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玲儿
2017年07月26日
木立ち性シネラリアの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 タネは夏にまいて育てますが、暑さに弱いので夏はできるだけ涼しい半日陰に置いて管理します。秋から春はできるだけ日当たりのよい場所に置き、5℃以上を保つのが理想です。慣らせば1℃でも大丈夫な植物ですが、特に真冬に開花株を購入した場合は5℃以上を保たないと寒さで傷むことがあります。冬も涼しい環境を好むので、暖房の効いた場所に置くのは避け、昼間も15℃以下の場所に置くと長く花が楽しめます。
水やり 鉢植えでは、鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えましょう。 肥料 鉢植えでは10月から4月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を施し、9月から4月に薄めの液体肥料(N-P-K=6-10-5)を併用し、定期的に施します。 病気と害虫 病気:灰色かび病、うどんこ病 11月から5月、放置した花がらから灰色かび病が発生するので、花がらはこまめに取り除きましょう。花に水がかかっても発病します。水は、株元の土に直接注ぎ、茎や葉、花にかけないように注意しましょう。
10月から5月にうどんこ病が多発します。風通しをよくし、肥料切れさせないようにすると、発生が抑えられます。 害虫:アブラムシ 8月から5月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察して防除しましょう。 用土(鉢植え) 水はけがよく保水力のある有機質に富んだ土を好みます。赤玉土(中粒)5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などを用います。元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜて植えつけましょう。
植えつけ、 植え替え 夏まきした株は、9月から10月に鉢上げ、11月から12月に鉢増しします。秋から春に開花した株は、花が咲き終わってくる2月から4月に、切り戻しと再度鉢増しを同時に行います。 ふやし方 タネまき:8月下旬から9月上旬がタネまき適期です。発芽に光が必要なので、覆土は不要です。早くまくほど大株に育てることができますが、初めてタネまきする場合は暑い8月を避け、9月中旬になってからまくとよいでしょう。
主な作業 花がら摘み:11月から5月、花がらを放置すると灰色かび病の発生源になるので、こまめに取り除きましょう。 切り戻し:2月から4月、茎の上部の花から咲き始め、それが終わるころには下から次に花茎が伸びてくるので、その花芽の上で切り戻しましょう。同時に一回り大きな鉢に植え替えると、より大きな株になり、たくさん花を咲かせます。
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2017年07月26日
木立ち性シネラリアの基本情報 学名:Pericallis × hybridus その他の名前:木立ち性サイネリア、木立ち性セネシオ、ペリカリス 科名 / 属名:キク科 / ペリカリス属 特徴 木立ち性シネラリアは丈夫な品種が多く、切り戻しと鉢増しをすることで次々に花が咲き、開花期間が非常に長い優れた草花です。冬は日当たりのよい無暖房の室内が最適ですが、凍結しない地域では戸外の日なたに置いてもかまいません。液体肥料をこまめに施して、肥料切れさせないことが花をたくさん咲かせるコツです。 従来のシネラリアがコンパクトでドーム状の草姿なのに対し、直立して伸びた茎の先に花をつける点が異なっています。
木立ち性シネラリアを含む園芸的に「シネラリア」と呼ばれる植物は、シネラリア属ではなく、実はペリカリス属に分類されます。ペリカリス属の植物は、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島に約15種が分布し、多くは多年草や半低木です。シネラリアは、ペリカリス・クルエンツス(Pericallis cruentus)やペリカリス・エリティエリ(P. heritieri)などを交雑させ、草丈が低く株の中心に花が集まって咲くように改良されたものです。改良が進んだシネラリアに、再度、野生種を交配し、性質を野生種に近づけたものが木立ち性シネラリアです。
なお、ペリカリス属の植物は、原産地では多年草になるものが多いのですが、夏も涼しく乾燥している原産地とは異なり、高温多湿となる日本の夏を越させるのは難しいため、一年草として扱われます。また、タネは市販されていませんが、異なる品種を互いに交配してタネをとり、ふやすこともできます。
種類(原種、園芸品種) 「セネッティ」シリーズ Pericallis Senetti Series 園芸品種に原種を再度交配して誕生した、草丈が伸びて大型になり、非常に丈夫なシリーズ。凍らせなければ戸外でも冬越しできる。 「桂華(けいか)」シリーズ Pericallis Keika Series 花色が豊富な中輪から小輪のバラエティーに富んだシリーズ。花粉が出ない系統もある。
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玲儿
2017年07月26日
カンパニュラ・メディウムの基本情報 学名:Campanula medium 和名:フウリンソウ(風鈴草) その他の名前:カンタベリー・ベルズ(Canterbury bells) 科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属 特徴 カンパニュラ・メディウムは、ヨーロッパでは古くから栽培されてきた植物です。野生種はフランス南東部からイタリア半島中部に分布し、標高0~1500mの日当たりのよい岩場に見られます。 葉はタンポポのように地面に張りつくように広がり、やがてその中心から花茎がまっすぐに伸びます。花茎は上部で枝分かれし、それぞれの先に長さ5~7cmの釣り鐘形の花を上向きに咲かせます。花色は白、ピンク、紫と多彩です。咲き終わると果実が実り、タネを残して株は完全に枯れます。 花が咲くには、十分な大きさに育った株が冬の寒さに当たることが必要でしたが、最近では寒さに当てなくても開花する園芸品種がつくり出されています。 萼が変化して二重咲きになり、外側の花びらが平らに開くものは、「カップ・アンド・ソーサー」と呼ばれています。これは変種カリカンセマ(Campanula medium var.calycanthema)で、これにもいろいろな花色があります。ほかにも多数の園芸品種があります。
育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 風通しのよい日なたで育てます。日陰では育ちません。庭植えの場合は、土を20~30cm盛り上げたところに植えます。土には完熟堆肥を混ぜて水はけをよくし、さらに石灰を混ぜて中性~弱アルカリ性にします。 水やり 鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が続いてよほど乾燥しないかぎり必要ありません。 肥料 小苗を植えつけるときに、三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ、元肥として施します。その後、冬を除く生育期間中に月2~3回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。鉢、または花壇への定植時に、元肥として三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ施します。
病気と害虫 病気:菌核病、斑点病、白絹病、根腐病、灰色かび病 6月から9月に発生する菌核病や根腐病、一年中発生することもある斑点病や褐斑細菌病、5月から9月に発生する白絹病は、株が枯れることがあります。感染した株は根ごと取り除きます。風通しと水はけをよくすると発病を抑えることができます。白絹病の場合は放置すると病原菌が土中で長期間生きて、毎年発病を繰り返します。 害虫:ヨトウムシ ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、葉を暴食します。主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。温暖な都市部では一年中見られることもあります。
用土(鉢植え) 腐植質の混ざった水はけのよい土に石灰類を混ぜ、用土を中性から弱アルカリ性に中和して使います。市販の草花用培養土に石灰類を混ぜると、使い勝手がよく手軽です。 植えつけ、 植え替え タネをまいた場合、発芽して本葉2~3枚の時期に3号ポットに鉢上げします。成長した苗は9月から10月上旬に、鉢か花壇に定植します。移植の際に根を傷つけないように注意しましょう。
ふやし方 タネまき:6月から7月にまきます。タネまきが遅れると、翌年に開花可能な株に育ちきらないまま冬を迎えてしまうので、必ず適期を守りましょう。タネは市販のタネまき用の用土のような清潔な土にまきます。赤玉土小粒に熱湯を注いで消毒したものでも問題ありません。密にまきすぎないように注意しましょう。 主な作業 支柱立て:花茎が伸び始めたら、支柱を立てて倒れないように支えます。
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2017年07月26日
カンガルーポー(アニゴザントス)の育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日照が多く、温暖で乾燥した気候を好みます。自生地は雨が少ない砂地のようなところが多く、夜露はありますが、空気は乾燥しています。そして、地中深いところに水分があり、根が深く張っています。 わが国では、冬の低温と夏の多湿が問題となり、雨の当たらないハウス栽培が中心となります。
水やり 生育、開花には十分な水分を必要とします。特に、春の蕾がつく時期に乾燥すると花が開かずに終わってしまいます。梅雨期からは、多湿にならないように乾かし気味にしておきます。 肥料 秋から開花期まで、月1回の置き肥、または月3回くらいの液体肥料を施します。株を太らせて十分に生育させることが、花を多く咲かせるポイントです。開花後は肥料分が残らないようにしておきます。高温期の多肥多湿は株が枯れやすくなります。
病気と害虫 病気:インク病 インク病は高温多湿で発生しやすく、葉が黒くなって枯れます。フラビダス種は強く、マングレシー種は弱いなど、種類によって病気の抵抗性に強弱が見られます。 害虫:ほとんど見られません。 用土(鉢植え) 山野草向け用土や、サボテン用土など、水はけがよく、肥料分が抜けやすいものが適しています。弱酸性の用土が適しています。
植えつけ、 植え替え 苗の流通はほとんどなく、花つきの鉢植えが少し出回ります。鉢内の用土の状態にもよりますが、夏越しのためには、用土を入れ替えておくのが安全です。 植え替え、植え直し、株分けなどは、秋、涼しくなる9月から10月が適期です。 ふやし方 株分け:主に株分けでふやします。適期は9月から10月です。 タネまき:3月から4月、9月から10月に行います。
主な作業 花茎切り:花が終わったら、花茎を元から切り取ります。
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2017年07月26日
カンガルーポー(アニゴザントス)の基本情報 学名:Anigozanthos その他の名前:キャッツポー 科名 / 属名:ヘモドラム科 / アニゴザントス属 特徴 カンガルーポーは、カンガルーの前足のような形のユニークな花を年1回咲かせる多年草です。花は茎とともに細かい毛が密生し、細長い筒状で、先端が6つに裂けています。花は穂のように何輪も連なり、横向きに片寄ったような独特の開き方です。葉はアヤメのような剣状で、花茎は1本のものと枝分かれするものとがあります。 アニゴザントス属(Anigozanthos)はオーストラリア南西部が原産の多年草で、11種があります。原種のほか、選抜系や種間交配によって育成されたいくつもの品種が利用されています。交配種には耐病性の強いものも多く見られます。2000年ごろまでは、国内でも切り花、鉢物ともに、比較的多く栽培されていましたが、今はわが国での栽培は少なく、輸入された切り花が多く出回ります。切り花はユニークな形と質感を生かすようにして、フラワーアレンジなどに利用するのがよいでしょう。 黒花のブラックカンガルーポー(Macropidia fuliginosa)は別属です。
種類(原種、園芸品種) アニゴザントス・マングレシー Anigozanthos manglesii 花茎の上のほうから花のつけ根のあたりが赤く、花は緑色。花はコントラストが強く印象深い。ほかの花色の系統や個体差もある。大輪種で枝分かれはしない。
アニゴザントス・フラビダス Anigozanthos flavidus 草丈1m以上。小輪多花性で、よく枝分かれする。いくつもの園芸品種が育成され、花は各色がある。
「ジョーイ・メルボルン」シリーズ Anigozanthos ‘Joey Melbourne’ オーストラリアで育成された品種。花色は橙色、黄、白などがある。コンパクトな草姿で花立ちが多い。
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2017年07月26日
カロライナジャスミンの基本情報 学名:Gelsemium sempervirens 科名 / 属名:ゲルセミウム科 / ゲルセミウム属 特徴 カロライナジャスミンは北アメリカ原産のつる性植物で、ジャスミンの香りに似た甘い香りをもつことから、この名で呼ばれていますが、ジャスミンとはまったく異なる有毒植物なので口に入れないように注意します。ふつう、あんどん仕立てにして鉢花として市販されていますが、フェンスなどに絡ませても楽しめます。
育て方のポイント 栽培のポイント 日光不足になると花つきが悪くなるので、よく日の当たるところに置きます。冬は日の当たる室内へ移しますが、関東地方以西の太平洋側では、戸外で冬越しできます。水やりは鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は乾かし気味にします。
花後は長く伸びたつるを切り戻し、3月に植え替えます。
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2017年07月26日
カレンデュラの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日当たりと水はけのよいところであれば育てやすく、ほとんど放任でも長い間咲き続けます。場所や品種によっては、こぼれダネで毎年育つほどで、ワイルドフラワーとして利用されることもあります。秋にタネをまくと暖地では12月~2月から咲き始めます。通常は3月から5月が花の最盛期となり、夏には株が枯れます。耐寒性はかなり強く、よほどの寒地や多雪地でないかぎり戸外で栽培できます。茎が伸びていないロゼット状態の苗であれば-15℃ぐらいにも耐えられますが、とう立ちして花茎が伸び出してからは凍結や強い寒風にあうと傷みやすくなるので注意が必要です。
水やり 乾燥には比較的強く、庭植えで根が張ったものではほとんど必要ありません。鉢やコンテナは、用土が乾いたらたっぷり与えます。過湿の状態が長く続くと根腐れしやすくなります。 肥料 花壇では、植えつけ時に堆肥と緩効性肥料を元肥として土に混ぜておけば、追肥はほとんど不要です。鉢植えでは、元肥のほか、月に1回ぐらい液体肥料を施します。
病気と害虫 病気:うどんこ病、炭そ病など 日当たり、風通し、水はけをよくするとともに、苦土石灰などを施して予防に努めます。生育不良などの連作障害が出ることもあるので、数年ごとに植え場所を替えるとよいでしょう。 害虫:比較的少ないほうで、アブラムシが発生する程度です。
用土(鉢植え) 一般の草花用培養土が利用しやすく、便利です。自分で配合するなら、赤玉土7、腐葉土3の配合用土をベースとします。 植えつけ、 植え替え 9月から10月がタネまきの適期ですが、春まきも可能です。発芽の適温は20℃ぐらい。発芽までの日数は5~10日。ポットまたは育苗箱などにまいて、本葉4~5枚ぐらいになったら、花壇や鉢に植えつけます。直まきで育てることもできます。
主な作業 植えつけてからはほとんど手間がいらず、丈夫で育てやすい花です。タネとりをする目的以外の花は、終わった順に切り取っておくと見ばえがよくなります。
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2017年07月26日
カレンデュラの基本情報 学名:Calendula 和名:キンセンカ(金盞花) その他の名前:ポット・マリーゴールド、カレンジュラ 科名 / 属名:キク科 / キンセンカ属(カレンデュラ属) 特徴 キンセンカ属(和名)の学名がカレンデュラで、カレンダーと同じ語源に由来するラテン語名です。地中海沿岸地域を中心に20種ほどの原種があり、このうち、トウキンセンカとも呼ばれるオフィシナリス種が最も多く栽培されています。品種も多く、草丈や花の大きさ、花弁数もさまざまで、黄やオレンジ色の暖色系の花が長期間咲き続けます。南房総や淡路島など、暖地の畑では古くから切り花用に栽培され、冬から早春の風物詩となっています。花の中心部が黒いものも多く見られます。性質が強く育てやすいことから、花壇やコンテナに広く利用され、冬の彩りとして重宝されています。また、薬用や料理の着色料としても利用され、ポット・マリーゴールドの名前でも呼ばれています。オフィシナリス種以外では、ホンキンセンカ(C.アルベンシス)が古くから栽培され、その一品種‘冬知らず’は小輪多花性で寒さに強く、冬中咲き続けることから、花壇やコンテナはもちろん、ワイルドフラワーとしても利用されています。
種類(原種、園芸品種) ‘中安’ 切り花にも利用できる丈の高い品種の一つ。 フィエスタ・ギタナ 草丈が20cm程度の矮性種。 ‘カレン’ 花径3cm程度の小輪多花品種。切り花、花壇いずれにも向く。
‘冬しらず’ 花径2cmほどで性質が強く開花期が長い。
まどかシリーズ‘レモンマドレーヌ’ 最近販売されるようになったシリーズ。枝咲きでたくさんの花を咲かせる。うどんこ病にも強い。
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玲儿
2017年07月25日
カルセオラリアの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日当たりがよく、温暖で乾燥した気候を好みます。生育適温は10~20℃くらいで、寒さや高温多湿に弱いものが多く、通常は雨よけや防寒のできる温室栽培となります。秋まき一年草として扱われますが、多湿に注意すれば、多年草として数年間育てることは可能です。 水やり 茎葉が茂るわりには根の量が少なく、根が細いので、水はけをよくしておきながら、乾燥させないように注意します。用土が乾き始め、葉が少ししおれるようになったら株元にたっぷり水を与えます。
肥料 薄い液体肥料を回数多く施すのがポイントです。濃度が高いと根を傷めます。タネまき後に本葉が開いたら、規定より薄い液体肥料を週に1回ほど施します。夏越しさせる場合、5月以降は施しません。 病気と害虫 病気:灰色かび病 多湿で風通しが悪いと灰色かび病が発生しやすいので、開花中の鉢物を購入した場合は、雨に当てないようにし、水は株元に与えるようにします。 害虫:ハダニ、アブラムシ ハダニやアブラムシがつくことがあります。
用土(鉢植え) 水はけのよいことが大切で、サボテン用の培養土も利用できます。目安は赤玉土4、鹿沼土3、腐葉土3の配合土です。一般の草花用培養土を利用する場合は、小粒の鹿沼土や軽石などを2~3割混ぜて使うとよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 戸外の花壇やコンテナに利用する場合は、温室内で育てた花つきの鉢植えのものを植えつけます。適期は霜や凍結がなくなる3月から4月ですが、5月も可能です。軽く根鉢をほぐし、深植えにならないよう注意します。
ふやし方 通常は秋まきです。発芽適温は20℃くらいです。タネは細かく、好光性なので、覆土はしないで底面から水を吸水させます。本葉4~6枚でポットに仮植して育てます。育苗中はできるだけ日によく当て、風雨や寒さに注意して育てます。高温にも弱く、最低温度が20℃以上では花芽ができません。
主な作業 タネまき:主にタネでふやします。ただし、園芸品種の多くは一代交配のF1品種なので、タネから育てても、親とは異なる花が咲きます。 さし芽:低木状に育つ種類はさし芽も可能です。適期は10月ごろです。
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2017年07月25日
カルセオラリアの基本情報 学名:Calceolaria 和名:キンチャクソウ(巾着草) その他の名前:スリッパ・フラワー 科名 / 属名:キンチャクソウ科 / キンチャクソウ属(カルセオラリア属) 特徴 カルセオラリアは「キンチャクソウ」の名前で親しまれ、袋状の花の形がユニークでおもしろい植物です。学名は、おそらく古代ギリシャ語でスリッパを意味するカルセオラス(calceolus)に由来し、「スリッパ・フラワー」とも呼ばれます。 カルセオラリア属には400種ほどがあり、大きさや形状はさまざまです。花は丸い球状のものから扁平な形のものまであり、長い穂になるもの、傘状のもの、よく枝分かれしてこんもり咲くものなど変化に富んでいます。
鉢物として流通が多いのは交配種のヘルベオヒブリダ(C.× herbeohybrida)です。これは、チリ原産のコリンボサ種(C. corymbosa)とクレナティフロラ種(C. crenatiflora)を中心にいくつかの原種をもとに育成されたもので、多数の品種があり、大輪で花色はカラフル、花つきがよく早生です。フルティコヒブリダグループ(C.× fruticohybrida Voss.)はインテグリフォリア種(C. integrifolia)を中心に育成された品種で、低木状に育ち、小輪多花性です。比較的寒さや雨にも強いので、切り花のほか、花壇にも利用されます。そのほか、宿根キンチャクソウと呼ばれる小型のビフロラ種(C. biflora)や、一年草でこぼれダネでもふえるスカビオシフォリア種(C. scabiosifolia、トリパルティタ種 C. tripartitaともいう)などが利用されます。 ※科名:ゴマノハグサ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種) ‘デインティ’シリーズ Calceolaria × herbeohybrida ‘Dainty’ 花はレッド、イエロー、ブロンズなどがある大輪種。 ‘F1ゴルダリー’ Calceolaria ‘F1 Goldari’ インテグリフォリアタイプの交配種。草丈30cmのコンパクトタイプで、花壇や鉢植え向き。耐寒性、耐雨性ともに比較的強い。
‘F1ミダス’ Calceolaria ‘F1 Midas’ インテグリフォリアタイプの交配種。小輪多花性の木立ちタイプ。 カルセオラリア・ビフロラ Calceolaria biflora 宿根キンチャクソウとも呼ばれる小型種。山野草として栽培される。
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