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玲儿
2017年07月19日
ウツボグサの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 1年を通して日当たりと風通しがよい、ある程度開けた場所で育てます。夏は明るい日陰でも大丈夫です。土質はあまり選り好みしませんが、水はけのよい土を好みます。庭植えの場合も、水がたまるような場所でなければよく、乾燥しがちな場所でも生育します。 ウツボグサ以外の同属の種は高山植物として扱い、夏は少し遮光します。庭植えの場合はロックガーデンに植えます。ただし、プルネラ・グランディフローラとプルネラ・ラシニアータは、寒冷地ではウツボグサと同様に栽培できます。 水やり 鉢植えは表土が乾いたら十分に水を与えます。庭植えの場合は特に必要ありません。
肥料 春の芽出しから開花前と、秋に、チッ素、リン酸、カリが等量の緩効性化成肥料や配合肥料などを少量施します。3号鉢当たり一つまみ程度で十分です。肥料が多すぎると姿が乱れるので、施しすぎに注意します。庭植えの場合は特に必要ありません。 盆栽的に小さく育てる場合は無肥料でもかまいません。 病気と害虫 病気:ほとんどありません。 害虫:バッタ、ハダニ バッタの食害があります。見つけしだい捕殺します。ハダニがつくことがありますが、重症になることはまれです。
用土(鉢植え) 一般的な草花用培養土に、赤玉土の小粒を4割ほど混ぜたもので植えつけます。水はけがよく、ほどほどに肥沃な土ならば、使い慣れた用土でも大丈夫です。盆栽的につくる場合は、山砂主体の用土や赤玉土主体の用土を選びます。 ウツボグサ以外の同属の種は、軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂(または赤玉土)の各小粒を等量に配合するか、2:4:4の割合で混ぜて使います。市販の山野草用の土も適します。いずれの場合も水で1回よく洗ってみじんを完全に抜きます。 植えつけ、 植え替え 鉢植えの場合は毎年植え替えます。時期は2月から3月の芽出し前か花後、あるいは9月から10月上旬です。盆栽的につくってある鉢植えでも、ウツボグサがメインの場合は毎年植え替えてください。 庭植えの場合は特に必要ありません。
ふやし方 タネまき:7月から8月にタネをとり、冷蔵庫に保管して翌年の2月から3月上旬にまきます。順調に成長すれば2年目に開花します。株の寿命が短いので、長く栽培したいときは更新用の苗をある程度確保しておくことが必要です。 株分け:植え替えと同時に行います。あまり小さく分けず、1株を2~3個に分割します。
主な作業 採種:7月から8月に花穂が茶色く枯れてきたらタネが熟しています。花穂ごと切り取って茶封筒などに入れ、数日乾燥させたのちに振ると、細かなタネがこぼれ落ちます。それを集めて冷暗所で保管します。このタネは乾燥保存できます。
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玲儿
2017年07月19日
ウツボグサの基本情報 学名:Prunella vulgaris subsp. asiatica(Prunella asiatica) 和名:ウツボグサ(靫草) その他の名前:夏枯草(かこそう) 科名 / 属名:シソ科 / ウツボグサ属 特徴 ウツボグサは、海岸近くから高原の日当たりのよい草原や道端で見られる植物です。 根元はやや這いますが、上部はまっすぐに立ち上がって株立ちになり、茎の先端に花穂をつけます。花穂は長さ3~5cmで、萼が整然と並び、松ぼっくりを思わせる形です。花一輪の寿命はそれほど長くなく、2~3日ほどです。花色はふつう紫ですが、まれに薄いピンクや白花のものもあります。葉は対になってつき、楕円形で短い柄があります。ランナーを出してふえますが、あまりたくさんは出ません。
種類(原種、園芸品種) ミヤマウツボグサ Prunella vulgaris subsp. asiatica var. aleutica ウツボグサの変種で、日本列島(中部地方以北)、ウスリー、千島列島、カムチャツカ半島、アリューシャン列島、アラスカ南部の草原などに生える。ウツボグサに似てやや小型で、ふつう花色が濃く、ランナーを出さない。 プルネラ・ブルガリス・ブルガリス(セイヨウウツボグサ) Prunella vulgaris subsp. vulgaris ウツボグサの基準亜種で、ヨーロッパから西アジア、中央アジア、中国と北アフリカの温帯地域や亜高山帯に広く分布。花はやや小さく直径1.3cmほど。葉はやや細い傾向にある。日本のウツボグサ同様、白花やピンクなどの色変わり、斑入り葉品などがある。
タテヤマウツボグサ Prunella prunelliformis 日本の特産種で、本州(中部地方以北)の亜高山帯の草原などに生える。葉はウツボグサより幅広く、葉柄はないか、あってもきわめて短い。花はウツボグサより大きく、直径3cm前後で濃い紫色。また、走出枝を出さない点で区別される。 プルネラ・グランディフローラ(オオバナウツボグサ、タイリンウツボグサ) Prunella grandiflora ヨーロッパから小アジアの草原、やぶ、林縁に生える。全体にウツボグサより大きく、花は直径3cmほど。花色は紫を基本に桃色の濃淡、白がある。亜種ピレナイカ(P. grandiflora subsp. pyrenaica)はイベリア半島の西部に分布し、葉は3裂するか、やや羽状に裂ける。 プルネラ・ラシニアータ(キクバウツボグサ) Prunella laciniata ヨーロッパから小アジアの草原に生える。大きさはプルネラ・グランディフローラとほぼ同じだが、花色が乳白色または桃色であることと、根元の葉が細い卵形で、立ち上がる茎につく葉は羽状に裂ける点で区別できる。
屋久島ウツボグサ(姫ウツボグサ、紅花姫ウツボグサ) Prunella sp. 非常に小型の植物で、来歴ははっきりしない。草丈10cmほどで、花色は桃色が多いが紫もあった。花の大きさは直径2cm弱。葉はやや細い卵形で葉柄がある。ウツボグサと比べて全体に毛が少なめ。株分けでよくふえる。
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2017年07月19日
ウェデリア(アメリカハマグルマ)の基本情報 学名:Wedelia trilobata 和名:アメリカハマグルマ 科名 / 属名:キク科 / ハマグルマ属(ウェデリア属) 特徴 ウェデリアは、地面を這いながら成長する常緑の多年草です。花は、小さなキクのような形で、熱帯では周年開花します。乾燥に強く丈夫なので、熱帯ではグラウンドカバーなどに広く利用されています。また、茎がよく伸びる草姿を生かして、ハンギングバスケットとして楽しむこともできます。 日当たりのよい乾燥地では、茎は地面にぴったりと這うように伸びますが、半日陰では茎が立ち上がります。寒さにも比較的強く、霜が降りない地域では乾かし気味に管理すれば、戸外でも冬越しします。
種類(原種、園芸品種) ウェデリア・トリロバータ ‘ホノルル・スプラッシュ’ Wedelia trilobata ‘Honolulu Splash’ 葉に白斑が入り、花がなくても観葉植物として楽しめる。 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日なたから半日陰で育てることができますが、日光が不足する場所では、間のびして花が咲かなくなります。庭植えにする際は、日当たりと水はけのよい場所が適し、特に斜面のような場所に最適です。室内に取り込めば容易に冬越しします。 水やり 鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。過湿を嫌うので、水の与えすぎに注意してください。 肥料 春から秋の成長期に、チッ素、リン酸、カリの三要素が等量含まれる肥料を、規定量より少なめに置き肥してください。
病気と害虫 病気:灰色かび病 過湿にすると灰色かび病が発生することがあります。 害虫:カイガラムシ 風通しの悪い場所や暗い場所で茎葉が混み合うと、カイガラムシが発生することがあります。 用土(鉢植え) あまり肥えていない水はけのよい用土が適します。赤玉土小粒2、砂2、腐葉土1の配合土などがよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 1~2年に1回は植え替えてください。4月から8月ごろが適期です。鉢のサイズを変えずに植え替えたい場合は、茎葉を1/3~1/2程度残して切り詰め、根鉢の土も1/3~1/2程度が残るまで取り除いてから、新しい用土を足して植え替えます。 ふやし方 さし木:節からよく根を出すので、4月から10月にさし木で容易にふやすことができます。茎を5cmほどの長さに切って、バーミキュライトや赤玉土小粒などの清潔な用土にさしてください。 主な作業 剪定:春から秋の間に茎葉が茂りすぎたら、随時、茎を切り戻します。特に日光が不足するような場所では、こまめに剪定しないと、茎が立ってだらしがない株姿になってしまいます。
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2017年07月19日
イワタバコの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 短時間でも直射日光を受けると葉焼けするので、直射日光が当たらず、強い風が吹き込まない日陰で育てます。空中湿度は高いほうが適しています。 鉢植えは、70~80%の遮光をした涼しい日陰で育てます。置き場の地面は土のままか、人工芝などを敷いて水をまきます。葉が黄色くなるようなら日ざしが強すぎます。 庭植えは、ウェットウォール(ロックガーデンの1タイプで湿った岸壁を模したもの)を築き、そこに鉢植え用の用土を入れて植えます。庭の日陰に水が流れる滝組があれば、その岩のすき間に植えてもよいでしょう。周囲にはシダや、同じような環境を好むほかの植物を植え、湿度が保たれて環境が穏やかになるように工夫します。 水やり 乾かないように、常にある程度の湿り気を保ちます。鉢底を浅い水につけて腰水にしておくか、底面給水にします。石づきのものは水盤にのせて水を張っておきましょう。
肥料 植えつけの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、5号鉢で一つまみ施します。 3月から9月にかけて月2~3回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。液体肥料は、3月から5月はチッ素主体のものを、6月以降はリン酸とカリウム主体のものを用います。真夏の時期は3000倍程度にしたほうが無難です。 病気と害虫 病気:ほとんどありません。 害虫:ナメクジ ほとんどありませんが、花や蕾をナメクジに食害されることがあります。
用土(鉢植え) 赤玉土小粒(または桐生砂小粒)、軽石小粒、硬質鹿沼土小粒を等量混ぜ合わせたものに、山ゴケかヤシ殻チップの細かいものを3割ほど混ぜて植えます。少し乾きすぎるようなら軽石の配分を減らします。 盆栽的に育てる場合は石づきとし、ケト土をよく練ったものを厚さ0.5~1cmに塗った上に根と根茎を広げて植え、表面にコケを張って木綿糸などで固定しておきます。 植えつけ、 植え替え 1年おきに植え替えます。必ず休眠中の2月から3月に行います。
ふやし方 葉ざし:適期は6月です。葉を切って、清潔な用土にさします。用土は鹿沼土や赤玉土の細かいもの、水ゴケ、市販のさし木用の用土などを用います。葉をカミソリやカッターなどで切り、小さい葉はそのまま、大きい葉は横に2分割してさします。さし終わったら浅く腰水をして、透明なビニール袋をかけて乾くのを防ぎます。1か月ほどで発根、発芽し、翌年の2月から3月に鉢上げをします。 株分け:大株は根茎を切って分けることが可能です。植え替えの際に行います。切り口には防腐剤を塗っておきます。
主な作業 花がら摘み:落ちた花はかびやすいので、こまめに取り除きます。花後の花茎も花が終わったら切り捨てます。
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玲儿
2017年07月19日
イワタバコの基本情報 学名:Conandron ramondioides 和名:イワタバコ その他の名前:ニガナ、イワヂシャ 科名 / 属名:イワタバコ科 / イワタバコ属 特徴 イワタバコは日本各地の日当たりの悪い湿った岩や崖に生える多年草です。 地下に塊状の根茎があり、長さ5~20cmの葉を数枚出して垂らします。葉は柔らかくて水っぽく、光沢があります。6月から8月に花茎を伸ばし、星形で花径2cm前後の花を多数咲かせます。花つきは非常によいのですが、1輪の寿命が3~4日なのが残念です。冬は、葉のつけ根に根茎と来年の葉が塊状になったものを残して枯れてしまいます。 産地によって早く咲くものや遅く咲くものがあり、咲く時期の差が大きいので、うまくコレクションすると次々に咲いてくれて楽しいものです。葉は山菜としても利用されています。 山野草としてよく育てられているイワタバコ科の植物には、イワギリソウ(Opithandra primuloides)やラモンダ・ミコニ(Ramonda myconi)などがあります。イワタバコに準じて栽培できるものもあれば、冬に加温が必要なものもあります。
種類(原種、園芸品種) 姫イワタバコ Conandron ramondioides Small form 紀伊半島に見られるイワタバコの極小型のタイプ。葉の長さは10cm前後で、株全体の大きさは普通のイワタバコの半分以下。小さい分、性質はややデリケート。
ケイワタバコ Conandron ramondioides var. pilosus 中部地方から近畿地方にある変種で、花茎や萼、葉の裏に毛が多い。早咲きの濃い紫色と白花の系統がよく栽培されている。性質は普通のイワタバコと変わらない。
イワギリソウ Opithandra primuloides 西日本に見られる種。イワタバコよりやや明るく乾き気味の環境を好む。常緑性で、姿はセントポーリアに近く、花は普通ピンクで、キリやジギタリスの花に似る。冬も湿度を高めに保ち、基本どおりに水やりをし、寒風を避けて保護する。 マツムラソウ Titanotrichum oldhamii 中国南部、台湾、石垣島、西表島の湿った谷間の森林に生える。草丈30〜50cm、柔らかい毛がある葉をつけた茎が立ち上がり、先端にジギタリスのような赤茶色の斑紋がある黄色い花が穂になって咲く。栽培はイワタバコに準じるが、冬は最低温度5℃を保つ。 シシンラン Lysionotus pauciflorus 日本列島の東海地方以西の森林内の苔むした岩や古木に着生する常緑の低木。地下茎が長く伸び、ところどころから枝を伸ばし、薄紫色のキリに似た花を咲かせる。栽培はイワタバコに準じるが、冬も湿度を高めに保ち、基本どおりに水やりをし、寒風を避けて最低温度3℃を保つ。洋ランのように水ゴケでも植えられる。 ラモンダ・ミコニ Ramonda myconi ピレネー山脈の石灰岩の岩場に生える。姿はイワギリソウに似ており、葉は常緑でより厚く堅く、粗毛が目立つ。5月に華やかな花を咲かせる。花色は薄紫を基本に、白とピンクがある。栽培はイワギリソウに準じるが、より明るい環境で育てる。
ペトロコスメア・フラッキダ Petrocosmea flaccida 中国・四川省と雲南省の標高2800〜3100mの崖に生え、「石蝴蝶」とも呼ばれる。セントポーリアをより整然とさせた姿で、9月から10月にスミレのような濃い紫色の花を咲かせる。冬は休眠する。栽培はイワギリソウに準じるが、冬は凍らない程度の温度を保つ。 キリタ・タミアナ Chirita tamiana ベトナム北部原産。セントポーリアのような姿で、紫色の筋が入った白い花を咲かせる。四季咲き。栽培はイワギリソウに準じるが、冬は最低温度を約8℃に保つ。テラリウムなどに好適。
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2017年07月19日
イワギボウシの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 よく風の通る、明るい日陰が最適です。朝日が3時間ほど当たるならなおよいでしょう。鉢植えの場合は、芽が出てから5月の大型連休前までの間は日なたに置くと、葉が締まってきれいな姿にできます。 水やり 表土が乾いたら十分に与えます。庭植えにした場合は、よほど晴天が続かないかぎり不要です。 肥料 植え替え時に元肥としてリン酸の多い緩効性肥料を、3~4号鉢なら一つまみ施します。3月から5月に油かすの親指大の固形油かすを、3~4号鉢で月に1~2個、6月から10月はリン酸が多めの液体肥料を2000倍に薄めて施します。盆栽づくりの場合は無肥料でもかまいません。
病気と害虫 病気:ウイルス病 初期では薄いまだら模様が入ります。やがて葉があぶった海苔のように縮れて、不規則にゆがみ、ときに腐った黒い斑点をともないます。治癒不能なので、感染した株は廃棄します。 害虫:ネコブセンチュウ、アブラムシ ネコブセンチュウは根にコブをつくり、株の成長を衰えさせます。ひどい場合は根茎も侵します。放置すると被害が大きくなるので、植え替え時に被害根を切り捨てます。 アブラムシは若い葉や花茎、蕾につきます。アブラムシはウイルス病を媒介するので、早期に防除しましょう。
用土(鉢植え) 桐生砂(または赤玉土)、軽石、硬質鹿沼土のそれぞれ小粒を等量に混ぜ合わせたもので植えます。少し乾きすぎるようなら軽石の配分を減らすか、山ゴケかヤシ殻チップの細かいものを用土に混ぜます。庭植えの場合は上記の用土を客土するか、石垣のすき間などに市販の草花用培養土で植えます。 植えつけ、 植え替え 2月から3月に行います。鉢植えの場合は毎年、または1年おきに植え替えます。庭植えの場合は3~4年に1回掘り上げて、株を整理し、植え直します。 ふやし方 株分け:植え替えの際に、2~3芽がついた根茎を一つの単位として切り分けます。園芸品種は株分けでふやします。 タネまき:秋に採取したタネを2月から3月にまきます。用土は親株のものと同じで問題ありません。タネは1か月ほど、湿らせた清潔な川砂やバーミキュライトに混ぜて、冷蔵庫の野菜室に保管してからまくと発芽がそろいます。
主な作業 タネの採取:10月から11月に黄色く熟した果実を採取します。果実の先端が開き始めたころが採取適期です。封筒などに入れて乾燥させ、よいタネだけを選び出します。よいタネは、黒く細長い楕円形をしてややしわがあり、ほぼ中央に盛り上がった部分がはっきりとあるものです。
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玲儿
2017年07月19日
イワギボウシの基本情報 学名:Hosta longipes var. longipes 和名:イワギボウシ その他の名前:コーライ、タキナ 科名 / 属名:キジカクシ科 / ギボウシ属(ホスタ属) 特徴 イワギボウシは山地の湿った岩場や渓谷沿いの岸壁、ときに樹木の幹や枝に着生して育つ多年草です。根元にまとまってつく葉はふつう幅の広い卵形で厚く、表面には光沢があります。長い葉柄には紫黒色の細かな斑点があります。長い花茎を斜めに、ときに下に垂らして先端に花を咲かせます。苞(ほう)が開花時にしおれるのが特徴です。各地域に特徴的な変種があり、サイコクイワギボウシ(Hosta longipes var. caduca)が四国西部と九州に、イズイワギボウシ(H. longipes var. latifolia)が伊豆半島と伊豆諸島に、ヒメイワギボウ(H. longipes var. gracillima)が四国東部と近畿地方南部に、オヒガンギボウシ(H. longipesvar. aequinoctiiantha)が西日本に分布しています。
同じような環境に生え、イワギボウシと同じように栽培するものに、四国南西部と九州に細長い葉と白い花を咲かせるヒュウガギボウシ(H. kikutii var. kikutii)、葉の裏が白い品種ウラジロヒュウガギボウシ(H. kikutii var. kikutii f. leuconota)、近畿地方南部と四国には葉脈がざらつくスダレギボウシ(H. kikutii var. polyneuron)、近畿地方南部と四国東部には花茎が根元から大きく垂れ下がるウナズキギボウシ(H. kiktii var. tosana)があります。ほかにも全体的に小型のウバタケギボウシ(H. pulchella)、葉の裏が白く葉柄が赤みを帯びるセトウチギボウシ(H. pycnophylla)、長さ30~50cmの大きな葉を1~2枚だけつけ葉の裏が真っ白なウラジロギボウシ(H. hypoleuca)、四国の高い山に見られるシコクギボウシ(H. shikokiana)があります。
※科名:ユリ科、リュウゼツラン科で分類される場合もあります。 種類(原種、園芸品種) ‘多摩の雪’ 白花で花茎が短く、全体にこぢんまりとまとまる園芸品種です。さまざまな芽変わりの品種があります。
‘御殿場錦’ イワギボウシの斑入りのなかで古くから知られている、黄白色の覆輪が入る園芸品種です。
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2017年07月19日
イベリスの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 日照が多く、比較的温暖で乾燥した地中海性気候の環境を好みます。 ウンベラータ種など秋まき一年草の種類では、日当たりと水はけのよいところで育て、寒冷地では防寒が必要です。 多年草のセンペルビレンス種は耐寒性が強く、寒地でも冬越しできますが、高温期の多肥多湿に弱く、蒸れて株が腐りやすいので、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。 水やり 春と秋の成長期は、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。梅雨期からは、乾かし気味に水を与え、株が蒸れないように注意します。
肥料 春と秋に施し、6月以降は肥料分が残らないようにします。秋まき一年草の場合は、本葉が開くころから薄い液体肥料を月に3~4回施し、冬までにしっかりと株をつくっておきます。 病気と害虫 病気:灰色かび病 多湿になると灰色かび病が出やすくなります。日当たり、風通し、水はけをよくして予防します。 害虫:アブラムシ、コナガ、アオムシなど 被害を見つけしだい防除します。 用土(鉢植え) 一般的な草花用培養土が利用できますが、水はけをよくするため、鹿沼土や軽石などを2割くらい混ぜておくとよいでしょう。 センペルビレンス種を確実に夏越しさせるには、山野草用培養土を利用します。ただし、本種を一年草のように扱うなら、それほど用土や場所は選びません。
植えつけ、 植え替え 植えつけ:センペルビレンス種(トキワナズナ)は、ポット苗が多く流通しているので、これをコンテナの寄せ植えや花壇に植えつけます。鉢に植えた場合は、毎年秋に植え直します。 タネまき:アマラ種やウンベラータ種は、秋にタネをまいて育てます。移植を嫌うので、ポットにまいてある程度大きく育ててから、花壇やコンテナに植えつけます。直まきで育てることもできます。 ふやし方 タネまき:結実したらタネをとって保管し、秋にまきます。ウンベラータ種は花色が多く、個体差があるので、タネをまいても親株と同じ花色にならないことがあります。 株分け、さし芽:センペルビレンス種は、株分けやさし芽でもふやすことができます。開花後すぐに行うか、秋に涼しくなってから行います。大株や古株になるほど夏に枯れやすくなり、また草姿も乱れてくるので、さし芽などで株を更新しておくのが確実です。
主な作業 花がら摘み:多年草のセンペルビレンス種は、開花後に花がらの部分を刈り込みます。
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2017年07月19日
イベリスの基本情報 学名:lberis その他の名前:トキワナズナ、マガリバナ(屈曲花)、トキワマガリバナ、キャンディタフト 科名 / 属名:アブラナ科 / マガリバナ属(イベリス属) 特徴 イベリスは、砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲き、春の花壇を彩ります。名前は、スペインの昔の国名イベリアに由来し、この地域に多く自生していることからつけられました。中国名では屈曲花(マガリバナ)と呼ばれ、これは太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。 4枚の花弁のうち、外側の2枚が大きくなるのが特徴で、小花が多数集まって大きな花房になります。花房は、咲き始めは平らですが、咲き進むと盛り上がって長い穂になります。
イベリス属には40種ほどがあります。一年草では、「ヒアシンスフラワー」とも呼ばれるアマラ種(lberis amara)と、花色の多いウンベラータ種(I. umbellata)が多く栽培されています。多年草では、常緑性で耐寒性が強く、トキワナズナやトキワマガリバナとも呼ばれるセンペルビレンス種(I. sempervirens)がよく栽培されています。これらは、それぞれ園芸品種も育成され、特にセンペルビレンス種では多くあります。
種類(原種、園芸品種) イベリス・アマラ Iberis amara 白花。草丈20〜40cmで、花穂が大きくボリュームがある。花に香りがある。一年草。 イベリス・オドラータ(ニオイナズナ) Iberis odorata 白花。アマラよりも花の香りが強い。比較的小型。一年草。
イベリス・ウンベラータ Iberis umbellata 花色は白、赤、ピンク、藤色と豊富。草丈は60cm近くになり、株立ち状で、分枝も多く、フラワーアレンジメントにも利用される。‘フェアリー・ミックス’や‘キャンディケーン・シリーズ’などの品種がある。 イベリス・センペルビレンス(トキワナズナ) Iberis sempervirens 主に白花で、淡い藤色の花もある。マット状に広がり、こんもりと咲く。‘スノーボール’‘スノーコーン’などの品種がある。多年草。 イベリス‘マスターピース’ Iberis ‘Masterpiece’ 交配種といわれる鉢植え向きの品種。白花。草丈20〜30cm。ボリュームがある。短命な多年草。
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玲儿
2017年07月19日
イキシアの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 冬期温暖で、日照量の多い気候が適しています。半耐寒性なので、関東地方以西の太平洋側では比較的育てやすいのですが、寒冷地や多雪地では保温の施設などが必要です。夏の間は球根の状態で休眠しますが、わが国のような雨の多い気候では、病気などで球根が腐ることもあるので、掘り上げて秋まで乾燥貯蔵しておくのが確実です。場所によっては植えっぱなしで育てることもできます。
水やり 生育期には極端に乾かさないようにします。葉が伸び出してから開花までは、用土が乾き始めたらたっぷり与えます。開花後は徐々に水やりの回数を減らしていき、葉が枯れ始めたら乾かします。 肥料 多肥は球根が腐りやすくなるので、少なめが安全です。葉が伸び出してから開花まで月に1回ぐらい液体肥料を施します。
病気と害虫 病気:高温期の多肥多湿は球根が腐りやすくなります。また、連作すると生育が悪くなり、病気も出やすくなるので、庭植えで育てる場合は、2~3年ごとに場所を変えるのがよいでしょう。 害虫:ほとんどありません。
用土(鉢植え) 水はけのよいものであればよく、一般の草花用培養土も利用できます。 植えつけ、 植え替え 10月中旬以降、涼しくなってから植えつけます。深さ3~4cm、間隔は4~5cmぐらいが目安です。鉢植えにする場合は、4号鉢なら3球ぐらいです。 ふやし方 自然に分球してよくふえます。小さな木子(きご)は1~2年養成すると開花球になります。タネでふやすこともできますが、元の親とは異なる花が咲く可能性もあります。
主な作業 掘り上げ:梅雨前に掘り上げて秋まで乾燥貯蔵しておきます。ただし、鉢植えでは掘り上げずにそのまま乾燥させておくこともできます。 防寒:半耐寒性で軽い霜くらいは問題ありませんが、凍結のおそれがあるときは防寒が必要です。
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