉事草」など縁起のよい名前がつけられています。「吉祥草(キッショウソウ)」とも呼ばれますが、同じ漢字名のキチジョウソウ(Reineckea carnea)はキジカクシ科(ユリ科、アスパラガス科に分類されることもある)の植物です。
春に白い花が穂になって咲き、穂の下の部分に雌花、上の部分に雄花がつきます。学名のパキサンドラには「太い雄しべ」という意味があり、雄花の4本の白い雄しべが大きく目立ちます。ごくたまにですが、秋に白い実がなります。
フッキソウ属には4種があり、北米産のパキサンドラ・プロクンベンス(Pachysandra procumbens)や、中国産の種類も同様に利用されることがあります。
種類(原種、園芸品種)
緑葉種
Pachysandra terminalis
グラウンドカバープランツとして広く利用されている種類。
斑入り葉
Pachysandra terminalis var. variegata
緑葉種のほかに広く利用されているもの。葉は淡黄緑色の覆輪斑で、明るい印象がある。夏の強光線に注意。性質は強い。
学名:Pachysandra terminalis
その他の名前:富貴草、吉祥草、吉事草
科名 / 属名:ツゲ科 / フッキソウ属
特徴
フッキソウは、グラウンドカバープランツとしての利用が多く、建造物の周囲や樹木の陰になる場所など、半日陰の緑化材料として使いやすい植物です。常緑性で、一年中同じような状態を保ち、ほとんど手入れ不要で草姿の乱れもなく、マット状に広がります。
濃い緑葉が茂る様子が、繁栄を祝う意味を表しているということで、「富貴草」「吉事草」など縁起のよい名前がつけられています。「吉祥草(キッショウソウ)」とも呼ばれますが、同じ漢字名のキチジョウソウ(Reineckea carnea)はキジカクシ科(ユリ科、アスパラガス科に分類されることもある)の植物です。
春に白い花が穂になって咲き、穂の下の部分に雌花、上の部分に雄花がつきます。学名のパキサンドラには「太い雄しべ」という意味があり、雄花の4本の白い雄しべが大きく目立ちます。ごくたまにですが、秋に白い実がなります。
フッキソウ属には4種があり、北米産のパキサンドラ・プロクンベンス(Pachysandra procumbens)や、中国産の種類も同様に利用されることがあります。
種類(原種、園芸品種)
緑葉種
Pachysandra terminalis
グラウンドカバープランツとして広く利用されている種類。
斑入り葉
Pachysandra terminalis var. variegata
緑葉種のほかに広く利用されているもの。葉は淡黄緑色の覆輪斑で、明るい印象がある。夏の強光線に注意。性質は強い。
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玲儿
2017年09月18日
ブルークローバーの基本情報
学名:Parochetus communis
その他の名前:ブルーオキザリス
科名 / 属名:マメ科 / パロケツス属
特徴
ブルークローバーは、葉がクローバー(シロツメクサ)によく似ており、青い花を咲かせるので、この名で呼ばれています。つる性の常緑多年草で、細い茎が地を這うように長く伸びて節から発根し、枝分かれしながら成長して広がります。葉のつけ根(葉腋)から花茎を伸ばして、普通1輪の花をつけます。花径は1.5~2cmくらい、相撲の軍配のような形で、花弁の裏は白っぽい色です。花は秋涼しくなると咲き始め、春まで次々と咲き続けます。暑い時期は葉が茂るだけです。
グラウンドカバーや吊り鉢に向き、コンテナの寄せ植え材料として、縁から垂れ下がるようにして咲かせると風情があり、青い花も引き立ちます。
1属1種の植物ですが、東アフリカに自生するものを、別種のアフリカヌス(Parochetus africanus)と分類することもあります。品種は日本では今のところありませんが、英国ではブルージェム(P. communis ‘Blue Gem’)という品種が育成されているようです。
ブルークローバーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
自生地は標高1000m以上の冷涼な気候で、冬期は比較的温暖な地域です。水辺や湿地など、乾燥しないところを好みます。
夏の間は日陰のできるだけ涼しい環境にしておき、秋以降涼しくなってからは、日光によく当てたほうが花数が多くなります。冬は軽い凍結や霜くらいでは茎葉はほとんど傷まず、5℃以上あれば生育・開花を続けますが、-5℃以下になるところでは防寒が必要です。
水やり
水分を好むので、乾燥させないように水はたっぷり与えます。鉢内が高温になって蒸れたり、水はけが悪かったりすると、根腐れしやすくなるので注意します。
肥料
秋涼しくなってから施します。月2~3回液体肥料を施し、5月以降気温が上がってからは施しません。
病気と害虫
病気:高温乾燥や多肥多湿に気をつければ、病気はほとんど見られません。
害虫:アブラムシ、ナメクジ
発生したら早めに防除します。
用土(鉢植え)
高温期に根腐れしやすくなるので、山野草用の水はけのよい用土が安全です。使いやすいのは鹿沼土主体の用土です。冷涼な気候であればそれほど選ばず、一般の草花用培養土も利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:10月から5月ごろまで植えつけできます。冬は、根づくまで凍らないよう防寒しておきます。
植え替え:つるが伸びて広がり、元の部分が枯れてなくなったり、鉢植えでは草姿が乱れたりしてくるので、毎年植え替えます。秋か早春が適期です。
ふやし方
株分け、さし芽:つるが伸びて発根するので、株分けやさし芽で容易にふやすことができます。10月から5月まで、冷涼な時期に行います。
タネまき:ときどきタネが実ることがあり、これをまいて育てることができます。
主な作業
刈り込み、誘引:つるの刈り込みや誘引を行います。
学名:Parochetus communis
その他の名前:ブルーオキザリス
科名 / 属名:マメ科 / パロケツス属
特徴
ブルークローバーは、葉がクローバー(シロツメクサ)によく似ており、青い花を咲かせるので、この名で呼ばれています。つる性の常緑多年草で、細い茎が地を這うように長く伸びて節から発根し、枝分かれしながら成長して広がります。葉のつけ根(葉腋)から花茎を伸ばして、普通1輪の花をつけます。花径は1.5~2cmくらい、相撲の軍配のような形で、花弁の裏は白っぽい色です。花は秋涼しくなると咲き始め、春まで次々と咲き続けます。暑い時期は葉が茂るだけです。
グラウンドカバーや吊り鉢に向き、コンテナの寄せ植え材料として、縁から垂れ下がるようにして咲かせると風情があり、青い花も引き立ちます。
1属1種の植物ですが、東アフリカに自生するものを、別種のアフリカヌス(Parochetus africanus)と分類することもあります。品種は日本では今のところありませんが、英国ではブルージェム(P. communis ‘Blue Gem’)という品種が育成されているようです。
ブルークローバーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
自生地は標高1000m以上の冷涼な気候で、冬期は比較的温暖な地域です。水辺や湿地など、乾燥しないところを好みます。
夏の間は日陰のできるだけ涼しい環境にしておき、秋以降涼しくなってからは、日光によく当てたほうが花数が多くなります。冬は軽い凍結や霜くらいでは茎葉はほとんど傷まず、5℃以上あれば生育・開花を続けますが、-5℃以下になるところでは防寒が必要です。
水やり
水分を好むので、乾燥させないように水はたっぷり与えます。鉢内が高温になって蒸れたり、水はけが悪かったりすると、根腐れしやすくなるので注意します。
肥料
秋涼しくなってから施します。月2~3回液体肥料を施し、5月以降気温が上がってからは施しません。
病気と害虫
病気:高温乾燥や多肥多湿に気をつければ、病気はほとんど見られません。
害虫:アブラムシ、ナメクジ
発生したら早めに防除します。
用土(鉢植え)
高温期に根腐れしやすくなるので、山野草用の水はけのよい用土が安全です。使いやすいのは鹿沼土主体の用土です。冷涼な気候であればそれほど選ばず、一般の草花用培養土も利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:10月から5月ごろまで植えつけできます。冬は、根づくまで凍らないよう防寒しておきます。
植え替え:つるが伸びて広がり、元の部分が枯れてなくなったり、鉢植えでは草姿が乱れたりしてくるので、毎年植え替えます。秋か早春が適期です。
ふやし方
株分け、さし芽:つるが伸びて発根するので、株分けやさし芽で容易にふやすことができます。10月から5月まで、冷涼な時期に行います。
タネまき:ときどきタネが実ることがあり、これをまいて育てることができます。
主な作業
刈り込み、誘引:つるの刈り込みや誘引を行います。
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文章
玲儿
2017年09月14日
フウセントウワタの基本情報
学名:Gomphocarpus fruticosus
和名:フウセントウワタ(風船唐綿) その他の名前:フウセンダマノキ
科名 / 属名:ガガイモ科 / フウセントウワタ属
特徴
フウセントウワタは、ハリセンボンのようなとげのある果実がユニークな観賞用のトウワタ(唐綿)です。とげといっても鋭いものではなく、柔らかい突起で、庭で楽しむほか、切り花やドライフラワーにも利用されています。切り花にするとすぐ葉がしおれるので、葉は取り、果実だけがついた茎を楽しみます。晩夏から果実がついた鉢植えが流通します。
葉腋から花柄を伸ばし、反り返った花弁をもつ乳白色の花が集まり、下向きに咲きます。紫色の副花冠には蜜がたまるので、アリが寄ってきます。果実が成熟すると縦に裂け、ワタというよりもむしろシルクのような冠毛のついたタネが飛散します。
茎に傷をつけると白い汁が出ます。この白い汁は茎の切り口をふさいで水が上がりにくくするので、さし木や切り花にする場合は洗い流します。また、この汁は毒性があり、目に入ると角膜炎を起こすことがあるので注意してください。
霜が降りない暖かい地域では冬越しも可能ですが、一般的には冬に枯れる春まき一年草として扱います。冬越しさせたい場合は、鉢植えにして、秋に切り戻しをして室内に取り込むとよいでしょう。
フウセントウワタの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりを好み、水はけのよい肥沃な土壌で育てます。水はけの悪い土壌では根腐れを起こしやすいので、腐葉土などの有機物やパーライトなどを加えて土壌改良するか、盛り土をして植えつけます。株が大きくなるので、庭植えが向いていますが、鉢植えにするときはできるだけ大きな鉢を選びましょう。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
肥料
元肥として、緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。追肥は、鉢植えのみ、5月から9月の間にチッ素分の少ない液体肥料か緩効性化成肥料を定期的に施します。多肥にすると、花つきが悪くなったり、草姿があばれてきれいにまとまらなかったりします。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
蕾や葉などに群生して汁を吸い、生育を阻害することがあります。風通しが悪いと発生を助長します。見つけしだい適用のある殺虫剤で駆除します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土3、パーライト1の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
気温の高くなる5月から7月上旬にポット苗を植えつけます。株張りがよいので、植えつけ間隔は30~50cmとします。
ふやし方
タネまき:発芽適温は25℃以上と高いので、タネまきは4月中・下旬とします。ポリポットにタネをまいたら1cmほど覆土をします。2~3週間で発芽します。5月から6月になってポット内に根がほどよく回ったら、植えつけます。
さし木:冬越しさせた株であれば、春から伸びた枝を切ってさし木することができます。
主な作業
タネとり:果実が成熟したら割れて散る前に採取し、タネを取り出して保存します。なお、果実のついた切り枝を水に生けておくだけでも、タネが採取できます。
学名:Gomphocarpus fruticosus
和名:フウセントウワタ(風船唐綿) その他の名前:フウセンダマノキ
科名 / 属名:ガガイモ科 / フウセントウワタ属
特徴
フウセントウワタは、ハリセンボンのようなとげのある果実がユニークな観賞用のトウワタ(唐綿)です。とげといっても鋭いものではなく、柔らかい突起で、庭で楽しむほか、切り花やドライフラワーにも利用されています。切り花にするとすぐ葉がしおれるので、葉は取り、果実だけがついた茎を楽しみます。晩夏から果実がついた鉢植えが流通します。
葉腋から花柄を伸ばし、反り返った花弁をもつ乳白色の花が集まり、下向きに咲きます。紫色の副花冠には蜜がたまるので、アリが寄ってきます。果実が成熟すると縦に裂け、ワタというよりもむしろシルクのような冠毛のついたタネが飛散します。
茎に傷をつけると白い汁が出ます。この白い汁は茎の切り口をふさいで水が上がりにくくするので、さし木や切り花にする場合は洗い流します。また、この汁は毒性があり、目に入ると角膜炎を起こすことがあるので注意してください。
霜が降りない暖かい地域では冬越しも可能ですが、一般的には冬に枯れる春まき一年草として扱います。冬越しさせたい場合は、鉢植えにして、秋に切り戻しをして室内に取り込むとよいでしょう。
フウセントウワタの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりを好み、水はけのよい肥沃な土壌で育てます。水はけの悪い土壌では根腐れを起こしやすいので、腐葉土などの有機物やパーライトなどを加えて土壌改良するか、盛り土をして植えつけます。株が大きくなるので、庭植えが向いていますが、鉢植えにするときはできるだけ大きな鉢を選びましょう。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
肥料
元肥として、緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。追肥は、鉢植えのみ、5月から9月の間にチッ素分の少ない液体肥料か緩効性化成肥料を定期的に施します。多肥にすると、花つきが悪くなったり、草姿があばれてきれいにまとまらなかったりします。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
蕾や葉などに群生して汁を吸い、生育を阻害することがあります。風通しが悪いと発生を助長します。見つけしだい適用のある殺虫剤で駆除します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土3、パーライト1の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
気温の高くなる5月から7月上旬にポット苗を植えつけます。株張りがよいので、植えつけ間隔は30~50cmとします。
ふやし方
タネまき:発芽適温は25℃以上と高いので、タネまきは4月中・下旬とします。ポリポットにタネをまいたら1cmほど覆土をします。2~3週間で発芽します。5月から6月になってポット内に根がほどよく回ったら、植えつけます。
さし木:冬越しさせた株であれば、春から伸びた枝を切ってさし木することができます。
主な作業
タネとり:果実が成熟したら割れて散る前に採取し、タネを取り出して保存します。なお、果実のついた切り枝を水に生けておくだけでも、タネが採取できます。
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文章
玲儿
2017年09月14日
フウセンカズラの基本情報
学名:Cardiospermum halicacabum
和名:フウセンカズラ(風船葛)
科名 / 属名:ムクロジ科 / フウセンカズラ属
特徴
フウセンカズラは、巻きひげをもち、フェンスなどに絡みつきながら繁茂するつる性の一年草です。夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後、紙風船のようにふくらんだ袋状の果実をつけます。繊細な草姿と、風に揺れる果実は見た目にも涼しげで、緑のカーテンにも向いています。果実が茶色く熟すと、黒地に白いハート模様の入った丸いタネが3粒得られます。タネの模様は猿の顔のようにも見え、愛嬌があります。
成長が早いので、あんどんやネットは早めに準備をして、つるどおしが絡まないように誘引していきます。
フウセンカズラの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりを好み、水はけのよい肥沃な土壌で育てます。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾き始めたらたっぷりと水やりをします。
肥料
元肥として、緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。追肥は、鉢植え、庭植えともに、リン酸分とカリ分が多めの緩効性肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
害虫:ハダニ
ハダニが発生すると、葉のつやがなくなる症状が見られます。乾燥時には葉裏に葉水をするなど、予防に努めます。発生が見られたら、適用のある殺ダニ剤で駆除します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
5月中旬から6月中旬に植えつけます。苗の間隔は20~30cmが目安です。鉢植えの場合は、できるだけ深いプランターや鉢を用います。
ふやし方
タネまき:タネはヤエザクラが咲くころ、直まきするか、ポリポットにまいて育てます。硬実種子のため種皮が硬く吸水しにくいので、一晩水につけておいたタネをまくか、種皮に傷をつけてからまくと、発芽がそろいやすくなります。ポリポットにまいたものは、本葉4~5枚になったら目的の場所に植えつけます。
タネの採取:茶色くなった果実から、タネを採取します。1果実にタネが3つ入っており、大きく成長した株からは200個以上のタネがとれることもあります。
主な作業
摘心:本葉が5~7枚展開したころ、茎の先端を摘み取る摘心をすると、枝数がふえます。
つるの誘引:オベリスクに絡ませたり、緑のカーテンに仕立てることができます。特に、緑のカーテンでは、最初の摘心後に伸びた枝を横に寝かせてネットに誘引すると、各節からわき芽が伸び出します。その後も手が届く範囲で、すき間を埋めるように誘引していくと、密に茂ったカーテンができます。
学名:Cardiospermum halicacabum
和名:フウセンカズラ(風船葛)
科名 / 属名:ムクロジ科 / フウセンカズラ属
特徴
フウセンカズラは、巻きひげをもち、フェンスなどに絡みつきながら繁茂するつる性の一年草です。夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後、紙風船のようにふくらんだ袋状の果実をつけます。繊細な草姿と、風に揺れる果実は見た目にも涼しげで、緑のカーテンにも向いています。果実が茶色く熟すと、黒地に白いハート模様の入った丸いタネが3粒得られます。タネの模様は猿の顔のようにも見え、愛嬌があります。
成長が早いので、あんどんやネットは早めに準備をして、つるどおしが絡まないように誘引していきます。
フウセンカズラの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりを好み、水はけのよい肥沃な土壌で育てます。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾き始めたらたっぷりと水やりをします。
肥料
元肥として、緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。追肥は、鉢植え、庭植えともに、リン酸分とカリ分が多めの緩効性肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
害虫:ハダニ
ハダニが発生すると、葉のつやがなくなる症状が見られます。乾燥時には葉裏に葉水をするなど、予防に努めます。発生が見られたら、適用のある殺ダニ剤で駆除します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
5月中旬から6月中旬に植えつけます。苗の間隔は20~30cmが目安です。鉢植えの場合は、できるだけ深いプランターや鉢を用います。
ふやし方
タネまき:タネはヤエザクラが咲くころ、直まきするか、ポリポットにまいて育てます。硬実種子のため種皮が硬く吸水しにくいので、一晩水につけておいたタネをまくか、種皮に傷をつけてからまくと、発芽がそろいやすくなります。ポリポットにまいたものは、本葉4~5枚になったら目的の場所に植えつけます。
タネの採取:茶色くなった果実から、タネを採取します。1果実にタネが3つ入っており、大きく成長した株からは200個以上のタネがとれることもあります。
主な作業
摘心:本葉が5~7枚展開したころ、茎の先端を摘み取る摘心をすると、枝数がふえます。
つるの誘引:オベリスクに絡ませたり、緑のカーテンに仕立てることができます。特に、緑のカーテンでは、最初の摘心後に伸びた枝を横に寝かせてネットに誘引すると、各節からわき芽が伸び出します。その後も手が届く範囲で、すき間を埋めるように誘引していくと、密に茂ったカーテンができます。
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