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玲儿
2017年08月23日
ネメシアの基本情報 学名:Nemesia 科名 / 属名:ゴマノハグサ科 / ネメシア属 特徴 ネメシア属の植物では、秋から春にタネをまいて育てるストルモサ(Nemesia strumosa)をもとに改良された、赤や黄、青、白などの鮮やかな花を咲かせる一年草の品種群が、長年親しまれてきました。ところが近年、-3℃程度までの耐寒性があり、半日陰などの涼しい場所で風通しよく管理すれば、夏越しも可能な宿根ネメシアと呼ばれる品種群が多く流通するようになりました。 宿根ネメシアは、カエルレア(N.caerulea)、デンティキュラータ(N.denticulata)から改良された品種群で、四季咲き性が強く、3℃程度の気温があれば、真夏を除いて開花し続けます。ただし、花色は青、白、ピンクで、一年草の品種群に見られる、黄や赤の鮮やかな色はありません。
宿根草とはいえ、いずれも短命で、2~3年で枯れるのが一般的です。あらかじめさし木やタネまきで、株をふやしておきましょう。 なお、ネメシアのなかには、一年草のストルモサ系と、宿根ネメシアからつくられた品種群もあり、赤や黄色を含む大輪のカラフルな花を咲かせます。丈夫で大きく育つことから人気がありますが、品種によって夏越しが難しいので一年草として考えましょう。
種類(原種、園芸品種) 「アレンジ」シリーズ Nemesia Arrange series 青、白、ピンクのシリーズ。複数株植えておくとよくタネがとれるので、採取したタネをまいて育てるのにも向く。 ‘シー・ビュー・ブルー’ Nemesia ‘Sea View Blue ’ 透明感のある、青い小輪の花を咲かせる。矮性でよく枝分かれする。
‘イノセンス’ Nemesia ‘Innocence’ 純白で、特に矮性の品種。 「サンサシア」シリーズ Nemesia Sunsatia Series 一年草品種と宿根ネメシアの交雑品種。這い性品種では一年草の性質が強く、立ち性品種では、宿根性が強い。
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玲儿
2017年08月23日
ニューギニア・インパチェンスの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 鉢植えにも庭植えにもできます。風通しがよく、午前中は日が当たり、午後からは明るい半日陰となるような場所で育てます。強い直射日光は葉焼けを引き起こします。また、土壌が乾きすぎない、やや湿った場所が向いています。 耐寒性がないので、11月に入ると生育が衰え、やがて枯死します。株を残したい場合はよく日の当たる暖かい室内に取り込みます。 水やり 水切れには弱いので、土の乾き具合に注意します。鉢植え株の場合は、土の表面が乾き始めたら鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと水やりします。真夏は朝夕2回の水やりが必要になります。庭植え株の場合は、葉と花にやや張りがなくなってきたころが水やりのタイミングですが、夏は日中には行わず、午前中か夕方に水やりをします。
肥料 次々と花を咲かせているときには、緩効性肥料を施します。生育がおう盛となり、水やりの回数が頻繁なときは微量要素が流出しやすいので、置き肥が望ましいですが、生育がゆるやかなときはチッ素分の少ない液体肥料を水やり代わりに施してもよいでしょう。 病気と害虫 病気:灰色かび病 多湿になると灰色かび病が発生することがあり、茎葉や花に灰褐色のカビを見つけたら、こまめに取り除きます。 害虫:ダニ類、アザミウマ 生育期間中、ダニ類とアザミウマが発生しやすく、葉や花弁が萎縮するような症状が見られます。
用土(鉢植え) やや湿った場所を好むとはいえ、水はけのよい土で育てます。市販の草花用培養土などを利用し、さらに牛ふん堆肥を1割ほど加えるとよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 苗を入手したら、三~四回り大きな鉢に植えつけます。特に「ファンファーレシリーズ」のような大きくなる品種の場合は、定植する際、ポット苗の大きさに対して大きめの鉢に植えつけるのがコツ。例えば3号ポットを入手したら、いきなり8号鉢以上に植えつけるとよいでしょう。その後、植え替えの必要はありません。
ふやし方 切った枝でさし芽をすることができます。天芽(茎の先端)をつけておくと、花が早く咲きます。管ざし(茎の途中部分をさす)をする場合は、節に芽があることを確認します。いずれもさし穂は3~4節つけて茎を切り、土にさす部分の下葉を取り除きます。柔らかいさし穂の切り口が傷まないように、あらかじめ水を吸わせた清潔な用土に、棒などで穴をあけてさし穂をさし、そのあと土を寄せて固定します。日陰に置いて用土が乾かないように管理すると、2週間ほどで発根します。
主な作業 花がら摘み:咲き終わった花が落ちると葉にくっついて、葉を汚したり、灰色かび病の原因になるのでこまめに摘み取ります。 切り戻し:真夏も花は咲いてきますが、無理に咲かせるよりも一度切り戻して株を休ませると、秋からの花が美しくなります。そこで、7月ごろ、草丈の1/3~1/2の位置を目安に、節にわき芽があることを確認して、葉を残して切り戻します。わき芽がわからないときは、だいたいの高さで切り戻し、わき芽が伸びてきたときに枝の整理をするとよいでしょう。切り戻し後は液体肥料を施します。
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玲儿
2017年08月23日
ニューギニア・インパチェンスの基本情報 学名:Impatiens New Guinea Group その他の名前:ニューギニア・インパチエンス 科名 / 属名:ツリフネソウ科 / ツリフネソウ属(インパチェンス属) 特徴 ニューギニア・インパチェンスはアフリカホウセンカ(通称インパチェンス)の仲間で、ニューギニアの高冷地に自生する原種をもとに育成された園芸品種グループです。インパチェンスと比べて、株、葉、花ともに大きく、生育おう盛で、エキゾチックな印象です。また、豊富な花色に加え、葉にも黄色の中斑が入る品種があるなど多彩です。かつては、鉢花として出回ることが多かったのですが、最近はポット苗でも流通するようになり、ほかの植物との寄せ植えや庭植えなどで楽しめます。特に、「ファンファーレ」シリーズやドイツで開発された品種は分枝性と花つきがよく、耐暑性もあり、育てやすいです。
自生地では多年草となりますが、耐寒性がないため日本では春まき一年草として扱われます。冬も10℃以上で栽培すれば冬越しできます。生育期を通じて、やや日陰で湿り気のある環境を好みます。
種類(原種、園芸品種) 「ファンファーレ」シリーズ Impatiens Fanfare Series 柔らかい枝が横へ横へと広がり、鉢からこぼれるように垂れ下がる。ほかの品種よりも日当たりを好み、暑さにも強い。
‘ビジョン・イエロー’ Impatiens ‘Vision Yellow’ 珍しい黄花。中輪で、花弁が内側に抱えるように咲く。 ‘ボニータ’ Impatiens ‘Bonita’ 小型種で、葉も花も小さい。4号鉢程度で育てられる。鮮やかな赤色の花が日陰を明るく演出する。 「ソニック」シリーズ Impatiens Sonic Series 花径8cmほどの大輪で、花色は鮮やか。生育おう盛で、育てやすい。
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2017年08月22日
ニコチアナの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 庭植えでは、水はけのよい日なたに植えつけましょう。 鉢植えのものは、1年を通じて日当たりのよい戸外に置いて管理します。 水やり 庭植えでは、水やりは特に必要ありません。 鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。 肥料 庭植え、鉢植えともに、3月から10月の生育期間中に、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)を定期的に施します。
病気と害虫 病気:特にありません。 害虫:アブラムシ、オオタバコガ アブラムシは3月から11月の期間中、特に新芽に発生しやすいので、よく観察して発生したら防除しましょう。 オオタバコガは、5月から10月にかけて発生します。夜間に飛来した成虫が蕾に卵を産みつけ、幼虫が蕾を食べます。見つけしだい、捕殺しましょう。 用土(鉢植え) 水はけがよく肥沃で、弱酸性の土を好みます。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜてから植えつけます。
植えつけ、 植え替え 適期は10月と3月から7月です。 秋まきしたものは、寒くなる前に植えつけて、しっかり根を張らせておきましょう。植えつけが遅れて根が張る前に霜が降りると、霜柱で株が浮き上がったり、寒さで傷みやすくなります。植えつけが遅くなった場合は、小さな鉢に仮植えして、フレームなどの中に置いて冬越しさせ、春になってから花壇や適する鉢に植えつけましょう。 ふやし方 タネまき:適期は9月から10月、3月から5月です。ニコチアナのタネは好光性種子なので、覆土は不要です。覆土すると、発芽不良を引き起こす可能性が高くなります。また、タネが細かいので、水流でタネを流してしまわないように、ハス口をつけたジョウロを使って水やりしましょう。
株分け:宿根タバコは、根から新芽を出して、親株の近くに子株を出すことがあります。この子株を掘り取って、ふやすことができます。また、掘り取った際に切れた根が土に残ると、そこからも新芽を伸ばし、新しい株ができます。
主な作業 防霜対策:12月から2月は、霜柱で浮き上がった苗があれば、根が乾かないうちに押さえて落ち着かせましょう。特に、植えつけが遅れた苗は、霜柱によって根鉢ごと土の上に持ち上げられて、根が乾いて枯れることがあるので注意しましょう。 支柱立て:5月から10月、草丈が高くなる品種は、倒れないように支柱を立てておきましょう。
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2017年08月22日
ニコチアナの基本情報 学名:Nicotiana 和名:ハナタバコ(N. ×sanderae)、キダチタバコ(N. glauca)、宿根タバコ(N. alata)、マルバタバコ(N. rustica)、タバコ(N. tabacum) 科名 / 属名:ナス科 / タバコ属(ニコチアナ属) 特徴 ニコチアナは、ロゼット状の株から花茎を伸ばし、白、赤、ピンク、グリーンなどのカラフルな星形の花を、初夏から秋にかけて咲かせます。 ニコチアナ属の植物は、南アメリカに37種、北アメリカに8種、オセアニアに20種、アフリカに1種が知られる一年草、多年草です。なかでも最もよく知られるのは、葉たばこの原料になる農作物のタバコ(Nicotiana tabacum)ですが、観賞用に主に栽培されるのは、南アメリカ原産の数種を交配してつくられたハナタバコ(N. × sanderae)です。まれに、シルベストリス(N. sylvestris)やハナタバコの交配親である宿根タバコ(N. alata)や、ラングスドルフィー(N. langsdorffii)も栽培されます。
このうち、ハナタバコは秋まき、もしくは春まきの一・二年草ですが、宿根タバコは多年草です。春まきしたものは、秋まきに比べて開花が遅くなりますが、その分遅くまで咲くので、タネまき時期をずらせば、花を長期間楽しむことができます。
種類(原種、園芸品種) 「パフューム」シリーズ Nicotiana × sanderae Perfume Series 草丈40〜50cm。耐病性に優れるシリーズ。赤、白、紫、緑色など、8色がそろう。 ‘ライムグリーン’ Nicotiana × sanderae ‘Lime Green’ さわやかな黄緑色の花を咲かせる。寄せ植えに使うと、まわりの植物を引き立てる。草丈は50〜60cm。 「ウィスパー」シリーズ Nicotiana × sanderae Whisper Series 草丈90cmになる高性品種。小輪多花性で3色のシリーズ。
宿根タバコ Nicotiana alata 白い花を咲かせる多年草。草丈1m。本種とフォルゲチアナ(N. forgetiana)、ラングスドルフィー(N. langsdorffii)とが交配され、ハナタバコ(N. × sanderae)がつくられた。
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玲儿
2017年08月22日
学名:Nigella 和名:クロタネソウ(黒種草) 科名 / 属名:キンポウゲ科 / クロタネソウ属 特徴 クロタネソウ属は、地中海沿岸から西アジアに分布する一年草で、16種があります。白や青、紫紅色の花弁のように見える部分は萼片で、苞と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆っています。本当の花弁は退化していて目立ちませんが、八重咲きの品種では花弁が萼片のように発達しています。一般に親しまれる種は、南ヨーロッパ原産のクロタネソウ(Nigella damascena)です。秋まき一年草で、花壇植えや切り花として利用されています。花後にできる果実は大きく発達し、このころに収穫して風通しのよい日陰に吊るして乾燥させれば、ドライフラワーになります。また、果実には多くのタネが入っていて、バニラのような芳香があります。こぼれダネでもよくふえます。インドでカレーのスパイスとして利用される種はニゲラ・サティバ(N. sativa)で、ブラッククミンと呼ばれていますが、日本ではほとんど栽培されていません。
種類(原種、園芸品種) ‘ペルシャン・ジュエル’ Nigella damascena ‘Persian Jewel’ 混合種子で販売される。白や青やピンク色の八重咲きの花が咲く。 ‘ブルー・イスタンブール’ Nigella damascena ‘Blue Istanbul‘ 草丈約100cm。花径6cmほどの一重咲きで、青紫色の花が咲く。花もちがよいので、切り花にも向く。 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 水はけのよい日なたが適しています。 水やり 鉢植えでは、鉢土の表面がよく乾くのを待って、たっぷり水やりします。過湿にすると軟弱になります。庭植えでは、根がよく張ったあとは、特に乾燥しないかぎり不要です。 肥料 用土に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ、ポットでの育苗中には緩効性化成肥料または液体肥料を定期的に追肥します。花壇にも元肥は混ぜますが、植えつけてからの追肥は不要です。肥料が多いと軟弱に育って倒れやすくなるので、規定量よりやや少なめがよいでしょう。
病気と害虫 害虫:アブラムシ 春から秋を通して、茎や葉に3mmほどのアブラムシが群生して、生育を阻害します。早期に発見し、駆除しましょう。数が少ないうちならつぶして退治できます。風通しが悪いときやチッ素過多のときによく発生するので、置き場や肥料にも注意します。 用土(鉢植え) 水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石2の割合で配合したものがよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 秋にタネをポットにまいて育てた苗は、10月上旬から11月下旬に大きく育ったら花壇やコンテナに植えつけます。しかし、まだ根鉢のまわりの土がくずれるような若い苗であれば、引き続き鉢増しをしながら育苗して、3月中旬から4月下旬に植えつけます。花壇にタネを直まきすることもできます。
ふやし方 タネまき:タネでふやします。9月上旬から10月下旬に、直まきするかポットにまきます。光が当たっていると発芽しにくい暗発芽種子なので、十分に覆土をします。 主な作業 植えつけ後は、放任できます。花がら摘みも特に必要ありません。
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玲儿
2017年08月22日
ニーレンベルギアの育て方・栽培方法 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 鉢植えでは、1年を通して風通しのよい日なたに置きます。 庭植えでは、風通しと水はけのよい日なたに植えつけましょう。 水やり 鉢植えは、栽培期間を通して土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。 庭植えは、特に水やりは必要ありません。
肥料 鉢植えは、4月から10月の間に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)と液体肥料(N-P-K=6-10-5)を定期的に施します。 庭植えは、4月から10月の間に、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を施します。 病気と害虫 病気:立枯病 6月から9月の高温期に過湿にすると、多発します。水はけのよい土に植えて、過湿を避けましょう。 害虫:アブラムシ、ハダニ、ナメクジ 4月から10月にハダニやアブラムシが発生するので、見つけしだい防除しましょう。風通しをよくすると発生を軽減できます。なお、ハダニは、水やりの際に葉裏に水をかけると発生を抑えられます。 6月から7月に、ナメクジが新芽や蕾を食害します。昼間は鉢の底や石の下に隠れていて夜に活動するので、探して捕殺しましょう。
用土(鉢植え) 水はけのよい肥沃な土を好みます。例えば、赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土が向きます。これに元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量施して植えつけましょう。 植えつけ、 植え替え 春から秋まで長期間咲く植物ですが、秋遅くなると花が咲かないので、秋植えでは花を楽しめる期間がほとんどありません。3月から7月の間に植えつけると、夏に長く花を楽しめます。
ふやし方 タネまき:4月から5月と、9月から10月がタネまき適期です。覆土は必要ありませんが、タネが水で流れるのを防ぐ目的で覆土する場合は、ごく薄くタネが少し見えるぐらいにかけましょう。 さし芽:4月から6月と9月から10月に、茎を3~5cmの長さに切り取って、清潔な用土にさしましょう。
主な作業 切り戻し:6月から9月、セルレア種やスコパリア種の花が少なくなってきたら、1/3~1/2程度の高さまで切り戻すと、再び花をたくさん咲かせます。
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玲儿
2017年08月22日
ニーレンベルギアの基本情報 学名:Nierembergia 和名:アマモドキ(N. scoparia)、ギンパイソウ(N. repens) 科名 / 属名:ナス科 / アマモドキ属(ニーレンベルギア属) 特徴 ニーレンベルギアには、マット状に育つレペンス種(Nierembergia repens)、ドーム状に育つセルレア種(N. coerulea)、直立して育つスコパリア種(N. scoparia)などがあり、それぞれ花壇や鉢植えで楽しむことができます。 ニーレンベルギア属の植物は、メキシコから南アメリカ大陸に約30種が広く分布しています。盃状の花を咲かせるのが特徴で、その形からカップフラワー(cup flower)と呼ばれます。 1年を通して戸外の日なたで管理しますが、セルレア種は長雨に当てないようにしましょう。タネまきとさし芽でふやせますが、レペンス種、スコパリア種は、タネがつかないことが多いので、さし芽でふやすほうが簡単です。
種類(原種、園芸品種) ニーレンベルギア・セルレア ‘パープル・ローブ’ Nierembergia caerulea ‘Purple Robe’ タネまきから育てられる。高さ20cm程度に育ち、青紫の花を茎の頂部にたくさん咲かせる品種。過湿に弱い。 ニーレンベルギア・レペンス Nierembergia repens マット状に育ち、株一面に白い花を咲かせる。その花の姿から、ギンパイソウ(銀盃草)とも呼ばれる。グラウンドカバーに使える。
‘ラベンダー・シャワー’ Nierembergia ‘Lavender Shower’ 柔らかい茎を伸ばし枝垂れる。薄紫の花を咲かせる。ハンギングバスケットに向く。 ニーレンベルギア・スコパリア Nierembergia scoparia 直立して草丈80cm程度に育つ。茎の上部はほうき状に枝分かれして、たくさんの薄紫の花を咲かせる。 「オーガスタ」シリーズ Nierembergia Augusta Series こんもりとドーム状に育つ丈夫なシリーズ。切り戻さなくてもわき芽が伸び、次々と花を咲かせやすい。
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玲儿
2017年08月22日
学名:Aeginetia indica 和名:ナンバンギセル その他の名前:オモイグサ 科名 / 属名:ハマウツボ科 / ナンバンギセル属 特徴 ナンバンギセルは、古くは『万葉集』にも登場する一年草の寄生植物です。日本の野外では主にススキに寄生しますが、ほかのイネ科の植物やミョウガやギボウシ、ユッカなどにも寄生し、陸稲やサトウキビの栽培地帯では大害草として嫌われます。 草姿は喫煙具のパイプを立てたような形をしています。萼の先端は鋭くとがり、花は長さ2~3cmで赤紫色、先端はあまり開きません。日本に生えるものは茎が赤茶色か、薄黄色の地に赤茶色の細かな縞状の模様が入ります。茎が黄色で真っ白な花が咲く白花や、茎は黄色で花弁の先端部分のみが赤紫色を帯びる口紅咲きもあります。 変種のヒメナンバンギセル(Aeginetia indica var. sekimotoana)はやや小型で花の先端が青紫色を帯びます。北関東だけに分布し、スゲの仲間のクロヒナスゲにのみ寄生します。
種類(原種、園芸品種) オオナンバンギセル Aeginetia sinensis 山地のイネ科植物(カリヤス、ヒメノガリヤスなど)やスゲに寄生する一年草。ナンバンギセルに似るが、茎は象牙色で、萼の先端がとがらない。花はより大きく、先端がピンクで筒の部分が白、よく開き、縁には細かなぎざぎざがある。 育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 寄生する植物(宿主)の生育に適した場所であればどこでも育ちます。ススキを宿主とする場合は日なたに置いて育てます。 水やり 宿主に合わせて行います。ススキを宿主とする場合は表土が乾いたら与えます。 肥料 宿主に合わせて施します。ススキを宿主とする場合は、葉色が悪くなければ施す必要はありません。
病気と害虫 特にありません。 用土(鉢植え) 宿主に合わせて用います。ススキを宿主とする場合は、花壇用の草花用培養土で問題ありません。 植えつけ、 植え替え 植え替えの必要はありませんが、宿主が弱りすぎないよう、宿主に合わせて行います。 ふやし方 タネまき:3月に表土をはいで宿主の根をむき出しにし、その上に粉のようなタネをまきます。まき終わったら表土を戻し、底から水を吸わせて定着させます。
主な作業 採種:花後に実ったタネは果実ごと採集して、冷蔵庫に入れて春まで保管します。
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玲儿
2017年08月22日
学名:Tropaeolum majus 和名:ノウゼンハレン その他の名前:キンレンカ(金蓮花)、ナスタチューム 科名 / 属名:ノウゼンハレン科 / ノウゼンハレン属(トロパエオルム属) 特徴 ナスタチウムは、ハスのような丸い葉をつけ、金色の花をつけることから、金蓮花(きんれんか)と呼ばれるようになりました。葉、花、果実、種子は辛みと酸味があって食用になり、サラダや彩りによく利用されます。花は一重、八重のものがあり、葉に斑が入る品種もあります。独特の香りでアブラムシを遠ざけるといわれ、コンパニオンプランツとして利用されることもあります。 本来はつる性の一年草ですが、あまり伸びない矮性品種のほうが多く流通しています。これは、ヒメキンレンカ(Tropaeolum minus)との交雑種であることが多いです。また、出荷時に矮化剤処理がなされていることがほとんどで、購入してから1か月くらいたつと旺盛に伸び始めることが多いようです。 春にタネをまくと初夏から秋に開花しますが、高温多湿に弱いので、夏に枯れたり、草姿が乱れたりすることが多いものです。切り戻して無理に咲かせるよりも、タネをずらしてまいて若い株を次々に咲かせるほうがきれいにできます。ハンギングバスケットなどに植え、風通しよく管理するとよいでしょう。
種類(原種、園芸品種) ホワリーバード・シリーズ Tropaeolum majus Whirlybird フリルの入る花弁と距がないのが特徴。花色はクリーム色、オレンジ色、赤など。 ‘ジュエル・チェリー・ローズ’ Tropaeolum majus ‘Jewel Cherry Rose’ 半八重咲きで、チェリーのような赤い花。
育て方のポイント 栽培環境・日当たり・置き場 水はけのよい日なたで育てますが、暑さを嫌うので、真夏は明るい半日陰に移動させます。耐寒性は弱いので、タネを秋にまいて育てた苗を購入した場合は、冬には日当たりのよい室内に取り込みます。 水やり 鉢土が乾いたらたっぷり水やりをします。過湿にすると、茎がひょろひょろと間のびするので、水のやりすぎは禁物です。 肥料 元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。鉢植えの場合は、夏を除く生育・開花中に、液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫 害虫:ハダニ、ハモグリバエ ハダニは葉裏につき、発生すると葉に白い斑点がついてかすり状になります。多発すると、クモの巣状の網を張り、株が茶色くなって弱ります。ダニは湿気が苦手なので、梅雨明け後の高温乾燥時期には葉裏に水をかけたり、発生を見たら薬剤を散布して駆除します。 ハモグリバエは通称エカキムシと呼ばれ、葉に曲がりくねった白い線が現れます。葉内に幼虫やさなぎがいるので、指でつぶすか、葉ごと除去します。 用土(鉢植え) 水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土(ハンギングバスケット用の土)を利用するか、赤玉土5、ピートモス3、軽石(パーライト)2の割合で配合したものを用いるとよいでしょう。 植えつけ、 植え替え 苗は春から秋にかけて流通しますが、植えつけの適期は3月下旬から5月下旬です。入手したら、速やかに庭や鉢に植えつけます。5~6号鉢に1株植え、庭植えであれば20~30cm間隔が目安です。一年草なので、その後植え替える必要はありません。
ふやし方 タネまきとさし芽でふやすことができます。 タネまき:3月下旬から4月中旬が適期ですが、夏に見苦しくなることを考え、2月下旬から室内で早まきするのがおすすめです。タネは硬実種子なので、一晩水につけてからポットなどにまき、覆土をします。とりまきもできるので、時期をずらして追いまきするとよいでしょう。 さし芽:6月ごろ、茎を3節ほどの長さで切り、下葉を落とすとともに摘心をして、ポットに水はけのよい用土を入れてさします。日陰で管理すると、10日ほどで発根します。 主な作業 花がら摘み:花が咲き終わったら、こまめに花柄のつけ根から切り取ります。 切り戻し:梅雨明けごろ、草丈の1/3くらいの位置で切り戻します。株が元気であれば、秋に再び開花します。
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