文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
8月7日の誕生花
8月7日の誕生花は、「サルビア(赤)」です。
サルビアはシソ科の植物です。花期が夏から秋にかけてと長く育てやすいため、夏~秋の花壇の主役としても人気です。サルビアの中でも赤い花の品種は燃えるような花色がとても鮮やかです。
サルビア(赤)について科・属 シソ科アキギリ属英名 Scarlet sage学名 Salvia splendens原産地 ブラジル開花時期 7月~11月花名の由来
学名の「salvia」は、ラテン語で健康や安全を意味する「salvus」が語源となっています。これは、サルビアの一種が古代から薬草として使われていたことからきているようです。
サルビア(赤)の花言葉と由来
サルビア(赤)の花言葉は、「燃える思い」。
サルビアの花言葉は「尊敬」「知恵」で、これは英語で賢人を意味する「sage」からきています。赤いサルビアの花言葉である「燃える思い」は、情熱的な赤という花色にちなんでつけられたようです。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
8月4日の誕生花
8月4日の誕生花は、「トリトマ」です。
ツルボラン科シャグマユリ属の多年草で、南アフリカ原産の植物です。ボリュームのある花穂をもち、株が大きくなると花の数も増えるのでとても見ごたえがあります。 オレンジ色の細長い花が咲き、咲き進むと淡い黄色に花の色が変わります。
トリトマについて科・属 ツルボラン科シャグマユリ属英名 Torch lily, Red-hot poker学名 Kniphofia uvaria原産地 南アフリカ開花時期 5月~10月花名の由来
花の名前は、ギリシャ語のtri(3)とtomos(切断)の意味で、花の内部構造にちなんで名付けられました。英語では筒状の花の形と燃えるような花色から松明のユリという意味を持つ「Torch lily」と呼ばれています。また、赤く焼けた火花期棒という意味の「Red-hot poker」とも呼ばれます。
トリトマの花言葉と由来
トリトマの花言葉は、「恋するつらさ」「あなたを思うと胸が痛む」「あなたは私を楽しませる」。
「恋するつらさ」「あなたを思うと胸が痛む」の花言葉は、次第によじれるように曲がる性質のトリトマの首部の茎の様子を、恋の苦しさに例えたものと言われています。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
8月2日の誕生花
8月2日の誕生花は、「カンナ」です。
カンナはカンナ科の多年草で、熱帯地方に50種類が自生しています。夏の陽射しが似合うトロピカルなイメージの花です。コロンブスが新大陸を発見したとともに、ヨーロッパにもたされた花としても知られれています。
カンナについて科・属 カンナ科カンナ属英名 Canna, Canna lily学名 Canna spp.原産地 中南米、熱帯アジア開花時期 7月~10月花名の由来
属名の学名「Canna(カンナ)」は、葦という意味のるラテン語が語源となっています。カンナの茎が葦のように、茎の中が空洞になっていることに由来しています。
カンナの花言葉と由来
カンナの花言葉は「情熱」「快活」「妄想」
「情熱」や「快活」という花言葉は、夏の暑さや太陽にも負けないカンナの強さや、鮮やかな花色に由来しています。また、「妄想」という花言葉は、幻想的なその花姿と鮮やかな花色に由来しています。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
8月10日の誕生花
8月10日の誕生花は、「#ルコウソウ(縷紅草) 」です。
原産地は南アメリカ、ヒルガオ科ルコウソウ属のつる性の多年草です。開花期は6~9月で、細い筒状で直径2cmほどの星型の5つに裂けた真紅の花をつけます。葉は糸のように細く、つる性という性質を利用してグランドカバーとして使ったり、ネットに絡ませてグリーンカーテンとしても使われます。
ルコウソウ(縷紅草)について科・属 ヒルガオ科ルコウソウ属英名 Cypress vine、Star Glory学名 Ipomoea quamoclit原産地 南アメリカ開花時期 6~9月花名の由来
漢字で「縷紅草」と書くルコウソウは、細い糸という意味のある「縷」に花色の紅があわさって、「細い糸のような葉をもった紅色の花をつける植物」という意味があります。別名南瓜朝顔(かぼちゃあさがお)と呼びますが、カボチャではなく、カンボジアから伝わったため、カンボジアの意味のことです。
ルコウソウ(縷紅草)の花言葉と由来
ルコウソウ(縷紅草)の花言葉は、「繊細な愛」「おせっかい」「でしゃばり」「常に愛らしい」「元気」「私は忙しい」「多忙」。
花の可愛さから常に愛らしいといった意味がありますが、つる性で繁殖力が強いことから、おせっかい、でしゃばりといった良くない意味が多くあります。良くない意味が殆どなので、贈ると相手を傷つけてしまう可能性があるので、贈らないようにしましょう。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月30日の誕生花
7月30日の誕生花は、「日々草(ニチニチソウ)」です。
キョウチクトウ科の一年草で、原産地はインドやマダガスカルなどです。花の色は、白・ピンク・赤・紅などがあります。
日々草(ニチニチソウ)について科・属 キョウチクトウ科ニチニチソウ属英名 Rose periwinkle, Madagascar periwinkle学名 Catharanthus原産地 マダガスカル、インド開花時期 6~10月花名の由来
ひとつの花は3~5日しか保たないのですが、6月~10月頃にかけては新しい花を次々と咲かせ、毎日花が絶えないことから「日々草」と呼ばれています。
日々草(ニチニチソウ)の花言葉と由来
日々草(ニチニチソウ)の花言葉は、「楽しい思い出」。
「楽しい思い出」という花言葉は、日々草が鮮やかな色の花をたくさん咲かせている姿がとても楽しげに見え、それが子どものころに夏に遊びまわっていたことを連想させることに由来しています。
ニチニチソウの豆知識日本では一年草
原産地では冬を越して低木になりますが、日本では冬にぐんと気温が下がってしまうので冬越しが出来ません。そのため基本的には一年草として扱われます。
毒性があるのでご注意を
ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」と総称される、非常に危険な10種以上のアルカロイドが、全草に含まれています。絶対に食さないでください。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月28日の誕生花
7月28日の誕生花は、「オシロイバナ」です。
オシロイバナ科の一年草・多年草で原産は南アメリカです。7~10月に、枝先に白やピンク、黄色などの小ぶりの花を咲かせます。花自体は一夜限りの短命なものですが、毎日新しい花を次から次へと咲かせ黒い種をつけていきます。
オシロイバナについて科・属 オシロイバナ科オシロイバナ属英名 Marvel of Peru, Four o’clock学名 Mirabilis jalapa原産地 南アメリカ開花時期 7月~10月
オシロイバナの花言葉と由来
オシロイバナの花言葉は、「恋を疑う」「臆病」「内気」「柔和」「小心」「あなたを思う」。
花の名前の由来は、黒い種の中におしろいに似ている白い胚が入っていて、押しつぶすとおしろい状のしっとりした白い胚乳があらわれることから名付けられました。また、午後4時くらいから香りを放つ花を咲かせることから、「夕化粧(ユウゲショウ)」という別名を持ちます。
英名では「ペルーの不思議(Marvel of Peru)」、「午後4時(Four o’clock)」とも呼ばれますが、「ペルーの不思議(Marvel of Peru)」は一本の枝から異なった色の花を咲かせることから、「午後4時(Four o’clock)」は午後4時ころから花が咲くことからつけられてると言われています。
学名の「Mirabilis」は、ラテン語で「不思議」という意味があり、これはオシロイバナが突然変異を起こしやすいところからきているといわれます。
花言葉の「臆病」「内気」は、人目を避けるように夕方から朝にかけて咲く花の風情からきているそうです。また、「恋を疑う」という花言葉は、同じ株から赤と白の花を咲かせることからついたと言われています。
オシロイバナの花
オシロイバナはピンクや白の花を咲かせますが、実は花びらのように見えている部分は花びらではなくがくで、オシロイバナには花びらはありません。がくの根元にある緑色の部分は「総苞」と呼ばれる部分です。
オシロイバナの毒
オシロイバナは、根や種、草全体に毒を盛った植物で、中毒症状には嘔吐や腹痛などがあります。小さい子が道端に生えているオシロイバナの種で遊んだりすることもあると思いますので、誤って口に入れたりしないように注意しましょう。
オシロイバナの種
オシロイバナの黒い種は、潰すと中から少ししっとりとした白い粉が出てきます。小さいころ、これで遊んだ方も多いのではないでしょうか。江戸時代の文献には、実際にこの粉を使っていたとの記録も残っているそうです。
ちなみに、私は小さいころにこの粉で遊んでいたら、肌荒れしたことがあるので、肌の弱い方は注意した方が良いかもしれません。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月26日の誕生花
7月26日の誕生花は、「ニガヨモギ」です。
ヨーロッパ原産の多年草で、夏に黄色の小さな花を下向きに咲かせます。花などから独特の甘い香りがすることから、ヨーロッパでは防虫剤としても活用されてきました。また、ハーブとして活用される草の中でももっとも苦味を持つ事でも知られています。
ニガヨモギについて科・属 キク科 ヨモギ属英名 Worm wood学名absinthium原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、中央アジア~東アジア、北アフリカ開花時期 6月~8月
ニガヨモギの花言葉と由来
ニガヨモギの花言葉は、「平和」「冗談」。
ニガヨモギの葉がヨモギの葉に似ていて、ハーブの中で最も苦いと言われることから、「ニガヨモギ」という名前がついたと言われています。学名の「absinthium」は聖なる草を意味するエルブ・アブサントに由来すると言われています。また、英名の「worm wood」は、エデンの園から追放された蛇の這った後に生えたという伝説に由来しているという説と、防虫剤に使ったことから「虫の木」と言われるようになったという説があります。
アブサン酒
アブサン酒とは、ヨーロッパで主に作られている薬草系のリキュールのひとつです。ニガヨモギやアニスなど、複数のハーブやスパイスが主成分になっているお酒です。もともとは解熱、鎮痛作用のある薬酒としてつくられたそうです。
感覚やインスピレーションを引き出す霊酒として芸術家たちに愛飲されていたようですが、ニガヨモギの主成分であるツヨンにはマリファナに似た幻覚作用があり、それによって精神障害を引き起こし、人生を破綻させた人も多くいたそう。現在ではツヨンの残留量が制限されたもののみ販売の許可が下りているそうです。
ニガヨモギとチェルノブイリ
ヨハネの黙示録には、「第三の天使がラッパを吹いたら、「ニガヨモギ」という名の大きな星が天から落ちてきて、川の水の三分の一がニガヨモギのように苦くなってそのために多くの人が死んだ」といった意味の文章があるそうです。
ニガヨモギの一をウクライナ語で「チェルノブイリ」と言い、これとチェルノブイリの原発事故をからめ、この事故は予言されていた、とも言われているそうです。
ニガヨモギの言われ
ニガヨモギは、ハーブの中で一番苦いと言われ、防虫・駆除効果があったり、麻薬に似た成分があったりと、昔から不思議な植物としてとらえられていたようです。
これにより、魔女の薬草の材料や魔女が作った植物だと言われていたり、錬金術によってうまれた植物だ、などとも言われているそうです。信憑性で言ったらとても信じられるような話ではありませんが、それだけ昔の人にとっては未知の植物だったのでしょう。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月25日の誕生花
7月25日の誕生花は、「ムギワラギク(#帝王貝細工 )」です。
オーストラリア原産で、キク科のムギワラ属の一年草で「ヘリクリサム」とも呼ばれています。5~9月に、茎先にカサカサとした花弁状の総苞片に包まれた黄色、オレンジ、赤、白などの鮮やかな色の花を咲かせます。
ムギワラギク(帝王貝細工)について科・属 キク科 ムギワラギク属英名 Strawflower学名 Helichrysum bracteatum原産地 オーストラリア開花時期 5月~9月
ムギワラギク(帝王貝細工)の花言葉と由来
ムギワラギク(帝王貝細工)の花言葉は、「不滅の愛」「いつまでも続く喜び」「永遠の思い出」「黄金の輝き」。
ドライフラワーのようにカサカサしているムギワラギクの花の感触が、乾燥した「麦わら」のような感じがする事から、麦わらで作られた菊という意味で「ムギワラギク」と名付けられたそうです。
また、別名の「帝王貝細工」は、花びらが薄い貝のような硬さをしているということからこう呼ばれるようになったと言われています。「ヘリクリサム」とはラテン語で「helios(太陽)」と「chrysos(金色)」で「太陽の黄金」を意味し、花に金属光沢があるように見えることからこう言われているそうです。
花言葉の「不滅の愛」「いつまでも続く喜び」「永遠の思い出」は、黄色やオレンジ、赤、白などの鮮やかな色の花が、ドライフラワーにしてもいつまでも変わらない花姿と質感を残すことからつけられ多と言われています。また、「黄金の輝き」は、「ヘリクリサム」の由来と同じく、花の見た目からついたそうです。
ムギワラギク(帝王貝細工)の花
ムギワラギクの花びらに見えるものは、がくが変化した「総苞片」と呼ばれる器官です。花びらにはガラス質の一種の「ケイ酸」を含み水分が少ないため、独特の質感をもっています。触るとカサカサしているだけでなく少し硬くて、キラキラとした金属のような光沢があります。花色は黄色、オレンジ、白、赤、ピンクなどがあります。
ヘリクリサム
ムギワラギクの別名はヘリクリサムと言いますが、ヘリクリサムはキク科ムギワラギク属の植物の総称で、500種類ほどあると言われています。ヘリクリサムといっても、種類によって見た目がとても違います。
ヘリクリサム・ペティオラレ
卵型の小さな葉をたくさんもち、葉や茎に細かい繊毛が生えており、銀色に見えます。カラーリーフとして寄せ植えやお庭のアクセントに人気があり、横に広がるように育つのでグランドカバーにも向いています。湿気が苦手なので水の切れや風通しを良くするため、ハンギングバスケットや鉢植えでも育てることができます。
カレープランツ
見た目はローズマリーに似た銀白色の美しいシルバーグラスですが、カレーに似たにおいをもっているため、「カレープランツ」という名でも呼ばれています。しかし花は苦くて食べられないため、ポプリや料理の香りづけなどとして使われます。
他の花言葉の記事はここから探してみよう
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月23日の誕生花
7月23日の誕生花は、「ブーゲンビリア」です。
オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性のつる性低木で、原産地は、中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林です。
ブーゲンビリアについて科・属 オシロイバナ科ブーゲンビリア属和名 ブーゲンビリア,筏葛(イカダカズラ)英名 Bougainvillea学名 Bougainvillea原産地 中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林開花時期 5月~10月
花名の由来
属名の学名「Bougainvillea(ブーゲンビリア)」は、1768年にブラジルでこの植物を発見したフランス人の植物学者フィリベルト・コマーソンが、彼の友人で船員だったブーガンヴィル(1729~1811)の名前にちなんでつけられた名前だそうです。原産地はこのブラジルをはじめ中央・南アメリカです。
ブーゲンビリアの花言葉と由来
ブーゲンビリアの花言葉は、「情熱」「魅力」「あなたしか見えない」。
ブーゲンビリアの花言葉の「情熱」は、赤やピンクなどの情熱的な色に由来していて、人の気持ちを揺さぶり高ぶらせるというところから「魂の花」という名前でも呼ばれるようになりました。つる性で上へと伸びていく様子は、火炎をあげているようにエネルギッシュでありながら、さらっとした苞が日差しを透過し夏でもさわやかさを感じさせてくれる植物です。
ブーゲンビリアの花
ブーゲンビリアの花は1輪ずつ付いているように見えますが、実は1輪は花と萼が1つずつの組み合わせで、これが3輪(6輪)が集まって1つの花のように見えています。
原産地の中南米では年中咲いている花ですが、日本ではなかなか環境が合わず、夏も暑すぎるために花が咲きにくくなるようです。
インドに伝わる伝統医学のアーユルヴェーダでは、糖尿病患者の治療に、ブーゲンビリアの葉の成分を用いていたとされています。アーユルヴェーダとは、5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学で、実践的な生活の健康法として現代まで伝えられてきました。
昔は贈り物としても人気があり、貰って嬉しい花としてもよく名前が挙がっていたそうですが、するどい棘をもっていることと、花が落ちやすいことから次第に贈り物としては使われなくなったようです。
ブーゲンビリアの種類
ブーゲンビリアの品種は、原種が3種類あり、そこから品種改良が行われたことによってたくさんの種類がうまれました。花に見える包葉には赤やピンク、紫、白、黄色などの色があり、一重のものや八重のもの、中央の花がないもの、グラデーションや2色咲きのもの、斑が入るものなど、様々な種類があります。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月22日の誕生花
7月22日の誕生花は、「ナデシコ」です。
ピンクや白、赤といった色の小な花が多く咲く姿が印象的で、その花びらは糸状の繊細な物や細やかな切れ込みが入った物など様々あり、また秋の七草にも含まれる日本人になじみの深い花です。
ナデシコ(撫子)について科・属 ナデシコ科ナデシコ属和名撫子(ナデシコ)英名 Pink, Dianthus学名 Dianthus superbusL. var. longicalycinus原産地 日本,東アジア開花時期 6月~9月
花名の由来
ナデシコの花名は「撫でたくなるほどかわいらしい子」からきていて、平安時代から子どもや女性にたとえられてきたかわいらしいナデシコの花姿に由来しています。
英名では「pink」と呼ばれ、これには 「輝く目」という意味があります。 ピンクという色の語源は この花にあるといわれています。
ナデシコ(撫子)の花言葉と由来
ナデシコ(撫子)の花言葉は、「無邪気」「純愛」「貞節」。
「純愛」「無邪気」といった花言葉は、花びらの先に細かい刻みがある繊細で可愛らしいその姿にちなむといわれます。
秋の七草
ナデシコは、秋の七草のひとつにも数えられます。秋の七草は、万葉集に詠まれた「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」がもとになっています。「朝顔の花」は、現在の朝顔ではなく桔梗のことだと言われています。
春の七草のように粥にして食べるものではありませんが、古くから漢方や民間薬として利用されてきました。
ナデシコの種類
ナデシコの種類は、約300品種あると言われていて、丈夫で育てやすいことからよく利用されています。同じナデシコ科のカーネーションの元にもなった植物で、古くからとても愛され、品種改良が盛んに行われてきました。単に「ナデシコ」といわれる場合は基本的にはカワラナデシコのことを指し、またナデシコ属の植物の総称としてもこう言われます。
漢方として使われるナデシコ
ナデシコの漢方としての名前は「瞿麦(くばく)」といいます。瞿麦はナデシコの全草を乾燥させたもので、生薬として利用する場合は開花中の地上部の全草を乾燥させたものを使います。
効能は消炎、利尿、むくみなどで、民間薬として使用されてきました。
古典園芸植物のひとつ
ナデシコは、古くから園芸植物として栽培されてきた「古典園芸植物」の一種です。江戸時代には品種改良されたものもでまわっていたようですが、最近ではあまり見られないようです。
ナデシコは万葉集に数多く詠まれたほか、枕草子や小林一茶などの俳句にも登場しています。
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月20日の誕生花
7月20日の誕生花は、「ひまわり(向日葵)」です。北アメリカが原産のキク科の1年草で、野生のものは60種ほどあると言われています。7~9月に茎先に20~30㎝ほどの、黄色の大きな花を横向きに咲かせます。
ひまわり(向日葵)について科・属 キク科ヒマワリ属和名向日葵(ヒマワリ)英名 Sunflower学名 Helianthus annuus原産地 北アメリカ開花時期 6月~8月
ひまわり(向日葵)の花言葉と由来
ひまわり(向日葵)の花言葉は、「あこがれ」「あなただけを見つめる」「敬慕」。
ひまわりは、太陽が移動することによってひまわりも花の向きが変わるということから、「日廻り(ひまわり)」と呼ばれていました。学名の「Helianthus」には「太陽の花」という意味があります。
「向日葵」は、ひまわりの花に向日性があることからつけられた「向日」に、「太陽に向かって成長する植物」という意味のある「葵」がつき、「向日葵」とかいて「ひまわり」と呼ばれるようになりました。
花言葉の、「あなただけを見つめる」「あこがれ」は、成長期の頃の花が太陽の動きに合わせるように向きを変えるところから来ています。「敬慕」は、ギリシャ神話の海の精クリティのアポロンへの気持ちを表したと言われています。
ひまわり(向日葵)の種
ひまわりの種は、1.5cmくらいの大きさで、1輪につき500個から3000個ほどの種が出来ます。ひまわりの種といえばハムスターが食べるイメージがありますが、とても栄養が豊富で海外では食用としても人気があります。日本でも、炒って殻が取り除かれたものが販売されています。
ひまわりの種には、リノール酸、葉酸、ビタミン、鉄分、繊維、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどが豊富に含まれていて、とても栄養価が高く、アメリカなどでは長寿や若返りのナッツとして知られているようです。しかし、ナッツは高カロリーなので食べすぎには注意です。
ギリシャ神話のひまわり(向日葵)
ゼウスの息子の太陽神アポロンはまばゆい金髪と美しい顔をもち、類い稀なる竪琴と笛の名手でした。水の精クリュティエは、アポロンに恋こがれますが、叶わぬ恋になってしまいます。それが悲しくてクリュティエは泣いてばかりでした。
クリュティエは、日輪車で東の空に昇ってくるアポロンを待ちつづけ、現れてから西の空に見えなくなるまで目で追い続けました。クリュティエは9日9晩アポロンを見続け、そうしているうちに足は地面に根付き、顔はひまわりの花に変化してしまったといわれています。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。LOVEGREEN 花言葉記事一覧
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月19日の誕生花
7月19日の誕生花は、「ゲッカビジン(月下美人)」です。
中南米原産で、幅広い肉厚な葉がうねるように伸びるサボテンで、白く透き通るような花が咲きます。名前通り、月の夜に照らされた美女のような花です。
ゲッカビジン(月下美人)について科・属 サボテン科クジャクサボテン属和名月下美人(ゲッカビジン)英名 Dutchman’s pipe cactus学名 Epiphyllum oxypetalum原産
地 メキシコ熱帯雨林地帯開花時期 6月~11月花名の由来
花名はゲッカビジンが真夜中に月下で咲き始め、翌朝にはしぼんでしまうことに由来しています。
ゲッカビジン(月下美人)の花言葉と由来
ゲッカビジン(月下美人)の花言葉は、「あでやかな美人」「はかない恋」。
「はかない恋」という花言葉は、夜になると美しい花を咲かせ、翌朝には閉じてしまっていることから、また、「あでやかな美人」という花言葉は、ゲッカビジンの花の姿が妖艶な美人のように趣があることに由来していると言われています。
ゲッカビジン(月下美人)の香り
ゲッカビジンの別名は、「月来香(ゲツライコウ)」といいます。
ゲッカビジンの花からはとても強い香りが漂います。花が咲いている姿を見なくても、香りで咲いているのがわかるほどだと言われています。ゲッカビジンの花は夜に咲き、香りが漂ってくるということからこの別名で呼ばれているようです。
ゲッカビジンは、あまり日本ではなじみのない香りだとは思いますが、ヨーロッパでは香水としても利用されているようです。
▼夜に香る花についての関連記事はコチラ!夜に香る、魅力的な白い花5選
ゲッカビジン(月下美人)は1年に1度、満月や新月の夜に咲く?
ゲッカビジンは1年に1度花を咲かす、というような話が知られていますが、実際には株のもっている体力によって年に咲く回数は変わります。うまく育てられれば年に3~4回花をつけることもありますが、1度も咲かないこともあります。
また、満月の夜や新月の夜に咲くからゲッカビジンと呼ばれる、という話もありますが、月の満ち欠けとゲッカビジンの開花に関係はありません。花の名前が「月下美人(ゲッカビジン)」や「月来香(ゲツライコウ)」というように、名前に「月」がつくところからこのように言われるようになったものだと思われます。
ゲッカビジン(月下美人)は食べられる
ゲッカビジンの花が閉じた後は、天ぷらやお浸しなどにして食べることができます。古くから薬用としても利用されていたようで、台湾では薬膳料理として食べられているようです。
花だけでなく熟した実も食べることができ、実はほんのり甘く、サクサクとした食感があるそうです。
ゲッカビジン(月下美人)の種類
月下美人の種類は交配種が10種類ほどあり、月下美人同様に名前も美しい品種が多くあります。主な品種としては、満月美人、姫月下美人、歌麻呂美人、十三夜美人などがあります。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。LOVEGREEN 花言葉記事一覧
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月16日の誕生花
7月16日の誕生花は、「ジンジャー」です。
7月から11月に蝶のような白い花を穂状につけ、甘い香りがします。「花縮砂(ハナシュクシャ)」という和名もあります。
ジンジャーについて科・属 ショウガ科シュクシャ属英名 Ginger Lily学名 Hedychium coronarium原産地 インド、マレーシア開花時期 7月~11月
ジンジャーの花言葉と由来
ジンジャーの花言葉は、「豊かな心」「慕われる愛」「あなたを信頼します」。
花から香る甘い香りとユリに似た白い花を咲かせることから英名では「ジンジャーリリー」や「ホワイトジンジャー」などと呼ばれていましたが、「ジンジャー」と省略して呼ばれるようになりました。ジンジャーの花が咲いている姿が、白い蝶が群れて飛んでいるようにみえるため「バタフライジンジャー」などとも呼ばれています。
「豊かな心」という花言葉は、夕方に花の香りが強くなり、豊かに広がっていくことからつけられ、「慕われる愛」という花言葉は、:ジンジャーのもつその魅力的な甘い香りからつけられたようです。
ショウガとジンジャーリリー
ショウガ(生姜)は英語でジンジャーといいます。このジンジャーリリーもショウガ科の植物ではありますが、花の鑑賞用の品種として江戸時代に日本に持ち込まれたもので、食用としての利用はできません。漢方にも「縮砂(シュクシャ)」という名前の植物がありますが、これも同じショウガ科の植物ですがジンジャーリリーとは別の植物です。
ジンジャーの花
ジンジャーは、白く蝶が舞っているような姿が印象的な花ですが、花色は白だけでなく、黄色やオレンジなどもあります。黄色やオレンジの花は、白い花から品種改良されてつくられた種類です。花からは甘く強い香りを放たれます。
香料として使われるジンジャー
ジンジャーの花は香りがとても強いため、香料として香水などにも使われます。
ジンジャーは熱帯・温帯が原産の植物です。「ハワイの空港に降り立った時の香りはプルメリア・ココナッツ・ジンジャーの香り」といわれるほど、印象的でポピュラーな香りとして知られているようです。
キューバ人が最も愛する花
ジンジャーはキューバ共和国とニカラグア共和国の国花になっています。原産はインドですが、美しい花姿と香りからキューバ人が最も愛する花と言われているようです。
キューバのスペインからの独立戦争のときや、カストロを指導者に社会主義革命が勃発したときに、キューバの女性運動家たちはジンジャーの花姿と香りに民族の誇りと団結を誓い、胸にジンジャーの花を飾ったと言われています。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。LOVEGREEN 花言葉記事一覧
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月14日の誕生花
7月14日の誕生花は、「カワラナデシコ(河原撫子)」です。
ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、原産地は日本です。5~10月頃にピンクや薄紫、赤、紫などの色の花を咲かせます。花びらの先には細かい刻みがあります。
カワラナデシコ(河原撫子)について科・属 ナデシコ科ナデシコ属英名 Fringed pink学名 Dianthus superbus var. longicalycinus原産地 日本,東アジア開花時期 5月~10月
カワラナデシコ(河原撫子)の花言葉と由来
カワラナデシコ(河原撫子)の花言葉は、「大胆」「貞節」「可憐」。
ナデシコの名前の由来は、撫でるように可愛い花の意味からきています。生息している場所が主に河原などであるため、「カワラナデシコ」と名付けられました。同属で中国原産の「カラナデシコ(唐撫子)」と区別するために「ヤマトナデシコ(大和撫子)」とも呼ばれます。また、花期が夏から秋にかけてというところから、「常夏」と呼ばれていたこともあったそうです。
「大胆」という花言葉は、鮮やかなピンクの花が河原の中でも目立つ花の姿からきています。「可憐」は、花びらに細かい刻みが多く、優しげで清らかな印象からつけられたと言われています。
秋の七草
ナデシコは、秋の七草のひとつにも数えられます。秋の七草は、万葉集に詠まれた「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」がもとになっています。「朝顔の花」は、現在の朝顔ではなく桔梗のことだと言われています。これと同じく、「撫子の花」はカワラナデシコのことだと言われています。
春の七草のように粥にして食べるものではありませんが、古くから漢方や民間薬として利用されてきました。
漢方として使われるカワラナデシコ
カワラナデシコの漢方としての名前は「瞿麦(くばく)」といいます。「瞿麦」はカワラナデシコの全草を乾燥させたものを指します。生薬では開花中の地上部を乾燥させたものを使います。
古典園芸植物のひとつ
カワラナデシコは、古くから園芸植物として栽培されてきた「古典園芸植物」の一種です。江戸時代には品種改良されたものもでまわっていたようですが、最近ではあまり見られないようです。
カワラナデシコは万葉集に数多く詠まれたほか、枕草子や小林一茶などの俳句にも登場していることから、古くから親しまれていたことがわかります。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。LOVEGREEN 花言葉記事一覧
0
0
文章
笼岛 みどり
2017年05月22日
7月13日の誕生花
7月13日の誕生花は、「テッポウユリ(鉄砲百合)」です。
ユリ科ユリ属の日本固有種の多年草で、九州南部から沖縄にかけて分布します。5~8月頃に純白の花を咲かせます。
テッポウユリ(鉄砲百合)について科・属 ユリ科ユリ属英名 Lily学名 Lilium longiflorum原産地 北半球の亜熱帯、温帯、亜寒帯開花時期 5月~8月
テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉と由来
テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉は、「純潔」「威厳」「甘美」。
ユリは茎が細く花が大きいため、自然に風に揺れるため「揺すり」と呼ばれ、それが「ゆり」に変化したと言われています。テッポウは、花の形が旧式の鉄砲に似ている事から名付けられました。
花言葉の「純潔」は、汚れのない清らかな純白の花の姿からつけられています。「威厳」は、大輪のユリの花のゴージャスな印象からきていると言われています。
テッポウユリ(鉄砲百合)の花
テッポウユリは、九州から沖縄にかけて生息する日本固有の植物です。明治時代、日本から海外に輸出され、ヨーロッパの気候でも育ちやすかったことなどから人気となりました。
草丈は0.5~1.2mほどになり、細長い楕円形の葉をつけます。夏には白い大きな花をいくつも横向きに咲かせます。
ウイルス病を持っている
市販されているテッポウユリはほとんどがウイルス病にかかっているそうです。持っているだけでは特に何も問題は起こしませんが、別のウイルスに感染したユリ科植物の汁を吸ったアブラムシがテッポウユリにやってくると、ウィルスが突然モザイク病などの症状を表し始めます。
アブラムシさえ来なければウイルス病を発病することはないので、アブラムシの予防をしっかりするように心がけましょう。
テッポウユリ(鉄砲百合)とタカサゴユリ(高砂百合)
ユリの仲間は、花姿などがとても似ていて見分けにくいものが多くあります。中でも、テッポウユリとタカサゴユリはとても似ていて、タカサゴユリの別名は「ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)」といいます。
見分け方は名前の通り、タカサゴユリの方がテッポウユリよりも葉が細くなっています。しかし、これらの交配種である「シンテッポウユリ(新鉄砲百合)」という品種もあり、やはり見分けるのは難しいようです。
他の花言葉の記事はここから探してみよう。LOVEGREEN 花言葉記事一覧
0
0