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玲儿
2017年07月19日
イワギボウシの基本情報
学名:Hosta longipes var. longipes
和名:イワギボウシ その他の名前:コーライ、タキナ
科名 / 属名:キジカクシ科 / ギボウシ属(ホスタ属)
特徴
イワギボウシは山地の湿った岩場や渓谷沿いの岸壁、ときに樹木の幹や枝に着生して育つ多年草です。根元にまとまってつく葉はふつう幅の広い卵形で厚く、表面には光沢があります。長い葉柄には紫黒色の細かな斑点があります。長い花茎を斜めに、ときに下に垂らして先端に花を咲かせます。苞(ほう)が開花時にしおれるのが特徴です。各地域に特徴的な変種があり、サイコクイワギボウシ(Hosta longipes var. caduca)が四国西部と九州に、イズイワギボウシ(H. longipes var. latifolia)が伊豆半島と伊豆諸島に、ヒメイワギボウ(H. longipes var. gracillima)が四国東部と近畿地方南部に、オヒガンギボウシ(H. longipesvar. aequinoctiiantha)が西日本に分布しています。
同じような環境に生え、イワギボウシと同じように栽培するものに、四国南西部と九州に細長い葉と白い花を咲かせるヒュウガギボウシ(H. kikutii var. kikutii)、葉の裏が白い品種ウラジロヒュウガギボウシ(H. kikutii var. kikutii f. leuconota)、近畿地方南部と四国には葉脈がざらつくスダレギボウシ(H. kikutii var. polyneuron)、近畿地方南部と四国東部には花茎が根元から大きく垂れ下がるウナズキギボウシ(H. kiktii var. tosana)があります。ほかにも全体的に小型のウバタケギボウシ(H. pulchella)、葉の裏が白く葉柄が赤みを帯びるセトウチギボウシ(H. pycnophylla)、長さ30~50cmの大きな葉を1~2枚だけつけ葉の裏が真っ白なウラジロギボウシ(H. hypoleuca)、四国の高い山に見られるシコクギボウシ(H. shikokiana)があります。
※科名:ユリ科、リュウゼツラン科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘多摩の雪’
白花で花茎が短く、全体にこぢんまりとまとまる園芸品種です。さまざまな芽変わりの品種があります。
‘御殿場錦’
イワギボウシの斑入りのなかで古くから知られている、黄白色の覆輪が入る園芸品種です。
学名:Hosta longipes var. longipes
和名:イワギボウシ その他の名前:コーライ、タキナ
科名 / 属名:キジカクシ科 / ギボウシ属(ホスタ属)
特徴
イワギボウシは山地の湿った岩場や渓谷沿いの岸壁、ときに樹木の幹や枝に着生して育つ多年草です。根元にまとまってつく葉はふつう幅の広い卵形で厚く、表面には光沢があります。長い葉柄には紫黒色の細かな斑点があります。長い花茎を斜めに、ときに下に垂らして先端に花を咲かせます。苞(ほう)が開花時にしおれるのが特徴です。各地域に特徴的な変種があり、サイコクイワギボウシ(Hosta longipes var. caduca)が四国西部と九州に、イズイワギボウシ(H. longipes var. latifolia)が伊豆半島と伊豆諸島に、ヒメイワギボウ(H. longipes var. gracillima)が四国東部と近畿地方南部に、オヒガンギボウシ(H. longipesvar. aequinoctiiantha)が西日本に分布しています。
同じような環境に生え、イワギボウシと同じように栽培するものに、四国南西部と九州に細長い葉と白い花を咲かせるヒュウガギボウシ(H. kikutii var. kikutii)、葉の裏が白い品種ウラジロヒュウガギボウシ(H. kikutii var. kikutii f. leuconota)、近畿地方南部と四国には葉脈がざらつくスダレギボウシ(H. kikutii var. polyneuron)、近畿地方南部と四国東部には花茎が根元から大きく垂れ下がるウナズキギボウシ(H. kiktii var. tosana)があります。ほかにも全体的に小型のウバタケギボウシ(H. pulchella)、葉の裏が白く葉柄が赤みを帯びるセトウチギボウシ(H. pycnophylla)、長さ30~50cmの大きな葉を1~2枚だけつけ葉の裏が真っ白なウラジロギボウシ(H. hypoleuca)、四国の高い山に見られるシコクギボウシ(H. shikokiana)があります。
※科名:ユリ科、リュウゼツラン科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘多摩の雪’
白花で花茎が短く、全体にこぢんまりとまとまる園芸品種です。さまざまな芽変わりの品種があります。
‘御殿場錦’
イワギボウシの斑入りのなかで古くから知られている、黄白色の覆輪が入る園芸品種です。
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玲儿
2017年07月19日
イベリスの基本情報
学名:lberis
その他の名前:トキワナズナ、マガリバナ(屈曲花)、トキワマガリバナ、キャンディタフト
科名 / 属名:アブラナ科 / マガリバナ属(イベリス属)
特徴
イベリスは、砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲き、春の花壇を彩ります。名前は、スペインの昔の国名イベリアに由来し、この地域に多く自生していることからつけられました。中国名では屈曲花(マガリバナ)と呼ばれ、これは太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。
4枚の花弁のうち、外側の2枚が大きくなるのが特徴で、小花が多数集まって大きな花房になります。花房は、咲き始めは平らですが、咲き進むと盛り上がって長い穂になります。
イベリス属には40種ほどがあります。一年草では、「ヒアシンスフラワー」とも呼ばれるアマラ種(lberis amara)と、花色の多いウンベラータ種(I. umbellata)が多く栽培されています。多年草では、常緑性で耐寒性が強く、トキワナズナやトキワマガリバナとも呼ばれるセンペルビレンス種(I. sempervirens)がよく栽培されています。これらは、それぞれ園芸品種も育成され、特にセンペルビレンス種では多くあります。
種類(原種、園芸品種)
イベリス・アマラ
Iberis amara
白花。草丈20〜40cmで、花穂が大きくボリュームがある。花に香りがある。一年草。
イベリス・オドラータ(ニオイナズナ)
Iberis odorata
白花。アマラよりも花の香りが強い。比較的小型。一年草。
イベリス・ウンベラータ
Iberis umbellata
花色は白、赤、ピンク、藤色と豊富。草丈は60cm近くになり、株立ち状で、分枝も多く、フラワーアレンジメントにも利用される。‘フェアリー・ミックス’や‘キャンディケーン・シリーズ’などの品種がある。
イベリス・センペルビレンス(トキワナズナ)
Iberis sempervirens
主に白花で、淡い藤色の花もある。マット状に広がり、こんもりと咲く。‘スノーボール’‘スノーコーン’などの品種がある。多年草。
イベリス‘マスターピース’
Iberis ‘Masterpiece’
交配種といわれる鉢植え向きの品種。白花。草丈20〜30cm。ボリュームがある。短命な多年草。
学名:lberis
その他の名前:トキワナズナ、マガリバナ(屈曲花)、トキワマガリバナ、キャンディタフト
科名 / 属名:アブラナ科 / マガリバナ属(イベリス属)
特徴
イベリスは、砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲き、春の花壇を彩ります。名前は、スペインの昔の国名イベリアに由来し、この地域に多く自生していることからつけられました。中国名では屈曲花(マガリバナ)と呼ばれ、これは太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。
4枚の花弁のうち、外側の2枚が大きくなるのが特徴で、小花が多数集まって大きな花房になります。花房は、咲き始めは平らですが、咲き進むと盛り上がって長い穂になります。
イベリス属には40種ほどがあります。一年草では、「ヒアシンスフラワー」とも呼ばれるアマラ種(lberis amara)と、花色の多いウンベラータ種(I. umbellata)が多く栽培されています。多年草では、常緑性で耐寒性が強く、トキワナズナやトキワマガリバナとも呼ばれるセンペルビレンス種(I. sempervirens)がよく栽培されています。これらは、それぞれ園芸品種も育成され、特にセンペルビレンス種では多くあります。
種類(原種、園芸品種)
イベリス・アマラ
Iberis amara
白花。草丈20〜40cmで、花穂が大きくボリュームがある。花に香りがある。一年草。
イベリス・オドラータ(ニオイナズナ)
Iberis odorata
白花。アマラよりも花の香りが強い。比較的小型。一年草。
イベリス・ウンベラータ
Iberis umbellata
花色は白、赤、ピンク、藤色と豊富。草丈は60cm近くになり、株立ち状で、分枝も多く、フラワーアレンジメントにも利用される。‘フェアリー・ミックス’や‘キャンディケーン・シリーズ’などの品種がある。
イベリス・センペルビレンス(トキワナズナ)
Iberis sempervirens
主に白花で、淡い藤色の花もある。マット状に広がり、こんもりと咲く。‘スノーボール’‘スノーコーン’などの品種がある。多年草。
イベリス‘マスターピース’
Iberis ‘Masterpiece’
交配種といわれる鉢植え向きの品種。白花。草丈20〜30cm。ボリュームがある。短命な多年草。
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玲儿
2017年07月19日
イキシアの基本情報
学名:Ixia
和名:ヤリズイセン(槍水仙)=イキシア・マキュラータ
科名 / 属名:アヤメ科 / イキシア属
特徴
イキシアは針金のように細くしなやかな茎に、優美な花がびっしりと咲き、明るく華やいだ印象の花です。花は夜間や雨天には閉じていて、日中は大きく開きます。中心部がブロッチのように濃色になるものも多く、これがチャームポイントとなって花が開くとよく目立ちます。
イキシア属には南アフリカに40~50種ほどの原種があり、自然交雑種もあるといわれ、園芸品種は50以上も育成されています。多くは下から順に咲き、一重咲きのものがほとんどです。カラフルで花の大きさもさまざまで、香りの強いものもあります。
きゃしゃな感じがしますが、性質は強く、フリージアや春咲きグラジオラスなどと同様、冬の寒さに注意すれば育てやすく、球根もよくふえます。単色あるいはミックスで利用してもよく、群生させると見事です。コンテナの寄せ植えでは、すらりとした草姿と草丈の高さを生かし、丈の低いこんもり茂るものと組み合わせるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
イキシア・ビリディフローラ
Ixia viridiflora
変異が多く、淡いピンクの選抜系が利用される。
イキシア・マキュラータ
Ixia maculata
オレンジとイエローが選抜されている。
イキシア・フレキシオーサ
Ixia flexuosa
桃花。
‘スポットライト’
Ixia ‘Spotlight’
淡黄から赤橙色の複色。
‘ローズ・エンペラー’
Ixia ‘Ros Emperor’
やや濃いピンク大輪。
‘イエロー・エンペラー’
Ixia ‘Yellow Emperor’
黄花大輪の強健種。
‘ビーナス’
Ixia ‘Venus’
赤紫色。中心部濃色。
‘ブルー・バード’
Ixia ‘Blue Bird’
白で中心が青くなる。
‘パノラマ’
Ixia ‘Panorama’
淡ピンクで中心濃桃色。
学名:Ixia
和名:ヤリズイセン(槍水仙)=イキシア・マキュラータ
科名 / 属名:アヤメ科 / イキシア属
特徴
イキシアは針金のように細くしなやかな茎に、優美な花がびっしりと咲き、明るく華やいだ印象の花です。花は夜間や雨天には閉じていて、日中は大きく開きます。中心部がブロッチのように濃色になるものも多く、これがチャームポイントとなって花が開くとよく目立ちます。
イキシア属には南アフリカに40~50種ほどの原種があり、自然交雑種もあるといわれ、園芸品種は50以上も育成されています。多くは下から順に咲き、一重咲きのものがほとんどです。カラフルで花の大きさもさまざまで、香りの強いものもあります。
きゃしゃな感じがしますが、性質は強く、フリージアや春咲きグラジオラスなどと同様、冬の寒さに注意すれば育てやすく、球根もよくふえます。単色あるいはミックスで利用してもよく、群生させると見事です。コンテナの寄せ植えでは、すらりとした草姿と草丈の高さを生かし、丈の低いこんもり茂るものと組み合わせるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
イキシア・ビリディフローラ
Ixia viridiflora
変異が多く、淡いピンクの選抜系が利用される。
イキシア・マキュラータ
Ixia maculata
オレンジとイエローが選抜されている。
イキシア・フレキシオーサ
Ixia flexuosa
桃花。
‘スポットライト’
Ixia ‘Spotlight’
淡黄から赤橙色の複色。
‘ローズ・エンペラー’
Ixia ‘Ros Emperor’
やや濃いピンク大輪。
‘イエロー・エンペラー’
Ixia ‘Yellow Emperor’
黄花大輪の強健種。
‘ビーナス’
Ixia ‘Venus’
赤紫色。中心部濃色。
‘ブルー・バード’
Ixia ‘Blue Bird’
白で中心が青くなる。
‘パノラマ’
Ixia ‘Panorama’
淡ピンクで中心濃桃色。
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玲儿
2017年07月16日
アルメリアの基本情報
学名:Armeria
和名:ハマカンザシ(浜簪)、オオハマカンザシ
科名 / 属名:イソマツ科 / ハマカンザシ属(アルメリア属)
特徴
アルメリアは、細長い茎の先端に丸いボール状に花が咲き、かんざしのような個性的な姿が魅力です。常緑性で細長い葉がこんもりと密に茂り、その間から多数の花が次々と伸びて咲きます。春の花壇やコンテナを彩る花として多く利用されています。
アルメリア属には50種ほどがあり、低地の海岸の岩場から2000m以上の高山まで分布し、草丈もさまざまです。最も一般的なのはアルメリア・マリチマ(Armeria maritima)で、園芸品種も多く育成されています。高性のシュードアルメリア種(A. pseudarmeria)は葉も大きく大輪でボリュームがあり、切り花としても利用されます。小型のジュニペリフォリア種(A. juniperifolia)は、山野草として栽培され、ロックガーデンやトラフに向きます。
アルメリアは、冬の寒さにあうと春に咲く多年草ですが、低温をあまり必要としない品種も育成されているので開花期間も長くなり、また、タネからも容易に育てられるので、一年草のように栽培されることもあります。
種類(原種、園芸品種)
アルメリア・マリチマ
Armeria maritima(A. vulgaris)
花色の濃淡や多少の大きさの違いがあるものや、白花種、斑入り葉、銅葉など、さまざまな系統がアルメリアの名前で出回る。
アルメリア・シュードアルメリア
Armeria pseudarmeria(A. latifolia)
葉幅が広い大型種。花色などの個体差が大きい。
アルメリア・ジュニペリフォリア
Armeria juniperifolia
小型で針状の葉が密に茂る。草丈5cmくらいで開花。山野草として栽培されることが多い。
‘エンゼル・ボール’
Armeria pseudarmeria ‘Angel Ball’
交配種。花色が濃桃色の中型種で、草丈30cmくらい。
「バレリーナ」シリーズ
Armeria pseudarmeria Ballerina series
シュードアルメリアタイプの中〜大型種。レッド、ライラック、ホワイトの3色がある。
‘ジョイスティック・ミックス’
Armeria pseudarmeria ‘Joystick Mix’
交配種。草丈40cmくらい。
学名:Armeria
和名:ハマカンザシ(浜簪)、オオハマカンザシ
科名 / 属名:イソマツ科 / ハマカンザシ属(アルメリア属)
特徴
アルメリアは、細長い茎の先端に丸いボール状に花が咲き、かんざしのような個性的な姿が魅力です。常緑性で細長い葉がこんもりと密に茂り、その間から多数の花が次々と伸びて咲きます。春の花壇やコンテナを彩る花として多く利用されています。
アルメリア属には50種ほどがあり、低地の海岸の岩場から2000m以上の高山まで分布し、草丈もさまざまです。最も一般的なのはアルメリア・マリチマ(Armeria maritima)で、園芸品種も多く育成されています。高性のシュードアルメリア種(A. pseudarmeria)は葉も大きく大輪でボリュームがあり、切り花としても利用されます。小型のジュニペリフォリア種(A. juniperifolia)は、山野草として栽培され、ロックガーデンやトラフに向きます。
アルメリアは、冬の寒さにあうと春に咲く多年草ですが、低温をあまり必要としない品種も育成されているので開花期間も長くなり、また、タネからも容易に育てられるので、一年草のように栽培されることもあります。
種類(原種、園芸品種)
アルメリア・マリチマ
Armeria maritima(A. vulgaris)
花色の濃淡や多少の大きさの違いがあるものや、白花種、斑入り葉、銅葉など、さまざまな系統がアルメリアの名前で出回る。
アルメリア・シュードアルメリア
Armeria pseudarmeria(A. latifolia)
葉幅が広い大型種。花色などの個体差が大きい。
アルメリア・ジュニペリフォリア
Armeria juniperifolia
小型で針状の葉が密に茂る。草丈5cmくらいで開花。山野草として栽培されることが多い。
‘エンゼル・ボール’
Armeria pseudarmeria ‘Angel Ball’
交配種。花色が濃桃色の中型種で、草丈30cmくらい。
「バレリーナ」シリーズ
Armeria pseudarmeria Ballerina series
シュードアルメリアタイプの中〜大型種。レッド、ライラック、ホワイトの3色がある。
‘ジョイスティック・ミックス’
Armeria pseudarmeria ‘Joystick Mix’
交配種。草丈40cmくらい。
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玲儿
2017年07月16日
アリウムの基本情報
学名:Allium
科名 / 属名:ネギ科 / ネギ属(アリウム属)
特徴
アリウムには約700種の野生種があり、ニンニクやネギも同じ仲間です。主に、花茎が長い大型種は切り花として、また花茎の短い小型種は花壇用に利用されています。葉のない長い花茎とその頂部に傘形または球状の花序がつく姿はほかの草花にはないユニークさがあり、また花もちもよいので、生け花やフラワーアレンジメントに利用され人気があります。花壇でも、ギガンチウム(Allium giganteum)のような巨大な球状の花は存在感があります。
秋植え球根で、秋に植えつけると、すぐに芽を出すタイプと、冬になってから芽を出すタイプがあります。小さな球根をもつ種類は植えっぱなしでもかまいませんが、大きな球根をもつ種類は高温多湿で腐りやすいので、初夏に掘り上げます。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘グロブマスター’
Allium ‘Globemaster’
種間交雑により育成された品種で、直径20cmほどの丸いボール状の花序に紫色の花を咲かせる。
アリウム・ギガンチウム
Allium giganteum
5月下旬から6月上旬開花。直径10〜18cmほどの丸いボール状の花序に、紫色の花を咲かせる。大型種の代表的な存在。
アリウム・ユニフォリウム
Allium unifolium
5月中旬開花。花茎は40cmほどに伸び、その先に径5cmほどの花序をなし、ピンク色の小花をたくさんつける。
アリウム 丹頂
Allium sphaerocephlum
5月から6月開花。花茎は60〜70cmに伸び、その先に丸いボール状の花序をなし、赤紫色の花を咲かせる。切り花としてよく利用される。
アリウム・モーリー
Allium moly
5月中旬開花。花茎は15cmほどに伸び、ニラに似た黄色の花を咲かせる。
学名:Allium
科名 / 属名:ネギ科 / ネギ属(アリウム属)
特徴
アリウムには約700種の野生種があり、ニンニクやネギも同じ仲間です。主に、花茎が長い大型種は切り花として、また花茎の短い小型種は花壇用に利用されています。葉のない長い花茎とその頂部に傘形または球状の花序がつく姿はほかの草花にはないユニークさがあり、また花もちもよいので、生け花やフラワーアレンジメントに利用され人気があります。花壇でも、ギガンチウム(Allium giganteum)のような巨大な球状の花は存在感があります。
秋植え球根で、秋に植えつけると、すぐに芽を出すタイプと、冬になってから芽を出すタイプがあります。小さな球根をもつ種類は植えっぱなしでもかまいませんが、大きな球根をもつ種類は高温多湿で腐りやすいので、初夏に掘り上げます。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘グロブマスター’
Allium ‘Globemaster’
種間交雑により育成された品種で、直径20cmほどの丸いボール状の花序に紫色の花を咲かせる。
アリウム・ギガンチウム
Allium giganteum
5月下旬から6月上旬開花。直径10〜18cmほどの丸いボール状の花序に、紫色の花を咲かせる。大型種の代表的な存在。
アリウム・ユニフォリウム
Allium unifolium
5月中旬開花。花茎は40cmほどに伸び、その先に径5cmほどの花序をなし、ピンク色の小花をたくさんつける。
アリウム 丹頂
Allium sphaerocephlum
5月から6月開花。花茎は60〜70cmに伸び、その先に丸いボール状の花序をなし、赤紫色の花を咲かせる。切り花としてよく利用される。
アリウム・モーリー
Allium moly
5月中旬開花。花茎は15cmほどに伸び、ニラに似た黄色の花を咲かせる。
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玲儿
2017年07月16日
アヤメの基本情報
学名:Iris sanguinea
和名:アヤメ(菖蒲) その他の名前:かっこう花
科名 / 属名:アヤメ科 / アヤメ属
特徴
アヤメ(Iris sanguinea)は高さ30~60cm、葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草です。多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びています。湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に見られる植物です。古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど園芸品種は生まれませんでした。
コアヤメ(I.sibirica)はヨーロッパ中部からバイカル湖西部原産で、高さ50~80cm、湿った草原などに見られます。アヤメと異なり花茎が枝分かれします。シベリアン・アイリス(Siberian Iris)はコアヤメとアヤメ、その近縁種をもとにしてつくられた園芸植物です。ジャーマンアイリスを小ぶりにしたような豪華な花と、豊富な色彩があり、とても丈夫なので日本でも少しずつ栽培が広がっています。
イチハツ(I.tectorum)は中国中部から南西部の原産で、標高500~3500mの草原や日当たりのよい丘などに見られます。高さは30~50cm、葉は幅広くて垂れ、4月から5月に10cmほどの青紫色の花が咲きます。
ニオイアヤメ(I.germanica ‘Florentina’)や、ジャーマンアイリスの古い園芸品種を「イチハツ」と誤認されていることがあります。
種類(原種、園芸品種)
戸畑(とばた)アヤメ
Iris sanguinea Tobata Group
北九州市に伝えられていた小型のアヤメで、高さ10〜20cmほどの矮性種。花は根元近くに咲く。
チャボアヤメ
Iris sanguinea ‘Pumira’
草丈10〜20cmほどの矮性種。花は葉の上に咲く。
クルマアヤメ
Iris sanguinea ‘Stellata’
内側の花弁が発達して、ハナショウブでいうところの六英咲きと同じ形になる。
カマヤマショウブ
Iris sanguinea var. violacea
やや葉がよじれ、濃い紫色の花が咲く。
学名:Iris sanguinea
和名:アヤメ(菖蒲) その他の名前:かっこう花
科名 / 属名:アヤメ科 / アヤメ属
特徴
アヤメ(Iris sanguinea)は高さ30~60cm、葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草です。多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びています。湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に見られる植物です。古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど園芸品種は生まれませんでした。
コアヤメ(I.sibirica)はヨーロッパ中部からバイカル湖西部原産で、高さ50~80cm、湿った草原などに見られます。アヤメと異なり花茎が枝分かれします。シベリアン・アイリス(Siberian Iris)はコアヤメとアヤメ、その近縁種をもとにしてつくられた園芸植物です。ジャーマンアイリスを小ぶりにしたような豪華な花と、豊富な色彩があり、とても丈夫なので日本でも少しずつ栽培が広がっています。
イチハツ(I.tectorum)は中国中部から南西部の原産で、標高500~3500mの草原や日当たりのよい丘などに見られます。高さは30~50cm、葉は幅広くて垂れ、4月から5月に10cmほどの青紫色の花が咲きます。
ニオイアヤメ(I.germanica ‘Florentina’)や、ジャーマンアイリスの古い園芸品種を「イチハツ」と誤認されていることがあります。
種類(原種、園芸品種)
戸畑(とばた)アヤメ
Iris sanguinea Tobata Group
北九州市に伝えられていた小型のアヤメで、高さ10〜20cmほどの矮性種。花は根元近くに咲く。
チャボアヤメ
Iris sanguinea ‘Pumira’
草丈10〜20cmほどの矮性種。花は葉の上に咲く。
クルマアヤメ
Iris sanguinea ‘Stellata’
内側の花弁が発達して、ハナショウブでいうところの六英咲きと同じ形になる。
カマヤマショウブ
Iris sanguinea var. violacea
やや葉がよじれ、濃い紫色の花が咲く。
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玲儿
2017年07月16日
アナガリスの基本情報
学名:Anagallis
科名 / 属名:サクラソウ科 / アナガリス属
特徴
栽培されているのは、主に青い花色が魅力的なモネリーです。原産地では、開けた松林の砂混じりのやせ地などに自生しています。よく分枝しながら半球状に茂り、株を覆うようにたくさんの花をつけます。
モネリーのほかに、桃色の花をつけるテネラも流通しています。
育て方のポイント
栽培のポイント
日当たりを好み、水はけのよい肥料分の少ない用土でよく育つので、春と秋はできるだけ日に当てます。暑さには耐えますが高温多湿を嫌うので、夏は風通しのよい半日陰に置いて涼しく管理します。耐寒性は比較的強いので、霜よけ下で冬越しできます。
花後は1/2ほど刈り込むと、秋に再び開花します。
学名:Anagallis
科名 / 属名:サクラソウ科 / アナガリス属
特徴
栽培されているのは、主に青い花色が魅力的なモネリーです。原産地では、開けた松林の砂混じりのやせ地などに自生しています。よく分枝しながら半球状に茂り、株を覆うようにたくさんの花をつけます。
モネリーのほかに、桃色の花をつけるテネラも流通しています。
育て方のポイント
栽培のポイント
日当たりを好み、水はけのよい肥料分の少ない用土でよく育つので、春と秋はできるだけ日に当てます。暑さには耐えますが高温多湿を嫌うので、夏は風通しのよい半日陰に置いて涼しく管理します。耐寒性は比較的強いので、霜よけ下で冬越しできます。
花後は1/2ほど刈り込むと、秋に再び開花します。
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玲儿
2017年07月16日
アストランティアの基本情報
学名:Astrantia major
科名 / 属名:セリ科 / アストランティア属
特徴
アストランティアは野趣に富む花で、ふんわりとしたやさしい雰囲気があり、フラワーアレンジなどにも利用されています。花びらのように見える部分は総苞で、中心に小花が多数集まり、半球状に盛り上がるように群れて咲きます。雌しべが飛び出て目立つのも特徴です。派手な花ではありませんが、自然な風情が感じられる落ち着いた深い味わいのある美しさで、ナチュラルガーデンにはぴったりです。
アストランティア属には10種ほどの原種がありますが、本種マヨールの利用がほとんどで、いくつかの園芸品種が育成されています。基本種はクリーム色がかる淡いピンクで、濃いピンクや赤に近いもの、さらに明るい斑入り葉などがあり、品種によって早晩性や草丈の違い、性質の強弱などが見られます。また、別種のマキシマ(Astrantia maxima)は花径が5cmほどの大輪で見ごたえがありますが、花数は少なく、栽培がやや難しいものです。
種類(原種、園芸品種)
‘ローマ’
Astrantia ‘Roma’
上品なピンクの花。花つきもよく、草姿のバランスがよい。
‘バックランド’
Astrantia ‘Buckland’
白に近いごく淡いピンク色。早生で花つきがよく、比較的コンパクトな草姿。
‘サニングデール・バリエゲイテッド’
Astrantia major ‘Sunningdale Variegated’
春の新葉が特に美しい。夏以降は斑がなくなり緑葉となる。性質は強くつくりやすい。
‘ルビー・ウエディング’
Astrantia major ‘Ruby Wedding’
鮮やかな赤色。成長が遅く、やや育てにくい。
‘スノー・スター’
Astrantia ‘Snow Star’
白花大輪の強健種。弁先は緑色。草丈も高い。
学名:Astrantia major
科名 / 属名:セリ科 / アストランティア属
特徴
アストランティアは野趣に富む花で、ふんわりとしたやさしい雰囲気があり、フラワーアレンジなどにも利用されています。花びらのように見える部分は総苞で、中心に小花が多数集まり、半球状に盛り上がるように群れて咲きます。雌しべが飛び出て目立つのも特徴です。派手な花ではありませんが、自然な風情が感じられる落ち着いた深い味わいのある美しさで、ナチュラルガーデンにはぴったりです。
アストランティア属には10種ほどの原種がありますが、本種マヨールの利用がほとんどで、いくつかの園芸品種が育成されています。基本種はクリーム色がかる淡いピンクで、濃いピンクや赤に近いもの、さらに明るい斑入り葉などがあり、品種によって早晩性や草丈の違い、性質の強弱などが見られます。また、別種のマキシマ(Astrantia maxima)は花径が5cmほどの大輪で見ごたえがありますが、花数は少なく、栽培がやや難しいものです。
種類(原種、園芸品種)
‘ローマ’
Astrantia ‘Roma’
上品なピンクの花。花つきもよく、草姿のバランスがよい。
‘バックランド’
Astrantia ‘Buckland’
白に近いごく淡いピンク色。早生で花つきがよく、比較的コンパクトな草姿。
‘サニングデール・バリエゲイテッド’
Astrantia major ‘Sunningdale Variegated’
春の新葉が特に美しい。夏以降は斑がなくなり緑葉となる。性質は強くつくりやすい。
‘ルビー・ウエディング’
Astrantia major ‘Ruby Wedding’
鮮やかな赤色。成長が遅く、やや育てにくい。
‘スノー・スター’
Astrantia ‘Snow Star’
白花大輪の強健種。弁先は緑色。草丈も高い。
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玲儿
2017年07月16日
アスクレピアスの基本情報
学名:Asclepias
和名:トウワタ(A. curassavica)、オオトウワタ(A. syriaca)、ヤナギトウワタ(A. tuberosa)
科名 / 属名:キョウチクトウ科 / トウワタ属
特徴
アスクレピアスの仲間は、長い絹状の毛をもつタネの姿からトウワタ(唐綿)の和名でも呼ばれます。茎に傷をつけると白い汁を出すのも特徴です。この白い汁が茎の切り口をふさぎ、しおれる原因となるので、切り花にする際は、水切りするか、白い汁をふき取ると水あげがよくなります。
トウワタ属の植物は南北アメリカを中心に熱帯アフリカ、一部はアジアに300種以上が分布しています。多年草の種が多いのですが、日本でよく栽培されるクラサヴィカ(Asclepias curassavica)は庭植えで冬越しできないことが多く、一年草扱いされています。同じく栽培の多いツベロサ(A. tuberosa)は、庭植えで冬越しできる多年草です。ただし、花姿が似ているフウセントウワタ(Gomphocarpus physocarpus)は、同じくトウワタ属の植物と思われがちですが、フウセントウワタ属(ゴンフォカルプス属)に分類されます。
また、トウワタ属の植物は、北アメリカを1年で南北に数千kmも移動することで知られるチョウ、オオカバマダラの食草となることでも知られています。
※科名:ガガイモ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
アスクレピアス・クラサヴィカ‘シルキー・ゴールド’
Asclepias curassavica ‘Silky Gold’
切り花として人気がある。黄花品種。草丈は70〜100cm。
アスクレピアス・クラサヴィカ‘レッド・バタフライ’
Asclepias curassavica ‘Red Butterfly’
切り花として人気がある。赤い花弁に黄色い副花冠のツートンカラー。草丈は70〜100cm。
アスクレピアス・ツベロサ
Asclepias tuberosa
果実の形がパンヤノキ(Ceiba pentandra)に似ていることと、宿根しやすいことから「宿根パンヤ」とも呼ばれる。草丈は50〜80cm。
学名:Asclepias
和名:トウワタ(A. curassavica)、オオトウワタ(A. syriaca)、ヤナギトウワタ(A. tuberosa)
科名 / 属名:キョウチクトウ科 / トウワタ属
特徴
アスクレピアスの仲間は、長い絹状の毛をもつタネの姿からトウワタ(唐綿)の和名でも呼ばれます。茎に傷をつけると白い汁を出すのも特徴です。この白い汁が茎の切り口をふさぎ、しおれる原因となるので、切り花にする際は、水切りするか、白い汁をふき取ると水あげがよくなります。
トウワタ属の植物は南北アメリカを中心に熱帯アフリカ、一部はアジアに300種以上が分布しています。多年草の種が多いのですが、日本でよく栽培されるクラサヴィカ(Asclepias curassavica)は庭植えで冬越しできないことが多く、一年草扱いされています。同じく栽培の多いツベロサ(A. tuberosa)は、庭植えで冬越しできる多年草です。ただし、花姿が似ているフウセントウワタ(Gomphocarpus physocarpus)は、同じくトウワタ属の植物と思われがちですが、フウセントウワタ属(ゴンフォカルプス属)に分類されます。
また、トウワタ属の植物は、北アメリカを1年で南北に数千kmも移動することで知られるチョウ、オオカバマダラの食草となることでも知られています。
※科名:ガガイモ科で分類される場合もあります。
種類(原種、園芸品種)
アスクレピアス・クラサヴィカ‘シルキー・ゴールド’
Asclepias curassavica ‘Silky Gold’
切り花として人気がある。黄花品種。草丈は70〜100cm。
アスクレピアス・クラサヴィカ‘レッド・バタフライ’
Asclepias curassavica ‘Red Butterfly’
切り花として人気がある。赤い花弁に黄色い副花冠のツートンカラー。草丈は70〜100cm。
アスクレピアス・ツベロサ
Asclepias tuberosa
果実の形がパンヤノキ(Ceiba pentandra)に似ていることと、宿根しやすいことから「宿根パンヤ」とも呼ばれる。草丈は50〜80cm。
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玲儿
2017年07月14日
ラズベリーの基本情報
学名:Rubus idaeus(レッドラズベリー、ヨーロッパラズベリー)、Rubus occidentalis(ブラックラズベリー)
その他の名前:キイチゴ
科名 / 属名:バラ科 / キイチゴ属
特徴
ラズベリーはブラックベリー同様、ほとんど無農薬でつくれ、スペースさえあれば楽しめます。とげはブラックベリーほど鋭くはありません。果実は甘みと酸味が調和して、香りがあり、生食向きですが、ジャムなどへの加工にも適します。ラズベリーは、果実の色によって、赤ラズベリー(黄色も含む)、黒ラズベリー、紫ラズベリーの3群に分けられます。赤ラズベリーには二季なり性の品種もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘サマーフェスティバル’
果実は赤色で3〜4g、二季なり性で、初夏なりは6月中旬から7月中旬、秋なりは9月上旬から11月中旬に成熟。
‘スキーナトップ’
果実は赤色の楕円形で4〜8g、二季なり性で、初夏なりは6月中旬から7月中旬、秋なりは9月上旬から11月中旬に成熟。
‘インディアンサマー’
果実は赤。二季なり性。6月中旬から7月中旬に成熟。
‘ファールゴールド’
果実は黄色の楕円形で4〜5g。一季なり性で、6月下旬から7月中旬に成熟。
学名:Rubus idaeus(レッドラズベリー、ヨーロッパラズベリー)、Rubus occidentalis(ブラックラズベリー)
その他の名前:キイチゴ
科名 / 属名:バラ科 / キイチゴ属
特徴
ラズベリーはブラックベリー同様、ほとんど無農薬でつくれ、スペースさえあれば楽しめます。とげはブラックベリーほど鋭くはありません。果実は甘みと酸味が調和して、香りがあり、生食向きですが、ジャムなどへの加工にも適します。ラズベリーは、果実の色によって、赤ラズベリー(黄色も含む)、黒ラズベリー、紫ラズベリーの3群に分けられます。赤ラズベリーには二季なり性の品種もあります。
種類(原種、園芸品種)
‘サマーフェスティバル’
果実は赤色で3〜4g、二季なり性で、初夏なりは6月中旬から7月中旬、秋なりは9月上旬から11月中旬に成熟。
‘スキーナトップ’
果実は赤色の楕円形で4〜8g、二季なり性で、初夏なりは6月中旬から7月中旬、秋なりは9月上旬から11月中旬に成熟。
‘インディアンサマー’
果実は赤。二季なり性。6月中旬から7月中旬に成熟。
‘ファールゴールド’
果実は黄色の楕円形で4〜5g。一季なり性で、6月下旬から7月中旬に成熟。
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玲儿
2017年07月14日
ライチの基本情報
学名:Litchi chinensis
和名:レイシ
科名 / 属名:ムクロジ科 / レイシ属
特徴
ライチは、原産地の中国で特に愛される果樹で、その果実を楊貴妃がとても好んだと伝わっています。中国以外では南アフリカやインドなどで盛んに生産されています。果実は、樹上で熟している状態では鮮やかな赤ですが、収穫すると1日もたたずに茶色っぽく変色してしまいます。さらに、鮮度が落ちやすいことと防疫上の理由で、以前は冷凍品での流通がほとんどでした。しかし流通技術の改善により、現在は生の果実が輸入されるようになり、一般にも広く販売されています。
この果樹は、本来10m以上まで成長しますが、生産地では管理しやすさのために、2~3mの樹高に抑制して栽培されます。
種類(原種、園芸品種)
‘ブルースター’
Litchi chinensis ‘Brewster’
フロリダで営利的に栽培される品種。タネがやや大きいが、食味に優れる。
‘モーリシャス’
Litchi chinensis ‘Mauritius’
高温に強く栽培容易で、アメリカのフロリダ半島や南アフリカなどで栽培される。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたを好みます。日当たりが悪い場所では軟弱になり、花が咲かなくなるので注意してください。成木は0℃近くまで気温が下がっても耐えます。ただし、果実を収穫したい場合は、室内のできるだけ暖かい場所に置いて冬越しさせると可能になります。
水やり
鉢土が乾いてから水やりをしますが、結実している期間は、水を十分与えるようにしてください。冬は、土をできるだけ乾かすと花芽分化するので、乾かし気味に管理してください。
肥料
春から秋の成長期間中に三要素(チッ素、リン酸、カリ)が等量か、リン酸がやや多めの肥料を、規定量置き肥してください。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:カイガラムシ、ハダニ
カイガラムシやハダニが発生します。混み合った枝は剪定して、風通しをよくしてください。また、葉水をかけると、ハダニの発生を防ぐことができます。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など、水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
1~2年に1回、植え替えましょう。根詰まりすると生育が衰え、花つきが悪くなり、収穫量も減ります。
ふやし方
さし木:4月から9月にさし木をしてふやすことができます。枝を5~7cmほどの長さに切って、バーミキュライトや赤玉土小粒などの清潔な用土にさします。さし木から6~7年後から収穫が期待できます。
主な作業
剪定:放任すると、どんどん上に伸びてしてしまうので、樹高2~3mに抑えるように剪定します。収穫後の9月から10月に、上方向に伸びる枝はつけ根で切り、重なり合った古い枝や、内側に伸びる枝も切り取ります。なお、花芽は前年度に伸びた充実した枝につくので、そのような枝は残すようにします。
学名:Litchi chinensis
和名:レイシ
科名 / 属名:ムクロジ科 / レイシ属
特徴
ライチは、原産地の中国で特に愛される果樹で、その果実を楊貴妃がとても好んだと伝わっています。中国以外では南アフリカやインドなどで盛んに生産されています。果実は、樹上で熟している状態では鮮やかな赤ですが、収穫すると1日もたたずに茶色っぽく変色してしまいます。さらに、鮮度が落ちやすいことと防疫上の理由で、以前は冷凍品での流通がほとんどでした。しかし流通技術の改善により、現在は生の果実が輸入されるようになり、一般にも広く販売されています。
この果樹は、本来10m以上まで成長しますが、生産地では管理しやすさのために、2~3mの樹高に抑制して栽培されます。
種類(原種、園芸品種)
‘ブルースター’
Litchi chinensis ‘Brewster’
フロリダで営利的に栽培される品種。タネがやや大きいが、食味に優れる。
‘モーリシャス’
Litchi chinensis ‘Mauritius’
高温に強く栽培容易で、アメリカのフロリダ半島や南アフリカなどで栽培される。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたを好みます。日当たりが悪い場所では軟弱になり、花が咲かなくなるので注意してください。成木は0℃近くまで気温が下がっても耐えます。ただし、果実を収穫したい場合は、室内のできるだけ暖かい場所に置いて冬越しさせると可能になります。
水やり
鉢土が乾いてから水やりをしますが、結実している期間は、水を十分与えるようにしてください。冬は、土をできるだけ乾かすと花芽分化するので、乾かし気味に管理してください。
肥料
春から秋の成長期間中に三要素(チッ素、リン酸、カリ)が等量か、リン酸がやや多めの肥料を、規定量置き肥してください。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:カイガラムシ、ハダニ
カイガラムシやハダニが発生します。混み合った枝は剪定して、風通しをよくしてください。また、葉水をかけると、ハダニの発生を防ぐことができます。
用土(鉢植え)
赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など、水はけのよい用土が適します。
植えつけ、 植え替え
1~2年に1回、植え替えましょう。根詰まりすると生育が衰え、花つきが悪くなり、収穫量も減ります。
ふやし方
さし木:4月から9月にさし木をしてふやすことができます。枝を5~7cmほどの長さに切って、バーミキュライトや赤玉土小粒などの清潔な用土にさします。さし木から6~7年後から収穫が期待できます。
主な作業
剪定:放任すると、どんどん上に伸びてしてしまうので、樹高2~3mに抑えるように剪定します。収穫後の9月から10月に、上方向に伸びる枝はつけ根で切り、重なり合った古い枝や、内側に伸びる枝も切り取ります。なお、花芽は前年度に伸びた充実した枝につくので、そのような枝は残すようにします。
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玲儿
2017年07月13日
ヤマブドウの基本情報
学名:Vitis coignetiae
和名:ヤマブドウ
科名 / 属名:ブドウ科 / ブドウ属
特徴
ヤマブドウは日本固有のブドウで、最近はワインやジュースの原料として注目されています。しかし、ヤマブドウは小粒で、酸味が強く生食には向きません。病害虫にはブドウに比べいくらか強いとはいえ、発生しないわけではありません。また、雌雄異株なので雄木を植えるスペースも必要です。植える場所が広く、ヤマブドウにこだわりのある方ならかまいませんが、限られたスペースでただブドウを楽しみたいという方には、ヤマブドウではなく普通のブドウをおすすめします。農家では垣根仕立てにするのが一般的ですが、棚仕立てにしてもかまいません。
種類(原種、園芸品種)
‘朝日1号’
果房は重さ150g程度と大きいが、1粒重は0.9gと小さい。収穫期は9月下旬から10月上旬。葉の紅葉も美しい
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びましょう。
水やり
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は水やりが必要です。
肥料
庭植えは、2月に有機質肥料か速効性化成肥料を元肥として施し、10月にも同じものを追肥します。鉢植えは、2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。
病気と害虫
病気:晩腐病、黒とう病、褐斑病、灰色かび病など
病気には一般のブドウより強いですが、ブドウの主要な病気である晩腐病、黒とう病、褐斑病、灰色かび病などは発生するので、休眠期防除のほか、状況に応じて多少の防除が必要です。
害虫:ブドウトラカミキリ、クロヒメゾウムシ、コガネムシ類など
ブドウトラカミキリをはじめクロヒメゾウムシ、コガネムシ類など、ブドウと共通のかなりの害虫が加害するので防除します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土質はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
植えつけ、 植え替え
適期は12月上旬から2月中旬です。根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2年に1回は必要です。
ふやし方
3月上旬から中旬に、さし木でふやします。
主な作業
剪定:1月上旬から2月上旬が適期です。剪定方法はブドウに準じ、短梢剪定の場合は基部1~2節を残して、長梢剪定の場合は大半のつるは基部から切り捨てますが、残す枝は4~5節あるいは7~8節で切ります。
人工授粉:年によっては雌株と雄株の開花がずれることがあるので、人工授粉を行うと結実が安定します。
‘朝日2号’
粒はまばらにつき、果房は重さ30g程度だが、1結果枝当たり3房つく。新梢の伸びは、‘朝日1号’に比べてやや旺盛。
‘沢登ワイングランド’
日本のヤマブドウとは異種のチョウセンヤマブドウを交配した品種。果房は150g程度、1粒重4.2g前後と大きい。収穫期は9月下旬から10月上旬。
学名:Vitis coignetiae
和名:ヤマブドウ
科名 / 属名:ブドウ科 / ブドウ属
特徴
ヤマブドウは日本固有のブドウで、最近はワインやジュースの原料として注目されています。しかし、ヤマブドウは小粒で、酸味が強く生食には向きません。病害虫にはブドウに比べいくらか強いとはいえ、発生しないわけではありません。また、雌雄異株なので雄木を植えるスペースも必要です。植える場所が広く、ヤマブドウにこだわりのある方ならかまいませんが、限られたスペースでただブドウを楽しみたいという方には、ヤマブドウではなく普通のブドウをおすすめします。農家では垣根仕立てにするのが一般的ですが、棚仕立てにしてもかまいません。
種類(原種、園芸品種)
‘朝日1号’
果房は重さ150g程度と大きいが、1粒重は0.9gと小さい。収穫期は9月下旬から10月上旬。葉の紅葉も美しい
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びましょう。
水やり
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は水やりが必要です。
肥料
庭植えは、2月に有機質肥料か速効性化成肥料を元肥として施し、10月にも同じものを追肥します。鉢植えは、2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。
病気と害虫
病気:晩腐病、黒とう病、褐斑病、灰色かび病など
病気には一般のブドウより強いですが、ブドウの主要な病気である晩腐病、黒とう病、褐斑病、灰色かび病などは発生するので、休眠期防除のほか、状況に応じて多少の防除が必要です。
害虫:ブドウトラカミキリ、クロヒメゾウムシ、コガネムシ類など
ブドウトラカミキリをはじめクロヒメゾウムシ、コガネムシ類など、ブドウと共通のかなりの害虫が加害するので防除します。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土質はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
植えつけ、 植え替え
適期は12月上旬から2月中旬です。根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2年に1回は必要です。
ふやし方
3月上旬から中旬に、さし木でふやします。
主な作業
剪定:1月上旬から2月上旬が適期です。剪定方法はブドウに準じ、短梢剪定の場合は基部1~2節を残して、長梢剪定の場合は大半のつるは基部から切り捨てますが、残す枝は4~5節あるいは7~8節で切ります。
人工授粉:年によっては雌株と雄株の開花がずれることがあるので、人工授粉を行うと結実が安定します。
‘朝日2号’
粒はまばらにつき、果房は重さ30g程度だが、1結果枝当たり3房つく。新梢の伸びは、‘朝日1号’に比べてやや旺盛。
‘沢登ワイングランド’
日本のヤマブドウとは異種のチョウセンヤマブドウを交配した品種。果房は150g程度、1粒重4.2g前後と大きい。収穫期は9月下旬から10月上旬。
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玲儿
2017年07月13日
プルーンの基本情報
学名:Prunus domestica
和名:セイヨウスモモ
科名 / 属名:バラ科 / スモモ属、サクラ属
特徴
プルーンといえばドライフルーツやシロップなどに加工したものが一般的ですが、最近は生食用の果物として店頭で見かけることも多くなりました。夏に雨の多い気候には適さないので、ニホンスモモのように家庭向きではありません。しかし、病害虫の防除などにある程度手をかければ、ニホンスモモにない結実の風情を楽しむことができます。品種を選ぶにあたっては、自家結実しやすい品種を選ぶとともに、できればそれも2品種セットで植えるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
‘ツアー’
熟期は8月上旬で、大きさは35gほど。果皮は黒紫色。自家結実しやすい。
‘シュガー’
熟期は8月中旬で、大きさは35〜60g。果皮は紅紫色から濃茶色。品質がよく、おいしい。自家結実しやすい。
‘フレンチ’
熟期は9月上旬で、大きさは30gほど。果皮は紅紫色。自家結実しやすい。
‘スタンレイ’
熟期は9月上旬で、大きさは50gほど。果皮は青紫色から黒紫色。自家結実しやすい。
‘サンプルーン’
熟期は9月上旬で、30gほど。果皮は黒紫色で、品質がよく、おいしい。自家結実しやすい。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。
水やり
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏に日照りがかなり続いた場合は水やりが必要です。
肥料
庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。
病気と害虫
病気:灰星病、黒斑病、胴枯性の病気など
枝葉や果実を侵す灰星病や黒斑病、枝梢が枯れ込む胴枯性の病気などの予防が大切です。
害虫:シンクイムシ、アブラムシ類、コスカシバ、カイガラムシ類、チョッキリゾウムシなど
シンクイムシやアブラムシ類、幹に食い入るコスカシバ、カイガラムシ類に注意が必要です。なお、場所によっては幼果を落果させるチョッキリゾウムシに注意が必要です。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
植えつけ、 植え替え
適期は11月から3月です。鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2~3年に1回は必要です。
ふやし方
つぎ木:3月上旬から4月中旬に休眠期つぎ、8月下旬から9月上旬に芽つぎを行います。
主な作業
冬の剪定:適期は12月から2月下旬です。短果枝によく結果するので、長い発育枝(葉芽だけをつけた1年生枝)は間引いたり、20~30cmに切り詰めます。
夏の剪定:木を大きくしたくない場合は、長く伸びそうな新梢を摘心したり、切り詰めたりすると、コンパクトに収めることができます。
人工受粉:結実が不安定な場合は、人工受粉を行うとよく結果します。
摘果:実のつきが多い場合は摘果をします。
学名:Prunus domestica
和名:セイヨウスモモ
科名 / 属名:バラ科 / スモモ属、サクラ属
特徴
プルーンといえばドライフルーツやシロップなどに加工したものが一般的ですが、最近は生食用の果物として店頭で見かけることも多くなりました。夏に雨の多い気候には適さないので、ニホンスモモのように家庭向きではありません。しかし、病害虫の防除などにある程度手をかければ、ニホンスモモにない結実の風情を楽しむことができます。品種を選ぶにあたっては、自家結実しやすい品種を選ぶとともに、できればそれも2品種セットで植えるとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種)
‘ツアー’
熟期は8月上旬で、大きさは35gほど。果皮は黒紫色。自家結実しやすい。
‘シュガー’
熟期は8月中旬で、大きさは35〜60g。果皮は紅紫色から濃茶色。品質がよく、おいしい。自家結実しやすい。
‘フレンチ’
熟期は9月上旬で、大きさは30gほど。果皮は紅紫色。自家結実しやすい。
‘スタンレイ’
熟期は9月上旬で、大きさは50gほど。果皮は青紫色から黒紫色。自家結実しやすい。
‘サンプルーン’
熟期は9月上旬で、30gほど。果皮は黒紫色で、品質がよく、おいしい。自家結実しやすい。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。
水やり
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏に日照りがかなり続いた場合は水やりが必要です。
肥料
庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。
病気と害虫
病気:灰星病、黒斑病、胴枯性の病気など
枝葉や果実を侵す灰星病や黒斑病、枝梢が枯れ込む胴枯性の病気などの予防が大切です。
害虫:シンクイムシ、アブラムシ類、コスカシバ、カイガラムシ類、チョッキリゾウムシなど
シンクイムシやアブラムシ類、幹に食い入るコスカシバ、カイガラムシ類に注意が必要です。なお、場所によっては幼果を落果させるチョッキリゾウムシに注意が必要です。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
植えつけ、 植え替え
適期は11月から3月です。鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2~3年に1回は必要です。
ふやし方
つぎ木:3月上旬から4月中旬に休眠期つぎ、8月下旬から9月上旬に芽つぎを行います。
主な作業
冬の剪定:適期は12月から2月下旬です。短果枝によく結果するので、長い発育枝(葉芽だけをつけた1年生枝)は間引いたり、20~30cmに切り詰めます。
夏の剪定:木を大きくしたくない場合は、長く伸びそうな新梢を摘心したり、切り詰めたりすると、コンパクトに収めることができます。
人工受粉:結実が不安定な場合は、人工受粉を行うとよく結果します。
摘果:実のつきが多い場合は摘果をします。
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玲儿
2017年07月12日
ビワの基本情報
学名:Eriobotrya japonica
和名:ビワ(枇杷)
科名 / 属名:バラ科 / ビワ属
特徴
ビワは無農薬でつくれる家庭向きの果樹です。伸びるにまかせておくと、背が高くなりますが、整枝で低くつくることもできます。栽培にあたっては、耐寒性を考慮する必要があります。幼果期に-3℃以下の低温に遭遇すると、胚珠(若いタネ)が死滅し落果します。したがって、最低気温が-2℃以下になる地域での栽培は無理があります。寒害の心配がある地域では、‘田中’など耐寒性の強い品種を選びます。
種類(原種、園芸品種)
‘茂木’
樹勢は強く、直立性。果重は40g程度。酸味が比較的少なく、品質がよいので、日本で最も栽培が多い。耐寒性は‘田中’に比べると弱い。熟期は長崎県で5月下旬から6月中旬。
‘田中’
樹勢は強く開張性。果重60〜70g程度。‘茂木’に次いで栽培が多い。完熟直前まで酸が多く、早どりすると酸味がやや強い。耐寒性は強い。熟期は‘茂木’より10日くらい遅い。
‘長崎早生’
樹勢は強く直立性。果重40〜45gで食味がよい。熟期は‘茂木’より10日から2週間早い。早生品種のなかでは開花期が遅く寒害を受けにくいが、‘茂木’に比べれば寒害を受けやすいので、適地は暖地に限られる。
学名:Eriobotrya japonica
和名:ビワ(枇杷)
科名 / 属名:バラ科 / ビワ属
特徴
ビワは無農薬でつくれる家庭向きの果樹です。伸びるにまかせておくと、背が高くなりますが、整枝で低くつくることもできます。栽培にあたっては、耐寒性を考慮する必要があります。幼果期に-3℃以下の低温に遭遇すると、胚珠(若いタネ)が死滅し落果します。したがって、最低気温が-2℃以下になる地域での栽培は無理があります。寒害の心配がある地域では、‘田中’など耐寒性の強い品種を選びます。
種類(原種、園芸品種)
‘茂木’
樹勢は強く、直立性。果重は40g程度。酸味が比較的少なく、品質がよいので、日本で最も栽培が多い。耐寒性は‘田中’に比べると弱い。熟期は長崎県で5月下旬から6月中旬。
‘田中’
樹勢は強く開張性。果重60〜70g程度。‘茂木’に次いで栽培が多い。完熟直前まで酸が多く、早どりすると酸味がやや強い。耐寒性は強い。熟期は‘茂木’より10日くらい遅い。
‘長崎早生’
樹勢は強く直立性。果重40〜45gで食味がよい。熟期は‘茂木’より10日から2週間早い。早生品種のなかでは開花期が遅く寒害を受けにくいが、‘茂木’に比べれば寒害を受けやすいので、適地は暖地に限られる。
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文章
玲儿
2017年07月12日
パパイヤの基本情報
学名:Carica papaya
その他の名前:パパイア
科名 / 属名:パパイヤ科 / パパイヤ属(カリカ属)
特徴
パパイヤは生育が非常に早く、年間を通じて収穫できるので、熱帯各地で多く栽培されています。品種は雌雄異株の系統と、両性花をつけ1本だけでも結実する系統に分けられます。従来は2~3m以上に大きくならないと結実しないのが一般的でしたが、近年多く出回っている1mほどの高さから結実する矮性の品種や、メリクロン(成長点培養)でふやされた株を10号程度の大きさの鉢を使って育てれば、家庭でも十分結実させることができます。果実は幹の上部につき、乳臭いような特有の香りがあります。開花後半年ほど経過して、果実が黄色く色づいたら収穫できます。沖縄などでは果実を青いうちに収穫し、野菜としてせん切りなどにしてサラダに使ったり、油で炒めて調理されます。
種類(原種、園芸品種)
‘サンライズ・ソロ’
Carica papaya ‘Sunrise Solo’
ハワイで開発された品種。果実は臭みが少なく食べやすいので広く生産されているが、樹高は高くなるので家庭での栽培には適さない。
‘フルーツ・タワー’
Carica papaya ‘Fruits Tower’
タネから育てる矮性の品種で、1mほどの高さから結実し始める。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光がよく当たる場所で管理します。日照が不足すると間のびして花数が少なくなります。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。過湿にすると根腐れを起こすことが多いので注意してください。
肥料
春から秋にかけての成長期に、チッ素、リン酸、カリの三要素が等量か、リン酸がやや多めの肥料を規定量置き肥として施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病
日照不足や風通しが悪いと発生しがちです。
害虫:アブラムシ
日照が不足すると、枝先に発生することがあります。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適します。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土などが標準ですが、過湿を嫌うので、10号鉢くらいの大きな鉢を使う場合は、赤玉土は小粒と中粒を等量に混ぜて使うとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
生育が非常に早く、根詰まりすると成長が衰えます。1年に1回以上は植え替えを行うようにしてください。
ふやし方
タネまき:果実の中のタネをまいても育ちますが、形質が不安定で大きくならないと結実しない場合が多く、おすすめできません。鉢植えでも育つ矮性品種のタネが通販や沖縄の販売店などで売られているので、これを手に入れ、5月から6月ごろにバーミキュライトなどの清潔な用土にまきます。
主な作業
傷んだ葉の整理:古くなって黄色っぽくなってきた葉は切り取ります。そのままにしておくとうどんこ病やハダニが発生しやすくなります。
学名:Carica papaya
その他の名前:パパイア
科名 / 属名:パパイヤ科 / パパイヤ属(カリカ属)
特徴
パパイヤは生育が非常に早く、年間を通じて収穫できるので、熱帯各地で多く栽培されています。品種は雌雄異株の系統と、両性花をつけ1本だけでも結実する系統に分けられます。従来は2~3m以上に大きくならないと結実しないのが一般的でしたが、近年多く出回っている1mほどの高さから結実する矮性の品種や、メリクロン(成長点培養)でふやされた株を10号程度の大きさの鉢を使って育てれば、家庭でも十分結実させることができます。果実は幹の上部につき、乳臭いような特有の香りがあります。開花後半年ほど経過して、果実が黄色く色づいたら収穫できます。沖縄などでは果実を青いうちに収穫し、野菜としてせん切りなどにしてサラダに使ったり、油で炒めて調理されます。
種類(原種、園芸品種)
‘サンライズ・ソロ’
Carica papaya ‘Sunrise Solo’
ハワイで開発された品種。果実は臭みが少なく食べやすいので広く生産されているが、樹高は高くなるので家庭での栽培には適さない。
‘フルーツ・タワー’
Carica papaya ‘Fruits Tower’
タネから育てる矮性の品種で、1mほどの高さから結実し始める。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日光がよく当たる場所で管理します。日照が不足すると間のびして花数が少なくなります。
水やり
鉢土の表面が乾いてから水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。過湿にすると根腐れを起こすことが多いので注意してください。
肥料
春から秋にかけての成長期に、チッ素、リン酸、カリの三要素が等量か、リン酸がやや多めの肥料を規定量置き肥として施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病
日照不足や風通しが悪いと発生しがちです。
害虫:アブラムシ
日照が不足すると、枝先に発生することがあります。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適します。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土などが標準ですが、過湿を嫌うので、10号鉢くらいの大きな鉢を使う場合は、赤玉土は小粒と中粒を等量に混ぜて使うとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
生育が非常に早く、根詰まりすると成長が衰えます。1年に1回以上は植え替えを行うようにしてください。
ふやし方
タネまき:果実の中のタネをまいても育ちますが、形質が不安定で大きくならないと結実しない場合が多く、おすすめできません。鉢植えでも育つ矮性品種のタネが通販や沖縄の販売店などで売られているので、これを手に入れ、5月から6月ごろにバーミキュライトなどの清潔な用土にまきます。
主な作業
傷んだ葉の整理:古くなって黄色っぽくなってきた葉は切り取ります。そのままにしておくとうどんこ病やハダニが発生しやすくなります。
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