文章
玲儿
2017年07月06日
インドゴムノキの基本情報
学名:Ficus elastica
和名:インドゴムノキ その他の名前:ゴムノキ、フィカス・エラスティカ、フィカス‘デコラ’
科名 / 属名:クワ科 / イチジク属(フィクス属)
特徴
インドゴムノキは、自生地では高さ30mになる高木です。葉は厚く楕円形、長さ30cmで光沢のある濃緑色です。葉が斑入りの品種も多く、ミニ観葉から大鉢まで、年間楽しめます。
代表的な品種の‘デコラ’(Ficus elastica ‘Decora’)は、葉が厚くて広く、新葉を包む苞葉は赤みを帯びています。‘デコラ・バリエガタ’(F. elastica ‘Decora Variegata’)は、葉に黄色や黄緑色の斑がモザイク状に入ります。‘デコラ・トリカラー’(F. elastica ‘Decora Tricolor’)は葉縁に白色の斑が大きく入ります。よく似た品種で流通しているものに‘ティネケ’(F. elastica ‘Tineke’)や‘シルヴィー’(F. elastica ‘Silvie’)などがあります。‘アポロ’(F. elastica ‘Apollo’)は葉がやや小型、葉縁が波打って葉面の凹凸が目立ちます。‘バーガンディー’(F. elastica ‘Burgandy’)は‘アビジャン’(F. elastica ‘Abidjan’)とも呼ばれ、葉は光沢のある赤黒色となります。
いずれも栽培容易で、観葉植物のなかでは比較的寒さに強く、暖地では戸外で冬を越すことができます。
インドゴムノキの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘デコラ・トリカラー’
Ficus elastic ‘Decora Tricolor’
緑色地の葉の外側に淡緑色の掃込み斑が入り、葉縁に乳白色の覆輪斑が入る品種。
‘アポロ’
Ficus elastic ‘Apollo’
葉は節間が短くてやや小形、表面は凹凸が目立つ品種。
‘バーガンディー’
Ficus elastica ‘Burgundy’
苞葉は濃赤色で、葉は紫褐色となる品種。
‘アサヒ’
Ficus elastica ‘Asahi’
葉は淡緑色地に乳白色の覆輪斑が入る品種。
‘ロブスタ’
Ficus elastica ‘Robusta’
葉は濃緑色で、節間が短く、葉が斜上する立ち葉となる品種。
学名:Ficus elastica
和名:インドゴムノキ その他の名前:ゴムノキ、フィカス・エラスティカ、フィカス‘デコラ’
科名 / 属名:クワ科 / イチジク属(フィクス属)
特徴
インドゴムノキは、自生地では高さ30mになる高木です。葉は厚く楕円形、長さ30cmで光沢のある濃緑色です。葉が斑入りの品種も多く、ミニ観葉から大鉢まで、年間楽しめます。
代表的な品種の‘デコラ’(Ficus elastica ‘Decora’)は、葉が厚くて広く、新葉を包む苞葉は赤みを帯びています。‘デコラ・バリエガタ’(F. elastica ‘Decora Variegata’)は、葉に黄色や黄緑色の斑がモザイク状に入ります。‘デコラ・トリカラー’(F. elastica ‘Decora Tricolor’)は葉縁に白色の斑が大きく入ります。よく似た品種で流通しているものに‘ティネケ’(F. elastica ‘Tineke’)や‘シルヴィー’(F. elastica ‘Silvie’)などがあります。‘アポロ’(F. elastica ‘Apollo’)は葉がやや小型、葉縁が波打って葉面の凹凸が目立ちます。‘バーガンディー’(F. elastica ‘Burgandy’)は‘アビジャン’(F. elastica ‘Abidjan’)とも呼ばれ、葉は光沢のある赤黒色となります。
いずれも栽培容易で、観葉植物のなかでは比較的寒さに強く、暖地では戸外で冬を越すことができます。
インドゴムノキの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘デコラ・トリカラー’
Ficus elastic ‘Decora Tricolor’
緑色地の葉の外側に淡緑色の掃込み斑が入り、葉縁に乳白色の覆輪斑が入る品種。
‘アポロ’
Ficus elastic ‘Apollo’
葉は節間が短くてやや小形、表面は凹凸が目立つ品種。
‘バーガンディー’
Ficus elastica ‘Burgundy’
苞葉は濃赤色で、葉は紫褐色となる品種。
‘アサヒ’
Ficus elastica ‘Asahi’
葉は淡緑色地に乳白色の覆輪斑が入る品種。
‘ロブスタ’
Ficus elastica ‘Robusta’
葉は濃緑色で、節間が短く、葉が斜上する立ち葉となる品種。
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玲儿
2017年07月06日
トマトの基本情報
科名:ナス科
特徴
家庭菜園の人気者、トマトはカロテン、ビタミンC、うまみ成分のグルタミン酸などが豊富に含まれ、栄養価の高さでも群を抜きます。真っ赤な色はリコピンという色素で、抗酸化作用が注目されています。
ふるさとは南米アンデス高原。日本には江戸時代に観賞用として渡来し、明治時代になってから本格的に再導入されました。原産地の気候から、強い日ざしと、比較的冷涼で昼夜の温度差の大きい乾燥した気候を好みます。
育て方のポイント
栽培のポイント
ナス科野菜の連作を避け、日当たり、水はけのよい畑で栽培し、わき芽かきと誘引を欠かさず、追肥を行います。
トマトの栽培でよくある疑問、悩み
Q.苗を植えつけるときのポイントは?
植えつけの際の主なポイントには、(1)植えつける時期、(2)苗の大きさ、(3)苗の向き、などがあります。
(1)トマトの生育適温は25~30℃で、高温を好みます。最近では、植えつけ適期になる前から苗が店頭に並ぶようになりましたが、焦って植えるのは禁物。4月の遅霜にあうと、苗がダメージを受けて枯れてしまうこともあります。十分に気温が高くなってから(関東地方では、5月の大型連休のころ)、植えつけるようにするのがポイントです。
(2)小さすぎる苗を植えると、茎葉だけが茂って着果が不安定になる「つるボケ」の状態になりがちです。1番目の花芽がついているか、花が咲いているものを植えるようにしましょう。小さな苗しか入手できなかった場合は、ひと回り大きなポットに植え替えて、花芽がつくまで育ててから植えつけるとよいでしょう。
(3)トマトの花芽は茎に対して一定方向につく性質があります。このため、花芽を通路側に向けて植えると、収穫作業がラクになります。
Q.苗がすぐに植えられない場合は?
一般に、店頭には植えつけに一番適した状態の苗が並んでいるので、買ったらすぐに植えつけることをおすすめします。が、難しい場合は、すぐにひと回り大きなポットに植え替えて、日当たりや風通しのよい場所で、水やりをきちんと行って管理します。
買ったあとそのまましばらく放置してしまうと、苗が老化して植えつけてもうまく根づかず、その後の生育も悪くなってしまうので注意しましょう。
Q.背が高い野菜の注意点は?
トマトやキュウリ、ナスなどの背丈が高くなる野菜は、きちんと支柱を立てて育てることが大切です。支柱を立てないと、株が倒れて生育が悪くなったり、実に日光が当たらず色づきが悪くなったりします。支柱を立て、定期的に誘引、わき芽かきなどを行って、日当たりと風通しをよくすることが大切です。
Q.わき芽は取ったほうがよい?
わき芽を取らずに主枝とわき芽1本を伸ばす「2本仕立て」という方法もありますが、家庭菜園ではわき芽をすべて取る「1本仕立て」をおすすめします。理由は、(1)養分がわき芽に分散せず、立派な果実が収穫できる、(2)風通し、日当たりがよくなるので生育も旺盛になる、などです。
わき芽を2~3本伸ばしてしまうと、枝が込み合って風通しや日当たりが悪くなり、病気にかかりやすくなります。また、実は収穫できても、小さめのものになると思います。それでも伸ばして収穫したい場合は、株間を広めにとり、肥料を通常よりも多めに与え、枝を支柱で支えながら育ててみてください。
Q.トマトにはあまり水をあげないほうがいいって本当?
トマトの原産地は日照量が多く、雨が少ない南米アンデス高地。そのためトマトは多くの日照を必要とし、雨に当たるのを嫌います。ビニールハウスでの栽培や、株の上部をポリフィルムなどで覆う「雨よけ栽培」が盛んなのも、この特性によるものです。
では、水やりを控えればいいかというとそうでもなく、生育や果実の肥大のためには、ある程度の水やりは必要です。ただし、葉や茎に水を直接かけるのは控え、根元にたっぷりと与えるようにしましょう。
また、収穫直前にわざと水を減らしてトマトを小さくして糖度を上げるという方法もあるようですが、技術的に難しい面があるので、家庭菜園ではあまりおすすめできません。
Q.皮がかたい。やわらかくつくるコツは?
トマトの皮がかたいというのは、まず、品種による差があります。
スーパーなどで売っているトマトの多くは、ハウス栽培を前提にした皮のやわらかい品種ですが、家庭菜園向け(露地栽培用)品種は、裂果(れっか)しにくい皮の厚い品種が多いのです。
また、成長のスピードも関係しています。トマトの実は、早く大きく成長させると皮が比較的やわらかくなるのですが、じっくり育てるとかたくなる傾向があります。
したがって、土づくりや追肥などの管理をしっかり行って株を元気に育て、成長のスピードを促せば、ある程度、皮のやわらかいトマトを収穫できることもあります。
Q.青いトマトが腐る原因は?
おそらく、土中の石灰分(カルシウム)不足による「尻ぐされ症」という生理障害でしょう。土づくりの際に、苦土石灰の量が不足していたときなどに起こります。また、石灰を十分にまいていても、チッ素分の与えすぎや水不足、乾燥などが続くと、根からカルシウムの吸収がうまく行われないことが原因で、カルシウム不足に陥ることもあります。
対策としては、カルシウム分を多く配合した液体肥料の葉面散布が有効です。あるいは、根のまわりに石灰をまいて、たっぷりと水をまくなどといった方法もあります。
科名:ナス科
特徴
家庭菜園の人気者、トマトはカロテン、ビタミンC、うまみ成分のグルタミン酸などが豊富に含まれ、栄養価の高さでも群を抜きます。真っ赤な色はリコピンという色素で、抗酸化作用が注目されています。
ふるさとは南米アンデス高原。日本には江戸時代に観賞用として渡来し、明治時代になってから本格的に再導入されました。原産地の気候から、強い日ざしと、比較的冷涼で昼夜の温度差の大きい乾燥した気候を好みます。
育て方のポイント
栽培のポイント
ナス科野菜の連作を避け、日当たり、水はけのよい畑で栽培し、わき芽かきと誘引を欠かさず、追肥を行います。
トマトの栽培でよくある疑問、悩み
Q.苗を植えつけるときのポイントは?
植えつけの際の主なポイントには、(1)植えつける時期、(2)苗の大きさ、(3)苗の向き、などがあります。
(1)トマトの生育適温は25~30℃で、高温を好みます。最近では、植えつけ適期になる前から苗が店頭に並ぶようになりましたが、焦って植えるのは禁物。4月の遅霜にあうと、苗がダメージを受けて枯れてしまうこともあります。十分に気温が高くなってから(関東地方では、5月の大型連休のころ)、植えつけるようにするのがポイントです。
(2)小さすぎる苗を植えると、茎葉だけが茂って着果が不安定になる「つるボケ」の状態になりがちです。1番目の花芽がついているか、花が咲いているものを植えるようにしましょう。小さな苗しか入手できなかった場合は、ひと回り大きなポットに植え替えて、花芽がつくまで育ててから植えつけるとよいでしょう。
(3)トマトの花芽は茎に対して一定方向につく性質があります。このため、花芽を通路側に向けて植えると、収穫作業がラクになります。
Q.苗がすぐに植えられない場合は?
一般に、店頭には植えつけに一番適した状態の苗が並んでいるので、買ったらすぐに植えつけることをおすすめします。が、難しい場合は、すぐにひと回り大きなポットに植え替えて、日当たりや風通しのよい場所で、水やりをきちんと行って管理します。
買ったあとそのまましばらく放置してしまうと、苗が老化して植えつけてもうまく根づかず、その後の生育も悪くなってしまうので注意しましょう。
Q.背が高い野菜の注意点は?
トマトやキュウリ、ナスなどの背丈が高くなる野菜は、きちんと支柱を立てて育てることが大切です。支柱を立てないと、株が倒れて生育が悪くなったり、実に日光が当たらず色づきが悪くなったりします。支柱を立て、定期的に誘引、わき芽かきなどを行って、日当たりと風通しをよくすることが大切です。
Q.わき芽は取ったほうがよい?
わき芽を取らずに主枝とわき芽1本を伸ばす「2本仕立て」という方法もありますが、家庭菜園ではわき芽をすべて取る「1本仕立て」をおすすめします。理由は、(1)養分がわき芽に分散せず、立派な果実が収穫できる、(2)風通し、日当たりがよくなるので生育も旺盛になる、などです。
わき芽を2~3本伸ばしてしまうと、枝が込み合って風通しや日当たりが悪くなり、病気にかかりやすくなります。また、実は収穫できても、小さめのものになると思います。それでも伸ばして収穫したい場合は、株間を広めにとり、肥料を通常よりも多めに与え、枝を支柱で支えながら育ててみてください。
Q.トマトにはあまり水をあげないほうがいいって本当?
トマトの原産地は日照量が多く、雨が少ない南米アンデス高地。そのためトマトは多くの日照を必要とし、雨に当たるのを嫌います。ビニールハウスでの栽培や、株の上部をポリフィルムなどで覆う「雨よけ栽培」が盛んなのも、この特性によるものです。
では、水やりを控えればいいかというとそうでもなく、生育や果実の肥大のためには、ある程度の水やりは必要です。ただし、葉や茎に水を直接かけるのは控え、根元にたっぷりと与えるようにしましょう。
また、収穫直前にわざと水を減らしてトマトを小さくして糖度を上げるという方法もあるようですが、技術的に難しい面があるので、家庭菜園ではあまりおすすめできません。
Q.皮がかたい。やわらかくつくるコツは?
トマトの皮がかたいというのは、まず、品種による差があります。
スーパーなどで売っているトマトの多くは、ハウス栽培を前提にした皮のやわらかい品種ですが、家庭菜園向け(露地栽培用)品種は、裂果(れっか)しにくい皮の厚い品種が多いのです。
また、成長のスピードも関係しています。トマトの実は、早く大きく成長させると皮が比較的やわらかくなるのですが、じっくり育てるとかたくなる傾向があります。
したがって、土づくりや追肥などの管理をしっかり行って株を元気に育て、成長のスピードを促せば、ある程度、皮のやわらかいトマトを収穫できることもあります。
Q.青いトマトが腐る原因は?
おそらく、土中の石灰分(カルシウム)不足による「尻ぐされ症」という生理障害でしょう。土づくりの際に、苦土石灰の量が不足していたときなどに起こります。また、石灰を十分にまいていても、チッ素分の与えすぎや水不足、乾燥などが続くと、根からカルシウムの吸収がうまく行われないことが原因で、カルシウム不足に陥ることもあります。
対策としては、カルシウム分を多く配合した液体肥料の葉面散布が有効です。あるいは、根のまわりに石灰をまいて、たっぷりと水をまくなどといった方法もあります。
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玲儿
2017年07月06日
キアノティスの基本情報
学名:Cyanotis
その他の名前:ギンモウカン(銀毛冠)、テディベア・プランツ
科名 / 属名:ツユクサ科 / キアノティス属
特徴
キアノティス属(Cyanotis)は、熱帯アジアと熱帯アフリカに約50種が分布しています。観葉植物に利用されているのは葉が多肉質や多汁質の次のような種類です。
キアノティス・ロンギフォリア(C. longifolia)は熱帯アフリカ原産で、高さ10~40cmとなり、茎は直立したりほふくしたりします。葉は多肉質で線状となり、長さ約10~30cmで葉縁に軟毛が密生しています。花は赤紫色で茎の先端につきます。
キアノティス・ソマリエンシス(C. somaliensis)は銀毛冠(ぎんもうかん)とも呼ばれ、熱帯アフリカ原産で、茎は直立するかほふくします。葉は狭三角形で長さ3~4cm、光沢があります。多肉質で葉縁に白色の長軟毛が密生しています。茎の先端に淡紫色の花をつけます。
キアノティス・キューエンシス(C. kewensis)はインド原産で、株全体に褐色の軟毛が密生し、茎はほふくします。葉は長さ2~3cmで卵状心臓形となり多汁質です。花は茎の先端につき、紫色で小型です。こんもりとした草姿から、英名ではテディベア・プランツとも呼ばれています。
キアノティスの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
キアノティス・ロンギフォリア
Cyanotis longifolia
葉は多肉質で線状、葉縁に軟毛が密生する。
キアノティス・ソマリエンシス
Cyanotis somaliensis
銀毛冠とも呼ばれ、葉は狭三角形で光沢があり、多肉質で葉縁に白色の長軟毛が密生している。
キアノティス・キューエンシス
Cyanotis kewensis
株全体に褐色の軟毛が密生し、葉は卵状心臓形、多汁質となる。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
春から秋は戸外に置きます。冬は室内に置き、ガラス越しの日光に当て、株が軟弱にならないように注意します。
水やり
春から秋は鉢土が乾いたら水を与えます。冬は鉢土を乾かし気味に管理します。
肥料
肥料が多いと株が軟弱になるので、春から秋に緩効性化成肥料を年1回施す程度とします。
病気と害虫
病気:根腐病
初夏から秋に根腐病が発生します。見つけたら早めに防除します。
害虫:カイガラムシ
年間を通してカイガラムシが発生します。見つけたら早めに防除します。
用土(鉢植え)
腐植質で水はけのよい用土(例:赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
生育旺盛なので、年1回、4月から9月に植え替えます。植え替え時に伸びすぎた茎を間引いたり、切り戻したりして整理します。
ふやし方
さし芽:適期は 5月から9月です。伸びすぎた茎を切り分けて利用するとよいでしょう。茎は5cm程度にカットし、先端部の葉は残し、下葉は落とします。パーライトとバーミキュライトを等量に混ぜたものを3号ポットに入れ、茎の1/2程度をさします。明るい日陰に置いて、さし床を乾かさないようにこまめに管理すれば、2~3週間で発根するので1か月後には鉢上げできます。用土は鉢植え用と同様のものを用います。
主な作業
切り戻し:茎が伸びて乱れてきたら、早めに切り戻します。
下葉の除去:下葉が黄ばんできたら早めに除去します。
学名:Cyanotis
その他の名前:ギンモウカン(銀毛冠)、テディベア・プランツ
科名 / 属名:ツユクサ科 / キアノティス属
特徴
キアノティス属(Cyanotis)は、熱帯アジアと熱帯アフリカに約50種が分布しています。観葉植物に利用されているのは葉が多肉質や多汁質の次のような種類です。
キアノティス・ロンギフォリア(C. longifolia)は熱帯アフリカ原産で、高さ10~40cmとなり、茎は直立したりほふくしたりします。葉は多肉質で線状となり、長さ約10~30cmで葉縁に軟毛が密生しています。花は赤紫色で茎の先端につきます。
キアノティス・ソマリエンシス(C. somaliensis)は銀毛冠(ぎんもうかん)とも呼ばれ、熱帯アフリカ原産で、茎は直立するかほふくします。葉は狭三角形で長さ3~4cm、光沢があります。多肉質で葉縁に白色の長軟毛が密生しています。茎の先端に淡紫色の花をつけます。
キアノティス・キューエンシス(C. kewensis)はインド原産で、株全体に褐色の軟毛が密生し、茎はほふくします。葉は長さ2~3cmで卵状心臓形となり多汁質です。花は茎の先端につき、紫色で小型です。こんもりとした草姿から、英名ではテディベア・プランツとも呼ばれています。
キアノティスの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
キアノティス・ロンギフォリア
Cyanotis longifolia
葉は多肉質で線状、葉縁に軟毛が密生する。
キアノティス・ソマリエンシス
Cyanotis somaliensis
銀毛冠とも呼ばれ、葉は狭三角形で光沢があり、多肉質で葉縁に白色の長軟毛が密生している。
キアノティス・キューエンシス
Cyanotis kewensis
株全体に褐色の軟毛が密生し、葉は卵状心臓形、多汁質となる。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
春から秋は戸外に置きます。冬は室内に置き、ガラス越しの日光に当て、株が軟弱にならないように注意します。
水やり
春から秋は鉢土が乾いたら水を与えます。冬は鉢土を乾かし気味に管理します。
肥料
肥料が多いと株が軟弱になるので、春から秋に緩効性化成肥料を年1回施す程度とします。
病気と害虫
病気:根腐病
初夏から秋に根腐病が発生します。見つけたら早めに防除します。
害虫:カイガラムシ
年間を通してカイガラムシが発生します。見つけたら早めに防除します。
用土(鉢植え)
腐植質で水はけのよい用土(例:赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
生育旺盛なので、年1回、4月から9月に植え替えます。植え替え時に伸びすぎた茎を間引いたり、切り戻したりして整理します。
ふやし方
さし芽:適期は 5月から9月です。伸びすぎた茎を切り分けて利用するとよいでしょう。茎は5cm程度にカットし、先端部の葉は残し、下葉は落とします。パーライトとバーミキュライトを等量に混ぜたものを3号ポットに入れ、茎の1/2程度をさします。明るい日陰に置いて、さし床を乾かさないようにこまめに管理すれば、2~3週間で発根するので1か月後には鉢上げできます。用土は鉢植え用と同様のものを用います。
主な作業
切り戻し:茎が伸びて乱れてきたら、早めに切り戻します。
下葉の除去:下葉が黄ばんできたら早めに除去します。
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玲儿
2017年07月06日
アロエの基本情報
学名:Aloe
その他の名前:医者いらず、ロカイ
科名 / 属名:ススキノキ科 / アロエ属
特徴
アロエは、薬用になる植物としてよく知られるキダチアロエや、食用とされるアロエ・ベラに代表される多肉植物です。細長い葉がロゼット状につき、肉厚な葉の中にあるゼリー状の組織に水分を蓄えて育ちます。多くの種類は性質が強健で、暑さや軽い霜程度の寒さには耐えるため、初めて園芸をする人にとっても育てやすい多肉植物です。
約500の原種が知られ、自生地では高さ20mの大木に育つ種類から、高さ5cm程度の小型種まであり、変化に富みます。観賞価値の高い花を咲かせる種類も多く、暖地で庭植えされたキダチアロエは真冬に約2か月の間花が咲き続け、観光の名所となっているところもあります。
アロエには、斑入り品種でなくても、「千代田錦」や「綾錦」、「帝王錦」など「錦」がつく園芸名が多いのも特徴です。
一般的には夏生育型の種類が多く、小~中型の鉢植えとして流通します。幹立ちする大型種のグループはツリーアロエとも呼ばれ、大鉢の観葉植物としても流通します。
※科名:ツルボラン科、ユリ科で分類される場合もあります。
アロエの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
キダチアロエ
Aloe arborescens
古くから栽培されている丈夫な種類。暖地で地植えされている株は大きく群生し、真冬に一斉に花を咲かせる。
アロエ・ベラ
Aloe vera
薬用に使われる種類。暑さ寒さにある程度強く、育ちも早く、栽培が簡単。一般的に栽培されているのは1系統のみとされ、タネができにくい。
千代田錦
Aloe variegata
葉の表面には白い斑点模様が入り、タイガーアロエとも呼ばれる。花茎は15cm程度と短く、オレンジ色の花も観賞価値が高い。
アロエ・ディスコイングシー
Aloe descoingsii
アロエとしては最も小さい種とされ、直径5〜7cm程度のロゼットが群生する。山野草的な雰囲気の小輪の花を周年不定期に咲かせる。
アロエ・プリカティリス
Aloe plicatilis
葉が扇が広がったように展開し、大きく育つと幹立ちするツリーアロエ。一見、アロエには見えない。
鬼切丸
Aloe marlothii
南アフリカではアロエ・ベラとともに薬用植物として栽培される大型種。葉の表面には突起がある。
学名:Aloe
その他の名前:医者いらず、ロカイ
科名 / 属名:ススキノキ科 / アロエ属
特徴
アロエは、薬用になる植物としてよく知られるキダチアロエや、食用とされるアロエ・ベラに代表される多肉植物です。細長い葉がロゼット状につき、肉厚な葉の中にあるゼリー状の組織に水分を蓄えて育ちます。多くの種類は性質が強健で、暑さや軽い霜程度の寒さには耐えるため、初めて園芸をする人にとっても育てやすい多肉植物です。
約500の原種が知られ、自生地では高さ20mの大木に育つ種類から、高さ5cm程度の小型種まであり、変化に富みます。観賞価値の高い花を咲かせる種類も多く、暖地で庭植えされたキダチアロエは真冬に約2か月の間花が咲き続け、観光の名所となっているところもあります。
アロエには、斑入り品種でなくても、「千代田錦」や「綾錦」、「帝王錦」など「錦」がつく園芸名が多いのも特徴です。
一般的には夏生育型の種類が多く、小~中型の鉢植えとして流通します。幹立ちする大型種のグループはツリーアロエとも呼ばれ、大鉢の観葉植物としても流通します。
※科名:ツルボラン科、ユリ科で分類される場合もあります。
アロエの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
キダチアロエ
Aloe arborescens
古くから栽培されている丈夫な種類。暖地で地植えされている株は大きく群生し、真冬に一斉に花を咲かせる。
アロエ・ベラ
Aloe vera
薬用に使われる種類。暑さ寒さにある程度強く、育ちも早く、栽培が簡単。一般的に栽培されているのは1系統のみとされ、タネができにくい。
千代田錦
Aloe variegata
葉の表面には白い斑点模様が入り、タイガーアロエとも呼ばれる。花茎は15cm程度と短く、オレンジ色の花も観賞価値が高い。
アロエ・ディスコイングシー
Aloe descoingsii
アロエとしては最も小さい種とされ、直径5〜7cm程度のロゼットが群生する。山野草的な雰囲気の小輪の花を周年不定期に咲かせる。
アロエ・プリカティリス
Aloe plicatilis
葉が扇が広がったように展開し、大きく育つと幹立ちするツリーアロエ。一見、アロエには見えない。
鬼切丸
Aloe marlothii
南アフリカではアロエ・ベラとともに薬用植物として栽培される大型種。葉の表面には突起がある。
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玲儿
2017年07月05日
デュランタの基本情報
学名:Duranta repens(D.erecta)
和名:タイワンレンギョウ、ハリマツリ
科名 / 属名:クマツヅラ科 / ハリマツリ属(デュランタ属)
特徴
デュランタは藤色や白の小花が集まって房状に垂れ下がって咲く人気の熱帯花木で、夏の鉢物としてよく流通しています。また、観葉植物として観賞される品種も一般に出回っており、沖縄などの熱帯地域では生け垣としてよく植えられています。丈夫で開花期間が長く、霜に当てなければ戸外でもよく冬越しするので、暖地では庭木として植えることができます。
種類(原種、園芸品種)
‘タカラヅカ’
Duranta‘Takarazuka’
濃紫色に白い縁取りが入る美しい品種。鉢物としてよく流通している。
‘アルバ’
Duranta‘Alba’
花色が涼しげな白色の品種。
‘ライム’
Duranta‘Lime’
葉が明黄色になり、観葉植物として利用される。花は咲きにくい。
デュランタの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光がよく当たる場所が適します。日光不足になると花つきが悪くなるので注意してください。
庭植えにする際は、水はけが悪い場所は避けたほうがよく開花します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。また、よく開花しているときや、おう盛に成長しているときは乾燥しやすいので、7月から9月の天気のよい日は毎日水を与えてください。
庭植えした場合は、根づけば水やりの心配はほとんどありません。
肥料
春から秋の成長期に緩効性の化成肥料を規定量置き肥として施してください。夏にチッ素分の多い肥料を施すと、枝葉ばかり茂って花が咲きにくくなることがあります。
病気と害虫
新芽付近にアブラムシ、葉裏にハダニが発生することがあるので、注意してください。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適します。
(例:赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など)
植えつけ、 植え替え
生育がおう盛なので、植え替えを怠ると根詰まりを起こして生育が悪くなり、花も咲きにくくなります。1~2年に1回は植え替えを行ってください。
ふやし方
さし木:春から夏にさし木ができます。枝を5~7cmほど切って、バーミキュライトや鹿沼土などの清潔な用土にさします。
主な作業
剪定:花が咲き終わったら枝先を少し切るとまた開花します。切ったあとは緩効性化成肥料とあわせて、さらに液体肥料も1週間に1回程度施すと次の開花が早くなります。
大きくなりすぎた株の切り戻しなどの強剪定は、春先か冬前に行ってください。
学名:Duranta repens(D.erecta)
和名:タイワンレンギョウ、ハリマツリ
科名 / 属名:クマツヅラ科 / ハリマツリ属(デュランタ属)
特徴
デュランタは藤色や白の小花が集まって房状に垂れ下がって咲く人気の熱帯花木で、夏の鉢物としてよく流通しています。また、観葉植物として観賞される品種も一般に出回っており、沖縄などの熱帯地域では生け垣としてよく植えられています。丈夫で開花期間が長く、霜に当てなければ戸外でもよく冬越しするので、暖地では庭木として植えることができます。
種類(原種、園芸品種)
‘タカラヅカ’
Duranta‘Takarazuka’
濃紫色に白い縁取りが入る美しい品種。鉢物としてよく流通している。
‘アルバ’
Duranta‘Alba’
花色が涼しげな白色の品種。
‘ライム’
Duranta‘Lime’
葉が明黄色になり、観葉植物として利用される。花は咲きにくい。
デュランタの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光がよく当たる場所が適します。日光不足になると花つきが悪くなるので注意してください。
庭植えにする際は、水はけが悪い場所は避けたほうがよく開花します。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。また、よく開花しているときや、おう盛に成長しているときは乾燥しやすいので、7月から9月の天気のよい日は毎日水を与えてください。
庭植えした場合は、根づけば水やりの心配はほとんどありません。
肥料
春から秋の成長期に緩効性の化成肥料を規定量置き肥として施してください。夏にチッ素分の多い肥料を施すと、枝葉ばかり茂って花が咲きにくくなることがあります。
病気と害虫
新芽付近にアブラムシ、葉裏にハダニが発生することがあるので、注意してください。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適します。
(例:赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など)
植えつけ、 植え替え
生育がおう盛なので、植え替えを怠ると根詰まりを起こして生育が悪くなり、花も咲きにくくなります。1~2年に1回は植え替えを行ってください。
ふやし方
さし木:春から夏にさし木ができます。枝を5~7cmほど切って、バーミキュライトや鹿沼土などの清潔な用土にさします。
主な作業
剪定:花が咲き終わったら枝先を少し切るとまた開花します。切ったあとは緩効性化成肥料とあわせて、さらに液体肥料も1週間に1回程度施すと次の開花が早くなります。
大きくなりすぎた株の切り戻しなどの強剪定は、春先か冬前に行ってください。
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玲儿
2017年07月05日
アッツザクラの基本情報
学名:Rhodohypoxis baurii
その他の名前:ロードヒポキシス
科名 / 属名:キンバイザサ科 / ロードヒポキシス属
特徴
アッツザクラは鉢物としての流通が多く、小鉢でも楽しめるかわいらしさが魅力の花です。高山植物のようにも見え、花の印象からアッツザクラと呼ばれるようになったものと思われますが、南アフリカ原産の半耐寒性球根植物で、北太平洋のアッツ島とはまったく関係ありません。サクラやサクラソウが5弁なのに対し、本種は6弁です。主に英国で園芸品種がつくり出されましたが、近年、日本でも品種が育成されています。球根は直径1cmほどの小さな球茎で、掘り上げて長期間乾燥させると枯れやすいものです。宿根草を育てる要領で、掘り上げずに休眠中でも多少の湿り気を保つのが安全です。自然開花は5月から6月ですが、促成栽培や、早春の芽出し前の球根を冷蔵しておいて秋以降に咲かせることもできるため、鉢物の流通は11月から4月の長期にわたります。
アッツザクラの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘白鳥’
清楚な白花で、うっすらとピンクがのる。
‘都鳥’
やや濃いピンクで、かすり状に白色が入る。
‘折鶴’
‘都鳥’を淡くしたような花。
‘千代鶴’
ピンクの覆輪花。
‘ルビーの輝き’
赤花八重咲き。
学名:Rhodohypoxis baurii
その他の名前:ロードヒポキシス
科名 / 属名:キンバイザサ科 / ロードヒポキシス属
特徴
アッツザクラは鉢物としての流通が多く、小鉢でも楽しめるかわいらしさが魅力の花です。高山植物のようにも見え、花の印象からアッツザクラと呼ばれるようになったものと思われますが、南アフリカ原産の半耐寒性球根植物で、北太平洋のアッツ島とはまったく関係ありません。サクラやサクラソウが5弁なのに対し、本種は6弁です。主に英国で園芸品種がつくり出されましたが、近年、日本でも品種が育成されています。球根は直径1cmほどの小さな球茎で、掘り上げて長期間乾燥させると枯れやすいものです。宿根草を育てる要領で、掘り上げずに休眠中でも多少の湿り気を保つのが安全です。自然開花は5月から6月ですが、促成栽培や、早春の芽出し前の球根を冷蔵しておいて秋以降に咲かせることもできるため、鉢物の流通は11月から4月の長期にわたります。
アッツザクラの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘白鳥’
清楚な白花で、うっすらとピンクがのる。
‘都鳥’
やや濃いピンクで、かすり状に白色が入る。
‘折鶴’
‘都鳥’を淡くしたような花。
‘千代鶴’
ピンクの覆輪花。
‘ルビーの輝き’
赤花八重咲き。
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玲儿
2017年07月05日
アンスリウムの基本情報
学名:Anthurium
和名:オオベニウチワ(大紅団扇) その他の名前:アンスリューム
科名 / 属名:サトイモ科 / ベニウチワ属(アンスリウム属)
特徴
アンスリウムの仲間は、熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布します。美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、花はひも状の部分(肉穂花序:にくすいかじょ)に多数つき、小さくて目立ちません。長期間楽しめる苞を観賞する鉢花として栽培されるほか、観葉植物として楽しむ種類もあります。
花を楽しむ種類の主な原種は、アンドレアヌム(Anthurium andraeanum)で、その園芸品種は鉢物としてよく出回っているほか、切り花としても利用されています。また光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。
‘レッド・チャンピオン’
Anthurium ‘Red Champion’
苞が赤色の多花性品種で、中型の鉢物として出回っている。
アンスリウム・シェルツェリアヌム
Anthurium scherzerianum
美しい花を楽しむ小型の鉢物として流通している。
アンスリウム・クラリネリウィウム
Anthurium clarinerivium
複雑な模様の葉が美しい。ただし、花にはあまり観賞価値はない。
学名:Anthurium
和名:オオベニウチワ(大紅団扇) その他の名前:アンスリューム
科名 / 属名:サトイモ科 / ベニウチワ属(アンスリウム属)
特徴
アンスリウムの仲間は、熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布します。美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、花はひも状の部分(肉穂花序:にくすいかじょ)に多数つき、小さくて目立ちません。長期間楽しめる苞を観賞する鉢花として栽培されるほか、観葉植物として楽しむ種類もあります。
花を楽しむ種類の主な原種は、アンドレアヌム(Anthurium andraeanum)で、その園芸品種は鉢物としてよく出回っているほか、切り花としても利用されています。また光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。
‘レッド・チャンピオン’
Anthurium ‘Red Champion’
苞が赤色の多花性品種で、中型の鉢物として出回っている。
アンスリウム・シェルツェリアヌム
Anthurium scherzerianum
美しい花を楽しむ小型の鉢物として流通している。
アンスリウム・クラリネリウィウム
Anthurium clarinerivium
複雑な模様の葉が美しい。ただし、花にはあまり観賞価値はない。
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玲儿
2017年07月04日
アキメネスの基本情報
学名:Achimenes
科名 / 属名:イワタバコ科 / アキメネス属
特徴
アキメネスの仲間は、中南米に約30種が分布しています。アキメネス・ロンギフロラ(Achimenes longiflora)とアキメネス・エレクタ(A. erecta)、そのほかの種から多くの園芸品種が作出されました。現在は豊富な花色をもち、花形は一重のものから八重のものまであります。また、矮性のものなどもあります。
春に球根から萌芽し、夏に柔らかい茎の葉腋から次々に花を咲かせます。小さい松かさのような根茎をもち、冬に地上部が枯れて休眠します。
アキメネスの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
アキメネス・ロンギフロラ
Achimenes longiflora
多くの園芸品種を生み出した原種の一つ。メキシコ〜パナマ原産。紫色の花。
アキメネス・エレクタ
Achimenes erecta
多くの園芸品種を生み出した原種の一つ。メキシコ〜コロンビア原産。赤〜桃赤色の花。
アキメネスの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えには向いておらず、鉢植えにして育てます。5月から戸外の風通しのよい半日陰で育てますが、雨には当てないようにします。秋には葉が黄化して、休眠に入ります。冬の間、球根を掘り上げるか、鉢のまま乾燥させて5~10℃くらいの暗所で貯蔵します。
水やり
萌芽後の生育中は、土が乾き始めたらたっぷりと株元に水を与えます。9月下旬ごろから徐々に水を減らしていき、地上部が枯れたら断水します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、生育期間中に、三要素等量かリン酸分がやや多い液体肥料、もしくは緩効性化成肥料を施します。
病気と害虫
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ、アブラムシ
乾燥しているときや風通しが悪いときに、これらの害虫がよく発生します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土にパーライトまたは小粒の軽石を2割ほど混ぜたものか、赤玉土5、腐葉土3、軽石2の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月下旬から4月下旬に、球根を仮植えします。2号鉢にバーミキュライト単用もしくは肥料を含まない鉢植え用土(上記)を湿らせ、球根を植えつけます。萌芽後、3~4節に伸びたら、同じ大きさの苗を選んで、5号鉢に4株を寄せ植えします。
前年栽培し、保管していた球根も同様に植えつけます。もし、毎年植え替えるのが面倒なら、4月下旬に球根が植わったままの鉢に軽く水やりをします。1か月くらいで萌芽するので、株が混み合っていなければ、植え替えずにそのまま育て、混み合っていたら一回り大きな鉢に鉢増しするという方法もあります。
ふやし方
分球:春の植え替え時に、古い球根のまわりにいくつも新しい球根がくっついています。それを分割してふやします。
さし芽:5月から6月に、伸びた枝の先端を8cmくらいに切って、清潔な用土にさします。
主な作業
摘心:草丈が10cmくらいになったら摘心をすると、芽数がふえるとともに株元がしっかりします。
学名:Achimenes
科名 / 属名:イワタバコ科 / アキメネス属
特徴
アキメネスの仲間は、中南米に約30種が分布しています。アキメネス・ロンギフロラ(Achimenes longiflora)とアキメネス・エレクタ(A. erecta)、そのほかの種から多くの園芸品種が作出されました。現在は豊富な花色をもち、花形は一重のものから八重のものまであります。また、矮性のものなどもあります。
春に球根から萌芽し、夏に柔らかい茎の葉腋から次々に花を咲かせます。小さい松かさのような根茎をもち、冬に地上部が枯れて休眠します。
アキメネスの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
アキメネス・ロンギフロラ
Achimenes longiflora
多くの園芸品種を生み出した原種の一つ。メキシコ〜パナマ原産。紫色の花。
アキメネス・エレクタ
Achimenes erecta
多くの園芸品種を生み出した原種の一つ。メキシコ〜コロンビア原産。赤〜桃赤色の花。
アキメネスの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えには向いておらず、鉢植えにして育てます。5月から戸外の風通しのよい半日陰で育てますが、雨には当てないようにします。秋には葉が黄化して、休眠に入ります。冬の間、球根を掘り上げるか、鉢のまま乾燥させて5~10℃くらいの暗所で貯蔵します。
水やり
萌芽後の生育中は、土が乾き始めたらたっぷりと株元に水を与えます。9月下旬ごろから徐々に水を減らしていき、地上部が枯れたら断水します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、生育期間中に、三要素等量かリン酸分がやや多い液体肥料、もしくは緩効性化成肥料を施します。
病気と害虫
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ、アブラムシ
乾燥しているときや風通しが悪いときに、これらの害虫がよく発生します。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土にパーライトまたは小粒の軽石を2割ほど混ぜたものか、赤玉土5、腐葉土3、軽石2の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月下旬から4月下旬に、球根を仮植えします。2号鉢にバーミキュライト単用もしくは肥料を含まない鉢植え用土(上記)を湿らせ、球根を植えつけます。萌芽後、3~4節に伸びたら、同じ大きさの苗を選んで、5号鉢に4株を寄せ植えします。
前年栽培し、保管していた球根も同様に植えつけます。もし、毎年植え替えるのが面倒なら、4月下旬に球根が植わったままの鉢に軽く水やりをします。1か月くらいで萌芽するので、株が混み合っていなければ、植え替えずにそのまま育て、混み合っていたら一回り大きな鉢に鉢増しするという方法もあります。
ふやし方
分球:春の植え替え時に、古い球根のまわりにいくつも新しい球根がくっついています。それを分割してふやします。
さし芽:5月から6月に、伸びた枝の先端を8cmくらいに切って、清潔な用土にさします。
主な作業
摘心:草丈が10cmくらいになったら摘心をすると、芽数がふえるとともに株元がしっかりします。
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玲儿
2017年07月04日
ホオズキの基本情報
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
和名:ホオズキ(鬼灯、酸漿)
科名 / 属名:ナス科 / ホオズキ属
特徴
ホオズキは、赤いちょうちんがぶら下がったような姿が愛らしく、古くから親しまれてきました。このちょうちんのような袋は、ホオズキの萼です。
ホオズキは3月ごろ、地下茎から芽を伸ばし始め、5月から6月ごろ、伸びた茎の各節に薄クリーム色の花を咲かせます。花が受粉すると果実だけではなく、萼も非常に大きく成長し、袋状に果実を包み込みます。袋状に育った萼は、最初緑色ですが、8月ごろから朱赤に色づき、これが観賞用にされています。秋になるとやがて地上部が枯れ、冬は地下茎のみとなって冬越しします。
切り花や鉢物として少し早い時期に出回る色づいたホオズキは、バナナを黄色く熟させる際に使われるのと同じ、エスレルという植物成長調整剤で処理されたものです。
浅草寺の「ほおずき市」で、毎年夏に鉢仕立てのホオズキが売られるのが有名ですが、もともとは果実が解熱薬になる、同じホオズキ属のセンナリホオズキ(Physalis angulata)を買い、夏の病気に備えたのが始まりです。
よく熟したホオズキの袋状の萼は、数日水につけておくと柔らかい組織が溶けて葉脈だけが網状に残り、非常に美しい飾りとなります。
ホオズキ属の植物は、南北アメリカ大陸に多く、一部はヨーロッパ中~南部、西アジアから日本に100種ほどが分布しています。特に、メキシコ~中央アメリカにかけて、多くの種が知られています。ホオズキは、ヨウシュホオズキの変種とされており、原産地は判然としていないのですが、東アジア原産とするのが一般的です。
ホオズキの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
丹波大実ホオズキ
Physalis alkekengi var. franchetii
ホオズキには産地ごとにさまざまな系統があるが、特に実が大きく、草丈も100cm程度になる大型の品種。主に切り花用に使われる。
サンズンホオズキ
Physalis alkekengi var. franchetii
草丈15〜20cmと小型なので、鉢植えに向いている。
ヨウラクホオズキ
Physalis alkekengi var. franchetii f. monstrosa
通常は、ちょうちんのような袋状になる萼が、なぎなたの刃のような形になって垂れ下がる。その形から、ナギナタホオズキの名もある。タネはできず、株分けのみでふやされる。
食用ホオズキ
オオブドウホオズキ(Physalis ixocarpa)、シマホオズキ(P. peruviana)、ショクヨウホオズキ(P. pruinosa)などがある。
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
和名:ホオズキ(鬼灯、酸漿)
科名 / 属名:ナス科 / ホオズキ属
特徴
ホオズキは、赤いちょうちんがぶら下がったような姿が愛らしく、古くから親しまれてきました。このちょうちんのような袋は、ホオズキの萼です。
ホオズキは3月ごろ、地下茎から芽を伸ばし始め、5月から6月ごろ、伸びた茎の各節に薄クリーム色の花を咲かせます。花が受粉すると果実だけではなく、萼も非常に大きく成長し、袋状に果実を包み込みます。袋状に育った萼は、最初緑色ですが、8月ごろから朱赤に色づき、これが観賞用にされています。秋になるとやがて地上部が枯れ、冬は地下茎のみとなって冬越しします。
切り花や鉢物として少し早い時期に出回る色づいたホオズキは、バナナを黄色く熟させる際に使われるのと同じ、エスレルという植物成長調整剤で処理されたものです。
浅草寺の「ほおずき市」で、毎年夏に鉢仕立てのホオズキが売られるのが有名ですが、もともとは果実が解熱薬になる、同じホオズキ属のセンナリホオズキ(Physalis angulata)を買い、夏の病気に備えたのが始まりです。
よく熟したホオズキの袋状の萼は、数日水につけておくと柔らかい組織が溶けて葉脈だけが網状に残り、非常に美しい飾りとなります。
ホオズキ属の植物は、南北アメリカ大陸に多く、一部はヨーロッパ中~南部、西アジアから日本に100種ほどが分布しています。特に、メキシコ~中央アメリカにかけて、多くの種が知られています。ホオズキは、ヨウシュホオズキの変種とされており、原産地は判然としていないのですが、東アジア原産とするのが一般的です。
ホオズキの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
丹波大実ホオズキ
Physalis alkekengi var. franchetii
ホオズキには産地ごとにさまざまな系統があるが、特に実が大きく、草丈も100cm程度になる大型の品種。主に切り花用に使われる。
サンズンホオズキ
Physalis alkekengi var. franchetii
草丈15〜20cmと小型なので、鉢植えに向いている。
ヨウラクホオズキ
Physalis alkekengi var. franchetii f. monstrosa
通常は、ちょうちんのような袋状になる萼が、なぎなたの刃のような形になって垂れ下がる。その形から、ナギナタホオズキの名もある。タネはできず、株分けのみでふやされる。
食用ホオズキ
オオブドウホオズキ(Physalis ixocarpa)、シマホオズキ(P. peruviana)、ショクヨウホオズキ(P. pruinosa)などがある。
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玲儿
2017年07月04日
アジュガの基本情報
学名:Ajuga
科名 / 属名:シソ科 / キランソウ属(アジュガ属)
特徴
アジュガはセイヨウキランソウ(Ajuga reptans)から作出された園芸品種が多く栽培され、ピンクと白の斑入り葉の品種やクリーム色の中斑の品種、小型の品種などがグラウンドカバーやコンテナで楽しまれています。日本に自生するジュウニヒトエやキランソウもアジュガの仲間です。
ほふく茎でマット状に広がり、春に青紫色やピンク色の花を多数咲かせます。横に広がる性質上、根が浅いので乾燥には弱く、直射日光の当たる場所には向いていませんが、耐陰性があるのでシェードガーデンに植えるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
アジュガ・レプタンス‘マルチカラー’
Ajuga reptans ‘Multicolor’
葉にピンクと白の斑が入る代表的な品種。‘レインボウ’や‘トリカラー’という名前でも流通する。
アジュガ・レプタンス‘チョコレート・チップ’
Ajuga reptans ‘Chocolate Chip’
小型の品種。濃い紫色の葉をもつ。
アジュガ・レプタンス‘アークティック・フォックス’
Ajuga reptans ‘Arctic Fox’
濃い緑色の葉にクリーム色の中斑が入る。葉の縁が波打つ。強光で葉が焼けるので、日陰で管理する。
学名:Ajuga
科名 / 属名:シソ科 / キランソウ属(アジュガ属)
特徴
アジュガはセイヨウキランソウ(Ajuga reptans)から作出された園芸品種が多く栽培され、ピンクと白の斑入り葉の品種やクリーム色の中斑の品種、小型の品種などがグラウンドカバーやコンテナで楽しまれています。日本に自生するジュウニヒトエやキランソウもアジュガの仲間です。
ほふく茎でマット状に広がり、春に青紫色やピンク色の花を多数咲かせます。横に広がる性質上、根が浅いので乾燥には弱く、直射日光の当たる場所には向いていませんが、耐陰性があるのでシェードガーデンに植えるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
アジュガ・レプタンス‘マルチカラー’
Ajuga reptans ‘Multicolor’
葉にピンクと白の斑が入る代表的な品種。‘レインボウ’や‘トリカラー’という名前でも流通する。
アジュガ・レプタンス‘チョコレート・チップ’
Ajuga reptans ‘Chocolate Chip’
小型の品種。濃い紫色の葉をもつ。
アジュガ・レプタンス‘アークティック・フォックス’
Ajuga reptans ‘Arctic Fox’
濃い緑色の葉にクリーム色の中斑が入る。葉の縁が波打つ。強光で葉が焼けるので、日陰で管理する。
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玲儿
2017年07月03日
アキザキスノーフレークの基本情報
学名:Acis autumnalis(Leucojum autumnale)
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / アキス属
特徴
アキザキスノーフレークは繊細な草姿と、可憐な花が魅力の小球根です。原産地は南ヨーロッパ西部。和名のとおり、秋咲きのスノーフレークとして知られています。リューコジャム・オータムナーレの名前でも長年親しまれてきましたが、最近になってリューコジャム属からアキス属へ分類し直され、現在はアキス・オータムナリスとなっています。大きさや雰囲気は違いますが、リューコジャム属のスノーフレークと比較的よく似た花を咲かせます。
開花期にはばらつきがあり、8月初めに咲き始めるものや、10月になってから咲き始めるものもあり、一様ではありません。気がつくといつのまにか花を咲かせているといった趣です。目立つ花ではありませんが味わいがあり、球根がよくふえるので、大株にすると見ごたえがあります。秋の訪れを告げるかのような風情も感じさせます。直径1㎝ほどの小花が咲いたのち、細い糸状の葉が伸長します。花色には純白から薄ピンクまで色幅があります。
球根は乾燥に弱いので、袋入りの球根として出回ることはほとんどありません。夏から秋の開花期に、ポット苗や鉢花として出回ります。主に山野草として扱われています。
育て方のポイント
栽培のポイント
ポット苗や鉢花を入手して、日当たりで育てます。庭植えは長雨による加湿を避けるため、落葉樹の下や傾斜した場所などに植えつけます。耐寒性が強いわけではないので、強い霜の当たらない南側に植えるか、冬にマルチングを施して防寒するとよいでしょう。関東地方以西では水はけのよい場所を選べば、庭で植えっぱなしにすることもできます。
鉢植えは、地上部が枯れ始めたら、球根を掘り上げずに、鉢ごと乾燥させます。休眠中に過湿にすると、球根が腐りやすいので、長雨に当てないように注意が必要です。分球か、タネをまいてふやします。
学名:Acis autumnalis(Leucojum autumnale)
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / アキス属
特徴
アキザキスノーフレークは繊細な草姿と、可憐な花が魅力の小球根です。原産地は南ヨーロッパ西部。和名のとおり、秋咲きのスノーフレークとして知られています。リューコジャム・オータムナーレの名前でも長年親しまれてきましたが、最近になってリューコジャム属からアキス属へ分類し直され、現在はアキス・オータムナリスとなっています。大きさや雰囲気は違いますが、リューコジャム属のスノーフレークと比較的よく似た花を咲かせます。
開花期にはばらつきがあり、8月初めに咲き始めるものや、10月になってから咲き始めるものもあり、一様ではありません。気がつくといつのまにか花を咲かせているといった趣です。目立つ花ではありませんが味わいがあり、球根がよくふえるので、大株にすると見ごたえがあります。秋の訪れを告げるかのような風情も感じさせます。直径1㎝ほどの小花が咲いたのち、細い糸状の葉が伸長します。花色には純白から薄ピンクまで色幅があります。
球根は乾燥に弱いので、袋入りの球根として出回ることはほとんどありません。夏から秋の開花期に、ポット苗や鉢花として出回ります。主に山野草として扱われています。
育て方のポイント
栽培のポイント
ポット苗や鉢花を入手して、日当たりで育てます。庭植えは長雨による加湿を避けるため、落葉樹の下や傾斜した場所などに植えつけます。耐寒性が強いわけではないので、強い霜の当たらない南側に植えるか、冬にマルチングを施して防寒するとよいでしょう。関東地方以西では水はけのよい場所を選べば、庭で植えっぱなしにすることもできます。
鉢植えは、地上部が枯れ始めたら、球根を掘り上げずに、鉢ごと乾燥させます。休眠中に過湿にすると、球根が腐りやすいので、長雨に当てないように注意が必要です。分球か、タネをまいてふやします。
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玲儿
2017年07月03日
アガパンサスの基本情報
学名:Agapanthus
和名:ムラサキクンシラン(紫君子蘭)
科名 / 属名:ムラサキクンシラン科 / ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)
特徴
アガパンサスはさわやかな涼感のある花を多数咲かせ、立ち姿が優雅で美しく、厚みのある革質の葉が茂る様子には力強さも感じられます。南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。性質が強く、植えっぱなしでほとんど手がかからないので、公園などの花壇やコンテナの植え込みに利用され、また切り花としてフラワーアレンジメントにも使われています。
草丈、株張りともに1m以上になる大型種から、小鉢でも育てられる草丈30cmくらいの小型種まであり、花形も花筒の短い盃状のものから細長い花のもの、星形のように切れ込みの深いものや、ラッパ状の花形など、バラエティーに富んでいます。性質としては、周年葉が茂る常緑性のものと、冬期は地上部の葉が枯れて休眠する落葉種とがあり、その中間のタイプの品種もあります。
※科名:ネギ科、ユリ科で分類される場合もあります。
アガパンサスの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘リリプット’
Agapanthus ‘Lilliput’
小型で花つきがよい。花色は青紫。
‘シルバー・ベビー’
Agapanthus ‘Silver Baby’
コンパクトタイプで花つきがよい。花色は白地で花弁の縁に淡い青が入る。
‘ストリーム・ライン’
Agapanthus ‘Stream Line’
小型で花つきがよい。花色は白地に青い筋がくっきりと入る。
学名:Agapanthus
和名:ムラサキクンシラン(紫君子蘭)
科名 / 属名:ムラサキクンシラン科 / ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)
特徴
アガパンサスはさわやかな涼感のある花を多数咲かせ、立ち姿が優雅で美しく、厚みのある革質の葉が茂る様子には力強さも感じられます。南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。性質が強く、植えっぱなしでほとんど手がかからないので、公園などの花壇やコンテナの植え込みに利用され、また切り花としてフラワーアレンジメントにも使われています。
草丈、株張りともに1m以上になる大型種から、小鉢でも育てられる草丈30cmくらいの小型種まであり、花形も花筒の短い盃状のものから細長い花のもの、星形のように切れ込みの深いものや、ラッパ状の花形など、バラエティーに富んでいます。性質としては、周年葉が茂る常緑性のものと、冬期は地上部の葉が枯れて休眠する落葉種とがあり、その中間のタイプの品種もあります。
※科名:ネギ科、ユリ科で分類される場合もあります。
アガパンサスの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘リリプット’
Agapanthus ‘Lilliput’
小型で花つきがよい。花色は青紫。
‘シルバー・ベビー’
Agapanthus ‘Silver Baby’
コンパクトタイプで花つきがよい。花色は白地で花弁の縁に淡い青が入る。
‘ストリーム・ライン’
Agapanthus ‘Stream Line’
小型で花つきがよい。花色は白地に青い筋がくっきりと入る。
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玲儿
2017年07月02日
アオキの基本情報
学名:Aucuba japonica
科名 / 属名:アオキ科 / アオキ属
特徴
アオキは常緑性で、しかも耐寒性が強いため、寒い地域では冬の庭を彩る貴重な樹種です。さらに冬には赤くつやのある美しい果実をつけますが、雌花をつける雌株と雄花をつける雄株とに分かれる雌雄異株なので、果実は雌株のみに実ります。花は目立たず、観賞の対象は赤い実と、光沢のある大きな葉です。斑入り葉の品種も多く、ほかの常緑樹ともいろいろな組み合わせが楽しめます。一般的に樹木の新梢は、発生した年は緑色でも翌年には幹と同じような色になります。ところがアオキの枝はその名前が示すように数年間は緑色を保ち続けます。
また、耐陰性が高いため、直射日光が当たらない場所でも生育するのでシェードガーデン(日陰の庭)などでもたいへん重宝します。
※科名:ミズキ科で分類される場合もあります。
アオキの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘ゴールドストライク’
Aucuba japonica ‘Goldstrike’
葉に不規則な黄色の斑が入る。
‘ピクツラタ’
Aucuba japonica ‘Picturata’
葉の内側に黄色の中斑が入る。
‘スルフレア・マルギナタ’
Aucuba japonica ‘Sulphurea Marginata’
葉の外周が黄色の斑で囲まれる覆輪葉。
学名:Aucuba japonica
科名 / 属名:アオキ科 / アオキ属
特徴
アオキは常緑性で、しかも耐寒性が強いため、寒い地域では冬の庭を彩る貴重な樹種です。さらに冬には赤くつやのある美しい果実をつけますが、雌花をつける雌株と雄花をつける雄株とに分かれる雌雄異株なので、果実は雌株のみに実ります。花は目立たず、観賞の対象は赤い実と、光沢のある大きな葉です。斑入り葉の品種も多く、ほかの常緑樹ともいろいろな組み合わせが楽しめます。一般的に樹木の新梢は、発生した年は緑色でも翌年には幹と同じような色になります。ところがアオキの枝はその名前が示すように数年間は緑色を保ち続けます。
また、耐陰性が高いため、直射日光が当たらない場所でも生育するのでシェードガーデン(日陰の庭)などでもたいへん重宝します。
※科名:ミズキ科で分類される場合もあります。
アオキの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘ゴールドストライク’
Aucuba japonica ‘Goldstrike’
葉に不規則な黄色の斑が入る。
‘ピクツラタ’
Aucuba japonica ‘Picturata’
葉の内側に黄色の中斑が入る。
‘スルフレア・マルギナタ’
Aucuba japonica ‘Sulphurea Marginata’
葉の外周が黄色の斑で囲まれる覆輪葉。
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文章
玲儿
2017年07月02日
アエオニウムの基本情報
学名:Aeonium
その他の名前:エオニューム、アエオニューム
科名 / 属名:ベンケイソウ科 / アエオニウム属
特徴
アエオニウムは、冬生育型の多肉植物の代表的な存在です。カナリア諸島を中心に36の原種が知られ、種間交配由来の園芸品種も多く存在します。
流通する多くの種類は灌木状に茎立ちし、その先に葉が展開して整った形のロゼットを形成します。葉色も真っ黒から明るい緑、斑入りの品種では白や黄、紅色に染まるものもあり、観葉植物として扱われることもあります。茎立ちしない種類のなかには「明鏡(Aeonium tabuliforme)」のように丸いテーブルのような平面のロゼットをつくるものや、「オーレウム(A. aureum)」のように休眠に向かう過程で葉が閉じてワイングラスのような形になるものなど、姿も変化に富んでいます。栽培難易度も種類によって異なります。
花を咲かせるとその株は枯れてしまうことがありますが、花茎を早めに剪定することにより子株を出させることもできます。
属名は「永遠に生きる」(aionion)というギリシャ語にちなみ、多肉質で丈夫で、長く育つであろうと思われたところから。
種類(原種、園芸品種)
黒法師
Aeonium ‘Zwartkop’
真っ黒な葉が目を引くポピュラーな品種。剪定の仕方により形よく分枝させることができ、仕立ても楽しめる。
夕映え
Aeonium ‘Kiwi’
新芽が伸びるときに黄色に染まり、葉の縁が赤くなる色鮮やかな品種。茎が細く、草丈も40cm程度とそれほど大きくはならない。
‘サンバースト’
Aeonium ‘Sunburst’
緑色の葉に黄色の外斑が入る品種。ロゼット自体は直径20〜30cmと比較的大きくなる。
小人の祭り
Aeonium sedifolium
「sedifolium=セダムの葉のような」という種小名のとおり、短めの葉が密につき、小灌木状の茎の先にロゼットが群生してマット状になる。
明鏡
Aeonium tabuliforme
明緑色の葉が平面上に展開し、フラットなテーブル形のロゼットになる変わった種。
学名:Aeonium
その他の名前:エオニューム、アエオニューム
科名 / 属名:ベンケイソウ科 / アエオニウム属
特徴
アエオニウムは、冬生育型の多肉植物の代表的な存在です。カナリア諸島を中心に36の原種が知られ、種間交配由来の園芸品種も多く存在します。
流通する多くの種類は灌木状に茎立ちし、その先に葉が展開して整った形のロゼットを形成します。葉色も真っ黒から明るい緑、斑入りの品種では白や黄、紅色に染まるものもあり、観葉植物として扱われることもあります。茎立ちしない種類のなかには「明鏡(Aeonium tabuliforme)」のように丸いテーブルのような平面のロゼットをつくるものや、「オーレウム(A. aureum)」のように休眠に向かう過程で葉が閉じてワイングラスのような形になるものなど、姿も変化に富んでいます。栽培難易度も種類によって異なります。
花を咲かせるとその株は枯れてしまうことがありますが、花茎を早めに剪定することにより子株を出させることもできます。
属名は「永遠に生きる」(aionion)というギリシャ語にちなみ、多肉質で丈夫で、長く育つであろうと思われたところから。
種類(原種、園芸品種)
黒法師
Aeonium ‘Zwartkop’
真っ黒な葉が目を引くポピュラーな品種。剪定の仕方により形よく分枝させることができ、仕立ても楽しめる。
夕映え
Aeonium ‘Kiwi’
新芽が伸びるときに黄色に染まり、葉の縁が赤くなる色鮮やかな品種。茎が細く、草丈も40cm程度とそれほど大きくはならない。
‘サンバースト’
Aeonium ‘Sunburst’
緑色の葉に黄色の外斑が入る品種。ロゼット自体は直径20〜30cmと比較的大きくなる。
小人の祭り
Aeonium sedifolium
「sedifolium=セダムの葉のような」という種小名のとおり、短めの葉が密につき、小灌木状の茎の先にロゼットが群生してマット状になる。
明鏡
Aeonium tabuliforme
明緑色の葉が平面上に展開し、フラットなテーブル形のロゼットになる変わった種。
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玲儿
2017年07月02日
イカリソウの基本情報
学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
和名:イカリソウ(錨草、碇草) その他の名前:淫羊霍(いんようかく)、三枝九葉草(さんしくようそう)
科名 / 属名:メギ科 / イカリソウ属
特徴
イカリソウとその仲間には、特異な形の花だけでなく、葉にも独自の美しさがあります。主に平地から亜高山帯の落葉広葉樹の森林で見られますが、種類によっては草深い草原や石垣に生えることもあります。日本産種は観賞価値の高い種が多いうえ、それぞれに変わりものや自然雑種が多いことから、さまざまな個体が選別され、栽培されています。近年は交配育種も盛んです。
イカリソウは高さ30~50cm、細い茎が株立ちになります。花はふつう赤紫色です。長い距(きょ:細く突き出した部分)が突き出した花は、細い花茎の先に短い穂になって咲き、下に垂れます。花茎は葉群の上に出るものと、下になるものがあり、個体差や地域差が見られます。
葉はカサカサとした紙質で裏面に毛があります。別名で「三枝九葉草」というとおり、葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつつけます。
イカリソウの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘夕映’(ゆうばえ)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Yubae’
よく知られている濃色花。花は葉の上に咲き、姿もよい名品。
‘多摩の源平’(たまのげんぺい)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Tamano Genpe’
萼は赤紫、花弁は白く、紅白の2色咲きになる園芸品種。
キバナイカリソウ(ソハヤキイカリソウ)
Epimedium koreanum
花色はクリームホワイトから薄黄色。イカリソウより大型になるもの、根茎が長く伸びるものもある。
クモイイカリソウ
Epimedium koreanum var. coelestre
高さ10〜30cmほどで小型、鋸歯が目立たない。日本産イカリソウのなかでは、高山植物としての手入れが必要な種類。
トキワイカリソウ
Epimedium sempervirens
高さ30〜50cm、姿はイカリソウに似ているが、常緑性。花はふつう白色。根茎が長く伸びるものがある。
バイカイカリソウ
Epimedium diphyllum
高さ20〜30cm、花は白く直径1cm強で距(きょ)がない。約1か月にわたって次々と新芽を出し、開花期間が長い。
ヒメイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum
四国の一部に見られる稀産種。イカリソウよりやや小型で高さ30〜40cm、直径3cm弱の白い花を咲かせる。
シオミイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum subsp. maritimum
ヒメイカリソウの海岸型で、葉が革質で常緑性。
学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
和名:イカリソウ(錨草、碇草) その他の名前:淫羊霍(いんようかく)、三枝九葉草(さんしくようそう)
科名 / 属名:メギ科 / イカリソウ属
特徴
イカリソウとその仲間には、特異な形の花だけでなく、葉にも独自の美しさがあります。主に平地から亜高山帯の落葉広葉樹の森林で見られますが、種類によっては草深い草原や石垣に生えることもあります。日本産種は観賞価値の高い種が多いうえ、それぞれに変わりものや自然雑種が多いことから、さまざまな個体が選別され、栽培されています。近年は交配育種も盛んです。
イカリソウは高さ30~50cm、細い茎が株立ちになります。花はふつう赤紫色です。長い距(きょ:細く突き出した部分)が突き出した花は、細い花茎の先に短い穂になって咲き、下に垂れます。花茎は葉群の上に出るものと、下になるものがあり、個体差や地域差が見られます。
葉はカサカサとした紙質で裏面に毛があります。別名で「三枝九葉草」というとおり、葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつつけます。
イカリソウの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘夕映’(ゆうばえ)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Yubae’
よく知られている濃色花。花は葉の上に咲き、姿もよい名品。
‘多摩の源平’(たまのげんぺい)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Tamano Genpe’
萼は赤紫、花弁は白く、紅白の2色咲きになる園芸品種。
キバナイカリソウ(ソハヤキイカリソウ)
Epimedium koreanum
花色はクリームホワイトから薄黄色。イカリソウより大型になるもの、根茎が長く伸びるものもある。
クモイイカリソウ
Epimedium koreanum var. coelestre
高さ10〜30cmほどで小型、鋸歯が目立たない。日本産イカリソウのなかでは、高山植物としての手入れが必要な種類。
トキワイカリソウ
Epimedium sempervirens
高さ30〜50cm、姿はイカリソウに似ているが、常緑性。花はふつう白色。根茎が長く伸びるものがある。
バイカイカリソウ
Epimedium diphyllum
高さ20〜30cm、花は白く直径1cm強で距(きょ)がない。約1か月にわたって次々と新芽を出し、開花期間が長い。
ヒメイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum
四国の一部に見られる稀産種。イカリソウよりやや小型で高さ30〜40cm、直径3cm弱の白い花を咲かせる。
シオミイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum subsp. maritimum
ヒメイカリソウの海岸型で、葉が革質で常緑性。
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