文章
玲儿
2017年07月28日
ゲウムの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
高温多湿の蒸れに弱いものが多いので、夏越しには注意します。できるだけ水はけをよく、しかも乾燥させないようにし、風通しのよい半日陰で管理します。春と秋は日によく当てます。また、開花のために冬の低温を必要とします。
水やり
乾燥すると葉枯れを起こし、株が弱るので、用土が乾き始めたらたっぷり与えます。冬期は雪に埋まってもかまいません。
肥料
春と秋の成長期に施し、夏の高温期には、肥料分が残らないようにしておきます。
病気と害虫
病気:灰色かび病など
混みすぎや多湿で灰色かび病などが出やすくなります。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
アブラムシやヨトウムシなどの防除を行います。
用土(鉢植え)
山野草向けの用土が確実です。鹿沼土や軽石の多いものを使います。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:レイズドベッドなど、水はけのよいところに植えつけます。根づくまでは乾燥に注意します。
植え替え:芽が混んでくると蒸れて枯れやすくなります。春か秋に株分けして植え直しをします。チリダイコンソウの園芸品種など、実生系の品種は、古株ほど枯れやすくなるので、数年ごとにタネをまいて更新します。
ふやし方
タネまき:タネをまいてふやすのが確実で、比較的容易です。場所によっては、こぼれダネでもふえます。
株分け:最近の園芸品種のなかには、タネができないものや、栄養系品種もあるので、それらは株分けでふやします。
主な作業
必要なタネを実らせる分を残し、花がらを切り取ります。ただし、実も観賞できるので、しばらくは残しておいてもかまいません。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
高温多湿の蒸れに弱いものが多いので、夏越しには注意します。できるだけ水はけをよく、しかも乾燥させないようにし、風通しのよい半日陰で管理します。春と秋は日によく当てます。また、開花のために冬の低温を必要とします。
水やり
乾燥すると葉枯れを起こし、株が弱るので、用土が乾き始めたらたっぷり与えます。冬期は雪に埋まってもかまいません。
肥料
春と秋の成長期に施し、夏の高温期には、肥料分が残らないようにしておきます。
病気と害虫
病気:灰色かび病など
混みすぎや多湿で灰色かび病などが出やすくなります。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
アブラムシやヨトウムシなどの防除を行います。
用土(鉢植え)
山野草向けの用土が確実です。鹿沼土や軽石の多いものを使います。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:レイズドベッドなど、水はけのよいところに植えつけます。根づくまでは乾燥に注意します。
植え替え:芽が混んでくると蒸れて枯れやすくなります。春か秋に株分けして植え直しをします。チリダイコンソウの園芸品種など、実生系の品種は、古株ほど枯れやすくなるので、数年ごとにタネをまいて更新します。
ふやし方
タネまき:タネをまいてふやすのが確実で、比較的容易です。場所によっては、こぼれダネでもふえます。
株分け:最近の園芸品種のなかには、タネができないものや、栄養系品種もあるので、それらは株分けでふやします。
主な作業
必要なタネを実らせる分を残し、花がらを切り取ります。ただし、実も観賞できるので、しばらくは残しておいてもかまいません。
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玲儿
2017年07月28日
クロウエアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
風通しと日当たりのよい場所を好みます。鉢植えの場合は、夏の強光線を避けるため、梅雨明けから秋の彼岸までは半日陰で、冬は凍らない場所で管理します。
庭植えの場合は、水はけのよい場所を選んで植えつけます。水はけが悪い場合は、まわりに排水用の溝を掘るか、盛り土をしてから植えつけるとよいでしょう。酸性土を好むので、植えつけ場所に石灰を混ぜることは絶対に避けてください。
水やり
水はけのよい環境を好みますが、水切れも嫌います。鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらすぐにたっぷりと与えましょう。特に夏に水切れさせないように注意してください。
庭植えの場合は、特に与えなくても大丈夫です。周囲よりも一段高くなったような花壇では、雨が何週間も降らなければ水を与えます。
肥料
4月から7月と、9月から10月に、緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12など)を施します。
病気と害虫
害虫:カイガラムシ、アブラムシ
カイガラムシとアブラムシが、まれに発生することがあります。風通しと日当たりのよい場所で管理すると発生しにくくなります。カイガラムシが発生した場合は、手で取り除くほか、切り戻しを兼ねて発生した枝ごと切り取るとよいでしょう。アブラムシが発生した場合は、薬剤で防除します。
用土(鉢植え)
水はけと水もちのよい酸性土を好むので、鹿沼土小粒と酸度未調整ピートモスの等量配合土などで植えつけます。酸度調整済みピートモスは中性に近づけてあるので避けましょう。
植えつけ、 植え替え
2年に1回、3月に行います。
ふやし方
さし木:適期は5月から6月と、9月です。鹿沼土細粒と酸度未調整ピートモスの等量配合土などにさします。
主な作業
切り戻し:3月、もしくは7月に行います。暖かい場所で管理すると、冬の間も咲き続ける、ほぼ四季咲きの品種がたくさんあります。ちらほらと花を咲かせ続けますが、春の花がピークを過ぎたら切り戻しを行って、秋の開花を楽しみましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
風通しと日当たりのよい場所を好みます。鉢植えの場合は、夏の強光線を避けるため、梅雨明けから秋の彼岸までは半日陰で、冬は凍らない場所で管理します。
庭植えの場合は、水はけのよい場所を選んで植えつけます。水はけが悪い場合は、まわりに排水用の溝を掘るか、盛り土をしてから植えつけるとよいでしょう。酸性土を好むので、植えつけ場所に石灰を混ぜることは絶対に避けてください。
水やり
水はけのよい環境を好みますが、水切れも嫌います。鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらすぐにたっぷりと与えましょう。特に夏に水切れさせないように注意してください。
庭植えの場合は、特に与えなくても大丈夫です。周囲よりも一段高くなったような花壇では、雨が何週間も降らなければ水を与えます。
肥料
4月から7月と、9月から10月に、緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12など)を施します。
病気と害虫
害虫:カイガラムシ、アブラムシ
カイガラムシとアブラムシが、まれに発生することがあります。風通しと日当たりのよい場所で管理すると発生しにくくなります。カイガラムシが発生した場合は、手で取り除くほか、切り戻しを兼ねて発生した枝ごと切り取るとよいでしょう。アブラムシが発生した場合は、薬剤で防除します。
用土(鉢植え)
水はけと水もちのよい酸性土を好むので、鹿沼土小粒と酸度未調整ピートモスの等量配合土などで植えつけます。酸度調整済みピートモスは中性に近づけてあるので避けましょう。
植えつけ、 植え替え
2年に1回、3月に行います。
ふやし方
さし木:適期は5月から6月と、9月です。鹿沼土細粒と酸度未調整ピートモスの等量配合土などにさします。
主な作業
切り戻し:3月、もしくは7月に行います。暖かい場所で管理すると、冬の間も咲き続ける、ほぼ四季咲きの品種がたくさんあります。ちらほらと花を咲かせ続けますが、春の花がピークを過ぎたら切り戻しを行って、秋の開花を楽しみましょう。
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玲儿
2017年07月28日
球根ベゴニアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えは向いていないので鉢植えとします。一般に、休眠中の冬は球根の姿になっていますが、凍らない温度で管理します。早春に芽が出てきたら、室内の明るい窓辺に置きます。戸外で栽培する場合は5月からとし、雨に当てないように管理します。梅雨明け以降は風通しのよい半日陰でできるだけ涼しくしますが、確実に夏越しさせたいときはクーラーの効いた室内に取り込みます。
水やり
生育期は土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりしますが、高温期になり株が弱ってきたら控えめにします。秋は地上部が枯れ始めたら水やりを控えめにし、完全に枯れて球根だけになったら停止します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜます。生育が旺盛なときは、緩効性の化成肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
灰色かび病は梅雨時期と低温期に、うどんこ病は気温が20℃くらいのときによく発生します。
害虫:ハダニ、アザミウマ
ハダニは乾燥期によく発生するので、葉裏をよくチェックします。アザミウマは花粉を食べにくるので、花をよく観察すると肉眼でも見つけることができます。ひどくなると、花弁が萎縮したり、かすり状の傷が入ります。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒5、腐葉土3、日向土2などの配合とします。草花用培養土に日向土を2割程度混ぜてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月中旬から4月上旬に球根を鉢に植えつけます。5号鉢に1球を目安とし、球根の上部が土から出るように浅く植えつけます。球根がたくさんある場合は、育苗箱などに仮植えして、芽が出てきたものから順次鉢上げするとよいでしょう。
ふやし方
さし木:球根はふえないので、繁殖は難しいです。茎が細くてしっかりした品種はさし木をすることができ、水はけのよい用土や水にさすと発根します。しかし、多くの品種は腐りやすく、さし木は困難です。
主な作業
花がら摘み:咲き終わった花がらは、花柄のつけ根のところで折り取ります。
支柱立て:スタンドタイプの場合は、太い茎が倒れやすいので、支柱を立てます。球根に突き刺さないように注意し、花がつかない側(背中)に立ててください。ハンギングタイプは支柱は不要です。
開花調節:球根ベゴニアの季節開花は初夏ですが、そうすると高温期までの期間が短く、開花期間が短くなります。そこで、生育サイクルをずらす方法があります。早春に入手した球根をそのまま冷蔵庫の野菜室に入れて秋まで貯蔵します。秋に植えつけ、明るい時間(日光+電照)が15時間くらいになる室内で管理します。3か月ほどで開花が見られ、冬は暖かい室内で管理すると、初夏まで咲き続けます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
庭植えは向いていないので鉢植えとします。一般に、休眠中の冬は球根の姿になっていますが、凍らない温度で管理します。早春に芽が出てきたら、室内の明るい窓辺に置きます。戸外で栽培する場合は5月からとし、雨に当てないように管理します。梅雨明け以降は風通しのよい半日陰でできるだけ涼しくしますが、確実に夏越しさせたいときはクーラーの効いた室内に取り込みます。
水やり
生育期は土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりしますが、高温期になり株が弱ってきたら控えめにします。秋は地上部が枯れ始めたら水やりを控えめにし、完全に枯れて球根だけになったら停止します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜます。生育が旺盛なときは、緩効性の化成肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
灰色かび病は梅雨時期と低温期に、うどんこ病は気温が20℃くらいのときによく発生します。
害虫:ハダニ、アザミウマ
ハダニは乾燥期によく発生するので、葉裏をよくチェックします。アザミウマは花粉を食べにくるので、花をよく観察すると肉眼でも見つけることができます。ひどくなると、花弁が萎縮したり、かすり状の傷が入ります。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒5、腐葉土3、日向土2などの配合とします。草花用培養土に日向土を2割程度混ぜてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月中旬から4月上旬に球根を鉢に植えつけます。5号鉢に1球を目安とし、球根の上部が土から出るように浅く植えつけます。球根がたくさんある場合は、育苗箱などに仮植えして、芽が出てきたものから順次鉢上げするとよいでしょう。
ふやし方
さし木:球根はふえないので、繁殖は難しいです。茎が細くてしっかりした品種はさし木をすることができ、水はけのよい用土や水にさすと発根します。しかし、多くの品種は腐りやすく、さし木は困難です。
主な作業
花がら摘み:咲き終わった花がらは、花柄のつけ根のところで折り取ります。
支柱立て:スタンドタイプの場合は、太い茎が倒れやすいので、支柱を立てます。球根に突き刺さないように注意し、花がつかない側(背中)に立ててください。ハンギングタイプは支柱は不要です。
開花調節:球根ベゴニアの季節開花は初夏ですが、そうすると高温期までの期間が短く、開花期間が短くなります。そこで、生育サイクルをずらす方法があります。早春に入手した球根をそのまま冷蔵庫の野菜室に入れて秋まで貯蔵します。秋に植えつけ、明るい時間(日光+電照)が15時間くらいになる室内で管理します。3か月ほどで開花が見られ、冬は暖かい室内で管理すると、初夏まで咲き続けます。
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玲儿
2017年07月26日
キバナコスモスの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば、土質もあまり選ばず、やせ地でもよく育ちます。肥よくなところでは葉が大きく茂りすぎるくらいです。低温や日照不足では生育が悪く、花つきもよくありません。高温には強く、真夏も咲き続けますが、赤の色は出にくいこともあります。
水やり
庭植えの場合はほとんど不要です。タネをまいたときや苗を植えつけたときは、乾き具合を見て水やりをします。鉢植えでは、過湿にならないよう注意し、用土が乾いたらたっぷり与えるようにします。
肥料
堆肥や腐葉土などを混ぜておけばほとんど不要です。開花期間が長いので、鉢植えでは、元肥のほか、月に1回くらい置き肥を施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病など
込みすぎや、風通しが悪いと発生することがあります。
害虫:アブラムシ
新芽や蕾に発生することがあります。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば特に選びません。赤玉土7、腐葉土3の配合土も使えます。苦土石灰を少量混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
発芽適温は20~25℃で、発芽までの日数は7~12日です。コスモスより高い温度がよく、日数もよけいかかります。花壇に直まきする場合、すじまき、ばらまき、点まきの方法があり、タネが隠れるくらいに薄く土をかけます。ポットなどにまいて苗を育ててから植えつけることもできます。通常、株間は20cmぐらいです。何回かに分けて、時期をずらしてまくと、花の観賞期間も長くなります。
ふやし方
一年草なので、毎年タネをまきます。タネが熟したら採種して、春まで乾燥貯蔵しておきます。品種によっては、色や性質が変わってくることもあるので、1~2年ごとに新しくタネを購入するのが確実です。
主な作業
花を長い期間咲かせるため、花がらは早めに切り取ります。最後のほうの花はタネとり用に残しておいてもよいでしょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば、土質もあまり選ばず、やせ地でもよく育ちます。肥よくなところでは葉が大きく茂りすぎるくらいです。低温や日照不足では生育が悪く、花つきもよくありません。高温には強く、真夏も咲き続けますが、赤の色は出にくいこともあります。
水やり
庭植えの場合はほとんど不要です。タネをまいたときや苗を植えつけたときは、乾き具合を見て水やりをします。鉢植えでは、過湿にならないよう注意し、用土が乾いたらたっぷり与えるようにします。
肥料
堆肥や腐葉土などを混ぜておけばほとんど不要です。開花期間が長いので、鉢植えでは、元肥のほか、月に1回くらい置き肥を施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病など
込みすぎや、風通しが悪いと発生することがあります。
害虫:アブラムシ
新芽や蕾に発生することがあります。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土など、水はけのよいものであれば特に選びません。赤玉土7、腐葉土3の配合土も使えます。苦土石灰を少量混ぜておくとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
発芽適温は20~25℃で、発芽までの日数は7~12日です。コスモスより高い温度がよく、日数もよけいかかります。花壇に直まきする場合、すじまき、ばらまき、点まきの方法があり、タネが隠れるくらいに薄く土をかけます。ポットなどにまいて苗を育ててから植えつけることもできます。通常、株間は20cmぐらいです。何回かに分けて、時期をずらしてまくと、花の観賞期間も長くなります。
ふやし方
一年草なので、毎年タネをまきます。タネが熟したら採種して、春まで乾燥貯蔵しておきます。品種によっては、色や性質が変わってくることもあるので、1~2年ごとに新しくタネを購入するのが確実です。
主な作業
花を長い期間咲かせるため、花がらは早めに切り取ります。最後のほうの花はタネとり用に残しておいてもよいでしょう。
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玲儿
2017年07月26日
木立ち性シネラリアの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
タネは夏にまいて育てますが、暑さに弱いので夏はできるだけ涼しい半日陰に置いて管理します。秋から春はできるだけ日当たりのよい場所に置き、5℃以上を保つのが理想です。慣らせば1℃でも大丈夫な植物ですが、特に真冬に開花株を購入した場合は5℃以上を保たないと寒さで傷むことがあります。冬も涼しい環境を好むので、暖房の効いた場所に置くのは避け、昼間も15℃以下の場所に置くと長く花が楽しめます。
水やり
鉢植えでは、鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えましょう。
肥料
鉢植えでは10月から4月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を施し、9月から4月に薄めの液体肥料(N-P-K=6-10-5)を併用し、定期的に施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
11月から5月、放置した花がらから灰色かび病が発生するので、花がらはこまめに取り除きましょう。花に水がかかっても発病します。水は、株元の土に直接注ぎ、茎や葉、花にかけないように注意しましょう。
10月から5月にうどんこ病が多発します。風通しをよくし、肥料切れさせないようにすると、発生が抑えられます。
害虫:アブラムシ
8月から5月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察して防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけがよく保水力のある有機質に富んだ土を好みます。赤玉土(中粒)5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などを用います。元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜて植えつけましょう。
植えつけ、 植え替え
夏まきした株は、9月から10月に鉢上げ、11月から12月に鉢増しします。秋から春に開花した株は、花が咲き終わってくる2月から4月に、切り戻しと再度鉢増しを同時に行います。
ふやし方
タネまき:8月下旬から9月上旬がタネまき適期です。発芽に光が必要なので、覆土は不要です。早くまくほど大株に育てることができますが、初めてタネまきする場合は暑い8月を避け、9月中旬になってからまくとよいでしょう。
主な作業
花がら摘み:11月から5月、花がらを放置すると灰色かび病の発生源になるので、こまめに取り除きましょう。
切り戻し:2月から4月、茎の上部の花から咲き始め、それが終わるころには下から次に花茎が伸びてくるので、その花芽の上で切り戻しましょう。同時に一回り大きな鉢に植え替えると、より大きな株になり、たくさん花を咲かせます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
タネは夏にまいて育てますが、暑さに弱いので夏はできるだけ涼しい半日陰に置いて管理します。秋から春はできるだけ日当たりのよい場所に置き、5℃以上を保つのが理想です。慣らせば1℃でも大丈夫な植物ですが、特に真冬に開花株を購入した場合は5℃以上を保たないと寒さで傷むことがあります。冬も涼しい環境を好むので、暖房の効いた場所に置くのは避け、昼間も15℃以下の場所に置くと長く花が楽しめます。
水やり
鉢植えでは、鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えましょう。
肥料
鉢植えでは10月から4月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を施し、9月から4月に薄めの液体肥料(N-P-K=6-10-5)を併用し、定期的に施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、うどんこ病
11月から5月、放置した花がらから灰色かび病が発生するので、花がらはこまめに取り除きましょう。花に水がかかっても発病します。水は、株元の土に直接注ぎ、茎や葉、花にかけないように注意しましょう。
10月から5月にうどんこ病が多発します。風通しをよくし、肥料切れさせないようにすると、発生が抑えられます。
害虫:アブラムシ
8月から5月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察して防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけがよく保水力のある有機質に富んだ土を好みます。赤玉土(中粒)5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などを用います。元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜて植えつけましょう。
植えつけ、 植え替え
夏まきした株は、9月から10月に鉢上げ、11月から12月に鉢増しします。秋から春に開花した株は、花が咲き終わってくる2月から4月に、切り戻しと再度鉢増しを同時に行います。
ふやし方
タネまき:8月下旬から9月上旬がタネまき適期です。発芽に光が必要なので、覆土は不要です。早くまくほど大株に育てることができますが、初めてタネまきする場合は暑い8月を避け、9月中旬になってからまくとよいでしょう。
主な作業
花がら摘み:11月から5月、花がらを放置すると灰色かび病の発生源になるので、こまめに取り除きましょう。
切り戻し:2月から4月、茎の上部の花から咲き始め、それが終わるころには下から次に花茎が伸びてくるので、その花芽の上で切り戻しましょう。同時に一回り大きな鉢に植え替えると、より大きな株になり、たくさん花を咲かせます。
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玲儿
2017年07月26日
カンガルーポー(アニゴザントス)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日照が多く、温暖で乾燥した気候を好みます。自生地は雨が少ない砂地のようなところが多く、夜露はありますが、空気は乾燥しています。そして、地中深いところに水分があり、根が深く張っています。
わが国では、冬の低温と夏の多湿が問題となり、雨の当たらないハウス栽培が中心となります。
水やり
生育、開花には十分な水分を必要とします。特に、春の蕾がつく時期に乾燥すると花が開かずに終わってしまいます。梅雨期からは、多湿にならないように乾かし気味にしておきます。
肥料
秋から開花期まで、月1回の置き肥、または月3回くらいの液体肥料を施します。株を太らせて十分に生育させることが、花を多く咲かせるポイントです。開花後は肥料分が残らないようにしておきます。高温期の多肥多湿は株が枯れやすくなります。
病気と害虫
病気:インク病
インク病は高温多湿で発生しやすく、葉が黒くなって枯れます。フラビダス種は強く、マングレシー種は弱いなど、種類によって病気の抵抗性に強弱が見られます。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
山野草向け用土や、サボテン用土など、水はけがよく、肥料分が抜けやすいものが適しています。弱酸性の用土が適しています。
植えつけ、 植え替え
苗の流通はほとんどなく、花つきの鉢植えが少し出回ります。鉢内の用土の状態にもよりますが、夏越しのためには、用土を入れ替えておくのが安全です。
植え替え、植え直し、株分けなどは、秋、涼しくなる9月から10月が適期です。
ふやし方
株分け:主に株分けでふやします。適期は9月から10月です。
タネまき:3月から4月、9月から10月に行います。
主な作業
花茎切り:花が終わったら、花茎を元から切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日照が多く、温暖で乾燥した気候を好みます。自生地は雨が少ない砂地のようなところが多く、夜露はありますが、空気は乾燥しています。そして、地中深いところに水分があり、根が深く張っています。
わが国では、冬の低温と夏の多湿が問題となり、雨の当たらないハウス栽培が中心となります。
水やり
生育、開花には十分な水分を必要とします。特に、春の蕾がつく時期に乾燥すると花が開かずに終わってしまいます。梅雨期からは、多湿にならないように乾かし気味にしておきます。
肥料
秋から開花期まで、月1回の置き肥、または月3回くらいの液体肥料を施します。株を太らせて十分に生育させることが、花を多く咲かせるポイントです。開花後は肥料分が残らないようにしておきます。高温期の多肥多湿は株が枯れやすくなります。
病気と害虫
病気:インク病
インク病は高温多湿で発生しやすく、葉が黒くなって枯れます。フラビダス種は強く、マングレシー種は弱いなど、種類によって病気の抵抗性に強弱が見られます。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
山野草向け用土や、サボテン用土など、水はけがよく、肥料分が抜けやすいものが適しています。弱酸性の用土が適しています。
植えつけ、 植え替え
苗の流通はほとんどなく、花つきの鉢植えが少し出回ります。鉢内の用土の状態にもよりますが、夏越しのためには、用土を入れ替えておくのが安全です。
植え替え、植え直し、株分けなどは、秋、涼しくなる9月から10月が適期です。
ふやし方
株分け:主に株分けでふやします。適期は9月から10月です。
タネまき:3月から4月、9月から10月に行います。
主な作業
花茎切り:花が終わったら、花茎を元から切り取ります。
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玲儿
2017年07月26日
カレンデュラの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば育てやすく、ほとんど放任でも長い間咲き続けます。場所や品種によっては、こぼれダネで毎年育つほどで、ワイルドフラワーとして利用されることもあります。秋にタネをまくと暖地では12月~2月から咲き始めます。通常は3月から5月が花の最盛期となり、夏には株が枯れます。耐寒性はかなり強く、よほどの寒地や多雪地でないかぎり戸外で栽培できます。茎が伸びていないロゼット状態の苗であれば-15℃ぐらいにも耐えられますが、とう立ちして花茎が伸び出してからは凍結や強い寒風にあうと傷みやすくなるので注意が必要です。
水やり
乾燥には比較的強く、庭植えで根が張ったものではほとんど必要ありません。鉢やコンテナは、用土が乾いたらたっぷり与えます。過湿の状態が長く続くと根腐れしやすくなります。
肥料
花壇では、植えつけ時に堆肥と緩効性肥料を元肥として土に混ぜておけば、追肥はほとんど不要です。鉢植えでは、元肥のほか、月に1回ぐらい液体肥料を施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、炭そ病など
日当たり、風通し、水はけをよくするとともに、苦土石灰などを施して予防に努めます。生育不良などの連作障害が出ることもあるので、数年ごとに植え場所を替えるとよいでしょう。
害虫:比較的少ないほうで、アブラムシが発生する程度です。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土が利用しやすく、便利です。自分で配合するなら、赤玉土7、腐葉土3の配合用土をベースとします。
植えつけ、 植え替え
9月から10月がタネまきの適期ですが、春まきも可能です。発芽の適温は20℃ぐらい。発芽までの日数は5~10日。ポットまたは育苗箱などにまいて、本葉4~5枚ぐらいになったら、花壇や鉢に植えつけます。直まきで育てることもできます。
主な作業
植えつけてからはほとんど手間がいらず、丈夫で育てやすい花です。タネとりをする目的以外の花は、終わった順に切り取っておくと見ばえがよくなります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよいところであれば育てやすく、ほとんど放任でも長い間咲き続けます。場所や品種によっては、こぼれダネで毎年育つほどで、ワイルドフラワーとして利用されることもあります。秋にタネをまくと暖地では12月~2月から咲き始めます。通常は3月から5月が花の最盛期となり、夏には株が枯れます。耐寒性はかなり強く、よほどの寒地や多雪地でないかぎり戸外で栽培できます。茎が伸びていないロゼット状態の苗であれば-15℃ぐらいにも耐えられますが、とう立ちして花茎が伸び出してからは凍結や強い寒風にあうと傷みやすくなるので注意が必要です。
水やり
乾燥には比較的強く、庭植えで根が張ったものではほとんど必要ありません。鉢やコンテナは、用土が乾いたらたっぷり与えます。過湿の状態が長く続くと根腐れしやすくなります。
肥料
花壇では、植えつけ時に堆肥と緩効性肥料を元肥として土に混ぜておけば、追肥はほとんど不要です。鉢植えでは、元肥のほか、月に1回ぐらい液体肥料を施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病、炭そ病など
日当たり、風通し、水はけをよくするとともに、苦土石灰などを施して予防に努めます。生育不良などの連作障害が出ることもあるので、数年ごとに植え場所を替えるとよいでしょう。
害虫:比較的少ないほうで、アブラムシが発生する程度です。
用土(鉢植え)
一般の草花用培養土が利用しやすく、便利です。自分で配合するなら、赤玉土7、腐葉土3の配合用土をベースとします。
植えつけ、 植え替え
9月から10月がタネまきの適期ですが、春まきも可能です。発芽の適温は20℃ぐらい。発芽までの日数は5~10日。ポットまたは育苗箱などにまいて、本葉4~5枚ぐらいになったら、花壇や鉢に植えつけます。直まきで育てることもできます。
主な作業
植えつけてからはほとんど手間がいらず、丈夫で育てやすい花です。タネとりをする目的以外の花は、終わった順に切り取っておくと見ばえがよくなります。
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玲儿
2017年07月25日
カラミンサの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なた、半日陰のいずれでもよく育ちますが、花つきが多く、締まった株に育てるには日なたで育てます。土壌が乾燥しすぎないよう、庭植えの場合は有機質をたくさん混ぜて耕しておきます。
水やり
水切れには弱いです。庭植えの場合、根がよく張ったらほとんど不要ですが、真夏は葉がしおれそうになったら水やりをします。鉢植えの場合は、鉢土が乾き始めたらたっぷり水やりをします。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。その後、秋と早春に、株まわりに緩効性化成肥料をばらまくか、液体肥料を追肥します。
病気と害虫
特に問題になる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で配合したものがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月から4月と、9月中旬から11月中旬が適期です。庭植えは、堆肥や腐葉土を混ぜて耕してから、根鉢をくずして植えつけます。根づくまでは乾燥に注意します。
ふやし方
株分けか、さし芽でふやします。また、こぼれダネでもよくふえます。
株分け:大きくなった株であれば、植えつけ、植え替え時に株分けできますが、芽が出始める早春が最も作業しやすいでしょう。
さし芽:6月ごろと9月中旬から10月上旬に行います。しっかりとした茎を7cmほど切ってさし木用土にさすと、2週間ほどで発根します。
主な作業
切り戻し:特に花がら摘みをする必要はありませんが、梅雨時期に切り戻しを兼ねて花がらを切ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なた、半日陰のいずれでもよく育ちますが、花つきが多く、締まった株に育てるには日なたで育てます。土壌が乾燥しすぎないよう、庭植えの場合は有機質をたくさん混ぜて耕しておきます。
水やり
水切れには弱いです。庭植えの場合、根がよく張ったらほとんど不要ですが、真夏は葉がしおれそうになったら水やりをします。鉢植えの場合は、鉢土が乾き始めたらたっぷり水やりをします。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。その後、秋と早春に、株まわりに緩効性化成肥料をばらまくか、液体肥料を追肥します。
病気と害虫
特に問題になる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で配合したものがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
3月から4月と、9月中旬から11月中旬が適期です。庭植えは、堆肥や腐葉土を混ぜて耕してから、根鉢をくずして植えつけます。根づくまでは乾燥に注意します。
ふやし方
株分けか、さし芽でふやします。また、こぼれダネでもよくふえます。
株分け:大きくなった株であれば、植えつけ、植え替え時に株分けできますが、芽が出始める早春が最も作業しやすいでしょう。
さし芽:6月ごろと9月中旬から10月上旬に行います。しっかりとした茎を7cmほど切ってさし木用土にさすと、2週間ほどで発根します。
主な作業
切り戻し:特に花がら摘みをする必要はありませんが、梅雨時期に切り戻しを兼ねて花がらを切ります。
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文章
玲儿
2017年07月25日
オレガノ(‘ケント・ビューティ’など花もの)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと風通しのよい場所を好みますが、高温多湿にやや弱いので、真夏は風通しのよい半日陰に移します。真夏以外に日陰に置くと、苞がピンク色に色づかず、緑色になります。ハンギングバスケットにすると風通しがよくなるので、夏越しがしやすくなります。冬に地上部が枯れても、根が凍らないかぎり、春になれば新芽が出てきます。土が凍るような場合は軒下で管理すると安全です。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。過湿にならないように注意します。
肥料
春の萌芽のころに緩効性化成肥料を置き肥するか、萌芽してから成長期にかけて液体肥料を施します。肥料の施しすぎは禁物で、規定量の半分くらいを施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春先にアブラムシが発生することがあり、見つけしだい駆除します。風通しをよくするとともに、チッ素肥料を控えて、発生を予防しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富んだ土が適しています。市販の草花用培養土にパーライトまたは軽石を2~3割加えるか、山野草用培養土を用います。
植えつけ、 植え替え
用土の水はけが悪くなったら植え替えます。2年に1回が目安です。植え替え時期は3月上旬から4月上旬、または9月下旬から10月上旬が適しています。
ふやし方
さし芽または株分けでふやしますが、よく発根するのでさし芽が簡単です。
さし芽:4月から5月または9月から10月に、茎の先端を10cmほど切って、水はけのよい用土にさします。
主な作業
摘心:4月に入って新芽が5節くらい伸びたころ、摘心します。そうすると株元のわき芽が伸び、芽数がふえます。
切り戻し:花が一段落したころ、株元の葉が残るように、3~5cmの高さで切り戻すと、繰り返し開花します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと風通しのよい場所を好みますが、高温多湿にやや弱いので、真夏は風通しのよい半日陰に移します。真夏以外に日陰に置くと、苞がピンク色に色づかず、緑色になります。ハンギングバスケットにすると風通しがよくなるので、夏越しがしやすくなります。冬に地上部が枯れても、根が凍らないかぎり、春になれば新芽が出てきます。土が凍るような場合は軒下で管理すると安全です。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。過湿にならないように注意します。
肥料
春の萌芽のころに緩効性化成肥料を置き肥するか、萌芽してから成長期にかけて液体肥料を施します。肥料の施しすぎは禁物で、規定量の半分くらいを施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春先にアブラムシが発生することがあり、見つけしだい駆除します。風通しをよくするとともに、チッ素肥料を控えて、発生を予防しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富んだ土が適しています。市販の草花用培養土にパーライトまたは軽石を2~3割加えるか、山野草用培養土を用います。
植えつけ、 植え替え
用土の水はけが悪くなったら植え替えます。2年に1回が目安です。植え替え時期は3月上旬から4月上旬、または9月下旬から10月上旬が適しています。
ふやし方
さし芽または株分けでふやしますが、よく発根するのでさし芽が簡単です。
さし芽:4月から5月または9月から10月に、茎の先端を10cmほど切って、水はけのよい用土にさします。
主な作業
摘心:4月に入って新芽が5節くらい伸びたころ、摘心します。そうすると株元のわき芽が伸び、芽数がふえます。
切り戻し:花が一段落したころ、株元の葉が残るように、3~5cmの高さで切り戻すと、繰り返し開花します。
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玲儿
2017年07月25日
オリエンタルポピーの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
自生地は乾燥した草原などで、寒さには強く、高温多湿を嫌います。鉢植えもできますが、本来の花の大きさやボリューム感が出ないので、庭植えが適しています。数年間は植えたままにして株を大きく育てることが、よい花を咲かせるポイントです。
冷涼地では栽培しやすいのですが、平地や暖地では、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。水はけをよくするには、庭土に山砂や鹿沼土を混ぜておきます。また、株が混みすぎないようにしておきます。日当たりを好みますが、地上部が枯れて休眠する夏の間は、地温が上がらないように、ほかの草花などで日陰にしておくと株が長もちします。秋に涼しくなって新葉が出てきたら、よく日に当てて肥料を施し、株を太らせます。
水やり
庭植えでは、数年間は植えっぱなしで、水やりも不要です。
肥料
肥料分が多いと根腐れなどを起こし、株が枯れやすくなります。秋の新葉が展開する時期に化成肥料や液体肥料を施し、春以降気温が上昇するときには、肥料分が残らないようにしておきます。
病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
冷涼地では、それほど用土を選ばずに栽培できます。用土は水はけをよくしておくことが大切で、一般の草花用培養土を利用する場合は、山砂や鹿沼土などを3割くらい混ぜて使用します。鉢は6号以上のものを使います。ただし、庭植えほど大きな花は咲きません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:3月から4月、10月から11月にポット苗を植えつけます。日当たり、水はけのよい場所に、腐葉土を混ぜて深く耕して植えつけます。夏の間は、グラウンドカバープランツなどのほかの草花で覆い、株元に直射日光が当たらないようにしておくのが安全です。
植え替え:太いゴボウ根が地中深く伸びるので、数年間は植えたままにしておきます。土が硬くなったり水はけが悪くなったりしたら、土壌改良を行い、植え直します。
ふやし方
タネまき:3月から4月、10月から11月にポットなどにまきます。タネまき専用土など肥料分の少ない用土を用います。タネが細かいので、まきすぎて混みすぎないよう注意します。タネは好光性なので、覆土はごく薄くします。本葉が開いたら薄い液体肥料を施します。開花まで2~3年かかります。
栄養系の品種では、タネが実らなかったり、タネをまいても元の花と違う花が咲いたりするので、根伏せでふやします。
根伏せ:秋涼しくなる10月から11月になってから行います。鉛筆くらいの太さの根が利用しやすく、3~5cmに切り取って、鉢やポットに2cmくらいの深さで横向きに伏せておきます。葉が開いたらポットに植えて育苗し、春に植えつけます。順調に生育すれば、次の年に開花します。
株分け:大株は、10月から11月に株分けも可能です。
主な作業
花茎の切り取り:開花後、実の状態を観賞することもできますが、枯れてきたら花茎をつけ根から切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
自生地は乾燥した草原などで、寒さには強く、高温多湿を嫌います。鉢植えもできますが、本来の花の大きさやボリューム感が出ないので、庭植えが適しています。数年間は植えたままにして株を大きく育てることが、よい花を咲かせるポイントです。
冷涼地では栽培しやすいのですが、平地や暖地では、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。水はけをよくするには、庭土に山砂や鹿沼土を混ぜておきます。また、株が混みすぎないようにしておきます。日当たりを好みますが、地上部が枯れて休眠する夏の間は、地温が上がらないように、ほかの草花などで日陰にしておくと株が長もちします。秋に涼しくなって新葉が出てきたら、よく日に当てて肥料を施し、株を太らせます。
水やり
庭植えでは、数年間は植えっぱなしで、水やりも不要です。
肥料
肥料分が多いと根腐れなどを起こし、株が枯れやすくなります。秋の新葉が展開する時期に化成肥料や液体肥料を施し、春以降気温が上昇するときには、肥料分が残らないようにしておきます。
病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
冷涼地では、それほど用土を選ばずに栽培できます。用土は水はけをよくしておくことが大切で、一般の草花用培養土を利用する場合は、山砂や鹿沼土などを3割くらい混ぜて使用します。鉢は6号以上のものを使います。ただし、庭植えほど大きな花は咲きません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:3月から4月、10月から11月にポット苗を植えつけます。日当たり、水はけのよい場所に、腐葉土を混ぜて深く耕して植えつけます。夏の間は、グラウンドカバープランツなどのほかの草花で覆い、株元に直射日光が当たらないようにしておくのが安全です。
植え替え:太いゴボウ根が地中深く伸びるので、数年間は植えたままにしておきます。土が硬くなったり水はけが悪くなったりしたら、土壌改良を行い、植え直します。
ふやし方
タネまき:3月から4月、10月から11月にポットなどにまきます。タネまき専用土など肥料分の少ない用土を用います。タネが細かいので、まきすぎて混みすぎないよう注意します。タネは好光性なので、覆土はごく薄くします。本葉が開いたら薄い液体肥料を施します。開花まで2~3年かかります。
栄養系の品種では、タネが実らなかったり、タネをまいても元の花と違う花が咲いたりするので、根伏せでふやします。
根伏せ:秋涼しくなる10月から11月になってから行います。鉛筆くらいの太さの根が利用しやすく、3~5cmに切り取って、鉢やポットに2cmくらいの深さで横向きに伏せておきます。葉が開いたらポットに植えて育苗し、春に植えつけます。順調に生育すれば、次の年に開花します。
株分け:大株は、10月から11月に株分けも可能です。
主な作業
花茎の切り取り:開花後、実の状態を観賞することもできますが、枯れてきたら花茎をつけ根から切り取ります。
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玲儿
2017年07月25日
オシロイバナの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよければ、場所を選ばず、丈夫で栽培しやすい花です。乾燥に強く、やせ地でも育ち、コンクリートなどのすき間でも育つほどです。日当たりの悪いところや湿っぽい場所では、軟弱に育って花数が少なくなるか、場合によっては育ちません。
地中に大きな球根ができ、凍結しないところでは越冬して、年々大株に育ちます。
水やり
庭植えでは、ほとんど水やりの必要はありません。
鉢植えでは、春から秋までの生育中は、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥させると生育が止まり、ひどい場合は休眠してしまいます。球根なので、冬期は乾燥状態でかまいません。
肥料
庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えは、月1回置き肥をするか、月3回くらい液体肥料を施すと花数が多くなります。
病気と害虫
病気:ほとんど見られません。
害虫:ナメクジなど
ナメクジなどに蕾を食害されることがあります。
用土(鉢植え)
用土はほとんど選ばず、一般の草花用の培養土などが利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:タネも出回りますが、初夏になるとポット苗も流通するので、これを利用するのも便利です。品種によっては、流通形態が限られるものもあります。
植え替え:放任でよく、植え替えの必要はありません。場所を移動したい場合は、タネをとってまくか、休眠期に球根を掘り上げて植えつけます。
ふやし方
タネまき:1つの花に1つのタネ(果実)がつきます。タネは、球状で黒くて硬く、6~7mmくらいの大きさがあるので、花壇に直まきができます。または、ポットにまいて少し育ててから植えつけることもできます。気温の上がる5月から6月にまくと発芽、生育ともに良好です。
主な作業
整枝、刈り込みなど:適期は8月から9月です。伸びすぎた枝や不要な枝を切り取ります。場所や目的に応じて、全体を刈り込むようにして形を整えたり、大きさを制限したりしておくとよいでしょう。
切り戻し:越冬させる場合は、11月から12月に茎を地際で切ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよければ、場所を選ばず、丈夫で栽培しやすい花です。乾燥に強く、やせ地でも育ち、コンクリートなどのすき間でも育つほどです。日当たりの悪いところや湿っぽい場所では、軟弱に育って花数が少なくなるか、場合によっては育ちません。
地中に大きな球根ができ、凍結しないところでは越冬して、年々大株に育ちます。
水やり
庭植えでは、ほとんど水やりの必要はありません。
鉢植えでは、春から秋までの生育中は、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥させると生育が止まり、ひどい場合は休眠してしまいます。球根なので、冬期は乾燥状態でかまいません。
肥料
庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えは、月1回置き肥をするか、月3回くらい液体肥料を施すと花数が多くなります。
病気と害虫
病気:ほとんど見られません。
害虫:ナメクジなど
ナメクジなどに蕾を食害されることがあります。
用土(鉢植え)
用土はほとんど選ばず、一般の草花用の培養土などが利用できます。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:タネも出回りますが、初夏になるとポット苗も流通するので、これを利用するのも便利です。品種によっては、流通形態が限られるものもあります。
植え替え:放任でよく、植え替えの必要はありません。場所を移動したい場合は、タネをとってまくか、休眠期に球根を掘り上げて植えつけます。
ふやし方
タネまき:1つの花に1つのタネ(果実)がつきます。タネは、球状で黒くて硬く、6~7mmくらいの大きさがあるので、花壇に直まきができます。または、ポットにまいて少し育ててから植えつけることもできます。気温の上がる5月から6月にまくと発芽、生育ともに良好です。
主な作業
整枝、刈り込みなど:適期は8月から9月です。伸びすぎた枝や不要な枝を切り取ります。場所や目的に応じて、全体を刈り込むようにして形を整えたり、大きさを制限したりしておくとよいでしょう。
切り戻し:越冬させる場合は、11月から12月に茎を地際で切ります。
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玲儿
2017年07月25日
オキシペタラム(ブルースター)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよく、過湿にならない水はけのよい場所で育てます。雨に当てると、花や葉にしみができやすいので、鉢植えであれば長雨時には軒下などに移動させるとよいでしょう。強い霜が降りると枯れますが、鉢植えにして冬は軒下や室内に取り込むと冬越しできます。
水やり
土が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。過湿にならないように注意します。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、生育旺盛な初夏から秋まで、化成肥料を置き肥にするか液体肥料を施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春にアブラムシが花茎につくことがあります。見つけしだい駆除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性がよく、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土4、牛ふん堆肥1で配合した用土などを用います。
植えつけ、 植え替え
遅霜の心配がなくなったら植えつけます。花壇であれば20cm間隔が目安です。直根性なので、根を傷めないように植えつけましょう。
ふやし方
春にタネをまくか、5月から8月にさし芽をしてふやします。
タネまき:発芽から開花まで4~5か月かかるのでできれば早まきするとよいのですが、発芽適温が20~25℃と高いので、4月ごろ室内や育苗器を利用してまくとよいでしょう。直根性なので移植を嫌います。ポットで育苗するか、または育苗箱などにまき本葉が2枚のころにポットに移植して育てたあと、根が回らないうちに花壇やコンテナに定植します。発芽から2~3節伸びたころに摘心をして、わき芽を伸ばします。若いうちに摘心を繰り返して枝数をふやすとよいでしょう。タネをまいた年はあまり花が咲かなくても、冬越しさせれば翌年には立派に咲きます。なお、こぼれダネでもよくふえます。
さし芽:穂木を切り取ると、切り口から白い乳液が流れ出るので、水につけて洗い流してから清潔な用土にさします。
主な作業
花がら摘み:1輪ずつ花がらを摘むのが面倒なときは、側枝の花が全部終わったときに茎を切り戻します。ほうっておくとタネをつけやすいので注意しましょう。
支柱立てと切り戻し:半つる性のため倒伏しやすいので、支柱を立てるか、倒伏したら草丈の半分くらいの位置で切り戻します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよく、過湿にならない水はけのよい場所で育てます。雨に当てると、花や葉にしみができやすいので、鉢植えであれば長雨時には軒下などに移動させるとよいでしょう。強い霜が降りると枯れますが、鉢植えにして冬は軒下や室内に取り込むと冬越しできます。
水やり
土が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。過湿にならないように注意します。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、生育旺盛な初夏から秋まで、化成肥料を置き肥にするか液体肥料を施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春にアブラムシが花茎につくことがあります。見つけしだい駆除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性がよく、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土4、牛ふん堆肥1で配合した用土などを用います。
植えつけ、 植え替え
遅霜の心配がなくなったら植えつけます。花壇であれば20cm間隔が目安です。直根性なので、根を傷めないように植えつけましょう。
ふやし方
春にタネをまくか、5月から8月にさし芽をしてふやします。
タネまき:発芽から開花まで4~5か月かかるのでできれば早まきするとよいのですが、発芽適温が20~25℃と高いので、4月ごろ室内や育苗器を利用してまくとよいでしょう。直根性なので移植を嫌います。ポットで育苗するか、または育苗箱などにまき本葉が2枚のころにポットに移植して育てたあと、根が回らないうちに花壇やコンテナに定植します。発芽から2~3節伸びたころに摘心をして、わき芽を伸ばします。若いうちに摘心を繰り返して枝数をふやすとよいでしょう。タネをまいた年はあまり花が咲かなくても、冬越しさせれば翌年には立派に咲きます。なお、こぼれダネでもよくふえます。
さし芽:穂木を切り取ると、切り口から白い乳液が流れ出るので、水につけて洗い流してから清潔な用土にさします。
主な作業
花がら摘み:1輪ずつ花がらを摘むのが面倒なときは、側枝の花が全部終わったときに茎を切り戻します。ほうっておくとタネをつけやすいので注意しましょう。
支柱立てと切り戻し:半つる性のため倒伏しやすいので、支柱を立てるか、倒伏したら草丈の半分くらいの位置で切り戻します。
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玲儿
2017年07月23日
オーブリエタの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい岩場などに自生し、高温多湿の蒸れには弱いので、用土の水はけがよく、風通しのよいことが条件となります。夏の高温期は半休眠状態でほとんど成長しませんが、秋に涼しくなると新芽を次々と展開して大きく育ちます。
水やり
比較的乾燥に強く、多湿を嫌うので、用土が乾いてからたっぷりと水を与えるようにします。梅雨期には、鉢植えを軒下など雨の当たらない場所に置くのもよい方法です。
ロックガーデンなどでしっかり根が張ったものは、ほとんど水やりの必要はありません。
肥料
秋に涼しくなったら施します。鉢植えでは、10月から11月の成長の盛んな時期に、置き肥を2~3回施すか、または、液体肥料を週1回くらい施します。この時期に葉を多く茂らせることで、開花時のボリュームや花つきがよくなります。3月に追肥を施すことも効果的です
ロックガーデンなどではほとんど施肥の必要はありませんが、秋に涼しくなったら少量施すのもよいでしょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病
灰色かび病などの予防には、高温多湿の蒸れに注意し、開花後は刈り込みを行います。
害虫:アブラムシ、コナガ
アブラムシやコナガの防除を行います。スイートアリッサムなどアブラナ科の草花に準じます。
用土(鉢植え)
確実に夏越しさせるには、水はけのよい山野草用培養土が安全です。鹿沼土や山砂などの割合が多いものを使います。夏越しさせずに、花壇やコンテナの寄せ植えなどの一年草扱いにするなら、あまり用土を選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:3月から4月、10月から11月が植えつけの適期です。
夏越しさせるには、水はけのよい山野草用培養土などで鉢植えにするか、ロックガーデンのような場所に植えつけます。根をほぐして古い土を落とし、新根がよく伸びるようにしておきます。
植え替え:鉢植えのものは、毎年秋に植え直します。根詰まり、用土の劣化、株の老化で生育が衰え、草姿も乱れてきます。
ロックガーデンなどの場合はほとんど植え替えの必要はありません。株が老化してきたら植え直し、開花後に刈り込んで蒸れに注意すれば、株の寿命は長いです。
ふやし方
株分け、さし芽:斑入り葉品種や栄養系の品種など、タネが実りにくいものや、タネをまくと元の株と異なる花が咲くものは、株分けやさし芽でふやします。
開花後の5月ごろと10月から11月に行うことができます。高温期は発根や生育が悪く不適です。
タネまき:タネは細かく、ポットや平鉢などにまいて育てます。タネまき専用の用土を使うと便利です。春まき、または秋まきで翌春に開花します。秋まきの場合、まく時期が遅いと開花は翌々年になります。
主な作業
刈り込み、株分け、植え直し:開花後に花がらごと刈り込んで蒸れないようにすることと、秋に株分けや植え直しを行うことで、株が長もちします。
緑葉の取り除き(斑入り葉品種):斑入り葉品種は先祖返りで緑葉が出やすいので、早めに緑葉の芽を取り除きます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい岩場などに自生し、高温多湿の蒸れには弱いので、用土の水はけがよく、風通しのよいことが条件となります。夏の高温期は半休眠状態でほとんど成長しませんが、秋に涼しくなると新芽を次々と展開して大きく育ちます。
水やり
比較的乾燥に強く、多湿を嫌うので、用土が乾いてからたっぷりと水を与えるようにします。梅雨期には、鉢植えを軒下など雨の当たらない場所に置くのもよい方法です。
ロックガーデンなどでしっかり根が張ったものは、ほとんど水やりの必要はありません。
肥料
秋に涼しくなったら施します。鉢植えでは、10月から11月の成長の盛んな時期に、置き肥を2~3回施すか、または、液体肥料を週1回くらい施します。この時期に葉を多く茂らせることで、開花時のボリュームや花つきがよくなります。3月に追肥を施すことも効果的です
ロックガーデンなどではほとんど施肥の必要はありませんが、秋に涼しくなったら少量施すのもよいでしょう。
病気と害虫
病気:灰色かび病
灰色かび病などの予防には、高温多湿の蒸れに注意し、開花後は刈り込みを行います。
害虫:アブラムシ、コナガ
アブラムシやコナガの防除を行います。スイートアリッサムなどアブラナ科の草花に準じます。
用土(鉢植え)
確実に夏越しさせるには、水はけのよい山野草用培養土が安全です。鹿沼土や山砂などの割合が多いものを使います。夏越しさせずに、花壇やコンテナの寄せ植えなどの一年草扱いにするなら、あまり用土を選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:3月から4月、10月から11月が植えつけの適期です。
夏越しさせるには、水はけのよい山野草用培養土などで鉢植えにするか、ロックガーデンのような場所に植えつけます。根をほぐして古い土を落とし、新根がよく伸びるようにしておきます。
植え替え:鉢植えのものは、毎年秋に植え直します。根詰まり、用土の劣化、株の老化で生育が衰え、草姿も乱れてきます。
ロックガーデンなどの場合はほとんど植え替えの必要はありません。株が老化してきたら植え直し、開花後に刈り込んで蒸れに注意すれば、株の寿命は長いです。
ふやし方
株分け、さし芽:斑入り葉品種や栄養系の品種など、タネが実りにくいものや、タネをまくと元の株と異なる花が咲くものは、株分けやさし芽でふやします。
開花後の5月ごろと10月から11月に行うことができます。高温期は発根や生育が悪く不適です。
タネまき:タネは細かく、ポットや平鉢などにまいて育てます。タネまき専用の用土を使うと便利です。春まき、または秋まきで翌春に開花します。秋まきの場合、まく時期が遅いと開花は翌々年になります。
主な作業
刈り込み、株分け、植え直し:開花後に花がらごと刈り込んで蒸れないようにすることと、秋に株分けや植え直しを行うことで、株が長もちします。
緑葉の取り除き(斑入り葉品種):斑入り葉品種は先祖返りで緑葉が出やすいので、早めに緑葉の芽を取り除きます。
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文章
玲儿
2017年07月23日
エンレイソウの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、秋から春までは日なたで育て、晩春ごろに日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に鉢植え用土を客土し、寒冷地では腐葉土もよく混ぜて、20cmほど土を盛り上げたところに植えます。周囲にはシダや、同じような環境を好むほかの植物を植え、湿度が保たれて穏やかな環境になるように工夫します。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させてはいけません。砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。鉢底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に埋めてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合は、あまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
肥料
鉢植えは、秋から5月まで2か月に1回、三要素等量配合の緩効性肥料を1芽当たり二つまみ施します。または月1回、油かすと骨粉等量配合の固形肥料を2個置き肥します。この肥料は、1~2か月間、湿らせたものを土に混ぜて発酵させてから使うとより効果的です。
さらに、秋から翌年7月まで週1回、液体肥料を3000倍に薄めて施します。その際、秋からは草花用の液体肥料を、芽が出始めてから4月いっぱいまでは観葉植物用の液体肥料を、5月から7月まではリン酸が多めの液体肥料を使用します。
庭植えでも同様に肥料を施します。
病気と害虫
病気:マイコプラズマ病
症状は春に見られ、株が全体に寸詰まりになる、花弁が緑色になる、緑の縞が入るなどします。やがて成長不良を起こして枯れます。感染力はそれほど強くないようですが、治らないので株ごと廃棄します。株分けなどで刃物を使う際は、必ず刃を火で焼いて消毒してから使います。
害虫:アブラムシ
主に春に、新芽や蕾につきます。手で取るか、古い歯ブラシでこすり落とします。
用土(鉢植え)
鉢は深鉢を使います。硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜたものに、細かいヤシ殻チップを3割程度入れて使います。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、8月下旬から9月上旬に植え替えます。芽の先端が見えないくらいの深さに植えます。植え替えは手早く作業し、葉が倒れないように支柱を添えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。
ふやし方
タネまき:開花まで7年(もう少し早い種類もある)かそれ以上かかりますが、最も効率のよい方法です。
初夏に果実が熟して柔らかくなったら、タネを即座に回収し、苗床にとりまきします。保存して乾燥したタネは発芽率が非常に悪くなります。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春または翌々春に、緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。最初の数年間は親とは似つかない細い葉が1枚出るだけです。親株同様に肥料を施し、親と同じ形の葉が出るようになったら、8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植えます。
株分け:大株、または根茎が長くて芽が多く出る種類でしか行えません。それも、根茎が自然に離れている部分で外れるか、根茎に5芽以上つけて分割できる場合に限ります。日本産種はあまり株が大きくならないので、ほとんどできません。
主な作業
支柱立て:開花前ぐらいに支柱を添え、強い風で柔らかい茎が折れないようにします。支柱は地上部が枯れるまで、そのまま立てておきます。
マルチング:秋に翌春の芽が育ってくると、芽の先端が地表に飛び出すことがあります。そのままにすると寒風で傷むので、農業用の防寒シートをかけるか、ヤシ殻チップをのせておきます。雪が積もる地域ではそのまま雪がマルチングの役目を果たしてくれます。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、秋から春までは日なたで育て、晩春ごろに日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に鉢植え用土を客土し、寒冷地では腐葉土もよく混ぜて、20cmほど土を盛り上げたところに植えます。周囲にはシダや、同じような環境を好むほかの植物を植え、湿度が保たれて穏やかな環境になるように工夫します。
水やり
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させてはいけません。砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。鉢底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に埋めてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合は、あまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
肥料
鉢植えは、秋から5月まで2か月に1回、三要素等量配合の緩効性肥料を1芽当たり二つまみ施します。または月1回、油かすと骨粉等量配合の固形肥料を2個置き肥します。この肥料は、1~2か月間、湿らせたものを土に混ぜて発酵させてから使うとより効果的です。
さらに、秋から翌年7月まで週1回、液体肥料を3000倍に薄めて施します。その際、秋からは草花用の液体肥料を、芽が出始めてから4月いっぱいまでは観葉植物用の液体肥料を、5月から7月まではリン酸が多めの液体肥料を使用します。
庭植えでも同様に肥料を施します。
病気と害虫
病気:マイコプラズマ病
症状は春に見られ、株が全体に寸詰まりになる、花弁が緑色になる、緑の縞が入るなどします。やがて成長不良を起こして枯れます。感染力はそれほど強くないようですが、治らないので株ごと廃棄します。株分けなどで刃物を使う際は、必ず刃を火で焼いて消毒してから使います。
害虫:アブラムシ
主に春に、新芽や蕾につきます。手で取るか、古い歯ブラシでこすり落とします。
用土(鉢植え)
鉢は深鉢を使います。硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜたものに、細かいヤシ殻チップを3割程度入れて使います。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、8月下旬から9月上旬に植え替えます。芽の先端が見えないくらいの深さに植えます。植え替えは手早く作業し、葉が倒れないように支柱を添えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。
ふやし方
タネまき:開花まで7年(もう少し早い種類もある)かそれ以上かかりますが、最も効率のよい方法です。
初夏に果実が熟して柔らかくなったら、タネを即座に回収し、苗床にとりまきします。保存して乾燥したタネは発芽率が非常に悪くなります。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春または翌々春に、緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。最初の数年間は親とは似つかない細い葉が1枚出るだけです。親株同様に肥料を施し、親と同じ形の葉が出るようになったら、8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植えます。
株分け:大株、または根茎が長くて芽が多く出る種類でしか行えません。それも、根茎が自然に離れている部分で外れるか、根茎に5芽以上つけて分割できる場合に限ります。日本産種はあまり株が大きくならないので、ほとんどできません。
主な作業
支柱立て:開花前ぐらいに支柱を添え、強い風で柔らかい茎が折れないようにします。支柱は地上部が枯れるまで、そのまま立てておきます。
マルチング:秋に翌春の芽が育ってくると、芽の先端が地表に飛び出すことがあります。そのままにすると寒風で傷むので、農業用の防寒シートをかけるか、ヤシ殻チップをのせておきます。雪が積もる地域ではそのまま雪がマルチングの役目を果たしてくれます。
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文章
玲儿
2017年07月23日
エレモフィラの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えのものは、春から秋は日当たりのよい戸外に置き、真夏は風通しのよい半日陰に移動させて、高温にさらされるのを防ぎます。長雨に当たると根腐れしたり、短毛が密生するニベアは表面が黒ずんでしまうので、雨がかからない場所に置くのが理想的です。冬は、日当たりのよい室内で、3℃以上を保って管理しましょう。なお、霜が降りない地域では、庭植えも可能です。ひさしがあって雨がかからず、水はけのよい場所が適します。
水やり
鉢植えでは、春から秋は土の表面が乾いたらたっぷり水やりしましょう。冬は、土の表面が乾いてから2~3日たってから少量与えましょう。庭植えでは水やりは必要ありません。
肥料
3月から5月、9月から11月に、緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12)などを定期的に追肥し、肥料を切らさないようにしましょう。庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:特にありません。
用土(鉢植え)
水はけのよい土(赤玉土5、酸度調整済みピートモス2、パーライト3の配合土など)が適します。
植えつけ、 植え替え
植えつけや植え替えは、4月から6月、9月から10月に行います。根が繊細で弱いので、傷つけると枯れる原因になります。根鉢はくずさないように注意しましょう。
ふやし方
さし木:適期は5月です。5~10cm程度に切りそろえた枝をさし穂にし、パーライト5、酸度調整済みピートモス5を混合した用土にさします。土の表面が乾いたら水やりし、日陰で管理すると1か月ぐらいで鉢上げ可能な苗になります。さし穂は小さくしすぎないことと、水をやりすぎないことがコツです。
主な作業
枯れ葉取り:株が古くなると下葉が枯れてきます。放置しておくと見た目が汚いので、1年を通して定期的に掃除しましょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えのものは、春から秋は日当たりのよい戸外に置き、真夏は風通しのよい半日陰に移動させて、高温にさらされるのを防ぎます。長雨に当たると根腐れしたり、短毛が密生するニベアは表面が黒ずんでしまうので、雨がかからない場所に置くのが理想的です。冬は、日当たりのよい室内で、3℃以上を保って管理しましょう。なお、霜が降りない地域では、庭植えも可能です。ひさしがあって雨がかからず、水はけのよい場所が適します。
水やり
鉢植えでは、春から秋は土の表面が乾いたらたっぷり水やりしましょう。冬は、土の表面が乾いてから2~3日たってから少量与えましょう。庭植えでは水やりは必要ありません。
肥料
3月から5月、9月から11月に、緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12)などを定期的に追肥し、肥料を切らさないようにしましょう。庭植えのものには、肥料は不要です。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:特にありません。
用土(鉢植え)
水はけのよい土(赤玉土5、酸度調整済みピートモス2、パーライト3の配合土など)が適します。
植えつけ、 植え替え
植えつけや植え替えは、4月から6月、9月から10月に行います。根が繊細で弱いので、傷つけると枯れる原因になります。根鉢はくずさないように注意しましょう。
ふやし方
さし木:適期は5月です。5~10cm程度に切りそろえた枝をさし穂にし、パーライト5、酸度調整済みピートモス5を混合した用土にさします。土の表面が乾いたら水やりし、日陰で管理すると1か月ぐらいで鉢上げ可能な苗になります。さし穂は小さくしすぎないことと、水をやりすぎないことがコツです。
主な作業
枯れ葉取り:株が古くなると下葉が枯れてきます。放置しておくと見た目が汚いので、1年を通して定期的に掃除しましょう。
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